JP2005318962A - 遊技機 - Google Patents

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高明 市原
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Abstract

【課題】 センター役物を備えた遊技機において、センター役物のワープ通路側に遊技球を導く上で有効な技術を提供する。
【解決手段】 遊技領域の中央部にセンター役物121が配置されている遊技機であって、センター役物121は、枠部材123と、当該枠部材123の中央部に配置される図柄表示装置125とを有し、枠部材123には上部から進入する遊技球Bを側部下方へと導く球通路127と、球通路127の下流側に配置されたワープ通路135とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワープ通路を有するセンター役物が遊技領域の中央部に配置されている遊技機に関する。
従来、例えば特開2000−300747号公報(特許文献1)には、遊技盤の遊技領域の中央部にセンター役物が配置されたパチンコ機が開示されている。公報記載のセンター役物では、図柄表示装置を取り囲むように配置される枠部材にワープ通路が設けられ、入口からワープ通路に進入した遊技球が、当該ワープ通路を通ってステージに導かれる。そしてステージ上に導かれた遊技球が、当該ステージ上を左へ、右へと揺動しながら減速されたのち、遊技領域の下方に向って落下し、センター役物の下方に配置されている始動口に入賞する可能性を有する構成とされている。
上記のワープ通路が、上下方向に真っ直ぐに延びる構成の場合、球がワープ通路の最上部から最下部まで勢いよく落下し、ワープ通路の最下部を構成する流出口に衝撃的に加わることになる。上記の公報記載のパチンコ機では、ワープ通路に球の落下速度に変化を与える抵抗部を設け、これにより球の落下による衝撃回避を図っている。
ところで、近年のセンター役物は、例えば、図柄表示装置の表示領域の拡大化、キャラクターを模した枠部材の大型化、等に基づき大型化の傾向にあり、このような大型化されたセンター役物を遊技盤面に配置した場合、左右の遊技領域の大部分をセンター役物が占有することになる。そこで、例えば右側の遊技領域を犠牲にするような形態でセンター役物の大型化を実現しようとすると、センター役物における右側のワープ通路に遊技球が適度に振り分けられて導かれるようにするための球通路を遊技盤の遊技領域に設定することが困難となり、結果として右側のワープ通路を廃止せざるを得なくなる。
特開2000−300747号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、大型のセンター役物を備えた遊技機において、センター役物のワープ通路側に遊技球を導く上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、遊技領域の中央部にセンター役物が配置されている遊技機が構成される。なお遊技機としては、典型的には、パチンコ機やアレンジボール機等がこれに該当する。
本発明に係る遊技機では、センター役物は、枠部材と、当該枠部材の中央部に配置された図柄表示装置とを有する。そして枠部材には、上部から進入する遊技球を側部下方へと導く球通路と、当該球通路の下流側に配置されたワープ通路を有する構成とされる。かかる構成としたことにより、センター役物の枠部材に設定した球通路を経てワープ通路側に遊技球を導くことができるため、遊技盤の遊技領域の犠牲といった問題を考慮することなく、センター役物を自由に設計することが可能となる。なお「ワープ通路」とは、典型的には進入した遊技球を遊技者から見え難いように隠しつつ下流側へ導く態様をいう。
本発明によれば、センター役物を備えた遊技機において、センター役物のワープ通路に遊技球を導く上で有効な技術が提供されることとなった。
以下、本発明の実施の形態に係るパチンコ機につき図1および図2を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態に係るパチンコ機は、いわゆるフィーバー機、あるいは第1種パチンコ機と呼ばれるものであり、公知の技術であるため、遊技方法等の説明は省略する。パチンコ機における主要な構成部材である遊技盤103の全体構成が図1に示され、遊技盤103に配置される役物装置121の構成が図2に示される。なおパチンコ機は、本発明における「遊技機」の一例である。
図1に示すように、遊技盤103の表面にレール105によって区画形成された遊技領域104内には、概ね中央位置に役物装置121が設けられ、当該役物装置121の下方中央部に位置して可変始動口111を備えた入球装置109が設けられている。可変始動口111には、一対の開閉部材113が設けられ、当該開閉部材113が開いて可変始動口111が拡開されたときには遊技球Bが流入し易く、開閉部材113が閉じて可変始動口111が狭くなったときには、遊技球Bが流入し難くなるように構成されている。なお入球装置109の可変始動口111に遊技球Bが流入すると、後述する図柄表示装置125が作動するようになっている。
また遊技領域104内には、入球装置109の下方に位置してアタッカ装置115が設けられている。アタッカ装置115には、概ね中央部に開閉扉117によって開閉される大入賞口が配置されている。図1では開閉扉117が閉じた状態が示され、大入賞口は隠れている。また遊技領域104内には、当該遊技領域104の最も下端に位置してアウト口106が設けられている。さらに遊技領域104内の所定位置には、複数の風車器108が配設されるとともに、遊技領域104の全域にわたって多数の釘107が配設されている。
図1および図2に示すように、役物装置121は、当該役物装置121の主体部を構成する役物本体としての枠部材123と、当該枠部材123の中央部に装着される図柄表示装置125とを有する。枠部材123は、遊技盤103の概ね中央部に貫設された装着孔に当該装着孔を塞ぐように嵌め込まれた状態でビス等により遊技盤103に取り付けられる。上記の役物装置121が本発明における「センター役物」に対応する。なお役物装置121の枠部材123は、合成樹脂製である。
枠部材123の左側領域には、左側のワープ通路127が設けられ、枠部材123の右側領域には、上部から流入した遊技球Bを側部下方へと導く球通路129、当該球通路129の下流側に設けられ、役物装置121の下部に通じる右側のワープ通路135、球通路129の下方に配置されて遊技球Bをワープ通路131に振分状に導くための風車器133が設けられ、更に枠部材123の下部領域には、上下2段のステージ(棚板)138,139が設けられている。なお左側および右側のワープ通路127,135は、それぞれ、断面筒状に形成されており、枠部材123が不透明な材料で形成されている場合には、当該ワープ通路127,135を通過する球が遊技者から見え難い構成とされる。また上下2段のステージ138,139は、前後方向に奥行きが異なる階段状に形成されている(図2参照)。上記の球通路129が本発明における「第1の通路」に対応し、右側のワープ通路135が本発明における「第2の通路」に対応する。
左側のワープ通路127は、図1において破線で示すように、枠部材123における左側面のやや上部寄りの位置に斜め上方に向って開口する入口127aを有し、当該入口127aから流入した遊技球Bが図示矢印で示す如く下方へと落下したのち、役物装置121における概ね中央部(図柄表示装置125の前面下部)に設置された上段ステージ137(上段の棚板)へと導かれる構成とされる。すなわち、左側のワープ通路127の出口127bは、上段ステージ137の左端に臨んでいる。
球通路129は前面側が開放された、いわゆる断面溝形の通路であり、遊技盤103の前面側に配置される透明のガラスを通して、遊技者が遊技球Bの通る有様を見ることができる構成とされる。球通路129は、枠部材123の概ね中央上部に入口129aを有する。入口129aは、左斜め上方に向って開口されており、図示省略の発射装置から発射され、レール105によって誘導される遊技球Bの進行方向に概ね対向する構成とされる。球通路129は、入口129aから流入した遊技球Bを側部下方へと導くべく、入口129aから右側下方に向って傾斜状に延びている。
また球通路129のうち、入口129aから通路中程までの上流域129bについては、役物装置121の外観形状に沿うように、水平面に対する傾斜角度が緩やかに設定されており、その床面129c(球の転動面)側が階段状に形成されている。すなわち、球通路129の上流域129bでは、遊技球Bが階段状の床面129c上を転がることでブレーキが掛けられ、これにより当該遊技球Bの勢いが減殺される構成としている。また球通路129のうち、通路中程から出口129eまでの下流域129dについては、水平面に対する傾斜角度が上流域129bよりも大きく設定されるが、この下流域129dではジグザグ状の通路とされている。すなわち、下流域129dにおける左右の側壁面129fは、左右に何回も曲がりくねった形状とされており、この下流域129dを通る遊技球Bの進行方向が変化することによって、当該遊技球Bの勢いが減殺される構成としている。上記の階段形状の床面129c、およびジグザグ状の壁面129fが、本発明における「消勢手段」に対応する。
球通路129の出口129eの下方は、末広がり状の空間とされ、この空間の概ね中央に風車器133が配置されている。なお風車器133は水平軸線周りに回転自在に設けられている。そして空間131の奥側には、風車器133のやや上方となる位置に右側のワープ通路135の入口135aが開口され、また風車器133の左側と右側には、それぞれ遊技球Bが通り抜けることができるスペースが設定される。
球通路129の出口129eから落下した遊技球Bは、風車器133によってその進行方向が決定される。すなわち、遊技球Bはワープ通路135の入口135aに進入するルートと、風車器133の左側あるいは右側のスペースを通り抜けて役物装置121の下段ステージ139に落下するルートとに振り分けられる構成とされる。上記の風車器133が本発明における「振分手段」に対応する。
図1に破線で示すように、右側のワープ通路135は、入口135aから進入した遊技球Bを上段ステージ137へと導く。すなわち、右側のワープ通路135の出口135bは、上段ステージ137の右端に臨んでいる。なお上段ステージ137上に進入した遊技球Bは、当該上段ステージ137上を右へ左へと揺動したのち、当該上段ステージ137の中央奥側に設けられたセンターワープ入口141(図2参照)へ進入する経路と、上段ステージ137上から直接に下段ステージ139上へと落下する経路とに分けられる。なおセンターワープ入口141へ進入した遊技球Bは、下段ステージ139の前面中央部に開口されたセンターワープ出口142から落下する構成とされる。
本実施の形態に係るパチンコ機は、上記のように構成したものである。遊技の際、遊技領域104に打ち出された遊技球Bのうち、一部の遊技球Bは役物装置121の左側のワープ通路127の入口127aに進入し、当該ワープ通路127を経て上段ステージ137へと導かれる。また役物装置121の左側を通る一部の遊技球Bは、下段ステージ139へと導かれる。また一部の遊技球Bは、役物装置121の上部から球通路129の入口129aに進入し、当該球通路129によって右側下部へと導かれるとともに、出口129eから落下する。出口129eから落下した遊技球Bは、風車器133に当接するとともに、当該風車器133によって右側のワープ通路135の入口135aに進入する経路と、風車器133の左側あるいは右側を通過する経路とに振り分けられる。そしてワープ通路135へ振り分けられた遊技球Bは、当該ワープ通路135を経て上段ステージ137へと導かれ、風車器133の左側あるいは右側へ振り分けられた遊技球Bは、下段ステージ139へと導かれる。
なお下段ステージ139上へと進入した遊技球Bは、当該下段ステージ139上を中央部側へと転がる途中で、遊技領域104へと落下し、あるいは中央落下部から遊技領域104へと落下する。また、上段ステージ137へと導かれた遊技球Bは、センターワープ入口141へ進入する経路と、上段ステージ137上から直接に下段ステージ139上へと落下する経路とに分けられ、そしてセンターワープ出口142から落下する遊技球Bは、下段ステージ139上の中央部から落下する場合に比べて高い確率で遊技者に有利な可変始動口111に流入する。すなわち、上段ステージ137は、遊技球Bを遊技者に有利な可変始動口111へ導く経路と、可変始動口111以外の領域に導く経路とに振り分けるものであり、本発明における「入賞振分ステージ」に対応している。
さて本実施の形態においては、役物装置121における枠部材123の右側領域に、上部から進入する遊技球Bを右側方下部へ誘導する球通路129を配置するとともに、当該球通路129の下方に風車器113を配置して球通路129から落下する遊技球Bを振り分ける構成とし、更に右側のワープ通路135に振り分けられた遊技球Bを上段ステージ137へと導く構成としている。このように構成としたことにより、遊技者は、右側領域を面白味のある遊技領域として楽しむことができる。
ところで、近年の役物装置は、例えば、図柄表示装置の表示領域の拡大化、キャラクターを模した枠部材の大型化、等に基づき大型化の傾向にあり、このような大型化された役物装置を遊技盤面に配置した場合、左右の遊技領域の大部分をセンター役物が占有することになる。しかるに、本実施の形態によれば、役物装置121の枠部材123に、上部の入口129aから進入した遊技球Bを右側下部のワープ通路135側に導く球通路129を設ける構成としたことにより、右側の遊技領域104の大部分を役物装置121が占有したとしても、ワープ通路135に遊技球Bを有効に導くことができる。これにより、役物装置121に関する設計上の自由度を高めることができる。
また本実施の形態における球通路129は、入口129aから進入する遊技球Bの勢いを減殺するための消勢手段を備えた構成とされている。発射装置から発射され、遊技領域104へと飛び出した遊技球Bは、入口129aの近くに配置される釘107によって速度を減速されるにしても相当の速度を保有する。従って、当該進入速度を維持しつつ下流側へと導くことは、通路を損傷するおそれがある上に、風車器133によって振り分けられる際、過剰な跳ね返りが生じ、適正な振り分けが実行されないおそれがある。
本実施の形態では、球通路129の上流域129bでは、消勢手段として床面129cを階段状に形成し、これにより遊技球Bの速度を減殺している。また下流域129dでは、消勢手段として通路を構成する壁面129fをジグザグ状に形成し、遊技球Bの進行方向を変えることによって落下速度を減殺しつつ落下方向の安定化を図っている。このため、本実施の形態によれば、球通路129に進入する遊技球Bが繰り返し衝突することに起因して生じる当該球通路129の損傷を効率的に防止あるいは軽減できるとともに、風車器133に対する衝突速度を低減して適正な振分動作を行わせることができる。
また本実施の形態では、遊技球Bの進入速度の影響を最も受け易い部位である、球通路129の入口129a部分を厚肉化し、これにより当該入口129a付近の強度を高めて損傷防止を図っている。
なお球通路129に設定される「消勢手段」は、図示の階段状の床面129c、あるいはジグザグ状の壁面129fに変えて適宜変更することが可能である。例えば、上流域129bの天井面(上面)側に遊技球Bが当たることで弾性変形可能な板バネあるいはゴム板を設け、当該板バネあるいはゴム板の変形によって遊技球Bの速度を減速する構成、あるいは床面129cを傾斜面に形成した上で、当該傾斜面にリブのような突起物を進行方向に適宜間隔で設け、遊技球Bが当該突起物に当ることで速度を減速される構成としてもよい。また球通路129の下流域129dにおいて、例えば球通路129を構成する左右の壁面129fをジグザグに形成するのではなく、壁面については直線状にし、左右の壁面から長短混入の突起を通路方向に交互に配置することで、ジグザグ状の通路を構成してもよい。また本実施の形態にいて、球通路129の下流側に配置される振分手段としての風車器133は、例えば釘等のような風車器133以外のものを用いてもよい。
また本実施の形態では、球通路129の下流側に配置される振分手段としての風車器133を役物装置121に設けているが、当該風車器133を役物装置121から切り離して遊技盤103の遊技領域104に設けてもよい。すなわち、役物装置121の球通路129に進入した遊技球を一旦当該球通路129の出口から役物装置121の外へと導いたのち、遊技領域104に配置した風車器133によって再び役物装置121のワープ通路135へ振分状に導くように構成してもよい。また、役物装置121は、いわゆる「1種」タイプのパチンコ機を例にとって説明したが、いわゆる「2種」あるいは「3種」のパチンコ機に適用してもよい。
上記発明の趣旨に鑑み、以下の態様が構成可能である。すなわち、
(態様1)
「センター役物を有する遊技機であって、
前記センター役物は、上部から進入した遊技球を側部下方へと導く第1の通路と、前記第1の通路の下流側に設けられ、前記センター役物の下部へ遊技球を導く第2の通路と、前記第1の通路の下方に配置されて遊技球を前記第2の通路に振分状に導く振分手段を有し、
前記球通路はセンター役物に一体に形成されていることを特徴とする遊技機。」
態様1に記載の発明によれば、センター役物を有する遊技機が構成される。なお遊技機としては、典型的にはパチンコ機やアレンジボール機等がこれに該当する。また「センター役物」とは、遊技領域の中央部に配置されている役物を指し、典型的には枠部材とこの枠部材の中央に配置された図柄表示装置とを有する役物装置がこれに該当する。
態様1に記載の発明における遊技機では、センター役物は、上部から進入した遊技球を側部下方へと導く第1の通路と、第1の通路の下流側に設けられ、センター役物の下部に遊技球を導く第2の通路と、第1の通路の下方に配置されて遊技球を第2の通路に振分状に導く振分手段を有する構成とされ、そして第1の通路がセンター役物に一体に形成されている構成とされる。なお「センター役物の下部に遊技球を導く」態様としては、典型的には進入した遊技球をセンター役物の下部に配置された入賞振分ステージへ導く態様がこれに該当する。
本発明によれば、遊技球を第2の通路側へと導くための第1の通路をセンター役物に設けている。これにより、釘を用いた球通路設定用のスペースを遊技盤面に設けなくても、遊技球を第2の通路へと合理的に導くことができる。またセンター役物の大型化を制約する一因が取り除かれることとなり、センター役物に関する設計上の自由度が高くなる。また第1の通路の下流側に遊技球を第2の通路に対して振分状に導く振分手段を設けたことにより、第1の通路を通る遊技球の進行先が予測し難いものとなり、遊技の趣向性を向上できる。ここで「第1の通路の下方」とは、当該第1の通路の領域内に配置される態様、出口付近に配置される態様のいずれも好適に包含する。また「振分状に導く」とは、遊技球を第2の通路とその他の経路とに振り分けて導く態様をいう。
(態様2)
「態様1に記載の遊技機であって、
前記第2の通路は、当該第2の通路に進入した遊技球をセンター役物の下部に配置された入賞振分ステージへ導くワープ通路であることを特徴とする遊技機。」
態様2に記載の発明によれば、態様1に記載の遊技機における第2の通路は、当該第2の通路に進入した遊技球をセンター役物の下部に配置された入賞振分ステージへ導くワープ通路である構成とされる。ここで「ワープ通路」とは、典型的には進入した遊技球を遊技者から見え難いように隠しつつ入賞振分ステージへ導く態様がこれに該当する。このようなワープ通路を設けることで、進入した遊技球を遊技者から隠し、遊技の面白さを増すことができる。
(態様3)
「態様1または2に記載の遊技機であって、
前記第1の通路は、当該第1の通路に進入し側部下方へと導かれる遊技球の勢いを減殺する消勢手段を有することを特徴とする遊技機。」
態様3に記載の発明によれば、態様1または2に記載の遊技球における第1の通路は、当該第1の通路に進入し側部下方へと導かれる遊技球の勢いを減殺する消勢手段を有する構成とされる。第1の通路に消勢手段を設けることで、当該第1の通路に進入した遊技球の勢いを減殺し、通路壁面に対する遊技球の衝突を弱めて当該壁面の損傷を防止あるいは軽減することができる。また振分手段に進入する遊技球の勢いを、振り分けを実行する上で好適な勢い、すなわち適度の跳ね返りが生ずるような勢いに調整することが可能となり、当該振分手段の適正な振り分け機能を維持することができる。
(態様4)
「態様3に記載の遊技機であって、
前記消勢手段は、遊技球の転動速度にブレーキを掛ける構成とされていることを特徴とする遊技機。」
態様4に記載の発明によれば、態様3に記載の遊技機における消勢手段は、遊技球の転動速度にブレーキを掛ける構成とされる。ここで「ブレーキを掛ける構成」の態様としては、遊技球が通る通路の床面を通路方向に階段状に形成する態様、床面に突起物を点在的に配置する態様、あるいは遊技球が通る通路の天井面に弾性変形可能な板バネやゴム板等の弾性片を点在的に配置する態様等のいずれも好適に包含する。かかる構成によれば、第1の通路に進入した遊技球の速度を効率的に減速することができる。
(態様5)
「態様3または4に記載の遊技機であって、
前記消勢手段は、遊技球の進行方向を変えつつ下流側へ導く構成とされていることを特徴とする遊技機。」
態様5に記載の発明によれば、態様3または4に記載の遊技機における消勢手段は、遊技球の進行方向を変えつつ下流側へ導く構成とされる。ここで「進行方向を変えつつ下流側へ導く構成」の態様としては、典型的には通路を構成する壁面をジグザグ状に形成する態様がこれに該当するが、通路を直線状に形成するとともに、当該通路の対向する壁面に、遊技球の進行を妨げる突起物を遊技球の進行方向に交互に配置することでジグザグ状の通路を形成する態様も好適に包含する。かかる構成によれば、遊技球の進行方向の変化による減速効果を得ることができるとともに、遊技球を第1の通路から振分手段へ安定して導くことができる。
(態様6)
「態様1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第1の通路は、上部から進入した遊技球を右側下部へと導くように形成され、前記第2の通路および振分手段は、前記センター役物の右側下部に配置されていることを特徴とする遊技機。」
態様6に記載の発明によれば、態様1〜5のいずれかに記載の遊技機における第1の通路は、進入した遊技球を右側下部へと導くように形成され、第2の通路および振分手段は、センター役物の右側下部に配置されている構成とされる。例えば、センター役物を有するパチンコ機の場合、遊技盤面の左側の遊技領域を使って遊技を行うような設定が一般的であり、右側の遊技領域を使って遊技を楽しむ形態が少ない。上記のように構成された本発明によれば、右側領域を積極的に使って遊技を楽しむことが可能となり、趣向性の向上に資する遊技機が提供される。
(態様7)
遊技領域にセンター役物が配置されている遊技機であって、
前記センター役物は、上部から進入した遊技球を側部下方へと導く第1の通路と、前記第1の通路の下流側に設けられ、前記センター役物の下部へ遊技球を導く第2の通路とを有し、前記遊技領域には、前記第1の通路から前記センター役物の外へと導かれた遊技球を前記第2の通路へ振分状に導く振分手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
態様7に記載の発明によれば、遊技領域にセンター役物が配置されている遊技機が構成される。なお遊技機としては、典型的にはパチンコ機やアレンジボール機等がこれに該当する。また「センター役物」とは、遊技領域の中央部に配置されている役物を指し、典型的には枠部材とこの枠部材の中央に配置された図柄表示装置とを有する役物装置がこれに該当する。
態様7に記載の発明における遊技機では、センター役物は、上部から進入した遊技球を側部下方へと導く第1の通路と、第1の通路の下流側に設けられ、センター役物の下部に遊技球を導く第2の通路とを有し、遊技領域には、第1の通路からセンター役物の外へと導かれた遊技球を第2の通路へ振分状に導く振分手段が設けられている構成とされる。なお「センター役物の下部に遊技球を導く」態様としては、典型的には進入した遊技球をセンター役物の下部に配置された入賞振分ステージへ導く態様がこれに該当する。
本発明によれば、遊技球を第2の通路側へと導くための第1の通路をセンター役物に設けている。これにより、釘を用いた球通路設定用のスペースを遊技盤面に設けなくても、遊技球を第2の通路へと合理的に導くことができる。またセンター役物の大型化を制約する一因が取り除かれることとなり、センター役物に関する設計上の自由度が高くなる。また遊技球を第2の通路に振分状に導く振分手段をセンター役物から外れた遊技領域に設けたことにより、センター役物の第1の通路に進入した遊技球を一旦センター役物の外へ出してから再びセンター役物の第2の通路へ振分状に戻すことができる。これにより、遊技球の流れに変化を与えて遊技の趣向性を向上できる。ここで「振分状に導く」とは、遊技球を第2の通路とその他の経路とに振り分けて導く態様をいう。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の主要な構成部材である遊技盤の全体構成を示す正面図である。 遊技盤に配置される役物装置の構成を示す正面斜視図である。
符号の説明
103 遊技盤
104 遊技領域
105 レール
106 アウト口
107 釘
108 風車器
109 入球装置
111 可変始動口
113 開閉部材
115 アタッカ装置
117 開閉扉
121 役物装置(センター役物)
123 枠部材
125 図柄表示装置
127 左側のワープ通路
127a 入口
127b 出口
129 球通路
129a 入口
129b 上流域
129c 階段状の床面(消勢手段)
129d 下流域
129e 出口
129f ジグザグ状の壁面(消勢手段)
133 風車器(振分手段)
135 右側のワープ通路
135a 入口
135b 出口
137 上段ステージ
139 下段ステージ

Claims (1)

  1. 遊技領域の中央部にセンター役物が配置されている遊技機であって、
    前記センター役物は、枠部材と、当該枠部材の中央部に配置された図柄表示装置とを有し、前記枠部材には上部から進入する遊技球を側部下方へと導く球通路と、当該球通路の下流側に配置されたワープ通路を設けたことを特徴とする遊技機。
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