JP2005325548A - 撹拌装置の撹拌ヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撹拌装置の掘削軸の先端側に固着されて該掘削軸から放射状に延びる掘削翼本体と、該掘削翼本体に略等間隔で下向きに取り付けられた掘削刃群とを有する撹拌ヘッドにおいて、前記掘削刃群が、正面から見て掘削軸に向かって内向きに湾曲する略円弧形状の掘削刃からなっており、前記掘削軸で掘削翼本体より上方位置に、回転時に土を押さえて共回りを防止する角度に傾斜させて掘削軸から放射状に延びるた共回り防止部材が固着されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
この発明によれば、地盤改良剤のスラリーを移送可能な中空状のロッドの先端に形成される掘削軸と、該掘削軸の先端側で直径方向に延びると共に掘削刃を備えた第1掘削翼と、前記掘削軸で、上記第1掘削翼の下方に設けられて加圧された前記スラリーを第1掘削翼の外端側に設けられた掘削刃の内側に噴射させる第1吐出口と、前記掘削軸で、前記第1掘削翼より上方位置で、前記第1掘削翼と略直交して直径方向に延びると共に掘削刃を備えた第2掘削翼と、前記掘削軸で、上記第2掘削翼の下方に設けられて加圧された前記スラリーを第2掘削翼の外端側に設けられた掘削刃の内側に噴射させる第2吐出口とを設けた構造からなっている。
これにより、堀削翼を上下二段に形成し、第1堀削翼の下方に第1吐出口を設けて高圧・中圧の地盤改良剤を噴射するので掘削トルクの低減を図ることができ、また、第2攪拌翼の下方に第2吐出口を設けて同様に高圧・中圧の地盤改良剤を噴射するので、原土壌が粘着力の強い地盤や砂礫土であってもスラリーとの攪拌を十分に行うことができ、土の共廻りもジェット噴射によって土切りを確実に行えるなどの相当の効果を奏している。
また、上記掘削翼の回転による共回りを防止するため、撹拌翼などを傾斜させることで対応できるが、傾斜角度が大きすぎると抵抗も大きくなり、効率が低下する欠点があった。
この発明の別の課題は、抵抗を少なくしながら効率的に土の共回りを防止することができる撹拌装置の撹拌ヘッドを提供することにある。
撹拌装置の掘削軸の先端側に固着されて該掘削軸から放射状に延びる掘削翼本体と、該掘削翼本体に略等間隔で下向きに取り付けられた掘削刃群とを有する撹拌ヘッドにおいて、
前記掘削刃群が、正面から見て掘削軸に向かって内向きに湾曲する略円弧形状の掘削刃からなっていることを特徴とする。
請求項2の発明では、
前記掘削翼本体の両外端に配置された掘削刃が、他の内側に配置されて下端の刃先の位置を略等しく設定された掘削刃より下方に刃先の位置を設定してなることを特徴とする。
請求項3の発明では、
前記掘削翼本体の放射状の配置が、掘削軸の直径の両端延長方向に延出する直線状に配置されていることを特徴とする。
前記掘削軸に、掘削翼本体より上方位置に、回転時に土を押さえて共回りを防止する角度に傾斜させて掘削軸から放射状に延びるた共回り防止部材が固着されていることを特徴とする。
請求項5の発明では、
前記共回り防止部材の傾斜角度が掘削翼本体とは逆方向で10度に傾斜させてなることを特徴とする。
請求項6の発明では、
前記共回り防止部材の放射状の配置が、掘削軸の直径の両端延長方向に延出して直線状に配置されることを特徴とする。
請求項7の発明では、
前記掘削軸の上部に放射状に延びる撹拌翼が形成されていることを特徴とする。
また、土中に礫などがあっても、掘削刃がハネて引っかかることがないので、杭芯のずれを防止することができる。
更に、共回り防止部材を所定の角度に傾斜して設けることで、抵抗を抑えながら正転撹拌時に効率よく土を下に抑えて、土の共回りを防止することができる。
そして、前記掘削ロッドには地盤改良剤のスラリーを中空部内に供給する供給管(図示せず)を接続して駆動すれば良く、公知工法と同様に使用される。
また、符号6は、掘削翼本体3の下方の設けられたスラリーの吐出口である。
この掘削軸2の下端にはエッジ7を突設しており、その上方に掘削翼本体3が配置されている。
ここで、掘削翼本体3は、同一直線状に配置する例を示したが、3つまたはそれ以上を掘削軸2を中心にして放射状に配置するものであってもよい。
この掘削刃14は、図1に示すように、正面から見て掘削軸に向かって内向きに湾曲する略円弧形状となるように配置されている。
なお、符号14cは、ツース本体14aとビット14bの間に形成された硬化肉盛部である。
また、図示例の場合、前記ビット14bは、先端が一点となるように面取りされた尖鋭状に形成されている。
このビット14bは、混合攪拌翼1を土壌中に突入する際に、土壌を掘削、粉砕する。
この共回り防止部材10は、その外端が掘削翼本体3の外側となるように前記掘削翼本体3より僅かに長く設定されており、また図示例の場合、掘削軸2を中心にして掘削翼本体3から約45度離間した位置に配置されている(図2参照)。
即ち、掘削翼本体3は正転方向に対して上部が後方となるように傾斜しているが、共回り防止部材10は掘削翼本体3の正転方向に対して下方が後方となるように傾斜する(図3参照)。
これにより、掘削翼本体3の正転撹拌時に、抵抗を抑えながら効率よく土を下に抑えて、土の共回りを防止することができる。
この傾斜角度は上記実施例に限定されるものではなく、掘削、撹拌する土の性質や、作業内容、撹拌装置の性能などに応じて、実験的に最適の角度を適宜決定すればよい。
この掘削軸2も、掘削軸2の直径の両端延長方向に延出して直線状に配置されており、図示例では上段の掘削軸2が掘削翼本体3と平行するように配置され、下段の掘削軸2がこれと直交するように配置されている(図2参照)。
これらの構成や配置は、この発明で特に限定されるものではないこと勿論である。
その場合は、例えば前記特開2004−76440号の混合撹拌装置に準じる配置となる。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
2 堀削軸
3 掘削翼本体
4 掘削刃群
8、9 撹拌翼
10 共回り防止部材
14 掘削刃
Claims (7)
- 撹拌装置の掘削軸の先端側に固着されて該掘削軸から放射状に延びる掘削翼本体と、該掘削翼本体に略等間隔で下向きに取り付けられた掘削刃群とを有する撹拌ヘッドにおいて、
前記掘削刃群が、正面から見て掘削軸に向かって内向きに湾曲する略円弧形状の掘削刃からなっていることを特徴とした撹拌装置の撹拌ヘッド。 - 掘削翼本体の両外端に配置された掘削刃が、他の内側に配置されて下端の刃先の位置を略等しく設定された掘削刃より下方に刃先の位置を設定してなることを特徴とした請求項1に記載の撹拌装置の撹拌ヘッド。
- 掘削翼本体の放射状の配置が、掘削軸の直径の両端延長方向に延出する直線状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撹拌装置の撹拌ヘッド。
- 掘削軸に、掘削翼本体より上方位置に、回転時に土を押さえて共回りを防止する角度に傾斜させて掘削軸から放射状に延びるた共回り防止部材が固着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撹拌装置の撹拌ヘッド。
- 共回り防止部材の傾斜角度が掘削翼本体とは逆方向で10度に傾斜させてなることを特徴とする請求項4に記載の撹拌装置の撹拌ヘッド。
- 共回り防止部材の放射状の配置が、掘削軸の直径の両端延長方向に延出して直線状に配置されることを特徴とする請求項5に記載の撹拌装置の撹拌ヘッド。
- 掘削軸の上部に放射状に延びる撹拌翼が形成されていることを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの撹拌装置の撹拌ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004142963A JP2005325548A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 撹拌装置の撹拌ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004142963A JP2005325548A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 撹拌装置の撹拌ヘッド |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005325548A true JP2005325548A (ja) | 2005-11-24 |
JP2005325548A5 JP2005325548A5 (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=35472088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004142963A Pending JP2005325548A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 撹拌装置の撹拌ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005325548A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102872A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Epokoramu Kiko Kk | 地盤改良装置の掘削・撹拌具 |
JP2010059689A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Arata Kogyo Kk | 地盤改良装置 |
JP4988061B1 (ja) * | 2011-12-07 | 2012-08-01 | 株式会社エステック | 地盤改良装置および地盤改良工法 |
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2004
- 2004-05-12 JP JP2004142963A patent/JP2005325548A/ja active Pending
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