JP2000181155A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP2000181155A
JP2000181155A JP10361055A JP36105598A JP2000181155A JP 2000181155 A JP2000181155 A JP 2000181155A JP 10361055 A JP10361055 A JP 10361055A JP 36105598 A JP36105598 A JP 36105598A JP 2000181155 A JP2000181155 A JP 2000181155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像形成方法及び画像形成装置に関
し、高品質な画像を長期間に亘り提供できる画像形成方
法及び画像形成装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 所定のトナ−像を感光体上に形成し、該
所定のトナ−像の画像濃度を画像濃度検知手段により検
知し、該画像濃度検知手段による検知情報に基づき、所
定の画像濃度となるように、画像濃度の調整を行う画像
形成方法において、前記画像濃度の調整を行うための第
1の画像濃度調整工程と第2の画像濃度調整工程とを有
し、前記第1の画像濃度調整工程においては、現像条件
である現像スリ−ブの回転数を変更することで画像濃度
を調整し、前記第2の画像濃度調整工程においては、ト
ナ−を補給することで画像濃度の調整を行うように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
−、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
り、詳しくは、電子写真方式を適用し、トナ−とキャリ
アから成る二成分現像剤により現像して画像を形成し、
現像に供されることにより現像剤中で不足するトナ−を
適切に補給し、且つ、形成されるトナ−像の画像濃度を
適正にし、長期間に亘り高品質な画像を提供できる画像
形成方法及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナ−とキャリアから成る二成分
現像剤を使用して感光体上の潜像を現像する現像器にお
いては、現像することで消費されるトナ−の減少を補う
ために、消費量に見合った量のトナ−を補給し、現像剤
中のトナ−の割合であるトナ−濃度を一定に維持して良
好な画像品質を維持するようになされている。
【0003】上記トナ−の補給においては、各種の補給
方式が考案されており、第1の方法としては、トナ−濃
度の実測、即ち、現像剤の抵抗値や透磁率等を検出し、
トナ−濃度の低下が検知された場合はトナ−を補給する
ようにすることで、トナ−濃度を一定に維持するように
なされている。
【0004】しかしながら、上記したトナ−濃度の実測
においては限界があり、検知手段の検知誤差が発生し
て、必ずしも高品質な画像を提供できるに到っていな
い。また、環境条件の変動や、現像剤の劣化による特性
変化等により、現像特性が変化し、これに伴って、適正
なトナ−濃度も変化してくる。現像剤は、現像器内で均
一に混合するために撹拌されており、撹拌によるストレ
スを受けて劣化してくるものである。現像剤が劣化して
くると、トナ−の帯電性の低下により、現像性が過剰と
なってカブリを発生したり、キャリア粒子とトナ−粒子
のク−ロン力の低下等によるトナ−の飛散を伴うように
なる。
【0005】上記した欠点を補うために、特開平7ー1
37346号公報等には、トナー濃度を実測により検知
してトナ−を補給することに加えて、感光体上に形成さ
れたトナー像の画像濃度を測定し、良好な画像品質とな
る現像条件(帯電電位、バイアス電位、露光強度、現像
スリーブ回転数、等)に変更することで、現像特性の変
化に対処して、良好な画像濃度を提供するようになされ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等が上記したような方法による画像形成を検討した結
果、充分な改善とはならず、なお、欠点を有することが
判明した。
【0007】即ち、前記した技術の基本思想は、現像に
より消費されることで現像剤中のトナ−濃度が低下する
状況をトナー濃度を実測することで検知し、該情報に基
づき消費されたトナ−に対応する量のトナ−を補給し
て、予め設定された適性なトナ−濃度に維持することに
あり、環境条件の変動等により適正なトナ−濃度が変化
した場合には対処できるものではない。
【0008】従って、第1の問題として、長期間に亘る
使用によるキャリア粒子表面の汚染等により現像剤が劣
化すると、キャリア粒子の摩擦帯電効率の低下によるト
ナ−の帯電量が低下してしまう。帯電量の低下したトナ
−により現像すると現像過剰(著しく高濃度な画像)と
なり、画像の肥大化等による画質の低下や、本来現像さ
れないはずの非画像領域にもトナ−が現像され付着する
こととなり、カブリ等の画質低下を招いてしまう。或い
は、クーロン力の低下により、キャリア粒子表面にトナ
ー粒子を保持できなくなり、現像スリ−ブの回転による
遠心力の作用によりトナーが現像スリ−ブ上から機内に
飛散し、画像を汚染する等の各種の問題を発生してしま
う。この問題の根本原因は、現像剤の劣化により現像剤
の特性が変化し、適性トナー濃度が変わっているにもか
かわらず、その時の実際の現像剤のトナー濃度を検出し
てトナーを補給することで初期と変わらないように所定
の適正なトナー濃度に維持するように設定されているた
めである。
【0009】第2の問題として、一般的に、長期間の休
止においては、現像剤が撹拌されずキャリア粒子とトナ
ー粒子の摩擦帯電がなされないため、トナーの帯電量が
低下してしまう。休止後に使用を再開した場合、再開初
期においては、トナーの帯電量は摩擦帯電の飽和帯電量
にまで到達できていない帯電量の低い状態にある。この
低い状態は数十から数百コピーの画像形成が行われるこ
とで現像剤が撹拌されることにより帯電量が前回の休止
前の帯電量にまで回復してくる。しかしながら、再開初
期においてはトナーの帯電量の低下のため、現像性は著
しく高い過剰現像状態にある。過剰現像状態で現像がな
されると、前記した第1の問題の場合と同様に、画質の
低下、カブリ、トナー飛散、等の問題を発生してしてし
まう。この場合においては、トナ−の帯電量が低いこと
により適性トナ−濃度が低下している状態にあり、トナ
−濃度を低下せしめる必要があるにもかかわらず、従来
の方式を用いるとトナ−濃度過剰の状況が継続されるた
めに、問題を改善できない。
【0010】第3の問題として、環境条件が変わると現
像剤の特性も変化し、トナー濃度の適性条件も変わって
しまう。高温高湿な環境条件下では、トナ−表面の摩擦
帯電電荷がリ−クし易くなってトナーの帯電量は低下
し、これに伴って適性トナ−濃度も低濃度側へとシフト
するため、前記した第1の問題の場合と同様に、画質の
低下、カブリ、トナー飛散、等の問題を発生してしま
う。一方、低温低湿な環境条件下では、トナーの帯電量
は高くなって適性トナ−濃度は高濃度側へとシフトする
ため、現像性が低下し、画像濃度の低下、低濃度領域の
画像の消失、等の問題を発生してしてしまう。
【0011】第4の問題として、資源の有効利用を考慮
した廃棄物の再使用という環境対策とし適用されている
使用済みの回収トナーを現像器に戻して再使用するトナ
ーリサイクル方式においては、回収トナーが過剰になる
と現像性が変わる。再使用される回収トナーは回収・リ
サイクルの搬送工程において、著しいストレスを受ける
ため、初期のトナーに比べて帯電性能が低下してしま
う。このため、過剰の回収トナーが補給されると現像剤
の特性を変化させ、帯電性能が低下した現像剤となる。
トナーの帯電量が低下すると、前記した第1の問題の場
合と同様に、画質の低下、カブリ、トナー飛散、等の問
題を発生してしてしまう。
【0012】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、画質の低下、カブリ、ト
ナー飛散を発生せず、画像濃度の低下、低濃度領域の画
像の消失、等の欠点を改善し、高品質な画像を長期間に
亘り提供できる画像形成方法及び画像形成装置を提供す
ることにある。
【0013】本発明の他の目的は、休止後の使用再開時
においても、常に、安定した高品質な画像を長期間提供
できる画像形成方法及び画像形成装置を提供することに
ある。
【0014】本発明の他の目的は、高温高湿及び低温低
湿な環境条件下においても、常に、安定した高品質な画
像を長期間提供できる画像形成方法及び画像形成装置を
提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、トナーリサイクルを
行った場合においても、常に、安定した高品質な画像を
長期間提供できる画像形成方法及び画像形成装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)前記した課題を解
決する第1の発明は、所定のトナ−像を感光体上に形成
し、該所定のトナ−像の画像濃度を画像濃度検知手段に
より検知し、該画像濃度検知手段による検知情報に基づ
き、所定の画像濃度となるように、画像濃度の調整を行
う画像形成方法において、前記画像濃度の調整を行うた
めの第1の画像濃度調整工程と第2の画像濃度調整工程
とを有し、前記第1の画像濃度調整工程においては、現
像条件である現像スリ−ブの回転数を変更することで画
像濃度を調整し、前記第2の画像濃度調整工程において
は、トナ−を補給することで画像濃度の調整を行うこと
を特徴とする画像形成方法にある。
【0017】この第1の発明によれば、第1の画像濃度
調整工程によりその時の状況に応じた適性な画像濃度の
調整を可能とし、更に、現像条件である現像スリ−ブの
回転数を徐々に変更することができ、トナ−の帯電性が
徐々に変わる画像形成の再開初期においても、直ちに適
正な画像濃度を提供でき、且つトナ−の帯電性が徐々に
変わってもそれに対応した現像条件の変更が行われるの
で、再開初期から継続して適性で安定した画像濃度の画
像を得ることができる。
【0018】(2)前記した課題を解決する第2の発明
は、前記現像スリ−ブの回転数に所定の基準値を設け、
該現像スリ−ブの回転数が前記基準値に到達していない
場合には、前記第1の画像濃度調整工程により画像濃度
の調整を行い、現像スリ−ブの回転数が前記基準値に到
達している場合には、前記第2の画像濃度調整工程によ
り画像濃度の調整を行うことを特徴とする前記(1)記
載の画像形成方法にある。
【0019】この第2の発明によれば、現像条件である
現像スリ−ブの回転数に基準値を設けているため、トナ
−の帯電量が飽和状態に達したならば、それ以上の現像
条件の変更がなされず、トナ−補給による通常行われる
第2の画像濃度調整工程に移行でき、より一層の画像濃
度の安定化が達成される。
【0020】(3)前記した課題を解決する第3の発明
は、前記第1の画像濃度調整工程においては、現像スリ
−ブの回転数の変更、またはトナ−の補給により画像濃
度を調整することを特徴とする前記(1)記載の画像形
成方法にある。
【0021】この第3の発明によれば、徐々にトナ−の
補給を行いながら現像条件である現像スリ−ブの回転数
を徐々に変更するため、画像濃度の高い原稿にて多数枚
の画像形成を行ってもトナー濃度低下により著しく画像
濃度が低下せず、常に安定した画像濃度を維持できる。
【0022】(4)前記した課題を解決する第4の発明
は、所定のトナ−像を感光体上に形成し、該所定のトナ
−像の画像濃度を画像濃度検知手段により検知し、該画
像濃度検知手段による検知情報に基づき、所定の画像濃
度となるように、画像濃度の調整を行う画像形成方法に
おいて、前記画像濃度の調整を行うための第1の画像濃
度調整工程と第2の画像濃度調整工程とを有し、前記第
1の画像濃度調整工程においては、現像条件である現像
バイアス電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少
なくとも1つの現像条件を変更することで画像濃度を調
整し、前記第2の画像濃度調整工程においては、トナ−
を補給することで画像濃度の調整を行うことを特徴とす
る画像形成方法にある。
【0023】この第4の発明によれば、第1の画像濃度
調整工程によりその時の状況に応じた適性な画像濃度の
調整を可能とし、更に、現像条件である現像バイアス電
位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少なくとも1
つの現像条件を徐々に変更することができ、トナ−の帯
電性が徐々に変わる画像形成の再開初期においても、直
ちに適正な画像濃度を提供でき、且つトナ−の帯電性が
徐々に変わってもそれに対応した現像条件の変更が行わ
れるので、再開初期から継続して適性で安定した画像濃
度の画像を得ることができる。
【0024】(5)前記した課題を解決する第5の発明
は、前記現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度か
ら選ばれる少なくとも1つの現像条件に所定の基準値を
設け、前記現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度
から選ばれる少なくとも1つの現像条件が前記基準値に
到達していない場合には、前記第1の画像濃度調整工程
により画像濃度の調整を行い、前記基準値に到達してい
る場合には、前記第2の画像濃度調整工程により画像濃
度の調整を行うことを特徴とする前記(4)記載の画像
形成方法にある。
【0025】この第5の発明によれば、現像条件である
現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれ
る少なくとも1つの現像条件に基準値を設けているた
め、トナ−の帯電量が飽和状態に達したならば、それ以
上の現像条件の変更がなされず、トナ−補給による通常
行われる第2の画像濃度調整工程に移行でき、より一層
の画像濃度の安定化が達成される。
【0026】(6)前記した課題を解決する第6の発明
は、前記第1の画像濃度調整工程においては、前記現像
条件の変更、またはトナ−の補給により画像濃度を調整
することを特徴とする前記(4)記載の画像形成方法に
ある。
【0027】この第6の発明によれば、徐々にトナ−の
補給を行いながら現像条件である現像スリ−ブの回転数
を徐々に変更するため、画像濃度の高い原稿にて多数枚
の画像形成を行っても著しく画像濃度が低下せず、常に
安定した画像濃度を維持できる。
【0028】(7)前記した課題を解決する第7の発明
は、感光体上に形成されたトナ−像の画像濃度を検知
し、前記画像濃度の検知情報に基づいて、現像条件の変
更、またはトナ−の補給を行う画像形成方法において、
現像条件に所定の基準値を設け、休止後の再開時の画像
形成初期においては、前記基準値での現像条件より現像
性が低くなる初期現像条件にて画像形成を開始し、現像
条件が前記基準値に到達するまでは、現像条件を段階的
に変更して現像性を向上せしめる画像形成方法であっ
て、現像条件が前記基準値に到達するまでは、前記画像
濃度の検知情報に基づいて、段階的に現像条件の変更、
及びトナ−の補給により現像性を向上し、現像条件が前
記基準値に到達した後は、現像条件を前記基準値の現像
条件に維持し、前記画像濃度の検知情報に基づいて、ト
ナ−を補給することにより現像性を向上することを特徴
とする画像形成方法にある。
【0029】この第7の発明によれば、例えば使用され
ずに放置された場合である電源投入直後等の休止後にお
いても、トナ−の帯電量の低下に合わせた現像条件の初
期設定がなされ、画像形成の進行に伴って上昇してくる
トナ−の帯電量に対応させた現像条件の変更及び消費さ
れるトナ−に見合ったトナ−の補給がなされるため、高
濃度の原稿で画像形成されても著しい画像濃度の低下を
発生せず、常に安定した画像濃度を提供できる。
【0030】(8)前記した課題を解決する第8の発明
は、感光体上に形成されたトナ−像の画像濃度を検知
し、前記画像濃度の検知情報に対する複数のしきい値を
設け、該複数のしきい値に従って、現像条件の変更、ト
ナ−の補給、またはトナ−の未補給を判定して画像濃度
を調整することを特徴とする画像形成方法にある。
【0031】この第8の発明によれば、複数のしきい値
を設けることで、徐々に消費されるトナ−に見合ったト
ナ−の補給が行なわれ、且つトナ−の帯電量の上昇に対
応させて現像性を変更することで現像性の不足を補うこ
とができ、電源投入等の休止後の再開初期から安定した
画像濃度の画像を提供できる。
【0032】(9)前記した課題を解決する第9の発明
は、現像条件に所定の基準値を設け、現像条件が前記基
準値に到達していない場合は、請求項8記載の画像濃度
の調整を行ない、現像条件が前記基準値に到達している
場合は、トナ−の補給、またはトナ−の未補給を判定し
て画像濃度を調整することを特徴とする画像形成方法に
ある。
【0033】この第9の発明によれば、現像条件が基準
値に到達していない場合には、段階的なトナーの補給を
行ない、基準値に到達している場合には、トナーの補給
を判定して画像濃度を調整し、常に安定した画像濃度を
得ることができる。
【0034】(10)前記した課題を解決する第10の
発明は、複数のトナ−補給モ−ドを有し、前記現像条件
が前記基準値に到達している場合のトナ−の補給は、前
記画像濃度の検知情報に対して複数のしきい値を設け、
該複数のしきい値に従って、前記複数のトナ−補給モ−
ドの1つを実行することを特徴とする請求項9記載の画
像形成方法にある。
【0035】この第10の発明によれば、複数のしきい
値に従って、複数のトナー補給モードの1つを実行して
常に安定した画像濃度を得ることができる。 (11)前記した課題を解決する第11の発明は、現像
条件に所定の基準値を設け、休止後の再開時の画像形成
初期においては、基準値での現像条件より現像性が低く
なる初期現像条件を設定して画像形成を開始し、現像条
件が前記基準値に到達するまでは、現像条件を段階的に
変更して現像性を向上せしめる画像形成方法であって、
前記現像条件の基準値は、環境条件により変化せしめる
ことを特徴とする画像形成方法にある。
【0036】この第11の発明によれば、環境条件によ
り現像条件の基準値を変更することにより、いかなる環
境条件でも安定した画像濃度を得ることができる。 (12)前記した課題を解決する第12の発明は、休止
後の再開時の画像形成初期においては、基準現像条件よ
り現像性が低くなる初期現像条件にて画像形成を開始
し、前記基準現像条件に到達するまでは、現像条件を段
階的に変更して現像性を向上せしめる画像形成方法であ
って、前記現像条件の基準値は、複写枚数の増加に従っ
て変化せしめることを特徴とする画像形成方法にある。
【0037】この第12の発明によれば、複写枚数に応
じて現像条件の基準値を変化させることにより、複写枚
数が増加しても長期間に亘り安定した画像濃度を得るこ
とができる。
【0038】(13)前記した課題を解決する第13の
発明は、トナ−リサイクルを行う画像形成法であること
を特徴とする画像形成方法にある。この第13の発明に
よれば、トナーリサイクルを行なう場合でも、常に安定
した高品質の画像濃度を長期に亘り維持することがで
き、トナーの節約ともなる。
【0039】(14)前記した課題を解決する第14の
発明は、感光体、感光体上の潜像を現像剤により現像し
てトナ−像を形成するための現像器、前記現像器の現像
条件を変更する現像条件変更手段、感光体上に形成され
たトナ−像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段、前
記現像器にトナ−を補給するトナ−補給手段、前記現像
条件変更手段及び前記トナ−補給手段を制御する制御手
段を備えてなる画像形成装置において、前記制御手段
は、前記画像濃度検知手段による検知情報に基づき、前
記現像条件変更手段による現像条件の変更、及び、前記
トナ−補給手段によるトナ−の補給を制御することを特
徴とする画像形成装置にある。
【0040】この第14の発明によれば、画像濃度検知
手段の検知情報に基づいて、現像条件とトナー補給を制
御することで安定した画像濃度を得ることができる。 (15)前記した課題を解決する第15の発明は、所定
のトナ−像を感光体上に形成し、該トナ−像の画像濃度
を光学的に検知して画像濃度補正を制御すると共に、休
止後の再開時の初期設定時には、現像条件である現像ス
リ−ブ回転数を低下せしめて駆動せしめ、複写枚数に従
って、所定の基準値まで順次現像スリ−ブ回転数を増加
せしめるように現像条件駆動手段を制御する制御手段と
を備えてなる画像形成装置において、前記制御手段は、
現像スリ−ブ回転数が基準値以下で、且つ、所定の画像
濃度に達していない場合は、現像スリ−ブ回転数を増加
せしめて所定の画像濃度となるように制御し、現像スリ
ーブ回転数が前記基準値に到った後は、トナ−を補給し
て現像剤中のトナ−濃度を増加せしめて所定の画像濃度
となるように制御することを特徴とすることを特徴とす
る画像形成装置にある。
【0041】この第15の発明によれば、現像スリーブ
回転数に基準値を設けているため、トナーの帯電量が飽
和状態に達したならば、それ以上の現像条件の変更がな
されず、トナー補給による通常行なわれる第2の画像濃
度調整工程に移行でき、より一層の画像濃度の安定化が
達成される。
【0042】(16)前記した課題を解決する第16の
発明は、所定のトナ−像を感光体上に形成し、該トナ−
像の画像濃度を光学的に検知して画像濃度補正を行う制
御手段及び現像条件駆動手段を備えてなる画像形成装置
において、前記制御手段は、所定の画像濃度に達してい
ない場合は、現像条件である現像バイアス電位、帯電電
位、露光の光強度のうち少なくとも1つの現像条件を変
更して所定の画像濃度となるように前記現像条件駆動手
段を制御することを特徴とする画像形成装置にある。
【0043】この第16の発明によれば、現像条件であ
る現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度の少なく
とも1つの現像条件に基づいて所定の画像濃度となるよ
うに制御して安定な画像濃度を得ることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態例を詳細に説明する。図1は、本発明に使用
される画像形成装置の要部の構成例を示す図である。図
1において、1は像坦持体としてのドラム状の感光体で
あり、例えば光導電材料として有機化合物を用いた有機
感光体、または無機化合物用いた無機感光体により構成
され、図の矢印の向きに回転している。5は感光体表面
に一様帯電を行う帯電器で、例えばスコロトロン帯電器
が用いられる。該帯電器5は、帯電極5aとグリッド5
bより構成されている。感光体1への像露光は像露光手
段20の光源21、例えばレ−ザからのレ−ザビ−ム光
の照射により行われる。照射されたレ−ザ−ビ−ム光は
反射ミラ−22を経由して感光体1の表面に導かれ、像
露光することで潜像を形成する。
【0045】6は感光体表面に形成された潜像をトナ−
とキャリアから成る二成分現像剤により現像してトナ−
像を形成する現像器、6aは現像剤を坦持して現像領域
に現像剤を搬送するため矢印の向きに回転する現像スリ
−ブであり、現像器6内の固定磁石6bの外周に設けら
れている。32は現像器6内にトナ−を補給するトナ−
補給器、33はトナ−補給器内に収納されているトナ
−、34は現像器6内にトナ−を補給する補給ロ−ラで
ある。
【0046】2aは感光体表面に形成されたトナ−像を
転写紙Pに転写する転写器、2bは感光体表面から転写
紙Pを分離する分離器である。40は感光体表面を清掃
するクリ−ナであり、感光体表面に残留したトナ−をか
き落として除去するブレ−ド4が設けられている。9は
感光体表面に形成された所定(パッチ)のトナ−像の画
像濃度を検出する光学センサからなる画像濃度検出器で
ある。41はブレ−ド4でかき落として回収されたトナ
−を再度現像器6に戻して再使用するトナーリサイクル
手段である。10は感光体1の近傍に配置され、画像形
成装置内の感光体近傍の温度及び湿度を検知する温湿度
検出器(温湿度センサ)である。
【0047】30は全体の制御を行う制御部であり、温
湿度検出器10及び画像濃度検出器9により検出された
情報(信号)が入力される。制御部30により、画像濃
度を適性に維持するように、帯電器、露光手段、現像ス
リ−ブ、現像バイアス等の現像条件駆動部7の制御及び
トナ−補給器32によるトナ−の補給量の制御がなされ
る。
【0048】上記した画像形成装置にて良好な画像品質
を維持するには、使用される状況、現像剤の劣化、環境
条件の変動等の悪影響に対して、常に現像条件を適性に
維持することが要求され、このために前記画像濃度検出
器9により検出された画像濃度の情報に従って画像濃度
調整が実行される。
【0049】前記の要求を満たすために本願の第1発明
においては、第1及び第2の画像濃度調整工程から構成
される画像形成方法を適用したものであって、以下にお
いて第1及び第2の画像濃度調整工程について述べる。
【0050】画像濃度調整においては、まず、画像濃度
検出器9による画像濃度の検出が行われるが、前記画像
濃度検出器9は、第1及び第2の画像濃度調整の両方に
共通に使用されることが好ましく、画像濃度検出器の違
いによる誤差を解消する上で有効である。
【0051】第1の画像濃度調整工程は、長時間の休止
後の再開初期において、適性トナ−濃度がシフトした状
態にあり、更に適性トナ−濃度が逐次変化する状態にお
いて適用されるものである。即ち、可視画像を形成する
ために用いられるトナ−の帯電は、摩擦帯電により帯電
せしめるようになされている。トナ−粒子は、現像器6
内で撹拌されることによりキャリア粒子等の摩擦により
摩擦帯電せしめられるが、長時間使用されないで放置さ
れていると、トナ−粒子表面の摩擦帯電電荷はリ−ク
し、帯電量が低下してしまう。再度、撹拌等により摩擦
帯電せしめると高い飽和帯電量に回復してくる。しかし
ながら、摩擦帯電の特性上、トナ−の摩擦帯電量は、瞬
間的に帯電する訳ではなく、徐々に帯電量が上昇し、飽
和帯電量に到るまで帯電する。従って、長時間使用され
ないで放置された休止後に、画像形成が再開された場合
には、トナ−の帯電量が飽和帯電量に達していない低い
帯電量の状態で画像形成を行わざるを得ない。このトナ
−の帯電量が低い状態においては、現像性が過剰となり
上記したようなカブリ等の問題を発生してしまう。この
ような悪影響を除外するために、本発明では、休止後の
再開初期において現像条件を変更せしめ、トナ−の帯電
量の低下を相殺するように対処している。具体的には、
休止による放置後の再開時における低い帯電量のトナ−
の現像過剰を相殺するように、現像条件を変更すること
で再開初期から適正な現像性となるようにし、良好な画
像濃度に調整している。
【0052】この場合において、第1の画像濃度調整工
程においては、前記現像条件の変更、またはトナーの補
給により画像濃度を調整するようになっている。この発
明によれば、徐々にトナーの補給を行ないながら現像条
件である現像スリーブの回転数を徐々に変更するため、
画像濃度の高い原稿にて多数枚の画像形成を行なっても
著しくトナー濃度が低下せず、常に安定した画像濃度を
維持できる。
【0053】第2の画像濃度調整工程は、前記第1の画
像濃度調整工程に引き続き適用されるもので、この状態
においては、現像剤中のトナーの帯電量は、飽和帯電量
に達していて変動が少ない安定した状態になっており、
消費されるトナーに見合った量のトナーを補給するよう
にしている。
【0054】この発明によれば、この第1の画像濃度調
整工程と第2の画像濃度調整工程を組み合わせることに
より、第1の濃度調整工程によりその時の状況に応じた
適正な画像濃度の調整を可能とし、更に、現像条件であ
る現像スリーブの回転数を徐々に変更することができ、
トナーの帯電性が徐々に変わる画像形成の再開初期にお
いても、直ちに適正な画像濃度を提供でき、且つトナー
の帯電性が徐々に変わってもそれに対応した現像条件の
変更が行われるので、再開初期から継続して適正で安定
な画像濃度の画像を得ることができる。
【0055】第1の発明では、現像条件としての現像ス
リ−ブの回転数が変更されている場合に適用される画像
形成方法であり、第4の発明では、現像条件としての現
像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる
少なくとも1つの現像条件が変更されている場合に適用
される画像形成方法である。
【0056】この第4の発明によれば、第1の画像濃度
調整工程によりその時の状況に応じた適正な画像濃度の
調整を可能とし、更に現像条件である現像バイアス電
位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少なくとも1
つの現像条件を徐々に変更することができ、トナーの帯
電性が徐々に変わる画像形成の初期においても、直ちに
適正な画像濃度を提供でき、且つトナーの帯電性が徐々
に変わってもそれに対応した現像条件の変更が行われる
ので、再開初期から継続して適正で安定した画像濃度の
画像を得ることができる。
【0057】前記したように、休止後の再開時に現像条
件を変更して画像形成を繰り返すと、トナ−の帯電量が
飽和帯電量まで徐々に上昇してくるので、現像条件もト
ナ−の帯電量に合わせて適性な現像条件になるように徐
々に変更することが必要となる。このため本発明では、
第1の画像濃度調整工程を設けて徐々に現像条件を変更
するようにしている。従来、現像条件を変更した場合に
は、所定のコピ−数経過する毎に徐々に現像性を変更す
るようにしているが、このような方法を用いると、適正
な画像濃度となっていても強制的に現像性を上昇せしめ
てしまう結果、現像過剰に陥りカブリ等の画質の低下を
招いていた。或いは、高濃度の原稿にて画像形成を繰り
返すと著しい画像濃度の低下が発生するが、トナ−補給
のみでは間に合わず、画像濃度が低い状態に陥ってい
た。
【0058】休止後の再開初期の段階において画像濃度
の低下が検知された場合には、通常はトナ−補給により
現像剤のトナ−濃度を上昇せしめて現像性を向上せしめ
ているが、現像性を低下せしめた状態でトナ−補給を行
っていくとトナ−濃度が高くなりすぎてトナ−飛散を発
生してしまう。現像条件を現像性が上昇するように徐々
に変更することで画像濃度を確保し、徐々に上昇してく
るトナ−の帯電量の増加に現像条件を適正に対応させる
ことができる。
【0059】しかしながら、現像条件はいくらでも高い
現像条件に設定できる訳ではなく、上限となる適正な現
像条件を有し、このために現像条件には現像性が上限と
なる基準値を設けている。例えば、現像スリ−ブの回転
数を高くし過ぎると、トナ−とキャリアのク−ロン力の
作用によりトナ−はキャリア粒子表面に保持されている
ため、遠心力の作用によりトナ−は飛散しやすくなる。
【0060】また、現像性は、現像条件及び現像剤中の
トナ−の濃度の両者に依存しており、消費されるトナ−
に見合ったトナ−が補給されることが好ましい。従っ
て、休止後の再開初期においては第1の画像濃度調整工
程である現像条件により現像性を向上し、現像条件によ
る向上が上限に達した後は、第2の画像濃度調整工程に
切り替えてトナ−補給を行うことにより画像濃度を調整
するようにしている。
【0061】この発明によれば、現像条件である現像ス
リーブの回転数に基準値を設けているため、トナーの帯
電量が飽和状態に達したならば、それ以上の現像条件の
変更がなされず、トナー補給による通常行なわれる第2
の画像濃度調整工程に移行でき、より一層の画像濃度の
安定化が達成される。
【0062】この発明によれば、徐々にトナーの補給を
行ないながら現像条件である現像スリーブ6aの回転数
を徐々に変更するため、画像濃度の高い原稿にて多数枚
の画像形成を行なっても著しくトナー濃度が低下せず、
常に安定した画像濃度を維持できる。
【0063】上述の実施の形態例では、現像条件として
現像スリーブの回転数を用いた場合について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、現像
バイアス電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる任
意の1つの現像条件であってもよい。
【0064】この発明によれば、現像条件である現像バ
イアス電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少な
くとも1つの現像条件に基準値を設けているため、トナ
ーの帯電量が飽和状態に達したならば、それ以上の現像
条件の変更がなされず、トナー補給による通常行なわれ
る第2の画像濃度調整工程に移行でき、より一層の画像
濃度の安定化が達成される。
【0065】上記第1又は第2の画像濃度調整工程のい
ずれを実行するかは、休止後の再開時に設定される現像
条件の初期値設定により決められる。本願においては、
休止後の再開時には、休止前に適用されていた現像条件
に比べて低い現像性となるように再開初期値設定がなさ
れる。具体的には、現像条件である現像スリ−ブの回転
数を低下せしめる場合は、現像領域に搬送して供給され
る現像剤量を減少せしめることで現像性を低下せしめ
る。また、現像バイアス電位の上昇、帯電電位の低下、
露光の光強度の増加から選ばれる少なくとも1つの現像
条件を変更する。
【0066】この再開初期に設定される現像条件の初期
値は、予め実験により求められる休止時間の違いによる
トナ−の帯電量の低下のレベルを想定し、各種状態のデ
−タが記憶手段(図示せず。例えば制御部30内に設け
られる)にテ−ブルとして備えられており、その時の状
態に合致する初期値が、このテ−ブルから選定されて設
定される。
【0067】そして、現像条件が基準値に達するまでは
画像濃度の検知情報に基づいて、段階的に現像条件の変
更、及びトナーの補給により現像性を向上し、現像条件
が前記基準値に達した後は、現像条件を前記基準値の現
像条件に維持し、前記画像濃度の検知情報に基づいて、
トナーを補給することにより現像性を向上させる。
【0068】この発明によれば、使用されずに放置され
た場合である電源投入直後においても、トナーの帯電量
の低下に合わせた現像条件の初期設定がなされ、画像形
成の進行に伴って上昇してくるトナーの帯電量に対応さ
せた現像条件の変更及び消費されるトナーに見合ったト
ナーの補給がなされるため、高濃度の原稿で画像形成さ
れても著しい画像濃度の低下を発生せず、常に安定した
画像濃度を提供することができる。
【0069】次に具体的な画像濃度調整の制御を示すフ
ロ−を図2により説明する。休止後に操作される状況を
想定し、S1にて電源投入、休止(所定時間以上の休
止、または省エネモ−ドによる休止等)、または所定コ
ピー枚数経過等の休止後の復帰(オン信号)を検知す
る。なお、本発明における休止とは、電源のオフ、所定
時間以上の未使用状態、省エネルギーモードのための部
分的オフ等の総称である。
【0070】ここで、休止後のオン信号とは、所定コピ
ー枚数経過からのオン信号を含む。そして、該現像信号
が制御部30に入力されると、S2において再開時の現
像条件(例えば現像スリーブ回転数)が初期値設定がな
される。この後に画像形成が行われ、S3において、数
コピ−(例えば5コピ−)毎に行われる画像濃度検出セ
ンサ9からの出力を待ち、出力を検知すると、S4にて
センサ出力の平均化処理が行われる。この平均化処理
は、検出の精度を上げるために画像濃度検出数を多数
(例えば10個)の位置にて行って出力するためであ
る。
【0071】次に、S5において、現像条件(例えば現
像スリーブ回転数)が基準値に達しているかどうか判定
を行う。現像条件(例えば現像スリーブの回転数)の基
準値は予めテーブル化されメモリに保持されている。画
像濃度検出センサ9の出力時に現像条件(現像スリーブ
回転数)が基準値に達していない場合は、現像条件(例
えば現像スリーブ回転数)を変更する第1の画像濃度調
整工程に移行する。第1の画像濃度調整工程のS6にお
いては、検出された画像濃度が低いかどうかを出力値に
より判定する。
【0072】この判定を行うために画像濃度検出の出力
値に第1しきい値TH1(図3参照)を設けている。図
3は画像濃度検出センサ9の出力、画像濃度及びしきい
値との関係を示す図である。図において、TH1は単発
トナー補給のためのしきい値であり、TH2は現像条件
(例えば現像スリーブ回転数)アップのためのしきい値
であり、TH3はトナー補給のためのしきい値であり、
TH4は補給トナーの補給量決定のためのしきい値であ
る。
【0073】センサ出力は画像濃度が低い時には高く、
画像濃度が高い時には低い。そして、画像濃度検出セン
サ9の出力により前記第1しきい値TH1より画像濃度
が低い場合は、S7において検出された画像濃度が第2
しきい値TH2より低いかどうか判定する。前記第2し
きい値TH2より画像濃度が低い場合には、S8におい
て現像条件である現像スリーブ回転数を1段階アップし
て、画像濃度が高くなる現像条件に設定する。1段階と
しては、例えば線速比(現像スリーブ回転数/感光体回
転数)Vs/Vp=0.5程度が用いられる。Vsは現
像スリーブ回転数、Vpは感光体回転数である。前記第
2しきい値より低くない場合には、S9において少量の
1回のみの単発トナー補給を行なう。
【0074】なお、第2しきい値TH2を第1しきい値
TH1と同じ値に設定しておくことにより、第1しきい
値(及び第2しきい値)に対して、単発トナー補給を行
なうことなく現像条件を変更するか、しないかのみを判
定することができ、請求項1から6の発明において適用
され、この場合においては、S7の判定及びS9は省略
して良い。S7において、画像濃度が第2しきい値TH
2より高い場合に実行されるトナ−補給は後述する好ま
しい態様である。
【0075】前記第1しきい値TH1より画像濃度が低
くない場合は、現像条件を変更しないで、次のセンサ出
力まで待機することとなる。S5において、現像条件が
基準値達している場合は、トナ−を補給することで画像
濃度を高くするための第2の画像濃度調整工程に移行す
る。第2の画像濃度調整工程のS10においては、検出
された出力により画像濃度が低いかどうか判定する。こ
の判定を行うために画像濃度検出の出力値に第3しきい
値TH3を設けている。前記第3しきい値TH3より画
像濃度が低い場合は、S12またはS13においてトナ
−を補給して、画像濃度が高くなるようにトナ−濃度を
高くするように設定する。なお、好ましい態様として画
像濃度の低下の程度により補給トナ−量を選択するため
に、S11において第4しきい値TH4を設け、第4し
きい値TH4より画像濃度が低い場合は、S12にて周
期的な、例えば5コピ−に2回の多量のトナ−補給を行
ない、第4しきい値TH4より画像濃度が低くない場合
は、少量のトナ−補給を行うS13のジョブのラストコ
ピ−時でのトナ−補給を行うようにしている。前記第3
しきい値TH3より像濃度が低くない場合は、トナ−を
補給せず次のセンサ出力まで待機することとなる。な
お、前記ジョブとは画像形成が中断することのない連続
的なコピーを示す。
【0076】この発明によれば、複数のしきい値を設け
ることで、徐々に消費されるトナーに見合ったトナーの
補給が行われ、且つトナーの帯電量の上昇に対応させて
現像性を変更することで、現像性の不足を補うことがで
き、電源投入等の休止後の再開初期から安定した画像濃
度の画像を提供することができる。
【0077】また、この発明によれば、現像条件が基準
値に到達していない場合には段階的なトナーの補給を行
ない、基準値に到達している場合には、トナーの補給を
判定して画像濃度を調整し、常に安定した画像濃度を得
ることができる。
【0078】また、この発明によれば、複数のしきい値
に従って、単発トナー補給、周期的トナー補給、ジョブ
のラストコピーでのトナー補給から選ばれる複数のトナ
ー補給モードの1つを実行することにより常に安定した
画像濃度を得ることができる。なお、トナー補給量(1
コピーあたりの平均補給トナー量)の関係は、単発トナ
ー補給<ジョブのラストコピーでのトナー補給<周期的
トナー補給となるように補給量を設定することが好まし
い。
【0079】また、再開初期において、現像条件が基準
値に達していない時に、現像条件のみで現像性を高くす
るのみでは、大量の画像濃度が高い原稿がコピ−される
とトナ−濃度が低くなり過ぎる場合がある。このため、
第1の画像濃度調整工程においては、画像濃度が低いこ
とが検出された時に、現像条件の変更及びトナ−補給の
何れかを使い分けることが好ましい。 また、トナ−リ
サイクルを行っている場合、再開初期においてはリサイ
クルされるトナ−のみの補給状態が長期間継続されるこ
ととなり、現像剤中のトナ−において、リサイクルされ
たトナ−の割合が高くなり過ぎると問題を発生する場合
がある。即ち、リサイクルされるトナ−は、回収及びリ
サイクルのための搬送工程において著しくストレスを受
けるため、未使用のトナ−に比べてトナ−の特性が変化
してしまう。例えば、トナ−には、流動性や帯電性を調
整するために無機の微粒子が外部添加されているが、回
収、搬送中に加わるストレスにより前記外部添加剤がト
ナ−粒子表面に埋没、或いは飛散して、流動性や帯電性
が低下してしまう。このためリサイクルされるトナ−
は、現像性が低下しており、画像濃度の低下や、トナ−
濃度の上昇によるトナ−飛散等の問題を発生してしま
う。
【0080】このような問題を解決するために、再開初
期において、未使用のトナ−を補給することで、リサイ
クルトナ−の割合が上昇しないようにすることが好まし
い。このために、図2の第1の濃度調整工程において、
S6にて第1しきい値TH1を設け、現像条件又はトナ
−補給を行うための判定を設けることが好ましい。第1
しきい値TH1より画像濃度が低い場合には、S7にお
いて、第2しきい値TH2より画像濃度が低いかどうか
判定される。第2しきい値TH2より画像濃度が低い場
合は、現像条件(現像スリーブ回転数)を1段階アップ
して現像性を高くすることで画像濃度を高くする。第2
しきい値TH2より画像濃度が低くない場合は、単発ト
ナ−補給を行うことにより画像濃度を高くするようにす
る。第1しきい値TH1より画像濃度が高い場合には、
画像濃度が適正範囲内であるため、現像条件及びトナ−
補給を行わず次の出力まで待機する。
【0081】この発明によれば、トナーリサイクルを行
なう場合でも、常に安定した高品質の画像を長期に亘り
維持することができ、かつリサイクルによるトナーの節
約ができる。
【0082】また、前述した実施の形態において、現像
条件の基準値を環境条件によって変化せしめることが好
ましく、より一層緻密な画像濃度の調整を可能とするこ
とができる。
【0083】この発明によれば、環境条件により現像条
件の基準値を変化せしめることにより、いかなる環境で
も安定した画像を得ることができる。なお、現像条件の
基準値を、所定の複写枚数の増加に従って変化せしめる
ようにすると更に好ましい。
【0084】この発明によれば、複写枚数の増加に従
い、現像条件の基準値を変化させることにより、複写枚
数が増加しても現像剤の劣化を補正することができ安定
した画像を得ることができる。
【0085】環境条件は、図4に一例を示すように、高
温高湿(H/H)、常温常湿(N/N)、及び低温低湿
(L/L)の3段階に区分けし、図5に示すように、初
期設定される現像条件の基準値を各環境条件に対応させ
て設けている。
【0086】図4において、高温高湿(H/H)は、温
度が25゜C以上、相対湿度が65%RH以上の場合に
適用され、常温常湿(N/N)は温度が15゜Cから2
5゜Cまで、湿度が15%RHから65%RHまでの場
合に適用され、低温低湿(L/L)は温度が15゜C以
下、湿度が15%RH以下の場合に適用される。
【0087】図5においては、現像スリーブ回転数をV
s/Vp(現像スリーブ回転数/感光体回転数)の比率
で示しており、低温低湿(L/L)から高温高湿(H/
H)な環境条件になるほど現像スリーブ回転数が低く現
像性が低くなるように設定している。即ち、高温高湿で
は、Vs/Vpは2.1、常温常湿ではVs/Vpは
2.3、低温低湿ではVs/Vpは2.4というように
現像条件の基準値を設定している。これは、高温高湿に
なるに従って、特に湿度の影響によりトナ−の帯電量が
低くなることに対応させているためである。このよう
に、環境条件により現像条件の基準値を変えることで、
画質の低下、カブリ、トナー飛散等を抑制している。
【0088】図6はしきい値の例を示す図であり、第1
しきい値TH1は1.5(センサ出力で単位はボル
ト)、第2しきい値TH2は2.0、第3しきい値TH
3は1.5、第4しきい値TH4は2.0に設定されて
いる(図3参照)が、TH2≧TH1、TH4≧TH3
となる値を設定することが好ましい。なお、スリーブ回
転数以外の現像条件の場合は、スリーブ回転数の場合と
同様に基準値、しきい値が使用される。
【0089】前述したような本発明の画像形成方法は、
感光体上の潜像を現像剤により現像してトナ−像を形成
するための現像器、前記現像器の現像条件を変更する現
像条件変更手段、感光体上に形成されたトナ−像の画像
濃度を検知する画像濃度検知手段、前記現像器にトナ−
を補給するトナ−補給手段、前記現像条件変更手段及び
前記トナ−補給手段を制御する制御手段を備えてなる画
像形成装置において、前記制御手段は、前記画像濃度検
知手段による検知情報に基づき、前記現像条件変更手段
による現状条件の変更、及び、前記トナ−補給手段によ
るトナ−の補給を制御することを特徴とする画像形成装
置を用いて実現することができる。
【0090】この発明によれば、画像濃度検知手段の検
知情報に基づき、現像条件とトナー補給を制御すること
で安定した画像を得ることができる。また、本発明の画
像形成方法は、所定のトナ−像を感光体上に形成し、該
トナ−像の画像濃度を光学的に検知して画像濃度補正を
制御すると共に、休止後の再開時の初期設定時には、現
像条件である現像スリ−ブ回転数を低下せしめて駆動せ
しめ、複写枚数に従って、所定の基準値まで順次現像ス
リ−ブ回転数を増加せしめるように現像条件駆動手段を
制御する制御手段とを備えてなる画像形成装置におい
て、前記制御手段は、現像スリ−ブ回転数が基準値以下
で、且つ、所定の画像濃度に達していない場合は、現像
スリ−ブ回転数を増加せしめて所定の画像濃度となるよ
うに制御し、現像スリーブ回転数が前記基準値に到った
後は、トナ−を補給して現像剤中のトナ−濃度を増加せ
しめて所定の画像濃度となるように制御することを特徴
とすることを特徴とする画像形成装置を用いて実現する
ことができる。
【0091】この発明によれば、その時の状況に応じた
画像濃度の調整を可能とし、更に現像条件である現像ス
リーブの回転数を徐々に変更することができ、且つトナ
ーの帯電性が徐々に変わってもそれに対応した現像条件
の変更を行なうことができる。
【0092】また、本発明の画像形成方法は、所定のト
ナ−像を感光体上に形成し、該トナ−像の画像濃度を光
学的に検知して画像濃度補正を行う制御手段及び現像条
件駆動手段を備えてなる画像形成装置において、前記制
御手段は、所定の画像濃度に達していない場合は、現像
条件である現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度
の少なくとも1つの現像条件を変更して所定の画像濃度
となるように前記現像条件駆動手段を制御することを特
徴とする画像形成装置を用いて実現することができる。
【0093】この発明によれば、現像条件である現像バ
イアス電位、帯電電位、露光の光強度に基づいて所定の
画像濃度となるように前記現像条件駆動手段を制御し
て、安定な画像濃度を得ることができる。
【0094】なお、本発明において、現像条件の変更
は、各種現像条件を適用しているが、この中で現像スリ
ーブ回転数により現像条件を変更することが、現像剤の
劣化を防止し、より長期間に亘り安定な画像を提供でき
る点で特に好ましい。
【0095】
【実施例】(実施例)現像スリーブ回転数:可変 但
し、温湿度より図5に示すような基準値を設定した。ま
た、画像形成中は、図2に示すフローチャートにより現
像スリーブ回転数へのフィードバック及びトナー補給へ
のフィードバックを行なう。感光体として有機感光体を
使用し、感光体線速を300mm/secとし、現像剤
として8μのトナーと60μのキャリアからなる2成分
現像剤を用い、現像スリーブ6aに印加するバイアス電
圧を600V、感光体表面電位を750Vとした。
【0096】(比較例1)現像スリーブ回転数を可変と
せず、Vs/Vp=2.3に固定して第2の画像調整工
程のみを使用して画像形成を行なった。 (比較例2)電源投入直後の現像スリーブ回転数を実施
の形態例と同様に変更し、コピー数に従って変更し、ト
ナー濃度を検知してトナーを補給することで画像濃度を
調整し、本発明の第1の画像濃度調整工程を行なわない
フローにて画像形成を行なった。
【0097】以上の条件で、高湿環境、常湿環境、低湿
環境において、電源投入後からの画像濃度(Dmax)、
トナーの消費量について調べた。なお、温湿度は温湿度
検出器10(図1参照)で測定して制御部30に与え
る。
【0098】その結果、実施例の場合には、電源投入直
後や省エネルギーモードからの休止後、画像作成中、及
び環境条件に拘らず長期間に亘り画像濃度が安定して調
整できており、トナーの消費量も安定していた。
【0099】比較例1の場合には、電源投入直後特に高
温高湿環境の画像濃度が高く、トナー消費量が過多及び
トナー飛散を発生した。比較例2の場合には、電源投入
直後の画像濃度は調整できていた。しかしながら、特に
低温低湿環境においてコピー数と共に画像濃度が薄くな
ってしまった。
【0100】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、 (1)第1の発明によれば、画像濃度の調整を行うため
の第1の画像濃度調整工程と第2の画像濃度調整工程と
を有し、前記第1の画像濃度調整工程においては、現像
条件である現像スリ−ブの回転数を変更することで画像
濃度を調整し、前記第2の画像濃度調整工程において
は、トナ−を補給することで画像濃度の調整を行うこと
により、第1の画像濃度調整工程によりその時の状況に
応じた適性な画像濃度の調整を可能とし、更に、現像条
件である現像スリ−ブの回転数を徐々に変更することが
でき、トナ−の帯電性が徐々に変わる画像形成の再開初
期においても、直ちに適正な画像濃度を提供でき、且つ
トナ−の帯電性が徐々に変わってもそれに対応した現像
条件の変更が行われるので、再開初期から継続して適性
で安定した画像濃度の画像を得ることができる。
【0101】(2)第2の発明によれば、該現像スリ−
ブの回転数が前記基準値に到達していない場合には、前
記第1の画像濃度調整工程により画像濃度の調整を行
い、現像スリ−ブの回転数が前記基準値に到達している
場合には、前記第2の画像濃度調整工程により画像濃度
の調整を行うことにより、現像条件である現像スリ−ブ
の回転数に基準値を設けているため、トナ−の帯電量が
飽和状態に達したならば、それ以上の現像条件の変更が
なされず、トナ−補給による通常行われる第2の画像濃
度調整工程に移行でき、より一層の画像濃度の安定化が
達成される。
【0102】(3)第3の発明によれば、前記第1の画
像濃度調整工程においては、現像スリ−ブの回転数の変
更、またはトナ−の補給により画像濃度を調整すること
により、徐々にトナ−の補給を行いながら現像条件であ
る現像スリ−ブの回転数を徐々に変更するため、画像濃
度の高い原稿にて多数枚の画像形成を行ってもトナー濃
度低下により著しく画像濃度が低下せず、常に安定した
画像濃度を維持できる。 (4)第4の発明によれば、画像濃度の調整を行うため
の第1の画像濃度調整工程と第2の画像濃度調整工程と
を有し、前記第1の画像濃度調整工程においては、現像
条件である現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度
から選ばれる少なくとも1つの現像条件を変更すること
で画像濃度を調整し、前記第2の画像濃度調整工程にお
いては、トナ−を補給することにより、第1の画像濃度
調整工程によりその時の状況に応じた適性な画像濃度の
調整を可能とし、更に、現像条件である現像バイアス電
位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少なくとも1
つの現像条件を徐々に変更することができ、トナ−の帯
電性が徐々に変わる画像形成の再開初期においても、直
ちに適正な画像濃度を提供でき、且つトナ−の帯電性が
徐々に変わってもそれに対応した現像条件の変更が行わ
れるので、再開初期から継続して適性で安定した画像濃
度の画像を得ることができる。
【0103】(5)第5の発明によれば、現像バイアス
電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少なくとも
1つの現像条件が前記基準値に到達していない場合に
は、前記第1の画像濃度調整工程により画像濃度の調整
を行い、前記基準値に到達している場合には、前記第2
の画像濃度調整工程により画像濃度の調整を行うことに
より、現像条件である現像バイアス電位、帯電電位、露
光の光強度から選ばれる少なくとも1つの現像条件に基
準値を設けているため、トナ−の帯電量が飽和状態に達
したならば、それ以上の現像条件の変更がなされず、ト
ナ−補給による通常行われる第2の画像濃度調整工程に
移行でき、より一層の画像濃度の安定化が達成される。
【0104】(6)第6の発明によれば、前記第1の画
像濃度調整工程においては、前記現像条件の変更、また
はトナ−の補給により画像濃度を調整することにより、
徐々にトナ−の補給を行いながら現像条件である現像ス
リ−ブの回転数を徐々に変更するため、画像濃度の高い
原稿にて多数枚の画像形成を行っても著しく画像濃度が
低下せず、常に安定した画像濃度を維持できる。
【0105】(7)第7の発明によれば、現像条件が基
準値に到達するまでは、画像濃度の検知情報に基づい
て、段階的に現像条件の変更、及びトナ−の補給により
現像性を向上し、現像条件が前記基準値に到達した後
は、現像条件を前記基準値の現像条件に維持し、前記画
像濃度の検知情報に基づいて、トナ−を補給することに
より、例えば使用されずに放置された場合である電源投
入直後等の休止後においても、トナ−の帯電量の低下に
合わせた現像条件の初期設定がなされ、画像形成の進行
に伴って上昇してくるトナ−の帯電量に対応させた現像
条件の変更及び消費されるトナ−に見合ったトナ−の補
給がなされるため、高濃度の原稿で画像形成されてもト
ナー濃度低下による著しい画像濃度の低下を発生せず、
常に安定した画像濃度を提供できる。
【0106】(8)第8の発明によれば、画像濃度の検
知情報に対する複数のしきい値を設け、該複数のしきい
値に従って、現像条件の変更、トナ−の補給、またはト
ナ−の未補給を判定して画像濃度を調整することによ
り、複数のしきい値を設けることで、徐々に消費される
トナ−に見合ったトナ−の補給が行なわれ、且つトナ−
の帯電量の上昇に対応させて現像性を変更することで現
像性の不足を補うことができ、電源投入等の休止後の再
開初期から安定した画像濃度の画像を提供できる。
【0107】(9)第9の発明によれば、現像条件に所
定の基準値を設け、現像条件が前記基準値に到達してい
ない場合は、請求項8記載の画像濃度の調整を行ない、
現像条件が前記基準値に到達している場合は、トナ−の
補給、またはトナ−の未補給を判定して画像濃度を調整
することにより、現像条件が基準値に到達していない場
合には、段階的なトナーの補給を行ない、基準値に到達
している場合には、トナーの補給を判定して画像濃度を
調整し、常に安定した画像濃度を得ることができる。
【0108】(10)第10の発明によれば、画像濃度
の検知情報に対して複数のしきい値を設け、該複数のし
きい値に従って、前記複数のトナ−補給モ−ドの1つを
実行することにより、複数のしきい値に従って、複数の
トナー補給モードの1つを実行して常に安定した画像濃
度を得ることができる。
【0109】(11)第11の発明によれば、現像条件
が基準値に到達するまでは、現像条件を段階的に変更し
て現像性を向上せしめる画像形成方法であって、前記現
像条件の基準値を環境条件により変化せしめることによ
り、いかなる環境条件でも安定した画像濃度を得ること
ができる。
【0110】(12)第12の発明によれば、休止後の
再開時の画像形成初期においては、基準現像条件より現
像性が低くなる初期現像条件にて画像形成を開始し、前
記基準現像条件に到達するまでは、現像条件を段階的に
変更して現像性を向上せしめる画像形成方法であって、
前記現像条件の基準値は、複写枚数の増加に従って変化
せしめることにより、複写枚数に応じて現像条件の基準
値を変化させることにより、複写枚数を増加しても長期
間に亘り安定した画像濃度を得ることができる。
【0111】(13)第13の発明によれば、トナ−リ
サイクルを行う画像形成法であることにより、トナーリ
サイクルを行なう場合でも、常に安定した高品質の画像
濃度を長期に亘り維持することができ、トナーの節約と
もなる。
【0112】(14)第14の発明によれば、制御手段
は、画像濃度検知手段による検知情報に基づき、現像条
件変更手段による現像条件の変更、及び、前記トナ−補
給手段によるトナ−の補給を制御することにより、画像
濃度検知手段の検知情報に基づいて、現像条件とトナー
補給を制御することで安定した画像濃度を得ることがで
きる。
【0113】(15)第15の発明によれば、制御手段
は、現像スリーブ回転数が基準値以下で、且つ、所定の
画像濃度に達していない場合は、現像スリーブ回転数を
増加せしめて所定の画像濃度となるように制御し、現像
スリーブ回転数が前記基準値に到った後は、トナ−を補
給して現像剤中のトナ−濃度を増加せしめて所定の画像
濃度となるように制御することにより、トナーの帯電量
が飽和状態に達したならば、それ以上の現像条件の変更
がなされずトナー補給による通常行なわれる第2の画像
濃度調整工程に移行でき、より一層の画像濃度の安定化
が達成される。
【0114】(16)第16の発明によれば、制御手段
は、所定の画像濃度に達していない場合は、現像条件で
ある現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強度のうち
少なくとも1つの現像条件を変更して所定の画像濃度と
なるように現像条件駆動手段を制御することにより、現
像条件である現像バイアス電位、帯電電位、露光の光強
度の少なくとも1つの現像条件に基づいて所定の画像濃
度となるように制御して安定な画像濃度を得ることがで
きる。
【0115】このように、本発明によれば、第1に、画
質の低下、カブリ、トナー飛散を発生せず、画像濃度の
低下、低濃度領域の画像の消失、等の欠点を改善し、高
品質な画像を長期間に亘り提供できる画像形成方法及び
画像形成装置を提供することができ、第2に、休止後の
使用再開時においても、常に、安定した高品質な画像を
長期間に亘り提供できる画像形成方法及び画像形成装置
を提供することができ、第3に、高温高湿及び低温低湿
な環境条件下においても、常に、安定した高品質な画像
を長期間に亘り提供できる画像形成方法及び画像形成装
置を提供することができ、第4に、トナーリサイクルを
行った場合においても、常に、安定した高品質な画像を
長期間に亘り提供できる画像形成方法及び画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一実施の形態例の要部を示す構
成図である。
【図2】具体的な画像濃度調整の制御を示すフローチャ
ートである。
【図3】画像濃度検出センサの出力、画像濃度、および
しきい値との関係を示す図である。
【図4】環境条件の区分けを示す図である。
【図5】環境条件と現像条件の基準値を示す図である。
【図6】しきい値の例を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体 2a 転写器 2b 分離器 4 ブレード 5 帯電器 5a 帯電極 5b グリッド 6 現像器 6a 現像スリーブ 6b 固定磁石 7 現像条件駆動部(現像条件駆動手段) 9 画像濃度検出器(画像濃度検出センサ、画像濃度検
知手段) 10 温湿度検出器 20 像露光手段 21 光源 22 反射ミラー 30 制御部(制御手段) 32 トナー補給器 33 トナー 34 補給ローラ 40 クリーナ 41 トナーリサイクル手段
フロントページの続き (72)発明者 軍司 幸一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA10 DA13 DA14 DA45 DE02 EA01 EA02 EA04 EA05 EA06 EC03 EC06 EC08 EC09 EC10 ED03 ED06 ED08 ED10 EE03 EE04 EF06 2H077 AA12 AA15 AA37 AC16 AD06 AD31 AD35 BA03 DA04 DA18 DA47 DA63 DB02 DB08 DB12 DB13 DB14 DB22 EA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトナ−像を感光体上に形成し、該
    所定のトナ−像の画像濃度を画像濃度検知手段により検
    知し、該画像濃度検知手段による検知情報に基づき、所
    定の画像濃度となるように、画像濃度の調整を行う画像
    形成方法において、 前記画像濃度の調整を行うための第1の画像濃度調整工
    程と第2の画像濃度調整工程とを有し、前記第1の画像
    濃度調整工程においては、現像条件である現像スリ−ブ
    の回転数を変更することで画像濃度を調整し、前記第2
    の画像濃度調整工程においては、トナ−を補給すること
    で画像濃度の調整を行うことを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記現像スリ−ブの回転数に所定の基準
    値を設け、該現像スリ−ブの回転数が前記基準値に到達
    していない場合には、前記第1の画像濃度調整工程によ
    り画像濃度の調整を行い、現像スリ−ブの回転数が前記
    基準値に到達している場合には、前記第2の画像濃度調
    整工程により画像濃度の調整を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像濃度調整工程において
    は、現像スリ−ブの回転数の変更、またはトナ−の補給
    により画像濃度を調整することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 所定のトナ−像を感光体上に形成し、該
    所定のトナ−像の画像濃度を画像濃度検知手段により検
    知し、該画像濃度検知手段による検知情報に基づき、所
    定の画像濃度となるように、画像濃度の調整を行う画像
    形成方法において、 前記画像濃度の調整を行うための第1の画像濃度調整工
    程と第2の画像濃度調整工程とを有し、前記第1の画像
    濃度調整工程においては、現像条件である現像バイアス
    電位、帯電電位、露光の光強度から選ばれる少なくとも
    1つの現像条件を変更することで画像濃度を調整し、前
    記第2の画像濃度調整工程においては、トナ−を補給す
    ることで画像濃度の調整を行うことを特徴とする画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記現像バイアス電位、帯電電位、露光
    の光強度から選ばれる少なくとも1つの現像条件に所定
    の基準値を設け、前記現像バイアス電位、帯電電位、露
    光の光強度から選ばれる少なくとも1つの現像条件が前
    記基準値に到達していない場合には、前記第1の画像濃
    度調整工程により画像濃度の調整を行い、前記基準値に
    到達している場合には、前記第2の画像濃度調整工程に
    より画像濃度の調整を行うことを特徴とする請求項4記
    載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の画像濃度調整工程において
    は、前記現像条件の変更、またはトナ−の補給により画
    像濃度を調整することを特徴とする請求項4記載の画像
    形成方法。
  7. 【請求項7】感光体上に形成されたトナ−像の画像濃度
    を検知し、前記画像濃度の検知情報に基づいて、現像条
    件の変更、またはトナ−の補給を行う画像形成方法にお
    いて、 現像条件に所定の基準値を設け、休止後の再開時の画像
    形成初期においては、前記基準値での現像条件より現像
    性が低くなる初期現像条件にて画像形成を開始し、現像
    条件が前記基準値に到達するまでは、現像条件を段階的
    に変更して現像性を向上せしめる画像形成方法であっ
    て、 現像条件が前記基準値に到達するまでは、前記画像濃度
    の検知情報に基づいて、段階的に現像条件の変更、及び
    トナ−の補給により現像性を向上し、 現像条件が前記基準値に到達した後は、現像条件を前記
    基準値の現像条件に維持し、前記画像濃度の検知情報に
    基づいて、トナ−を補給することにより現像性を向上す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】 感光体上に形成されたトナ−像の画像濃
    度を検知し、前記画像濃度の検知情報に対する複数のし
    きい値を設け、該複数のしきい値に従って、現像条件の
    変更、トナ−の補給、またはトナ−の未補給を判定して
    画像濃度を調整することを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 現像条件に所定の基準値を設け、現像条
    件が前記基準値に到達していない場合は、請求項8記載
    の画像濃度の調整を行ない、現像条件が前記基準値に到
    達している場合は、トナ−の補給、またはトナ−の未補
    給を判定して画像濃度を調整することを特徴とする画像
    形成方法。
  10. 【請求項10】 複数のトナ−補給モ−ドを有し、前記
    現像条件が前記基準値に到達している場合のトナ−の補
    給は、前記画像濃度の検知情報に対して複数のしきい値
    を設け、該複数のしきい値に従って、前記複数のトナ−
    補給モ−ドの1つを実行することを特徴とする請求項9
    記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 現像条件に所定の基準値を設け、休止
    後の再開時の画像形成初期においては、基準値での現像
    条件より現像性が低くなる初期現像条件を設定して画像
    形成を開始し、現像条件が前記基準値に到達するまで
    は、現像条件を段階的に変更して現像性を向上せしめる
    画像形成方法であって、 前記現像条件の基準値は、環境条件により変化せしめる
    ことを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】 休止後の再開時の画像形成初期におい
    ては、基準現像条件より現像性が低くなる初期現像条件
    にて画像形成を開始し、前記基準現像条件に到達するま
    では、現像条件を段階的に変更して現像性を向上せしめ
    る画像形成方法であって、 前記現像条件の基準値は、複写枚数の増加に従って変化
    せしめることを特徴とする画像形成方法。
  13. 【請求項13】 トナ−リサイクルを行う画像形成法で
    あることを特徴とする請求項1項乃至12の何れかに記
    載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】感光体上の潜像を現像剤により現像して
    トナ−像を形成するための現像器、前記現像器の現像条
    件を変更する現像条件変更手段、感光体上に形成された
    トナ−像の画像濃度を検知する画像濃度検知手段、前記
    現像器にトナ−を補給するトナ−補給手段、前記現像条
    件変更手段及び前記トナ−補給手段を制御する制御手段
    を備えてなる画像形成装置において、前記制御手段は、
    前記画像濃度検知手段による検知情報に基づき、前記現
    像条件変更手段による現像条件の変更、及び、前記トナ
    −補給手段によるトナ−の補給を制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  15. 【請求項15】 所定のトナ−像を感光体上に形成し、
    該トナ−像の画像濃度を光学的に検知して画像濃度補正
    を制御すると共に、休止後の再開時の初期設定時には、
    現像条件である現像スリ−ブ回転数を低下せしめて駆動
    せしめ、複写枚数に従って、所定の基準値まで順次現像
    スリ−ブ回転数を増加せしめるように現像条件駆動手段
    を制御する制御手段とを備えてなる画像形成装置におい
    て、 前記制御手段は、現像スリ−ブ回転数が基準値以下で、
    且つ、所定の画像濃度に達していない場合は、現像スリ
    −ブ回転数を増加せしめて所定の画像濃度となるように
    制御し、 現像スリーブ回転数が前記基準値に到った後は、トナ−
    を補給して現像剤中のトナ−濃度を増加せしめて所定の
    画像濃度となるように制御することを特徴とすることを
    特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 所定のトナ−像を感光体上に形成し、
    該トナ−像の画像濃度を光学的に検知して画像濃度補正
    を行う制御手段及び現像条件駆動手段を備えてなる画像
    形成装置において、 前記制御手段は、所定の画像濃度に達していない場合
    は、現像条件である現像バイアス電位、帯電電位、露光
    の光強度の少なくとも1つの現像条件を変更して所定の
    画像濃度となるように前記現像条件駆動手段を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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