JP2005316260A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 感光層の表面は25℃/湿度50%環境下でビッカース硬度試験を行い、最大荷重6mNで押し込んだ時のHUが150以上220N/mm2以下であり、弾性変形率Woが44%〜65%である感光体表面を有する画像形成装置において、
感光体とクリーニングブレードの摩擦係数μ、
該ブレードの感光体当接の線圧P、
該ブレードエッジ感光体当接部分のゴムの引裂き強度Tr、
感光体静止時に該ブレードが感光体に当接されることによりブレードのエッジがひずむ部分のブレード厚み方向の長さL、
感光体回転時の該ブレード当接ニップ長d、
としたとき、次式;
0.3×10−4×L×Tr>d×μ×P
を満足する画像形成装置。
【選択図】 なし
Description
感光体とクリーニングブレードの摩擦係数をμ、
クリーニングブレードの感光体当接の線圧をP(N/mm)、
クリーニングブレードエッジ感光体当接部分のゴムの引裂き強度をTr(N/mm)、
感光体静止時にクリーニングブレードが感光体に当接されることによりブレードのエッジがひずむ部分のブレード厚み方向の長さをL(mm)、
感光体回転時のクリーニングブレード当接ニップ長をd(mm)
としたとき、次式;
0.3×10−4×L×Tr>d×μ×P
を満足することを特徴とする画像形成装置が提供される。
0.3×10−4×L×Tr>d×μ×P
を満足すれば、感光体との摩擦によりブレードエッジにかかる応力をブレード内部で分散させ易くなり、ブレードエッジが破壊され難くなって高い耐久性を持たせることが可能になる。
図1に本発明の画像形成装置の一例を示す。なお、同図は、デジタル方式の複写機の概略構成を示す縦断面図である。同図に示す複写機は、感光体としてドラム型の電子写真感光体101を備えている。この感光体101は、駆動手段(不図示)によって矢印方向に回転駆動される。感光体101の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電手段である帯電ローラ102、露光手段103、現像器(現像手段)104、転写帯電器(転写手段)105が配設されている。更に、転写材111の搬送方向(矢印方向)の転写帯電器105の下流側(同図中の左側)には、定着器106が配設されている。感光体101表面は、一次帯電器102により一様帯電される。次いで、露光手段103から発せられるレーザ光により、イメージ露光が行なわれ、レーザ光照射部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。感光体101上の静電潜像は、現像器104の帯電したトナーによって現像される。現像された感光体101上のトナー像は、矢印方向に搬送される転写材111に、転写帯電器105によって転写される。トナー像転写後の転写材111は定着器106に搬送され、ここで加熱・加圧を受けて、表面にトナー像が定着される。転写後に感光体に残った転写残トナーは、クリーニング装置107のドラムにカウンターに当接された弾性を有するクリーニングブレードにより回収除去される。
クリーニングブレードに求められる要件として、感光体やトナーを汚染したり傷つけたりするような物質を含まないこと、耐磨耗性が良いこと、塑性変形が小さいこと、エッジ稜線精度が良いこと、耐候性が良いこと等が挙げられる。
Tr=F/t
Tr=引裂強さ(N/mm)
F:最大引裂力(N)
t:試験片厚さ(mm)
クリーニングブレードエッジ部の応力分布の計測は、光弾性応力分布観察により行う。光弾性は光が透過する媒体において外力により応力が生じたときに応力の方向に応じて複屈折が発生し、偏光を透過させたときに干渉縞が発生する現象である。この干渉縞の形や色から応力に関する知見を得ることができる。
摩擦係数が高いとクリーニングブレード及び感光体の寿命が短くなるので、摩擦係数を小さくする必要がある。また摩擦係数が小さ過ぎても、トナーのすり抜けに不利になる。感光体表層に潤滑剤を添加したり、クリーニングブレード表層を改質することによって摩擦係数を適正な範囲に抑えることができる。なお本発明における摩擦係数は、動摩擦係数のことであり、動摩擦係数(μ)の測定は、HEIDON社製の表面試験機(型式HEIDON−14)により測定される。ブレードを一定の荷重(g)で感光体に押し当て、感光体面と平行に動いている時に加わる力を測定する。動摩擦係数はブレードが動いている時の
{感光体に加わる力(g)}/{ブレードに加えた荷重(g)}
で得られる。ブレードは10mm×30mm×1.2〜3.0mmにカットし荷重20g、当接角度22.5°、当接幅10mmにて測定した。クリーニングブレード固定装置の概略断面図を図5に示す。動摩擦係数測定は、表面試験機本体の検出部に接続されたクリーニングブレード固定部材303で固定されたクリーニングブレード302を感光ドラム301に当接させた後、クリーニング感光ドラム301を回転させる装置(不図示)にセットし矢印方向に回転させ、回転する感光ドラムに加わる力を検出することより行う。検出された動摩擦係数のデータが振れている場合には平均値をとる。
一般にクリーニングブレードの感光体に対する当接ニップは、ゴム硬度が柔らかいほどニップ幅が長くなり易く、摩擦力も大きくなり易い。逆に当接ニップ幅が短いとクリーニング性の観点からエッジ及び当接の仕方に高い精度が求められることになる。
本発明で用いる表面が25℃/湿度50%RHの環境下でビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いて硬度試験を行い、最大荷重6mNで押し込んだ時のHU(ユニバーサル硬さ値)が150N/mm2以上220N/mm2以下であり、かつ、弾性変形率Woが44%以上65%以下である高耐久性を有する電子写真感光体について作製方法を含めて詳細に記述する。
上記条件を満足させる電子写真感光体の保護層として、下記式で示すような同一分子内に2つ以上の連鎖重合性官能基を有する正孔輸送性化合物を重合した化合物を含有する保護層がある。
前述のとおり作製した硬度試験用の感光体を25℃/湿度50%RHの環境下に24時間放置した後、前述した微小硬さ測定装置フィシャースコープH100V(Fischer社製)を用いて、Hu及び弾性変形率Woを求めた。
弾性変形率Wo=We/Wt×100(%)
長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウムシリンダー(JIS A3003アルミニウム合金)を支持体として、この上にポリアミド樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ製)の5質量%メタノール溶液を浸漬法で塗布し、膜厚が0.5μmの下引き層を形成した。
本実施例に使用する引裂き強度を変化させたポリウレタン樹脂のクリーニングブレードa〜hのエッジ部分のゴムの引裂き強度を表2に示す。また、引裂き強度30(N/mm)と64(N/mm)のブレードは、板の厚みを1.2mm、2mm、3mmと変えたものを作製した。更に、クリーニングブレードhのドラム当接面の反対面にもう一枚ゴム硬度98度の高硬度のゴム0.5mm厚を張り合わせて補強したものを作製した。これをクリーニングブレードiとし、表2にあわせて示す。
評価項目はブレードめくれ、ブレード欠け、ドラム磨耗速度の3点である。実施環境は温度30℃/湿度80%RHの高湿環境(H/H)で行った。
ブレード欠け評価基準
・◎ ほとんど欠けなし
・○ カット面えぐれは見られるものの欠けに発展せず
・△ エッジ欠けが僅かに存在して僅かに帯電手段にトナーが付着するが、目に見える画像不良にならない
・× 大きな欠けが存在し、画像上見えるすり抜けが発生
0.3×10−4>(d×μ×P)/(L×Tr)
したがって、表3〜表5には(d×μ×P)/(L×Tr)の数値を記載して実施例及び比較例を比較した。
102 帯電ローラ
103 露光装置
104 現像装置
105 転写部材
106 定着装置
107 クリーニング装置
111 転写媒体
201 感光体
202 クリーニングブレード
203 レンズ+CCD
204 光源(光ファイバー)
301 感光体
302 クリーニングブレード
401 感光体
402 クリーニングブレード
501 感光体
502 クリーニングブレード
503 ブレードホルダー
Claims (3)
- 導電性支持体上に感光層を有し、該感光層の表面は、25℃/湿度50%RHの環境下でビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いて硬度試験を行い、最大荷重6mNで押し込んだ時のHU(ユニバーサル硬さ値)が150N/mm2以上220N/mm2以下であり、かつ、弾性変形率Woが44%以上65%以下である電子写真感光体表面と、該感光体の帯電手段と、該感光体の帯電面に静電潜像の形成手段と、該静電潜像をトナー像として現像する手段と、該トナー像を記録媒体に転写する手段と、クリーニングブレードにより転写残トナーを感光体表面からクリーニングする手段と、を有する画像形成装置において、
感光体とクリーニングブレードの摩擦係数をμ、
クリーニングブレードの感光体当接の線圧をP(N/mm)、
クリーニングブレードエッジ感光体当接部分のゴムの引裂き強度をTr(N/mm)、
感光体静止時にクリーニングブレードが感光体に当接されることによりブレードのエッジがひずむ部分のブレード厚み方向の長さをL(mm)、
感光体回転時のクリーニングブレード当接ニップ長をd(mm)
としたとき、次式;
0.3×10−4×L×Tr>d×μ×P
を満足することを特徴とする画像形成装置。 - クリーニングブレードエッジ感光体当接部分の引裂き強度Trが65N/mm以上である請求項1に記載の画像形成装置。
- クリーニングブレードのドラム当接面の反対面のゴム硬度が当接面部分よりも大きい請求項1又は2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004135857A JP2005316260A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004135857A JP2005316260A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 画像形成装置 |
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Family Applications (1)
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JP2004135857A Pending JP2005316260A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2001194810A (ja) * | 1999-03-29 | 2001-07-19 | Canon Inc | 電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2002082465A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-03-22 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2003131416A (ja) * | 2001-10-26 | 2003-05-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
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2004
- 2004-04-30 JP JP2004135857A patent/JP2005316260A/ja active Pending
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