JP2005317068A - 磁気テープ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所定の湾曲値を有し、リニアテープドライブでの直進走行性に優れ且つドロップアウトが非常に抑制された高記録容量のリニア記録磁気テープ、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 支持体2上に少なくとも磁性層3を有する磁気テープ1であって、リファレンスエッジ側Rのエッジの長さが、他方の側Lのエッジの長さよりも短くされた所定の湾曲値を有し、前記湾曲値は、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲であり、テープ幅方向の断面において、リファレンスエッジ側Lのエッジでは、支持体エッジ2Rが磁性層エッジ3Rよりもテープ幅方向に突出している磁気テープ。
【選択図】 図2
【解決手段】 支持体2上に少なくとも磁性層3を有する磁気テープ1であって、リファレンスエッジ側Rのエッジの長さが、他方の側Lのエッジの長さよりも短くされた所定の湾曲値を有し、前記湾曲値は、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲であり、テープ幅方向の断面において、リファレンスエッジ側Lのエッジでは、支持体エッジ2Rが磁性層エッジ3Rよりもテープ幅方向に突出している磁気テープ。
【選択図】 図2
Description
本発明は、所定の湾曲値 (curvature)を有し、リニアテープドライブでの直進走行性に優れ且つドロップアウトが非常に抑制された高記録容量のリニア記録磁気テープに関する。また、本発明は、前記の磁気テープを製造する方法に関する。
磁気テープには種々の用途のものがあるが、リニア記録磁気テープはリニアテープドライブでの直進走行性が要求される。特に近年では、データバックアップ用リニア記録磁気テープの分野では、バックアップの対象となるコンピューターハードディスクの大容量化に伴い、一巻当たり100GB以上の記録容量のものが商品化されており、記録密度を高めるために記録波長が短くされ、トラック幅も狭くされている。今後も更にデータバックアップ用リニア記録磁気テープは大容量化されていく方向にあり、より狭いトラック幅に対応すべく、より高い精度での直進走行性が要求される。
従来、磁気テープの製造においては、まず幅広の合成樹脂製の非磁性支持体の片面上に磁性層を設け、他面上にバックコート層を設け、これをロールに巻取り、磁気テープ原反を形成する。その後、この磁気テープ原反をロールから繰り出しながら、複数の細帯状の磁気テープに裁断し、裁断された各々の磁気テープを巻取ユニットにてテープハブに巻取る。
このハブに巻取られたテープ巻回体(いわゆる、パンケーキ)は、そのまま商品として扱われる場合もあるし、さらに次工程でカートリッジ中に収納されて、このテープカートリッジが商品として取り扱われる場合もある。しかしながら、このテープ巻回体では、テープの直進走行性は良くない。
一方、リニア記録磁気テープではないが、ヘリカルスキャン方式磁気テープについて、特開平9−138945号公報及び特開平9−198653号公報には、テーパー角度10’〜1°のテーパー状のテープ巻取り面が形成されたハブにテープを巻き取り、巻き取られた状態でテープを所定時間保持して、テープを湾曲させることが開示されている。
しかしながら、上記両公報記載の技術では、テープの湾曲量が小さく、湾曲は時間の経過とともに失われていく。そのため、さらに良好なテープ湾曲を得るための技術が望まれる。
さらに、高記録容量のリニア記録磁気テープでは、リニアテープドライブでの直進走行性の他に、ドロップアウトが非常に抑制されていることが要求される。ドロップアウトの抑制のためには、リニアテープドライブ走行系において、テープエッジ面とガイドロールとの接触によってエッジ面から磁性粉の脱落が起こらないようにする必要がある。磁性粉の脱落が起こると、ヘッド目詰まりが生じやすく、ドロップアウト増加の原因となる。
特開2003−228950号公報には、磁気テープが、テープ位置規制ガイドと接触するテープエッジ面が下刃側となるように、テープカートリッジに収められたことを特徴とするテープカートリッジが開示されている。
そこで、本発明の目的は、所定の湾曲値を有し、リニアテープドライブでの直進走行性に優れ且つドロップアウトが非常に抑制された高記録容量のリニア記録磁気テープを提供することにある。また、本発明の目的は、前記リニア記録磁気テープの製造方法を提供することにある。
カートリッジ内でリールに整然と巻かれた状態のテープ巻回体は、テープの直進走行性が良い。カートリッジ内に収納されるリールは、通常、上フランジ及び下フランジを有している。テープの巻き姿を良くするには、テープを上フランジ又は下フランジに沿って巻かせることが有利となる。テープが長手方向に湾曲していると、片方のフランジに沿ってテープは整然と巻かれる。
リニア記録テープの場合、磁性層又はバックコート層に、長手方向に沿って延びるサーボ用の信号が記録されているトラックが幅方向に数十〜数百本設けられ、これらトラックの幅方向の位置は、リファレンスエッジと呼ばれる一方のエッジからの距離で定められている。このため、リファレンスエッジ側となるフランジに沿ってテープを整然と巻かせると、直進走行性が向上し、さらにサーボ特性も向上する。一方、直進走行性が低下し、サーボ特性が低下すると、記録されたテータの読み取りができなくなり、エラーレートの悪化の原因となる。
リファレンスエッジ側となるフランジに沿ってテープを整然と巻かせるためには、リファレンスエッジ側のエッジ長さを他方の側のエッジ長さよりも適度に短くすること、すなわち、テープに適度な長手方向の湾曲値を持たせることが良い。
また、リニアテープドライブ走行系において、テープエッジ面とガイドロールとの接触によってエッジ面から磁性粉の脱落が起こらないようにするためには、磁性層エッジがガイドロールと接触しない方が良い。そのため、テープの両エッジのうち、ガイドロールと接触する側すなわちリファレンスエッジ側のエッジにおいては、支持体エッジが磁性層エッジよりもテープ幅方向に突出していると良い。支持体エッジの突出によって、磁性層エッジがガイドロールと接触することが防がれる。
本発明には、以下の発明が含まれる。
(1) 支持体上に少なくとも磁性層を有する磁気テープであって、
リファレンスエッジ側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くされた所定の湾曲値を有し、前記湾曲値は、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲であり、
テープ幅方向の断面において、リファレンスエッジ側のエッジでは、支持体エッジが磁性層エッジよりもテープ幅方向に突出している磁気テープ。
(1) 支持体上に少なくとも磁性層を有する磁気テープであって、
リファレンスエッジ側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くされた所定の湾曲値を有し、前記湾曲値は、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲であり、
テープ幅方向の断面において、リファレンスエッジ側のエッジでは、支持体エッジが磁性層エッジよりもテープ幅方向に突出している磁気テープ。
(2) 磁性層は、厚さ0.3μm以下である、(1)に記載の磁気テープ。
(3) 支持体上に非磁性層を有し、前記非磁性層上に磁性層を有している、(1)又は(2)に記載の磁気テープ。
(4) 磁気テープは、リニア記録テープである、(1)〜(3)のうちのいずれかに記載の磁気テープ。
(3) 支持体上に非磁性層を有し、前記非磁性層上に磁性層を有している、(1)又は(2)に記載の磁気テープ。
(4) 磁気テープは、リニア記録テープである、(1)〜(3)のうちのいずれかに記載の磁気テープ。
(5) 支持体上に少なくとも磁性層を有する磁気テープ原反を裁断して所定幅の磁気テープを得る裁断工程と、
裁断された磁気テープを、磁気テープ幅方向の断面において、幅方向の両エッジのうち、支持体エッジが磁性層エッジよりも幅方向に突出している側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くなるように湾曲させ、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲の湾曲値とする湾曲付与工程と、
湾曲付与後に、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジ側となるようにカートリッジに収容するカートリッジ収容工程とを含む、磁気テープの製造方法。
裁断された磁気テープを、磁気テープ幅方向の断面において、幅方向の両エッジのうち、支持体エッジが磁性層エッジよりも幅方向に突出している側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くなるように湾曲させ、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲の湾曲値とする湾曲付与工程と、
湾曲付与後に、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジ側となるようにカートリッジに収容するカートリッジ収容工程とを含む、磁気テープの製造方法。
(6) 湾曲付与工程において、前記裁断された磁気テープを、テープ巻付け面がテーパー状に形成されたテープ湾曲付与用ハブに巻回し、テープ湾曲付与用ハブに巻回された状態で前記磁気テープを所定時間保持することにより、湾曲付与を行う、(5)に記載の磁気テープの製造方法。
(7) テープ湾曲付与用ハブに巻回された状態で前記磁気テープを40〜60℃の温度で10時間以上72時間未満保持する、(5)又は(6)に記載の磁気テープの製造方法。
(8) 磁気テープは、厚さ0.3μm以下の磁性層を有するものである、(5)〜(7)のうちのいずれかに記載の磁気テープの製造方法。
(9) 磁気テープは、支持体上に非磁性層を有し、前記非磁性層上に磁性層を有するみのである、(5)〜(8)のうちのいずれかに記載の磁気テープの製造方法。
(10) 磁気テープは、リニア記録テープである、(5)〜(9)のうちのいずれかに記載の磁気テープの製造方法。
(10) 磁気テープは、リニア記録テープである、(5)〜(9)のうちのいずれかに記載の磁気テープの製造方法。
本発明において、テープの湾曲値は、SMPT(Society of Motion Picture and Television)によって定められた湾曲値である。すなわち、図1(a)を参照して、テープ(1) を平面上に置き、テープ(1) の下エッジ(1a)上の互いに1m離れた任意の2つの点X及びYを結ぶ基準線からの下エッジ(1a)までの最大距離t1 を湾曲値とする。また、裁断工程におけるテープ(1) の走行方向をも考慮すると、図1(a)及び(b)において、テープ(1) は矢印のように右側から左側へ向けて走行する場合、(a)の場合は上記の通りであり、(b)の場合は、テープ(1) の上エッジ(1b)上の互いに1m離れた任意の2つの点X及びYを結ぶ基準線からの上エッジ(1b)までの最大距離t2 を湾曲値とする。例えば、便宜的に、(a)における湾曲値t1 を(+)の湾曲値とし、(b)における湾曲値t2 を(−)の湾曲値とする。しかしながら、湾曲値t1 を(−)の湾曲値とし、湾曲値t2 を(+)の湾曲値としてもよい。
本発明において、テープ(1) がドライブにセットされる状態を考慮して、図1(a)の場合には、下エッジ(1a)がリファレンスエッジとなり、図1(b)の場合には、上エッジ(1b)がリファレンスエッジとなるように、磁気テープをカートリッジに収容する。リファレンスエッジ側となるフランジに沿ってテープを整然と巻かせると、直進走行性が向上し、さらにサーボ特性も向上する。
図2は、本発明の磁気テープのテープ幅方向の断面図であり、両エッジを誇張して描いたものである。図2を参照して、本発明の磁気テープ(1) は、支持体(2) の片面上に少なくとも磁性層(3) を有し、支持体(2) の他面上にバックコート層(5) を有している。図2において、右側のテープエッジはリファレンスエッジ側(R) のエッジとされ、このエッジでは、支持体(2) のエッジが磁性層(3) のエッジよりもテープ幅方向に突出している。すなわち、支持体(2) エッジの最も右側への突出部(2R)と磁性層(3) エッジの最も右側への突出部(3R)とを比較すると、支持体(2) の突出部(2R)の方が磁性層(3) の突出部(3R)よりも、突出量ΔRだけ、テープ幅方向に突出している。一方、他方の側(L) すなわち左側のテープエッジでは、支持体(2) エッジの最も左側への突出部(2L)と磁性層(3) エッジの最も左側への突出部(3L)とを比較すると、磁性層(3) の突出部(3L)の方が支持体(2) の突出部(2L)よりも、突出量ΔLだけ、テープ幅方向に突出している。
本発明の磁気テープは、図2のように、リファレンスエッジ側のエッジでは、支持体(2) のエッジが磁性層(3) のエッジよりもテープ幅方向に突出している。リニアテープドライブ走行系において、リファレンスエッジ側のエッジはガイドロールと接触するが、このエッジ面においては、支持体(2) エッジが磁性層(3) エッジよりも突出しているため、磁性層(3) エッジがガイドロールと接触することがほとんどなく、そのため、磁性層エッジ面から磁性層成分の脱落が起こらない。その結果、磁性層成分の脱落によるヘッドの目詰まりが起こることはなく、ドロップアウトが非常に抑制される。
図3は、支持体(2) の片面上に非磁性層(4) を介して磁性層(3) が設けられている本発明の磁気テープのテープ幅方向の断面図であり、両エッジを誇張して描いたものである。図3を参照して、本発明の磁気テープ(1) は、支持体(2) の片面上に非磁性層(4) を有し、非磁性層(4) 上に磁性層(3) を有し、支持体(2) の他面上にバックコート層(5) を有している。図3において、右側のテープエッジはリファレンスエッジ側(R) のエッジとされ、このエッジでは、支持体(2) のエッジが磁性層(3) のエッジよりもテープ幅方向に突出している。すなわち、支持体(2) エッジの最も右側への突出部(2R)と磁性層(3) エッジの最も右側への突出部(3R)とを比較すると、支持体(2) の突出部(2R)の方が磁性層(3) の突出部(3R)よりも、突出量ΔRだけ、テープ幅方向に突出している。この場合、スリッターでの裁断から、支持体(2) の突出部(2R)は、磁性層(3) の直ぐ下に位置する非磁性層(4) よりもテープ幅方向に突出している。一方、他方の側(L) すなわち左側のテープエッジでは、支持体(2) エッジの最も左側への突出部(2L)と磁性層(3) エッジの最も左側への突出部(3L)とを比較すると、磁性層(3) の突出部(3L)の方が支持体(2) の突出部(2L)よりも、突出量ΔLだけ、テープ幅方向に突出している。この場合、スリッターでの裁断から、磁性層(3) の直ぐ下に位置する非磁性層(4) の方が支持体(2) の突出部(2L)よりもテープ幅方向に突出している。
図3に示された本発明の磁気テープでは、リニアテープドライブ走行系において、リファレンスエッジ側のエッジはガイドロールと接触するが、このエッジ面においては、支持体(2) エッジが磁性層(3) エッジや非磁性層(4) エッジよりも突出しているため、磁性層(3) エッジや非磁性層(4) エッジがガイドロールと接触することがほとんどなく、そのため、磁性層エッジ面からの磁性層成分の脱落や非磁性層エッジ面からの非磁性層成分の脱落が起こらない。その結果、磁性層成分や非磁性層成分の脱落によるヘッドの目詰まりが起こることはなく、ドロップアウトが非常に抑制される。
本発明によれば、所定の湾曲値を有し、リニアテープドライブでの直進走行性に優れ且つドロップアウトが非常に抑制された高記録容量のリニア記録磁気テープが提供される。また、本発明によれば、前記リニア記録磁気テープの製造方法が提供される。
図面を参照して、本発明の磁気記録テープ及びその製造方法について説明する。
本発明の磁気テープの製造においては、まず幅広の合成樹脂製の非磁性支持体の片面上に磁性層を、好ましくは非磁性層及び磁性層をこの順で設け、非磁性支持体の他面上にバックコート層を設け、これをロール状に巻取り、幅広の磁気テープ原反(テープ原反をロール状に巻取ったものを、いわゆるジャンボロールという)を形成する。バックコート層の形成は、非磁性層及び磁性層の形成後又は形成前のいずれに行ってもよい。
本発明の磁気テープの製造においては、まず幅広の合成樹脂製の非磁性支持体の片面上に磁性層を、好ましくは非磁性層及び磁性層をこの順で設け、非磁性支持体の他面上にバックコート層を設け、これをロール状に巻取り、幅広の磁気テープ原反(テープ原反をロール状に巻取ったものを、いわゆるジャンボロールという)を形成する。バックコート層の形成は、非磁性層及び磁性層の形成後又は形成前のいずれに行ってもよい。
非磁性支持体としては、特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネートなどの各種可撓性樹脂材料が用いられる。非磁性支持体の厚さは3.0〜15.0μmであることが好ましい。
非磁性層は、一般に、カーボンブラック、カーボンブラック以外の非磁性無機粉末、潤滑剤及び結合剤樹脂を含有する。非磁性層の厚さは、通常0.1〜2.5μm、好ましくは0.3〜2.3μmである。
磁性層は、一般に、強磁性粉末、潤滑剤及び結合剤樹脂を含有する。磁性層の厚さは好ましくは0.05〜0.30μm、更に好ましくは0.10〜0.25μmである。磁性層が厚すぎると、自己減磁損失や厚み損失が大きくなる。
バックコート層は、走行安定性の改善や磁性層の帯電防止等のために設けられ、一般に、カーボンブラック、カーボンブラック以外の非磁性無機粉末、及び結合剤樹脂を含有する。バックコート層の厚さは、通常1.0μm以下、好ましくは0.1〜1.0μm、より好ましくは0.2〜0.8μmである。
なお、本発明では、磁性層上に潤滑剤塗膜や磁性層保護用の各種塗膜などが必要に応じて設けられてもよい。また、非磁性支持体の磁性層が設けられる前記一方の面には、塗膜と非磁性支持体との接着性の向上等を目的として、下塗り層(易接着層)が設けられてもよい。
磁気テープ原反をジャンボロールから繰り出し、所定経路に沿って走行させながら、複数の所定幅の磁気テープに裁断し、裁断された各々の磁気テープを巻取機にてテープハブに巻取る。図4を参照して、一連の磁気テープ裁断工程及び巻取工程を簡単に説明する。
図4において、磁気テープ裁断及び巻取装置は、裁断すべき磁気テープ原反(30)を繰り出す繰出ローラー(12)と、繰り出された磁気テープ原反(30)を所定幅に裁断するスリッター(20)と、裁断された磁気テープ(31)を巻取る巻取用ハブ(15)と、巻取用ハブ(15)へ裁断された磁気テープ(31)を送り込んで巻付けの案内をするとともに、巻き状態を規制するためのタッチローラー(17)及びタッチローラー(17)の上流側に設けられたガイドローラー(16)と、適宜配置されるガイドローラー(51)(52)(53)(54)(55)(56)(57)(58)とを備えている。巻取用ハブ(15)は、例えば、上下2段の高さにそれぞれ複数個配置される。
繰出ローラー(12)から繰り出された磁気テープ原反(30)は、走行しながら、スリッター(20)によって、連続的にストリップ状の所定幅の複数本の磁気テープに裁断される。裁断された個々の磁気テープ(31)は巻取用ハブ(15)によって、それぞれ巻き取られる。
ここで、図5を参照して、スリッター(20)を用いた磁気テープ原反(30)の裁断について説明する。図5(a)において、スリッター(20)は、公知のものであり、磁気テープ原反(30)幅方向に所定間隔をおいて複数の上回転刃(21)と下回転刃(22)とを備えている。上回転刃(21)は、図示されない板バネによって、図5における左方に付勢され、上回転刃(21)の周縁部側面(21a) と下回転刃(22)の周縁部側面(22a) とが常に接触して良好な噛み合わせが得られるように成されている。
図5(a)において、紙面の向う側から手前側へと搬送されてきた磁気テープ原反(30)は、共に回転する上回転刃(21)と下回転刃(22)との噛み合わせ位置において、剪断力によって裁断され、所定幅の複数本の磁気テープ(31)(図5(b))とされる。この際、裁断により得られた磁気テープ(31)は、2つの切断面、すなわち下回転刃(22)の側面(22a) と接触した切断面(A) と、上回転刃(21)の側面(21a) と接触した切断面(B) とを有する。図5(b)は、支持体(2) の片面上に非磁性層(4) を介して磁性層(3) が設けられている磁気テープの幅方向の断面図であり、両エッジを誇張して描いたものである。
例えば、磁気テープ原反(30)をその磁性層(3) 面が下側になるようにスリッター(20)に搬送したとする。この場合、図5(b)を参照して、下回転刃(22)のエッジ上に位置する切断面(B) は、切断の後半にかけて引き裂かれるように断裂するため、上回転刃(21)の入り込むバックコート層(5) や支持体(2) よりも、下回転刃(22)に接している磁性層(3) や非磁性層(4) の方が幅方向に突出しやすい。一方、切断面(A) においては、その逆となり、バックコート層(5) や支持体(2) の方が、磁性層(3) や非磁性層(4) よりも幅方向に突出しやすい。このようにして、裁断により得られた磁気テープ(31)は、2つの切断面(A) 及び切断面(B) とを有する。
また、磁気テープ原反(30)をその磁性層(3) 面が上側になるようにスリッター(20)に搬送した場合には、上記の場合と逆の突出結果が得られる。すなわち、切断面(A) において、バックコート層(5) や支持体(2) よりも、磁性層(3) や非磁性層(4) の方が幅方向に突出しやすく、切断面(B) において、バックコート層(5) や支持体(2) の方が、磁性層(3) 非磁性層(4) よりも幅方向に突出しやすい。
いずれの場合においても、突出の大きさは、上回転刃(21)の形状、上回転刃(21)と下回転刃(22)とのオーバーラップ、切断時の磁気テープ原反のテンション、走行速度によって変化するし、また、磁気テープ原反の支持体の種類、磁性層の塗膜組成、バックコート層の塗膜組成、各層の厚さ構成等によっても変化する。しかしながら、同一の条件で切断する限りは、ほぼ同様のそれぞれの切断面(A) 及び切断面(B) 形状が得られる。
切断面形状の観察は、例えばブルーレーザー顕微鏡VL2000(レーザーテック株式会社製)によって行うことができる。
本発明においては、巻取用ハブ(15)に巻き取られた磁気テープ(31)について湾曲付与を行う。この際、磁気テープ(31)の2つの切断面(A) 及び切断面(B) を確認した後、幅方向の両エッジのうち、支持体エッジが磁性層エッジよりも幅方向に突出している側(図5(b)においては、切断面(A) )のエッジの長さが、他方の側(図5(b)においては、切断面(B) )のエッジの長さよりも短くなるように湾曲させる。
本発明の一実施形態においては、巻取用ハブ(15)として、次に説明するテープ巻付け面がテーパー状に形成されたテープ湾曲付与用ハブを用いるとよい。
図6は、テープ湾曲付与用ハブの斜視図であり、図7は、同ハブの回転軸線Cを含む断面図である。
図6及び図7において、テープ湾曲付与用ハブ(8) は、テープ巻付け面(8a)がテーパー状に形成されているものである。すなわち、ハブ(8) において、回転軸線C方向の一端側から他端側へとハブ径が連続的に変化するテーパー状のテープ巻付け面(8a)と成されている。テーパー角は、テープ巻付け面(8a)が回転軸線Cと平行な直線Pに対して傾斜している角度θで示される。
また、図8は、フランジ(10a)(10b)付きのテープ湾曲付与用ハブ(9) の回転軸線Cを含む断面図である。ハブ(8) におけるのと同様に、テープ巻付け面(9a)がテーパー状に形成されている。
巻取用ハブ(15)としてテープ湾曲付与用ハブ(8) を用いて、裁断された磁気テープストリップ(31)の巻取りを行い、このハブ(8) に巻回された状態で磁気テープを40〜60℃の温度で所定時間保持すると、テープ巻付け面(8a)の傾斜度合い(テーパー角)に対応して磁気テープ(31)は湾曲する。つまり、図7において、巻付け面(8a)の左側の円周の方が右側の円周よりも大きいため、巻回された磁気テープ(31)では、前記温度条件下において左側のエッジが右側のエッジよりも延伸され、その結果、磁気テープ(31)は湾曲する。テープ湾曲付与用ハブ(9) を用いた場合にも、同様に磁気テープ(31)は湾曲する。
ここで、重要なことは、テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された状態での磁気テープの保持を40〜60℃の温度条件下で行うことである。この範囲の温度条件下で保持を行うことにより、同一テーパー角のテープ湾曲付与用ハブを用いた場合に、より大きな湾曲が得られ、得られた湾曲はその後の経時によって減少することが少なくなる。このことから、同程度のテープ湾曲を得たい場合に、より小さなテーパー角のテープ湾曲付与用ハブを使用することができ、テープにしわが発生する等の弊害が起こらない。また、保持時間も短くできる。テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された状態での磁気テープの保持を40℃未満の温度、例えば25℃程度の常温下で行うと、同一テーパー角のテープ湾曲付与用ハブを用いても、小さなテープ湾曲しか得られず、しかも、その湾曲はその後の経時によって失われやすい。一方、60℃を超える高い温度条件下で保持を行うと、湾曲は得られやすいが、バックコート層表面の粗さが磁性層表面に転写することがあり、エラーレートが増加してしまう。
上記保持の際の湿度条件は、特に限定されないが、80%までの相対湿度条件下で行うことが好ましく、例えば、10〜80%、さらに好ましくは10〜50%の相対湿度条件下で行うことが好ましい。80%を超える相対湿度条件では、非磁性支持体フィルムに膨潤が起こり、フィルムが収縮する際に巻回されたテープが、段状にテープ幅方向にズレることがある。巻回されたテープにズレが起こると、後工程で巻き取り機に取り付けることができない。また、相対湿度が高いほど、テープ湾曲は大きくなるが、バックコート層表面の粗さが磁性層表面に転写することがあり、エラーレートが増加してしまう。一方、10%未満の相対湿度条件下で上記保持を行ってもテープの性能上何ら不都合はないが、10%未満の相対湿度条件は制御しにくい。
また、テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された状態での磁気テープの保持は、上記温度条件下で10時間以上72時間未満行うことが好ましく、10時間以上48時間以下行うことがより好ましい。10時間よりも短い保持時間では、適切な湾曲が得られにくく、72時間以上の長い保持時間としても更なる湾曲が得られず、生産効率上好ましくない。本発明では、テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された状態での磁気テープの保持を40〜60℃の温度条件下で行うので、72時間未満、例えば24時間の保持時間であっても所望のテープ湾曲が得られる。
適切なテープ湾曲は、磁気テープの用途にもよるが、リニア記録磁気テープについては、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mm、より好ましくは2mm〜5mmの湾曲値である。カートリッジ内に組み込まれた状態で、リファレンスエッジ側のエッジ長さが、他方の側のエッジ長さよりも短くされた湾曲とする。この範囲の湾曲値とすることにより、カートリッジ内に収納されるリールに整然と巻かれた状態のテープ巻回体が得られやすく、直進走行性に非常に優れたテープとなる。テープ湾曲値が1.5mm未満であると、テープ巻回体の巻きが乱れやすく、テープ湾曲値が5mmを超えると、リールのフランジにテープが強く当たりすぎ、テープエッジがダメージを受けやすい。また、テープ巻回体の巻きも乱れやすくなる。
このようにして、テープ湾曲付与が行われる。湾曲付与後に、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジとなるようにカートリッジに収容する。すなわち、テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された磁気テープを、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジとなるように、カートリッジ内に収められたフランジ付きリールに整然と巻き、カートリッジに収容する。あるいは、テープ湾曲付与用ハブ(8) に巻回された磁気テープを、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジとなるように、フランジ付きリールに整然と巻き、得られたテープ巻回体をカートリッジ内に収容する。
また、本発明の他の一実施形態においては、磁気テープ裁断工程及び巻取工程において、巻取用ハブ(15)として、通常のテープ巻付け面(すなわち、テーパー角0°)のハブを用いてもよい。この場合には、巻取用ハブ(15)でのテープ湾曲付与は行われない。通常のハブに巻回された磁気テープを、次に、上記のテープ湾曲付与用ハブ(8) 又は(9) に巻回し、このハブ(8) 又は(9) に巻回された状態で磁気テープを40〜60℃の温度で所定時間保持することにより、テープを湾曲させる。湾曲付与後に、テープ湾曲付与用ハブに巻回された磁気テープを、より短くされた側のエッジがリファレンスエッジとなるように、カートリッジ内に収められたフランジ付きリールに整然と巻き、カートリッジに収容する。あるいは、テープ湾曲付与用ハブに巻回された磁気テープを、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジとなるように、フランジ付きリールに整然と巻き、得られたテープ巻回体をカートリッジ内に収容する。
また、テープ湾曲付与用ハブに巻回された状態の磁気テープを所定温度で所定時間保持すると、ハブに近い内周側ほどテープの湾曲は大きくなり、ハブから遠い外周側ほどテープの湾曲は小さくなる。このため、一度、テープ湾曲付与用ハブに巻回された状態で保持され湾曲が付与された磁気テープを、再度、別のテープ湾曲付与用ハブに巻き直し、巻回された状態で磁気テープを再度所定温度で所定時間保持することによって、保持の際の内周側と外周側との差による湾曲の程度の差を均一化できる。
この磁気テープ製造方法は、厚さ0.3μm以下、好ましくは0.05〜0.30μm、更に好ましくは0.10〜0.25μmの薄膜磁性層を有する高記録密度化されたリニア記録テープに好適である。このようにして、本発明の磁気テープが製造される。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
<下層非磁性層用塗料の調製>
(バインダー溶液調製)
電子線硬化型塩化ビニル系樹脂 NV30wt% 45質量部
(塩化ビニル−エポキシ含有モノマー共重合体,平均重合度=310, エポキシ含有量=3wt%,S含有量=0.6wt%,アクリル含有量=6個/1分子, Tg=60 ℃)
電子線硬化型ポリエステルポリウレタン樹脂 NV40wt% 16質量部
(極性基 -OSO3Na含有ポリエステルポリウレタン,数平均分子量=26000)
メチルエチルケトン(MEK) 2質量部
トルエン 2質量部
シクロヘキサノン 2質量部
<下層非磁性層用塗料の調製>
(バインダー溶液調製)
電子線硬化型塩化ビニル系樹脂 NV30wt% 45質量部
(塩化ビニル−エポキシ含有モノマー共重合体,平均重合度=310, エポキシ含有量=3wt%,S含有量=0.6wt%,アクリル含有量=6個/1分子, Tg=60 ℃)
電子線硬化型ポリエステルポリウレタン樹脂 NV40wt% 16質量部
(極性基 -OSO3Na含有ポリエステルポリウレタン,数平均分子量=26000)
メチルエチルケトン(MEK) 2質量部
トルエン 2質量部
シクロヘキサノン 2質量部
上記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、バインダー溶液とした。
(混練)
下記組成物を加圧ニーダーに投入し、2時間混練を行った。
下記組成物を加圧ニーダーに投入し、2時間混練を行った。
針状α−Fe2 O3 85質量部
(戸田工業社製:DB-65,平均長軸長=0.11 μm,BET(比表面積)=53m2/g)
カーボンブラック 15質量部
(三菱化学社製:#850B, 平均粒径=16nm,BET=200m2/g, DPB吸油量=70ml/100g)
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-60A,平均粒径=0.20 μm) 5質量部
o−フタル酸 2質量部
バインダー溶液 67質量部
(戸田工業社製:DB-65,平均長軸長=0.11 μm,BET(比表面積)=53m2/g)
カーボンブラック 15質量部
(三菱化学社製:#850B, 平均粒径=16nm,BET=200m2/g, DPB吸油量=70ml/100g)
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-60A,平均粒径=0.20 μm) 5質量部
o−フタル酸 2質量部
バインダー溶液 67質量部
混練後のスラリーに下記組成物を投入して分散処理に最適な粘性に調整した。
MEK 40質量部
トルエン 40質量部
シクロヘキサノン 40質量部
トルエン 40質量部
シクロヘキサノン 40質量部
(分散)
上記スラリーを、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて分散処理を行った。
上記スラリーを、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて分散処理を行った。
(粘度調整液)
下記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、粘度調整液とした。
下記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、粘度調整液とした。
ステアリン酸 1質量部
ステアリン酸ブチル 1質量部
MEK 30質量部
トルエン 30質量部
シクロヘキサノン 30質量部
ステアリン酸ブチル 1質量部
MEK 30質量部
トルエン 30質量部
シクロヘキサノン 30質量部
(粘度調整及び最終塗料)
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて再度分散処理を行い、塗料とした。上記塗料を絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、下層非磁性層用の最終塗料とした。
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて再度分散処理を行い、塗料とした。上記塗料を絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、下層非磁性層用の最終塗料とした。
<磁性層用塗料の調製>
(バインダー溶液調製)
塩化ビニル系樹脂(日本ゼオン社製:MR-110) 11質量部
ポリエステルポリウレタン樹脂 NV30wt% 17質量部
(東洋紡績社製:UR-8300 )
MEK 7質量部
トルエン 7質量部
シクロヘキサノン 7質量部
(バインダー溶液調製)
塩化ビニル系樹脂(日本ゼオン社製:MR-110) 11質量部
ポリエステルポリウレタン樹脂 NV30wt% 17質量部
(東洋紡績社製:UR-8300 )
MEK 7質量部
トルエン 7質量部
シクロヘキサノン 7質量部
上記組成物をハイパーミキサーに投入し、混合・撹拌し、バインダー溶液とした。
(混練)
下記組成物を加圧ニーダーに投入し、2時間混練を行った。
下記組成物を加圧ニーダーに投入し、2時間混練を行った。
α- Fe磁性粉 100質量部
(Hc=1885 Oe, Co/Fe=20(原子比),σs=138emu/g, BET=58m2/g, 平均長軸長=0.10 μm)
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-60A,平均粒径=0.20 μm) 6質量部
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-82,平均粒径=0.13 μm) 6質量部
リン酸エステル(東邦化学社製:フォスファノールRE610 ) 2質量部
バインダー溶液 49質量部
(Hc=1885 Oe, Co/Fe=20(原子比),σs=138emu/g, BET=58m2/g, 平均長軸長=0.10 μm)
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-60A,平均粒径=0.20 μm) 6質量部
α−Al2 O3 (住友化学工業社製:HIT-82,平均粒径=0.13 μm) 6質量部
リン酸エステル(東邦化学社製:フォスファノールRE610 ) 2質量部
バインダー溶液 49質量部
混練後のスラリーに下記組成物を投入して分散処理に最適な粘性に調整した。
MEK 100質量部
トルエン 100質量部
シクロヘキサノン 75質量部
トルエン 100質量部
シクロヘキサノン 75質量部
(分散)
上記スラリーを、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて分散処理を行った。
上記スラリーを、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて分散処理を行った。
(粘度調整液)
下記組成物をハイパーミキサーに投入し、1時間混合・撹拌し、粘度調整液とした。
下記組成物をハイパーミキサーに投入し、1時間混合・撹拌し、粘度調整液とした。
ステアリン酸 1質量部
ステアリン酸ブチル 1質量部
MEK 100質量部
トルエン 100質量部
シクロヘキサノン 250質量部
ステアリン酸ブチル 1質量部
MEK 100質量部
トルエン 100質量部
シクロヘキサノン 250質量部
(粘度調整)
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて再度分散処理を行い、塗料とした。上記塗料を絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行った。
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、ジルコニアビーズ(東レ社製トレセラムφ0.8 mm)を75%充填した横型ピンミルにて再度分散処理を行い、塗料とした。上記塗料を絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行った。
(最終塗料)
濾過後の塗料100質量部にイソシアネート化合物(日本ポリウレタン製、コロネートL)0.82質量部を加え撹拌・混合し、絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、磁性層用の最終塗料とした。
濾過後の塗料100質量部にイソシアネート化合物(日本ポリウレタン製、コロネートL)0.82質量部を加え撹拌・混合し、絶対濾過精度=1.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、磁性層用の最終塗料とした。
<バックコート層用塗料の調製>
(バインダー溶液調製)
ニトロセルロース(旭化成工業社製:BTH1/2) 50質量部
ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋紡績社製:UR-8300 ) 110質量部
MEK 200質量部
トルエン 200質量部
シクロヘキサノン 200質量部
(バインダー溶液調製)
ニトロセルロース(旭化成工業社製:BTH1/2) 50質量部
ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋紡績社製:UR-8300 ) 110質量部
MEK 200質量部
トルエン 200質量部
シクロヘキサノン 200質量部
上記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、バインダー溶液とした。
(分散)
下記組成物をボールミルに投入し、24時間分散を行った。
下記組成物をボールミルに投入し、24時間分散を行った。
カーボンブラック 75質量部
(Cabot 社製:BLACK PEARLS 800,平均粒径=17nm, BET=220m2/g)
カーボンブラック 10質量部
(Cabot 社製:BLACK PEARLS 130,平均粒径=75nm, BET=25m2/g )
BaSO4 (堺化学工業社製:BF-20, 平均粒径=30nm ) 15質量部
オレイン酸銅 5質量部
銅フタロシアニン 5質量部
α−アルミナ(大明化学工業社製:TM-DR, 平均粒径=0.23 μm) 1質量部
バインダー溶液 760質量部
(Cabot 社製:BLACK PEARLS 800,平均粒径=17nm, BET=220m2/g)
カーボンブラック 10質量部
(Cabot 社製:BLACK PEARLS 130,平均粒径=75nm, BET=25m2/g )
BaSO4 (堺化学工業社製:BF-20, 平均粒径=30nm ) 15質量部
オレイン酸銅 5質量部
銅フタロシアニン 5質量部
α−アルミナ(大明化学工業社製:TM-DR, 平均粒径=0.23 μm) 1質量部
バインダー溶液 760質量部
(粘度調整液)
下記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、粘度調整液とした。
下記組成物をハイパーミキサーに投入、撹拌し、粘度調整液とした。
MEK 220質量部
トルエン 220質量部
シクロヘキサノン 220質量部
トルエン 220質量部
シクロヘキサノン 220質量部
(粘度調整)
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、再度ボールミルにて分散処理を3時間行った。上記塗料を絶対濾過精度=3.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行った。
分散後のスラリーに上記溶液を混合撹拌した後、再度ボールミルにて分散処理を3時間行った。上記塗料を絶対濾過精度=3.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行った。
(最終塗料)
濾過後の塗料100質量部にイソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネート−L)1.1質量部を加え、撹拌・混合し、絶対濾過精度=3.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、バックコート塗料とした。
濾過後の塗料100質量部にイソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネート−L)1.1質量部を加え、撹拌・混合し、絶対濾過精度=3.0μmのデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、バックコート塗料とした。
<磁気記録テープの製造>
厚さ6.1μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面上に、上記下層非磁性用塗料を乾燥厚さ2.0μmとなるようにライン速度100m/minで塗布し、温度100℃の熱風が風速15m/secで供給される炉中にて乾燥し、次いで、照射量4.5Mradの条件にて電子線照射を行い、巻き取った。
厚さ6.1μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面上に、上記下層非磁性用塗料を乾燥厚さ2.0μmとなるようにライン速度100m/minで塗布し、温度100℃の熱風が風速15m/secで供給される炉中にて乾燥し、次いで、照射量4.5Mradの条件にて電子線照射を行い、巻き取った。
次に、硬化させた下層非磁性層上に上記磁性層用塗料を乾燥厚さ0.20μmとなるようにライン速度100m/minで塗布し、塗膜が湿潤状態のうちに5000Oeのソレノイドで磁場配向処理を行い、温度100℃の熱風が風速15m/secで供給される炉中にて乾燥し、次いで、上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの裏面上に上記バックコート層用塗料を乾燥厚さ0.6μmとなるように塗布し、温度100℃の熱風が風速15m/secで供給される炉中にて乾燥し、巻き取った。
その後、90℃、300kg/cm、10ニップ、加工速度100m/minの条件でカレンダー処理を行い、巻き取った。巻き取られたロールを60℃のオーブンに24時間入れ、熱硬化を行った。このようにして、磁気テープ原反を作製した。
磁気テープ原反を繰出ローラーから繰り出し、その磁性層面が下側になるようにしてスリッターに導入し、200m/minの速度で走行させながら1/2インチ(12.65mm)幅に裁断し、通常の巻取用ハブ(テーパー角0°)に巻き取った。裁断時のテープテンションは100g/12.65mmとした。
図5(a)及び(b)を参照して、巻き取られたテープの切断面(A) 及び(B) をブルーレーザー顕微鏡VL2000(レーザーテック株式会社製)にてそれぞれ観察し、支持体の最突出部に対する磁性層の最突出部の突出量を求めた。前記磁性層の突出量としては、支持体の最突出部よりも磁性層の最突出部の方が突出している場合を、+の磁性層突出量として表し、逆に、磁性層の最突出部よりも支持体の最突出部の方が突出している場合を、−の磁性層突出量として表した。本実施例の場合には、切断面(A) については−0.7μmの磁性層突出量であり、切断面(B) については+0.6μmの磁性層突出量であった。
テーパー角0°の巻取用ハブに巻き取られたテープについて湾曲値を測定し、湾曲値0mm(湾曲付与前の湾曲値)のテープを選別した。選ばれた湾曲値0mmのテープを下記の条件で、テーパー角1°の湾曲付与用ハブに巻回した。この際、切断面(A) のエッジをリファレンスエッジとすべく、切断面(A) のエッジ長さが切断面(B) のエッジ長さよりも短くなるように湾曲させた。
(湾曲付与用ハブの巻回条件)
使用したハブ:テーパー角1°,フランジなし
材質:プラスチック
ハブの直径:114mm
ハブの幅:18mm
巻きテンション:60g/12.65mm
巻き長さ:2000m
使用したハブ:テーパー角1°,フランジなし
材質:プラスチック
ハブの直径:114mm
ハブの幅:18mm
巻きテンション:60g/12.65mm
巻き長さ:2000m
湾曲付与用ハブに巻回された状態でテープを、湾曲付与条件として、温度45℃、湿度30%の環境下で24時間保持した。
保持終了後、直ちに、切断面(A) のエッジがリファレンスエッジとなるように、テープカートリッジ用リール(テーパー角0°)にテンション60gで500m巻いた。テープカートリッジ用リールに巻回されたテープを温度25℃、湿度50%環境下で10日間保存した。保存後、リールの最外周からテープ1mを切取り、このテープについて湾曲値を測定した。湾曲値は1.5mmであった。このようにして、磁気テープを得た。
その後、リールをカートリッジに組み込み、磁気テープの直進走行性としてのサーボ特性、及びドロップアウトを次のようにして評価した。
(サーボ特性)
サーボの幅方向の位置ずれを表す指標として、位置ずれの標準偏差の値であるPES値(Positioning Error Signal)を求めた。テープ全長、全トラックに、MIGヘッド(ヘッド幅:24μm)でデータを書き込み (write)、次いでMRヘッド(ヘッド幅:14μm)でデータを読み取り(read)を行い、その時のサーボの出力変動から、PES値を求めた。最短記録波長0.37μm、トラック数450本であった。
PES値判定基準:
0.45μm未満:非常に良好
0.45μm以上0.50μm未満:良好
0.50μm以上:不良
サーボの幅方向の位置ずれを表す指標として、位置ずれの標準偏差の値であるPES値(Positioning Error Signal)を求めた。テープ全長、全トラックに、MIGヘッド(ヘッド幅:24μm)でデータを書き込み (write)、次いでMRヘッド(ヘッド幅:14μm)でデータを読み取り(read)を行い、その時のサーボの出力変動から、PES値を求めた。最短記録波長0.37μm、トラック数450本であった。
PES値判定基準:
0.45μm未満:非常に良好
0.45μm以上0.50μm未満:良好
0.50μm以上:不良
(ドロップアウト:D/O)
ドロップアウトの数は、テープ長さ1m当たりの数として求めた。測定トラックは、両エッジにそれぞれ近い側から5トラック、合計10トラックであり、テープエッジからテープエッジに最も近いトラックまでの距離は75μmであり、トラック幅は20μmであり、スライスレベルは50%として測定した。MRヘッド(ヘッド幅:14μm)を用い、最短記録波長0.37μmであった。
D/O値判定基準:
60個/m未満:良好
60個/m以上:不良
ドロップアウトの数は、テープ長さ1m当たりの数として求めた。測定トラックは、両エッジにそれぞれ近い側から5トラック、合計10トラックであり、テープエッジからテープエッジに最も近いトラックまでの距離は75μmであり、トラック幅は20μmであり、スライスレベルは50%として測定した。MRヘッド(ヘッド幅:14μm)を用い、最短記録波長0.37μmであった。
D/O値判定基準:
60個/m未満:良好
60個/m以上:不良
[実施例2〜6、比較例1〜2]
湾曲付与条件としての温度、相対湿度、保持時間を変化させることによって、湾曲値を2.0mm(実施例2)、2.5mm(実施例3)、3.0mm(実施例4)、4.0mm(実施例5)、5.0mm(実施例6)、0.0mm(比較例1)、0.5mm(比較例2)とした磁気テープをそれぞれ得た以外は、実施例1と同様にして磁気テープを得た。なお、比較例1については、湾曲付与操作を行わなかった。実施例1と同様にして、サーボ特性、及びドロップアウトを評価した。
湾曲付与条件としての温度、相対湿度、保持時間を変化させることによって、湾曲値を2.0mm(実施例2)、2.5mm(実施例3)、3.0mm(実施例4)、4.0mm(実施例5)、5.0mm(実施例6)、0.0mm(比較例1)、0.5mm(比較例2)とした磁気テープをそれぞれ得た以外は、実施例1と同様にして磁気テープを得た。なお、比較例1については、湾曲付与操作を行わなかった。実施例1と同様にして、サーボ特性、及びドロップアウトを評価した。
[比較例3〜5]
磁気テープ原反のスリッターでの裁断操作、テーパー角0°の巻取用ハブへの巻き取り操作までは、実施例1と同じであった。
磁気テープ原反のスリッターでの裁断操作、テーパー角0°の巻取用ハブへの巻き取り操作までは、実施例1と同じであった。
テーパー角0°の巻取用ハブに巻き取られたテープについて湾曲値を測定し、湾曲値0mm(湾曲付与前の湾曲値)のテープを選別した。選ばれた湾曲値0mmのテープを実施例1と同じ湾曲付与用ハブの巻回条件で、テーパー角1°の湾曲付与用ハブに巻回した。この際、切断面(B) のエッジをリファレンスエッジとすべく、切断面(B) のエッジ長さが切断面(A) のエッジ長さよりも短くなるように湾曲させた。
湾曲付与用ハブに巻回された状態でテープを、実施例1、2又は6とそれぞれ同じ湾曲付与条件で保持した。
保持終了後、直ちに、切断面(B) のエッジがリファレンスエッジとなるように、テープカートリッジ用リール(テーパー角0°)にテンション60gで500m巻いた。テープカートリッジ用リールに巻回されたテープを温度25℃、湿度50%環境下で10日間保存した。保存後、リールの最外周からテープ1mを切取り、このテープについて湾曲値を測定した。湾曲値は1.5mm(比較例3)、2.0mm(比較例4)、5.0mm(比較例5)であった。このようにして、磁気テープを得た。実施例1と同様にして、サーボ特性、及びドロップアウトを評価した。
表1より、本発明による実施例1〜6の磁気テープは、適切な湾曲値を有し、且つ、リファレンスエッジ側では、支持体エッジが磁性層エッジよりも突出しているので、サーボ特性に優れ、ドロップアウトが非常に抑制された。
一方、比較例3〜5の磁気テープは、適切な湾曲値を有するので、サーボ特性には優れているが、リファレンスエッジ側では、磁性層エッジが支持体エッジよりも突出しているので、ドロップアウトが著しく増加した。
(1) :磁気テープ
(2) :支持体
(3) :磁性層
(4) :非磁性層
(5) :バックコート層
(R) :リファレンスエッジ側
(2R):支持体(2) エッジのリファレンスエッジ側(R) における最突出部
(3R):磁性層(3) エッジのリファレンスエッジ側(R) における最突出部
ΔR:突出量
(L) :他方の側
(2L):支持体(2) エッジの他方側(L) における最突出部
(3L):磁性層(3) エッジの他方側(L) における最突出部
ΔL:突出量
(2) :支持体
(3) :磁性層
(4) :非磁性層
(5) :バックコート層
(R) :リファレンスエッジ側
(2R):支持体(2) エッジのリファレンスエッジ側(R) における最突出部
(3R):磁性層(3) エッジのリファレンスエッジ側(R) における最突出部
ΔR:突出量
(L) :他方の側
(2L):支持体(2) エッジの他方側(L) における最突出部
(3L):磁性層(3) エッジの他方側(L) における最突出部
ΔL:突出量
Claims (6)
- 支持体上に少なくとも磁性層を有する磁気テープであって、
リファレンスエッジ側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くされた所定の湾曲値を有し、前記湾曲値は、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲であり、
テープ幅方向の断面において、リファレンスエッジ側のエッジでは、支持体エッジが磁性層エッジよりもテープ幅方向に突出している磁気テープ。 - 磁性層は、厚さ0.3μm以下である、請求項1に記載の磁気テープ。
- 支持体上に非磁性層を有し、前記非磁性層上に磁性層を有している、請求項1又は2に記載の磁気テープ。
- 磁気テープは、リニア記録テープである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の磁気テープ。
- 支持体上に少なくとも磁性層を有する磁気テープ原反を裁断して所定幅の磁気テープを得る裁断工程と、
裁断された磁気テープを、磁気テープ幅方向の断面において、幅方向の両エッジのうち、支持体エッジが磁性層エッジよりも幅方向に突出している側のエッジの長さが、他方の側のエッジの長さよりも短くなるように湾曲させ、テープ長さ1m当たり1.5mm〜5mmの範囲の湾曲値とする湾曲付与工程と、
湾曲付与後に、より短くされた側の前記エッジがリファレンスエッジ側となるようにカートリッジに収容するカートリッジ収容工程とを含む、磁気テープの製造方法。 - 湾曲付与工程において、前記裁断された磁気テープを、テープ巻付け面がテーパー状に形成されたテープ湾曲付与用ハブに巻回し、テープ湾曲付与用ハブに巻回された状態で前記磁気テープを所定時間保持することにより、湾曲付与を行う、請求項5に記載の磁気テープの製造方法。
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- 2004-04-27 JP JP2004131535A patent/JP2005317068A/ja active Pending
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