JP2005319935A - 車内照明装置 - Google Patents

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Naoto Amano
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尚輔 横山
Mitsuo Honma
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Abstract

【課題】安価で意匠性の高い照明が行えると共に、光源への電源供給が停止している状態でもギヤチェンジレバー等の被照明体の照明が行えるようにする。
【解決手段】光を発する光源17と、該光源17からの光を導いて、車内における所定の被照明体に射出する照射体16と、光を射出する照射体16の射出面に設けられて、当該光を分散して射出させる分散層2と、射出面と対向した面に設けられて、導光されてきた光を射出面の方向に反射させると共に、当該光を蓄積して、その蓄光した光を放出する蓄光層3とにより車内照明装置14を構成する。これにより被照明体に照射される光が分散層2により分散させて、意匠性の高い照明が行えるようになり、蓄光層3の蓄光機能により光源17の電源供給が停止しても、照明を継続することができるようになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両におけるギアチェンジレバー等の所定の被照明体の照明に用いられる車内照明装置に関する。
従来、車両の運転中に各種スイッチや操作レバー等を操作する際には、経験や感覚に頼って、その位置を探し当てて操作しているが、ときには容易に探し当てられない場合があり、かかる場合は目視により該当するスイッチ等を探す必要が生じる。
ところが、夜間運転においては、一般に車内を暗くして運転するため、目視により該当するスイッチ等を見つけることが困難な場合がある。
このような不便さを解消するために種々の提案がなされ、例えば光源からの光を透明材料で所望の被照明体まで導いて照らす構成が提案されている(特許文献1参照)。
この構成では、光散乱材を含まない透明な合成樹脂層を備えて、その厚さ方向の一側面を光反射面とすると共に他面を光出射面とした透明部材と、光散乱材を含む半透明な合成樹脂層からなる半透明部材とで形成される面状発光部材と、少なくとも面状発光部材の一端面側に配設され、透明部材及び半透明部材に光を入射させる複数のLED(発光ダイオード)とを有して被照明体を照らすことができるようになっている。
特開平11−321455号公報
しかしながら、上述した照明光の発生源である光源は、車載バッテリーから電源供給を受けたときにのみ点灯する構成であるため、車内が暗い状態で運転を開始する際等の電源供給が行われていない状態では照明できない不便さがあった。
即ち、運転を開始する際には、イグニッションキーをキー挿入口に差し込んで、エンジンを始動させるが、夜間等のように車内が暗いときはキー挿入孔が見えず、手探して探し当てている。
また、例えばオートマチック車においては、エンジン停止時にギヤチェンジレバーが「パーキング」になっていないとキーが抜けず、とまどう場合がある。マニュアル車ではギヤチェンジレバーが「ニュートラル」等になっていることを確認してエンジンを始動しないと、いきなり走り出して事故を起こす恐れがある。このような場合には、室内灯を点灯させてギヤ位置の確認を行う必要があり不便であった。
さらに、夜間エンジンを停止して車外に出るときに、持ち出す荷物の確認のために室内灯を点灯させることがあるが、手一杯荷物を持ってしまうと室内灯を消し忘れることがある。
加えて、近年、車内照明においても意匠性の高い照明が望まれるようになっているが、かかる意匠性の高い照明を行うには、例えば発光量を時間と共に変化させる等の処理が必要で、コストアップの要因となる問題があった
無論、上記公報にかかる技術を、例えばキー挿入口を取囲む環状部材のキーリングに適用して、このキーリングを光らせてキー挿入口を照明することも可能である。しかし、この場合には、上述したように照明時において必ず電源供給が必要になると共に、以下のような理由により高品質な照明が行えない不都合がある。
即ち、高品質な照明を行うには、キーリング全体を光らせることが要求される。このとき、光源がLEDのような点光源であると、この光源からの光をキーリング全体に導くと共に、キーリングの各部から光を散逸させて照明光とする必要がある。
光を導く特性を導光特性、光を散逸させる特性を散逸特性と称すれば、導光特性と散逸特性とは逆の関係をなす特性で、導光特性を高めることは散逸特性を小さくすることに対応し、逆に導光特性を小さくすることは散逸特性を大きくすることに対応する。
導光特性(逆に散逸特性)を制御するには、キーリングを光ファイバーのように屈折率の大きいコアとそれを囲む屈折率の小さいクラッドとの複合構造にする必要があるが、かかる複合構造では高価になる。また、導光特性と散逸特性とのバランスが、キーリングの大きさ等により規定される導光距離に依存するため、最適なバランスにするには製品毎に屈折率の異なる材料を用いなければならない等の実用上不可能に近い困難さがある。
そこで、本発明は、安価かつ高品質で、意匠性の高い照明が行えると共に、光源に電源供給が停止している状態でも車両内の被照明体の照明が行えるようにした車内照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1にかかる車内照明装置は、光が射出される照射体の射出面に設けられて、当該光を分散して射出させる分散層と、射出面と対向した面に設けられて、導光されてきた光を射出面の方向に反射させると共に、当該光を蓄積して、その蓄光した光を放出する蓄光層とを備えるものである。
これにより被照明体に照射される光が分散層により分散されるため、意匠性の高い照明ができるようになる。また、蓄光層の蓄光機能により光源への電源供給が停止しても、照明を継続することができる。さらに、当該蓄光機能により導光した光や蓄光した光を出射面に向けて反射・放出するので効率的な光利用が可能になる。
請求項2にかかる車内照明装置は、射出面に、鱗状片分散材を含む透明塗料を塗装又は塗布して、分散層を形成したものである。
これにより、バッチ処理のように大量の商品に対して、一度に分散層が容易に形成することができてコストダウンが可能になると共に、この分散層が鱗状片分散材を含むため、ハーフミラーの機能が発現して、意匠性の高い照明が可能になる。
請求項3にかかる車内照明装置は、蓄光層が、射出面に対向した面にN夜光塗料を塗装又は塗布して形成するものである。
これにより、バッチ処理のように大量の商品に対して、一度に蓄光層が容易に形成することができてコストダウンが可能になると共に、その蓄光機能により光源の電源供給が停止しても、照明を継続することが可能になる。
請求項4にかかる車内照明装置は、蓄光層に白色塗装を重ね塗りしたものである。
これにより、光源から導光した光や蓄光した光が、出射面以外から漏れなくなって、光の有効利用が可能になる。
請求項5にかかる車内照明装置は、光源が、蓄積層に接して設けられた面状体の光源としたものである。
これにより、光源からの光が蓄積層、照射体、分散層を直進するだけで照明できるため、一様輝度の高品質な照明が容易に行えるようになる。
請求項6にかかる車内照明装置は、照射体が、車両におけるギヤチェンジレバーの動作孔を備えるレバーパネルをなして、ギヤチェンジレバー、動作孔及びその周辺部を照明するものである。
これにより、ギヤチェンジレバー、動作孔及びその周辺部に対して意匠性の高い照明できると共に、蓄光層の蓄光機能により光源に電源供給を行わないときでも照明を継続することができ、例えば運転の安全性を高めることが可能になる。
請求項7にかかる車内照明装置は、照射体が、車両におけるイグニッションキーのキーリングをなして、該キーリング及びその周辺部を照明するものである。
これにより、イグニッションキーのキーリング部及びその周辺部に刻印等により示される各種の情報に対して意匠性の高い照明ができると共に、蓄光層の蓄光機能により光源への電源供給が停止しても、照明を継続することができ、夜間のエンジン始動等におけるキー挿入が容易に行えるようになる。
請求項8にかかる車内照明装置は、照射体が、車両における飲料物の載置されるホルダ孔を備えたカップホルダをなして、該ホルダ孔及びその周辺部を照明するものである。
これにより、カップホルダのホルダ孔及びその周辺部を意匠性が高く照明することができるようになる。
請求項9にかかる車内照明装置は、照射体が、車両におけるインストルメントパネルをなして、該インストルメントパネルにおけるスピードメータやタコメータ等を照明するものである。
これにより、スピードメータやタコメータ等に対して意匠性の高い照明を行うことが可能になる。
請求項10にかかる車内照明装置は、照射体が、U字状柱体であって、その周囲空間を照明するものである。
これにより、エンジン停止後や車内灯が消灯されているような状態であっても、車内を照らすことが可能になる。
本発明によれば、被照明体に照射される光が分散層により分散されるため、イグニッションキーやギヤチェンジレバー等の車両内における被照明体を意匠性の高い光で照明することが可能になると共に、蓄光層の蓄光機能により光源への電源供給が停止している状態であっても、照明を継続することができるので、利便性が向上する。また、蓄光機能により導光した光や蓄光した光を出射面に向けて反射及び放出するので効率的な光利用が可能になる。
本発明は、光源からの光を蓄光層で蓄光して光源が点灯していないときでも照明できるようにすると共に、分散層で照明する光を分散させて意匠性の高い照明が行えるようにしたものである。以下、各実施例を図を参照して説明する。
本発明の実施例1を説明する。本発明にかかる車内照明装置は、ギヤチェンジレバーボックスにおけるレバーパネルの照明に適用したもので、図1はギヤチェンジレバーボックス10の斜視図、図2及び図3は図1におけるギヤチェンジレバーボックス10のA−A断面図を示している。
ギヤチェンジレバーボックス10は、レバーパネル11、ボックス本体12、ギヤチェンジレバー13等を有している。なお、レバーパネル11は、上述したように車内照明装置14により構成されて、その略中央部にはギヤチェンジレバー13の動作孔15が設けられている。
図2及び図3に示すように、車内照明装置14は、照射体16、LED等からなる光源17が設けられた光源部18、該光源部18からの光を照射体16に導く湾曲板の導光部19を備えている。また、照射体16の表面(ギヤチェンジレバー13側の面)は出射面をなして、この面に分散層2が形成されている。一方、出射面と対向した裏面には蓄光層3が形成され、この蓄光層3に白色塗装膜4が重ね塗りして形成されている。
照射体16及び導光部19は、アクリル、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の透明部材を材料として形成されている。このとき照射体16及び導光部19を一体成形して形成することが好ましい。
これは、照射体16と導光部19とを別部材とした場合に、これらの接続面での光の減衰や散乱が大きくなり、光源部18で発光した光の有効利用が図れなくなる不都合を防止するためである。
なお、光源部18における光源17は図示しない車載バッテリ−から電源供給されるようになっており、1つとは限らず複数列設して設けることも可能である。
また、光源17としては、発光ダイオードやエレクトロルミネッセンス素子等の放熱対策が比較的容易であると共に、消費電力が少なく長寿命の素子が適用可能である。
分散層2は、例えばアルミニウムの鱗状片等の分散材が混入された塗料を吹き付け塗装や塗布して、約500〜800オングストロームの膜厚で形成されている。
これにより、光は分散層2中の分散材で、その面に対応した方向に反射され、また当該分散材を透過し、あるいはこれら分散材の間を通過して出射される。
このように光の一部が反射し一部が透過するため、分散層2はハーフミラーとして機能して、レバーパネル11に記載や刻印等して形成されているギヤチェンジレバー13の現在位置表示情報(「P」「R」等)や動作孔15の周縁部が、ステンドグラスの絵のように浮上がって照明される。
また、分散材を透過した光とそれらの間を通り抜けた光とは、位相差が微妙に変化するため干渉を起こして、レバーパネル11が、例えば玉虫色のように照明される。本発明では、浮かび上がるような照明や玉虫色の光での照明を意匠性の高い照明と称し、輝度分布が一様な照明を高品質な照明と称する。
さらに、分散層2の膜厚を約500〜800オングストロームとすることで、当該分散層2での遮光率を抑制して、光の有効利用を図ることが可能になる。
このような分散層2は、上述したように、吹き付け塗装や塗布により膜付けされるので、例えばバッチ処理のように一度に多量の製品を膜付することができ、作業効率が向上してコストダウンが図れると共に、塗装面との密着強度を高くすることができて、製品の品質向上が可能となる利点がある。
蓄光層3は、反射機能と蓄光機能とを備えるもので、N夜光(ルミノーバ)「根本特殊化学株式会社製」をクリア塗料等の透明塗料に対し50重量パーセント以下の比率で混合し、これを膜厚50〜200マイクロメートルで塗布して形成されている。なお、N夜光塗料は、1993年に開発されたもので、アルミナ化合物を使用しており、放射性物質等の有害物質を一切含まず、蓄光時間は従来の10倍というもので、化学的にも安定性が高く耐久性に優れているものである(「東商新聞」(2000年3月5日号))。因みに、約10時間の蓄光時間が確認されている。
そして、この蓄光層3は入射した光の一部を蓄光すると共に、蓄光した光を放出する。放出された光は、結果的に反射光のように機能する。無論、蓄光層3が膜付けされている面での反射も起きる。これにより反射機能が具現される。一方、蓄光機能は、上述したようにN夜光塗料の蓄光機能により具現される。
図2は光源17を点灯した場合、図3は光源17を消灯した場合を示し、各図において矢印は光を模擬している。図2に示すように、光源を点灯した場合には、当該光源からの光は導光部19に導かれて照射体16に入射するが、この照射体16で各方向に散乱されて、一部は出射面から出射され、一部は蓄光層3により蓄光される。そして、時間の経過と共に蓄光層3の全領域で蓄光と放出とがバランスするようになるため、出射面での輝度分布が略一様化して高品質な照明が可能となる。
一方、図3に示すように、光源17を消灯した場合には、蓄光層3から放出された光によりギヤチェンジレバー13の現在位置表示情報や動作孔15の周縁を照明することが可能になる。
なお、蓄光層3に白色塗装膜4を重ね塗りして塗布しているが、この白色塗装膜4は遮光作用をなすもので、蓄光層3で蓄積された光や光源17から照射体16に導光された光が外部に漏れでないようにして、光の利用効率を高める作用をなしている。
このような構成で、光源17に電源供給が行われて点灯すると、光は導光部19により照射体16に導かれ、一部は直接分散層2で分散されて出射され、一部は蓄光層3で蓄光され、一部は直接反射されて分散層2を介して出射される。この出射光によりレバーパネル11等が意匠性高く照明できるようになる。
また、光源17への電源供給を停止したときは、光源17からの光は無くなるが、蓄光層3から光が放出され続けるので、レバーパネル11等の照明が継続されて、夜間でも容易に視認することが可能になる。
次に、実施例2を説明する。本実施例2は図4に示すように車内照明装置22を車両のイグニッションキー27の照明として適用したもので、図4(a)はその斜視図、図4(b)は図4(a)におけるB−B断面図である。当該車内照明装置22は、図示しないキーが挿入されるキー挿入孔23の周辺部に設けられたキーリングを構成する照射体24、光源17を備える光源部25、照射体24と光源部25と接続して光源部25からの光を照射体24に導く導光部26等を有している。
照射体24は、先の照射体16と同一材料で形成された環状部材で、表面が射出面をなして、該射出面に分散層2が形成され、この分散層2により光が分散されて出射される。また照射体24の裏面は、光源17から導光された光を射出面側に反射する反射面をなし、その面には蓄光層3及び白色塗装膜4が設けられている。
導光部26は、照射体24と同じ材料で形成され、その厚みは照射体24より適宜薄くなっている。これはイグニッションキー27を車両の装着板に装着した際に、光源部25等が装着板の裏側に位置して、運転者等から見えなくすることにより意匠性を高めるためである。
このような構成で、光源17に電源供給が行われて発光すると、その光は導光部26により照射体24に導かれて、当該照射体24内で散乱を受け、また蓄光層3で蓄光・放出されて分散層2で分散されて射出される。
これにより、照射体24は浮かび上がるように光り、キー挿入孔23の位置を明瞭、かつ、意匠性高く照明することが可能となる。
また、蓄光層3における蓄光量に応じた時間だけ照明することができるので、例えば夜間買い物に出て戻ったような場合でも、車内灯を点灯させることなく容易にキー挿入孔23の位置が視認でき利便性が向上する。
なお、上記説明では、1つの光源17及び導光部26を設けた車内照明装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図5や図6に示すような構成であっても良い。
図5に示す構成は、2つの光源部25を設けて、これらを対向させて設けた場合の車内照明装置28を示している。また図6に示す構成は、平行に2つの光源部25を設けた場合の車内照明装置29を示している。
このように、2つの光源部25とすることにより、光源17を点灯の際に照射体24の輝度分布がより一様化して高品質な照明を行うことが可能となる。このような場合も、出射面に分散層2を設け、この分散層2に対向する面に蓄光層3及び白色塗装膜4を設ける。
また、本発明はイグニッションキー27の照明のみならず、例えば図7〜図9に示すようにカップホルダ32、インストルメントパネル33、灰皿34等の被照明体の照明に利用することも可能である。
図7は、カップホルダ32に用いた場合を示し、図7(a)は斜視図、図7(b)はそのC−C断面図、図7(c)はD−D断面図である。カップホルダ32は、ホルダ孔33を備えるホルダ板34とホルダ取手35とに車内照明装置36が設けられて、ホルダ板34及びホルダ取手35がアクリル等の透明部材からなる照射体38をなしている。
無論、ホルダ板34とホルダ取手35の一方のみを照射体38としても良い。なお、図7においては、引き出し式のカップホルダ32を示しているが、本発明はこれに限定されず、常に車内に露出した構成のカップホルダであっても良い。
ホルダ板34に車内照明装置36を設ける場合は、図7(b)に示すように、照射体38(ホルダ板34)の表面に分散層2、裏面に蓄光層3及び白色塗装膜4を設ける。そして、図示しない光源からの光を蓄光層3で蓄光し、また分散層2により分散させて射出する。これにより、ホルダ孔33が浮き上がるように光り、缶等の飲み物を載置する際の位置が容易に視認できるようになる。
なお、ホルダ取手35に車内照明装置36を設ける場合には、図7(c)に示すように、ホルダ取手35とホルダ板34をアクリル等の透明部材により一体成形し、ホルダ板34には図7(a)に示すように分散層2、蓄光層3、白色塗装膜4を設け、ホルダ取手35の表面(車内空間側の面)に蓄光層3を設け(白色塗装膜4は設けない)、その裏面側に白色塗装膜4を設けた構成にする。
これにより、車内光をホルダ取手35の蓄光層3で蓄光すると共に、当該蓄光層3を透過した光はホルダ板34の蓄光層3に蓄光されるようになる。従って、車内光を有効に蓄光しながらカップホルダ32を意匠性高く照明できるようになる。
図8は、インストルメントパネル33に車内照明装置37を設けた場合を示し、図8(a)はその正面図、図8(b)は図8(a)におけるE−E断面図である。この場合、パネル39が照射体38をなして、運転者側の面に分散層2を設け、それに対する裏面に蓄光層3及び白色塗装膜4を設ける。
これにより、スピードメータ39、タコメータ40、冷却水温度メータ41、燃料メータ42等の文字や数字が裏面側からの光により浮き上がるように照明できるようになり、視認性が向上すると共に意匠性が向上する。なお、この場合、各メータの針43や目盛りにも蓄光層3を設けるならば、針43等も光るようになり、さらに意匠的な照明が可能になる。
図9は、灰皿34に車内照明装置45を設けた場合を示し、図9(a)はその斜視図、図9(b)は図9(a)におけるF−F断面図である。灰皿本体47はアクリル等の透明部材で形成され、その内壁には耐熱性を持つ塗料や金属膜の内層46が設けられて、たばこの火により灰皿本体47が溶けたりしないようになっている。
そして、この灰皿本体47が照射体38をなし、その底面及び外側面に蓄光層3及び白色塗装膜4が設けられ、上端周端面には分散層2が設けられている。また、底面には光源17が埋設されている。これにより、光源17からの光は蓄光されながら分散層2から射出されて灰皿34の周端面を輝かせて照明することが可能となる。
次に、本発明の実施例3を説明する。本実施例3は、図10に示すように車両のドア49にスポット照明として利用する車内照明装置48を設けたものである。当該車内照明装置48は、断面U字状に形成されたU字状柱体の照射体49、該照射体49の両端部を覆うように設けられた光源部50を備えている。
なお、図10(a)は車内照明装置48が取り付けられたドア49の鳥瞰図、図10(b)は当該車内照明装置48の断面斜視図、図10(c)は両側に設けられている光源部50を含む断面図である。
これらは、アクリル等の透明部材を材料として形成され、照射体49の表面が射出面をなして、先に説明したように分散層2が塗布又は塗装されて膜付けされている。また、照射体49の裏面は反射面をなして、先に説明したように蓄光層3が設けられている。この蓄光層3は、N夜光塗料の比率50重量パーセントの塗料を50〜200マイクロメートルの厚さで塗布して形成され、その上に白色塗装膜4が重ね塗りされている。
このような構成で、光源部50からの光は直接照射体49に導入され、蓄光層3で反射・蓄光されて、出射面の分散層2で分散されてドア49の付近を意匠性高く照明する。従って、例えば夜間買い物して戻り、車両に乗込むような場合でも、足下が明るく躓いたりすることが無くなる。
次に、本発明の実施例4を説明する。本実施例4は、車内照明装置を車内灯に適用したものである。無論、室内灯に限定されるものではなく、トップカバー、室内天井イルミネーション及びドアスイッチ等の多くの被照明体に適用可能である。
図11は、車内照明装置50の斜視図であり、図12は図11におけるG−G断面図である。車内照明装置50は、照明本体をなす照射体51、光源17が設けられた光源部52、該光源部52からの光を照射体51に導く導光部53を備えている。
これらは、アクリル等の透明部材を材料として形成され、照射体51の表面が射出面をなして、先に説明したように分散層2が塗布又は塗装されて膜付けされている。また、照射体51の裏面は反射面をなして、先に説明したように蓄光層3、白色塗装膜4が設けられている。
光源17は、照射体51及び導光部53が幅広で、大きな光量が必要なことから複数の光源17を等間隔で列設して設けている。図11では、3つの光源17,17,17を設けた場合を示している。無論、光源17としては、輝度が大きく平面光を容易に得ることができるエレクトロルミネッセンス素子を用いてもよい。なお、番号54は、光源17に電流を供給するための導線を示している。
このような構成により、光源17からの光は、導光部53を介して照射体51の蓄光層3で反射・蓄光されて出射面の分散層2で分散され、車内を意匠性高く照明できるようになる。
なお、上記説明では、光源17は導光部53の端部に設ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光源17を照射体51と導光部53との境界領域等であって、蓄光層3側(図13(a)参照)や分散層2側(図13(b)参照)に設けてもよく、これらは使用状況に合わせて適宜設計することができる。
次に、本発明の実施例5を説明する。これまで説明した各実施例では光源はLEDの点光源等を用い、この光源からの光を導光部により照射体に導き照射する構成であった。これに対し、本実施例5は、蓄光層3に面光源を密接して設けたものである。これにより光の導光機能や反射機能を不要にすると共に、一様輝度の照明が容易に行えるようになる。かかる構成は、これまで説明した各実施例における車両照明装置にも適用できるが、以下においては図1に示すギヤチェンジレバーボックス10の照明、図4に示すイグニッションキー27の照明を例に説明する。
図14は、図2及び図3に代わるギヤチェンジレバーボックス10の断面図で、照射体16の出射面に分散層2が設けられると共に、この出射面と対向する裏面に蓄光層3が設けられている。そして、この蓄光層3を覆って面光源をなすエレクトロルミネッセンス素子55が密着して設けられている。
また図15は、図4(b)に代わるイグニッションキー27の断面図で、照射体24の出射面に分散層2が設けられると共に、この出射面と対向する裏面に蓄光層3が設けられている。そして、この蓄光層3に光源をなすエレクトロルミネッセンス素子56が密着して設けられている。
このような構成で、エレクトロルミネッセンス素子55,56に電源供給が行われて発光すると、その光の一部は蓄光層3で蓄光され、一部は当該蓄光層3を通過する。なお、蓄光層3では、蓄光と並行して蓄光した光の放出が行われる。
そして、これらの光は分散層2で分散され、これまで説明したような意匠性の高い光となってギヤチェンジレバー13、動作孔15、キー挿入孔23及びこれらの周辺部等の照明を行うことが可能になる。
特に、このように蓄光層3に密着して面光源を設けることにより、光源からの光は直進するだけで(光路を曲げる必要がない)、蓄光層3で蓄光が行なわれながら出射面に到達するので、輝度分布を一様にすることができて高品質な照明が可能となる。
本発明の実施例1にかかる車内照明装置をギヤチェンジレバーボックスに適用した斜視図である。 図1における光源を点灯した場合を示すA−A断面図である。 図1における光源を消灯した場合を示すA−A断面図である。 本発明の実施例2にかかる車内照明装置をイグニッションキーに適用した図で、(a)は斜視図、(b)はB−B断面図(b)である。 図4に代わる構成の車内照明装置をイグニッションキーに適用した斜視図である。 図4に代わる構成の車内照明装置をイグニッションキーに適用した斜視図である。 図4に代わる構成の車内照明装置をカップホルダに適用した図で、(a)は斜視図、(b)はC−C断面図、(c)はD−D断面図である。 図4に代わる構成の車内照明装置をインストルメントパネルに適用した図で、(a)は正面図、(b)はE−E断面図である。 図4に代わる構成の車内照明装置を灰皿に適用した図で、(a)は斜視図、(b)はF−F断面図である。 本発明の実施例3にかかる車内照明装置をドアの照明に適用した図で、(a)はドアの鳥瞰図、(b)は照明装置の垂直断面斜視図、(c)は水平断面図である。 本発明の実施例4にかかるドアの照明に適用した車内照明装置の構成を示す図である。 図11におけるG−G断面図である。 図11に代わる構成の車内照明装置の斜視図で、(a)は光源部を蓄光層側に設けた場合、(b)は光源部を分散層側に設けた場合である。 本発明の実施例5にかかる車内照明装置をギヤチェンジレバーボックスに適用した場合の図2に相当する部位の断面図である。 本発明の実施例5にかかる車内照明装置をイグニッションキーに適用した場合の図4(b)に相当する部位の断面図である。
符号の説明
2 分散層
3 蓄光層
4 白色塗装膜
10 ギヤチェンジレバーボックス
11 レバーパネル
14,22,28,29,36,37,45,48,50 車内照明装置
15 動作孔
16,24,38,49,51 照射体
17 光源
18,25,50,52 光源部
19,26,53 導光部
23 キー挿入孔
27 イグニッションキー
32 カップホルダ
33 ホルダ孔
33 インストルメントパネル
34 灰皿
34 ホルダ板
35 ホルダ取手
39 パネル
39 スピードメータ
40 タコメータ
41 冷却水温度メータ
42 燃料メータ
47 灰皿本体
55,56 エレクトロルミネッセンス素子

Claims (10)

  1. 光を発する光源と、
    該光源からの光を導いて、車内における所定の被照明体に射出する照射体と、
    前記光が射出される前記照射体の射出面に設けられて、当該光を分散して射出させる分散層と、
    前記射出面と対向した面に設けられて、導光されてきた前記光を前記射出面の方向に反射させると共に、当該光を蓄積して、その蓄光した光を放出する蓄光層とを備えることを特徴とする車内照明装置。
  2. 前記射出面に、鱗状片分散材を含む透明塗料を塗装又は塗布して、前記分散層を形成したことを特徴とする請求項1記載の車内照明装置。
  3. 前記射出面と対向した面に、N夜光塗料を塗装又は塗布して、前記蓄光層を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車内照明装置。
  4. 前記蓄光層に白色塗装を重ね塗りしたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の車内照明装置。
  5. 前記光源が、前記蓄積層に接して設けられた面光源であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の車内照明装置。
  6. 前記照射体が、車両におけるギヤチェンジレバーの動作孔を備えるレバーパネルをなして、該ギヤチェンジレバー、動作孔及びその周辺部を照明することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の車内照明装置。
  7. 前記照射体が、車両におけるイグニッションキーのキーリングをなして、該キーリング及びその周辺部を照明することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の車内照明装置。
  8. 前記照射体が、車両における飲料物の載置されるホルダ孔を備えたカップホルダをなして、該ホルダ孔及びその周辺部を照明することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の車内照明装置。
  9. 前記照射体が、車両におけるインストルメントパネルをなして、該インストルメントパネルにおけるスピードメータやタコメータ等を照明することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の車内照明装置。
  10. 前記照射体が、U字状柱体であって、その周囲空間を照明することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の車内照明装置。
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