JP2005317517A - 固体高分子形燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】
カソード触媒層でのプロトンの供給不足によって固体高分子膜に生じるピンホールの形成を抑制する固体高分子形燃料電池を提供する。
【構成】
固体高分子膜24と、アノード触媒層50と、カソード触媒層52と、アノード電極基材40と、カソード電極基材42と、を備える固体高分子形燃料電池10において、固体高分子膜24に対して、少なくともカソード触媒層52と対向する位置にはアノード触媒層50を形成する。これにより、カソード触媒層の三相界面においてプロトン供給不足が起こることがなく、カソード触媒層中でのカーボンの燃焼反応によるピンホールの形成を回避することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は固体高分子形燃料電池に関し、特に、カソード触媒層においてプロトンの供給不足を生じさせない固体高分子形燃料電池に関する。
一般に、固体高分子形燃料電池は、図6に示すように、固体高分子膜524の一方の面にアノード電極520、他方の面にカソード電極522を接合して膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)526を構成し、このMEA526のアノード電極520に対向してアノード流路560を設けたアノードセパレータ530と、MEA526のカソード電極522に対向してカソード流路562を設けたカソードセパレータ532とで挟んで単セル510が構成される。
MEA526は、一般的にアノード触媒層550を片面に形成させたアノード電極520およびカソード触媒層552を片面に形成させたカソード電極522を、両電極520、522の触媒層形成面が対向するようにして固体高分子膜524を挟み込み、アノード触媒層550とカソード触媒層552とが重なり合うように位置させ、これらを例えばホットプレス法などによって加熱圧着を行い作製する。あるいは他の例として、固体高分子膜524の両表面の対向する位置にアノード触媒層550、カソード触媒層552を形成させ、形成されたそれぞれの領域に重なるようにアノード電極基材540、カソード電極基材542をホットプレス法によって加熱圧着を行うか、または単に挟み込んで作製する。
上記のような作製方法において、アノード電極基材540とカソード電極基材542とで固体高分子膜524を挟み込む際に、両電極基材540、542の端辺が、一部もしくは全周にわたって重なった場合、端辺が重なる部分に応力が集中し、固体高分子膜524が破断してしまうという問題点が発生し、MEA526は従来、カソード電極基材542の対向する位置にアノード電極基材540が存在しない部分、またはアノード電極基材540の対向する位置にカソード電極基材542が存在しない部分を有するように構成することによって、応力の集中を避けるように作製されてきた(特許文献1参照)。
特開平06−267556号公報
上記の方法により、応力による固体高分子膜の破断を防ぐ効果は得られたが、固体高分子形燃料電池の長期的な運転を行ったところ、カソード触媒層と対向する位置にアノード触媒層が存在しない領域の固体高分子膜にピンホールが形成されることが明らかになった。
その原因として、(a)カソード触媒層と対向する位置にアノード触媒層が存在しない領域では、カソード触媒層は存在しているため、カソードの触媒は次の式(1)に示す水の生成反応を起こそうとする。
Figure 2005317517
しかし、(b)この領域にはアノード触媒層が存在しないため、燃料電池の一般的な半反応式である式(2)で示す水素の電離が起こらない。
Figure 2005317517
そこで、(c)カソード触媒層と対向する位置にアノード触媒層が存在しない領域のカソード触媒層では三相界面へのプロトン供給不足が起こり、カソード触媒層中で式(3)に示すカーボンの燃焼反応が起こり、プロトン不足を解消しようとする。
Figure 2005317517
この燃焼反応によって生成した熱が固体高分子膜を溶解させ、ピンホールが形成されるものと考えられる。このようにピンホールが形成されると、反応ガスが固体高分子膜を通過してしまう、所謂、クロスリークが起こり、水素と酸素とが直接燃焼反応を起こして、更なる固体高分子膜の劣化や触媒層の喪失、そして、燃料電池の性能低下、寿命劣化を起こしてしまう。
本発明では上記の問題を解決するために、カソード触媒層でのプロトンの供給不足を抑制する固体高分子形燃料電池を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1記載の固体高分子形燃料電池は、固体高分子膜と、前記固体高分子膜の一方の面に配されたアノード触媒層と、前記固体高分子膜の他方の面に配されたカソード触媒層と、前記アノード触媒層に燃料を供給するアノード電極基材と、前記カソード触媒層に酸化剤を供給するカソード電極基材と、を備える固体高分子形燃料電池において、前記固体高分子膜に対して、少なくとも前記カソード触媒層と対向する位置には前記アノード触媒層が配されていることを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、少なくともカソード触媒層と固体高分子膜に対して対称の位置にはアノード触媒層が配されているので、カソード触媒層の三相界面においてプロトン供給不足が起こることがなく、故に、カソード触媒層中でのカーボンの燃焼反応によるピンホールの形成を回避することができる。
また、本発明の請求項2記載の固体高分子形燃料電池は、請求項1記載の固体高分子形燃料電池において、カソード電極基材の固体高分子膜と対向する面であってカソード触媒層が配されていない領域において、酸化剤に対して触媒作用を有さない非触媒層を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2によれば、カソード電極基材の固体高分子膜と対向する面であってカソード触媒層が配されていない領域において、酸化剤に対して触媒作用を有さない非触媒層を備えるので、カソード電極基材と固体高分子膜との空間に挿入された非触媒層がカソード電極基材を支え、カソード電極基材に曲げ応力がかかることを回避することができる。
そして、本発明の請求項3記載の固体高分子形燃料電池は、請求項2記載の固体高分子形燃料電池において、非触媒層は撥水性を有することを特徴とし、本発明の請求項4記載の固体高分子形燃料電池は、請求項2または3記載の固体高分子形燃料電池において、非触媒層は絶縁性を有することを特徴とする。
本発明の請求項3あるいは4によれば、非触媒層は撥水性を有するので、この部分に生成水が滞留し酸化剤の流通を妨げる、所謂フラッディングと呼ばれる減少を抑制することができ、また、非触媒層は絶縁性を有するので、電流が流れず、炭素の腐食劣化や過酸化水素の発生による劣化、炭素の分解反応、過酸化水素の発生反応などを抑制することができる。
本発明の固体高分子形燃料電池によれば、カソード触媒層でのプロトンの供給不足を抑制し、固体高分子膜に形成されるピンホールによるクロスリークを回避することが可能となり、固体高分子形燃料電池の性能向上、長寿命化を図ることができる。
以下に、本発明を実施の形態を図に基づいて説明する。
<MEAの構成>
図1は、実施の形態における燃料電池の単セル10の基本構造を模式的に示す断面図であり、特に特徴を有する単セル10の端部を表している。単セル10は、アノード電極20、カソード電極22および両電極に狭持された固体高分子膜24からなるMEA26を、セパレータ30、32とで挟持して構成される。図1では、セパレータ30、32に同一のバイポーラプレート形セパレータを用いているが、セパレータは両面に流路が形成されたバイポーラプレート形である必要はなく、本実施の形態の説明では、アノード電極20へ燃料を供給する流路を有するセパレータをアノードセパレータ30、カソード電極22へ酸化剤を供給する流路を有するセパレータをカソードセパレータ32と称する。
アノード電極20は、アノード電極基材40とその片面全面に形成されたアノード触媒層50からなり、一方のカソード電極22は、カソード電極基材42とその片面の周囲部分を除くように形成されたカソード触媒層52からなる。アノード触媒層50領域はカソード触媒層52領域と同等、もしくは、図2に示すように、アノード触媒層50領域(図2において、内側の実線)が外周部にわたって全部もしくは一部が広くなるように形成し、カソード触媒層52領域(図2において、短破線)の固体高分子膜24を挟んで対向する位置にはアノード触媒層50が形成されているようにする。
<電極基材の構成>
アノード電極基材40およびカソード電極基材42は供給される水素または空気などの反応ガスを触媒層へ供給する機能を有する。また、発電反応により生じる電荷を外部回路に移動させる機能および生成した水を排出する機能を有する。従って、アノード電極基材40およびカソード電極基材42は電子伝導性を有する多孔体で構成されることが好ましく、例えば、カーボンペーパ、カーボン不織布またはカーボンクロスなどが適している。カソード電極基材42は撥水処理を行うことにより、生成水や加湿運転時における凝縮水によってカソード電極基材42内部で水がつまってガス流通経路が阻害してしまうのを抑制することができる。アノード電極基材40も撥水処理をおこなうことにより、同様の効果を得ることができる。
アノード電極基材40の端辺(図2において、内側の実線)とカソード電極基材42の端辺(図2において、長破線)とは固体高分子膜24に対して対称に位置しない(対向しない)ように、ずらして配置する。容易に配置する方法としては、図2に示すように、カソード電極基材42の面積をアノード電極基材40の面積よりも大きく設計し、カソード電極基材42の端辺が全周にわたってアノード電極基材40の端辺の外側に位置するようにする。このような配置にすることにより、アノード電極基材40の端辺が固体高分子膜24に接する位置とカソード電極基材42の端辺が固体高分子膜24に接する位置とをずらすことができ、各電極基材40、42の端辺によって発生する応力集中を回避し、固体高分子膜24の破損を防ぐことができる。
<セパレータの構成>
アノードセパレータ30は、アノード電極20と接する面の中央部に、水素などの燃料と固体高分子膜24の加湿用の水蒸気とをアノード電極20へ供給し、かつアノード電極20からの水(液体あるいは気体)と未反応ガスを排出するためのアノード流路60が形成されている。また、カソードセパレータ32はカソード電極22と接する面の中央部に、空気などの酸化剤と加湿用の水蒸気をカソード電極22へ供給し、かつカソード電極22から水(液体あるいは気体)と未反応ガスを排出するためのカソード流路62が形成されている。ここで、アノード流路60が形成されている領域はカソード流路62が形成されている領域とほぼ同等、もしくは広くなるように形成され、またアノード流路60が形成されている領域はアノード触媒層50領域と同等あるいは狭く、かつカソード流路62が形成されている領域はカソード触媒層52領域と同等あるいは狭くなるように形成する。このように配置することによって、燃料あるいは酸化剤が流路60、62に供給されたときに、燃料あるいは酸化剤が流路60、62から直接固体高分子膜24へ達することなく、触媒層50、52領域を通過してから固体高分子膜24へ達するので、クロスオーバが抑制できる。
単セル10は、固体高分子膜24の外周部全体をガスケット70、72によって両側から挟持されて、燃料及び酸化剤が燃料電池外部へ漏れるのを防ぐと共に、燃料がカソード側へ、あるいは酸化剤がアノード側へとクロスオーバしないように構成している。ガスケット70はアノードセパレータ30のアノード流路60が形成されている面に、アノード流路60の全周部にわたって設置されており、同様にカソードセパレータ32にもアノードセパレータ30に設置されたガスケット70と対向する位置にガスケット72を設置する。ガスケット70、72は固体高分子膜24を両側から挟みこむことによって、ガス遮蔽性および単セルを固定する機能を有する。ガスケット70、72の位置ずれを防止しするために各セパレータ30、32にガスケット用の溝があってもよい。
<アノード電極の作製工程>
アノードの触媒は水素酸化を促進する金属微粒子を用い、その粒径は通常約10〜300Åである。金属微粒子には白金、金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、タングステン、マンガン、クロム、ニッケル、鉄、コバルトのうち少なくとも一つを含む1〜3元合金が選ばれるが、特に白金−ルテニウム合金が多くの場合用いられる。これらの触媒はカーボン粒子等の担体に担持させた方が金属微粒子の凝集が起こりにくく、また、電極表面積が増加するため有効である。
アノード触媒層50をアノード電極基材40に形成させるには、金属触媒をカーボン粒子に担持させたアノード触媒を、水、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコールあるいは1−ブタノールなどの有機溶媒を少なくとも1種類以上含む溶媒に入れて混合攪拌し、触媒スラリを作製する。ここで、撥水性を持たせるためにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)などや、触媒層中をプロトンが移動しやすくするためにNafion溶液(Dupont社製)などのイオン交換体を混合する方が好ましい。
作製したアノード触媒スラリは、本実施例ではスクリーン印刷法によりアノード電極基材40に塗布したが、このほか転写法、ダイコータを用いた塗布、触媒スラリをスプレで塗布する方法(以下、スプレ法と略す)などによってアノード電極基材40に塗布する方法もある。また、アノード触媒層50を形成するには、アノード電極基材40に塗布する方法以外にも、固体高分子膜24に直接、スクリーン印刷法、転写法、あるいは触媒を溶媒に溶かしてスプレで塗布するなどの方法でもよい。触媒を塗布する領域は、アノード触媒層50の場合、アノード電極基材40の固体高分子膜24と接する面全域とする。
以上は、本発明の実施の形態において共通する基本構造である。次に、本発明の実施例について説明する。
図3は実施例1における燃料電池の単セル110の基本構造を模式的に示す断面図である。本実施例では、特徴を有するカソード電極122を中心に説明する。その他、基本的な構造は、上記発明の実施するため最良の形態での構造と同様である。
<カソード電極の作製工程>
カソードの触媒は酸素還元を促進する金属微粒子を用い、その粒径は通常約10〜300Åである。金属微粒子には白金、金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、タングステン、マンガン、クロム、ニッケル、鉄、コバルトのうち少なくとも一つを含む1〜3元合金が選ばれるが、特に白金粒子が多くの場合用いられる。これらの触媒はカーボン粒子等の担体に担持させた方が金属微粒子の凝集が起こりにくく、また、電極表面積が増加するため有効である。
カソード触媒層152をカソード電極基材142に形成させるには、金属触媒をカーボン粒子に担持させたカソード触媒を、水、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコールあるいは1−ブタノールなどの有機溶媒を少なくとも1種類以上含む溶媒に入れて混合攪拌し、触媒スラリを作製する。ここで、撥水性を持たせるためにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン重合体)などや、触媒層中をプロトンが移動しやすくするためにNafion溶液(Dupont社製)などのイオン交換体を混合する方が好ましい。
作製したカソード触媒スラリは、本実施例ではスクリーン印刷法によりカソード電極基材142に塗布したが、このほか転写法、ダイコータを用いた塗布、スプレ法などによってカソード電極基材142に塗布する方法もある。また、カソード触媒層152を形成するには、カソード電極基材142に塗布する方法以外にも、固体高分子膜124に直接、スクリーン印刷法、転写法、あるいは触媒を溶媒に溶かしてスプレで塗布するなどの方法でもよい。触媒層を塗布する領域は、カソード電極基材142周辺部の全周もしくはその一部を除いて塗布するが、ここで重要なのは、カソード触媒層152を形成させる領域が、固体高分子膜124を挟んで対向する位置にアノード触媒層150が必ず形成されているように設計ことである。すなわち、180の部分にはカソード触媒層は形成されず、実際に、単セル110として締め付けられたときには、固体高分子膜124とカソード電極基材142とが接触することになる。
<MEA及び単セルの作製工程>
各電極基材140、142に塗布された触媒スラリは60〜130℃の恒温槽中で乾燥させるが、乾燥方法は20〜130℃で真空乾燥でもよく、また組み合わせてもよい。このとき、アノード触媒スラリとカソード触媒スラリの乾燥温度、乾燥時間、真空度などの乾燥履歴は異なっても良いが、工程削減を考慮して乾燥条件を同じにしてアノード触媒スラリとカソード触媒スラリの乾燥を同時に行うことが望ましい。
このように形成した各電極120、122と固体高分子膜124とは、アノード触媒層150とカソード触媒層152とが固体高分子膜124を挟んで対向するように配置し、ホットプレス法により加熱圧着させる。このとき、固体高分子膜124のガラス遷移温度にもよるが、110〜180℃、1〜10MPaで加熱圧着させることが好ましく、本実施例では130〜160℃で、3〜8MPaで加熱圧着した。また、触媒層150、152を塗布した固体高分子膜124と電極基材140、142とを接合する場合も、ホットプレス法で加熱圧着させることが望ましいが、常温での圧着や接着剤による接着でもよい。
作製したMEA126は、ガスケット170、172が固体高分子膜124の外周部全周を挟み込むように各セパレータ130、132で挟み込み、一定圧力で締め付け、単セル110となる。
本実施例により、カソード触媒層152領域が固体高分子膜124を挟んで対向する位置には必ずアノード触媒層150領域があるために、カソード触媒層152の全領域においてプロトンが充分に供給されるため、固体高分子膜124の劣化を抑制することができると期待される。
図4は実施例2における燃料電池の単セル210の基本構造を模式的に示す断面図である。実施例2の基本構造において実施例1と異なる点は、カソード触媒層252の全外周部または外周部の一部に、カソード非触媒層282を有することである。このカソード非触媒層282は耐腐食性を有する基材粒子と撥水性および結着性を有する助剤などからなり、基材粒子としては、カーボン、ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤモンド、アルミナ(Al23)、チッ化ホウ素(BN)、炭化珪素(SiC)、シリカ(SiO2)あるいは酸化チタン(TiO2)などの粒子を1種類または複数種類混合して用いる。また、助剤は、PTFE、FEP、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)あるいはETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)などのフッ素系樹脂ディスパージョンを1種類または複数種類混合して用いる。基材粒子に撥水性を有するものを用いる場合には、助剤は結着性を有するものでもよい。
本実施例では、実施例1におけるカソード触媒層152と同じ作製方法でカソード電極基材242上にカソード触媒層252を形成する前に、カソード触媒層252の全外周縁あるいは外周縁の一部にカソード非触媒層282を形成するが、固体高分子膜224上にカソード触媒層252を形成する前に、固体高分子膜224上にカソード非触媒層282を形成してもよく、また、カソード触媒層252をカソード電極基材242上に、カソード非触媒層282を固体高分子膜224上に形成しても良く、また逆に、カソード触媒層252を固体高分子膜224上に、カソード非触媒層282をカソード電極基材242上に形成しても良い。その他、基本的な構造は、上記発明の実施するため最良の形態での構造と同様である。
<カソード電極の作製工程>
カソード非触媒層282は、上記基材粒子と助剤とを混合して作製した撥水性を有する非触媒性粒子に、水、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、ブタノールなどの有機溶媒のうち少なくとも一つを含む溶媒を混合攪拌し、非触媒スラリを作製する。この非触媒スラリをカソード電極基材242上にスクリーン印刷法により塗布し、カソード非触媒層282を形成する。このとき、カソード電極基材242中央のカソード触媒層252が形成される領域は、固体高分子膜224を挟んで対向する位置にアノード触媒層250が必ず形成されているように配置するため、カソード触媒層252を形成する領域をマスキングした状態で、非触媒スラリをカソード電極基材242上にスクリーン印刷により塗布し、カソード非触媒層282を形成する。
カソード電極基材242に塗布された非触媒スラリは、60〜130℃の恒温槽中で乾燥させるが、乾燥方法は20〜130℃で真空乾燥でもよく、また組み合わせてもよい。乾燥後は、320〜450℃(助剤の分解温度以下)にて5分〜6時間、望ましくは、330〜400℃にて1〜4時間熱処理を行うと、助剤に用いたフッ素系樹脂の結着性あるいは撥水性がより向上する。
次に、カソード触媒スラリを実施例1と同様に作製し、カソード非触媒層282を形成した領域をマスキングした状態で、カソード触媒スラリをカソード電極基材242上にスクリーン印刷法により塗布し、カソード触媒層252を形成する。なお、カソード触媒層252の厚みは、カソード非触媒層282と同等になることが望ましい。
カソード電極基材242に塗布された触媒スラリ及び非触媒スラリは、60〜130℃の恒温槽中で乾燥させるが、乾燥方法は20〜130℃で真空乾燥でもよく、また組み合わせてもよい。本実施例では、スクリーン印刷法によりカソード触媒スラリ及び非触媒スラリをカソード電極基材242に塗布したが、このほか固体高分子膜224表面にスクリーン印刷法、転写法、スプレ法、あるいはダイコータによる塗布しても良い。
<MEA及び単セルの作製工程>
このように形成したカソード電極222を用いて、実施例1と同様に、各電極220、222と固体高分子膜224は、アノード触媒層250とカソード触媒層252とが固体高分子膜224を挟んで対向するように配置し、ホットプレス法により加熱圧着させる。このとき、固体高分子膜224のガラス遷移温度にもよるが、110〜180℃、1〜10MPaで加熱圧着させることが好ましく、本実施例では130〜160℃で、3〜8MPaで加熱圧着した。また、触媒層250、252を塗布した固体高分子膜224と電極基材240、242とを接合する場合も、ホットプレス法で加熱圧着させることが望ましいが、常温での圧着や接着剤による接着でもよい。
作製したMEA226は、ガスケット270、272が固体高分子膜224の外周部全周を挟み込むように各セパレータ230、232で挟み込み、一定圧力で締め付け、単セル210となる。
本実施例により、カソード触媒層252領域が固体高分子膜224を挟んで対向する位置には必ずアノード触媒層250領域があり、カソード触媒層252と同等の厚みを有するカソード非触媒層282がカソード電極基材242と固体高分子膜224との間に挿入されるので、カソード触媒層252の全領域においてプロトンが充分に供給され、固体高分子膜224の劣化を抑制することができるとともに、カソード電極基材242にかかる曲げ応力を低減することができる。また、カソード非触媒層282が撥水性を有するので、この部分に生成水が滞留し酸化剤の流通を妨げる、所謂フラッディングと呼ばれる減少を抑制することができる。
図5は実施例3における燃料電池の単セル310の基本構造を模式的に示す断面図である。実施例3の基本構造において実施例1と異なる点は、カソード触媒層352の全外周部または外周部の一部に、絶縁性、耐腐食性、耐水性、およびガス遮蔽性を有する遮蔽シート384を配置したことである。この遮蔽シート384には、FEP、PTFE、PFA、ETFEもしくはテフロン(登録商標)などのフッ素樹脂、または、シリコン樹脂、ポリカーボネート、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレートなどの有機系樹脂を用いることができ、本実施例ではテフロン(登録商標)FEPシート(フロンケミカル社製)を用いる。
本実施例では、実施例1におけるカソード触媒層152と同じ作製方法でカソード電極基材342上にカソード触媒層352を形成した後、カソード触媒層352の全外周縁あるいは外周縁の一部に遮蔽シート384を接着するが、固体高分子膜324上にカソード触媒層352を形成した後、固体高分子膜324上に遮蔽シート384を接着しても良い。この遮蔽シート384の接着には、水溶系または有機溶剤系のフッ素系樹脂ディスパージョンよりなる接着剤を用いる。その他、基本的な構造は、上記発明の実施するため最良の形態での構造と同様である。
<カソード電極の作製工程>
カソード触媒スラリは実施例1と同様に作製し、カソード電極基材342上にスクリーン印刷法により塗布し、カソード触媒層352を形成する。このとき、カソード触媒層352を形成させる領域は、固体高分子膜324を挟んで対向する位置にアノード触媒層350が形成されているように配置する。そして、遮蔽シート384は、水溶系または有機溶剤系のフッ素系樹脂ディスパージョンよりなる接着剤をカソード触媒層352の全外周縁あるいは外周縁の一部の遮蔽シート384がカソード電極基材342に接する面に塗布して接着する。なお、遮蔽シート384の厚みは、カソード触媒層352と同等になることが望ましい。
<MEA及び単セルの作製工程>
このように形成したカソード電極322を用いて、実施例1と同様に、各電極320、322と固体高分子膜324は、アノード触媒層350とカソード触媒層352が固体高分子膜324を挟んで対向するように配置し、ホットプレス法により加熱圧着させる。このとき、固体高分子膜324のガラス遷移温度にもよるが、110〜180℃、1〜10MPaで加熱圧着させることが好ましく、本実施例では130〜160℃で、3〜8MPaで加熱圧着した。また、触媒層350、352を塗布した固体高分子膜324と電極基材340、342とを接合する場合も、ホットプレス法で加熱圧着させることが望ましいが、常温での圧着や接着剤による接着でもよい。
作製したMEA326は、ガスケット370、372が固体高分子膜324の外周部全周を挟み込むように各セパレータ330、332で挟み込み、一定圧力で締め付け、単セル310となる。
本実施例により、カソード触媒層352領域が固体高分子膜324を挟んで対向する位置には必ずアノード触媒層350領域があり、カソード触媒層352と同等の厚みを有する遮蔽シート384がカソード電極基材342と固体高分子膜324との間に挿入されるので、カソード触媒層352の全領域においてプロトンが充分に供給され、固体高分子膜324の劣化を抑制することができるとともに、カソード電極基材342にかかる曲げ応力を低減することができる。更に、遮蔽シート384は、絶縁性とガス遮蔽性を有するので、遮蔽シート384下では電流が流れず、炭素の腐食劣化や過酸化水素の発生による劣化、炭素の分解反応、過酸化水素の発生反応などを抑制することができる。なお、図5では、遮蔽シート384の外周寸法をカソード電極基材342と同等としたが、遮蔽シート384はカソード電極基材342よりも外周方向に対して大きくし、その全周囲縁がガスケット372に挟まれるように設計しても良い。
以上が各実施例における単セル110、210、310の基本構成及び作製工程であるが、単セル110、210、310の電圧は0.4〜0.8Vと低いため、一般的には単セルを数十〜数百セル積層させて発電を行っている。本実施例においては60セルを積層させた。
図1〜5ではアノードセパレータ30(130、230、330)とカソードセパレータ32(132、232、332)とが両面に配されたバイポーラプレートを用いた単セル10(110、210、310)の基本構成を示したが、この他にも、積層して燃料電池スタックとするために、例えば、第1のセパレータ30は、アノード流路60(160、260、360)が形成されている面とは反対の面に冷却水用の流路を形成し、第2のセパレータ32は、カソード流路62(162、262、362)が形成されている面とは反対の面に燃料電池の冷却あるいは温度制御・測定のための熱電対設置のうち少なくとも1つを含む目的を達成できる構成にする。この第1、第2のセパレータを交互に積層することにより、燃料電池スタックを形成しても良い。また、冷却水用流路を流通して燃料電池からの発電による熱を回収した冷却水は温度が上昇しているため、温水を利用可能なコジェネレーションシステムを構成することができる。
固体高分子膜24(124、224、324)は陽イオン、特に、プロトン伝導性とガス遮蔽性を有し、かつ130℃以下での水素及び酸素雰囲気下においても、少なくとも10000時間を越える耐久性がなければならない。固体高分子膜24には、フッ素系膜などがあり、例えば、Nafion(Dupont社製)やFlemion(旭硝子社製)、Aciplex(旭化成社製)、Gore−Select(ジャパンゴアテックス社製)などが代表的なフッ素系膜である。固体高分子膜24は、プロトン伝導性とガス遮蔽性を有し、かつ130℃以下において水素及び酸素に対する耐久性があれば、フッ素系に限らず、非フッ素系炭化水素膜でもよい。
アノードセパレータ30はアノード流路60が片面に設けられており、このアノード流路60を通じてアノード電極20に燃料が供給される。各実施例での燃料は水素を主成分とする気体を用いて説明したが、これには天然ガスを改質した際に生じる二酸化炭素、一酸化炭素、および加湿のための水蒸気がふくまれてもよい。また、メタノール、エタノール、エチレングリコール、2−プロパノール、アスコルビン酸、ジメチルエーテルなどケトン基、アルデヒド基、ヒドロキシル基を有する液体燃料でもよい。同様に、カソードセパレータ32はカソード流路62が片面に設けられており、このカソードセパレータ32を通じてカソード電極22に酸素が供給される。酸素は大気中の空気を用いるのが一般的であるが、空気と酸素の混合ガスでもよく、この空気に単セル10を加湿するための例えば、温水中に空気をバブリングし、水蒸気を混入させても良い。セパレータ30、32は、電子伝導性、ガス遮蔽性などを有し、60℃から130℃の温度域において水素および酸素に対する耐久性を持つものが望ましく、好ましくは、ステンレス製あるいはカーボン粉末と樹脂を混合して射出形成したものが適している。
本発明に係る燃料電池の要部の基本構成を示す断面図である。 本発明に係る燃料電池のMEAの配置構成を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る燃料電池の要部を示す断面図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池の要部を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池の要部を示す断面図である。 従来の燃料電池の積層構造を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10、110、210、310、510 単セル(燃料電池)
20、120、220、320、520 アノード電極
22、122、222、322、522 カソード電極
24、124、224、324、524 固体高分子膜
26、126、226、326、526 MEA
30、130、230、330、530 アノードセパレータ(第1のセパレータ)
32、132、232、332、532 カソードセパレータ(第2のセパレータ)
40、140、240、340、540 アノード電極基材
42、142、242、342、542 カソード電極基材
50、150、250、350、550 アノード触媒層
52、152、252、352、552 カソード触媒層
60、160、260、360、560 アノード流路
62、162、262、362、562 カソード流路
70、170、270、370、570 ガスケット
72、172、272、372、572 ガスケット
282 カソード非触媒層
384 遮蔽シート

Claims (4)

  1. 固体高分子膜と、前記固体高分子膜の一方の面に配されたアノード触媒層と、前記固体高分子膜の他方の面に配されたカソード触媒層と、前記アノード触媒層に燃料を供給するアノード電極基材と、前記カソード触媒層に酸化剤を供給するカソード電極基材と、を備える固体高分子形燃料電池において、
    前記固体高分子膜に対して、少なくとも前記カソード触媒層と対向する位置には前記アノード触媒層が配されていることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
  2. 前記カソード電極基材の前記固体高分子膜と対向する面であって前記カソード触媒層が配されていない領域において、前記酸化剤に対して触媒作用を有さない非触媒層を備えることを特徴とする請求項1記載の固体高分子形燃料電池。
  3. 前記非触媒層は撥水性を有することを特徴とする請求項2記載の固体高分子形燃料電池。
  4. 前記非触媒層は絶縁性を有することを特徴とする請求項2または3記載の固体高分子形燃料電池。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007064044A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Nagasaki Institute Of Applied Science 燃料電池用触媒

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