JP2005321715A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像器に貯留されているトナー量の適正量の維持並びに安定化を図るべく、トナー濃度調整制御を精度良く実行し、必要以上のトナーの補給及び吐出を回避する。
【解決手段】 (1)中間転写ベルト6が新品で装着されたとき、すなわち未使用状態から所定量の使用状態となるまでの時期、(2)環境湿度が所定以上であり、かつ画像形成エンジンの主電源が投入された直後、(3)少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は現像装置の交換直後を過渡期と設定し、(1)では中間転写体の表面の反射率が高いためトナーの吐出を禁止し、(2)ではトナーの帯電性が落ちるためトナーの吐出を禁止し、(3)では初期状態の現像剤はトナーの帯電性が高いためトナーの補給を禁止するようにした。光量制御は、TC濃度制御におけるトナー強制補給又はトナー強制吐出が必要なときは実行せず、前回の光量制御値をそのまま用いるようにした。
【選択図】 図7

Description

この発明は、電子写真方式を適用した複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特にベルト状の中間転写体を用いたフルカラーの画像を形成可能な画像形成装置に関するものである。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機やプリンタ等の画像形成装置としては、種々の方式のものが提案されており、既に製品化されてきている。上記画像形成装置のうち、特にフルカラーの画像を形成するカラー画像形成装置としては、大別して、中間転写体を用いたタイプと、中間転写体を用いないタイプに分けることができる。中間転写体を用いた画像形成装置は、感光体上に形成されたトナー像を、一旦、中間転写体上に一次転写するので、記録媒体の材質に関係なく一次転写を実施でき、フルカラー画像の高画質化に有利であるという特徴を有している。
また、上記中間転写体を用いたカラー画像形成装置としては、所謂”4サイクル方式”のものと、所謂”タンデム方式”のものがある。”4サイクル方式”のカラー画像形成装置は、単一の感光体上に順次形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、黒等の各色のトナー像を、中間転写体上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写体上に多重に転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒等のトナー像を、二次転写ロールによって記録媒体上に二次転写することにより、カラー画像を形成するように構成されている。
ところで、上記中間転写体を用いたカラー画像形成装置では、当該中間転写体上に各色毎の基準パッチマークを形成し、この基準パッチマークの濃度を検出することで、現像装置における各色の現像器にトナーを補給したり、吐出させたりすることで、貯留されているトナー量の安定化を図っている(特許文献1又は特許文献2参照)。以下、このトナー量の補給又は吐出によるトナー量調整を「TC濃度調整制御」という。
TC濃度調整制御では、一連のジョブが終了した時点で、基準パッチマークを形成する。従来は、実際の画像形成のときと同様に、Y色→M色→C色→K色の順に基準パッチマークを形成し、それぞれの基準パッチマークを中間転写体の移動軌跡に沿って設けられた濃度センサ(ADCセンサ)によって濃度を検出する。
検出された濃度値は、予め設定されたしきい値(所定の幅、すなわち上限しきい値と下限しきい値を持っている)と比較し、上限値を上回った場合は濃度が高いと判断し、現像器に貯留されているトナーを吐き出す動作を実行する。また、下限値を下回った場合は濃度が低いと判断し、現像装置に貯留されているトナーにトナーカートリッジからトナーを補給する動作を実行する。
これにより、各色の現像器には適量のトナーが貯留されることになり、濃度むら等を回避することができる。
また、上記TC濃度調整制御と並行し、別途基準パッチマークを形成し、当該基準パッチマークの濃度を検出し、予め設定されたしきい値と比較して、像担持体(感光体ドラム)に静電潜像を形成するために照射される光ビームの発光量を制御することも行われている(光量調整制御)。
ところで、前記TC濃度調整制御では、実際の現像器内のトナー量の安定供給を直接的な目的としているため、基準パッチマークは高濃度(100%)であり、一方、光量調整制御では、実際の画像の濃度の安定を直接的な目的としているため、基準パッチマークは中間濃度(50%程度)であり、それぞれ目的が異なる濃度補正を実行することで、最終的に画質の向上を図ることができる。
特開平3−98064号公報 特許第2565882号公報
しかしながら、前記TC濃度調整制御は、装置が定常状態であることで、安定したトナー量を維持できるものであり、例えば、異常な高湿度下での電源投入直後は画像形成エンジンが不安定であり、現像剤(トナー及びキャリア)自体も湿気を帯びて、帯電状態が不安定となっているため、形成する基準パッチマーク濃度と、実際の現像器内に貯留されているトナー量との相関関係を維持できない場合がある。特に、高湿度環境下で現像剤は、帯電性が低く、キャリアからトナーが離れ易くなっており、この結果、現像性が高くなり、定常時よりも基準パッチマークの濃度が高くなる。これは、高湿度下で長期間放置されるとより顕著となる。
このため、TC濃度調整制御が実行されると、トナーの吐出動作がなされてしまい、結果として濃度低下を起こす可能性がある。
また、現像剤そのものは、初期状態(新品の状態)では、帯電性が高く、キャリアからトナーが離れ難くなっており、この結果、現像性が低くなり、定常時よりも基準パチマークの濃度が低くなる。
さらに、基準パッチマークを形成するベースとなる中間転写体(例えば、中間転写ベルト)は、新品の状態と、ある程度の使い込まれた状態(所定回数の一次転写、二次転写、残トナー掻き取りがなされた状態)と、では、濃度センサで濃度を検出するときの表面からの反射光量が変動する。ある程度の処理後は、この反射光量の変動は収束するため、上記基準パッチマークの検出濃度と比較されるしきい値は、前記収束時に基づいて(定常状態に基づいて)設定されている。
このため、新品状態でTC濃度調整制御が実行されると、反射率が高いため基準パッチマークの濃度が高いと誤判断し、トナーの吐出が実行される場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、現像器に貯留されているトナー量の適正量の維持並びに安定化を図るべく、トナー濃度調整制御を精度良く実行し、必要以上のトナーの補給及び吐出を回避することができる画像形成装置を得ることが目的である。
第1の発明は、像担持体と、前記像担持体を一様帯電する帯電器と、前記帯電器にバイアス電圧を印加する帯電バイアス電圧印加手段と、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を少なくともトナーを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置にバイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記像担持体にトナーを現像することによりトナーを吐き出すトナー吐出手段と、で構成される画像形成エンジンを備えた画像形成装置であって、前記現像装置による現像状態に基づいて前記トナー補給手段又はトナー吐出手段を制御して、強制的に現像装置内のトナー量を所定量に維持するトナー量強制調整制御手段と、前記画像形成エンジンの過渡期を判別する過渡期判別手段と、前記過渡期判別手段によって過渡期を判別した場合に、前記トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制補給又は強制吐出の少なくとも一方を禁止する禁止手段と、を有している。
第1の発明によれば、トナー量強制調整制御手段では、現像装置に貯留されているトナー量を所定量に維持するべく、トナー補給手段による補給、或いはトナー吐出手段による吐出を行う。
ここで、過渡期判別手段により過渡期を判別すると、禁止手段では、前記トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制補給または強制吐出の少なくとも一方を禁止する。現像装置内のトナーが安定していないとき(例えば、帯電量が変動するようなとき)、現像性が変動する。このような状況でトナー量を維持するべく、トナーを強制補給或いは強制吐出させると、定常状態になったとき、かえって適正なトナー量から逸脱する可能性がある。このため、過渡期においては、トナー強制補給又はトナー強制吐出を禁止することで、トナーの帯電量が安定する定常状態まで待機する。
また、第1の発明において、像担持体に形成された画像を中間転写体へ一次転写する一次転写手段と、前記中間転写体に一次転写された画像を記録媒体へ二次転写する二次転写手段と、をさらに有し、前記トナー量強制調整制御手段が、前記中間転写体に基準パッチマークを作成する基準パッチマーク作成手段と、前記基準パッチマークの濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段で検出した濃度を予め定めたしきい値と比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、トナーの補給又は吐出を実行し、前記現像装置内のトナー量を所定量に維持することを特徴としている。
トナーの強制補給又は強制吐出の実行の有無、並びにその量は、基準パッチマークに基づいて設定する。すなわち基準パッチマーク作成手段では、中間転写体に基準パッチマークを作成する。作成されたパッチマークは、濃度検出手段によって検出し、比較手段で、検出値としきい値とを比較する。
この比較の結果に基づいて、トナーの補給又は吐出の必要性、並びに必要な場合の量を設定し補給又は吐出を実行する。
また、第1の発明において、前記過渡期判別手段が、前記中間転写体が未使用状態から所定量の使用状態となるまでを判別し、前記禁止手段が、前記中間転写体が未使用状態から所定量の使用状態となるまで、前記トナー量強制調整手段によるトナーの強制吐出を禁止することを特徴としている。
ここでの過渡期とは、中間転写体が新品で装着されたとき、すなわち未使用状態から所定量の使用状態となるまでの時期をいい、この間は、中間転写体の表面の反射率が高いため、濃度検出センサで検出する濃度値が、定常状態での検出値よりも高くなり、不必要にトナーの強制吐出を要求するデータとなる。そこで、この期間は、トナーの強制吐出が必要な結果が出ても、これを実行しない(禁止する)ことで、定常状態でのトナー量の安定化を図ることができる。
さらに、第1の発明において、前記過渡期判別手段が、前記画像形成エンジンの主電源投入状態を検出する主電源投入状態検出手段と、前記画像形成装置の周囲の環境湿度を検出する環境湿度センサと、を備え、前記禁止手段が、所定以上の高湿環境下で、かつ主電源が投入された直後は、前記トナー量強制調整手段によるトナー強制吐出を禁止することを特徴としている。
ここでの過渡期とは、環境湿度が所定以上であり、かつ画像形成エンジンの主電源が投入された直後をいい、このような条件下では、トナーの帯電性が落ちるため、定常状態に比べてトナーが像担持体へ移行しやすく(現像性が高く)なるため、例えば、基準パッチマークが必要以上に濃くなる。
この場合、トナーを強制吐出が必要な結果となるが、禁止手段では、これを禁止し、定常状態におけるトナー不足を防止することができる。
また、第1の発明において、前記過渡期判別手段が、少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は前記現像装置の交換直後を判別し、前記禁止手段が、少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は前記現像装置の交換直後は、トナー量強制調整手段によるトナーの強制補給を禁止することを特徴としている。
ここでの過渡期とは、少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は現像装置の交換直後をいい、このような状況下、すなわち、初期状態の現像剤は、トナーの帯電性が高い(現像性が低い)ため濃度調整を行うと、トナーを強制補給するように指示されることになる。しかし、設置後の現像剤の攪拌等によって帯電性が安定すれば、要求どおり強制補給したトナー分が余剰になるため、禁止手段では、上記条件の過渡期では、トナーの強制補給を禁止するようにした。
第2の発明は、像担持体と、前記像担持体を一様帯電する帯電器と、前記帯電器にバイアス電圧を印加する帯電バイアス電圧印加手段と、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を少なくともトナーを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置にバイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記像担持体にトナーを現像することによりトナーを吐き出すトナー吐出手段と、像担持体に形成された画像を各色毎に中間転写体へ重ねて一次転写する一次転写手段と、前記中間転写体に一次転写された各色が重ねられたカラー画像を記録媒体へ二次転写する二次転写手段と、前記中間転写体に、基準パッチマークを作成する基準パッチマーク作成手段と、前記基準パッチマークの濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段で検出した濃度を予め定めたしきい値と比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、トナーの補給又は吐出を実行し、前記現像装置内のトナー量を所定量に維持するトナー量強制調整制御手段と、前記比較手段による比較結果が許容値の範囲内であることを条件として、当該許容値の範囲内での濃度の調整を前記像担持体へ静電潜像を形成するための光ビームの発光量を調整する光量調整制御手段と、を有している。
第2の発明によれば、トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制補給又は強制吐出と並行して、光量調整制御手段では、光ビームの発光量を制御して濃度調整を行っている。この光量調整制御手段による濃度調整は、比較手段による比較結果が許容値の範囲内であることを条件として、当該許容値の範囲内で行う。すなわち、許容値の範囲外では、トナー量自体が不適正な量であるため、適正に調整し終えたときに、濃度が大きく変化し、光ビームの光量調整が無駄になる。そこで、このように濃度が許容値の範囲外の場合は、前回の光量調整値を維持するか、あるいは光量調整をキャンセルする。
これにより、無駄な制御を回避することができ、次の光量調整量も少なくすることができる。
また、第2の発明において、前記トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制調整量を決定するための第1の基準パッチマークと、前記光量調整制御手段による光ビームの発光量を決定するための第2の基準パッチマークと、を別々に作成すると共に、前記第1の基準パッチマークは100%の濃度値で作成し、第2の基準パッチマークは中間調濃度値で作成することを特徴としている。
トナー強制補給又は強制吐出のための基準パッチマーク(第1の基準パッチマーク)と、光量制御のための基準パッチマーク(第2の基準パッチマーク)と、を別々に作成する。
トナー強制補給又は強制吐出は、現像装置内のトナーの絶対量を調整するものであるため、第1の基準パッチマークは100%の濃度で作成する。一方、光量調整は、最終的に記録媒体に形成される画像を主体としており、この画像全体の積算濃度は中間調(グレー)に置き換えることが知られているため、第2の基準パッチマークは50%程度の中間調濃度で作成する。
以上説明した如く本発明では、現像器に貯留されているトナー量の適正量の維持並びに安定化を図るべく、トナー濃度調整制御を精度良く実行し、必要以上のトナーの補給及び吐出を回避することができるという優れた効果を有する。
(全体構成)
図1は、フルカラープリンタ1の本体を示すものであり、このフルカラープリンタ本体1の内部には、画像形成エンジンとしてのエンジン部1Aが配設されている。
エンジン部1Aの中央よりもやや右上部に、像担持体としての感光体ドラム2が回転可能に配設されている。この感光体ドラム2としては、例えば、表面にOPC等よりなる感光体層が被覆された直径が約47mmの導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により、矢印方向に沿って約150mm/secのプロセススピードで回転駆動される。上記感光体ドラム2の表面は、図1に示すように、当該感光体ドラム2の略直下に配置された帯電器としての帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、これ又感光体ドラム2直下の離れた位置に配置された露光手段としてのROS(Raster Output Scanner)4によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式の現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。
その際、上記感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。上記回転式の現像装置5は、所定のタイミングで回転駆動され、現像する色に対応した現像器5Y、5M、5C、5Kが、感光体ドラム2と対向する現像位置に移動する。
例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して4回繰り返され、当該感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。上記トナー像が形成されるにあたって感光体ドラム2が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム2が3回転することによって、1色の画像が形成される。
つまり、感光体ドラム2の表面には、感光体ドラム2が3回転するごとに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。なお、上記感光体ドラム2上に順次形成されるトナー像は、後述するように、一次転写位置を通過する際に、中間転写ベルト6上に互いに重ね合わされた状態で一次転写される。
上記感光体ドラム2上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写体としての中間転写ベルト6が巻き付けられた一次転写位置において、当該中間転写ベルト6上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール7によって一次転写される。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像は、二次転写ロール8によって、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に一括して二次転写される。上記二次転写ロール8は、中間転写ベルト6に従動するように構成しても良いが、図示しない駆動源からギアを介して回転駆動されるように構成しても良い。
その際、上記二次転写ロール8は、中間転写ベルト6との間に移動速度の差が生じないように、当該二次転写ロール8の回転速度の方が速くなった場合に空回転するように、トルクリミッターを介して回転駆動するように構成するのが望ましい。
記録用紙9は、図1に示すように、フルカラープリンタ本体1の下部に配置された給紙部10から、ピックアップロール11によって送り出されるとともに、フィードロール12及びリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置へと搬送される。上記二次転写ロール8は、所定のタイミングで中間転写ベルト6の表面に接離するように構成されている。この負荷ユニットとしての二次転写ロール8は、中間転写ベルト6の周上における距離が、感光体ドラムの下流側に近い位置に配置されており、後述するように、当該負荷ユニットが中間転写ベルト6に当接するタイミングに呼応して、前記感光体の駆動速度を低減もしくは増加するように構成されている。
上記中間転写ベルト6は、図1に示すように、複数のロールによって張架されており、所定のプロセススピード(約150mm/sec)で循環移動するように、感光体ドラム2の回転に伴って従動されるように構成されている。この中間転写ベルト6としては、弾性層のヤング率が30MPa以下であるクロロプレン、ウレアゴム、シリコンゴム等の伸縮性を有する弾性ベルトからなるものが用いられる。
また、この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、感光体ドラム2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト6上に転写する一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール17と、中間転写ベルト6のクリーニング装置18に対向する第1のクリーニングバックアップロール19と、第2のクリーニングバックアップロール20とによって、所定の張力で張架されている。
また、上記中間転写ベルト6は、上記の如く、複数のロール7、15〜17、19、20によって張架されているが、この実施の形態では、フルカラープリンタ本体1の小型化を図るため、その張架される断面形状が、偏平な細長い略台形状となるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、図1に示すように、フルカラープリンタの全体が可能な限り小型化されているが、フルカラープリンタ本体1の大きなスペースを回転式の現像装置5が占めている。そのため、上記フルカラープリンタ本体1は、装置の小型化を達成しつつ、中間転写ベルト6や回転式の現像装置5などのメンテナンス性を向上させるように設計されている。具体的に、上記中間転写ベルト6は、感光体ドラム2や帯電ロール3、二次転写ロール8を含めて、一体的に画像形成ユニット21を構成しており、フルカラープリンタ本体1の上部カバー22を開くことによって、画像形成ユニット21の全体がフルカラープリンタ本体1に着脱自在となるように構成されている。また、上記中間転写ベルト6の上部には、当該中間転写ベルト6上に形成されたトナーのパッチマーク濃度を検出する反射型フォトセンサからなる濃度センサ23が配設されている。
また、上記中間転写ベルト6のクリーニング装置18は、図1に示すように、第1のクリーニングバックアップロール19によって張架された中間転写ベルト6の表面に当接するように配置されたスクレーパ24と、第2のクリーニングバックアップロール20によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ25とを備えている。これらのスクレーパ24やクリーニングブラシ25によって除去された残留トナーや紙粉は、クリーニング装置18の内部に回収されるようになっている。なお、上記クリーニング装置18は、揺動軸26を中心にして、図中反時計周り方向に揺動可能に支持されており、中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しているとともに、所定のタイミングで中間転写ベルト6の表面に当接するように構成されている。
さらに、上記中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、図1に示すように、定着器27へと搬送され、この定着器27によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、片面プリントの場合には、排出ロール28によってプリンタ本体1の上部に設けられた排出トレイ29上にそのまま排出される。
一方、両面プリントの場合には、定着器27によりトナー像が定着された記録用紙9を、排出ロール28によって排出トレイ29上にそのまま排出せずに、排出ロール28によって記録用紙9の後端部を挟持した状態で、当該排出ロール28を逆転させるとともに、記録用紙9の搬送径路を両面用の用紙搬送路30に切り替え、この両面用の用紙搬送路30に配設された搬送ロール31によって、記録用紙9の表裏を反転した状態で、再度、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送して、記録用紙9の裏面に画像を形成するようになっている。
さらに、上記フルカラープリンタには、図1に示すように、オプションによって、プリンタ本体1の側面に手差しトレイ32が開閉自在に装着可能となっている。この手差しトレイ32上に載置された任意のサイズ及び種類の記録用紙9は、給紙ロール33によって給紙され、搬送ロール31及びレジストロール14を介して、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送されることにより、任意のサイズ及び種類の記録用紙9にも画像を形成することが可能となっている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の斜め下方に配置されたクリーニング装置34のクリーニングブレード35によって、残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
本実施の形態に係るフルカラープリンタでは、感光体ドラム2がステッピングモータ等からなる駆動源(図示省略)によって、直接又は複数枚のギア等を介して所定の周速(約150mm/sec)で回転駆動されるように構成されている。また、中間転写ベルト6は、感光体ドラム2の表面に巻き付けられた状態で、当該感光体ドラム2に従動回転するように構成されている。
また、上記中間転写ベルト6の表面には、図2に示すように、その幅方向の一端部に、当該中間転写ベルト6の回転周期を検出するための矩形状の基準位置マーク41が、合成樹脂とアルミの融着等によって光を反射するように設けられている。
上記基準位置マーク41は、中間転写ベルト6の循環軌道に沿って、当該中間転写ベルト6の下面近傍に配設された反射型の光センサ等からなる基準位置検出手段42によって検出されるようになっている。
さらに、上記中間転写ベルト6の表面には、二次転写ロール8が所定のタイミングで接離するように構成されている。また、上記中間転写ベルト6の表面には、クリーニング装置18が所定のタイミングで接離するように構成されている。
(現像装置5)
図3に示される如く、現像装置5は、垂直面内で回転可能に配置された現像装置本体40を備えている。現像装置本体40は、その中心部に長手方向に沿って配設された円筒状の回転軸部材41と、当該回転軸部材41の長手方向の手前側の端部に配設されたフロント側のフランジ部材43Aと、前記回転軸部材41の長手方向の奥側の端部に配設されたリア側のフランジ部材43Bと、回転軸部材41とフロント側及びリア側のフランジ部材43A、43Bによって形成される円筒形状の空間Sを90°毎に4つに仕切る仕切り部材44とを備えている。
上記現像装置本体40は、回転軸部材41を中心にして、図1に示すように反時計回り方向に沿って回転可能にエンジン部1Aに取り付けられている。
この現像装置本体40には、図4に示すように、時計回り方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの現像剤カートリッジ45Y、45M、45C、45Kが、周方向に沿って実装されている。
これらの現像器5Y、5M、5C、5Kは、全て同様に構成されているので、ここでは、イエロー(Y)の現像器5Yを例にして説明すると、このイエロー(Y)の現像器5Yは、図5に示すように、現像器本体46を備えており、当該現像器本体46には、対応する現像剤カートリッジ45Yから新しい現像剤が供給されるように構成されている。
上記現像器本体46の内部には、図5に示すように、現像器本体46の外周に面して設けられた開口部47に一部が露出するように配置され、紙面に垂直な方向に長尺な現像ロール48と、この現像ロール48の斜め下方の背面側に位置し、当該現像ロール48と並行に延びる2本のスパイラルオーガ49、50が配設されている。
上記現像器5Yでは、現像ロール48が回転すると、奥側のスパイラルオーガ49が、現像器本体46内に収容されている現像剤51を紙面と垂直な一方向に攪拌しながら搬送する。
一方、スパイラルオーガ50は、スパイラルオーガ49の搬送方向とは逆方向に現像剤51を攪拌しながら搬送して、現像剤51を現像ロール48に均等に供給するものである。
なお、本実施の形態では、現像剤51として、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を使用しているが、現像剤51としては少なくともトナーを含んでいればよく、トナーのみからなる1成分現像剤を使用してもよい。
現像ロール48は、内部に固定した状態で配設されるマグネットロール48aによって現像剤51に含まれるキャリアを磁力で吸着し、当該現像ロール48の表面に現像剤51の磁気ブラシを形成し、キャリアに吸着したトナーを感光体ドラム2と対向する現像領域へと搬送する。そして、感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、現像ロール48の表面に形成されたトナーによって顕像化されるようになっている。
(画像形成制御系)
ここで、本実施の形態に係るフルカラープリンタでは、所定のタイミングで、プロセスコントロール動作が実行され、各色のトナー像の濃度が所定の濃度に等しくなるような制御が行われる。このプロセスコントロール動作は、例えば、プリンタの電源が投入されたときや、所定枚数のプリントが行われたとき、あるいは感光体ドラム2の回転数が所定値に達したときや、プリンタ本体1内部の温度や湿度が所定値以上変化したときなど、所定のタイミングで実行される。
上記プロセスコントロール動作では、感光体ドラム2上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像からなるパッチマークを、100%や50%等の所定の濃度で形成し、当該感光体ドラム2上に形成された各色のトナーパッチマークを、中間転写ベルト6上に転写した状態で、図2に示すように、濃度センサ23によって読み取り、現像器5Y、5M、5C、5K内のトナー濃度(以下、TC濃度制御という)や、ROS4の露光量(以下、光量制御という)などを調整することにより、所定の画像濃度が得られるように制御する動作が行われる。なお、上記TC濃度制御及び光量制御の他に現像バイアス電位、感光体ドラム2の帯電電位等が補正対象となり得るが、以下では、TC濃度制御と光量制御を主として説明する。
図6は、エンジン部1Aにおける画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部100には、図示しない商用電源が接続されており、低電圧電源及び高電圧電源を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントローラ102には、ユーザーインターフェイス104が接続され、ユーザーの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザーへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ102には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ102では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部1Aに適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、画像形成処理制御部106へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部106では、入力されたイメージデータに基づいて、光走査系コントロール部108、駆動系コントロール部110、帯電器コントロール部112、現像装置コントロール部114、定着器コントロール部116のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部106には、ユニット装填状態管理部118が接続されており、エンジン部1Aが設置されたとき、現像装置5(現像剤カートリッジ45を含む)が交換されたとき、中間転写ベルト6が交換されたとき等、エンジン部1Aが過渡期である時期を判断するようになっている。ユニット装填状態管理部118で判別した前記過渡期は、メインコントローラ102へ送出されるようになっている。
また、前記メイン電源管理部100には、電源投入監視センサ120が接続され、この電源投入監視センサ120によって電源の投入時を検出し、その電源投入時情報をユニット装填状態管理部118を介してメインコントローラ102へ送出するようになっている。
さらに、メインコントローラ102には、湿度センサ122が接続されている。この湿度センサ122では、エンジン部1Aの周囲の環境湿度を検出する。
上記の結果、メインコントローラ102には、ユニット装填状態管理部118からエンジン部設置状態、現像装置交換状態、中間転写ベルト交換状態、電源投入状態が入力されると共に、湿度センサ122から湿度データが入力されるようになっており、これらの情報からフルカラープリンタ1の過渡期を判断するようになっている。本実施の形態では、過渡期を状況に応じて、以下のように定義する。
(1) 中間転写ベルト6が新品で装着されたとき、すなわち未使用状態から所定量の使用状態となるまでの時期
(2) 環境湿度が所定以上であり、かつ画像形成エンジンの主電源が投入された直後
(3) 少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は現像装置の交換直後
また、メインコントローラ102には、プロセスコントロール部124が接続されている。このプロセスコントロール部124は、画像形成処理制御部106とも接続されており、画像形成処理状態に応じて、適宜プロセスコントロール(前述したTC濃度制御及び光量制御)を実行するようになっている。
このプロセスコントロール部124では、第1段階として、まず、図2に示される如く、中間転写ベルト6の表面に第1の基準パッチマークP1(TC濃度制御用)、と第2の基準パッチマーク(光量制御用)P2を形成するように画像形成処理制御部106へ指示を出す。
前記駆動系コントロール部110には、前述した基準位置検出手段42と濃度センサ23とが接続されており、基準位置検出手段42によって、中間転写ベルト6上に形成された第1の基準パッチマークP1及び第2の基準パッチマークP2の位置を精度よく検出し、かつ濃度センサ23によってそれぞれの濃度を検出し、当該検出データを画像形成処理制御部106を介してプロセスコントロール部124へ送出する。
プロセスコントロール部124では、前記検出データに基づいて、TC濃度制御の場合は現像装置コントロール部114に対して、トナーの強制補給又はトナーの強制吐出を指示する。また、光量制御の場合は光走査系コントロール部108に対して、光ビームの光量値を指示する。
ここで、本実施の形態では、前記それぞれの過渡期において、TC濃度制御に制限を与えるようにしている。
(1)の条件に相当する過渡期(トナーの強制吐出を禁止)
中間転写体の表面の反射率が高いため、濃度検出センサで検出する濃度値が、定常状態での検出値よりも高くなり、不必要にトナーの強制吐出を要求するデータとなる。そこで、この期間は、トナーの強制吐出が必要な結果が出ても、これを実行しない(禁止する)。
(2)の条件に相当する過渡期(トナーの強制吐出禁止)
トナーの帯電性が落ちるため、定常状態に比べてトナーが像担持体へ移行しやすく(現像性が高く)なるため、例えば、基準パッチマークが必要以上に濃くなる。この場合、トナーを強制吐出が必要な結果となるが、これを禁止する。
(3)の条件に相当する過渡期(トナーの強制補給禁止)
初期状態の現像剤は、トナーの帯電性が高い(現像性が低い)ため濃度調整を行うと、トナーを強制補給するように指示されることになる。しかし、設置後の現像剤の攪拌等によって帯電性が安定すれば、要求どおり強制補給したトナー分が余剰になるため、トナーの強制補給を禁止する。
また、光量制御における制限は、定常状態で前記TC濃度制御が実行されるようなとき、光量制御に制限を与えている。
すなわち、光量制御は、TC濃度制御と並行して、光ビームの発光量を制御して濃度調整を行っている。この光量制御は、従来、TC濃度制御とは独立した形で実行されていたが、本実施の形態では、TC濃度制御におけるトナー強制補給又はトナー強制吐出が必要なときは実行せず、前回の光量制御値をそのまま用いるようにした。
TC濃度制御が実行されるということは,トナー量自体が不適正な量であるため、適正に調整し終えたときに、濃度が大きく変化し、光ビームの光量制御が無駄になり、かえって次の光量制御のときに誤差を冗長させる結果になり得る。そこで、前回の光量調整値を維持し、トナー量が安定した状態で再開するようにしている。
以下、図7に従いプロセスコントロール部124における前記TC濃度制御の禁止を含む機能ブロック図を示す。
メインコントローラ102(図6参照)から出力される第1の基準パッチマークP1に基づくP1濃度データは、TC用濃度比較部150に入力されるようになっている。このTC濃度用比較部150には、TC用基準濃度データメモリ152が接続されており、TC濃度用比較部150において、検出したP1濃度データと、基準濃度データとが比較され、比較結果が濃度判定部154へ送出される。
濃度判定部154では、基準濃度よりも高いか低いかの判定を行い、P1濃度が低い場合には、補給指示部156へアクティブ信号を送出し、P1濃度が高い場合には、吐出指示部158へアクティブ信号を送出する。
補給指示部156及び吐出指示部158では、前記アクティブ信号が入力されたことをトリガとして、画像形成処理制御部106(図6参照)へトナーの補給又はトナーの吐出を指示する実行信号を送出する。
一方、メインコントローラ102(図6参照)から出力される第2の基準パッチマークP2に基づくP2濃度データは、光量調整用濃度比較部160に入力されるようになっている。この光量調整用用比較部160には、光量調整用基準濃度データメモリ162が接続されており、光量調整用比較部160において、検出したP2濃度データと、基準濃度データとが比較され、比較結果が濃度判定部164へ送出される。
濃度判定部164では、基準濃度よりも高いか低いかの判定を行い、判定結果を光量補正指示部166へ送出する。
光量補正指示部166では、画像形成処理制御部106(図6参照)に対して、P2濃度が低い場合には、光ビームの光量を上げるように指示し、P2濃度が高い場合には、光ビームの光量を下げるように指示する実行信号を送出する。
ここで、本実施の形態のプロセスコントロール部124は、濃度調整制限条件解析部168を備えており、メインコントローラ102(図6参照)から湿度データ及び過渡期データが入力されるようになっている。
濃度調整制限条件解析部168では、湿度データ及び過渡期データに基づいて、前述したTC濃度調整又は光量調整の条件と照合する。
照合結果は、濃度調整禁止判定部170へ送出され、この濃度調整禁止判定部170において、濃度調整禁止対象を判定し、補給指示部156、吐出指示部158、光量補正指示部166へ選択的に禁止信号を送出する。
この禁止信号により、補給指示部156、吐出指示部158、光量補正指示部166は、画像形成処理制御部106(図6参照)への実行信号を送出をキャンセルし、実質的に濃度調整が回避される。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常プリント動作)
本実施の形態に係るフルカラープリンタでは、次のようにして、カラー画像のプリント動作が行われる。
上記フルカラープリンタでは、プリント動作時に、感光体ドラム2が所定の速度(約150mm/sec)で回転駆動されるとともに、中間転写ベルト6が感光体ドラム2の表面に巻き付けられた状態で従動される。
その後、上記感光体ドラム2の表面は、帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、ROS4によって第1色目のイエロー色の画像に対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、回転式現像装置5のイエロー色の現像器5Yによって現像され、感光体ドラム2の表面には、イエロー色のトナー像が形成される。
その際、上記中間転写ベルト6の表面には、感光体ドラム2の表面に第1色目のイエロー色の画像露光が施される以前から、クリーニング装置18が当接した状態となっており、当該中間転写ベルト6の表面は、クリーニング装置18によってクリーニングされている。つまり、上記感光体ドラム2表面への第1色目のイエロー色の画像露光は、感光体ドラム2の表面に巻き付けられて従動駆動される中間転写ベルト6の表面にクリーニング装置18が当接したままの状態で行われる。
上記感光体ドラム2の表面へのイエロー色の画像露光が終了すると、クリーニング装置18が中間転写ベルト6の表面から離間される。このとき、感光体ドラム2の表面に形成されたイエロー色のトナー像は、一次転写位置において中間転写ベルト6上に一次転写された状態となっている。
その後、上記感光体ドラム2の表面は、帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、ROS4によって例えば2色目のマゼンタ色の画像に対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、回転式現像装置5のマゼンタ色の現像器5Mによって現像され、感光体ドラムの表面には、マゼンタ色のトナー像が形成される。この感光体ドラム2の表面に形成されたマゼンタ色のトナー像は、一次転写位置において、既にイエロー色のトナー像が転写された中間転写ベルト6上に、重ね合わせた状態で一次転写される。
次に、上記感光体ドラム2の表面は、帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、ROS4によって3色目のシアン色の画像に対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、回転式現像装置5のシアン色の現像器5Cによって現像され、感光体ドラム2の表面には、シアン色のトナー像が形成される。この感光体ドラム2の表面に形成されたシアン色のトナー像は、一次転写位置において、既にイエロー色及びマゼンタ色のトナー像が転写された中間転写ベルト6上に、重ね合わせた状態で一次転写される。
さらに、上記感光体ドラム2の表面は、帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、ROS4によって4色目の黒色の画像に対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、回転式現像装置5の黒色の現像器5Kによって現像され、感光体ドラム2の表面には、黒色のトナー像が形成される。この感光体ドラム2の表面に形成された黒色のトナー像は、図9に示すように、一次転写位置において、既にイエロー色、マゼンタ色及びシアン色のトナー像が転写された中間転写ベルト上に、重ね合わせた状態で一次転写される。
その際、上記中間転写ベルト6の表面には、黒色の画像露光に先立って、二次転写ロール8が当接する。
上記感光体ドラム2上への黒色の画像露光が終了すると、中間転写ベルト6の表面にクリーニング装置18が当接する。
このように、上記中間転写ベルト6の表面には、感光体ドラム2の表面に最終色の黒色の画像露光が施される以前から、二次転写ロール8が当接した状態となっている。つまり、上記感光体ドラム2表面への最終色の黒色の画像露光は、感光体ドラム2の表面に巻き付けられて従動駆動される中間転写ベルト6の表面に二次転写ロール8が当接したままの状態で行われる。
二次転写ロール8が中間転写ベルト6に当接すると、前記4色分が重ねられた画像が、記録用紙9に転写され、定着器27を通過することで定着されて排出される。
(プロセスコントロール)
ここで本実施の形態では、上記通常のプリント動作におけるジョブ間に、プロセスコントロール制御(TC濃度調整及び光量調整)が実行される。このプロセスコントロール制御の際には、中間転写ベルト6に、TC濃度調整用として第1の基準パッチマークP1を形成し、光量調整用として第2の基準パッチマークP2を形成する。
形成された第1の基準パッチマークP1及び第2の基準パッチマークP2は、濃度センサ23によって濃度が検出され、この検出された濃度に基づいて、TC濃度調整ではトナーの補給又は吐出が実行され、光量調整では光ビームの発光量調整が実行される。このプロセスコントロール制御によって、適正な濃度を維持することができる。
ところで、このプロセスコントロール制御は、プリンタの過渡期等では、トナーの帯電量が安定しておらず、プロセスコントロール自体がかえって濃度むらを発生させてしまうことがある。そこで、本実施の形態では、所定のプロセスコントロール禁止条件を設定し、当該禁止条件に合致した場合には、プロセスコントロールを禁止するようにした。
以下、プロセスコントロール制御、並びにその禁止条件設定制御を図8及び図9のフローチャートにした説明する。
まず、図8に従い、プロセスコントロール制御について説明する。
ステップ200では、ジョブが終了したか否かが判断され、否定判定の場合はプロセスコントロールの時期ではないと判断し、このルーチンは実行しない。
ステップ200で肯定判定されると、ステップ202へ移行して第1の基準パッチマークP1及び第2の基準パッチマークP2を中間転写ベルト6上へ形成する。
次のステップ204では、第1の基準パッチマークP1の濃度を検出し、次いでステップ206へ移行してTC濃度調整用基準データメモリ152からTC濃度調整用基準データを読出し、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、前記検出した濃度と基準データとを比較し、次いでステップ210で当該比較の結果が許容範囲内か否かが判断される。
ステップ210で肯定判定された場合には、TC濃度は許容範囲内と判断し、ステップ212へ移行して第2の基準パッチマークP2の濃度を検出する。
次のステップ214では、光量調整用基準データメモリ162から光量調整用基準データを読出し、ステップ216へ移行する。
ステップ216では、前記検出した濃度と基準データとを比較し、次いでステップ218で当該比較の結果が許容範囲内か否かがが判断される。
ステップ218で否定判定された場合には、光量調整用の濃度は許容範囲外であると判断し、ステップ220へ移行して光量調整を指示する。また、ステップ218で肯定判定された場合は、光量調整が不要であると判断し、このルーチンは終了する。
また、前記ステップ210において否定判定(TC濃度が許容範囲外)された場合には、ステップ222へ移行して、トナーの補給が必要か、トナーの吐出が必要かを判別する。
ステップ222でトナーの吐出が必要と判別された場合には、ステップ224へ移行して、第1の禁止条件又は第2の禁止条件フラグが成立しているか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ226へ移行して吐出を指示する。一方、ステップ224で肯定判定された場合には、トナーの吐出がかえって悪影響を及ぼすと判断し、トナーの吐出を回避し、このルーチンは終了する。なお、第1の禁止条件フラグ又は第2の禁止条件フラグについては、後述(図9参照)する。
一方、ステップ222でトナーの補給が必要と判別された場合には、ステップ228へ移行して、第3の禁止条件フラグが成立しているか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ230へ移行して補給を指示する。一方、ステップ228で肯定判定された場合には、トナーの補給がかえって悪影響を及ぼすと判断し、トナーの補給を回避し、このルーチンは終了する。なお、第3の禁止条件フラグについては、後述(図9参照)する。
次に、図9のフローチャートに従い、TC濃度調整制御におけるトナーの補給又はトナーの吐出制御の禁止条件の設定ルーチンを説明する。
ステップ250では中間転写ベルト6が新品か否かが判断される。この判定は、中間転写ベルト6が新品交換されてから所定枚数の処理が終了するまでを肯定判定、それ以後を否定判定する。
ステップ250で肯定判定された場合には、ステップ252で第1の禁止条件フラグを成立させ、ステップ256へ移行する。また、ステップ250で否定判定された場合には、ステップ254で第1の禁止条件フラグを不成立とし、ステップ256へ移行する。
この第1の禁止条件フラグは、前述の(1)の条件の判別に用いられる。
次に、ステップ256では、湿度センサ122で環境湿度を検出し、ステップ258へ移行する。ステップ258では、検出した湿度が所定以上か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ260へ移行して主電源投入直後か否かが判断される。この判別は、電源投入から所定時間経過までを肯定判定、それ以降を否定判定とする。
このステップ260で肯定判定されると、前述の第2の条件が揃ったと判断し、ステップ262へ移行して、第2の禁止条件フラグを成立させ、ステップ266へ移行する。
また、ステップ258又はステップ260で否定判定された場合には、ステップ262へ移行して、第2の禁止条件フラグを不成立とし、ステップ266へ移行する。この第2の禁止条件フラグは、前述の(2)の条件の判別に用いられる。
ステップ266では、エンジン部設置直後か或いは現像装置交換直後かを判断する。この判別は、エンジン部1aが設置、或いは現像装置5が交換されてから所定枚数処理されるまでを肯定判定、それ以後を否定判定とする。
ステップ266で肯定判定された場合には、ステップ268へ移行して第3の禁止条件フラグを成立させ、このルーチンは終了する。また、ステップ268で否定判定された場合には、ステップ270へ移行して第3の禁止条件フラグを不成立とし、このルーチンは終了する。この第3の禁止条件フラグは、前述の(3)の条件の判別に用いられる。
以上説明したように本実施の形態では、前述の(1)の条件に相当する過渡期では、中間転写体の表面の反射率が高いため、濃度検出センサで検出する濃度値が、定常状態での検出値よりも高くなり、不必要にトナーの強制吐出を要求するデータとなる。そこで、この期間は、トナーの強制吐出が必要な結果が出ても、これを実行しない(禁止する)ことで、定常状態でのトナー量の安定化を図ることができる。
また、前述の(2)の条件に相当する過渡期では、トナーの帯電性が落ちるため、定常状態に比べてトナーが像担持体へ移行しやすく(現像性が高く)なるため、例えば、基準パッチマークが必要以上に濃くなる。
この場合、トナーを強制吐出が必要な結果となるが、禁止手段では、これを禁止し、定常状態におけるトナー不足を防止することができる。
さらに、前述の(3)の条件に相当する過渡期では、初期状態の現像剤は、トナーの帯電性が高い(現像性が低い)ため濃度調整を行うと、トナーを強制補給するように指示されることになる。しかし、設置後の現像剤の攪拌等によって帯電性が安定すれば、要求どおり強制補給したトナー分が余剰になるため、禁止手段では、上記条件の過渡期では、トナーの強制補給を禁止するようにした。
また、光量制御は、TC濃度制御におけるトナー強制補給又はトナー強制吐出が必要なときは実行せず、前回の光量制御値をそのまま用いるようにした。すなわち、TC濃度制御が実行されるということは,トナー量自体が不適正な量であるため、適正に調整し終えたときに、濃度が大きく変化し、光ビームの光量制御が無駄になり、かえって次の光量制御のときに誤差を冗長させる結果になり得る。そこで、前回の光量調整値を維持し、トナー量が安定した状態で再開することで、光量制御の精度を向上することができる。
本実施の形態に係るフルカラープリンタの要部を示す構成図である。 中間転写ベルトの展開図である。 現像装置の斜視図である。 現像装置の軸直角断面図である。 Y色を例とり現像部の詳細を示した拡大断面図である。 エンジン部における画像形成のための制御系のブロック図である。 プロセスコントロール部で実行される制御を機能的に示したブロック図である。 本実施の形態に係るプロセスコントロールの流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るプロセスコントロールにおける禁止条件設定制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 フルカラープリンタ
1A エンジン部
2 感光体ドラム(像担持体)
3 帯電ロール(帯電器)
4 ROS(像形成手段)
5 現像装置
6 中間転写ベルト
7 一次転写ロール
8 二次転写ロール
9 記録用紙(記録媒体)
18 クリーニング装置
23 濃度センサ(濃度検出手段)
27 定着器
40 現像装置本体(トナー補給手段、トナー吐出手段)
42 基準位置検出手段
48 現像ロール
49 スパイラルオーガ
50 スパイラルオーガ
51 現像剤
100 メイン電源管理部
102 メインコントローラ
104 ユーザーインターフェイス
106 画像形成処理制御部(基準パッチマーク作成手段)
108 光走査系コントロール部
110 駆動系コントロール部
112 帯電器コントロール部(帯電バイアス電圧印加手段)
114 現像装置コントロール部(現像バイアス電圧印加手段)
116 定着器コントロール部
118 ユニット装填状態管理部
120 電源投入監視センサ(主電源投入状態検出手段)
122 湿度センサ(環境湿度センサ)
124 プロセスコントロール部(トナー量強制調整制御手段)
150 TC用濃度比較部(比較手段)
152 TC用基準濃度データメモリ
154 濃度判定部
156 補給指示部
158 吐出指示部
160 光量調整用用比較部
162 光量調整用基準濃度データメモリ
164 濃度判定部
166 光量補正指示部
168 濃度調整制限条件解析部(過渡期判別手段)
170 濃度調整禁止判定部(禁止手段)
P1 第1の基準パッチマーク
P2 第2の基準パッチマーク

Claims (7)

  1. 像担持体と、前記像担持体を一様帯電する帯電器と、前記帯電器にバイアス電圧を印加する帯電バイアス電圧印加手段と、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を少なくともトナーを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置にバイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記像担持体にトナーを現像することによりトナーを吐き出すトナー吐出手段と、で構成される画像形成エンジンを備えた画像形成装置であって、
    前記現像装置による現像状態に基づいて前記トナー補給手段又はトナー吐出手段を制御して、強制的に現像装置内のトナー量を所定量に維持するトナー量強制調整制御手段と、
    前記画像形成エンジンの過渡期を判別する過渡期判別手段と、
    前記過渡期判別手段によって過渡期を判別した場合に、前記トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制補給又は強制吐出の少なくとも一方を禁止する禁止手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 像担持体に形成された画像を中間転写体へ一次転写する一次転写手段と、前記中間転写体に一次転写された画像を記録媒体へ二次転写する二次転写手段と、をさらに有し、
    前記トナー量強制調整制御手段が、
    前記中間転写体に基準パッチマークを作成する基準パッチマーク作成手段と、
    前記基準パッチマークの濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段で検出した濃度を予め定めたしきい値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、トナーの補給又は吐出を実行し、前記現像装置内のトナー量を所定量に維持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記過渡期判別手段が、前記中間転写体が未使用状態から所定量の使用状態となるまでを判別し、
    前記禁止手段が、前記中間転写体が未使用状態から所定量の使用状態となるまで、前記トナー量強制調整手段によるトナーの強制吐出を禁止することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記過渡期判別手段が、
    前記画像形成エンジンの主電源投入状態を検出する主電源投入状態検出手段と、
    前記画像形成装置の周囲の環境湿度を検出する環境湿度センサと、を備え、
    前記禁止手段が、所定以上の高湿環境下で、かつ主電源が投入された直後は、前記トナー量強制調整手段によるトナー強制吐出を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記過渡期判別手段が、少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は前記現像装置の交換直後を判別し、前記禁止手段が、少なくとも画像形成エンジンの設置直後又は前記現像装置の交換直後は、トナー量強制調整手段によるトナーの強制補給を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  6. 像担持体と、前記像担持体を一様帯電する帯電器と、前記帯電器にバイアス電圧を印加する帯電バイアス電圧印加手段と、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を少なくともトナーを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置と、前記現像装置にバイアス電圧を印加する現像バイアス電圧印加手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記像担持体にトナーを現像することによりトナーを吐き出すトナー吐出手段と、
    像担持体に形成された画像を各色毎に中間転写体へ重ねて一次転写する一次転写手段と、
    前記中間転写体に一次転写された各色が重ねられたカラー画像を記録媒体へ二次転写する二次転写手段と、
    前記中間転写体に、基準パッチマークを作成する基準パッチマーク作成手段と、
    前記基準パッチマークの濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段で検出した濃度を予め定めたしきい値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、トナーの補給又は吐出を実行し、前記現像装置内のトナー量を所定量に維持するトナー量強制調整制御手段と、
    前記比較手段による比較結果が許容値の範囲内であることを条件として、当該許容値の範囲内での濃度の調整を前記像担持体へ静電潜像を形成するための光ビームの発光量を調整する光量調整制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  7. 前記トナー量強制調整制御手段によるトナーの強制調整量を決定するための第1の基準パッチマークと、前記光量調整制御手段による光ビームの発光量を決定するための第2の基準パッチマークと、を別々に作成すると共に、前記第1の基準パッチマークは100%の濃度値で作成し、第2の基準パッチマークは中間調濃度値で作成する、ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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