JP4188953B2 - セクター収益率計算装置、セクター収益率計算方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
r=Vn /(Vn−1+Cn) ‥‥‥‥‥‥(1)
上式(1)において、Vは時価残高(時価総額)を示しており、Cはキャッシュフロー額を示しており、n−1とnは、それぞれ測定時点(基準測定時点)を示している。時間加重収益率(r)は、上式(1)を変形した形で定義されてもよい。このような時間加重収益率(r)は、株式、債券などの複数の有価証券を組み入れたポートフォリオ全体、ポートフォリオに含まれる株式、債券などの商品全体、個別の銘柄単位のいずれの時間加重収益率についても同様に適用可能である。キャッシュフロー額は、測定対象に対する資金の流出入額である。
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出部と、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得部と、前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算部とを備えることを特徴とする。
前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記第2時点に属するセクターのセクター識別情報としての前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納されたセクター異動銘柄の銘柄識別情報について前記残高データベースで対応付けて格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記第1時点に属するセクターのセクター識別情報としての前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納されたセクター異動銘柄の銘柄識別情報について前記残高データベースで対応付けて格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う構成としてもよい。
セクター収益率計算部は、セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの時間加重収益率を算出する場合に、当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた総キャッシュフロー合計額と第1時点および第2時点の当該セクターの時価残高とに基づき、セクターの時間加重収益率を計算することで、セクターの時間加重収益率についてセクター異動の影響を除去した時間加重収益率を得ることができ、銘柄のセクター異動に起因する時間加重収益率の変動を防ぐことができる。また、重複セクターの時間加重収益率についてもセクター異動の影響を除去した時間加重収益率を得ることができ、銘柄のセクター異動に起因する時間加重収益率の変動を防ぐことができる。
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュインフロー額および実キャッシュアウトフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出部と、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出するとともに、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得部と、前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュインフロー合計額および当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算部とを備えることを特徴とする。
前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記第2時点に属するセクターのセクター識別情報としての前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納されたセクター異動銘柄の銘柄識別情報について前記残高データベースで対応付けて格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出するとともに、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記第1時点に属するセクターのセクター識別情報としての前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納されたセクター異動銘柄の銘柄識別情報について前記残高データベースで対応付けて格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う構成としてもよい。
セクター収益率計算部は、セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの時間加重収益率を算出する場合に、当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた総キャッシュインフロー合計額および当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた総キャッシュアウトフロー合計額と第1時点および第2時点の当該セクターの時価残高とに基づき、セクターの時間加重収益率を計算することで、セクターの時間加重収益率についてセクター異動の影響を除去した時間加重収益率を得ることができ、銘柄のセクター異動に起因する時間加重収益率の変動を防ぐことができる。また、重複セクターの時間加重収益率についてもセクター異動の影響を除去した時間加重収益率を得ることができ、銘柄のセクター異動に起因する時間加重収益率の変動を防ぐことができる。
なお、前記セクター異動検出部は、重複セクターを検出しなかった場合に、前記異動元のセクターのセクター識別情報に異動元のセクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記異動先のセクターのセクター識別情報に異動先のセクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信することで異動元と異動先のセクターを通知し、前記セクター異動検出部で重複セクターを検出した場合に、前記重複セクター以外の異動元セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動元セクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクター以外の異動先セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動先セクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクターのセクター識別情報に重複セクターであることを示す情報であって第3の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信することで重複セクターとそれ以外の異動元および異動先のセクターを通知する構成としてもよい。
なお、セクター異動検出部は、重複セクターを検出しなかった場合に、前記異動無セクターのセクター識別情報に異動無セクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記異動元のセクターのセクター識別情報に異動元のセクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付し、前記異動先のセクターのセクター識別情報に異動先のセクターであることを示す情報であって第3の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信し、重複セクターを検出した場合に、前記異動無セクターのセクター識別情報に異動無セクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクター以外の異動元セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動元セクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクター以外の異動先セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動先セクターであることを示す情報であって第3の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクターのセクター識別情報に重複セクターであることを示す情報であって第4の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信することで重複セクターとそれ以外の異動元および異動先のセクターと異動無セクターを通知する構成としてもよい。
なお、前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元及び異動先のセクターのセクター識別情報と一致しない場合に仮想キャッシュフロー合計額を0として前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行い、前記セクター収益率計算部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算する構成としてもよい。
なお、セクター異動検出部は、重複セクターを検出しなかった場合に、前記異動無セクターのセクター識別情報に異動無セクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記異動元のセクターのセクター識別情報に異動元のセクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付し、前記異動先のセクターのセクター識別情報に異動先のセクターであることを示す情報であって第3の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信し、重複セクターを検出した場合に、前記異動無セクターのセクター識別情報に異動無セクターであることを示す情報であって第1の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクター以外の異動元セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動元セクターであることを示す情報であって第2の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクター以外の異動先セクターのセクター識別情報に重複セクター以外の異動先セクターであることを示す情報であって第3の収益率表示形式用の情報を付し、前記重複セクターのセクター識別情報に重複セクターであることを示す情報であって第4の収益率表示形式用の情報を付してセクター収益率計算部に送信することで重複セクターとそれ以外の異動元および異動先のセクターと異動無セクターを通知する構成としてもよい。
なお、前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致しない場合に仮想キャッシュインフロー合計額を0とし、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致しない場合に仮想キャッシュアウトフロー合計額を0として、当該仮想キャッシュインフロー合計額および仮想キャッシュアウトフロー合計額を前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行い、前記セクター収益率計算部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュインフロー合計額および当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算する構成としてもよい。
仮想キャッシュフロー取得部は、判定手段で互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の第1時点での時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターについての仮想キャッシュフロー合計額として取得するとともに、異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値にしたものを当該異動銘柄の異動元のセクターについての仮想キャッシュフロー合計額として取得することで、仮想キャッシュフロー合計額を得るための第1時点の時価残高を合計する処理を省くことができ、仮想キャッシュフロー合計額の算出処理を簡潔にすることができる。
仮想キャッシュフロー取得部は、判定手段で互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の第1時点での時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターについての仮想キャッシュインフロー合計額として取得するとともに、異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値にしたものを当該異動銘柄の異動元のセクターについての仮想キャッシュアウトフロー合計額として取得することで、仮想キャッシュインフロー合計額を得るための第1時点の時価残高の値を合計する処理や仮想キャッシュアウトフロー合計額を得るための第1時点の時価残高の負の値を合計する処理を省くことができ、仮想キャッシュインフロー合計額および仮想キャッシュアウトフロー合計額の算出処理を簡潔にすることができる。
このように、銘柄・セクターデータベースに格納された銘柄識別情報に対応付けられた異動日付情報が示す異動日付と第2時点の日付とが一致するか否かを判断し、これらの日付が一致する場合に当該異動日付情報に対応付けられた銘柄識別情報をセクター異動銘柄の銘柄識別情報として取得する構成とすることで、銘柄のセクター異動日が予め判明している場合に、これを銘柄・セクターデータベースにセクター異動前に予め記録または登録しておくことができ、当該記録または登録されたセクター異動日を示す日付情報に基づいて第2時点のセクター異動を検出することができ、第2時点が異動当日である場合にセクター異動を異動当日に自動的に検出することができる。
前記コンピュータは、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースとを備え、
前記コンピュータが、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出ステップと、前記コンピュータが、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得ステップと、前記コンピュータが、前記セクター異動検出ステップでセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算ステップとを有することを特徴とする。
前記コンピュータは、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュインフロー額および実キャッシュアウトフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースとを備え、
前記コンピュータが、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出ステップと、前記コンピュータが、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出するとともに、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得ステップと、前記コンピュータが、前記セクター異動検出ステップでセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュインフロー合計額および当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算ステップとを有することを特徴とする。
r=Vn /(Vn−1+Cn) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥式(1)
ここで、Vn−1とVnは、測定対象のセクターの時価残高であり、Cnは、測定対象のセクターに対するキャッシュフロー額である。n−1とnは、それぞれ測定時点を示しており、例えばn−1を第1時点としてVn−1を第1時点でのセクターの時価残高とし、nを第2時点としてVnを第2時点でのセクターの時価残高とする。式(1)は、厳密法の時間加重収益率に対応するものである。
r=(Vn−Cn)/Vn−1 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(2)
r=(Vn−Cn /2)/(Vn−1+Cn /2) ‥‥‥‥‥‥(3)
r=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in) ‥‥‥‥‥‥(4)
また、セクター異動検出部44は、銘柄のセクターを示す情報を含む公開属性情報をネットワーク経由で取得して当該取得時点を示す情報に対応付けて保持し、第1時点の一例である前日(算出対象日の前日)および第2時点の一例である当日(算出対象日)に対応付けて保持された公開属性情報においてセクターに相違があることを当該銘柄のセクター異動として検出してもよい。この場合、セクター異動検出部44は、銘柄の銘柄識別情報と公開属性情報をネットワーク経由で取得して当該取得時点を示す前日および当日の日付情報に対応付けて保持し、前日および当日に対応付けて保持された公開属性情報においてセクターを示す情報を比較し、比較結果がセクターを示す情報に相違があることを示すときにこれを当該銘柄のセクター異動を示す情報として取得し、当該銘柄の銘柄識別情報をセクター異動にかかる銘柄識別情報として取得して保持し、前日のセクターのセクター識別情報を異動元のセクターのセクター識別情報として取得して保持し、当日のセクターのセクター識別情報を異動先のセクターのセクター識別情報として取得して保持する構成としてもよい。このように、算出対象日前日に取得した公開属性情報と算出対象日当日に取得した公開属性情報を比較し、公開属性情報内のセクターを示す情報に相違がある場合に当該銘柄のセクター異動を検出することで、銘柄の公開属性情報の変更に伴うセクター異動を検出することができる。
セクター収益率計算部50は、セクター異動検出部44で重複セクターが検出されなかった場合に、異動無セクターの時間加重収益率を第1の表示形式により、異動元のセクターの時間加重収益率を第2の表示形式により、異動先のセクターの時間加重収益率を第3の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力し、セクター異動検出部44で重複セクターが検出された場合に、異動無セクターの時間加重収益率を上記第1の表示形式により、重複セクター以外の異動元セクターの時間加重収益率を上記第2の表示形式により、重複セクター以外の異動先セクターの時間加重収益率を上記第3の表示形式により、重複セクターの時間加重収益率を第4の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力する。
また、銘柄の識別情報「銘柄B」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「11億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「11億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄C」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「12億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「12億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄D」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「13億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「13億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄E」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「14億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「14億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄F」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「15億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「15億円」とが格納されている。
また、セクターの識別情報「不動産」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「38億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「27億円」とが格納されている。不動産セクターの当日(2004.3.18)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により不動産セクターに当日(3/18(即ち2004.3.18))に属する銘柄が銘柄Bと銘柄Dと銘柄Eであるため、銘柄Bの当日時価残高11億円と銘柄Dの当日時価残高13億円と銘柄Eの当日時価残高14億円を合計した「38億円」となっている。不動産セクターの前日(2004.3.17)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により不動産セクターに前日(3/17(即ち2004.3.17))に属する銘柄が銘柄Dと銘柄Eであるため、銘柄Dの前日時価残高13億円と銘柄Eの前日時価残高14億円を合計した「27億円」となっている。
また、セクターの識別情報「金融保険」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「15億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「15億円」とが格納されている。金融保険セクターの当日(2004.3.18)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により金融保険セクターに当日(3/18(即ち2004.3.18))に属する銘柄が銘柄Fであるため、銘柄Fの当日時価残高15億円により「15億円」となっている。金融保険セクターの前日(2004.3.17)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により金融保険セクターに前日(3/17(即ち2004.3.17))に属する銘柄が銘柄Fであるため、銘柄Fの前日時価残高15億円により「15億円」となっている。
取引日(2004.3.18)において建設セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄A,Cであることから、銘柄Aの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Cの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円とを合計した額「0円」が、建設セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっており、取引日(2004.3.18)において不動産セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄B,D,Eであることから、銘柄Bの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Dの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Eの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円とを合計した額「0円」が、不動産セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっており、取引日(2004.3.18)において金融保険セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄Fであることから、銘柄Fの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである「0円」が、金融保険セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっている。
セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)としては、ファンドの上記構成銘柄A〜Fのうち当該セクターを異動先とする異動銘柄があるときは当該異動銘柄の仮想キャッシュフロー額(第1時点の時価残高(取引日前日時価残高))を正の値(P)とし、当該セクターを異動元とする異動銘柄があるときは当該異動銘柄の仮想キャッシュフロー額(第1時点の時価残高(取引日前日時価残高))を負の値(Q)とし、これらの値が合計されたセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)(P+Q)を格納する。
また、金融保険セクターの取引日(2004.3.18)の仮想キャッシュフロー額は、当該取引日における銘柄A〜Fの異動元セクター識別情報に「金融保険」がないことからQ=0円となり、当該取引日における銘柄A〜Fの異動先セクター識別情報に「金融保険」がないことからP=0円となり、これらの値P,Qを合計するとP+Q=0円となり、この合計額「0円」が金融保険セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)となっている。
建設セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である−11億円とを合計した額「−11億円」が、建設セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
また、不動産セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である11億円とを合計した額「11億円」が、不動産セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
また、金融保険セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である0円とを合計した額「0円」が、金融保険セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
例えば、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「建設」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「建設」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄A」及び「銘柄C」を読み出し、当該銘柄A,Cの実キャッシュフロー額Cnrをキャッシュフローデータベース49から読み出して当該銘柄A,Cの実キャッシュフロー額Cnrを合計することで「建設」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrを算出する。そして算出した「建設」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)をセクター識別情報「建設」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「不動産」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「不動産」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄B」、「銘柄D」及び「銘柄E」を読み出し、当該銘柄B,D,Eの実キャッシュフロー額Cnrをキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,D,Eの実キャッシュフロー額Cnrを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrを算出し、算出した「不動産」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)をセクター識別情報「不動産」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「金融保険」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄F」を読み出し、当該銘柄Fの実キャッシュフロー額Cnrをキャッシュフローデータベース49より読み出して当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄が1銘柄であることから当該銘柄Fの実キャッシュフロー額Cnrを「金融保険」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとし、このように算出した「金融保険」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)をセクター識別情報「金融保険」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
本実施形態では、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報と異動元セクター識別情報のうち異動元セクター識別情報のみに建設セクターがあり、構成銘柄A〜銘柄Fのうち銘柄Bの異動元セクター識別情報が建設セクターであり、銘柄・セクターデータベース40で「建設」を異動元のセクターとするセクター異動銘柄は銘柄Bであることから、銘柄Bの仮想キャッシュフロー額である前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とする。例えば、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択し、「建設」のセクター識別情報は異動元セクター識別情報と異動先セクター識別情報のうち異動元セクター識別情報に一致することから、銘柄・セクターデータベース40にアクセスして前日セクター識別情報(第1時点に属するセクターのセクター識別情報)が「建設」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄A」、「銘柄B」及び「銘柄C」を読み出し、当該銘柄A,B,Cのうちセクター異動銘柄である銘柄Bの前日時価残高(第1時点での時価残高)を残高データベース42から読み出し、読み出した銘柄Bの前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)としてもよい。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報と異動元セクター識別情報に金融保険セクターがないことから、「0円」を金融保険セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とする。
なお、キャッシュフロー取得部48は、セクター異動検出部44で取得された異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段により、互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の仮想キャッシュフロー額である前日時価残高の負の値を当該異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とし、異動銘柄の仮想キャッシュフロー額である前日時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)としてもよい。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して残高データベース42にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応する第1時点および第2時点の時価残高情報を取得して保持する。本実施形態では、前日(3/17)の「金融保険」セクター時価残高情報Vn−1(=15億円)と当日(3/18)の「金融保険」セクター時価残高情報Vn(=15億円)を残高データベース42から取得して保持する。
このセクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「建設」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「建設」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「不動産」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「不動産」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=11億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「金融保険」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=0円)を取得して保持する。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(1a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=11億円)を用いて次式(1b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=0円)を用いて次式(1c)により求めることができる。
r(建設3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=22/(33−11)‥‥‥(1a)
r(不動産3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=38/(27+11)‥‥(1b)
r(金融保険3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=15/(15+0)‥‥(1c)
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(2a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=11億円)を用いて次式(2b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=0円)を用いて次式(2c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(22+11)/33‥‥‥(2a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(38−11)/27‥‥(2b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(15−0)/15‥‥(2c)
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(3a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=11億円)を用いて次式(3b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=0円)を用いて次式(3c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(22+11/2)/(33−11/2)‥‥‥(3a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(38−11/2)/(27+11/2)‥‥(3b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(15−0/2)/(15+0/2)‥‥‥(3c)
このように、セクター収益率計算部50で計算して得られた異動元及び/又は異動先のセクターの時間加重収益率(r)が予め設定された閾値を超えて変動した場合に、当該セクターのセクター識別情報と当該セクターの各時価残高と実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)と仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とを対応付けてユーザ端末51に出力することで、セクター収益率計算に用いた金額情報をユーザに通知することができ、変動の原因を分析するための情報をユーザに通知することが可能である。このとき、セクター異動に伴う時間加重収益率(r)の変動は除去されていることから、セクター異動以外の原因で閾値を超えて時間加重収益率(r)が変化したことをユーザに知らせることができ、収益率評価におけるユーザの利便性向上を図ることができる。また、当該セクターについて、銘柄のセクター異動に起因し、現実の資金の流出入を伴わない仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)をユーザに知らせることができる。
この場合、図4のキャッシュフローデータベース49では、実キャッシュフロー額として実キャッシュインフロー額と実キャッシュアウトフロー額を用い、仮想キャッシュフロー額として仮想キャッシュインフロー額と仮想キャッシュアウトフロー額を用い、キャッシュフロー合計額としてキャッシュインフロー合計額とキャッシュアウトフロー合計額を用いてもよく、ファンドの構成銘柄のうち売買取引の約定があった銘柄の実キャッシュインフロー額Cnr・inと実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを銘柄識別情報及び取引日(約定日)の日付情報に対応付けて格納し、約定の無かった銘柄の実キャッシュインフロー額Cnr・inと実キャッシュアウトフロー額Cnr・outはデフォルト値として0としてもよく、キャッシュフローデータベース49はリレーショナル・データベースを用いて構成してもよい。セクター異動銘柄に関しては、当該異動銘柄の取引日前日の最終残高を仮想キャッシュインフロー額Cnz・in及び仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outとして銘柄識別情報及び取引日の日付情報に対応付けて格納すると共に、当該異動銘柄の異動先のセクターを示す異動先セクター識別情報と異動元のセクターを示す異動元セクター識別情報を銘柄識別情報及び取引日の日付情報に対応付けて格納し、ファンドの構成銘柄のうち異動銘柄以外の銘柄の仮想キャッシュインフロー額Cnz・inおよび仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outはデフォルト値として0としてもよい。データテーブルの各レコードは、銘柄またはセクターに対応しており、各レコードには銘柄またはセクターの「識別情報」と、当該銘柄またはセクターの取引日又は約定日を示す「約定日情報」と、取引約定等による資金の流入を示す「実キャッシュインフロー額Cnr・in」と、取引約定等による資金の流出を示す「実キャッシュアウトフロー額Cnr・out」と、現実の資金の流入を伴わない「仮想キャッシュインフロー額Cnz・in」と、現実の資金の流出を伴わない「仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・out」と、実キャッシュインフロー額Cnr・inと仮想キャッシュインフロー額Cnz・inを合計した「キャッシュインフロー合計額Cn・in 」と、実キャッシュアウトフロー額Cnr・outと仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outを合計した「キャッシュアウトフロー合計額Cn・out 」と、異動銘柄の異動先のセクターを示す「異動先セクター識別情報」と、異動銘柄の異動元のセクターを示す「異動元セクター識別情報」とが格納されており、これらが互いに対応付けられている構成としてもよい。このキャッシュインフロー額とキャッシュアウトフロー額を用いて時間加重収益率(r)を計算する場合について、図7のフローチャート等を参照して以下に説明する。なお、ステップS100〜S106は、上記説明と同様であるので説明を省略し、ステップS108以降について説明する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「不動産」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「不動産」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄B」、「銘柄D」及び「銘柄E」を読み出し、当該銘柄B,D,Eの実キャッシュインフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,D,Eの実キャッシュインフロー額Cnr・inを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・inを算出するとともに、当該銘柄B,D,Eの実キャッシュアウトフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,D,Eの実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・outを算出し、算出した「不動産」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)および実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)をセクター識別情報「不動産」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「金融保険」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄F」を読み出し、当該銘柄Fの実キャッシュインフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄が1銘柄であることから当該銘柄Fの実キャッシュインフロー額Cnr・inを「金融保険」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・inとするとともに、当該銘柄Fの実キャッシュアウトフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄が1銘柄であることから当該銘柄Fの実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを「金融保険」セクターの実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・outとし、このように算出した「金融保険」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)と実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)をセクター識別情報「金融保険」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
本実施形態では、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報に建設セクターがないことから、「0円」を建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)とする。また、建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)を求める場合は、異動元セクター識別情報に建設セクターがあり、構成銘柄A〜Fのうち銘柄Bの異動元セクター識別情報が建設セクターであり、銘柄・セクターデータベース40で「建設」を異動元のセクターとするセクター異動銘柄は銘柄Bであることから、銘柄Bの仮想キャッシュアウトフロー額である時価残高を負の値にしたもの「−11億円」を建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とする。例えば、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択し、「建設」のセクター識別情報は異動元セクター識別情報に一致することから、銘柄・セクターデータベース40にアクセスして前日セクター識別情報(第1時点に属するセクターのセクター識別情報)が「建設」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄A」、「銘柄B」及び「銘柄C」を読み出し、当該銘柄A,B,Cのうちセクター異動銘柄である銘柄Bの前日時価残高(第1時点での時価残高)を残高データベース42から読み出し、読み出した銘柄Bの前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とするとともに、「建設」のセクター識別情報は異動先セクター識別情報に一致しないことから建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を0円とする構成としてもよい。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報に金融保険セクターがないことから、「0円」を金融保険セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)とする。また、金融保険セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)を求める場合は、異動元セクター識別情報に金融保険セクターがないことから、「0円」を金融保険セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とする。
なお、キャッシュフロー取得部48は、セクター異動検出部44で取得された異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段により、互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を0円とし、異動銘柄の仮想キャッシュインフロー額である前日時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)とし、異動銘柄の仮想キャッシュアウトフロー額である前日時価残高の負の値を当該異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とし、異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)を0円とする構成としてもよい。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)を算出する場合に、異動先のセクターである不動産セクターについて実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・in「0円」と仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)「11億円」を合計した合計額「11億円」を不動産セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとしており、異動先のセクターである不動産セクターについて実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・out「0円」と仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)「0円」を合計した合計額「0円」を不動産セクターのキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outとしている。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)を算出する場合に、異動無セクターである金融保険セクターについて実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・in「0円」と仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)「0円」を合計した合計額「0円」を金融保険セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとしており、異動無セクターである金融保険セクターについて実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・out「0円」と仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)「0円」を合計した合計額「0円」を金融保険セクターのキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outとしている。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して残高データベース42にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応する第1時点および第2時点の時価残高情報を取得して保持する。本実施形態では、前日(3/17)の「金融保険」セクターの時価残高情報Vn−1(=15億円)と当日(3/18)の「金融保険」セクターの時価残高情報Vn(=15億円)を残高データベース42から取得して保持する。
このセクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「建設」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「建設」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−11億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「不動産」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「不動産」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=11億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「金融保険」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を取得して保持する。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−11億円)を用いて次式(4a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=11億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を用いて次式(4b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を用いて次式(4c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(22+11)/(33+0)‥‥‥‥‥‥‥‥(4a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(38−0)/(27+11)‥‥‥‥‥‥‥(4b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(15−0)/(15+0)‥‥‥‥‥‥‥(4c)
このように、セクター収益率計算部50で計算して得られた異動元及び/又は異動先のセクターの時間加重収益率(r)が予め設定された閾値を超えて変動した場合に、当該セクターのセクター識別情報と当該セクターの各時価残高と実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)及び実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)並びに仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)及び仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とを対応付けてユーザ端末51に出力することで、セクター収益率計算に用いた金額情報をユーザに通知することができ、変動の原因を分析するための情報をユーザに通知することが可能である。このとき、セクター異動に伴う時間加重収益率(r)の変動は除去されていることから、セクター異動以外の原因で閾値を超えて時間加重収益率(r)が変化したことをユーザに知らせることができ、収益率評価におけるユーザの利便性向上を図ることができる。また、当該セクターについて、銘柄のセクター異動に起因し、現実の資金の流入を伴わない仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)と現実の資金の流出を伴わない仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)をユーザに知らせることができる。
一方、異動銘柄Eの前日の所属セクター(異動元のセクター)「不動産」についての上位のセクターのセクター識別情報「第3次産業」と異動銘柄Eの当日の所属セクター(異動先のセクター)「金融保険」についての上位のセクターのセクター識別情報「第3次産業」は同じであるため、異動元のセクター「不動産」についての上位のセクターのセクター識別情報「第3次産業」は異動銘柄の銘柄識別情報「銘柄E」および前日セクター識別情報「不動産」に対応付けて格納されておらず、異動先のセクター「金融保険」についての上位のセクターのセクター識別情報「第3次産業」は異動銘柄の銘柄識別情報「銘柄E」および当日セクター識別情報「金融保険」に対応付けて格納されていない。このように異動元と異動先のセクターの上位のセクターのセクター識別情報が異なる場合に当該上位のセクターのセクター識別情報を異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて銘柄・セクターデータベース40に格納することで、銘柄異動は上位のセクター間にまたがっていることを記録することができるとともに、銘柄異動に関わる最小限のセクターを銘柄・セクターデータベース40に記録することができ、銘柄・セクターデータベース40を効率的に利用することが可能である。
また、銘柄の識別情報「銘柄B」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「11億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「11億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄C」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「12億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「12億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄D」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「13億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「13億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄E」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「14億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「14億円」とが格納されている。
また、銘柄の識別情報「銘柄F」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「15億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「15億円」とが格納されている。
また、セクターの識別情報「不動産」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「24億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「27億円」とが格納されている。不動産セクターの当日(2004.3.18)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により不動産セクターに当日(3/18(即ち2004.3.18))に属する銘柄が銘柄Bと銘柄Dであるため、銘柄Bの当日時価残高11億円と銘柄Dの当日時価残高13億円を合計した「24億円」となっている。不動産セクターの前日(2004.3.17)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により不動産セクターに前日(3/17(即ち2004.3.17))に属する銘柄が銘柄Dと銘柄Eであるため、銘柄Dの前日時価残高13億円と銘柄Eの前日時価残高14億円を合計した「27億円」となっている。
また、セクターの識別情報「金融保険」に対応付けて、当日の日付情報「2004.3.18」と、当日の時価残高「29億円」と、前日の日付情報「2004.3.17」と、前日の時価残高「15億円」とが格納されている。金融保険セクターの当日(2004.3.18)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により金融保険セクターに当日(3/18(即ち2004.3.18))に属する銘柄が銘柄Eと銘柄Fであるため、銘柄Eの当日時価残高14億円と銘柄Fの当日時価残高15億円を合計した「29億円」となっている。金融保険セクターの前日(2004.3.17)の時価残高は、銘柄・セクターデータベース40により金融保険セクターに前日(3/17(即ち2004.3.17))に属する銘柄が銘柄Fであるため、銘柄Fの前日時価残高15億円により「15億円」となっている。
取引日(2004.3.18)において建設セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄A,Cであることから、銘柄Aの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Cの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円とを合計した額「0円」が、建設セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっており、取引日(2004.3.18)において不動産セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄B,Dであることから、銘柄Bの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Dの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円とを合計した額「0円」が、不動産セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっており、取引日(2004.3.18)において金融保険セクターに属する銘柄は、銘柄・セクターデータベース40により銘柄A〜Fのうち銘柄E,Fであることから、銘柄Eの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円と銘柄Fの当該取引日の実キャッシュフロー額Cnrである0円とを合計した額「0円」が、金融保険セクターの当該取引日の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrとなっている。
セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)としては、ファンドの上記構成銘柄A〜Fのうち当該セクターを異動先とする異動銘柄があるときは当該異動銘柄の仮想キャッシュフロー額(第1時点の時価残高(取引日前日時価残高))を正の値(P)とし、当該セクターを異動元とする異動銘柄があるときは当該異動銘柄の仮想キャッシュフロー額(第1時点の時価残高(取引日前日時価残高))を負の値(Q)とし、これらの値が合計されたセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)(P+Q)を格納する。
建設セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である−11億円とを合計した額「−11億円」が、建設セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
また、不動産セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である−3億円とを合計した額「−3億円」が、不動産セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
また、金融保険セクターの取引日(2004.3.18)の実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)である0円と当該取引日の仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)である14億円とを合計した額「14億円」が、金融保険セクターの当該取引日のキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)となっている。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「不動産」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「不動産」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄B」及び「銘柄D」を読み出し、当該銘柄B,Dの実キャッシュフロー額Cnrをキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,Dの実キャッシュフロー額Cnrを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrを算出し、算出した「不動産」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)をセクター識別情報「不動産」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「金融保険」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄E」及び「銘柄F」を読み出し、当該銘柄E,Fの実キャッシュフロー額Cnrをキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄E,Fの実キャッシュフロー額Cnrを合計することで「金融保険」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)Cnrを算出し、算出した「金融保険」セクターの実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)をセクター識別情報「金融保険」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
本実施形態では、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報と異動元セクター識別情報のうち異動元セクター識別情報のみに建設セクターがあり、構成銘柄A〜銘柄Fのうち銘柄Bの異動元セクター識別情報が建設セクターであり、銘柄・セクターデータベース40で「建設」を異動元のセクターとするセクター異動銘柄は銘柄Bであることから、銘柄Bの仮想キャッシュフロー額である前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とする。例えば、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択し、「建設」のセクター識別情報は異動元セクター識別情報と異動先セクター識別情報のうち異動元セクター識別情報に一致することから、銘柄・セクターデータベース40にアクセスして前日セクター識別情報(第1時点に属するセクターのセクター識別情報)が「建設」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄A」、「銘柄B」及び「銘柄C」を読み出し、当該銘柄A,B,Cのうちセクター異動銘柄である銘柄Bの前日時価残高(第1時点での時価残高)を残高データベース42から読み出し、読み出した銘柄Bの前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)としてもよい。
なお、キャッシュフロー取得部48は、セクター異動検出部44で取得された異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段により、互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の仮想キャッシュフロー額である前日時価残高の負の値を当該異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とし、異動銘柄の仮想キャッシュフロー額である前日時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とする構成としてもよく、本例では銘柄Bの異動先セクター識別情報(当日セクター識別情報)と銘柄Eの異動元セクター識別情報(前日セクター識別情報)が「不動産」セクターであるため、互いに異なるものではないと判定する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して残高データベース42にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応する第1時点および第2時点の時価残高情報を取得して保持する。本実施形態では、前日(3/17)の「金融保険」セクター時価残高情報Vn−1(=15億円)と当日(3/18)の「金融保険」セクター時価残高情報Vn(=29億円)を残高データベース42から取得して保持する。
このセクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「建設」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「建設」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「不動産」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「不動産」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−3億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応するキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cnを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「金融保険」セクターのキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=14億円)を取得して保持する。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(1a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−3億円)を用いて次式(1b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=14億円)を用いて次式(1c)により求めることができる。
r(建設3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=22/(33−11)‥‥‥‥(1a)
r(不動産3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=24/(27−3)‥‥‥‥(1b)
r(金融保険3/18)=Vn/(Vn−1+Cn)=29/(15+14)‥‥(1c)
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(2a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−3億円)を用いて次式(2b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=14億円)を用いて次式(2c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(22+11)/33‥‥‥‥(2a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(24+3)/27‥‥‥‥(2b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn)/Vn−1=(29−14)/15‥‥(2c)
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−11億円)を用いて次式(3a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=−3億円)を用いて次式(3b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)Cn(=14億円)を用いて次式(3c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(22+11/2)/(33−11/2)‥‥‥‥‥(3a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(24+3/2)/(27−3/2)‥‥‥‥‥‥(3b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn/2)/(Vn−1+Cn/2)
=(29−14/2)/(15+14/2)‥‥‥(3c)
このように、セクター収益率計算部50で計算して得られた異動元及び/又は異動先のセクターの時間加重収益率(r)が予め設定された閾値を超えて変動した場合に、当該セクターのセクター識別情報と当該セクターの各時価残高と実キャッシュフロー額(実キャッシュフロー合計額)と仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)とを対応付けてユーザ端末51に出力することで、セクター収益率計算に用いた金額情報をユーザに通知することができ、変動の原因を分析するための情報をユーザに通知することが可能である。このとき、セクター異動に伴う時間加重収益率(r)の変動は除去されていることから、セクター異動以外の原因で閾値を超えて時間加重収益率(r)が変化したことをユーザに知らせることができ、収益率評価におけるユーザの利便性向上を図ることができる。また、当該セクターについて、銘柄のセクター異動に起因し、現実の資金の流出入を伴わない仮想キャッシュフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)Cnzをユーザに知らせることができる。
この場合、図11のキャッシュフローデータベース49では、実キャッシュフロー額として実キャッシュインフロー額と実キャッシュアウトフロー額を用い、仮想キャッシュフロー額として仮想キャッシュインフロー額と仮想キャッシュアウトフロー額を用い、キャッシュフロー合計額としてキャッシュインフロー合計額とキャッシュアウトフロー合計額を用いてもよく、ファンドの構成銘柄のうち売買取引の約定があった銘柄の実キャッシュインフロー額Cnr・inと実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを銘柄識別情報及び取引日(約定日)の日付情報に対応付けて格納し、約定の無かった銘柄の実キャッシュインフロー額Cnr・inと実キャッシュアウトフロー額Cnr・outはデフォルト値として0としてもよく、キャッシュフローデータベース49はリレーショナル・データベースを用いて構成してもよい。セクター異動銘柄に関しては、当該異動銘柄の取引日前日の最終残高を仮想キャッシュインフロー額Cnz・in及び仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outとして銘柄識別情報及び取引日の日付情報に対応付けて格納すると共に、当該異動銘柄の異動先のセクターを示す異動先セクター識別情報と異動元のセクターを示す異動元セクター識別情報を銘柄識別情報及び取引日の日付情報に対応付けて格納し、ファンドの構成銘柄のうち異動銘柄以外の銘柄の仮想キャッシュインフロー額Cnz・inおよび仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outはデフォルト値として0としてもよい。データテーブルの各レコードは、銘柄またはセクターに対応しており、各レコードには銘柄またはセクターの「識別情報」と、当該銘柄またはセクターの取引日又は約定日を示す「約定日情報」と、取引約定等による資金の流入を示す「実キャッシュインフロー額Cnr・in」と、取引約定等による資金の流出を示す「実キャッシュアウトフロー額Cnr・out」と、現実の資金の流入を伴わない「仮想キャッシュインフロー額Cnz・in」と、現実の資金の流出を伴わない「仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・out」と、実キャッシュインフロー額Cnr・inと仮想キャッシュインフロー額Cnz・inを合計した「キャッシュインフロー合計額Cn・in 」と、実キャッシュアウトフロー額Cnr・outと仮想キャッシュアウトフロー額Cnz・outを合計した「キャッシュアウトフロー合計額Cn・out 」と、異動銘柄の異動先のセクターを示す「異動先セクター識別情報」と、異動銘柄の異動元のセクターを示す「異動元セクター識別情報」とが格納されており、これらが互いに対応付けられている構成としてもよい。このキャッシュインフロー額とキャッシュアウトフロー額を用いて時間加重収益率(r)を計算する場合について、図7のフローチャート等を参照して以下に説明する。なお、ステップS100〜S106は、上記説明と同様であるので説明を省略し、ステップS108以降について説明する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「不動産」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「不動産」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄B」及び「銘柄D」を読み出し、当該銘柄B,Dの実キャッシュインフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,Dの実キャッシュインフロー額Cnr・inを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・inを算出するとともに、当該銘柄B,Dの実キャッシュアウトフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄B,Dの実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを合計することで「不動産」セクターの実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・outを算出し、算出した「不動産」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)および実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)をセクター識別情報「不動産」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「金融保険」のセクター識別情報を選択して銘柄・セクターデータベース40にアクセスし、当日セクター識別情報が「金融保険」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄E」及び「銘柄F」を読み出し、当該銘柄E,Fの実キャッシュインフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄E,Fの実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを合計することで「金融保険」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・inを算出するとともに、当該銘柄E,Fの実キャッシュアウトフロー額をキャッシュフローデータベース49より読み出して当該銘柄E,Fの実キャッシュアウトフロー額Cnr・outを合計することで「金融保険」セクターの実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・outを算出し、算出した「金融保険」セクターの実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)と実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)をセクター識別情報「金融保険」及び当日の日付情報に対応付けてキャッシュフローデータベース49に格納する。
本実施形態では、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報から「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を求める場合は、異動先セクター識別情報に建設セクターがないことから、「0円」を建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)とする。また、建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)を求める場合は、異動元セクター識別情報に建設セクターがあり、構成銘柄A〜Fのうち銘柄Bの異動元セクター識別情報が建設セクターであり、銘柄・セクターデータベース40で「建設」を異動元のセクターとするセクター異動銘柄は銘柄Bであることから、銘柄Bの仮想キャッシュアウトフロー額である時価残高を負の値にしたもの「−11億円」を建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とする。例えば、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択し、「建設」のセクター識別情報は異動元セクター識別情報に一致することから、銘柄・セクターデータベース40にアクセスして前日セクター識別情報(第1時点に属するセクターのセクター識別情報)が「建設」と一致する銘柄の銘柄識別情報「銘柄A」、「銘柄B」及び「銘柄C」を読み出し、当該銘柄A,B,Cのうちセクター異動銘柄である銘柄Bの前日時価残高(第1時点での時価残高)を残高データベース42から読み出し、読み出した銘柄Bの前日時価残高を負の値にしたものを建設セクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とし、「建設」のセクター識別情報は異動先セクター識別情報に一致しないことから、建設セクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を0円とする構成としてもよい。
なお、キャッシュフロー取得部48は、セクター異動検出部44で取得された異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段により、互いに異なると判定された場合に、異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)を0円とし、異動銘柄の仮想キャッシュインフロー額である前日時価残高を当該異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)とし、異動銘柄の仮想キャッシュアウトフロー額である前日時価残高の負の値を当該異動銘柄の異動元のセクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とし、異動銘柄の異動先のセクターの仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)を0円とする構成としてもよく、本例では銘柄Bの異動先セクター識別情報(当日セクター識別情報)と銘柄Eの異動元セクター識別情報(前日セクター識別情報)が「不動産」セクターであるため、互いに異なるものではないと判定する。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)を算出する場合に、異動元および異動先のセクター(重複セクター)である不動産セクターについて実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・in「0円」と仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)「11億円」を合計した合計額「11億円」を不動産セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとしており、重複セクターである不動産セクターについて実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・out「0円」と仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)「−14億円」を合計した合計額「−14億円」を不動産セクターのキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outとしている。
また、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュフロー合計額)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)を算出する場合に、異動先のセクターである金融保険セクターについて実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)Cnr・in「0円」と仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)「14億円」を合計した合計額「14億円」を金融保険セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとしており、異動先のセクターである金融保険セクターについて実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)Cnr・out「0円」と仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュフロー合計額)「0円」を合計した合計額「0円」を金融保険セクターのキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outとしている。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して残高データベース42にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応する第1時点および第2時点の時価残高情報を取得して保持する。本実施形態では、前日(3/17)の「金融保険」セクターの時価残高情報Vn−1(=15億円)と当日(3/18)の「金融保険」セクターの時価残高情報Vn(=29億円)を残高データベース42から取得して保持する。
このセクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「建設」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「建設」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−11億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「不動産」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「不動産」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=11億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−14億円)を取得して保持する。
また、セクター収益率計算部50は、「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択してキャッシュフローデータベース49にアクセスし、セクター識別情報「金融保険」に対応するキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・inとキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・outを取得して保持する。本実施形態では、当日(3/18)の「金融保険」セクターのキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=14億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を取得して保持する。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「建設」のセクター識別情報を選択して建設セクターの時間加重収益率を計算する場合は、建設セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=0円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−11億円)を用いて次式(4a)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「不動産」のセクター識別情報を選択して不動産セクターの時間加重収益率を計算する場合は、不動産セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=11億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=−14億円)を用いて次式(4b)により求めることができる。
「建設」と「不動産」と「金融保険」のセクター識別情報のうち「金融保険」のセクター識別情報を選択して金融保険セクターの時間加重収益率を計算する場合は、金融保険セクターの時価残高Vn−1とVnおよびキャッシュインフロー合計額(総キャッシュインフロー合計額)Cn・in(=14億円)とキャッシュアウトフロー合計額(総キャッシュアウトフロー合計額)Cn・out(=0円)を用いて次式(4c)により求めることができる。
r(建設3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(22+11)/(33+0)‥‥‥‥‥‥‥‥‥(4a)
r(不動産3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(24+14)/(27+11)‥‥‥‥‥‥‥(4b)
r(金融保険3/18)=(Vn−Cn・out)/(Vn−1+Cn・in)
=(29−0)/(15+14)‥‥‥‥‥‥‥(4c)
このように、セクター収益率計算部50で計算して得られた異動元及び/又は異動先のセクターの時間加重収益率(r)が予め設定された閾値を超えて変動した場合に、当該セクターのセクター識別情報と当該セクターの各時価残高と実キャッシュインフロー額(実キャッシュインフロー合計額)及び実キャッシュアウトフロー額(実キャッシュアウトフロー合計額)並びに仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)及び仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)とを対応付けてユーザ端末51に出力することで、セクター収益率計算に用いた金額情報をユーザに通知することができ、変動の原因を分析するための情報をユーザに通知することが可能である。このとき、セクター異動に伴う時間加重収益率(r)の変動は除去されていることから、セクター異動以外の原因で閾値を超えて時間加重収益率(r)が変化したことをユーザに知らせることができ、収益率評価におけるユーザの利便性向上を図ることができる。また、当該セクターについて、銘柄のセクター異動に起因し、現実の資金の流入を伴わない仮想キャッシュインフロー額(仮想キャッシュインフロー合計額)と現実の資金の流出を伴わない仮想キャッシュアウトフロー額(仮想キャッシュアウトフロー合計額)をユーザに知らせることができる。
40 銘柄・セクターデータベース
41 セクター管理部
42 残高データベース
43 残高算出部
44 セクター異動検出部
48 キャッシュフロー取得部
49 キャッシュフローデータベース
50 セクター収益率計算部
51 ユーザ端末
52 セクター階層データベース
60 記録媒体
Claims (17)
- 有価証券の複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、前記第1時点から第2時点までの当該セクターのキャッシュフロー額と前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算装置において、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと、
前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出部と、
前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得部と、
前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算部と
を備えることを特徴とするセクター収益率計算装置。 - 有価証券の複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、前記第1時点から第2時点までの当該セクターのキャッシュインフロー額およびキャッシュアウトフロー額と前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算装置において、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュインフロー額および実キャッシュアウトフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと、
前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出部と、
前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出するとともに、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得部と、
前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュインフロー合計額および当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算部と
を備えることを特徴とするセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部は、前記セクター異動銘柄が複数ある場合に前記異動元のセクターのセクター識別情報と前記異動先のセクターのセクター識別情報を比較して一致するか判定することにより重複セクターを検出し、
前記セクター収益率計算部は、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出されなかった場合に、前記異動元のセクターの時間加重収益率を第1の表示形式により、前記異動先のセクターの時間加重収益率を第2の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力し、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出された場合に、前記重複セクター以外の異動元セクターの時間加重収益率を前記第1の表示形式により、前記重複セクター以外の異動先セクターの時間加重収益率を前記第2の表示形式により、前記重複セクターの時間加重収益率を第3の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部は、前記セクター異動銘柄が複数ある場合に前記異動元のセクターのセクター識別情報と前記異動先のセクターのセクター識別情報を比較して一致するか判定することにより重複セクターを検出し、
前記セクター収益率計算部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのうち前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクター以外の異動無セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該異動無セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該異動無セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該異動無セクターの実キャッシュフロー合計額からなる総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算し、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出されなかった場合に、前記異動無セクターの時間加重収益率を第1の表示形式により、前記異動元のセクターの時間加重収益率を第2の表示形式により、前記異動先のセクターの時間加重収益率を第3の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力し、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出された場合に、前記異動無セクターの時間加重収益率を前記第1の表示形式により、前記重複セクター以外の異動元セクターの時間加重収益率を前記第2の表示形式により、前記重複セクター以外の異動先セクターの時間加重収益率を前記第3の表示形式により、前記重複セクターの時間加重収益率を第4の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力する
ことを特徴とする請求項1記載のセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部は、前記セクター異動銘柄が複数ある場合に前記異動元のセクターのセクター識別情報と前記異動先のセクターのセクター識別情報を比較して一致するか判定することにより重複セクターを検出し、
前記セクター収益率計算部は、前記複数の銘柄を分類する各セクターのうち前記セクター異動検出部でセクター識別情報が取得されたセクター以外の異動無セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該異動無セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該異動無セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該異動無セクターの実キャッシュインフロー合計額からなる総キャッシュインフロー合計額および当該異動無セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該異動無セクターの実キャッシュアウトフロー合計額からなる総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算し、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出されなかった場合に、前記異動無セクターの時間加重収益率を第1の表示形式により、前記異動元のセクターの時間加重収益率を第2の表示形式により、前記異動先のセクターの時間加重収益率を第3の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力し、
前記セクター異動検出部で重複セクターが検出された場合に、前記異動無セクターの時間加重収益率を前記第1の表示形式により、前記重複セクター以外の異動元セクターの時間加重収益率を前記第2の表示形式により、前記重複セクター以外の異動先セクターの時間加重収益率を前記第3の表示形式により、前記重複セクターの時間加重収益率を第4の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力する
ことを特徴とする請求項2記載のセクター収益率計算装置。 - 前記仮想キャッシュフロー取得部により前記格納部に格納された各セクターの仮想キャッシュフロー合計額を合計した合計値を算出して当該合計値が0であるか否かを判定し、当該合計値が0でない場合にエラー情報を出力する確認手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1記載のセクター収益率計算装置。 - 前記仮想キャッシュフロー取得部により前記格納部に格納された各セクターの仮想キャッシュインフロー合計額および仮想キャッシュアウトフロー合計額を合計した合計値を算出して当該合計値が0であるか否かを判定し、当該合計値が0でない場合にエラー情報を出力する確認手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項2記載のセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部で取得された前記異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより前記異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段をさらに備え、
前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合であって前記判定手段で互いに異なると判定された場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を仮想キャッシュフロー合計額として前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合であって前記判定手段で互いに異なると判定された場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを仮想キャッシュフロー合計額として前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納する
ことを特徴とする請求項1記載のセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部で取得された前記異動元および異動先のセクターのセクター識別情報をそれぞれ比較することにより前記異動元および異動先のセクターのセクター識別情報の全てが互いに異なるか判定する判定手段をさらに備え、
前記仮想キャッシュフロー取得部は、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合であって前記判定手段で互いに異なると判定された場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を仮想キャッシュインフロー合計額として前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出部で取得された前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合であって前記判定手段で互いに異なると判定された場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値にしたものを仮想キャッシュアウトフロー合計額として前記1つのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納する
ことを特徴とする請求項2記載のセクター収益率計算装置。 - 前記セクター異動検出部は、前記複数の銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記第1時点および第2時点でのセクター識別情報が一致するか否かを銘柄識別情報毎に判断し、前記第1時点および第2時点でのセクター識別情報が一致しない銘柄の銘柄識別情報をセクター異動銘柄の銘柄識別情報として取得して保持し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得して保持するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得して保持する
ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のセクター収益率計算装置。 - 前記銘柄・セクターデータベースには、前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報が対応付けて格納されているとともに、前記複数の銘柄のうちセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて異動日付を示す異動日付情報が格納されており、
前記セクター異動検出部は、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記銘柄識別情報に対応付けられた前記異動日付情報が示す異動日付と前記第2時点の日付とが一致するか否かを判断し、これらの日付が一致する場合に当該異動日付情報に対応付けられた銘柄識別情報をセクター異動銘柄の銘柄識別情報として取得して保持し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得して保持するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得して保持する
ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のセクター収益率計算装置。 - 有価証券の複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、前記第1時点から第2時点までの当該セクターのキャッシュフロー額と前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいてコンピュータにより計算するセクター収益率計算方法において、
前記コンピュータは、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと
を備え、
前記コンピュータが、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出ステップと、
前記コンピュータが、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値と、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものとを合計した仮想キャッシュフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得ステップと、
前記コンピュータが、前記セクター異動検出ステップでセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算ステップと
を有することを特徴とするセクター収益率計算方法。 - 有価証券の複数の銘柄を分類する各セクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、前記第1時点から第2時点までの当該セクターのキャッシュインフロー額およびキャッシュアウトフロー額と前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいてコンピュータにより計算するセクター収益率計算方法において、
前記コンピュータは、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、当該銘柄が前記第1時点および第2時点に属するセクターのセクター識別情報を対応付けて格納する銘柄・セクターデータベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点および第2時点での当該銘柄の時価残高を対応付けて格納する残高データベースと、
前記複数の銘柄の銘柄識別情報のそれぞれに、前記第1時点から第2時点までの期中における当該銘柄における現実の資金の流出入を伴う実キャッシュインフロー額および実キャッシュアウトフロー額を対応付けて格納するキャッシュフローデータベースと
を備え、
前記コンピュータが、前記銘柄・セクターデータベースに格納された前記複数の銘柄の銘柄識別情報のうち前記第1時点と第2時点に属するセクターのセクター識別情報が異なるセクター異動銘柄の銘柄識別情報を取得し、当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第1時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動元のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するとともに当該セクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けされた前記第2時点でのセクター識別情報を当該セクター異動銘柄の異動先のセクターのセクター識別情報として前記銘柄・セクターデータベースから取得するセクター異動検出ステップと、
前記コンピュータが、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報から1つのセクター識別情報を選択し、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動先のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第2時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高の値を合計した仮想キャッシュインフロー合計額を算出するとともに、前記1つのセクター識別情報が前記セクター異動検出ステップで取得した前記異動元のセクターのセクター識別情報と一致する場合に前記銘柄・セクターデータベースで前記1つのセクター識別情報を第1時点に属するセクターのセクター識別情報とするセクター異動銘柄の銘柄識別情報に対応付けて前記残高データベースに格納された当該セクター異動銘柄の第1時点での時価残高を負の値としたものを合計した仮想キャッシュアウトフロー合計額を算出して前記1つのセクター識別情報に対応付けて格納部に格納する処理を、前記複数の銘柄を分類する各セクターのセクター識別情報のそれぞれについて行う仮想キャッシュフロー取得ステップと、
前記コンピュータが、前記セクター異動検出ステップでセクター識別情報が取得されたセクターの第1時点から第2時点までの期中の時間加重収益率を、当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記銘柄・セクターデータベースに格納された当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュインフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュインフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュインフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュインフロー合計額および当該セクターに第2時点に属する銘柄の銘柄識別情報について前記キャッシュフローデータベースで対応付けて格納された前記実キャッシュアウトフロー額を合計した当該セクターの実キャッシュアウトフロー合計額に当該セクターのセクター識別情報に対応付けて前記格納部に格納された当該セクターの仮想キャッシュアウトフロー合計額を加えた当該セクターの総キャッシュアウトフロー合計額と、前記第1時点および第2時点での当該セクターの時価残高とに基づいて計算するセクター収益率計算ステップと
を有することを特徴とするセクター収益率計算方法。 - 前記セクター異動検出ステップにおいて、前記コンピュータは、前記セクター異動銘柄が複数ある場合に前記異動元のセクターのセクター識別情報と前記異動先のセクターのセクター識別情報を比較して一致するか判定することにより重複セクターを検出し、
前記セクター収益率計算ステップにおいて、前記コンピュータは、
前記セクター異動検出ステップで重複セクターが検出されなかった場合に、前記異動元のセクターの時間加重収益率を第1の表示形式により、前記異動先のセクターの時間加重収益率を第2の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力し、
前記セクター異動検出ステップで重複セクターが検出された場合に、前記重複セクター以外の異動元セクターの時間加重収益率を前記第1の表示形式により、前記重複セクター以外の異動先セクターの時間加重収益率を前記第2の表示形式により、前記重複セクターの時間加重収益率を第3の表示形式により、互いに異なる表示形式で表示装置に表示出力する
ことを特徴とする請求項12または13に記載のセクター収益率計算方法。 - 前記コンピュータが、前記仮想キャッシュフロー取得ステップにより前記格納部に格納された各セクターの仮想キャッシュフロー合計額を合計した合計値を算出して当該合計値が0であるか否かを判定し、当該合計値が0でない場合にエラー情報を出力する確認ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項12記載のセクター収益率計算方法。 - 前記コンピュータが、前記仮想キャッシュフロー取得ステップにより前記格納部に格納された各セクターの仮想キャッシュインフロー合計額および仮想キャッシュアウトフロー合計額を合計した合計値を算出して当該合計値が0であるか否かを判定し、当該合計値が0でない場合にエラー情報を出力する確認ステップをさらに有する
ことを特徴とする請求項13記載のセクター収益率計算方法。 - コンピュータを、請求項1〜11の何れかに記載のセクター収益率計算装置として機能させるためのプログラム。
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