JP2005324316A - 光学部品加工システムおよび光学部品の加工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 仕様情報に基づく光学部品の加工において、計測部60で、加工された光学部品の特性を計測し、加工情報生成部20にて、その計測情報と仕様情報に基づいて加工情報を補正し、この補正された加工情報に従って加工装置100は光学部品の加工を行う。
【選択図】 図1
Description
光学部品の加工で使用される数値制御加工装置としては、数値制御切削機や数値制御研削機、数値制御旋削機が用いられている。これら加工で使用する刃具は切削加工であれば、ダイヤモンドカッターや超硬合金カッターなど、研削加工であれば、メタルボンドや電着のダイヤモンドホイールなど、旋削加工であればダイヤモンドや超硬合金などのバイトが挙げられる。
また、上記のように光学部品を加工するための加工装置における保持においては、光学部品が応力を受けて変形保持され、その状態で光学面の加工形成が行われる。このため、加工後、チャッキングされた光学部品を加工装置から外した後や、治具から分離した後には、加えられた応力が開放され、光学部品が変形し、設計情報からずれた形状となる不具合があった。
以上のように、設計情報に従って加工された光学面は、この応力の開放に伴い光学部品が変形し、設計情報からずれが生ずることになる。特に高い精度を要求される光学部品製造においては、このずれは、歩留まりを低下させるという不具合があった。また、応力は光学部品の形状、加工面の形状毎に異なるため、ずれ量が一定ではない。このため、仕上がり形状が一定にならないという不具合があった。
つまり、光学部品の加工における様々な加工誤差を、加工装置で用いる加工情報を補正することにより加工に反映させ、所望の設計情報からのずれを補正することができる。
このことから、本発明の光学部品加工システムによれば、仕上がり精度を向上させることができ、設計情報に即した特性を持った光学部品を提供できる。
このことから、本発明の光学部品加工システムによれば、仕上がり精度を向上させることができ、設計情報に即した特性を持つ光学部品を提供できる。
つまり、光学部品の加工における加工刃具の磨耗や、光学部品の保持の際に受ける応力など、様々な加工誤差を生じさせる要因に対して、加工装置の加工情報を補正することにより加工に反映させ、所望の設計情報からのずれを補正することができる。
このことから、本発明の光学部品の加工方法によれば、仕上がり精度を向上させることができ、設計情報に即した特性を持った光学部品を提供できる。
このことから、本発明の光学部品の加工方法によれば、仕上がり精度を向上させることができ、設計情報に即した特性を持つ光学部品を提供できる。
また、上記の光学部品の加工方法において、計測情報を入力して、この入力した計測情報を用いて補正をするための情報を生成してもよい。
さらに、上記の光学部品の加工方法において、計測部は光学部品の仕様情報と計測情報を比較して特性の良否を判断してもよい。
また、上記光学部品の加工方法において、加工装置は光学部品が応力を受けて保持された状態にある当該光学部品の光学面を加工形成してもよい。
また、上記光学部品の加工方法において、加工情報生成部は計測情報と仕様情報との差が所定の範囲内にある計測情報を用いて補正をするための情報を生成してもよい。
さらに、上記光学部品の加工方法において、光学部品が眼鏡レンズであり、仕様情報は眼鏡処方であってもよいし、計測情報に含まれる眼鏡レンズの光学特性を用いて補正するための情報を生成してもよい。
また、光学部品の加工において、応力を受けた状態に保持された光学部品が加工される場合においても、加工後の応力が開放された状態の計測情報を基に加工情報を補正できるため、所望の設計情報からずれのない良好な特性の光学部品を得ることができる。
さらに、光学部品は眼鏡レンズであれば、眼鏡処方に合った仕上がり精度の良好な眼鏡レンズを得ることができる。
例えば内面累進多焦点レンズにおいて、球面屈折力、乱視屈折力、加入度、累進帯長、内寄せ量の設計要素があり、これらを使用してレンズの設計面を創成している。
光学部品加工システムは加工情報生成部20、計測部60、加工装置100を備え、それぞれがネットワーク90を介して情報の授受が行われる。加工装置100は眼鏡レンズの加工を数値制御方式で行う切削機、研削機、旋削機などであり、加工情報生成部20は加工装置100を稼動し制御するための装置加工情報を生成する機能を持っている。また、計測部60は加工装置100で加工された眼鏡レンズの光学特性および形状情報を、計測により取得する機能を持っている。
計測部60は、コンピュータおよびその周辺機器、計測装置により構築され、具体的にはCPU70、記憶装置71、入出力装置72、キーボードなどの入力装置73、表示装置74、およびレンズメータやダイヤルゲージなどの計測装置75を具備している。
図2は加工情報生成部20における、加工情報を生成するための構成を示す概略構成図である。この図2は、図1におけるCPU30および記憶装置31により構築される機能構成を示している。記憶装置31には、各種データの記憶部として、後述する仕様情報部50、計測情報部51、補正情報部52、設計情報部53、装置加工情報部54を具備している。
補正情報生成部42は、計測情報部51に蓄積された加工後の眼鏡レンズの計測情報に基づき設計情報を補正するための補正情報を生成する機能を持っている。また、補正情報生成部42は、入力部41からも計測情報を直接入力できるように構成されている。計測情報は計測部60で計測された、加工装置100で加工後の眼鏡レンズの計測情報であり、球面屈折力、乱視屈折力、加入度、累進帯長、内寄せ量の光学特性や中心厚さなどの形状情報である。これらの情報は計測情報部51に記憶し蓄積されている。補正情報は上記計測情報と眼鏡処方から得られる誤差であり、この情報は補正情報部52に記憶されている。
仕様情報には、製品データ、製品公差データ、眼鏡処方データ、表面処理データ、などの設計の基準や製品の基準となる情報が含まれ、仕様情報部50に記憶されている。
また、設計情報生成部43で生成された設計情報は一旦、設計情報部53に記憶し保存される。
この、装置加工情報生成部44で生成された装置加工情報は一旦、装置加工情報部54に記憶保存され、必要に応じてネットワーク90を介して装置加工情報を加工装置100に伝送できるように構成されている。
図3は計測部における、加工された眼鏡レンズの計測を行うための構成を示す概略構成図である。この図3は、図1におけるCPU70および記憶装置71により構築される機能構成を主に示している。
公差情報選択部81は、製品情報取得部80で取得された製品の各項目の狙いとなる値に対応する公差情報を加工情報生成部20の仕様情報部50から読み込む機能を具備している。
良否判定部83は、計測値取得部82で取得した計測情報と公差情報選択部81で取得した公差情報を比較し、加工された眼鏡レンズの良否を判断する機能を持っている。なお、ここで良否を判断する項目は製品情報取得部80で指定された各項目であり、計測装置75で計測した計測情報が直接該当する場合もあれば、複数の計測情報を基に求めた値で判断する場合もある。
結果記憶部84は良否判定部83での良否判断の基になる公差情報および結果を記憶する機能を持っている。また、結果記憶部84は、必要に応じて必要な計測情報がネットワーク90を介して加工情報生成部20の計測情報部51へ伝送する機能も具備している。
加工装置として、数値制御切削機200の構成は、ほぼ水平方向に直線位置決めを行うX軸位置決め手段205、このX軸位置決め手段205とほぼ直交する水平方向に直線位置決めを行うY軸位置決め手段208、X軸位置決め手段205およびY軸位置決め手段208とほぼ直交し鉛直方向に直線位置決めを行うZ軸位置決め手段212、Z軸位置決め手段212上に取り付けられた刃具回転手段213、角度割り出し可能なワーク軸回転手段216とから構成される。Z軸位置決め手段212はチャック202にセットされたワーク(眼鏡レンズ)201と円形カッター215の芯高を合わせることを主目的に設けられている。X軸位置決め手段205、Y軸位置決め手段208、Z軸位置決め手段212の3軸を使ってワーク加工点に立てた法線方向に円形カッター215の中心座標を位置決めする。この加工点に対応した円形カッター215の中心座標の位置決めを連続して行うことで、眼鏡レンズ設計形状に基づいた光学面の加工を行う。
なお、ワーク201は前述した図12(b)に示したように、低融点合金11を介して保持具10と一体化され、保持具10をチャッキングしてチャック202に取り付けられる。
また、数値制御切削機は使用する刃具を円形カッターからメタルボンドなどの研削用砥石に変更することで数値制御研削機としても使用可能である。
数値制御旋削機300の構成は、ほぼ水平方向に直線位置決めを行うX軸位置決め手段305、X軸位置決め手段305とほぼ直交する水平方向に直線位置決めを行うY軸位置決め手段308、角度割り出し可能なワーク軸回転手段306、刃物台311とから構成される。数値制御旋削機は数値制御切削機と同様に、X軸位置決め手段305、Y軸位置決め手段308、ワーク軸位置決め手段306の3軸を使ってチャック302にセットされたワーク(眼鏡レンズ)301の加工点に立てた法線方向に、バイト307の先端Rの中心座標を位置決めする。この加工点に対応したバイト307における先端Rの中心座標の位置決めを連続して行うことで、眼鏡レンズ設計形状に基づいた光学面の加工を行う。
なお、ワーク301は前述した図12(b)に示したように、低融点合金11を介して保持具10と一体化され、保持具10をチャッキングしてチャック302に取り付けられる。
まず、ステップS10では、顧客の所望した眼鏡レンズの眼鏡仕様情報が取得される。眼鏡仕様情報には、眼鏡処方および加工するために必要な情報が含まれており、眼鏡処方には例えば、累進多焦点レンズの場合は、球面屈折力、乱視屈折力、加入度、累進帯長、内寄せ量、レンズ中心厚さ、レンズ径、カラー情報などが含まれる。また、加工するために必要な情報には、例えば、使用する半加工レンズの種類、加工の際に使用する半加工レンズと固着させる保持具の種類、鏡面研磨加工を行う条件等の情報が含まれる。
これらの情報のうち、眼鏡処方は眼鏡小売店に備えられた端末機からオンラインにより直接レンズメーカのコンピュータへ送信される。あるいは、小売店から中継点が電話、ファクシミリ等の伝送手段で眼鏡処方を受け、この中継点からオンライン送信されるようになっている。また、コンピュータに入力手段を用いて直接入力することも可能である。また、加工するために必要な情報は、眼鏡処方を基にして、あらかじめ用意してあるデータベース等から、前記眼鏡処方に対応する情報を取得するようになっている。また、入力手段を用いて直接入力することも可能である。
補正情報の取得に関しては、図8に示すように、ステップS25では加工情報生成部20の計測情報部51に蓄積された計測情報から、受注した眼鏡処方に合った計測情報が取得される。そして、ステップS26では眼鏡処方と計測情報に基づき補正情報が生成される。その後、ステップS27に進み、この補正情報は一旦、補正情報部52に記憶される。
なお、補正情報の生成は毎回の加工毎に行っても良いし、ある一定期間をおいて周期的に行っても良い。
補正情報は眼鏡処方の処方値と、計測情報の計測値から決められる。具体的には、処方値(設計値)の遠用部球面屈折力Spと、前記処方値の遠用部球面屈折力Spと計測値の遠用部球面屈折力Smとの差ΔSから決められる。各々の関係は(1)式で表される。
ΔS=Sp−Sm ・・・(1)
これにより、新しく面形状を創成する場合の遠用部球面屈折力Sp´として下記の(2)式が求められる。
Sp´=Sp+ΔS ・・・(2)
ここで得られたSp´を新たに処方値の遠用部球面屈折力として用いることで、計測値の遠用部屈折力が処方値の遠用部球面屈折力と一致する。
図11は縦軸に処方値と計測値の遠用部球面屈折力の差ΔSを、横軸に処方値の遠用部の球面屈折力Spをとったグラフである。
処方値と計測値の遠用部球面屈折力の差ΔSと、処方値の遠用部球面屈折力Spの相関から一次線形近似を行い、下記に示す近似式(3)式が得られる。
ΔS=−0.0115Sp−0.0005 ・・・(3)
そして、この得られた(2)、(3)式を補正情報としている。
なお、上記の説明では処方値と計測値の遠用部球面屈折力の差ΔSと、処方値の遠用部球面屈折力Spの相関を一次線形近似したが、二次曲線や三次曲線など、他の近似を行ってもよい。
また、蓄積された計測情報を基に高度な統計的処理を行っても良い。
加えて、今回の実施例では新しく面形状を創成する場合の遠用部球面屈折力Sp´を求める際に以下の方法を用いてもよい。ここでは図11に示した値を基に説明をする。まず、(3)式を求めた後、その結果を(1)式に代入する。その結果、計測値の遠用部球面屈折力Smと処方値の遠用部球面屈折力Spの間に(4)式で示される以下の関係が導き出される。
Sm=1.00115Sp+0.0005 ・・・(4)
この(4)式から計測値の遠用部球面屈折力Smが処方値の遠用部球面屈折力Spと一致するように、新しく面形状を創成する場合の遠用部球面屈折力Sp´を求めてもよい。つまりSp´とSpは(5)式の関係で表される。
Sp=1.00115Sp´+0.0005 ・・・(5)
この(5)式を補正情報としてもよい。
図10は縦軸に処方値と計測値の遠用部球面屈折力の差ΔSを、横軸に処方値の遠用部球面屈折力Spをとったグラフである。計測情報として6種類のデータが入力され、処方値と計測値の遠用部球面屈折力の差ΔSと、処方値の遠用部球面屈折力Spの相関から一次線形近似をおこない、下記に示す近似式(6)式が得られる。
ΔS=−0.010Sp ・・・(6)
これより、新しく面形状を創成する場合の遠用部球面屈折力Sp´は前述の(3)式が求められる。
そして、(2)、(6)式を補正情報とすることができる。
さらに、入力した計測情報を使用して補正情報を生成できることから、予め予想される計測情報を入力して補正情報を生成することも可能である。
また、前記の補正情報の生成では、処方値(設計値)の遠用部球面屈折力Spと、前記処方値の遠用部球面屈折力Spと計測値の遠用部球面屈折力Smとの差ΔSについて、すべての情報をまとめて相関をとっていたがこの限りではない。例えば、用いる半加工レンズの種類毎に分けて、処方値(設計値)の遠用部球面屈折力Spと、前記処方値の遠用部球面屈折力Spと計測値の遠用部球面屈折力Smとの差ΔSの相関をとり、補正情報を生成してもよい。
また、ステップS11で加工情報の補正をすると判断した場合には、眼鏡処方に基づいた仕様情報と補正情報から設計情報が生成される。つまり、ここでは補正情報により補正をされた設計情報が生成される。
なお設計情報は、設計された眼鏡レンズの光学面を三次元の座標データとして創成したデータである。
そして、ステップS14では、ステップS13で生成した設計情報が一旦、設計情報部53に記憶される。
装置加工情報は例えば、加工装置が数値制御切削機であればワークと切削刃具との相対位置や、切削刃具がワークに食い込む深さである切込み量や切削刃具の送り量、切削刃具の送り速度、切削刃具の回転速度、ワークの回転速度などの、加工装置100で加工を制御するデータが含まれている。
そして、ステップS16では、ステップS15で生成した装置加工情報が一旦、装置加工情報部54に記憶される。その後、必要に応じて記憶された装置加工情報は加工装置100に伝送される。
装置加工情報は、直接、加工装置100に送り込んで加工を行ってもよいし、加工装置100内の記憶装置にあらかじめ記憶させてから加工を行ってもよい。
ステップS31では、同じく加工情報生成部20の仕様情報部50から、加工された眼鏡レンズに該当する公差情報を取得する。公差情報は眼鏡レンズの製造における許容範囲を示し、レンズの良品、不良品の判断をする基準である。
そして、ステップS33では、加工装置100で加工された眼鏡レンズを計測した、形状情報を取得する。形状情報はダイヤルゲージ等にて計測され、レンズ中心厚さなどの値である。
そして、ステップS35では、計測された計測情報で眼鏡レンズの公差から外れたものについて、再測定をするかどうかの判断をする。この場合、公差から大きく外れたものについて再測定は行わずステップS36に進み、公差外の近傍にあるものが再測定される。再測定の判断がされるとステップS32に戻り、再度計測が行われる。
ステップS36では、計測情報が一旦、結果記憶部に記憶される。この記憶された計測情報は、その後必要に応じて、全てのデータあるいは一部のデータが加工情報生成部20へ伝送され計測情報部51に蓄積される。ここで、加工情報生成部20に伝送され蓄積される計測情報は、公差内のデータであっても良いし、公差を含み、公差よりも広くある範囲内のデータであっても良い。
さらに、公差内のデータを計測情報とすることにより、より精度の高い補正情報を生成することができる。
なお、図6における、ステップS18が計測部60で行われる作業である。
つまり、光学部品の加工における加工条件のばらつきや、様々な加工誤差を生ずる要因に対して、加工装置の加工情報を補正することにより加工に反映させ、所望の眼鏡処方からのずれを補正することができる。特に、眼鏡レンズが加工装置に保持される際に受ける応力により変形し、その状態で加工が行われ、その後、加工装置からの取り外しあるいは保持具からの分離により、その応力が開放されることによる形状、特性のずれを補正することが可能となる。
このことから、本実施形態の眼鏡レンズにおいて、仕上がり精度を向上させることができ、眼鏡処方に即した特性を持った眼鏡レンズを提供できる。
すなわち、上述の実施形態でいえば、加工装置100で加工した眼鏡レンズの特性を計測部60で計測した計測情報と、眼鏡レンズの眼鏡処方に基づいて加工情報を補正し、補正された加工情報を用いて眼鏡レンズの加工を行う加工方法である。
つまり、光学部品の加工における加工条件のばらつきや、様々な加工誤差を生ずる要因に対して、加工装置の加工情報を補正することにより加工に反映させ、所望の眼鏡処方からのずれを補正することができる。特に、眼鏡レンズが加工装置に保持される際に受ける応力により変形し、その状態で加工が行われ、その後、加工装置からの取り外しあるいは保持具からの分離により、その応力が開放されることによる形状、特性のずれを補正することが可能となる。
このことから、本実施形態の眼鏡レンズの加工方法によれば、眼鏡レンズの仕上がり精度を向上させることができ、眼鏡処方に即した特性を持った眼鏡レンズを提供できる。
Claims (10)
- 光学部品の仕様情報に基づき前記光学部品を加工するための加工情報を生成する加工情報生成部と、前記加工情報生成部で生成した加工情報を用いて光学部品の加工を行う加工装置と、を備えた光学部品加工システムであって、
前記加工装置で加工した前記光学部品の特性を計測することにより計測情報を取得する計測部と、前記計測情報と前記光学部品の仕様情報に基づいて、前記加工情報生成部の加工情報を補正するための補正情報を生成する補正情報生成部と、を備え、前記補正情報に基づき前記加工情報を補正することを特徴とする光学部品加工システム。 - 請求項1に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記加工情報生成部は前記計測部で計測した計測情報を蓄積する記憶部を備え、前記補正情報生成部は前記記憶部に蓄積された計測情報と、光学部品の仕様情報に基づいて補正情報を生成することを特徴とする光学部品の加工システム。 - 請求項1に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記加工情報生成部は計測情報を入力する入力部を備え、前記補正情報生成部は前記入力部に入力された計測情報と、光学部品の仕様情報に基づいて補正情報を生成することを特徴とする光学部品の加工システム。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記計測部は光学部品の仕様情報と、前記計測情報とを比較して光学部品における特性の良否を判断する良否判定部を備えたことを特徴とする光学部品加工システム。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記補正情報生成部は前記計測情報と前記仕様情報との差が所定の範囲内である計測情報を用いて補正情報を生成することを特徴とする光学部品の加工システム。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記光学部品は眼鏡レンズであり、前記仕様情報は眼鏡処方であることを特徴とする光学部品加工システム。 - 請求項6に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記仕様情報および計測情報は眼鏡レンズの光学特性を含み、前記補正情報生成部は前記仕様情報と計測情報との眼鏡レンズの光学特性に基づいて補正情報を生成することを特徴とする光学部品加工システム。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の光学部品加工システムにおいて、
前記加工装置に直接または保持具を介して前記光学部品を保持して加工を行い、前記光学部品を前記加工装置から取り外しあるいは保持具から分離した後の特性を計測した前記計測情報を前記計測部が取得することを特徴とする光学部品加工システム。 - 光学部品の仕様情報に基づき前記光学部品を加工するための加工情報を加工情報生成部にて生成し、前記加工情報を用いて加工装置にて光学部品の加工を行う光学部品の加工方法であって、
前記加工装置で加工した前記光学部品の特性を計測部で計測して得られた計測情報と前記仕様情報とに基づいて、前記加工情報生成部の加工情報を補正し、補正された前記加工情報を用いて光学部品を加工することを特徴とする光学部品の加工方法。 - 請求項9に記載の光学部品の加工方法において、
前記加工装置に直接または保持具を介して前記光学部品を保持して加工を行い、前記光学部品を前記加工装置から取り外しあるいは保持具から分離した後の特性を計測した前記計測情報と前記仕様情報とに基づき、前記加工情報の補正をすることを特徴とする光学部品の加工方法。
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