JP2005324139A - 塗膜の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】常温で硬化して塗膜を形成でき、耐熱性、耐候性、耐水性を有する塗膜を得ることのできる塗膜の形成方法。
【解決手段】全固形分100質量部に対して、ケイ酸アルカリ20〜80質量部、無機粒子20〜80質量部で、かつ、固形分濃度20〜60質量%となるように無機塗料組成物を調整し、基材上に塗布、乾燥した後、無機塗料組成物中のアルカリ1molに対して酸を0.01〜2規定となるように塗膜に含浸、乾燥して塗膜を形成する塗膜の形成方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、建築物内装塗装、トンネル内壁塗装等に使用することのできる無機塗料組成物による塗膜の形成方法に関する。
従来、建築外装塗装等に使用される塗料は、通常、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等の合成樹脂系のものが多く使用されている。これらの合成樹脂系塗料は、常温近くの低温で、しかも、短時間で塗膜が形成できるうえ、塗膜の密着性、耐衝撃性、耐水性等に優れるという利点がある。しかし、これらの合成樹脂系塗料は、耐熱性が低く、塗膜硬度が低いこと、さらには耐候性が低いこと等から、車両等のエンジン回りの高温パイプの塗装、不燃性が要求される建築物の内装材塗装、耐熱性、耐磨耗性の要求の高いトンネル内壁塗装等には適していない。
そこで、近年では、耐熱性、耐磨耗性、耐久性を向上させるために無機系の塗料について、様々な検討がなされ、一部実用化されつつある。無機系塗料としては、水ガラスに代表されるケイ酸アルカリ水溶液を主体とするものが知られている。これまでのところ、緻密な塗膜とするには温度200℃以上の高温で焼結する必要があり、また、素材として可とう性に欠けるため耐衝撃性が低い等の理由から、極限られた用途にのみしか使用されていなかった(特許文献1)。これらの課題を解決するため、無機系塗料として、金属アルコキシドと無機質微粒子を基本として有機エマルジョンを含有した塗料が開発されているものの、塗膜硬度が上記無機塗料に比べ劣っているうえ、可とう性も不充分であり、耐衝撃性でも満足した結果が得られていない(特許文献2)。
特開平6−329949号公報(特許請求の範囲) 特開2000−334373号公報(特許請求の範囲)
本発明の目的は、常温でも硬化して塗膜を形成することができ、耐熱性、耐候性、耐水性を有する塗膜を得ることのできる塗膜の形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、SiO/MO(MはNa、K又はLi、以下単にSiO/MOという)のモル比が2.5〜8のケイ酸アルカリ、無機粒子及び水を混合して得られる無機塗料組成物であって、該無機塗料組成物中の全固形分100質量部に対して、前記ケイ酸アルカリが20〜80質量部、前記無機粒子が20〜80質量部であり、かつ、固形分濃度が20〜60質量%となるように無機塗料組成物を調整する工程、及び、該無機塗料組成物を基材上に塗布して、乾燥した後、該無機塗料組成物中のアルカリ1molに対して酸を0.01〜2規定となるように塗膜に含浸させて、乾燥することにより塗膜を形成する工程、を経る塗膜の形成方法を提供する。
本発明により、常温で硬化し、基材との密着性に優れ、塗膜硬度が高く、耐磨耗性に優れるうえ、耐水性、耐熱性、耐候性にも優れた塗膜を形成することができる。
本発明において、無機塗料組成物は、SiO/MOのモル比が2.5〜8のケイ酸アルカリを含有する。本発明では、ケイ酸アルカリは無機塗料組成物の主材としての役割をする。ケイ酸アルカリのSiO/MOのモル比が2.5未満であると、無機塗料組成物を塗工して得られた塗膜の耐水性が低下しやすくなるため好ましくなく、SiO/MOのモル比が8超であると、基材と塗膜との密着性が低下して剥がれやすくなるため好ましくない。ケイ酸アルカリのSiO/MOのモル比は3〜6が特に好ましい。ケイ酸アルカリは、得られる塗膜の耐候性に優れることからケイ酸カリウム又はケイ酸リチウムが好ましい。特に、SiO/MOのモル比3〜6のケイ酸カリウムが、得られる塗膜の硬度の高いこと、耐水性がよいこと、基材との密着性がよいことから最も好ましい。後述するように、本発明のケイ酸アルカリは水溶液原料を使用することが好ましい。無機塗料組成物中においても主として水溶液の形で存在することが好ましい。
本発明において、無機粒子は、主材であるケイ酸アルカリと反応して、塗膜が高い硬度を有するための働きをする。また、骨材としても働き、塗膜収縮を防止する効果があので好ましい。無機粒子は、平均粒径0.1〜20μmで、かつ、アスペクト比5〜100であることが好ましい。この無機粒子を使用して得られた無機塗料組成物により形成された塗膜は、亀裂の発生しにくいものが得られることから好ましい。無機粒子が平均粒径0.1μm未満であると、無機粒子の比表面積が大きくなるために主材であるケイ酸アルカリと反応しやすくなり、無機塗料組成物の流動性が低下し、塗工性の低下するおそれのあることから好ましくなく、平均粒径20μm超であると、主材であるケイ酸アルカリとの反応性が低下するため塗膜の強度が低下し、さらには、耐候性が低下するおそれのあることから好ましくない。平均粒径は0.2〜10μmであることが特に好ましい。
また、アスペクト比5未満であると、無機粒子同士の積層効果による連続性がなくなり、塗膜の形成性が悪くなるおそれのあることから好ましくなく、アスペクト比100超であると、無機粒子同士でからみつくため無機塗料組成物の流動性が損なわれるおそれがあるので好ましくない。アスペクト比は10〜50が特に好ましい。無機粒子としては、シリカ又はケイ酸カルシウムが好ましい。シリカとしては、鱗片状シリカ、針状シリカが好ましく、得られる塗膜が透明性に優れることから鱗片状シリカが特に好ましい。ケイ酸カルシウムとしては、ワラストナイト、トベルモライト又はゾノトライトが好ましく、塗膜が硬化した際に最も安定性に優れることから、ワラストナイトが特に好ましい。
本発明の無機塗料組成物は、全固形分100質量部に対して、ケイ酸アルカリが20〜80質量部、無機粒子が20〜80質量部であることが必要である。ケイ酸アルカリが20質量部未満であると、形成される塗膜の基材との密着性が悪くなるおそれがあるため好ましくなく、ケイ酸アルカリが80質量部超であると、形成される塗膜の耐水性、耐候性が低下するおそれがあるため好ましくない。ケイ酸アルカリは30〜60質量部が特に好ましい。また、無機粒子が20質量部未満であると、塗膜の耐水性、耐候性が低下するおそれがあるため好ましくなく、無機粒子が80質量部超であると、塗膜の基材との密着性が低下して、膜剥がれ等が起きるおそれがあるため好ましくない。無機粒子は30〜60質量部が特に好ましい。
本発明の無機塗料組成物は、ケイ酸アルカリ水溶液、無機粒子、さらには必要に応じて、適量の水と混ぜることにより製造することが好ましい。得られた無機塗料組成物は、固形分濃度20〜60質量%であることが必要である。固形分濃度20質量%未満であると、無機塗料組成物を塗工する際、適性な膜厚の塗膜を得ることができないため膜の平滑度が悪くなり汚れが付着しやすくなるので好ましくなく、固形分濃度60質量%超であると、無機塗料組成物の流動性が低下するため、塗工作業がしにくくなる他、得られる膜の平滑度が低下するので汚れが付着しやすくなるので好ましくない。固形分濃度は35〜60質量%であることが特に好ましい。このようにして得られた無機塗料組成物は、室温で24時間保存ができるので好ましい。
本発明では無機塗料組成物を塗工して、乾燥した後、酸を塗膜中に含浸させることにより塗膜を形成する。酸は適宜必要に応じて水溶液にして塗膜に含浸させることができる。酸は、塗膜中において、アルカリと反応して中和する効果がある他、シロキサン結合を促進させる触媒としての役割をする。酸は、リン酸、ホウ酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、乳酸,フマル酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれるいずれかのものが好ましい。酸は、ホウ酸、クエン酸が、緩衝剤として働き、塗膜中のpHを弱酸性領域に保つことができ、シロキサン結合をスムーズに促進させる効果があることから特に好ましい。
無機塗料組成物を塗工した後、含浸させる酸としては、無機塗料組成物中のアルカリ1molに対して0.01〜2規定である必要がある。ここで、規定とは、アルカリ1molに対して必要な酸の量を示す単位であり、酸のmol数を酸の価数nで割った値をいう。酸が0.01規定未満であると、塗膜の硬化時間が遅くなるため塗工後に液のだれ落ちが発生しやすくなることや、耐水性が低下するため雨水等により塗膜の脱落が起きるおそれがあるため好ましくなく、酸が2規定超であると、得られる塗膜の基材との密着性が低下するおそれがあるため好ましくない。酸は0.05〜0.8規定が特に好ましい。
また、本発明の無機塗料組成物は適宜必要に応じて、着色系顔料を含有することができる。着色顔料としては、チタニア、ジルコニア等の無機系顔料が挙げられる。顔料を含有することにより、無機塗料組成物はプライマーとして使用することができるので好ましい。着色顔料は無機塗料組成物の全固形分100質量部に対して、5〜50質量部含有することが好ましい。着色顔料が5質量部未満であると、得られる塗膜が着色不足になるおそれがあるため好ましくなく、50質量部超であると塗膜の強度を減少させるおそれがあるため好ましくない。
本発明では、この着色顔料を含有した無機塗料組成物をプライマーとして、基材上に塗工した後、さらに、無機塗料組成物を塗工して、2層以上の塗膜を形成することもできる。これにより、トンネル内壁塗装等の塗料として使用できるので好ましい。塗膜を2層以上形成する際、塗膜を塗工する都度に塗膜に酸を含浸させて多層膜を形成してもよく、塗膜を2層以上塗工した後に、最後に酸を含浸してもよい。
本発明の無機塗料組成物は、適宜公知の方法により形成することができ、スプレー、はけ塗り、ローラ仕上げ、バーコータ等の方法により形成することができる。
また、本発明では、酸は、適宜必要に応じて、水溶液にしてディップ法、スプレー、はけ塗り、ローラ仕上げ、バーコータ等の方法により含浸処理することが好ましい。例えば、スプレー法による場合は、酸は規定度0.05〜0.5の水溶液であることが好ましく、い。酸が規定度0.05未満の水溶液であると、塗膜中のアルカリを中和することができず、はけによる塗布法の場合は、酸は規定度0.2〜2の水溶液であることが好ましい。いずれの場合も、酸の規定度が薄すぎると、塗膜にアルカリが残存する他、シロキサン結合の促進が進まなくなるおそれがあるので好ましくなく、酸の規定度が濃すぎると、酸が過剰となるため塗膜の強度が低下するおそれがあることから好ましくない。
本発明の無機塗料組成物は、温度5℃以上であれば、自然乾燥することにより自動的に硬化する。これにより、硬化のために高い温度をかけることのできないトンネル内壁等の場所にも好ましく使用できる。
本発明の方法により形成される塗膜は、膜厚10〜500μmであることが好ましい。塗膜が10μm未満であると、耐久性が充分でなくなるおそがあるので好ましくなく、塗膜が500μm超であると、塗膜に亀裂が入るおそれのあることから好ましくない。
以下に本発明の実施例(例1〜3)及び比較例(例4、5)を示す。
[例1]
SiO/LiOモル比4.5のケイ酸リチウム水溶液(日本化学工業社製、型式:45号、固形分濃度27質量%)232.6質量部(固形分換算で62.8質量部)及び鱗片状シリカ水性分散液(洞海化学工業社製、型式:サンラブリーLFS050、粒径0.5μm、アスペクト比50、固形分濃度16質量%)232.6質量部(固形分換算で37.2質量部)を混合し、十文字羽根を取りつけた強制撹拌機を使用して1000回転/分で10分間混練して固形分濃度が22質量%の無機塗料組成物を得た。
この得られた無機塗料組成物について、JIS K 5600−1−7に示す、ぬれ膜厚評価法に則り、ガラス板上に塗膜を形成し、下記に示す評価を行った。ガラス板は、JIS K 5600−1−4に則り、準備した。このガラス板上に、得られた無機塗料組成物をJIS K 5600−1−5に示すはけ塗り法に則り、およそ50〜100μm程度塗布した後、室温で1日間放置して、塗膜を仮乾燥した。この仮乾燥された塗膜の表面が指触で硬化していることを確認した後、規定度0.2のクエン酸水溶液をスプレーにより、塗膜中のアルカリに対して0.1規定となるように散布した後、7日間乾燥して塗膜を形成した。この塗膜品について下記に示す塗膜性能試験を行った。評価結果を表1に示す。
[耐水性試験]
JIS K 5600−6−2の耐液体性(水中浸せき法)に則り、水中浸漬部と非水中浸漬部の色の変化、ぜい化の異常の有無について観察した。
[耐候性試験]
JIS K 5600−7−7の促進耐候試験(キセノンランプ法、5000時間照射)のサイクルAに則り、評価を行った。膜剥がれ量、大きさの様子については、JIS K 5600−8−5に則り評価を行い、0〜5の6段階で評価を行った。膜剥がれ量、大きさ0を最良、5を最悪とし、0、1を合格とした。また、白亜化については、JIS K 5600−8−6に則り評価を行い、1〜5の5段階で評価を行った。白亜等級1を最良、5を最悪とし、1、2を合格とした。
[耐汚染性]
土木用防汚材料評価試験II種に適合するかどうか調べた。
[例2]
SiO/KOモル比4のケイ酸カリウム水溶液(洞海化学工業社製、型式:4M、固形分濃度35質量%)196.1質量部(固形分換算で68.6質量部)及び例1と同じ同じ鱗片状シリカ水性分散液196.1質量部(固形分換算で31.4質量部)を使用する以外は例1と同様にして、固形分濃度が26質量%の無機塗料組成物を得た。この無機塗料組成物を使用して、塗膜中のアルカリに対して0.2規定とする以外は、例1と同様にして操作を行い、塗膜を形成した。
例1と同様にして、形成された塗膜の評価を行った。結果を表1に示す。
[例3]
SiO/LiOモル比3.5のケイ酸リチウム水溶液(日本化学工業社製、型式:35号、固形分濃度27質量%)133.3質量部(固形分換算で36質量部)、ワラストナイト粉末(キンセイマテック社製、型式:SH800、粒径6.5μm、アスペクト比20)33.3質量部、さらに例1と同じ鱗片状状シリカ水性分散液66.7質量部(固形分換算で10.7質量部)を混合し、これに、着色系顔料として酸化チタン粉末(関東化学社製、試薬一級)20質量部を加えた後、例1と同様にして操作を行い、固形分濃度は39質量%の下塗り用の無機塗料組成物を得た。この得られた下塗り用の無機塗料組成物について、例1と同様にして操作を行い、ガラス板上に、およそ100〜200μm程度塗工、仮乾燥して下塗り塗膜を形成した。
次に、SiO/KOモル比3.5のケイ酸カリウム水溶液(洞海化学工業社製、型式:2K、固形分濃度38質量%)185.2質量部(固形分換算で70.4質量部)及び例1と同じ鱗片状シリカ水性分散液185.2質量部(固形分換算で29.6質量部)を混合し、例1と同様にして操作を行い、固形分濃度27質量%の無機塗料組成物を得た。この得られた無機塗料組成物を、例1と同様にして操作を行い、仮乾燥した下塗り塗膜の上に、およそ50〜100μm程度塗工、仮乾燥した後、例1と同じクエン酸水溶液をを使用してスプレーにより、塗膜中のアルカリに対して0.5規定となるように散布した後、7日間乾燥して塗膜を形成した。
例1と同様にして、形成された塗膜の評価を行った。結果を表1に示す。
[例4]
SiO/NaOモル比1のケイ酸ナトリウム水溶液(洞海化学工業社製、型式:1号、固形分濃度78質量%)90.9質量部(固形分換算で70.9質量部)、例1と同じ同じ鱗片状シリカ水性分散液181.8質量部(固形分換算で29.1質量部)、さらに、水90.9質量部を使用して、例1と同様にして操作を行い、固形分濃度は28質量%の無機塗料組成物を得た。以下、この無機塗料組成物を使用して、例1と同様にして操作を行い、塗膜を形成した。
例1と同様にして、形成された塗膜の評価を行った。結果を表1に示す。
[例5]
SiO/KOモル比4のケイ酸カリウム水溶液(洞海化学工業社製、型式:4M、固形分濃度35質量%)51.3質量部(固形分換算で17.9質量部)及び例1と同じ同じ鱗片状シリカ水性分散液512.8質量部(固形分換算で82.1質量部)を使用して、例1と同様にして操作を行い、固形分濃度が18質量%の無機塗料組成物を得た。以下、この無機塗料組成物を使用して、塗膜中のアルカリに対して0.15規定となる以外は、例1と同様にして操作を行い、塗膜を形成した。
例1と同様にして、形成された塗膜の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2005324139
本発明の塗膜の形成方法は、車両等のエンジン回りの高温パイプの塗装、不燃性が要求される建築物の内装材塗装、さらには、耐熱性、耐磨耗性の要求の高いトンネル内壁塗装等に利用できる。

Claims (5)

  1. SiO/MO(MはNa、K又はLi)のモル比が2.5〜8のケイ酸アルカリ、無機粒子及び水を混合して得られる無機塗料組成物であって、該無機塗料組成物中の全固形分100質量部に対して、前記ケイ酸アルカリが20〜80質量部、前記無機粒子が20〜80質量部であり、かつ、固形分濃度が20〜60質量%となるように無機塗料組成物を調整する工程、及び、該無機塗料組成物を基材上に塗布して、乾燥した後、該無機塗料組成物中のアルカリ1molに対して酸を0.01〜2規定となるように塗膜に含浸させて、乾燥することにより塗膜を形成する工程、を経る塗膜の形成方法。
  2. 前記無機粒子が、平均粒径0.1〜20μmで、かつ、アスペクト比5〜100の粒子である請求項1に記載の塗膜の形成方法。
  3. 前記無機粒子が、シリカ又はケイ酸カルシウムである請求項1又は2に記載の塗膜の形成方法。
  4. 前記酸が、リン酸、ホウ酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、乳酸、フマル酸及びリンゴ酸からなる群より選ばれるいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載の塗膜の形成方法。
  5. 前記無機塗料組成物が、着色系顔料を含む請求項1〜4のいずれかに記載の塗膜の形成方法。
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