JP2005319009A - 回転力伝達機構、コイン払出装置および遊技機 - Google Patents

回転力伝達機構、コイン払出装置および遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】
この発明は、回転力を伝達する側の環状カムと、回転力を受ける側の接触子とを上下方向に対設するだけで、ワンウエイクラッチとしての構造を簡単に得ることができる。
【解決手段】
この発明は、環状カムの環状カム面上に、回転体の下部に垂設した接触子を接触対応させて設け、前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、環状カムの段差部が正転方向に対向する回転体の接触子を係止し続けることに基づいて回転体を正転させ、環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、段差部が接触子に係止しない非対向方向に回転して回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構である。
【選択図】 図21

Description

この発明は、遊技機に使用されるメダル類あるいは流通硬貨などのコインを1枚ずつ払い出し駆動する回転力を伝達するような回転力伝達機構に関し、さらに詳しくは上下方向に軸支された回転体への回転力を回転・停止可能に伝達する回転力伝達機構、コイン払出装置および遊技機に関する。
従来、コインの払い出しに際しては、多数枚のメダル(以下コインと称す)を貯留するホッパーを設け、このホッパーに内蔵されているコインをコイン1枚出し用の回転ディスク(フィーダ円盤)により1枚ずつ分離して例えば、特許文献1に開示されるような円板体の揚送装置に導き、これよりスロットマシンの前面に備えられている上皿までコインを搬送して払い出している。
前記円板体の揚送装置をコインの払い出しに利用した場合は、縦向きに設置された帯板状のダクトを利用して揚送させることにより上部の上皿へと払い出すことができる。この場合、上皿はコイン投入口に近く、しかも高低差が殆んどないため、この上皿からコイン投入口へのコインの投入操作が容易になり、また視認し易くなるので遊技操作性が向上する利点がある。
しかしながら、スロットマシンの前面に上皿を備える場合、この上皿がスロットマシンの前面に突出して大きなスペースを要してしまう。このため、上皿の配置スペースに制約を受けて上皿を大きくとれず、それゆえ上皿のコイン収納容量が小容量になり、上皿に収納しきれないコインを例えばドル箱などの別の容器に移し替える必要が生じる。また、上皿から別の容器に移し替えた後、上皿に収納されているコインがなくなれば、再び別の容器から上皿へとコインを補給する必要が生じてコインを出し入れ操作する負担が増大する。
これに対し、特許文献2に開示されるようなコイン送り出し装置をスロットマシンのコインの払い出しに利用した場合は、ホッパーに内蔵されているコインを斜め下方に送り出してスロットマシンの前面に備えられている下皿へと払い出すことができる。この下皿へとコインを払い出すように構成した場合は、コインの払い出し構造を簡単に構築することができる利点がある。
しかし、下皿だけでは上述したような上皿の利点が得られず、遊技者は下皿からコインを上部のコイン投入口まで持ち上げて投入操作する必要があり、長時間の遊技操作になると遊技者の操作負担が大きくなり、快適な遊技を維持できなくなる。
このように上皿か下皿かの一方の皿しかスロットマシンの前面にはなく、このスロットマシンの前面に、例えば上皿と下皿との双方の皿を併設することも考えられるが、この場合は上皿のコイン収納容量が小さく、また上皿か下皿かのいずれかにコインを払い出す構成になるため、上皿にコインを払い出すように構成した場合は上皿でコインが溢れやすくなり、下皿にコインを払い出すように構成した場合は下皿からコイン投入口へのコインの持ち上げ操作が改善されないままであり、またコインが払い出されない上皿は空になりやすくなる。この結果、上皿と下皿を併設するだけでは両皿の機能を十分に有効利用できない。
このため、コインの払出方向を切り換えてコインを上皿にも下皿にも払い出すことができるコイン払出装置を構成することが考えられる。この際、コインの払出方向を上皿か下皿かに切り換えるには、駆動伝達部分に一回転方向にのみ回転力を伝達するワンウエイクラッチを用いればよい。
しかし、例えば特許文献3および特許文献4に開示されるようなワンウエイクラッチを用いた場合にスプリングを要するなど部品点数が多く、構造が複雑なため簡単に構築できなかった。さらに、ワンウエイクラッチ機能のほかに2つの回転体を同期して回転させる同期回転構造を構築するような場合には、常に2つの回転体の同期対応をとることが難しくなっていた。例えば、メンテナンス時あるいはモータやソフトの暴走などが発生した時に両回転体の同期がずれて、安定したコインの払い出しができなくなる問題を有していた。
特開平9−305817号 特開2001−188931号 特開平10−169673号 特開平10−252774号
そこでこの発明は、回転力を伝達する側の環状カムと、回転力を受ける側の接触子とを上下方向に対設するだけで、ワンウエイクラッチとしての構造を簡単に得ることができる回転力伝達機構、コイン払出装置および遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、上下部を軸支した回転体の下部に、該回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には駆動機構からの回転力を受ける伝達手段を有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを有する環状カムを設け、前記環状カムの環状カム面上に、前記回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を係止し続けることに基づいて前記回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して前記回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構であることを特徴とする。
前記伝達手段は、外周面に例えばギアを形成すれば構成することができる。このほか、ベルトの一端を張設するプーリとして設けても回転力を伝達することができる。
この発明によると、上下方向に回転力を伝達する際、駆動機構の回転力を伝達する側の環状カムと、その回転力を受ける側の接触子とを上下方向に接触対応させた状態で環状カムを回転駆動することにより、接触子を介して回転体は回転力が伝達されて回転する。
この回転に際して、環状カムが正転したときは該環状カムの段差部が接触子に係止対応して、接触子を介して回転体に回転力を伝達して環状カムと回転体とが正転方向に共回りする。これに対し、環状カムが逆転したときは該環状カムの段差部が接触子に係止対応しない非対向方向に回転するため、環状カム面が接触子を押し上げて1周した段差部の位置で段差高さ分だけ降下して元の位置に戻り、再び環状カム面が接触子を押し上げる動作を繰り返すことになる。この結果、環状カムの逆転時には、接触子を上下方向にスライドさせて係止解除状態で環状カムは逆転する。このため、回転体は回転力が伝達されないため逆転方向の回転が規制され、環状カムだけが逆転する。
このように、上下に接触子と環状カムとを対設させるだけで、1方向に回転力を伝達するワンウエイクラッチとしての構造を簡単に構築することができる。
前記上下に対向する接触子と環状カムとの上下方向のカム対応部分は、接触子側を環状カムに、環状カム側を接触子にして構成してもよい。また、接触子はピン等の単品として回転体に取り付けてもよく、回転体と一体に構成してもよい。
前記駆動機構の回転方向を正転と逆転とに切り換えることによって、環状カムを同じく正転と逆転させる場合を述べたが、環状カムの回転方向はこれに限らず、駆動機構を正転させた時の動作と駆動機構を逆転させた時の動作を逆向きにして構築しても同様に達成できる。
この発明の別の構成では、共通する単一の駆動機構からの回転力を受けて回転する第1回転体と第2回転体を設け、前記第1回転体は前記駆動機構の正逆転に連動して正逆転自由に回転し、前記第2回転体は上下部を軸支した第2回転体の下部に、該第2回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には駆動機構からの回転力を受ける伝達手段を有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを備えた環状カムを設け、前記環状カムの環状カム面上に、前記第2回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を正転方向に係止し続けることに基づいて第2回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して第2回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力遮断手段を設け、前記両回転体に正転方向の回転力が伝達された時は同期して正転させ、前記両回転体に逆転方向の回転力が伝達された時は第1回転体にだけ逆転方向の回転力を伝達させ、第2回転体へは前記回転力遮断手段により逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構を構成することができる。
この発明によると、第1回転体の駆動と第2回転体の駆動とを例えば1つの共通するモータを駆動源に用いて駆動機構を構築できる。このため、単一の駆動機構の共用化を図ればモータ数やギア数などの部品点数を削減して簡素化できるので構造が簡単になり、回転力伝達機構を低コストに製作することができる。
さらに、両回転体のうち、第2回転体に対しては一方向にのみ回転させるワンウエイクラッチ機能を持たせることができるほか、第1回転体と第2回転体を同期して回転させることができる。従って、常に同期対応をとる同期回転構造を構築するような場合には適している。
この発明の別の構成では、多数枚のコインを貯留するホッパーと、前記ホッパーの下部に回転自由に配設され、前記ホッパーに貯留されているコインを自重により降下させて受け入れるコイン受入口を上面に有し、このコイン受入口に連通する下方のベースとの上下の対向面間にコイン1枚分の平面的な環状の通路空間を有する環状通路および該環状通路からコインを内周面側に供給するための内周面供給口を有する回転ディスクと、前記回転ディスクの中心部より筒状に立設し、内周面の縦方向にはコイン縦送り用の回り止め部を有し、上部周面にはコインを外方に払い出すための上開口部を有し、下部周面には前記回転ディスクの内周面供給口に接続対応したとき、該内周面供給口からコインを受け入れる下開口部を有する起立筒体と、前記起立筒体に内蔵され、該起立筒体の上下方向に軸支された回転軸の全長に沿って螺旋状に巻回した螺旋円板により上下方向にコインの螺旋送り空間を形成した螺旋回転体と、前記回転ディスクおよび前記螺旋回転体を回転させる駆動機構と、前記駆動機構を駆動させて前記回転ディスクを回転させることにより前記環状通路に導かれたコインを平面状態のまま回転移動させて該コインを前記起立筒体の下開口部へと供給させるコイン供給機構と、前記駆動機構を駆動させて前記螺旋回転体を回転させることにより該螺旋回転体の上部に押し上げられたコインを、前記起立筒体の上開口部より1枚ずつ外方に払い出すコイン払出機構と、前記コイン払出機構より払い出されたコインの払い出し枚数を計数する計数手段とを備えたコイン払出装置であって、前記回転ディスクは前記駆動機構の正逆転に連動して正逆転自由に回転し、前記螺旋回転体は上下部を軸支した該螺旋回転体の下部に、該螺旋回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には前記駆動機構からの回転力を受けるギアを有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを備えた環状カムを設け、前記環状カムの環状カム面上に、前記螺旋回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を正転方向に係止し続けることに基づいて前記螺旋回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して前記螺旋回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力遮断手段を設け、前記回転ディスクと螺旋回転体とに正転方向の回転力が伝達された時は同期して正転させ、前記回転ディスクと螺旋回転体とに逆転方向の回転力が伝達された時は回転ディスクにだけ逆転方向の回転力を伝達させ、螺旋回転体へは前記回転力遮断手段により逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構を設けたコイン払出装置を構成することができる。
前記螺旋回転体とは、螺旋状に巻回した螺旋円板によって縦方向に螺旋送り空間を形成し、この螺旋送り空間にコインを介在させてコインを縦送りするものであり、ここに介在したコインを該螺旋回転体の回転により起立筒体の下部から上部へと押し上げるものである。具体的には、螺旋回転体の1回転毎に螺旋送り空間の高さ分だけコインは縦送りされ、この螺旋回転体の回転を連続的に繰り返せば、コインは下部から上部へと自然に押し上げることができる。
この発明によると、上部の螺旋回転体と下部の環状カムとを上下に対設し、その下方から上方に回転力を伝達する際、上部の螺旋回転体に垂設された接触子と下部の環状カムとを上下に対設させるだけで、1方向に回転力を伝達するワンウエイクラッチとしての構造を簡単に構築することができる。従って、駆動機構の回転方向を正転と逆転とのいずれかに切り換えれば、コインの払い出し方向を上部か下部かのいずれかの払い出し方向に切り換えることができる。従って、上部と下部との双方の払い出し位置を自由に選択してコインを払い出すことができる。
さらに、螺旋回転体を一方向にのみ回転させるワンウエイクラッチ機能を有するだけでなく、回転ディスクと螺旋回転体を同期して回転させる同期回転構造を構築している。このため、回転ディスクと螺旋回転体は同期して回転し、例えばメンテナンス時あるいはモータやソフトの暴走などが発生しても、回転ディスクと螺旋回転体との双方を常に同期駆動させることができる。それゆえ、コイン詰りのない安定したコインの払い出しを維持できる。このように、ワンウエイクラッチ構造と同期構造との両構造の構築に際して、環状カムと接触子とを対設させるだけで簡単に構築でき、しかも性能のよい払い出し動作を実現できる。
このようなコイン払出装置を遊技機に内蔵した場合は、正逆転の切り換えに基づいて一方向にのみ回転させるワンウエイクラッチ機能を簡単な構造に設けて組み込んでいるため、このコインを払い出す回転力の伝達構造を簡素化して、小型化および低コスト化できる利点がある。
この発明によれば、上下方向に回転力を伝達する場合に、その回転力の伝達部分に接触子と環状カムとを上下に対設させるだけで、ワンウエイクラッチとしての1方向に回転力を伝達する回転力の伝達構造を簡単に構築することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は遊技ホールに設置されるスロットマシンのコイン払出装置を示し、図1において、このスロットマシン11は接客面としての前面上部にパネル12とリール部13を有し、前面中央の幅方向に3個の並列する操作スイッチ14を有し、その左側に駆動レバー15と、掛け数設定ボタン16と、返却ボタン17を、右側にコイン(メダル)Cを1枚ずつ投入するための投入口18とを有し、これらの直ぐ下側の幅方向に上皿19およびこれに連通する払出口20を有し、前面下部の幅方向に灰皿21と、下皿22およびこれに連通する返却口23を有している。
そして、遊技者がスロットマシン11を遊技利用するときに、前記投入口18にコインCが1枚ずつ投入される。投入されたコインCは内部で選別され、有効と選別された正規のコインCは内部に取込まれ、無効と選別された不適なコイン類は返却口23にから下皿22へと返却させる選別機能を有している。また、遊技者が遊技を中止するために返却ボタン17を押下操作した場合もコインCは返却口23から下皿22へと返却される。
図2はスロットマシン11の前面扉11aをスロットマシン本体11bより片開き式に開口した内部構造を示し、この開口されたスロットマシン本体11b側には、外周面の絵柄の位置を回転・停止させて遊技利用を行う例えば3列のリール24を上部に設置し、下部中央にコインの取込み、および払い出し用のコイン払出装置25を設置し、その左側に電源装置26を設置し、右側にオーバフロータンク27を設置している。
一方、前面扉11a側には、内面上部より下部にかけてリールカバー28と、コインの適否を選別するコイン選別装置29と、コイン返却通路30と、返却口23とをこの順に有している。
次に、コイン払出装置25について説明する。
このコイン払出装置25は、図3〜図5に示すように、ホッパー31内に起立筒体32と回転ディスク33とベース34とを組込んで構成される。
前記ホッパー31は上面を開放した箱形状を有し、この内部空間に多数枚のコインCを貯留して、払い出し待機させている。このホッパー31でのコイン貯留枚数が収納限界枚数を超えて余剰コインが生じると、図示しないオーバフロー通路を通して前記オーバフロータンク27に移送して収納される。
前記ホッパー31は箱形の内部空間の左右を仕切板35によりコイン貯留側とモータ設置側とに仕切り、このうちコイン貯留側の四方の周囲側壁には、平板を斜め下向きに突出させたコイン負荷低減板36を備えている。これにより、貯留されている多数枚のコインの重さを側方から補助的に支えて、ホッパー31の底部で回転する回転ディスク33に対するコインの荷重負荷を低減している。また、コイン貯留側の前面側壁にはコインを1枚ずつ水平に払い出させる下払出口37を開口し、この下払出口37をスロットマシン11前面の下皿22に通じる前記返却口23に接続している。
前記モータ設置側には、モータMを縦型に介在させてホッパー31内にモータMおよびその駆動部材を内蔵して構成している。そして、このモータMの出力に連動させて後述する回転ディスクと螺旋回転体とを回転駆動するものである。
前記ベース34は、図6に示すように、主ベースとしての下プレート38の上面に、サブベースとしての上プレート39と、駆動機構40とを搭載して構成される。
このうち、下プレート38はホッパー31の底板に兼用して設けられ、ホッパー31の底面開口部に対応する大きさの長方形の凹形状プレートであり、その外周囲をホッパー31の底面開口部の側壁に固定して、該下プレート38をホッパー31に一体に取付けている。
この下プレート38のコイン貯留側の上面には、後述するギアの介在スペースを隔てて上プレート39が搭載され、モータ設置側の下プレート38の上面には、後述するギアの介在スペースを隔ててモータ搭載台41が搭載される。
さらに、上プレート39は中央部に大きな円形開口部42を有する正方形の逆凹形状プレートであり、この円形開口部42の内方に後述する回転ディスク33と起立筒体32の下部が挿通される。
一方、モータ搭載台41は凸型状を有し、この上面に搭載したモータMを前記駆動機構40の駆動源に設けている。そして、モータ搭載台41の下方に突出するモータMの駆動ギア(図19参照)Maに、単独ギアおよび段付きギアなどの複数の従動ギア43a〜43eを順に噛合させて減速回転させ、その1つを後述する回転ディスク33のディスクギア33aに噛合させて動力伝達している。これにより、モータMの正逆転に基づいて回転ディスク33は正逆転自由に回転される。同様に、前記複数の従動ギア43a〜43eの1つを後述する螺旋回転体44の回転体ギア69に噛合させて動力伝達している。これにより、モータMの回転に基づいて螺旋回転体44は回転する。
図7に前記モータ設置側からコイン貯留側へと動力伝達するための複数の従動ギア43a〜43eを配置するための各ギア回転軸45の配置関係を示す。さらに、上プレート39の四隅を固定するために対応する下プレート38の上面対応位置には各筒形状の螺着連結部46を起立突設している。さらに、上プレート39の円形開口部42と対応する下プレート38の上面対応位置には回転ディスク支持機構47を配設している。
この回転ディスク支持機構47は前記円形開口部42の大きさに対応する中空環状体48を、その上面を開放した状態に下プレート38のコイン貯留側の上面に固定し、この中空環状体48の周方向を4等分した位置に径方向に横貫するローラ窓49をそれぞれ開口し、これらの各ローラ窓49の外周面側から内周面側に向けて水平方向に回転する横揺れ防止ローラ50を臨ませて、中空環状体48の内周面に挿入される回転ディスク33の小径部外周面を周囲から回転自由に支持して該回転ディスク33の横揺れを防止する機能を持たせている。
さらに、中空環状体48の内周面に沿う下プレート38上には周方向を4等分した位置に垂直方向に回転する下面支持ローラ51を設置して、中空環状体48の内周面に挿入される回転ディスク33の下面を回転自由に支持して、回転ディスク33の上面にコインの荷重による負荷が掛かっても回転許容する安定した回転を確保して、回転ディスク33の耐久性を高めている。
図8は回転ディスク33を示し、この回転ディスク33は大径部と小径部とを有する皿形の段付き中空円盤に形成され、大径部は軸方向を短く小径部は軸方向を少し長くして設けている。そして、小径部が前記円形開口部42および中空環状体48の内周面に挿入されて、該小径部の外周面が上述の横揺れ防止ローラ50に支持され、また小径部の下面が上述の下面支持ローラ51に支持されて、該回転ディスク33は水平状態で回転自由に支持される。さらに、この回転ディスク33は小径部の下部内周面にディスクギア33aを形成しており、このディスクギア33aに従動ギア(図19参照)の1つが噛合して動力伝達される。このため、回転ディスク33はモータMの回転力を受けてホッパー31のコイン貯留側の下部で正逆転自由に回転する。
一方、大径部側の上面には、その周方向を4等分した位置にコイン1枚を降下させる円形のコイン受入口52を縦貫して開口している。これらのコイン受入口52を設けることにより、ホッパー31の内部空間に貯留されているコインCは自重により自然に降下して該ホッパー31の底面に相当する回転ディスク33の上面に到ると、その上面に開口するコイン受入口52により1枚ずつ降下し、これによりコインCは1枚ずつ分離して取り込まれ、その下方の後述する環状通路53へと降下する。
前記回転ディスク33の上面は、4個のコイン受入口52を低位置に、その間を若干高位置にして、上面周方向を凹凸に弯曲形成した凹凸湾曲面33bを有している。これにより、ホッパー31に貯留されているコインCが回転ディスク33の上面に接したときに、低位置のコイン受入口52へと入り易くなり、またコインの撹拌に適した凹凸湾曲面33bによりホッパー31内でのコインCの降下動作を促進している。
上述の環状通路53は上方の回転ディスク33と、その下方の上プレート39との上下の対向面間にコイン厚さ1枚分の平面的な環状の通路空間を形成したものであって、上プレート39の上面に、環状通路53の外周面を形成するための中央部を円形に大きく開口してなる環状ガイドプレート54を重合させて搭載することにより、コイン厚さ1枚分の段付き環状の空間を形成し、この上面に回転ディスク33を搭載することにより、上面側の回転ディスク33と下面側の上プレート39との対向面間に環状通路53が形成される。これにより、この環状通路53にコインCを平面状態のまま1枚ずつ平面方向に回転させることができる。そして、この環状通路53の上方には前記コイン受入口52が連通してコインCが平面状態のまま降下して1枚ずつ導かれる。
さらに、回転ディスク33の小径部には、その周方向を4等分した位置に、コイン1枚分の水平に横貫した各内周面供給口55を有している。これらの各内周面供給口55は外周面側が前記環状通路53に連通し、内周面側が後述する起立筒体32側の下開口部71に連通する。
さらに、回転ディスク33の裏面には周方向を4等分した各コイン受入口52に対応する位置に円弧形送り溝56を形成している。この円弧形送り溝56はコイン受入口52より降下させて受け入れたコインCを環状通路53に導いたとき、該回転ディスク33の裏面の円弧形送り溝56内にコインCを位置させる。そして、回転ディスク33を正転または逆転させたとき、その回転方向によりコインCを円弧形送り溝56の円弧形に沿わせて送りガイドし、該回転ディスク33の中心方向もしくは外周面方向へとコインCを1枚ずつ送り出す。
前記円弧形送り溝56は内周面側が回転ディスク33の内周面供給口55に連通し、外周面側は後述する外周面払出口57と対応可能に開放して形成されている。
さらに、環状通路53の下面側を形成する上プレート39の上面には、コイン供給ガイド用としての第1ガイドピンP1と第2ガイドピンP2とを突出させている(図6参照)。
これらのガイドピンP1,P2の突出位置は、環状通路53の通路幅方向の中間位置に第1ガイドピンP1を突出させ、この第1ガイドピンP1より中心寄りに第2ガイドピンP2を突出させている。
両ガイドピンP1,P2を設けることにより、環状通路53に導かれたコインを環状方向から方向変換させる役目を有している。このため、回転ディスク33の正転時には両ガイドピンP1,P2の位置でコインは移動方向が内周面側に方向変換されて送り動作され、回転ディスク33の内周面供給口55を通過して、後述する起立筒体32へと供給される。
一方、回転ディスク33の逆転時には両ガイドピンP1,P2の位置でコインは移動方向が外周面側に方向変換されて送り動作され、環状通路53の外周面側の一部に開口する外周面払出口57(図6参照)からコインは1枚ずつ外方に送り出され、ここに接続される返却口23を介して下皿22へと払い出される。
前記円弧形送り溝56は、環状通路53の上面より凹形状に対応してコインCの送り幅方向をガイドする役目を有している。この場合、各ガイドピンP1,P2と回転ディスク33の裏面との周方向の対向位置にはガイドピンP1,P2との衝突を回避するための割溝56aを形成して回転ディスク33の回転に支障がないようにしている。
さらに、回転ディスク33の上面に対しては、図9に示すように、回転ディスク33の浮き防止機構58を備えて安定した支持を図っている。この浮き防止機構58はホッパー31のコイン貯留側の内方下部に、回転ディスク33の外周縁部に沿う大きさの環状フレーム59を設け、該環状フレーム59の外周面に、その周方向を4等分した位置に垂直方向に回転する押えローラ60をそれぞれ設置して、ホッパー31とベース34とを一体に連結したときに、回転ディスク33の上面フランジ部61(図6参照)をホッパー31側の各押えローラ60によって上方から回転自由に押圧支持している。これにより、回転ディスク33は上部の押えローラ60と下部の下面支持ローラ51との上下の両ローラ60,51間に支持されて、回転ディスク33は上下方向に変動のない安定した回転動作が確保される。
次に、ホッパー31から起立筒体32へとコインCを供給するコインCの供給動作を図10(A)〜図10(D)を参照して説明する。
ホッパー31に貯留されているコインCは自重により降下し、順に該ホッパー31内の底部で回転する回転ディスク33の上面へと至る。この上面のコインCが回転ディスク33の上面に開口するコイン受入口52に入ると、コインCは平面状態のまま降下し、最下層のコインCが環状通路53に至る。この環状通路53に至ったコインCは、その位置で、図10(A)に示すように、回転ディスク33の円弧形送り溝56に入った状態になる。この円弧形送り溝56に入ったコインCは回転ディスク33の正転に伴い、図10(B)に示すように、円弧形送り溝56に送りガイドされて正転方向(図においては左回転)に回転送りされる。そして、コインCが回転送りされて、図10(C)に示すように、ガイドピンP1,P2に当接すると、この当接動作によりコインCは両ガイドピンP1,P2の位置で回転ディスク33の内周面側へと方向変換されながら移動し、コインCは、図10(D)に示すように、回転ディスク33の内周面供給口55を通過して、その中心方向の起立筒体32へと供給される。
次に、コインCの下払い出し動作を、図11(A)〜図11(D)を参照して説明する。
ホッパー31に貯留されているコインCが回転ディスク33のコイン受入口52を通じて環状通路53に導かれたとき、その導かれた1枚のコインCは、図11(A)に示すように、平面状態のまま回転ディスク33の円弧形送り溝56に入った状態になる。この円弧形送り溝56に入ったコインCは、図11(B)に示すように、回転ディスク33の逆転に伴い円弧形送り溝56に送りガイドされて逆転方向(図においては右回転)に回転送りされる。そして、コインCが回転送りされる過程でコインCが、図11(C)に示すように、ガイドピンP1,P2に当接すると、この当接動作によりコインCは両ガイドピンP1,P2の位置で回転ディスク33の外周面側に方向変換されながら移動し、図11(D)に示すように、環状通路53の外周面側の一部に開口する外周面払出口57からコインCは1枚ずつ外方へと送り出され、同方向に対応する返却口23を介してスロットマシン11の前面の下皿22へと払い出される。
図10および図11においては、回転ディスク33の裏面の環状方向に4等分して一体に形成されている円弧形送り溝56の動きを明瞭に表すために、凹形状の円弧形送り溝56以外の羽根形を有する凸形状のガイド部分を斜線を付けて表している。
また、環状通路53はコイン1枚分の独立した通路空間であるため、コインCの表裏両面および左右が環状通路53にガイドされて1枚ずつ確実に回転送りされる。さらに、コインCはコイン受入口52から環状通路53へと水平状態のまま至る降下動作時においても、コインCが環状通路53から内周面供給口55あるいは外周面払出口57へと水平方向に移動するコインCの送り出し時においても、コインCは終始同じ平面姿勢を維持して導かれるため、コインCの面方向が変わらず、同じ面の向きを維持させたままで送り出すことができる。このため、コインの送りに際して、コインの面方向を変えずに送ることによりコイン詰りを回避した搬送構造がとれ、信頼性の高い円滑なコインの送り出し動作が得られる。
さらに、第1ガイドピンP1と第2ガイドピンP2を貫通させた上プレート39の裏面側には、図12に示すように、ピンスライド許容バネ62とその支持板63とを取り付けて、双方のガイドピンP1,P2を軸方向に進退自在に支持している。これにより、両ガイドピンP1,P2に当接して方向変換されるコインCの動きを特定方向に確保している。例えば、コインCがガイドピンP1,P2に当接したときに、ガイドピンP1,P2に過負荷がかかった際には、一方または双方のガイドピンP1,P2が下方向へ逃げるため、コインの詰りを回避し、その後、コインCが通過すると、ガイドピンP1,P2は元の上動位置に復帰する。
前記コインCを下皿22へと払い出す外周面払出口57の位置には、上プレート39の上面に一方がコインCの通過に連動して左右方向に動く下払出用カウントローラ64を左右一対に突設し、上プレート39の下面に前記下払出用カウントローラ64の一方に軸支してコインCの通過に連動して動く下払出用カウントアーム65と、その動きを検知する下払出用カウントセンサS1およびアーム復帰用のスプリング66を取り付けている。これにより、コインCが外周面払出口57を通過したとき、スプリング66に付勢されている下払出用カウントアーム65が往復運動を行い、下払出用カウントセンサS1がON・OFFすることにより払い出したコインの枚数を計数する。
図13は起立筒体32を示し、この起立筒体32は該筒体の内部空間をコインCを押し上げる縦送り空間に用いたものであって、この起立筒体32に内蔵される螺旋回転体44と、螺旋回転体44の上部を覆う回転体カバー68と、螺旋回転体44の下部に連結される回転体ギア69とから構成される。
前記起立筒体32は上端面を開口し、下端面を閉鎖した長尺の筒体を起立して設け、この筒体の上端部周縁にカバー連結用のフランジ70を有し、下部周面にはコインを平面状態のまま1枚ずつ受け入れる横長の下開口部71を開口している。そして、起立筒体32の底面中心部には、後述する螺旋回転体44の回転軸の下部を軸支する軸孔72を縦貫して設け、この軸孔72の底面周囲には下プレート38への固定部73を突設している。
起立筒体32の内方には、上部の開放端面より螺旋回転体44を収納し、収納した螺旋回転体44の上部の開放端面を円形の回転体カバー68で覆って一体に閉鎖している。そして、この起立筒体32を、ホッパー31の内方底部の中心部に開口する中空環状体48に挿入して垂直に取り付ける。これにより、起立筒体32をホッパー31の内部空間に介在させた状態に一体に取り付けている。
前記螺旋回転体44は、前記起立筒体32に回転自由に内蔵され、上下方向の回転軸74のほぼ全長に沿って螺旋状に巻回した螺旋円板75を形成している。
この螺旋回転体44の回転軸74の上軸部は上部の回転体カバー68の軸孔68aに軸支され、下軸部は起立筒体32の下部の軸孔72に軸支される。このうち、下軸部は起立筒体32の底面よりさらに下方に延設され、延設部分に回転体ギア69を嵌合して一体に連結している。そして、この回転体ギア69が既述した従動ギア43aの1つに噛合して、モータMからの回転力が伝達されて螺旋回転体44をコインCの払い出しに適した一定速度に回転する。
そして、上下方向に一定間隔を隔てて螺旋状に巻回した螺旋円板75によって、上下方向には一定間隔の螺旋送り空間76を形成し、この螺旋送り空間76にコインCを平面状態に介在させてコインCを上方に向けて縦送りするものである。この場合、螺旋送り空間76の最下部を起立筒体32の下部に開口する下開口部71に対応させている。このため、下開口部71へと供給されたコインCは1枚ずつ螺旋送り空間76へと供給される。そして、最下部の螺旋送り空間76に供給されたコインCは螺旋回転体44の回転により起立筒体32の下部から上部へと押し上げられる。この螺旋回転体44の1回転毎にコインCは螺旋送り空間の高さ分だけ上動し、この回転動作を連続的に繰り返せば、コインCは下部から上部へと自然に押し上げることができるコイン縦送り機構としての役割を果している。
前記螺旋回転体44を回転させてコインCを押し上げるとき、図14に示すように、起立筒体32の内周面の上下方向にコイン縦送り用の回り止め部77を形成している。この回り止め部77は起立筒体32の内周面上下方向に平行する一対の係止リブ77a、77bを形成し、これらの係止リブ77a、77b間に螺旋送り空間76に介在するコインCの外周面の一部が嵌まり込んだ状態に係止されてコインCの回転方向の動きを係止することにより、コインCは回転方向の定位置に留まり、コインCは平面状態のまま上方に押し上げられる。
また、螺旋回転体44の最上部の螺旋送り空間76の終端部にはコインCを外周面側に送り出す羽根状の上払出片67を形成している。このため、螺旋送り空間76の最上部に押し上げられたコインCは上払出片67により外方に押し出されて、後述する上開口部78より払い出される。
前記回転体カバー68は起立筒体32に対応する大きさの筒状体を有し、起立筒体32の上端縁部に形成されているフランジ70に固定して、起立筒体32の上面開口部を閉鎖している。さらに、この回転体カバー68は係止リブ77a,77bと対応する外周面の上部位置にコイン払い出し用に横長に開口した上開口部78を設けている。この上開口部78へは螺旋回転体44の回転により係止リブ77a,77bに沿って垂直に押し上げられたコインCを該上開口部78より1枚ずつ外方に払い出すものである。
前記上開口部78の位置には、図15および図16にも示すように、フランジ70に、一方がコインCの通過に連動して左右方向に動く上払出用カウントローラ79を左右一対に突設し、さらにフランジ70に上払出用カウントアーム80と、その動きを検知する上払出用カウントセンサS2およびアーム復帰用のスプリング81を取り付けている。これにより、コインCが上開口部78を通過したとき、スプリング81に付勢されている上払出用カウントアーム80が往復運動を行い、上払出用カウントセンサS2がON・OFFすることにより払い出したコインの枚数を計数する。
次に、コインCの上払い出し動作を、図17(A)〜図17(D)を参照して説明する。
螺旋回転体44の回転に伴い起立筒体32の下部に開口する下開口部71にコインCが1枚供給されると、その供給されたコインCは起立筒体32の最下部の螺旋送り空間76に入り、コインCは回転送りされる途中で係止リブ77a,77bに係止され、その係止された平面状態のまま螺旋回転体44の回転動作により押し上げられる(図14参照)。そして、図17(A)に示すように、コインCが起立筒体32の上部に押し上げられると、コインCは、図17(B)に示すように、螺旋回転体44の上部に形成された上払出片67の回転送り力を受ける。この回転送り力を受けたコインCは、図17(C)に示すように、螺旋回転体44の回転に伴い上払出片67により上開口部78から外向きに押し出され、最終的にコインCは、図11(D)に示すように、上開口部78から外方へと払い出される。この払い出されたコインCは、同方向に対応する払出口20を介してスロットマシン11の前面の上皿19へと払い出される。
このようにして、コインCが1枚払い出される毎に上払出用カウントアーム80が動いてコインCが払い出されたことを、上払出用カウントセンサS2が検知する。
モータMの駆動に基づいて回転ディスク33と螺旋回転体44とを正転させてコインの払い出し動作を行うが、その後の払い出し停止時にモータMを停止させたときに、螺旋回転体44は慣性作用により正規の停止位置から外れてしまうことがある。このため、図18に示すように、螺旋回転体44の下部に位置出しディスク82を取付け、この位置出しディスク82がスプリング83により螺旋回転体44を正規の停止位置に戻す構造に設けている。
図19は駆動機構40のモータMを駆動源とする回転力伝達構造を示し、縦型に配設されたモータMの下部に主軸を垂設し、この主軸に形成された駆動ギアMaに第1〜第5従動ギア43a〜43eを順に噛合させて動力伝達し、このうちの第4従動ギア43dをディスクギア33aに噛合させている。このため、モータMを正逆転させると、ディスクギア33aと一体の回転ディスク33を一定速度で正転させることができる。
同じく、第5従動ギア43eを回転体ギア69に噛合させている。これにより、モータMの正逆転に基づいて回転体ギア69を介して螺旋回転体44を後述する回転力遮断機構により一方向にのみ回転させている。
前記回転体ギア69と螺旋回転体44との動力伝達部分には、図20に示すように、ワンウエイクラッチ機能としての回転力遮断機構84を備えている。この回転力遮断機構84は、上下方向に回転体ギア69と係止ピン85とを対設させることで構成している。
前記回転体ギア69は中心部に軸孔69aを貫通して設け、螺旋回転体44の下部に大径部と小径部とを有して段付き突出する小径下軸部44aに前記軸孔69aを挿通させて回転自由に取り付けている。このため、回転体ギア69は螺旋回転体44と同心円上に対応している。さらに、該回転体ギア69の下面を、下プレート38の上面に突出する受筒体38a(図7参照)の上面に支持させて下動規制している。
さらに、この回転体ギア69は、図21にも示すように、外周面に回転力を受けるためのギア69bを有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面69cと、該環状カム面69cの環状方向に1周した該環状カム面69cの始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部69dとを有している。
前記係止ピン85は細長いピンであり、この係止ピン85の上部を、螺旋回転体44の下部に段付き突出する大径下軸部44bの下面に開口する縦長のピン孔44cに挿通させて、該係止ピン85を上下方向にスライド許容して軸支し、このスライド許容状態の係止ピン85の下端を環状カム面69cの上面に接触対応させている。
これらの上下に対向する係止ピン85と環状カム面69cとの接触対応状態で、回転体ギア69に正転方向の回転力が伝達された時は、図21(A)および図22(A)に示すように、段差部69dと係止ピン85とが係止対応し、この係止対応状態で正転すると、図21(B)および図22(B)に示すように、前記段差部69dが正転方向に対向する係止ピン85をそのまま係止して押し回しする。この回転力に基づいて係止ピン85と螺旋回転体44は一体的に正転する。そして、図21(C)および図22(C)に示すように、段差部69dが係止ピン85を係止し続けることに基づいて前記螺旋回転体44を一定速度で正転させ、モータMを停止するまで正転させることができる。
この場合の動力伝達部分は、係止ピン85が上下動せず、該係止ピン85を介して回転体ギア69の回転力を螺旋回転体44に伝達させることができる。さらに、正転開始時は段差部69dと係止ピン85とが係止対応した状態にあり、この係止対応した状態から回転するため直ちに動力伝達して螺旋回転体44に回転力を伝えることができる。このため、モータMの正転方向の駆動力を受けたときは回転ディスク33と螺旋回転体44とを同期して正転させることができる。この同期をとることによってコインの払出動作が安定し、コイン詰りや搬送障害の恐れを解消できる。
これに対し、回転体ギア69に逆転方向の回転力が伝達された時は、図23(A)および図24(A)に示すように、段差部69dと係止ピン85とが係止対応していても、この係止対応状態で逆転すると、図23(B)および図24(B)に示すように、回転体ギア69の段差部69dが係止ピン85に係止対応しない非対向方向に回転する。このため、係止ピン85の下端を環状カム面69cが押し上げながら回転し、図23(C)および図24(C)に示すように、回転体ギア69が回転して1周した段差部69dの位置で係止ピン85は段差高さ分だけ降下して元の位置に戻り、再び環状カム面69cが係止ピン85を押し上げる動作を繰り返すことになる。この結果、回転体ギア69の逆転時には、係止ピン85を上下方向にスライドさせて係止解除状態になり、係止解除された状態で回転体ギア69は逆転する。この結果、図25に示すように、螺旋回転体44には回転力が伝達されないため逆転方向の回転が規制され、回転体ギア69だけが逆転する。
図26はコイン払出装置25の制御回路ブロック図を示し、スロットマシン11の全体の制御を行う主基板261に接続された制御基板262の制御に基づいてコイン払出装置25を制御する。この制御基板262の制御部はモータMを正転・逆転・停止制御し、その制御情報として例えばホッパー31に備えたコイン有無検知センサSの検知信号によってホッパー31内の貯留コインの有無を確認して、コインCを払い出し可能であるか否かを確認する。さらに、下払出用カウントセンサS1の検知信号によって下部から払い出したコインの払い出し枚数を計数し、上払出用カウントセンサS2の検知信号によって上部から払い出したコインの払い出し枚数を計数する。
さらに、上皿満杯検知センサS3の検知信号によって上皿19の満杯状態を確認でき、下皿満杯検知センサS4の検知信号によって下皿22の満杯状態を確認できる。この満杯状態を確認したときは、コインCを払い出す位置を上皿19と下皿22とのいずれかに切り換えてコインCを払い出すように設定している。
例えば、コイン収納容量が小さい上皿19とコイン収納容量が大きい下皿22のうち、常時上皿19にコインCを払い出すようにしておき、この上皿19に払い出したコインCが収納限度枚数(満杯)に至ったことを、上皿満杯検知センサS3が検知して制御基板262の制御部が満杯を確認すると、回転ディスク33をそれまでの回転方向とは逆方向の回転方向に切り換えて、上皿19への払い出しを停止し、下皿22への払い出しに切り換える。従って、通常は上皿19にコインCを払い出させておいて、上皿19が一杯になれば、払い出し方向を切り換えて下皿22にコインCを払い出させて、上皿19のコイン貯留量を適切にすることができる。
このように構成されたコイン払出装置25の払出処理動作を図27のフローチャートを参照して次に説明する。
今、スロットマシン11を遊技している遊技中にコインを払い出す信号が入力されると(ステップn1)、上皿満杯検知センサS3と下皿満杯検知センサS4にて上皿19と下皿22が共に満杯でないことを確認し、満杯でなければ上皿19へのコインCの払い出し動作を開始する(ステップn2)。
この上皿19へのコイン払い出し動作は、図10(A)〜図10(D)に示したように、先ず、モータMを正転させて回転ディスク33および螺旋回転体44を正転させる。このとき、ホッパー31の底部に貯留されているコインCは回転ディスク33のコイン受入口52に入った後、その最下層のコインCが回転ディスク33の内周面供給口55および起立筒体32の下開口部71を介して起立筒体32の内部へと供給される(ステップn3)。
起立筒体32の内部では螺旋回転体44の螺旋送り作用を受けてコインCは1枚ずつ上方に搬送される。具体的には、コインCの下面に接触する螺旋円板75の回転接触位置が回転に伴って高位置になることによる押し上げ作用を受けてコインCは垂直に搬送される。この起立筒体32の上部では、図17(A)〜図17(D)に示したように、上払出片67の水平方向の押し出し作用を受けてコインCは上開口部78より外方に払い出される。この払い出されたコインCはその前方に対応する払出口20を通ってスロットマシン11の前面の上皿19へと払い出される。このとき、払い出されたコインの払い出し枚数が上払出用カウントセンサS2により計数される(ステップn4)。
そして、定められた払出設定数を上払出用カウントセンサS2が計数すると、定められた枚数のコインCを払い出したことになるためモータMの正転を停止して上払い出し動作を終了する(ステップn5)。
一方、コインCの払い出し時に、上皿満杯検知センサS3から上皿19が満杯であるという信号を受けとったときは、上皿19への払い出し動作を停止し、下皿22への払い出し動作に切り換える。従って、上皿19が満杯になっても払い出し方向を切り換えればよく、払い出し動作を中止するものではない。この上下の払い出し方向の切り換えに際しては、モータMを逆転させるだけでよく、モータMを逆転させれば、これに連動して回転ディスク33が逆転して下払出動作に切り換えられる。このとき、螺旋回転体44は上払い出し専用に用いられるが、下払い出しには用いられない。従って、螺旋回転体44を逆転させるとコイン詰りを生じさせてしまうため、このときはワンウエイクラッチ機能を有する回転力遮断機構84の回転力遮断作用が働いて逆転方向の回転を規制している(ステップn6)。
モータMを逆転させると、図11(A)〜図11(D)に示したように、回転ディスク33が逆転する。このとき、ホッパー31の底部に貯留されているコインCは回転ディスク33のコイン受入口52に入った後、その最下層のコインCが回転ディスク33の環状通路53において、該回転ディスク33の円弧形送り溝56により水平状態のまま外方に押し出され、起立筒体32を通さずに外周面払出口57から返却口23を介してスロットマシン11の前面の下皿22へと直接払い出される。そして、払い出されたコインの払い出し枚数は下払出用カウントセンサS1により計数される(ステップn7)。
そして、定められた払出設定数を下払出用カウントセンサS1が計数すると、モータMの逆転を停止して下払い出し動作を終了する。その後、引き続きコインCを払い出す際に、上皿満杯検知センサS3によって上皿19のコイン貯留状態を確認し、上皿19への払い出しが可能になると、再びステップn1以降の払い出し処理を実行して、上皿19への払い出し動作に移る。
今回、実施例では、上皿が満杯になった場合、下皿にコインを払い出すことを説明したが、逆に下皿が満杯になった場合、上皿にコインを払い出してもよい。
上述のように、コイン払出装置からスロットマシンの前面の上皿あるいは下皿へと払い出し方向を切り換えて払い出しに適した位置を特定してコインを払い出すことができる。このため、遊技者による遊技利用性能が確実に向上する。ことに、このようなコイン払出装置を可能にするためにワンウエイクラッチ構造と同期構造との両構造の構築に際して、回転体ギアと係止ピンとを対設させるだけで簡単に構築でき、しかもコイン詰りの恐れのない性能のよい払い出し動作を実現できる。
この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の回転体および第2回転体は、実施例の螺旋回転体44に対応し、
以下同様に、
伝達手段は、ギア69bに対応し、
環状カムは、回転体ギア69に対応し、
接触子は、係止ピン85に対応し、
第1回転体は、回転ディスク33に対応し、
回転力遮断手段は、回転力遮断機構84に対応し、
計数手段は、下払出用カウントセンサS1と上払出用カウントセンサS2に対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は上述の一実施例の構成に限定されるものではなく、請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができる。
スロットマシンの外観斜視図。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図。 コイン払出装置を示す外観斜視図。 コイン払出装置のホッパーから起立筒体を取外して示す斜視図。 コイン払出装置の要部分解斜視図。 回転ディスクとベースとの分解斜視図。 下プレートの上面側を示す斜視図。 回転ディスクの裏面側を示す斜視図。 ホッパーの底面側を示す斜視図。 回転ディスクのコイン供給動作を示す説明図。 回転ディスクのコイン下払い出し動作を示す説明図。 下払出用カウントセンサを備えた上プレートの裏面側を示す斜視図。 起立筒体の分解斜視図。 コインの押し上げ状態を示すコイン払出装置の斜視図。 上開口部を前面側に有するコイン払出装置を示す斜視図。 上払出用カウントセンサの配置状態を示すコイン払出装置の斜視図。 起立筒体の上払い出し動作を示す説明図。 コイン払出装置の底面側から見た斜視図。 駆動機構の正転時の回転力伝達状態を示す要部斜視図。 回転力遮断機構を示す要部縦断面図。 回転体ギアと係止ピンとの正転時の対応変化状態を示す斜視図。 回転体ギアと係止ピンとの正転時の対応変化状態を示す説明図。 回転体ギアと係止ピンとの逆転時の対応変化状態を示す斜視図。 回転体ギアと係止ピンとの逆転時の対応変化状態を示す説明図。 駆動機構の逆転時の回転力伝達状態を示す要部斜視図。 コイン払出装置の制御回路ブロック図。 コイン払出装置の払出処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
11…スロットマシン
25…コイン払出装置
33…回転ディスク
40…駆動機構
44…螺旋回転体
69…回転体ギア
69c…環状カム面
69d…段差部
85…係止ピン

Claims (4)

  1. 上下部を軸支した回転体の下部に、該回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には駆動機構からの回転力を受ける伝達手段を有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを有する環状カムを設け、
    前記環状カムの環状カム面上に、前記回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、
    前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を係止し続けることに基づいて前記回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して前記回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構。
  2. 共通する単一の駆動機構からの回転力を受けて回転する第1回転体と第2回転体を設け、
    前記第1回転体は前記駆動機構の正逆転に連動して正逆転自由に回転し、
    前記第2回転体は上下部を軸支した該第2回転体の下部に、該第2回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には駆動機構からの回転力を受ける伝達手段を有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを備えた環状カムを設け、
    前記環状カムの環状カム面上に、前記第2回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、
    前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を正転方向に係止し続けることに基づいて第2回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して第2回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力遮断手段を設け、
    前記両回転体に正転方向の回転力が伝達された時は同期して正転させ、前記両回転体に逆転方向の回転力が伝達された時は第1回転体にだけ逆転方向の回転力を伝達させ、第2回転体へは前記回転力遮断手段により逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構。
  3. 多数枚のコインを貯留するホッパーと、
    前記ホッパーの下部に回転自由に配設され、前記ホッパーに貯留されているコインを自重により降下させて受け入れるコイン受入口を上面に有し、このコイン受入口に連通する下方のベースとの上下の対向面間にコイン1枚分の平面的な環状の通路空間を有する環状通路および該環状通路からコインを内周面側に供給するための内周面供給口を有する回転ディスクと、
    前記回転ディスクの中心部より筒状に立設し、内周面の縦方向にはコイン縦送り用の回り止め部を有し、上部周面にはコインを外方に払い出すための上開口部を有し、下部周面には前記回転ディスクの内周面供給口に接続対応したとき、該内周面供給口からコインを受け入れる下開口部を有する起立筒体と、
    前記起立筒体に内蔵され、該起立筒体の上下方向に軸支された回転軸の全長に沿って螺旋状に巻回した螺旋円板により上下方向にコインの螺旋送り空間を形成した螺旋回転体と、
    前記回転ディスクおよび前記螺旋回転体を回転させる駆動機構と、
    前記駆動機構を駆動させて前記回転ディスクを回転させることにより前記環状通路に導かれたコインを平面状態のまま回転移動させて該コインを前記起立筒体の下開口部へと供給させるコイン供給機構と、
    前記駆動機構を駆動させて前記螺旋回転体を回転させることにより該螺旋回転体の上部に押し上げられたコインを、前記起立筒体の上開口部より1枚ずつ外方に払い出すコイン払出機構と、
    前記コイン払出機構より払い出されたコインの払い出し枚数を計数する計数手段とを備えたコイン払出装置であって、
    前記回転ディスクは前記駆動機構の正逆転に連動して正逆転自由に回転し、
    前記螺旋回転体は上下部を軸支した該螺旋回転体の下部に、該螺旋回転体と同心円上に対応させて回転自由に軸支し、外周面には前記駆動機構からの回転力を受けるギアを有し、上面には環状方向に傾斜させた環状カム面と、該環状カム面の環状方向に1周した該環状カム面の始端部と終端部とが接合する高低差が大きい垂直な段差部とを備えた環状カムを設け、
    前記環状カムの環状カム面上に、前記螺旋回転体の下部に上下方向にスライド許容して垂設した接触子を接触対応させて設け、
    前記環状カムに正転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が正転方向に対向する前記接触子を正転方向に係止し続けることに基づいて前記螺旋回転体を正転させ、前記環状カムに逆転方向の回転力が伝達された時は、前記段差部が前記接触子に係止しない非対向方向に回転して前記螺旋回転体への逆転方向の回転力を遮断する回転力遮断手段を設け、
    前記回転ディスクと螺旋回転体とに正転方向の回転力が伝達された時は同期して正転させ、前記回転ディスクと螺旋回転体とに逆転方向の回転力が伝達された時は回転ディスクにだけ逆転方向の回転力を伝達させ、螺旋回転体へは前記回転力遮断手段により逆転方向の回転力を遮断する回転力伝達機構を設けた
    コイン払出装置。
  4. 請求項3記載のコイン払出装置を備えた遊技機。
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