JP2005320739A - サッシ窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 止水性能を十分に確保し、かつ外観意匠性にも優れたサッシ窓を提供すること。
【解決手段】縦枠体13が見込み方向室外側に延びる見込み片部231と、外壁躯体2の室外面に沿って延びる固定片部232と、見込み片部231に連続して見付け方向内側に延びる見付け片部233と、見付け片部233の見付け方向内端に連続して見込み方向室外側に延びる折返し片部234とを有して構成され、外装材3が固定片部232を覆うとともに見込み片部231に沿って見込み方向室内側に延び、その室内側端縁が見付け片部233に接続される。室外空間から固定片部232まで、および固定片部232から室内空間までが長距離化され、雨水の浸入を防止して止水性能が向上できるとともに、外装材3を見込み方向に折り曲げることで外観上の重厚感を高め、外壁1の外観意匠性を向上させることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、サッシ窓に関し、詳しくは、建物の外壁開口部内の室内寄りに配設された窓枠を備えたサッシ窓に関する。
外壁の室外面よりも見込み方向室内寄りに配設された、いわゆる内付けサッシ、およびこの内付けサッシを有して構成された外壁の構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された外壁においては、外壁開口部の室内側に沿って設けられた木製の開口枠と、この開口枠に水密材(シール材)を介して固定されたアルミ形材製のサッシ窓枠と、このサッシ窓枠に支持されたガラスパネルとで内付けのサッシ窓が構成され、開口部の上および左右の三方には、外壁の外装材と同一の板厚および材質を有して断面L字形に形成された窓縁用外装材が設けられている。そして、窓縁用外装材の見込み方向に沿った側片部が開口枠の室外縁まで延び、この側片部の先端部分と、開口枠またはサッシ窓枠との間に水密材(シール材)が介装されている。
特許第3477421号公報(図1、2)
しかしながら、前記特許文献1に記載の外壁では、外壁の室外面から室内側に入り込んだ位置に各シール材が設けられるとともに、開口枠またはサッシ窓枠と窓縁用外装材の側片部の先端部分との間のシール材が室外空間に露出して設けられているため、止水性が十分に確保できないという問題がある。すなわち、シール材の配設位置が室内空間に近いことから、劣化等によりシール材が切れた場合には、直ちに室内空間への雨水等の浸入が危惧される。さらに、室外空間に露出して設けられたシール材では、気温の変動や紫外線等の影響で劣化が早まる可能性が高く、この点からも止水性が損なわれる可能性がある。また、シール材が室外側に露出していることから、外壁の外観意匠性が劣ってしまうという問題もある。
本発明の目的は、止水性能を十分に確保し、かつ外観意匠性にも優れたサッシ窓を提供することにある。
本発明のサッシ窓は、建物の外壁に設けた開口部内の室内寄りに配設された窓枠体と、この窓枠体の内側に支持されたパネル体とを備えたサッシ窓であって、前記外壁は、外壁躯体と、この外壁躯体の室外面を覆う外壁仕上げ材とを備えて構成され、前記窓枠体は、上枠体、下枠体、および左右の縦枠体から構成され、これらの上枠体、下枠体、および縦枠体には、前記外壁の開口部に沿って見込み方向室外側に延びる見込み片部と、この見込み片部の室外側端縁に連続して前記外壁躯体の室外面に沿って延び、かつ当該外壁躯体に固定される固定片部とが設けられ、前記上枠体および縦枠体の少なくとも1つは、前記固定片部よりも室内側にて前記見込み片部に連続して見付け方向内側に延びる見付け片部と、この見付け片部の見付け方向内端に連続して見込み方向室外側に延びる折返し片部とを有し、これらの見込み片部、見付け片部、および折返し片部から室内側に凹んだ断面略凹状の室外面が形成され、前記上枠体および縦枠体の少なくとも1つに対応した位置の前記外壁仕上げ材は、前記窓枠体の固定片部を覆う外面部と、この外面部に連続して前記見込み片部に沿って見込み方向室内側に延びる折曲部とを有し、この折曲部の室内側端縁が前記窓枠体の見付け片部に接続されていることを特徴とする。
ここで、窓枠体の内側に支持されたパネル体としては、窓枠体に移動不能に支持されて嵌め殺し(Fix)窓を構成するガラスパネル等の面材であってもよく、また窓枠体に開閉可能に支持された1枚または複数枚の障子であってもよい。パネル体が障子である場合には、例えば、引き違い窓や片引き窓、開き窓、辷り出し窓等、任意の開閉形式のサッシ窓が構成可能である。
このような本発明によれば、建物外壁の室外面よりも見込み方向室内側に配設された内付けサッシ窓において、窓枠体の固定片部を外壁躯体の室外面に固定するので、この固定片部位置において窓枠体および外壁躯体間を止水することができる。この際、止水方法としては、固定片部と外壁躯体との間にシール材を介装させたものや、外壁躯体の表面に接着する防水シートや防水アスファルトで固定片部を覆ったものなど、一般的な止水構造が採用可能である。そして、このような止水構造は、外壁仕上げ材に覆われるため、室外空間に露出せず、気温の変動や紫外線等の影響を受けにくくなっているので、劣化が防止できるとともに、室外から見えないことで外壁の外観意匠性を損なわないようにできる。
また、窓枠体のうちの上枠体や縦枠体において、見込み片部に沿って外壁仕上げ材の折曲部を設け、この折曲部の室内側端縁を窓枠体の見付け片部に接続することで、折曲部の外側である室外空間から固定片部における止水位置までの距離、および止水位置から室内空間までの距離を、それぞれ長距離化することができ、従来のサッシ窓と比較して止水性能を向上させることができる。すなわち、外壁仕上げ材の折曲部先端と窓枠体の見付け片部との間から雨水が浸入したとしても、この雨水は窓枠体の見込み片部と外壁仕上げ材の折曲部との間を通って室外側に移動し、さらに固定片部と外壁仕上げ材との間を通って止水位置に達するまでの長い距離を移動する必要があるため、止水位置まで雨水が浸入しにくくなっている。さらに、止水位置に雨水が達したとしても、この雨水は、まず止水構造により阻止されて窓枠体と外壁躯体との間に浸入できないようになっている。さらに万一、窓枠体と外壁躯体との間に雨水が浸入したとしても、この浸入位置から室内空間までは、少なくとも外壁躯体の厚さ寸法以上の距離が隔てられているため、室内空間まで雨水が浸入する可能性をほぼ皆無にすることができる。また、止水位置が外壁仕上げ材に覆われているので、室外空間の風圧や気圧差の影響を低減することができ、この点からも室内空間への雨水の浸入を防止することができる。
また、窓枠体のうちの上枠体や縦枠体において、見込み片部、見付け片部、および折返し片部によって室内側に凹んだ断面略凹状の室外面を形成し、この室外面の凹みに外壁仕上げ材の折曲部を挿入し、折曲部の室内側端縁を見付け片部に接続したことで、外壁仕上げ材の折曲部の見込み寸法によって外観上の重厚感を表現することができ、外壁の外観意匠性をさらに向上させることができる。この際、上枠体や縦枠体における室外面の凹みに外壁仕上げ材の折曲部を挿入したので、折曲部の室内側端縁(木口)が室外側から見えなくできるため、この点からも意匠性を高めることができる。また、見付け片部の見込み位置および折返し片部の見込み寸法を適宜設定することで、外壁仕上げ材の折曲部の見込み寸法と、パネル体の見込み位置とが、それぞれ独立して任意に設定できる。すなわち、見付け片部の見込み位置を室内側に寄せるとともに折返し片部の見込み寸法を長くすれば、パネル体の見込み位置を変更せずに折曲部の見込み寸法を長くすることができ、見付け片部の見込み位置を変更せずに折返し片部の見込み寸法を長くすれば、折曲部の見込み寸法を変更せずにパネル体の見込み位置を室外側に変更することができる。これにより、外壁および窓の外観意匠性を良好にしつつ、外壁の厚さ寸法や、パネル体の形式、室内側の仕上げ等に応じてパネル体の見込み位置を調節することができ、サッシ窓における設計の自由度を高めることができる。
さらに、窓枠体に固定片部を設けたことで、この固定片部を外壁躯体の室外面に当接させることにより、見込み方向に関する窓枠体の位置決めができるとともに、固定片部と見込み片部を覆って設けられる外壁仕上げ材を精度よく施工することができる。すなわち、従来の内付けサッシ窓では、開口枠にサッシ窓枠を固定しているため、開口枠の取付位置が見込み方向にずれた場合に、このずれに伴ってサッシ窓枠の取付位置もずれてしまい、サッシ窓枠と窓縁用外装材の側片部とがうまく収まらないことがある。これに対して本発明の窓枠体では、固定片部によって外壁躯体との位置決めができるので、外壁仕上げ材と窓枠体とがずれることがなく、良好な外観を確保することができる。また、固定片部を外壁躯体の室外面に固定することで、窓枠体を外壁躯体の室外側から容易に取り付けることができ、サッシ窓の施工にかかる作業性を向上させることができる。
この際、本発明のサッシ窓では、前記窓枠体は、前記外壁躯体に固定される支持枠と、この支持枠に着脱自在に取り付けられるとともに前記パネル体を支持する本窓枠とを備えて構成されており、前記支持枠は、上支持枠、下支持枠、および左右の縦支持枠を四周枠組みして構成され、これらの上支持枠、下支持枠、および縦支持枠に前記見込み片部および固定片部が設けられ、当該上支持枠および/または縦支持枠に前記見付け片部および折返し片部が設けられ、前記本窓枠は、上本窓枠、下本窓枠、および左右の縦本窓枠を四周枠組みして構成され、前記見付け片部および折返し片部が設けられた上支持枠および/または縦支持枠に対応した上本窓枠および/または縦本窓枠と、前記折返し片部との間には、シール材が介装されていることが好ましい。
このような構成によれば、窓枠体を支持枠(捨て枠)および本窓枠から構成し、支持枠に対して着脱自在に本窓枠を取り付けるようにするとともに、支持枠の上支持枠や縦支持枠に見込み片部、見付け片部、および折返し片部から断面略凹状に形成された室外面を設けたので、支持枠を外壁に固定したままで外壁仕上げ材を壊すことなく本窓枠を交換することができ、改装サッシとして本発明のサッシ窓を構成することができる。また、支持枠と本窓枠とは、折返し片部の位置でシール材を介して連結されるので、止水性能を確保することができる。
さらに、本発明のサッシ窓では、前記見付け片部および折返し片部が設けられた上支持枠および/または縦支持枠に対応した上本窓枠および/または縦本窓枠の室外側端部と、前記折返し片部の先端とは、互いに当接または近接し、この当接または近接した部分よりも室内側において、前記シール材は、前記折返し片部に取り付けられていることが好ましい。
このような構成によれば、本窓枠の室外側端部と支持枠の折返し片部先端とが当接または近接することで、本窓枠および支持枠が一体的に見えて外観意匠性を損ねず、また当接位置よりも室内側にシール材を設けることで、室外空間にシール材が露出せず、シール材の劣化が防止できるとともに、外観意匠性も良好にすることができる。
また、本発明のサッシ窓では、前記本窓枠は、見付け方向外側に突出した取付片部を四周に有した半外付け用サッシ枠であり、前記支持枠における上支持枠、下支持枠、および左右の縦支持枠には、前記見付け片部よりも室内側位置にて見付け方向内側に突出した支持片部が設けられ、この支持片部に前記取付片部を係合することにより前記本窓枠が前記支持枠に取り付けられることが好ましい。
このような構成によれば、製品バリエーションや製品点数が非常に多くレギュラー製品である半外付け用サッシ枠を用いて内付けサッシ窓を構成することで、多種多様なサイズや形式の窓を安価に構成することができる。そして、半外付け用サッシ枠において通常外壁に固定するために設けられた取付片部を、支持枠の支持片部に係合させて支持枠に本窓枠を取り付けることで、半外付け用サッシ枠に対する加工の必要がなく、コスト増加を招かずに半外付け用サッシ枠を転用することができる。
この際、本発明のサッシ窓では、前記支持片部と前記取付片部との間には、シール材が介装されていることが好ましい。
このような構成によれば、支持枠における断面略凹状の室外面よりも室内側位置に設けられた支持片部と、本窓枠の取付片部との間で止水可能となるので、前述の止水構造や折返し片部のシール材による室外側での止水に加えて、室内側でも止水が可能になり、より一層止水性能を向上させることができる。
また、本発明のサッシ窓では、前記窓枠体の室外側には、窓付属部材が支持部材を介して取り付けられており、前記支持部材は、前記外壁仕上げ材と前記折返し片部との隙間に挿入されるとともに、前記見付け片部に固定されていることが好ましい。
ここで、窓付属部材としては、窓枠体およびパネル体の室外側に設けられる面格子や遮光ルーバー体、屋外ブラインド、装飾部材等が例示できる。
このような構成によれば、窓付属部材の支持部材を、外壁仕上げ材と窓枠体の折返し片部との隙間に挿入し、窓枠体の見付け片部に固定することで、この支持部材の固定部分が室外側から目立たないようにすることができ、外壁の外観意匠性を損なわずに窓付属部材を取り付けることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10が設けられた建物の外壁1部分を示す縦断面図である。図2は、外壁1部分を示す横断面図である。図3、4は、それぞれ引違い窓10の上枠部分、および下枠部分を拡大して示す縦断面図である。図5は、引違い窓10の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。
図1、2において、建物の外壁1は、外壁躯体としての壁パネル2と、この壁パネル2の室外面に設けられた外壁仕上げ材としての外装材3と、壁パネル2の室内面に設けられた内部仕上げ材としての石膏ボード等の内装材4とを有して構成されている。壁パネル2は、格子状等に組んだパネル芯材と2Aと、このパネル芯材2Aの室外側に固定されたパネル面材2Bとで形成されている。また、外装材3は、壁パネル2の室外面にモルタルを所定厚さに吹きつけて形成したものでもよく、また予め板状に成形したセメント成形板等を壁パネル2の室外面に取り付けたものでもよい。この外壁1には、矩形状の開口部5が設けられており、引違い窓10は、開口部5内における外壁1の室外面1Aよりも見込み方向室内寄りに設けられた、いわゆる内付けサッシ窓である。この引違い窓10の室内側には、内装材4の開口端縁の室内側を覆う木製の額縁材(ケーシング)6が四周連続して取り付けられている。
引違い窓10は、上枠体11、下枠体12、および左右の縦枠体13からなる窓枠体14と、この窓枠体14の内側に開閉自在に支持されたパネル体としての室内外一組の障子15と、これらの障子15の室外側に設けられた網戸16とを有して構成されている。窓枠体14は、壁パネル2に固定される支持枠(捨て枠)20と、この支持枠20に着脱自在に取り付けられた本窓枠30とを有している。支持枠20は、上支持枠21、下支持枠22、および左右の縦支持枠23を四周枠組みして形成され、本窓枠30は、上本窓枠31、下本窓枠32、および左右の縦本窓枠33を四周枠組みして形成されている。そして、障子15および網戸16は、本窓枠30の上本窓枠31および下本窓枠32に設けられた後述するレール部に戸車が案内され、図2の左右方向に移動可能になっている。障子15は、四周框組した上下左右の框材17と、これらの框材17の内部に嵌め込んだガラスパネル18とを有して形成されている。
図3に示すように、上枠体11は、支持枠20の上支持枠21と、本窓枠30の上本窓枠31と、これらの上支持枠21および上本窓枠31を連結する連結部材41と、この連結部材41に取り付けられた下地材42とを有して構成されている。
上支持枠21は、アルミ押出形材製であって、外壁1の開口部5の上縁に沿って見込み方向室外側に延びる見込み片部211と、この見込み片部211の室外側端縁に連続して上方に折れ曲がり、壁パネル2の室外面に沿って延びる固定片部212とを有している。この固定片部212は、室外側からのビス7により壁パネル2に固定されるとともに、固定片部212と壁パネル2との間には、図示しないシール材や防水シート等を用いた止水構造が設けられている。そして、上支持枠21は、固定片部212よりも室内側において見込み片部211から下方(見付け方向内側)に延びる見付け片部213と、この見付け片部213の下端(見付け方向内端)に連続して見込み方向室外側に延びる折返し片部214とを有している。この折返し片部214には、その先端から下方に延びる垂下片214Aと、その下面において上本窓枠31を位置決めする位置決め部214Bとが設けられている。さらに、上支持枠21は、見付け片部213よりも室内側において見込み片部211から下方(見付け方向内側)に延びる支持片部215を有している。この支持片部215の下端部室内側には、シール材215Aが取り付けられている。
本窓枠30の上本窓枠31は、室外側に配置されるアルミ押出形材製の室外部材31Aと、室内側に配置される樹脂製の室内部材31Bとを備えて構成されている。上本窓枠31の室外部材31Aは、上支持枠21の見込み片部211に対向して室内外に延びる上面部311と、この上面部311から下方に延出して室外側の障子15の上框を案内するレール部312および網戸16の上框を案内する網戸レール部313と、上面部311の室内側端部から上方(見付け方向外側)に突出し、上支持枠21の支持片部215の室内側に沿って延びる取付片部314とを有している。また、上本窓枠31の室内部材31Bは、室外部材31Aのレール部312に係合され、かつ室外部材31Aにビス止め固定されており、これらの室外部材31Aおよび室内部材31Bが、ビス315で連結部材41および下地材42に固定されている。そして、室内部材31Bは、下方に延出して室内側の障子15の上框を案内するレール部316と、内装材4の開口端縁と所定の間隔を有して室内側に延びる係止片部317とを有している。この係止片部317と内装材4の開口端縁との間には、額縁材6を支持するためのケーシングアタッチメント43が係止片部317にビス止め固定されている。このケーシングアタッチメント43には、室内側に開口した凹溝部43Aが形成されており、この凹溝部43Aに額縁材6の突出部6Aが挿入されて額縁材6が取り付けられている。
一方、上支持枠21および上本窓枠31を連結する連結部材41は、室内側に向かって開口した断面略コ字形の金属製ピース材であって、ビス44によって壁パネル2の芯材2Aに固定されている。さらに、連結部材41の室外側の一辺を貫通するビス45によって、上本窓枠31の取付片部314および上支持枠21の支持片部215が係合され、上本窓枠31が上支持枠21に取り付けられている。そして、このビス45を締め付けることで、取付片部314および支持片部215が圧接され、支持片部215のシール材215Aが取付片部314に密接するようになっている。また、連結部材41に取り付けられた下地材42は、連結部材41のコ字形断面内に収まる矩形断面を有した木製部材であり、引違い窓10の見付け方向幅寸法を略同一の長さ寸法を有している。この下地材42は、内装材4を釘打ち等で固定するための下地として機能するとともに、連結部材41に嵌め込むことで連結部材41の剛性を高め、さらに断熱材としても有効に機能するようになっている。
以上のような上枠体11において、上支持枠21の見込み片部211、見付け片部213、および折返し片部214によって、室内側に凹んだ断面略凹状の室外面11Aが形成されている。そして、上枠体11における外装材3は、上支持枠21の固定片部212を覆う外面部3Aと、この外面部3Aに連続して室内側に折れ曲がり、上支持枠21の見込み片部211に沿って見込み方向室内側に延びる折曲部3Bとを有して形成されている。この折曲部3Bは、その室内側端縁が上支持枠21の見付け片部213に当接して位置決めされ、これにより折曲部3Bと見付け片部213とが接続されている。また、折曲部3Bの下面と上支持枠21の折返し片部214との間には、隙間11Bが設けられている。
次に、図4に示すように、下枠体12は、支持枠20の下支持枠22と、本窓枠30の下本窓枠32と、これらの下支持枠22および下本窓枠32を連結する前述と同様の連結部材41と、下地材42とを有して構成されている。
下支持枠22は、アルミ押出形材製であって、外壁1の開口部5の下縁に沿って見込み方向室外側に延びる見込み片部221と、この見込み片部211に連続して下方に延び、壁パネル2の室外面に沿って延びる固定片部222と、見込み片部221に連続して固定片部222よりも室外側に延びる水切り片部223とを有している。固定片部222は、前述の上支持枠21の固定片部212と同様に、室外側からのビス7により壁パネル2に固定されるとともに、固定片部222と壁パネル2との間に止水構造が設けられている。そして、下支持枠22は、固定片部222よりも室内側において見込み片部221から下方に延びる2つの載置片部224を有し、この載置片部224によって壁パネル2に載置されている。さらに、下支持枠22は、室外側の載置片部224の上方に延びる見付け片部225と、室内側の載置片部224の上方に延びる支持片部226とを有している。見付け片部225の基端部には、見付け片部225と支持片部226との間の等圧空間227に浸入した雨水等を室外空間に排出する排水弁225Aが設けられている。また支持片部226の上端部室内側には、シール材226Aが取り付けられている。
本窓枠30の下本窓枠32は、それぞれアルミ押出形材製の室外部材32Aおよび室内部材32Bと、これらを連結する樹脂製の断熱部材32Cとを備えて構成されている。下本窓枠32の室外部材32Aは、下支持枠22の見込み片部221に対向して室内外に延びる底面部321と、この底面部321の上方に対向する上面部322と、この上面部322から上方に延出して室外側の障子15の戸車を案内するレール部323および網戸16の戸車を案内する網戸レール部324と、底面部321の室内側端部から下方(見付け方向外側)に突出し、下支持枠22の支持片部226の室内側に沿って延びる取付片部325とを有している。そして、室外部材32Aの底面部321下面には、下支持枠22の見付け片部225上端が当接し、等圧空間227が閉鎖されるようになっている。また、下本窓枠32の室内部材32Bは、連結部材41上に載置されるとともに、上方に延出して室内側の障子15の戸車を案内するレール部326と、内装材4の開口端縁と所定の間隔を有して室内側に延びる係止片部327とを有している。この係止片部327と内装材4の開口端縁との間には、前述の上本窓枠31と同様に、額縁材6を支持するためのケーシングアタッチメント43が係止片部327にビス止め固定されている。
一方、下支持枠22および下本窓枠32を連結する連結部材41は、前述の上枠体11の連結部材41と同様の部材であって、連結部材41の室外側の一辺を貫通するビス45によって、下支持枠22の室内側の載置片部224に係合されている。そして、連結部材41と下支持枠22の支持片部226との間に、下本窓枠32の取付片部325が挿入されることで、下本窓枠32が下支持枠22に取り付けられ、支持片部226のシール材226Aが取付片部325に密接するようになっている。また、連結部材41に取り付けられた下地材42は、前述の上枠体11の下地材42と同様の部材であって、内装材4を釘打ち等で固定するための下地として機能するとともに、連結部材41に嵌め込むことで連結部材41の剛性を高め、さらに断熱材としても有効に機能するようになっている。
以上のような下枠体12において、外装材3は、下支持枠22の固定片部222を覆う外面部3Aを有し、この外面部3Aは、下支持枠22の水切り片部223の底面に当接して位置決めされている。すなわち、水切り片部223は、外壁1の室外面1Aよりも室外側に突出して設けられている。
次に、図5に示すように、縦枠体13は、支持枠20の縦支持枠23と、本窓枠30の縦本窓枠33と、これらの縦支持枠23および縦本窓枠33を連結する連結部材41と、この連結部材41に取り付けられた下地材42とを有して構成されている。
縦支持枠23は、アルミ押出形材製であって、外壁1の開口部5の上縁に沿って見込み方向室外側に延びる見込み片部231と、この見込み片部231の室外側端縁に連続して側方(見付け方向外側)に折れ曲がり、壁パネル2の室外面に沿って延びる固定片部232とを有している。この固定片部232は、室外側からのビス7により壁パネル2に固定されるとともに、固定片部232と壁パネル2との間には、図示しないシール材や防水シート等を用いた止水構造が設けられている。そして、縦支持枠23は、固定片部232よりも室内側において見込み片部231から見付け方向内側に延びる見付け片部233と、この見付け片部233の見付け方向内端に連続して見込み方向室外側に延びる折返し片部234とを有している。この折返し片部234の基端部には、見付け方向内端に突出するシール材234Aが設けられている。さらに、縦支持枠23は、見付け片部233よりも室内側において見込み片部231から見付け方向内側に延びる支持片部235を有している。この支持片部235の先端部には、シール材235Aが取り付けられている。
本窓枠30の縦本窓枠33は、室外側に配置されるアルミ押出形材製の室外部材33Aと、室内側に配置される樹脂製の室内部材33Bとを備えて構成されている。縦本窓枠33の室外部材33Aは、縦支持枠23の見込み片部231に対向して室内外に延びる側面部331と、この側面部331から見付け方向内側に延出して室外側の障子15の縦框を案内する引寄せ片332および網戸16の縦框を案内する係止片333と、側面部331の室内側よりの位置から見付け方向外側に突出し、縦支持枠23の支持片部235の室内側に沿って延びる取付片部334とを有している。そして、室外部材33Aの室外側端部には、見付け方向外側に突出し、縦支持枠23の折返し片部234に当接または近接する突出片部336が設けられており、この突出片部336の室内側位置において折返し片部234のシール材234Aが側面部331に当接している。また、縦本窓枠33の室内部材33Bは、室外部材33Aにビス止めされるとともに、ビス335で連結部材41および下地材42に固定されている。そして、室内部材33Bは、室外側の障子15の縦框室内側面に当接するシール材337と、内装材4の開口端縁と所定の間隔を有して室内側に延びる係止片部338とを有している。この係止片部338と内装材4の開口端縁との間には、前述の上本窓枠31および下本窓枠32と同様に、額縁材6を支持するためのケーシングアタッチメント43が係止片部338にビス止め固定されている。
一方、縦支持枠23および下本窓枠33を連結する連結部材41は、前述の上枠体11および下枠体12の連結部材41と同様の部材であって、連結部材41の室外側の一辺を貫通するビス45によって、縦本窓枠33の取付片部334および縦支持枠23の支持片部235に係合されている。そして、このビス45を締め付けることで、取付片部334および支持片部235が圧接され、支持片部235のシール材235Aが取付片部334に密接するようになっている。また、連結部材41に取り付けられた下地材42は、前述の上枠体11および下枠体12の下地材42と同様の部材であって、内装材4を釘打ち等で固定するための下地として機能するとともに、連結部材41に嵌め込むことで連結部材41の剛性を高め、さらに断熱材としても有効に機能するようになっている。
以上のような縦枠体13において、縦支持枠23の見込み片部231、見付け片部233、および折返し片部234によって、室内側に凹んだ断面略凹状の室外面13Aが形成されている。そして、縦枠体13における外装材3は、縦支持枠23の固定片部232を覆う外面部3Aと、この外面部3Aに連続して室内側に折れ曲がり、縦支持枠23の見込み片部231に沿って見込み方向室内側に延びる折曲部3Bとを有して形成されている。この折曲部3Bは、その室内側端縁が縦支持枠23の見付け片部233に当接して位置決めされ、これにより折曲部3Bと見付け片部233とが接続されている。また、折曲部3Bの室外側面と縦支持枠23の折返し片部234との間には、隙間13Bが設けられている。
次に、引違い窓10における止水構造について説明する。
まず、上枠体11および縦枠体13において、上支持枠21および縦支持枠23の見込み片部211,231、見付け片部213,233、および折返し片部214,234が連続しているため、この断面略凹状の室外面11A,13Aから室内側に雨水等が浸入することがない。また、外装材3の折曲部3Bと見込み片部211,231とが当接されているため、これらの間に雨水等が浸入しにくくなっているが、折曲部3Bと見込み片部211,231との間に雨水が浸入したとしても、この雨水は折曲部3Bと見込み片部211,231との間を通って室外側に移動し、さらに固定片部212,232に沿って回り込む長い距離を移動する必要がある。このため、固定片部212,232と壁パネル2との止水位置に達するまでの距離が十分に長いので、止水位置まで雨水が浸入する心配がほぼ皆無である。なお万一、固定片部212,232の止水位置から室内側に雨水が浸入したとしても、浸入位置から室内空間までは、少なくとも壁パネル2の厚さ寸法以上の距離が隔てられているため、室内空間まで雨水が浸入することがない。
また、室外側における縦支持枠23と縦本窓枠33との間には、縦支持枠23の折返し片部234に設けたシール材234Aが縦本窓枠33に当接しているため、この位置からの雨水等の浸入が防止されている。さらに、シール材234Aを越えて縦支持枠23と縦本窓枠33との間に雨水が浸入したとしても、この雨水は、縦支持枠23の支持片部235と縦本窓枠33の取付片部334との間のシール材235Aに阻まれ、室内側に浸入しないようになっている。そして、縦支持枠23と縦本窓枠33との間に浸入した雨水は、下方に落下して下枠体12の等圧空間227に達し、下支持枠22に設けた排水弁225Aから室外空間に排水されるようになっている。これと同様に上枠体11においても、上支持枠21と上本窓枠13との間に浸入した雨水は、上支持枠21の支持片部215と上本窓枠31の取付片部314との間のシール材215Aに阻まれ、室内側に浸入しなようになっている。
一方、下枠体12において、下支持枠22の水切り片部223が外壁1の室外面1Aよりも室外側に突出し、さらに水切り片部223の先端部が外装材3の上端よりも下方まで曲げ下げられているため、外装材3と下支持枠22との間から室内側に雨水等が浸入することがない。また、外装材3と下支持枠22との間から雨水が浸入したとしても、この雨水は、下支持枠22の固定片部212と壁パネル2との止水位置で阻止され、空間まで雨水が浸入することがない。また、下支持枠22と下本窓枠32との間の等圧空間227に雨水が浸入した場合には、この雨水は、下支持枠22の支持片部226と下本窓枠32の取付片部325との間のシール材226Aに阻まれ、室内側に浸入しないようになっている。そして、等圧空間227に浸入した雨水は、下支持枠22の見付け片部225に設けられた排水弁225Aから室外空間に排水されるようになっている。
次に、引違い窓10の改装方法について、図6に基づいて説明する。
図6は、引違い窓10の改装方法を説明する縦断面図である。
引違い窓10における本窓枠30は、見付け方向外側に突出した取付片部314,325,334を四周に有した半外付け用サッシ枠である。すなわち、本窓枠30は、支持枠20を介さずに取付片部314,325,334を壁パネル2の室外面に直接固定することで、外壁面から室外側に突出した半外付けのサッシ窓が構成できるようになっている。このような半外付け用サッシ枠は、一般的に用いられており、その製品バリエーションや製品点数が非常に多く、本実施形態の引違い窓形式の他に、嵌め殺し窓や片引き窓、開き窓、辷り出し窓等の多数の形式のものに利用可能である。つまり、本実施形態においては、本窓枠30は、支持枠20に対して着脱可能に取り付けられており、この本窓枠30を交換することによって、各種形式の窓に改装する、あるいは新しい窓に交換することができるようになっている。
図6において、本窓枠30を支持枠20から取り外すにあたり、先ず、額縁材6を取り外すとともに内装材4の開口周縁の一部を切り欠いてから、切り欠いた下地材42を取り外す。次に、窓枠体の四周において、連結部材41を壁パネル2に固定しているビス44(図3〜5)、および連結部材41と本窓枠30および支持枠20とを連結しているビス45を外し、連結部材41を窓枠体から取り外す。これにより、本窓枠30が支持枠20から取り外し可能になる。
次に、本窓枠30の上本窓枠31側を室内側に倒しながら、上方に持ち上げて本窓枠30を支持枠20から室内側に取り外す。そして、以上の手順と逆の手順で新たな本窓枠30を、取付片部314,325,334を支持枠20の支持片部215,226,235のシール材215A,226A,235Aに当接させて取り付け、連結部材41、下地材42、内装材4、および額縁材6の順に取り付けることで改装が完了する。
この際、本窓枠30の取り外しおよび取り付けの作業は、室内側から実施でき、外装材3および支持枠20を壊したり、取り外したりする必要がない。従って、改装作業の手間がかからず、また、高層建物等のように室外側からの作業が困難な場合であっても容易に改装作業ができるようになっている。
次に、本実施形態における引違い窓10の変形例について、図7〜11に基づいて説明する。
図7〜11は、それぞれ本実施形態の変形例に係る引違い窓10の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。
各変形例において、引違い窓10が支持枠20および本窓枠30から構成される窓枠体14を備えている点、これらの支持枠20および本窓枠30の構造は、前述と略同様であり、外壁1の構造が前述と相違している。相違点について以下に詳しく説明する。
図7において、外壁1は、その厚さ寸法が前述の図5の場合よりも大きくなっており、引違い窓10が開口部5における見込み方向の略中間位置に配設されている。この際、引違い窓10は、外壁1の室外面1Aに対しては、前述の場合と同様に、見込み方向室内側に寄った位置に配設されている。従って、本変形例においては、室外側の外装材3と窓枠体(支持窓枠20および本窓枠30)との位置関係は、前述と同一であり、室内側の内装材4、下地材42、およびケーシングアタッチメントが相違している。
すなわち、下地材42は、室内外方向に長い断面長方形状に形成されて連結部材41に嵌め込まれている。また、前述のケーシングアタッチメント43に代えて、額縁材6と同質の木製アタッチメント46が、下地材42と縦本窓枠33の室内部材33Bの係止片部338との間に固定されている。そして、木製アタッチメント46の室内側に設けられた凹溝部46Aに額縁材6の突出部6Aが挿入されている。
図8において、外壁1の外装材3における引違い窓10との取り合い部分は、プレキャストのセメント成形板あるいはPC板からなるコーナー外装材3Cで構成されている。このコーナー外装材3Cは、一般部分のモルタル吹きつけによる外装材3Dにシール材3Eを介して連結されている。そして、コーナー外装材3Cにより支持枠20の固定片部232を覆う外面部3Aと、見込み片部231に沿って見込み方向室内側に延びる折曲部3Bとが構成されている。また、支持枠20の見込み片部231には、コーナー外装材3Cを固定するための突片236が2箇所に設けられ、見付け片部233には、コーナー外装材3Cの折曲部3Bを位置決めするための突片237が設けられている。そして、コーナー外装材3Cは、外面部3Aがビス8により壁パネル2に固定されるとともに、折曲部3Bがビス8により支持枠20の突片236に固定されている。また、折曲部3Bの室内側端縁は、支持枠20の見付け片部233と突片237とに当接されるとともに、シール材3Fを介して見付け片部233に接続されている。
図9において、外壁1の外装材3は、室外面にモルタル等の意匠面が形成されたサイディング等のパネル材3Gで構成され、パネル材3G同士がシール材3Hを介して接続されている。そして、外装材3の外面部3Aは、室外面1Aに沿ったパネル材3Gで構成され、折曲部3Bは、見込み方向に沿ったパネル材3Gで構成されている。そして、折曲部3Bのパネル材3Gは、ビス8により支持枠20の突片236に固定され、その室内側端縁は、支持枠20の見付け片部233と突片237とに当接されるとともに、シール材3Fを介して見付け片部233に接続されている。
図10において、外装材3は、外壁1の室外面1Aに沿った部分である外面部3Aが前述の図5の場合と同様にモルタル吹きつけ等により構成され、折曲部3Bがアルミ形材製の外装下地材3Iで構成され、これらがシール材3Jを介して接続されている。そして、外装材3の室外面には、吹き付け塗装等が施され、外観上は、外装下地材3Iやシール材3J等が見えないようになっている。外装下地材3Iは、支持枠20の突片236,237に係合して固定され、その室内側端縁が見付け片部233に接続されている。
図11において、外装材3は、外面部3Aおよび折曲部3Bが前述の図5の場合と同様にモルタル吹きつけ等により構成され、折曲部3Bの外装材3は、木製の外装下地材3Kおよび見切り材3Lを介して支持枠20に接続されている。外装下地材3Kは、ビス8により支持枠20の突片236に固定され、見切り材3Lは、釘打ち等により外装下地材3Kに固定されている。そして、外装材3の折曲部3Bの室内側端縁は、支持枠20の見付け片部233に当接して接続されている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、上枠体11および縦枠体13において、見込み片部211,231に沿って外装材3の折曲部3Bが設けられ、この折曲部3Bの室内側端縁を見付け片部213,233に接続することで、室外空間から固定片部212,232の止水位置までの距離、および止水位置から室内空間までの距離を、それぞれ長距離化することができ、止水性能を向上させることができる。
(2)また、上枠体11、下枠体12、および縦枠体13の固定片部212,222,232における止水構造は、外装材3の外面部3Aに覆われるため、室外空間に露出せず、気温の変動や紫外線等の影響を受けにくくなっているので、劣化が防止できるとともに、室外から見えないことで外壁1の外観意匠性を損なわないようにできる。
(3)さらに、上枠体11および縦枠体13において、見込み片部211,231、見付け片部213,233、および折返し片部214,234によって室内側に凹んだ断面略凹状の室外面11A,13Aを形成し、この室外面11A,13Aの凹みに外装材3の折曲部3Bを挿入したことで、折曲部3Bの見込み寸法によって外観上の重厚感を表現することができ、外壁の外観意匠性を向上させることができる。この際、折曲部3Bの室内側端縁(木口)が室外側から見えなくできるので、この点からも意匠性を高めることができる。
(4)また、上枠体11および縦枠体13において、見付け片部213,233の見込み位置および折返し片部214,234の見込み寸法を適宜設定することで、外装材3の折曲部3Bの見込み寸法と、本窓枠30の見込み位置とが、それぞれ独立して任意に設定できるので、外壁1の厚さ寸法や、窓形式、室内側の仕上げ等に応じて本窓枠30の見込み位置を調節することができ、サッシ窓における設計の自由度を高めることができる。
(5)さらに、支持枠20の上支持枠21、下支持枠22、および縦支持枠23に固定片部212,222,232を設けたことで、この固定片部212,222,232を壁パネル2の室外面に当接させることにより、見込み方向に関する窓枠体14の位置決めができるとともに、固定片部212,222,232と見込み片部211,221,231を覆って設けられる外装材3を精度よく施工することができる。また、固定片部212,222,232を壁パネル2の室外面に固定することで、支持枠20を室外側から容易に取り付けることができ、サッシ窓の施工にかかる作業性を向上させることができる。
(6)また、窓枠体14を支持枠20および本窓枠30から構成し、支持枠20に対して着脱自在に本窓枠30を取り付け可能にし、支持枠20に固定片部212,222,232を設けて壁パネル2に固定したので、支持枠20を外壁1に固定したままで本窓枠30を交換することができ、サッシ窓を改装サッシとして構成することができる。さらに、上支持枠21および縦支持枠23に見込み片部211,231、見付け片部213,233、および折返し片部214,234から断面略凹状に形成された室外面11A,13Aを設けたので、外装材3を壊すことなく本窓枠30を交換することができる。
(7)さらに、室外側における縦支持枠23と縦本窓枠33との間には、縦支持枠23の折返し片部234に設けたシール材234Aを介して連結されるので、止水性能を確保することができる。さらに、縦枠体13における縦本窓枠33の室外側端部の突出片部336と縦支持枠23の折返し片部234先端とが当接または近接することで、これらが一体的に見えて外観意匠性を損ねず、また当接または近接する位置よりも室内側にシール材234Aが設けられているので、室外空間にシール材234Aが露出せず、シール材234Aの劣化が防止できるとともに、外観意匠性も良好にすることができる。
(8)また、上支持枠21、下支持枠22、および縦支持枠23と、上本窓枠31、下本窓枠32、および縦本窓枠33との間には、支持片部215,226,235にシール材215A,226A,235Aが設けられ、取付片部314,325,334に当接しているので、止水性能をさらに向上させることができる。
(9)また、本窓枠30を製品バリエーションや製品点数が非常に多い半外付け用サッシ枠を用いて構成したことで、多種多様なサイズや形式の窓を安価に構成することができる。そして、半外付け用サッシ枠において通常外壁に固定するために設けられた取付片部314,325,334を、支持枠20の支持片部215,226,235に係合させて支持枠20に本窓枠30を取り付けることで、半外付け用サッシ枠に対する加工の必要がなく、コスト増加を招かずに半外付け用サッシ枠を本窓枠30として転用することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るサッシ窓について、図12、13に基づいて説明する。図12は、サッシ窓が設けられた建物の外壁1部分を示す縦断面図である。図13は、外壁1部分を示す横断面図である。
本実施形態の外壁1およびサッシ窓である引違い窓10は、前述の第1実施形態と同様の構成を備えている。そして、本実施形態において、引違い窓10の室外側に窓付属部材としての面格子50が設けられている点が前述の第1実施形態と相違する。相違点について以下に詳しく説明する。
なお、窓付属部材としては、面格子50に限らず、遮光ルーバー体、屋外ブラインド、装飾部材等であってもよい。
面格子50は、上下に延びて所定のピッチ(例えば、100mm間隔)で左右に並べて設けられた複数の縦格子材51と、これら複数の縦格子材51に渡って設けられて縦格子材51同士を連結する上下2本の横材52と、この横材52を引違い窓10に固定する支持部材53および連結アングル54とを備え、引違い窓10の縦枠体13に支持されている。縦格子材51は、外壁1の開口部5の上下寸法と略同一の長さ寸法を有したアルミ中空形材であって、室内側からのビス止めや溶接等によって横材52に連結されている。横材52は、外壁1の開口部5の左右寸法と略同一の長さ寸法を有したアルミ中空形材である。そして、横材52には、連結アングル54を介して支持部材53が固定されている。支持部材53および連結アングル54は、それぞれ断面略L字形のアルミ製またはSUS製であって、支持部材53は、室内外に延出する延出片部53Aと、この延出片部53Aの室内端に連続して折れ曲がった折曲片部53Bとを有して形成されている。連結アングル54は、横材52に沿って延び横材52に固定される第1片部54Aと、支持部材53の延出片部53Aに沿って延び支持部材53に固定される第2片部54Bとを有して形成されている。
支持部材53の室内側端部は、外壁1における外装材3の折曲部3Bと、縦枠体13における縦支持枠23の折返し片部234との間に形成された隙間13Bに挿入されている。そして、支持部材53の折曲片部53Bは、縦支持枠23の見付け片部233にビス55によって固定されている。また、支持部材53の延出片部53Aは、外装材3の折曲部3Bに沿って室外側に延び、外壁1の外面部1Aよりも室外側に突出した位置に連結アングル54の第2片部54Bがビス止め固定されている。
このような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(10)すなわち、面格子50の支持部材53が、外装材3の折曲部3Bと縦枠体13の折返し片部234との隙間13Bに挿入され、支持部材53の折曲片部53Bが縦枠体13の見付け片部233に固定されているので、この支持部材53の固定部分、つまりビス55が室外側から目立たないようにすることができ、外壁1の外観意匠性を損なわずに面格子50を取り付けることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態の引違い窓10では、窓枠体14を支持枠20および本窓枠30とで構成した、つまり上枠体11を上支持枠21および上本窓枠31で構成し、下枠体12を下支持枠22および下本窓枠32で構成し、左右の縦枠体13を縦支持枠23および縦本窓枠33で構成したが、これに限らず、上枠体11、下枠体12、および左右の縦枠体13をそれぞれ一体の枠部材から構成してもよい。
また、窓枠体14を支持枠20および本窓枠30とで構成した場合でも、支持枠20の上支持枠21および左右の縦支持枠23に室内側に凹んだ断面略凹状の室外面11A,13Aを形成するものに限らず、本窓枠30の上本窓枠31や縦本窓枠33に断面略凹状の室外面を形成してもよい。
また、前記実施形態では、室内外一対の障子15を備えた引違い窓10について説明したが、これに限らず、嵌め殺し窓でもよく、また片引き窓や、開き窓、辷り出し窓等、任意の開閉形式のサッシ窓が構成可能である。
また、窓枠体14に設けた見込み片部211,221,231の見込み寸法は、本窓枠30の見込み位置や、外装材3の折曲部3Bの見込み寸法が、外観上や使用上良好となる範囲で任意に設定可能である。さらに折返し片部214,234の見込み寸法についても、本窓枠30の見込み位置との関係や、外装材3の折曲部3Bとの収まり、止水性能等に基づいて、適宜設定することができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係るサッシ窓が設けられた建物の外壁部分を示す縦断面図である。 前記外壁部分を示す横断面図である。 前記サッシ窓の上枠部分を拡大して示す縦断面図である。 前記サッシ窓の下枠部分を拡大して示す縦断面図である。 前記サッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記サッシ窓の改装方法を説明する縦断面図である。 前記実施形態の変形例に係るサッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記実施形態の変形例に係るサッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記実施形態の変形例に係るサッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記実施形態の変形例に係るサッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記実施形態の変形例に係るサッシ窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係るサッシ窓が設けられた建物の外壁部分を示す縦断面図である。 前記外壁部分を示す横断面図である。
符号の説明
1…外壁、1A…室外面、2…外壁躯体である壁パネル、3…外壁仕上げ材である外装材、3A…外面部、3B…折曲部、5…開口部、10…サッシ窓である引違い窓、11…上枠体、12…下枠体、13…縦枠体、14…窓枠体、15…パネル体である障子、20…支持枠、21…上支持枠、22…下支持枠、23…縦支持枠、30…本窓枠、31…上本窓枠、32…下本窓枠、33…縦本窓枠、50…窓付属部材である面格子、53…支持部材、11A,13A…室外面、11B,13B…隙間、211,221,231…見込み片部、212,222,232…固定片部、213,233…見付け片部、214,234…折返し片部、215,226,235…支持片部、215A,226A,234A,235A…シール材、314,325,334…取付片部。

Claims (6)

  1. 建物の外壁に設けた開口部内の室内寄りに配設された窓枠体と、この窓枠体の内側に支持されたパネル体とを備えたサッシ窓であって、
    前記外壁は、外壁躯体と、この外壁躯体の室外面を覆う外壁仕上げ材とを備えて構成され、
    前記窓枠体は、上枠体、下枠体、および左右の縦枠体から構成され、これらの上枠体、下枠体、および縦枠体には、前記外壁の開口部に沿って見込み方向室外側に延びる見込み片部と、この見込み片部の室外側端縁に連続して前記外壁躯体の室外面に沿って延び、かつ当該外壁躯体に固定される固定片部とが設けられ、
    前記上枠体および縦枠体の少なくとも1つは、前記固定片部よりも室内側にて前記見込み片部に連続して見付け方向内側に延びる見付け片部と、この見付け片部の見付け方向内端に連続して見込み方向室外側に延びる折返し片部とを有し、これらの見込み片部、見付け片部、および折返し片部から室内側に凹んだ断面略凹状の室外面が形成され、
    前記上枠体および縦枠体の少なくとも1つに対応した位置の前記外壁仕上げ材は、前記窓枠体の固定片部を覆う外面部と、この外面部に連続して前記見込み片部に沿って見込み方向室内側に延びる折曲部とを有し、この折曲部の室内側端縁が前記窓枠体の見付け片部に接続されているサッシ窓。
  2. 前記窓枠体は、前記外壁躯体に固定される支持枠と、この支持枠に着脱自在に取り付けられるとともに前記パネル体を支持する本窓枠とを備えて構成されており、
    前記支持枠は、上支持枠、下支持枠、および左右の縦支持枠を四周枠組みして構成され、これらの上支持枠、下支持枠、および縦支持枠に前記見込み片部および固定片部が設けられ、当該上支持枠および/または縦支持枠に前記見付け片部および折返し片部が設けられ、
    前記本窓枠は、上本窓枠、下本窓枠、および左右の縦本窓枠を四周枠組みして構成され、前記見付け片部および折返し片部が設けられた上支持枠および/または縦支持枠に対応した上本窓枠および/または縦本窓枠と、前記折返し片部との間には、シール材が介装されている請求項1に記載のサッシ窓。
  3. 前記見付け片部および折返し片部が設けられた上支持枠および/または縦支持枠に対応した上本窓枠および/または縦本窓枠の室外側端部と、前記折返し片部の先端とは、互いに当接または近接し、この当接または近接した部分よりも室内側において、前記シール材は、前記折返し片部に取り付けられている請求項2に記載のサッシ窓。
  4. 前記本窓枠は、見付け方向外側に突出した取付片部を四周に有した半外付け用サッシ枠であり、
    前記支持枠における上支持枠、下支持枠、および左右の縦支持枠には、前記見付け片部よりも室内側位置にて見付け方向内側に突出した支持片部が設けられ、この支持片部に前記取付片部を係合することにより前記本窓枠が前記支持枠に取り付けられる請求項2または請求項3に記載のサッシ窓。
  5. 前記支持片部と前記取付片部との間には、シール材が介装されている請求項4に記載のサッシ窓。
  6. 前記窓枠体の室外側には、窓付属部材が支持部材を介して取り付けられており、
    前記支持部材は、前記外壁仕上げ材と前記折返し片部との隙間に挿入されるとともに、前記見付け片部に固定されている請求項1から請求項5のいずれかに記載のサッシ窓。
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