JP2005322152A - 基準電圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低消費電力で、且つ出力電圧の立ち上がり時間が早い基準電圧回路を実現する。
【解決手段】 基準電圧回路1は、差動増幅回路2、バイアス回路3、NchMOSトランジスタN1、及び抵抗R1、R2、R3から構成されている。NchMOSトランジスタN1は、ドレインが高電位側電源Vddに接続され、ゲートが抵抗R1とR2の間に接続され、ソースが差動増幅回路2の出力側に接続されている。そして、基準電圧回路1が起動するとNchMOSトランジスタN1がオンして、出力電圧Voutの電圧を上昇させる動きを開始し、出力電圧Voutが所定の電圧まで達するとNchMOSトランジスタN1がオフする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路に係り、特に低消費電力化した基準電圧回路に関する。
近年、半導体集積回路の微細化、高集積化、高機能化が進み、それと共に外部電源を降圧或いは昇圧した電源を用いた半導体集積回路、例えば、電源IC、SoC(System on a chip)、フラッシュメモリ、種々のドライバIC等が各種機器に用いられている。電源回路は、定電流回路、定電圧回路、増幅回路、レギュレータ、基準電圧回路等から構成されている。基準電圧回路は、電源変動や温度変化に影響されずに、回路動作の基準となる安定した電圧又は電圧源を発生して、レギュレータや半導体集積回路内部に基準電圧を供給する(例えば、非許文献1。)。
そして、半導体集積回路の微細化、高集積化、高機能化とともに、携帯電話やパーソナルコンピュータに代表される携帯型電子機器が広く普及するにつれて電源として用いる電池動作の長時間化が要求されている。このため、電源回路を含めた半導体集積回路の低消費電力化が必要となり、基準電圧回路においても消費電流を抑制しなければならない。
上述した基準電圧回路においては、低消費電力化を図るために出力電圧を出力する増幅回路の消費電流を低減すると、基準電圧回路の起動時に安定化コンデンサに電荷を充電する時間が長くなり、出力電圧が安定するまでの時間がかかるという問題点がある。
社団法人 電気学会編者[パワーデバイス・ハンドブック](株)コロナ社1996年7月30日発行(P232、図8.133)
本発明は、低消費電力で、且つ出力電圧の立ち上がり時間が早い基準電圧回路を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の基準電圧回路は、高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタとを具備することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の他態様の基準電圧回路は、制御信号を出力するバイアス回路と、前記制御信号を入力して前記制御信号レベルによりオン・オフ動作し、高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、低消費電力で、且つ出力電圧の立ち上がり時間が早い基準電圧回路を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る基準電圧回路について、図面を参照して説明する。図1は基準電圧回路を示す回路図、図2は基準電圧回路の差動増幅回路を示す回路図である。
図1に示すように、基準電圧回路1は、差動増幅回路2、バイアス回路3、NchMOSトランジスタN1、及び抵抗R1、R2、R3から構成されている。
抵抗R1、R2、R3は、高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間に設けられている。なお、抵抗R1、R2、R3には温度係数の小さな、例えば、フィールド絶縁膜上に設けられた多結晶ポリシリコン膜を用いるのがよい。
NchMOSトランジスタN1は、ドレインが高電位側電源Vddに接続され、ゲートが抵抗R1とR2の間に接続され、ソースが差動増幅回路2の出力側に接続されている。ここで、NchMOSトランジスタN1の閾値電圧は、高電位側電源Vddと抵抗R1及びR2の中間点の電位との差分に等しいように設定するのが好ましい。
差動増幅回路2は、抵抗R2及びR3により抵抗分割された電位Vrと帰還としての出力電圧Voutを入力して、2つの入力電圧差を増幅して出力電圧Voutとして出力する。バイアス回路3は、差動増幅回路2にバイアス電位Vbを供給する。基準電圧回路1の出力側と低電位側電源Vssの間に設けられた安定化コンデンサC1は、基準電圧回路1の出力電圧を安定化させる。ここで、安定化コンデンサC1には比較的容量の大きな、例えば、数百nF以上のコンデンサを用いる。
図2に示すように、差動増幅回路2は、PchMOSトランジスタP1、P2及びNchMOSトランジスタN1、N2、N3から構成されている。PchMOSトランジスタP1は、ソースが高電位電源Vddに接続され、ゲートがドレインに接続されている。PchMOSトランジスタP2は、ソースが高電位電源Vddに接続され、ゲートがPchMOSトランジスタP1のゲートに接続されている。そして、PchMOSトランジスタP1、P2は、カレントミラー回路を構成している。
NchMOSトランジスタN1は、ドレインがPchMOSトランジスタP1のドレインに接続され、帰還としての出力電圧Voutが入力される。NchMOSトランジスタN2は、ドレインがPchMOSトランジスタP2のドレインに接続され、ゲートに抵抗分割された電位Vrが入力される。そして、PchMOSトランジスタP2のドレインとNchMOSトランジスタN2のドレインの間から出力電圧Voutが出力される。
NchMOSトランジスタN3は、ドレインがNchMOSトランジスタN1、N2のソースに接続され、ゲートにバイアス回路3から供給されたバイアス電位Vbが入力され、バイアス電位VbがHighレベルの時に動作して低電位側電源Vssに貫通電流Icを流し、この時差動増幅回路2は動作する。そして、バイアス電位VbがLowレベルの時NchMOSトランジスタN3はオフし、差動増幅回路2は動作を停止する。
次に、基準電圧回路の動作について、図3、4を参照して説明する。図3は基準電圧回路の出力特性を示す出力波形図で、図3(a)は本実施例の特性を示し、図3(b)は従来の特性を示す。図4は基準電圧回路の消費電流を示す図で、図4(a)は本実施例の特性を示し、図4(b)は従来の特性を示す。
図3に示すように、従来では、基準電圧回路が起動してから出力電圧Voutが安定するまで時間がかかる。一方、本実施例では、基準電圧回路が起動してから出力電圧Voutが安定する時間が従来例よりも約1/4に短縮されている。
そして、図4に示すように、従来例では、基準電圧回路が起動から出力電圧が安定するまで低消費電流、例えば、数μA以下で、且つ一定である。一方、本実施例では、基準電圧回路1が起動するとNchMOSトランジスタN1がオンして、出力電圧Voutを上昇させる動きを開始し、出力電圧Voutが所定の電圧、例えば、基準電圧1.27Vまで達するとNchMOSトランジスタN1がオフする。このため、基準電圧回路の起動時に比較的大きな消費電流が流れ、その後、すぐに従来と同等の低消費電流レベルになる。
上述したように、本実施例の基準電圧回路では、高電位側電源Vddと差動増幅回路2の間にNchMOSトランジスタN1を設けている。そして、NchMOSトランジスタN1は基準電圧回路1の起動時にオンして出力電圧Voutを上昇させる動きを行い、出力電圧Voutが所定の電圧に達した時にはオフする。したがって、低消費電力で、且つ出力電圧の立ち上がり時間を従来よりも早くすることができる。
なお、本実施例では、差動増幅回路2をNchMOSトランジスタ及びPchMOSトランジスタからなるCMOS構成にしているが、PNPトランジスタ及びNPNトランジスタ構成にしてもよい。この場合、バイアス回路から差動増幅回路に供給されるのはバイアス電流となる。また、差動増幅回路2にカレントミラー回路を用いているが、抵抗負荷やトランジスタ負荷を用いてもよく、更に、カスコードタイプの差動増幅回路を用いてもよい。そして、本実施例では、ゲート絶縁膜にシリコン酸化膜を用いたMOSトランジスタを用いているが、シリコン酸化膜を熱窒化したSiNxOy膜、シリコン窒化膜(Si)/シリコン酸化膜の積層膜、或いは高誘電体膜(High−Kゲート絶縁膜)等を用いてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る基準電圧回路について、図面を参照して説明する。図5は基準電圧回路を示す回路図である。本実施例では、実施例1のNchMOSトランジスタの代わりにコンパレータを設けている。
以下、本実施例において、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図5に示すように、基準電圧回路1aは、差動増幅回路2、バイアス回路3a、コンパレータ4、及び抵抗R4、R5、R6から構成されている。抵抗R4、R5、R6は、高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間に設けられている。なお、抵抗R4、R5、R6には温度係数の小さな、例えば、フィールド絶縁膜上に設けられた多結晶ポリシリコン膜を用いるのがよい。
差動増幅回路2は、抵抗R4及びR5により抵抗分割された電位Vraと帰還としての出力電圧Voutを入力して、2つの入力電圧差を増幅して出力電圧Voutとして出力する。コンパレータ4は、抵抗R5及びR6により抵抗分割された電位Vrbと帰還としての出力電圧Voutを入力して、2つの入力電圧差を比較増幅してその信号をバイアス回路3aに送信する。バイアス回路3aは、コンパレータ4から出力された信号を入力し、バイアス電位Vbを差動増幅回路2に送信する。
次に、基準電圧回路の動作について、図6、7を参照して説明する。図6は基準電圧回路の出力特性を示す出力波形図で、図6(a)は本実施例の特性を示し、図6(b)は従来の特性を示す。図7は基準電圧回路の消費電流を示す図で、図7(a)は本実施例の特性を示し、図7(b)は従来の特性を示す。
図6に示すように、従来では、基準電圧回路が起動してから出力電圧Voutが安定するまで時間がかかる。一方、本実施例では、基準電圧回路が起動してから出力電圧Voutが安定する時間が従来例よりも約1/3に短縮されている。
そして、図7に示すように、従来例では、基準電圧回路が起動から出力電圧が安定するまで低消費電流で、且つ一定である。一方、本実施例では、基準電圧回路1の起動時、コンパレータ4に入力される2つの入力電圧差が大きいのでコンパレータ4からバイアス回路3aに出力される出力信号が大きくなり、バイアス回路3aから差動増幅回路2に供給されるバイアス電位Vbが大きくなる。このため、差動増幅回路2、バイアス回路3a、及びコンパレータ4の動作電流が増加するので基準電圧回路に比較的大きな消費電流が流れる。そして、出力電圧Voutが所定の電圧に達するとコンパレータ4に入力される2つの入力電圧差は抵抗R5による電位差分だけとなり、電位差は小さくなる。このため、基準電圧回路1の起動後、すぐに従来と同等の低消費電流レベルになる。
上述したように、本実施例の基準電圧回路では、差動増幅回路2の出力電圧Voutと抵抗R5及びR6により抵抗分割された電位Vrbを入力し、この2つの入力電圧差を比較増幅してその信号をバイアス回路3aに送信するコンパレータ4が設けられている。そして、コンパレータ4は基準電圧回路1の起動時に大きな信号をバイアス回路3aに送信して出力電圧Voutを上昇させる動きを行い、出力電圧Voutが所定の電圧に達した時には非常に小さな信号しかバイアス回路3aに送信しない。したがって、低消費電力で、且つ出力電圧の立ち上がり時間を従来よりも早くすることができる。
次に、本発明の実施例3に係る基準電圧回路について、図面を参照して説明する。図8は基準電圧回路を示す回路図、図9は基準電圧回路の差動増幅回路を示す回路図である。本実施例では、基準電圧回路に供給される高電位側電源の極性を変更している。
以下、本実施例において、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図8に示すように、基準電圧回路1bは、差動増幅回路2a、バイアス回路3b、PchMOSトランジスタP20、及び抵抗R7、R8、R9から構成され、負の出力電圧Voutを出力する。抵抗R7、R8、R9は、負の高電位側電源−Vddと低電位側電源Vssの間に設けられている。なお、抵抗R7、R8、R9には温度係数の小さな、例えば、フィールド絶縁膜上に設けられた多結晶ポリシリコン膜を用いるのがよい。そして、負の高電位側電源−Vddは、内部電源発生回路或いは外部電源から供給される。
PchMOSトランジスタP20は、ドレインが負の高電位側電源−Vddに接続され、ゲートが抵抗R7とR8の間に接続され、ソースが差動増幅回路2aの出力側に接続されている。ここで、PchMOSトランジスタP20の閾値電圧は、負の高電位側電源−Vddと抵抗R7及びR8の中間点の電位との差分に等しいように設定するのが好ましい。
差動増幅回路2aは、抵抗R8及びR9により抵抗分割された電位Vrcと帰還としての出力電圧Voutを入力して、2つの入力電圧差を増幅して出力電圧Voutとして出力する。バイアス回路3bは、差動増幅回路2aに負の電位を有するバイアス電位Vb1を送信する。
図9に示すように、差動増幅回路2aは、PchMOSトランジスタP11、P12、P13及びNchMOSトランジスタN11、N12から構成されている。NchMOSトランジスタN11は、ソースが負の高電位電源―Vddに接続され、ゲートがドレインに接続されている。NchMOSトランジスタN12は、ソースが負の高電位電源―Vddに接続され、ゲートがNchMOSトランジスタN11のゲートに接続されている。そして、NchMOSトランジスタN11、N12は、カレントミラー回路を構成している。
PchMOSトランジスタP11は、ドレインがNchMOSトランジスタN11のドレインに接続され、ゲートに帰還としての出力電圧Voutが入力される。PchMOSトランジスタP12は、ドレインがNchMOSトランジスタN12のドレインに接続され、ゲートに抵抗分割された電位Vrcが入力される。そして、NchMOSトランジスタN12のドレインとPchMOSトランジスタP12のドレインの間から出力電圧Voutが出力される。
PchMOSトランジスタP13は、ドレインがPchMOSトランジスタP11、P12のソースに接続され、ゲートに負の電位を有するバイアス電位Vb1が入力され、バイアス電位Vb1の高電位の時に動作して低電位側電源Vssから貫通電流Icを流す。
上述したように、本実施例の基準電圧回路では、負の高電位側電源−Vddと差動増幅回路2aの間にPchMOSトランジスタP20設けている。そして、PchMOSトランジスタP20は基準電圧回路1の起動時にオンして出力電圧Voutを上昇させる動きを行い、出力電圧Voutが所定の電圧に達した時にはオフする。したがって、実施例1と同様な効果を有する。
次に、本発明の実施例4に係る基準電圧回路について、図面を参照して説明する。図10はNPNトランジスタの順方向ベース・エミッタ間電圧Vbeを基準にした基準電圧回路を示す回路図である。
以下、本実施例において、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図10に示すように、基準電圧回路1cは、差動増幅回路2b、NchMOSトランジスタN20、NPNトランジスタQ1、Q2、及び抵抗R11、R12、R13、R14から構成されている。
抵抗R11、NPNトランジスタQ1、抵抗R12、R13は、高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間に設けられている。NPNトランジスタQ2及び抵抗R14も高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間に設けられている。
NPNトランジスタQ1は、コレクタが抵抗R11に接続され、エミッタが抵抗R12に接続されている。NPNトランジスタQ2は、コレクタが高電位側電源Vddに接続され、エミッタが抵抗R14に接続されている。そして、NPNトランジスタQ1及びQ2のベースは差動増幅回路2bの出力側に接続されている。ここで、NPNトランジスタQ1、Q2は、特性のペアー性に優れたもので、コレクタがN型シリコン基板、ベースがPウエル層、エミッタがNchMOSトランジスタのソース・ドレイン層と同一なN+拡散層からなる構造であり、新規なプロセスを必要としない周知のCMOSプロセスで形成可能である。
NchMOSトランジスタN20は、ドレインが高電位側電源Vddに接続され、ゲートが抵抗R1とNPNトランジスタQ1の間に接続され、ソースが差動増幅回路2bの出力側に接続されている。なお、NchMOSトランジスタN20の閾値電圧は、高電位側電源Vddと抵抗R11及びNPNトランジスタQ1R2の中間点の電位との差分に等しいように設定するのが好ましい。
差動増幅回路2bは、抵抗R2及びR3により抵抗分割された電位Vrdと、NPNトランジスタQ2のエミッタと抵抗R14の間の電位Vaを入力して、2つの入力電圧差を増幅して出力電圧Voutとして出力する。そして、出力された出力電圧Voutは再度NPNトランジスタQ1及びQ2のベースに送信される帰還構造を有している。ここで、NPNトランジスタQ1、Q2の順方向ベース・エミッタ間電圧Vbeは、負の温度係数を有しているので抵抗R11、R12、R13、R14には正の小さな温度係数を有する、例えば、フィールド絶縁膜上に設けられた多結晶ポリシリコン膜を用いるのがよい。
上述したように、本実施例の基準電圧回路では、高電位側電源Vddと差動増幅回路2の間にNchMOSトランジスタN20を設けている。そして、NchMOSトランジスタN1は基準電圧回路1の起動時にオンして出力電圧Voutを上昇させる動きを行い、出力電圧Voutが所定の電圧に達した時にはオフする。したがって、実施例1と同様な効果を有する。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、本実施例では、抵抗分割された電位を差動増幅回路に入力しているが、低電流回路、低電圧回路、及びバンドギャップ回路を介して所定の電位を差動増幅回路に入力するバンドギャップ基準電圧回路に適用できる。また、本実施例では、比較的簡略な差動増幅回路を用いているが、複数段の差動段、増幅段、或いは出力側にソースフォロア段等を設けてもよい。また、バイアス回路からの制御信号を直接差動段直下のMOSトランジスタ入力せずに、カレントミラー回路等を介して入力してもよい。この場合、バイアス回路から供給されるのはバイアス電流となる。
そして、実施例3では、低消費電力で、且つ負の出力電圧の立ち上がり時間を従来よりも早くするためにPchMOSトランジスタP20を設けているが、代わりにコンパレータを設けてもよい。
更に、実施例4ではNPNトランジスタの順方向ベース・エミッタ間電圧Vbeを基準にした基準電圧回路について説明したが、NPNトランジスタの代わりに接合型FETを用いてもよい。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を接合型FETの順方向ゲート・ソース間を介して入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタとを有する基準電圧回路。
(付記2) バイアス電流を出力するバイアス回路と、前記バイアス電流を入力して前記バイアス電流レベルによりオン・オフ動作し、高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタとを有する基準電圧回路。
(付記3) 高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、ゲートに入力される電圧は、前記高電位側電源の電圧から閾値電圧分だけ低い電圧が印加され、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタとを有する基準電圧回路。
本発明の実施例1に係る基準電圧回路を示す回路図。 本発明の実施例1に係る基準電圧回路の差動増幅回路を示す回路図。 本発明の実施例1に係る基準電圧回路の出力特性を示す出力波形図。 本発明の実施例1に係る基準電圧回路の消費電流を示す図。 本発明の実施例2に係る基準電圧回路を示す回路図。 本発明の実施例2に係る基準電圧回路の出力特性を示す出力波形図。 本発明の実施例2に係る基準電圧回路の消費電流を示す図。 本発明の実施例3に係る基準電圧回路を示す回路図。 本発明の実施例3に係る基準電圧回路の差動増幅回路を示す回路図。 本発明の実施例4に係る基準電圧回路を示す回路図。
符号の説明
1、1a、1b、1c 基準電圧回路
2、2a、2b 差動増幅回路
3、3a、3b バイアス回路
4 コンパレータ
C1 安定化コンデンサ
Ic 貫通電流
N1、N2、N3、N11、N12、N20 NchMOSトランジスタ
P1、P2、P11、P12、P13、P20 PchMOSトランジスタ
Q1、Q2 NPNトランジスタ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R11、R12、R13、R14 抵抗
Va 電位
Vb、Vb1 バイアス電位
Vdd 高電位側電源
−Vdd 負の高電位側電源
Vout 出力電位
Vr、Vra、Vrb、Vrc、Vrd 抵抗分割された電位
Vss 低電位側電源
VBAT 外部電源
Vcc 高電位側電源
―Vcc 負の高電位側電源
VCH 正の内部電源
VGH 正の高電圧内部電源
VCL 負の内部電源
VGL 負の高電圧内部電源
VLL 立ち下げ時の電位
Vp コンパレータ出力信号
Vref1〜3、Vref11〜13 基準電位
Vss 低電位側電源

Claims (5)

  1. 高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタと、
    を具備することを特徴とする基準電圧回路。
  2. 制御信号を出力するバイアス回路と、
    前記制御信号を入力して前記制御信号レベルによりオン・オフ動作し、高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタと、
    を具備することを特徴とする基準電圧回路。
  3. 前記高電位側電源が正の場合は、前記トランジスタがNchMOSトランジスタであり、前記高電位側電源が負の場合は、前記トランジスタがPchMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1又は1に記載の基準電圧回路。
  4. 制御信号を出力するバイアス回路と、
    前記制御信号を入力して前記制御信号レベルによりオン・オフ動作し、高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位を入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記出力電圧の電位と抵抗分割された電位を入力してこの2つの電位差を比較増幅してその信号を前記バイアス回路に送信し、前記差動増幅回路の起動時に大きな信号を発生して前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達すると小さな信号発生して前記出力電圧を維持させるコンパレータと、
    を具備することを特徴とする基準電圧回路。
  5. 高電位側電源と低電位側電源の間に設けられた抵抗により抵抗分割された電位と帰還としての出力電圧の電位をバイポーラトランジスタの順方向ベース・エミッタ間を介して入力し、この2つの電位差を増幅して出力電圧を出力する差動増幅回路と、
    前記高電位側電源と前記差動増幅回路の出力側の間に設けられ、前記差動増幅回路の起動時にオンして前記出力電圧を上昇させ、前記出力電圧が所定の電圧に達するとオフするトランジスタと、
    を具備することを特徴とする基準電圧回路。
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