JP2005315276A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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JP2005315276A JP2004130652A JP2004130652A JP2005315276A JP 2005315276 A JP2005315276 A JP 2005315276A JP 2004130652 A JP2004130652 A JP 2004130652A JP 2004130652 A JP2004130652 A JP 2004130652A JP 2005315276 A JP2005315276 A JP 2005315276A
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Koji Mihashi
浩司 三橋
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 加工性,組付の作業性が向上し、部品点数が少なく、重量の低減を図れ、経済性にすぐれた油圧緩衝器を提供すること。
【解決手段】 シリンダ2の端部にシリンダヘッド23を設け、シリンダヘッド23の外周に設けたフランジ25を同じくシリンダ2の端部に結合し、シリンダ2内に挿入したピストンロッド3がシリンダヘッド23の内周を介して案内されている油圧緩衝器において、シリンダヘッド23の外周に第1,第2の二つのストップリング24,29を設け、これら第1,第2のストップリング24,29でシリンダ2の端部とフランジ25の本体とを保持して固定したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建造物等の免震,制震用のオイルダンパに適する油圧緩衝器に関し、特に、ユニフロータイプの油圧緩衝器に関する。
一般に、建造物等の構造物においては二つの部材、例えば、柱と梁との間にオイルダンパからなる免震用,制震用の油圧緩衝器を組み込み、構造物に対する振動を減衰させている。
この油圧緩衝器としては、例えば、図2に示す模式図のようなユニフロータイプのオイルダンパが使用されている。このオイルダンパは、シリンダ2と、シリンダ2と同芯に配置したアウターシリンダ1と、シリンダ2とアウターシリンダ1との間に設けたタンクCと、シリンダ1内にピストン4を介して移動自在に挿入したピストンロッド3と、シリンダ2内にピストン4で区画されたロッド側液室A及び反ロッド側液室Bと、シリンダ2のボトム部側に設けたベースバルブ12と、ロッド側液室AをタンクCに接続する油路10と、この油路10の途中に開閉自在に設けた調圧弁7からなる制御弁と、タンクCをベースバルブ12下方の液室Dに連通させる開口部11とを有するものである。
上記のオイルダンパからなる油圧緩衝器は、伸長作動時にロッド側液室Aの油が油路10より調圧弁7を介してタンクCに流出し、ロッド退出分の油がタンクCより開口部Dとベースバルブ12のチェックバルブ9を介して反ロッド側液室Bに吸込まれる。この時、調圧弁7で減衰力を発生させて構造物の振動を抑制する。又、圧縮作動でも上記と同じ油の流れのユニフロー(一方向流れ)となり、同じく調圧弁7で減衰力を発生する。但し、この際ベースバルブ12のチェックバルブ9は閉じており、ロッド侵入体積分の油がピストン4に設けたチェックバルブ6を開いて反ロッド側液室Bからロッド側液室Aに流出する。
他方、上記の油圧緩衝器におけるシリンダヘッド側の構造としては特に先行の特許文献または非特許文献には見当たらないが、例えば、図3に示すものが開発されている。これはシリンダ2の端部内周側にボス14を介して取付けたシリンダヘッド13と、シリンダ2の端部外周とアウターシリンダ1の端部内周との間に嵌合して固定したフランジ15と、フランジ15とシリンダヘッド13とを結合する複数のボルト22とを有している。
シリンダヘッド13内には調圧弁7を含む制御弁アッセンブリ-が組付けられており、又シリンダヘッド13の内周にはピストンロッド3を案内するベアリング16と、ピストンロッド3の外周をシールするバッファリング23、オイルシール24、ダストシール25とが直列に設けられている。
上記図3に示す油圧緩衝器としては、特に、機能上の欠陥があるわけではないが、次ような不具合の改善が望まれている。
第1に、シリンダ2とアウターシリンダ1側に溶接等で固定しているフランジ5に対してシリンダヘッド13をボルト22で締結すると両者の接合面等の加工誤差によりボルト22の締付け時に若干シリンダヘッド13の軸芯がずれる場合が生じる。その結果、ベアリング16やシール部材の軸芯もずれ、ピストンロッド3の摺動抵抗が増してスムースな伸縮作動が出来なかつたり、油洩れの原因にもなる。
第2に、ボルトを複数使用して締結すると締結作業が面倒となり、複数のボルト孔を加工するから加工性に劣り、部品点数が多く、重量アップとコストアップとなる。
そこで、本発明は、加工性,組付の作業性が向上し、部品点数が少なく、重量の低減を図れ、経済性にすぐれた油圧緩衝器を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、シリンダの端部にシリンダヘッドを設け、シリンダヘッドの外周に設けたフランジを同じくシリンダの端部に結合し、シリンダ内に挿入したピストンロッドがシリンダヘッドの内周を介して案内されている油圧緩衝器において、シリンダヘッドの外周に第1,第2の二つのストップリングを設け、これら第1,第2のストップリングでシリンダとフランジとを保持して固定したことを特徴とする。
本発明によれば、シリンダヘッドに設けた第1、第2のストップリングでシリンダの端部とフランジの本体を保持して固定するから、シリンダとシリンダヘッドとフランジとが簡単に結合でき、結合の作業性が向上する。又止め具としては二つのストップリングのみであるから部品点数が少なく、重量の低減を図れ、併せてコストダウンを達成できる。
以下、本発明の実施の形態を図1にもとづいて説明する。
本発明の油圧緩衝器の基本構造は、図2に示すものと同じである。即ち、本発明の油圧油圧緩衝器はシリンダ2の端部にシリンダヘッド23を設け、シリンダヘッド23の外周に設けたフランジ25を同じくシリンダ2の端部に結合し、シリダダ2内に挿入したピストンロッド3がシリンダヘッドの内周を介して案内されている。そして、本発明では更にシリンダ2の内周に環状溝2aを形成し、この環状溝2aにスナップリング等からなる第1のストップリング24を嵌合し、この第1のストップリング24をシリンダヘッド23の基端側外周に形成した段差部に係合させている。
他方、シリンダヘッド23の先端側外周の溝に第2のストップリング29を嵌合し、この第2のストップリング29をフランジ25の外端に係合している。これにより、これら第1、第2のストップリング24,29でシリンダ2の端部にシリンダヘッド23とフランジ25の本体とを保持して固定している。
以下更に詳しく説明する。
本発明の油圧緩衝器は、図2のものと同じく、免震、制震用オイルダンパ又は制振用オイルダンパとして使用されるものである。これは図1に示すようにシリンダ2の外側に同芯のアウターシリンダ1を設け、シリンダ2の端部内周側にシリンダヘッド23の基端部23bを挿入し、シリンダ2内にピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッド3をシリンダヘッド23の本体内周又はこの内周に設けたベアリングを介して案内し、シリンダヘッド23の本体23a外周にフランジ25の本体25aを挿入し、当該フランジ25の本体25aから突出した環状ボス25bをシリンダ2の端部外周とアウターシリンダ1の端部内周との間に嵌合している。
更に、シリンダ2の端部内周の環状溝2aに嵌合した第1のストップリング24にシリンダヘッド23の基端部外周の段差部に係合させるとともに、シリンダヘッド23の本体23a外周の溝に嵌合した第2のストップリング29にフランジ25外端を係合させることによって、第1,第2のストップリング24,29でシリンダ2の端部にシリンダヘッド23とフランジ25の本体とを保持して固定している。シリンダヘッド23の本体23a内周にはシール26,27が設けられている。シリンダヘッド23a内周にはベアリングを設けても良い。
更に、フランジ25の外端に調圧弁を含む制御弁アッセンブリーを組付け、フランジ25の本体25a及びボス25bと、シリンダヘッド23とにそれぞれシリンダ2内の液室Aを制御弁を介してシリンダ2とアウターシリンダ1との間のタンクCに接続するポート28,29,30を設け、当該ポート28,29,30をシリンダヘッド23の本体23aとフランジ25の本体25aとの間に介装したシール31で密封している。
本発明の油圧緩衝器は、図2に示すオイルダンパと同じように免震・制震用ダンパ、又は制振用ダンパとして使用される。この際、液室Aの油がポート30-ポート29-制御弁-ポート18を介してタンクCに流出し、調圧弁を含む制御弁で減衰力を発生する。この際、ポートに流れる油はシール26,31で洩れが防止される。
本発明に係る油圧緩衝器の一部切欠き断面図である。 一般的なユニフロー型油圧緩衝器の模式図である。 図2の油圧緩衝器におけるシリンダヘッド部の拡大断面図である。
符号の説明
1 アウターシリンダ
2 シリンダ
3 ピストンロッド
4 ピストン
23 シリンダヘッド
23a フランジ
23b 基端部
24 第1のストップリング
25 フランジ
25a フランジの本体
25b ボス
29 第2のストップリング

Claims (3)

  1. シリンダの端部にシリンダヘッドを設け、シリンダヘッドの外周に設けたフランジを同じくシリンダの端部に結合し、シリンダ内に挿入したピストンロッドがシリンダヘッドの内周を介して案内されている油圧緩衝器において、シリンダヘッドの外周に第1、第2の二つのストップリングを設け、これら第1、第2のストップリングでシリンダの端部とフランジの本体とを保持して固定したことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. シリンダの外側にアウターシリンダを設け、シリンダの端部内周側にシリンダヘッドの基端部を挿入し、シリンダ内にピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドをシリンダヘッドの本体内周を介して案内し、シリンダヘッドの本体外周にフランジの本体を挿入し、当該フランジの本体から突出した環状ボスをシリンダ端部外周とアウターシリンダの端部内周との間に嵌合している油圧緩衝器において、シリンダの端部内周に嵌合し、シリンダヘッドの基端部外周に係合する第1のストップリングと、シリンダヘッドの本体外周に嵌合し、フランジ本体端部に係合する第2のストップリングとを設け、これら第1、第2のストップリングでシリンダの端部にシリンダヘッドとフランジの本体とを保持して固定したことを特徴とする油圧緩衝器。
  3. フランジの外端に制御弁アッセンブリーを組付け、フランジの本体と、ボスと、シリンダヘッドとにそれぞれシリンダ内の液室を制御弁を介してシリンダとシリンダヘッドとの間のタンクに接続するポートを設け、当該ポートをシリンダヘッドの本体とフランジの本体との間に介装したシールで密封している請求項2に記載の油圧緩衝器。
JP2004130652A 2004-04-27 2004-04-27 油圧緩衝器 Pending JP2005315276A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241000A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Kayaba Ind Co Ltd オイルダンパ

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