JP2005322153A - 業務管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況までも人為的な負担なく管理できるようにする。
【解決手段】各従業員がそれぞれその従業員固有の従業員情報を出力する非接触情報媒体11を携帯する。業務を実施する場所またはその出入口に、非接触情報媒体から出力される従業員情報を検出する非接触通信装置5を設ける。店舗サーバ1は、非接触通信装置5による従業員情報の検出結果に基づいて業務がスケジュールどおり実施されたか否かを判断し、業務が実施されていると判断されるとその業務の実施時刻とその業務を担当した従業員の従業員情報とを保存する。
【選択図】 図1
【解決手段】各従業員がそれぞれその従業員固有の従業員情報を出力する非接触情報媒体11を携帯する。業務を実施する場所またはその出入口に、非接触情報媒体から出力される従業員情報を検出する非接触通信装置5を設ける。店舗サーバ1は、非接触通信装置5による従業員情報の検出結果に基づいて業務がスケジュールどおり実施されたか否かを判断し、業務が実施されていると判断されるとその業務の実施時刻とその業務を担当した従業員の従業員情報とを保存する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば飲食店等の店舗において従業員により実施される業務、特に清掃業務等のように予め決められたスケジュールに従い従業員が場所を移動して実施する業務の実施状況を管理する業務管理システムに関する。
従来、セールス業等の移動型業務を管理する業務管理システムとして、作業者の現在位置および現在時刻をその作業者の状況として取得し、取得された現在位置及び現在の時刻の双方が、少なくとも場所及び時間の組合せで表現される作業計画の起動条件と一致したときに、その作業計画に登録された作業指示情報を出力するようにして、作業者に対して遂行すべき行動を自動的に指示できるようにしたシステムがあった(例えば、特許文献1参照)。
特表WO98/25219号公報
しかしながら、上述した従来の業務管理システムでは、作業指示を受けた作業者がその指示された作業を実施したか否かを確認することはできなかった。このため、作業員による作業動向を管理者がその作業場所まで出向いて確認するか、作業員自身による何らかの操作により作業終了が通知されたことを受けて作業完了と認識せざるを得なかった。前者の場合は管理者の負担が大きいため、ほぼ全日に亙っての確認は困難であるという問題がある。一方、後者の場合は作業者の負担になる上、通知し忘れによって作業完了をいつまでも認識できない場合が生じ得る。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況までも人為的な負担なく管理することができる業務管理システムを提供しようとするものである。
本発明は、各従業員がそれぞれ携帯し、その従業員固有の従業員情報を出力する従業員情報出力手段、例えば非接触情報媒体と、業務を実施する場所またはその出入口に設けられ、従業員用情報出力手段から出力される従業員情報を検出する従業員情報検出手段、例えば非接触通信装置と、この従業員情報検出手段による従業員情報の検出結果に基づいて業務がスケジュールどおり実施されたか否かを判断する業務実施判断手段と、この業務実施判断手段により業務が実施されていると判断されるとその業務の実施時刻とその業務を担当した従業員の従業員情報とを保存する業務実施データ保存手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況までも人為的な負担なく管理することができる業務管理システムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良な形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、飲食店において予め決められたスケジュールに従い従業員が実施する清掃業務等の業務の実施状況を管理する業務管理システムに本発明を適用した場合である。
なお、この実施の形態は、飲食店において予め決められたスケジュールに従い従業員が実施する清掃業務等の業務の実施状況を管理する業務管理システムに本発明を適用した場合である。
図1は本実施の形態のシステム構成を示す概略図であり、図2は本発明を適用した飲食店の店内レイアウトを示す模式図である。本システムは、店内の事務室に設置された店舗サーバ1と、店内の会計(レジ)に設置されたPOS(Point Of Sales)端末2と、各従業員がそれぞれ所持する無線ハンディターミナル(HT)3と無線を利用してデータ通信を行うHT用無線基地局4と、後述するゲートセンサ(GS1〜GS10)5と無線を利用してデータ通信を行うGS用無線基地局6とから構成されている。店舗サーバ1と、POS端末2,HT用無線基地局4及びGS用無線基地局6とは、LAN(Local Area Network)7で接続されている。HT用無線基地局4が使用する無線とGS用無線基地局6が使用する無線とは、互いに干渉しないように周波数帯域を異ならせている。
店舗サーバ1には、プリンタ8が接続されている。また店舗サーバ1には、ISDN(Integrated Services Digital Network)等の店舗・本部接続回線9が接続されており、この回線9を介して当該飲食店の本部に設置されたホストコンピュータ(不図示)とデータ通信が行われるようになっている。
無線ハンディターミナル3は、無線回路を内蔵するとともにキーボード及び表示部を備えた携帯型の情報処理端末であり、客からオーダを受けた飲食メニュー品目のデータ入力等に供せられる。
ゲートセンサ5は、固有のID情報を記憶した非接触情報媒体、いわゆる無線タグと非接触通信により交信を行って、当該媒体に保持されたID情報等を読取る非接触通信装置であって、図2に示すように、店内への従業員出入口,男女各更衣室の出入口,事務室の出入口、従業員休憩室の出入口、厨房の出入口、客席の出入口、会計の出入口及び男女トイレの各出入口にそれぞれ設けられている。
本実施の形態では、各従業員にそれぞれ携帯が義務付けられたIDカード10に、その従業員を特定するための従業員ID情報を記憶した非接触情報媒体11が取付けられており、従業員が上記出入口を通過する毎にその従業員のID情報がゲートセンサ5によって読取られる。ゲートセンサ5によって読取られた従業員ID情報は、そのゲートセンサ5を特定するゲート番号G1〜G10とともにゲート通過検知データとして無線を利用してGS用無線基地局6へ伝送され、さらに、LAN7を経由して店舗サーバ1に伝送されるようになっている。ここに、IDカード10の非接触情報媒体11は従業員情報出力手段を構成し、ゲートセンサ(非接触通信装置)5は従業員情報検出手段を構成する。
図3は店舗サーバ1の要部構成を示すブロック図である。店舗サーバ1は、主制御部を構成するCPU(Central Processing Unit)21、主記憶部を構成するROM(Read Only Memory)22及びRAM(Random Access Memory)23、現在の日時を計時する計時手段としての時計部24、種々のデータベース等のファイルを保存するHDD(Hard Disk Drive)装置25、前記LAN7を通じて行うデータ通信を制御するLANコントローラ26、キーボード27を制御するキーボードコントローラ28、ディスプレイ29の画面表示を制御する表示コントローラ30、マウスが接続されるマウスインターフェイス31、前記プリンタ8が接続されるプリンタインターフェイス32、前記店舗・本部接続回線が接続される通信インターフェイス33等で構成されている。CPU21と、ROM22,RAM23,時計部24,HDD装置25,LANコントローラ26,キーボードコントローラ28,表示コントローラ30,マウスインターフェイス31,プリンタインターフェイス32及び通信インターフェイス33とは、アドレスバス,データバス等のバスライン34で接続されている。
前記HDD装置25には、特に図4に示す5つのデータベース41〜45が保存されている。従業員データベース41には、各従業員の従業員ID情報に対応して、その従業員の氏名等の個人情報や、その従業員が接客業務を担当する際に使用する無線ハンディターミナル3の通信アドレス等が予め設定されている。ここに、従業員データベース41は従業員関連情報記憶手段を構成する。
業務データベース42には、予め決められたスケジュールに従って所定の従業員により実施される業務を識別する業務番号に対応して、その業務項目名や、最終ゲート番号や、警告時間等が予め設定されている。ここで、予め決められたスケジュールに従って実施される業務とは、例えば開店前や閉店後の客席清掃業務や定期的に実施する男女別のトイレ清掃業務等である。本実施の形態では、これらの業務を自己専用の無線ハンディターミナル3を携帯している接客担当の従業員が交代で実施するものとする。最終ゲート番号は、対応する業務を実施するために担当者が通過する最終の出入口に設けられたゲートセンサ5を特定するゲート番号である。例えば、男性用トイレの清掃業務に対してはゲート番号G9が設定されており、女性用トイレの清掃業務に対してはゲート番号G10が設定されている。警告時間は、対応する業務の実施開始時刻からの経過時間に相当し、この警告時間を過ぎても対応する業務が実施されていない場合に警告が発せられるようになっている。
スケジュールデータベース43には、前記業務データベース42によって管理される各種業務の開始時刻に対応して、その業務を特定する業務番号や、その業務を担当する従業員のID情報等が予め設定されている。ここに、スケジュールデータベース43は業務関連情報記憶手段を構成する。
行動履歴データベース44には、各従業員が店内を移動して各出入口に設けられたゲートセンサ(G1〜G10)5を通過する毎に発生する行動履歴データが蓄積保存される。行動履歴データは、データの発生日付、ゲートセンサ5を通過した従業員のID情報、その通過したゲートセンサのゲート番号、通過時刻などで構成されている。
業務実績データベース45には、前記業務データベース42によって管理される各種業務の実績データが蓄積保存される。業務実績データは、業務を実施した日付及び時刻や、その業務を特定する業務番号や、その業務を実施した従業員のID情報等で構成されている。
かかる構成の店舗サーバ1におけるRAM23には、図5に示すように、その日に発生した行動履歴データを蓄積記憶する行動履歴バッファ51と、同じく業務実績データを蓄積記憶する業務実績バッファ52とが特に形成されている。また、後述する業務監視処理において発生する担当従業員ID情報,業務番号,最終ゲート番号及び監視開始時刻からなる実施監視データを一時的に記憶する実施監視バッファ53も形成されている。
しかして、店舗サーバ1は、毎営業日のシステム立上げ後、CPU21が図6の流れ図に示す手順の行動監視処理を実行するようにプログラム構成されている。すなわちCPU21は、ST(ステップ)1として各出入口にそれぞれ設けられているゲートセンサ5からLAN7経由でゲート通過検知データが送られてくるのを待機している。そして、ゲート通過検知データが送られてくる毎に、そのデータからゲート番号(通過ゲート番号)と従業員ID情報とを取得する。また、時計部24にて計時されている現在時刻を通過時刻として取得する。そして、この取得した従業員ID情報と通過ゲート番号と通過時刻とから行動履歴データを作成して、行動履歴バッファ51に書込む。
その後、CPU21は、ST2として時計部24にて計時されている現在時刻が予め設定されている監視終了時刻に達したことを検知すると、行動履歴バッファ51に蓄積されている各行動履歴データを、各々に現在日付データを付して行動履歴データベース44に書込み保存して、行動監視処理を終了する。
また、店舗サーバ1は、毎営業日のシステム立上げ後、CPU21が図7の流れ図に示す手順の業務監視処理をも実行するようにプログラム構成されている。すなわちCPU21は、時計部24にて計時されている現在時刻を取得したならば、ST3としてスケジュールデータベース43を検索して、この現在時刻を開始時刻とする業務スケジュールデータが保存されているか否かを判断する(時刻判断手段)。保存されていない場合には、ST4として現在時刻が予め設定された監視終了時刻であるか否かを判断する。監視終了時刻でない場合には、時計部24にて計時されている現在時刻を再度取得し、スケジュールデータベース43を再度検索する。
ST3にて現在時刻を開始時刻とする業務スケジュールデータが保存されていた場合には、CPU21は、その業務スケジュールデータから業務番号と担当従業員ID情報とを取得する。また、業務データベース42を検索して、当該業務番号に対応して設定されている最終ゲート番号を取得する。
しかる後、CPU21は、行動履歴データベース44を検索して、当該担当従業員ID情報を含む行動履歴データを調査する(業務実施判断手段)。そして、ST5として当該最終ゲート番号が通過ゲート番号としてセットされた行動履歴データが存在すること、及びST6として当該行動履歴データの通過時刻が現在時刻よりも所定時間X(1≦X≦T:Tは任意)分前の範囲内であることを確認すると、CPU21は、当該担当従業員ID情報によって特定される従業員によって当該業務番号によって特定される業務がスケジュールどおり実施されたと判断する。そして、その業務番号と現在時刻(実施時刻)と担当従業員ID情報とから業務実績データを作成して、業務実績バッファ52に書込む(業務実施データ保存手段)。
これに対し、最終ゲート番号がセットされた行動履歴データが存在しないこと、あるいは当該行動履歴データは存在するがその通過時刻が所定時間X分よりも前であることを確認した場合には、CPU21は、当該業務番号によって特定される業務が実施されていないと判断する。この場合には、従業員データベース41を検索して、当該担当従業員ID情報に対応して設定されている無線ハンディターミナル3の通信アドレスを取得する(従業員使用端末特定手段)。そして、従業員に対して業務の実施を促す業務実施促進メッセージの無線データをLAN7経由でHT用無線基地局4から当該通信アドレスの無線ハンディターミナル3宛に発信する(業務促進メッセージ発信手段)。また、当該担当従業員ID情報と業務番号と最終ゲート番号と現在時刻(監視開始時刻)とからなる実施監視データを作成し、実施監視バッファ53に書込む。その後、別ルーチンで実行される実施監視処理を起動したならば、時計部24にて計時されている現在時刻を再度取得し、スケジュールデータベース43を再度検索する。
ST4にて現在時刻が監視終了時刻に達したことを検知すると、業務実績バッファ52に蓄積されている各業務実績データを、各々に現在日付データを付して業務実績データベース45に書込み保存して、業務監視処理を終了する。
図8はCPU21が実行する実施監視処理の要部を示す流れ図である。すなわちCPU21は、実施監視処理を開始すると、先ず、時計部24にて計時されている現在時刻を取得する。次に、行動履歴データベース44を検索して、実施監視バッファ53に格納された実施監視データの監視開始時刻以後の時刻を通過時刻とする行動履歴データのうち、当該実施監視データの担当従業員ID情報を含む行動履歴データを調査する(業務実施判断手段)。
そして、ST7として当該実施監視データの最終ゲート番号が通過ゲート番号としてセットされた行動履歴データが存在することを確認できない場合には、CPU21は、業務データベース42を検索して、当該実施監視データの業務番号に対応して設定されている警告時間を取得する。そして、ST8として当該実施監視データの監視開始時刻から現在時刻までの経過時間が警告時間を超えたか否かを判断する。ここで、経過時間が警告時間を超えていない場合には、ST7の処理に戻り、行動履歴バッファ51に当該実施監視データの最終ゲート番号が通過ゲート番号としてセットされた行動履歴データが存在するか否かを判断する。
こうして、監視開始時刻からの経過時間が警告時間を超える前に、該当する行動履歴データが行動履歴バッファ51に存在することを確認したならば、CPU21は、当該担当従業員ID情報によって特定される従業員によって当該業務番号で特定される業務がスケジュールどおり実施されたと判断する。そして、その業務番号と現在時刻(実施時刻)と担当従業員ID情報とから業務実績データを作成して、業務実績バッファ52に書込む(業務実施データ保存手段)。その後、実施監視バッファ53から当該実施監視データをクリアして、今回の実施監視処理を終了する。
一方、ST8にて監視開始時刻からの経過時間が警告時間を超えたことを確認した場合には、CPU21は、当該業務番号によって特定される業務が実施されなかったと判断する。そして、POS端末2のオペレータに対して業務が実施されていないことを警告する業務未実施警告メッセージのデータをLAN7経由でPOS端末2に送信する(警告手段)。
これにより、POS端末2のディスプレイには業務未実施警告メッセージが表示されるので、このメッセージを確認したオペレータは、POS端末2のキーボードに配置された確認用キーを押下した後、メッセージに従って例えば手が空いている従業員(本人でもよい)に該当業務の実施を指示する。
そこでCPU21は、業務未実施警告メッセージを送信後、ST9としてPOS端末2の確認キーが操作されるのを待機する。そして、POS端末2からLAN7経由で入力される信号により確認キーが操作されたことを検知すると、CPU21は、ST10として当該実施監視データの最終ゲート番号が通過ゲート番号としてセットされた行動履歴データが行動履歴バッファ51に書込まれるのを待機する。そして、該当する行動履歴データが行動履歴バッファ51に書込まれたならば、CPU21は、その行動履歴データの従業員ID情報及び通過時刻を取得する。そして、当該実施監視データの業務番号と、行動履歴データから取得した通過時刻(実施時刻)及び従業員ID情報とから業務実績データを作成し、業務実績バッファ52に書込む。その後、実施監視バッファ53から当該実施監視データをクリアして、今回の実施監視処理を終了する。
このように構成された本実施の形態の店舗サーバ1を含む業務管理システムにおいては、予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況を、管理者がその作業場所まで出向いて確認したり作業担当者が自らの操作により作業終了が通知したりしなくても管理することができる。この作用効果について、以下に、男性用トイレの清掃業務を例に説明する。
今、男性用トイレの清掃業務を午前10時00分と午後3時00分と午後8時00分に実施するものとし、そのうち1回目を従業員Aが担当し、2回目を従業員Bが担当し、3回目を従業員Cが担当するものとする。この場合、従業員データベース41には、従業員A,従業員B及び従業員Cの各従業員ID情報に対応して、少なくともその従業員が所持している無線ハンディターミナル3の通信アドレスが設定されている。また、業務データベース42には、男性用トイレ清掃業務を特定する業務番号に対応して、少なくとも最終ゲート番号G9と所定の警告時間(ここでは説明の便宜上“5分”とする)が設定されている。また、スケジュールデータベース43には、開始時刻午前10時00分に対応して男性用トイレ清掃業務の業務番号と従業員Aの従業員ID情報が設定され、開始時刻午後3時00分に対応して男性用トイレ清掃業務の業務番号と従業員Bの従業員ID情報が設定され、開始時刻午後8時00分に対応して男性用トイレ清掃業務の業務番号と従業員Cの従業員ID情報が設定されている。なお、図7中ST6のX分を3分とする。
このような状態において、例えば従業員Aが午前10時00分とスケジュールされた男性用トイレの清掃業務を行うためにその1分前に男性用トイレに入ると、行動履歴バッファ51には、従業員Aの従業員ID情報と通過ゲート番号G9と通過時刻午前9時59分の行動履歴データが書込まれる。したがって、午前10時00分時点における業務監視処理においては、従業員Aの行動が調査され、当該従業員Aが9時59分に男性用トイレに入ったことから当該従業員Aによって男性用トイレの清掃業務が実施されているものと認識される。そして、男性用トイレ清掃業務の業務番号と実施時刻午前10時00分と従業員Aの従業員ID情報とからなる業務実績データが業務実績バッファ52に書込まれる。
その後、従業員Bが午後3時00分にスケジュールされた男性用トイレの清掃業務に遅れたとする。この場合、午後3時00分時点における業務監視処理において従業員Bが所持している無線ハンディターミナル3に対して業務実施促進メッセージが無線伝送され、当該無線ハンディターミナル3の表示部にメッセージが表示される。また、従業員BのID情報と男性用トイレ清掃業務の業務番号と最終ゲート番号G9と監視開始時刻午後3時00分とからなる実施監視データが実施監視バッファ53に書込まれて、この実施監視データに基づく実施監視処理が起動される。
ここで、メッセージを確認した従業員Bが警告時間“5”分以内の例えば午後3時02分に男性用トイレの清掃業務を行うために男性用トイレに入ると、行動履歴バッファ51には、従業員Bの従業員ID情報と通過ゲート番号G9と通過時刻午後3時02分の行動履歴データが書込まれる。また、実施監視データがクリアされて実施監視処理が終了する。
その後、従業員Cが午後8時00分にスケジュールされた男性用トイレの清掃業務にやはり遅れたとする。この場合も、午後8時00分時点における業務監視処理において従業員Cが所持している無線ハンディターミナル3に対して業務実施促進メッセージが無線伝送され、当該無線ハンディターミナル3の表示部にメッセージが表示される。また、従業員CのID情報と男性用トイレ清掃業務の業務番号と最終ゲート番号G9と監視開始時刻午後8時00分とからなる実施監視データが実施監視バッファ53に書込まれて、この実施監視データに基づく実施監視処理が起動される。
ここで、従業員Cが警告時間“5”分を経過しても男性用トイレの清掃業務に取り掛かれなかった場合には、POS端末2に業務未実施警告メッセージが表示される。これにより、POS端末2のオペレータは、確認キーを操作した後、例えば従業員Dに男性用トイレの清掃業務を指令する。この指令を受けた従業員Dが男性用トイレの清掃業務を行うために午後8時12分に男性用トイレに入ると、行動履歴バッファ51には、従業員Dの従業員ID情報と通過ゲート番号G9と通過時刻午後8時12分の行動履歴データが書込まれる。また、実施監視データがクリアされて実施監視処理が終了する。
かくして、1日の営業が終了して業務監視処理の監視終了時刻が経過すると、業務実績データベース45に本日の業務実績データとして、男性用トイレ清掃業務の業務番号に対応して実施時刻が午前10時00分で従業員ID情報が従業員Aのデータと、実施時刻が午後3時02分で従業員ID情報が従業員Bのデータと、実施時刻が午後8時12分で従業員ID情報が従業員Dのデータとが保存される。
したがって、この業務実績データベース45に保存されたデータをプリンタ8でプリントアウトすることによって、当該飲食店において、男性用トイレ清掃業務の実施時刻と実施した従業員等を特定することができる。同様に、業務実績データベース45に保存されたデータを店舗・本部接続回線9を介して本部のホストコンピュータに送信し、表示または印刷出力することによって、各飲食店での男性用トイレ清掃業務の実施時刻と実施した従業員等を本部側で特定することができる。
このように本実施の形態によれば、予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況を人為的な負担なく全日に亙って管理することができるので、管理者や作業を行う従業員等の負担を軽減できる効果を奏する。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施の形態では、業務促進メッセージの発信先端末を無線ハンディターミナル3としたが、発信先端末はこれに限定されるものではなく、例えば携帯電話であってもよい。
例えば、前記実施の形態では、業務促進メッセージの発信先端末を無線ハンディターミナル3としたが、発信先端末はこれに限定されるものではなく、例えば携帯電話であってもよい。
図9は発信先端末を携帯電話12とした他の実施の形態のシステム構成図であり、図1と共通する部分には同一符号を付している。本実施の形態の業務管理システムは、店舗サーバ1に、携帯電話用公衆回線13が接続されている。また、従業員データベース41には、無線ハンディターミナル3の通信アドレスに代えて、各従業員がそれぞれ携帯している携帯電話12の電子メールアドレスが設定されている。
しかして、図7に示す業務監視処理において、ST5にて最終ゲート番号がセットされた行動履歴データが存在しないこと、あるいはST6にて当該行動履歴データは存在するがその通過時刻が所定時間X分よりも前であることを確認した場合に、従業員データベース41から該当する従業員の携帯電話用電子メールアドレスを取得し、従業員に対して業務の実施を促す業務実施促進メッセージの電子メールデータを携帯電話用公衆回線13経由で当該電子メールアドレスの携帯電話12宛に発信するように構成する。こうすることにより、発信先端末を携帯電話12とすることが可能であり、無線ハンディターミナル3を使用しないシステムにも本発明を適用することができる。
また、大規模なスーパーマーケット等のように数多くのPOS端末2が稼働している店舗においては、POS端末2を発信先端末としてもよい。この場合、POS端末2のサインオンにより操作中の従業員識別コードが店舗サーバで管理されるので、業務を担当する従業員が使用しているPOS端末2を特定することができる。
また、前記実施の形態では、業務未実施警告メッセージの送信先をPOS端末2としたが、送信先端末はPOS端末2に限定されるものではなく、例えば店長等が携帯している無線ハンディターミナルや携帯電話等に送信してもよい。また、警告メッセージを送信するのでなく、店舗サーバ1に接続されたディスプレイ29に警告メッセージを表示して警告するものであってよい。
また、前記実施の形態では、非接触情報媒体11をIDカード10に取付けて、このIDカード10を従業員が携帯することを義務付けたが、各従業員がそれぞれ携帯する無線ハンディターミナル3や携帯電話12に取付けて、IDカード10を不要にしてもよい。
1…店舗サーバ、2…POS端末、3…無線ハンディターミナル、4…HT用無線基地局、5…ゲートセンサ(非接触通信装置)、6…GS用無線基地局、7…LAN、8…プリンタ、9…店舗・本部接続回線、10…IDカード、11…非接触情報媒体、12…携帯電話、13…携帯電話用公衆回線、41…従業員データベース、42…業務データベース、43…スケジュールデータベース、44…行動履歴データベース、45…業務実績データベース。
Claims (7)
- 予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況を管理する業務管理システムにおいて、
各従業員がそれぞれ携帯し、その従業員固有の従業員情報を出力する従業員情報出力手段と、
前記業務を実施する場所またはその出入口に設けられ、前記従業員情報出力手段から出力される従業員情報を検出する従業員情報検出手段と、
この従業員情報検出手段による前記従業員情報の検出結果に基づいて前記業務がスケジュールどおり実施されたか否かを判断する業務実施判断手段と、
この業務実施判断手段により前記業務が実施されていると判断されるとその業務の実施時刻とその業務を担当した従業員の従業員情報とを保存する業務実施データ保存手段と、
を具備したことを特徴とする業務管理システム。 - 現在時刻を計時する計時手段と、
この計時手段により計時される現在時刻が前記業務の実施時刻か否かを判断する時刻判断手段とを具備し、
業務実施判断手段は、前記時刻判断手段により現在時刻が前記業務の実施時刻であると判断された時点より所定時間前までの間に当該業務を実施する場所またはその出入口に設けられた前記従業員情報検出手段によって特定の従業員の従業員情報が検出されていることを条件に前記業務が実施されていると判断することを特徴とする請求項1記載の業務管理システム。 - 予め決められたスケジュールに従って実施される業務の実施状況を管理する業務管理システムにおいて、
各従業員がそれぞれ携帯し、その従業員固有の従業員情報を出力する従業員情報出力手段と、
前記業務を実施する場所またはその出入口に設けられ、前記従業員用情報出力手段から出力される従業員情報を検出する従業員情報検出手段と、
この従業員情報検出手段による前記従業員情報の検出結果に基づいて前記業務がスケジュールどおり実施されたか否かを判断する業務実施判断手段と、
この業務実施判断手段により前記業務が実施されていないと判断されると警告を発する警告手段と、
を具備したことを特徴とする業務管理システム。 - 前記業務実施判断手段により前記業務が実施されていると判断されるとその業務の実施時刻とその業務を担当した従業員の従業員情報とを保存する業務実施データ保存手段をさらに具備したことを特徴とする請求項3記載の業務管理システム。
- 現在時刻を計時する計時手段と、
この計時手段により計時される現在時刻が前記業務の実施時刻か否かを判断する時刻判断手段とを具備し、
前記警告手段は、前記時刻判断手段により現在時刻が前記業務の実施時刻であると判断されてから所定の警告時間を経過しても前記業務実施判断手段により当該業務が実施されていないと判断されると警告を発することを特徴とする請求項3または4記載の業務管理システム。 - 各従業員の従業員情報と関連付けてその従業員が使用している端末の識別情報を記憶する従業員関連情報記憶手段と、
前記業務の実施時刻と関連付けてその業務を担当する従業員の従業員情報を記憶する業務関連情報記憶手段と、
前記時刻判断手段により現在時刻が前記業務の実施時刻であると判断されると、前記従業員関連情報記憶手段及び業務関連情報記憶手段に記憶された情報に基づいてその業務を担当する従業員が使用している端末を特定する従業員使用端末特定手段と、
この従業員使用端末特定手段により特定された前記端末宛に当該業務の実施を促すメッセージを発信する業務促進メッセージ発信手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項2または5記載の業務管理システム。 - 前記従業員情報出力手段は、メモリに保持した従業員情報を非接触通信により発信する非接触情報媒体であり、
前記従業員情報検出手段は、前記非接触情報媒体から発信される従業員情報を非接触で検出する非接触通信装置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の業務管理システム。
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JP2004141445A JP2005322153A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 業務管理システム |
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2004
- 2004-05-11 JP JP2004141445A patent/JP2005322153A/ja active Pending
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