JP2005313754A - サスペンション内蔵ホイール組立体 - Google Patents

サスペンション内蔵ホイール組立体 Download PDF

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Toshio Izumi
敏男 泉
Atsunori Tatematsu
温規 立松
Yoshimasa Kimura
嘉昌 木村
Tadashi Imamura
正 今村
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Togo Seisakusho Corp
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Topy Industries Ltd
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Abstract


【課題】 異音の発生を防止する。
【解決手段】 回転部材10に対してホイール本体20が偏心したときに、座巻き部33に対して嵌合部13b,23bから離脱する方向の力が作用しても、拡径部13c,23cへの係止により座巻き部33の離脱が規制される。コイル部32の端部がバネ受け部13,23に対して径方向に変位しても、拡径部13c,23cの外径はコイル部32の端部の内径よりも小さいので、コイル部32の端部はバネ受け部13,23と干渉しない。よって、圧縮コイルバネ30とバネ受け部13,23との衝突に起因する異音の発生が防止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、サスペンション内蔵ホイール組立体に関するものである。
一般に、車両用のサスペンション機構はホイールの外部に配置されていることから、ホイールの外部に配置のためのスペースが必要となり、車体が大型化する等の問題があった。かかる問題を解決する手段として、ホイールを、駆動軸により回転駆動される回転部材と、タイヤを装着するホイール本体との2体構造とし、回転部材とホイール本体との間に圧縮コイルバネを装着するサスペンション内蔵ホイール組立体が考案されている。このホイールでは、駆動軸と回転部材の回転力が圧縮コイルバネを介してホイール本体側へ伝達されるようになっているとともに、路面からタイヤに作用する衝撃が圧縮コイルバネで吸収されるようになっている。尚、この種のサスペンション内蔵ホイール組立体としては、特許文献1に開示されているもの等が知られている。
特開2002−370503公報
従来のものでは、圧縮コイルバネの両端部が、回転部材に設けたバネ受け部とホイール本体に設けたバネ受け部とに嵌め込まれているだけであったため、回転部材に対してホイール本体が偏心するように振動したときに、圧縮コイルバネの端部がバネ受け部に対して位置ずれを繰り返し、圧縮コイルバネとバネ受け部との間で衝突音が発生することが懸念される。
また、回転部材に対するホイール本体の偏心量が過大になった場合も、圧縮コイルバネのコイル部を構成する素線同士が衝突を繰り返し、衝突音が発生することも懸念される。
さらに、バネ受け部は回転部材とホイール本体に対して所定の向きに固定して設けられていたため、回転部材に対してホイール本体が偏心したときに、コイル部がその軸線を湾曲させるように変形し、回転部材側のバネ受け部に嵌合されている圧縮コイルバネの端部の軸線と、ホイール本体側のバネ受け部に嵌合されている圧縮コイルバネの端部の軸線との間でズレが生じる。そのため、回転部材側からホイール本体側へのトルク伝達効率が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであり、異音の発生の防止、若しくはトルク伝達効率の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、車両の車軸に取り付けられる回転部材と、タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、コイル部の両端に座巻き部を形成してなり、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、前記座巻き部は、前記コイル部の最端部よりも小径に形成され、前記コイル部の最端部と前記座巻き部とが、前記圧縮コイルバネのコイル軸方向において少なくとも一部が重なるように配置されており、前記バネ受け部は、前記座巻き部を当接される受け面と、前記座巻き部を外嵌させる略円形の嵌合部と、前記コイル部の端部の内径よりも小径であり、且つ前記嵌合部よりも大径とすることで前記嵌合部に外嵌されている前記座巻き部の離脱を規制する拡径部とを備えて構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、車両の車軸に取り付けられる回転部材と、タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、前記回転部材側の前記バネ受け部を、前記回転部材に対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段と、前記リム側の前記バネ受け部を、前記リムに対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段とを設けたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とに前記圧縮コイルバネのコイル軸と平行に延出するガイド部を設け、前記回転部材側のガイド部と前記リム側のガイド部とを、コイル軸方向への摺動を可能に、且つコイル軸と交差する方向への相対変位を規制された状態で嵌合させたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、車両の車軸に取り付けられる回転部材と、タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、素線を螺旋巻きしてなるコイル部を有し、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部のうちの少なくともいずれか一方に、相手側の前記バネ受け部に向かって突出するストッパを設け、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とが接近したときに、前記圧縮コイルバネを構成する素線同士が非接触の状態で前記ストッパが相手側の前記バネ受け部に当接することで、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とのそれ以上の接近を規制する構成としたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
回転部材に対してホイール本体が偏心したときに、座巻き部に対して嵌合部から離脱する方向の力が作用しても、拡径部に係止することによって座巻き部の離脱方向への変位が規制される。また、コイル部の端部がバネ受け部に対して径方向に変位しても、拡径部の外径はコイル部の端部の内径よりも小さいので、コイル部の端部がバネ受け部と干渉することはない。このように本発明によれば、圧縮コイルバネとバネ受け部との間での衝突に起因する異音の発生を防止することができる。
<請求項2の発明>
回転部材に対してホイール本体が偏心したときには、回転部材側とリム側のバネ受け部が、夫々、回転部材又はリム(ホイール本体)に対して首振り変位することで、コイル部はその軸線を直線状に維持しつつ弾性変形することができる。本発明によれば、圧縮コイルバネがそのコイル軸を湾曲させるように変形する虞がないので、回転部材とホイール本体との間におけるトルク伝達の効率低下を回避することができる。
<請求項3の発明>
バネ受け部は回転部材とリムに対して首振り可能となっているため、圧縮コイルバネがそのコイル軸を湾曲させるように座屈変位することが懸念されるが、本発明では、ガイド部同士の嵌合によって、回転部材側のバネ受け部とリム側のバネ受け部とが互いに正対する姿勢を保たれるので、圧縮コイルバネがコイル軸を湾曲させるように座屈変形する虞はない。
<請求項4の発明>
回転部材側のバネ受け部とリム側のバネ受け部とが接近したときに、圧縮コイルバネを構成する素線同士が非接触の状態でストッパが相手側のバネ受け部に当接することで、回転部材側のバネ受け部とリム側の前記バネ受け部とのそれ以上の接近を規制するようにしたので、素線同士の衝突に起因する異音の発生を防止することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態1のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸(本発明の構成要件である車軸)に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Taと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。
回転部材10は、円環状のディスク11の外周縁に円筒部12を同心に且つ一体に形成したものであり、ディスク11に貫通させたボルト(図示せず)により、車両の駆動軸(図示せず)と一体回転するように固定されている。円筒部12の外周には、円形のリング14が同心に且つ一体回転するように固定されている。リング14の外周には、5つの支持突部15が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。支持突部15は、径方向外側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる急峻な山形をなす。この支持突部15は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部15の対称な両傾斜面16のなす角度は鋭角である。この両傾斜面16には、夫々、バネ受け部13が固定されている。バネ受け部13は、軸線を傾斜面16と直角に向けた円盤状のフランジ部13aの表面に、同心に且つフランジ部13aよりも小径の円形をなす嵌合部13bを一体形成したものである。嵌合部13bの突出端には、嵌合部13bと同心の円形をなし且つ嵌合部13bよりも外径が大きい拡径部13cが一体に形成されている。拡径部13cの外径はフランジ部13aの外径よりも十分に小さい寸法である。また、フランジ部13aにおける嵌合部13bを囲む円環状の領域は、平坦な受け面13dとなっている。このバネ受け部13はトルク伝達機構Taを構成している。
ホイール本体20は、円形のディスク21と、このディスク21の外周に一体回転し得るように固着した円筒状のリム22とからなる。リム22は、車幅方向においてディスク21よりも車体中央側(図2における左側)に配置され、リム22のうち車体中央側の領域は、回転部材10の支持突部15を包囲するように位置する。このリム22の内周には、円形のリング24が同心に且つ一体回転するように固定されている。リング24の内周には、5つの支持突部25が、周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。リム22側の支持突部25は、回転部材10側における隣接する2つの支持突部15の中間位置と対応するように配置されている。つまり、周方向において、回転部材10側の支持突部15とリム22側の支持突部25とが、等角度間隔を空けて交互に配置されていることになる。
このリム22側の支持突部25は、径方向内側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる山形をなす。この支持突部25は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部25の対称な両傾斜面26のなす角度は鈍角である。この両傾斜面26には、回転部材10側と同様に、バネ受け部23が固定されている。バネ受け部23は、軸線を傾斜面16と直角に向けた円盤状のフランジ部23aの表面に、同心に且つフランジ部23aよりも小径の円形をなす嵌合部23bを一体形成したものである。嵌合部23bの突出端には、嵌合部23bと同心の円形をなし且つ嵌合部23bよりも外径が大きい拡径部23cが一体に形成されている。拡径部23cの外径はフランジ部23aの外径よりも十分に小さい寸法である。また、フランジ部23aにおける嵌合部23bを囲む円環状の領域は、平坦な受け面23dとなっている。このバネ受け部23はトルク伝達機構Taを構成している。さらに、回転部材10に対してホイール本体20が同心状に位置する状態では、回転部材10側の支持突部15の傾斜面16(受け面13d)とリム22側の支持突部25の傾斜面26(受け面23d)は、互いにほぼ平行に対向し、回転部材10側のバネ受け部13とリム22側のバネ受け部23とはその軸心を互いに合致させた状態となる。
トルク伝達機構Taは、上記した回転部材10側のバネ受け部13とリム22側のバネ受け部23と圧縮コイルバネ30によって構成されている。圧縮コイルバネ30は、金属製の素線31からなり、コイル部32の両端に座巻き部33を一体形成した形態である。コイル部32は、素線31を一定ピッチで、且つ一定のコイル径で螺旋巻きしたものであり、その内径は、上記したバネ受け部13,23の拡径部13c,23cの外径よりも十分に大きい寸法に設定されている。
座巻き部33は、コイル部32の最端部と渦巻き部34を介して連なっていて、素線31を略円形に一周だけ回曲した形態となっている。座巻き部33の外径は、コイル部32の内径よりも十分に小さく設定されている。座巻き部33の内径は、嵌合部13b,23bの外径と同じかそれよりも僅かに小さい寸法、即ち嵌合部13b,23bに対して径方向のガタ付きなく緊密に嵌合する寸法に設定されている。座巻き部33の素線31の外径は、コイル軸方向(コイル部32の軸線方向)における受け面13d,23dと拡径部13c,23cとの間隔と同じかそれよりも僅かに大きい寸法、即ち嵌合部13b,23bに嵌合した座巻き部33が受け面13d,23dと拡径部13c,23cとの間でコイル軸方向へのガタ付きなく挟まれる寸法に設定されている。
さらに、コイル部32の最端部(コイル部32の最も端部において素線31を1周分だけ略円形に回曲させた部分)と座巻き部33は、コイル軸方向において少なくとも一部が重なるように配置されている。つまり、座巻き部33を嵌合部13b,23bに嵌合して受け面13d,23dに接触させた状態において、コイル部32の最端部が、受け面13d,23dに対して接触、若しくは僅かな隙間を空けて接近した状態で対応することになる。したがって、コイル部32の最端部と座巻き部33とを繋げている渦巻き部34も、受け面13d,23dに対して接触、若しくは僅かな隙間を空けて接近した状態で対応している。
かかる圧縮コイルバネ30は、弾縮された状態で、その一方の端部の座巻き部33を回転部材10側のバネ受け部13の嵌合部13bにガタ付きなく嵌合させるとともに、他方の端部の座巻き部33をリム22側のバネ受け部13の嵌合部23bにガタ付きなく嵌合させることで、回転部材10側のバネ受け部13とリム22側のバネ受け部23との間に装着されている。また、両端の座巻き部33は受け面13d,23dに対して弾性的に当接している。装着された圧縮コイルバネ30のコイル軸の軸線は、回転部材10の径方向に対して直角に近い向き、即ち回転部材10の周方向と概ね同じ方向を向いた状態となる。
ダンパ機構Dについて説明する。車体に固定して設けられた支持軸40は、回転部材10のディスク11の中心孔17を貫通し、回転部材10のディスク11とホイール本体20のディスク21との間の空間41に臨んでおり、この支持軸40には、ブラケット43が上方へ突出する形態で固定されいる。ホイール本体20のディスク21には、支持部材44がベアリング45を介すことにより相対回転可能に支持されている。ブラケット43の上端部と支持部材44の下端部との間には、一対のダンパ46と、各ダンパ46を包囲する圧縮コイルバネ47が取り付けられている。ダンパ46は、シリンダ46aとロッド46bと構成され、シリンダ46aの下端部が支持部材44に連結され、ロッド46bの上端部がブラケット43に連結されている。車両の走行時にタイヤに作用する衝撃は、大部分がダンパ機構Dによって緩和、吸収される。尚、衝撃の一部は、トルク伝達機構Taの圧縮コイルバネ30によっても緩和、吸収される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
駆動軸に固定された回転部材10の回転力は、圧縮コイルバネ30を介してホイール本体20に伝達され、回転部材10とホイール本体20とがほぼ同心状に且つ一体的に回転する。また、ホイール本体20に作用する車体の重量はダンパ機構Dによって支承される。
さて、走行中にタイヤとホイール本体20が路面からの衝撃を受けると、圧縮コイルバネ30が伸張又は収縮するように弾性撓みしつつ、回転部材10に対してホイール本体20が偏心することになる。このとき、伸張する圧縮コイルバネ30の座巻き部33は、嵌合部13b,23bからコイル軸方向に離脱しようとするが、嵌合部13b,23bに嵌合されている座巻き部33は、拡径部13c,23cへの引っ掛かりによって抜止めされているので、座巻き部33が嵌合部13b,23bから離脱することはない。また、座巻き部33は、受け面13d,23dと拡径部13c,23cとの間でコイル軸方向にガタ付きなく挟み付けられているので、座巻き部33がバネ受け部13,23に対してコイル軸方向に相対変位することもない。
さらに、コイル部32がコイル軸を湾曲又は蛇行させるように変形したときには、コイル部32の端部が、渦巻き部34を変形させつつバネ受け部13,23に対して径方向に変位するが、拡径部13c,23cの外径はコイル部32の端部の内径よりも十分に小さい寸法に設定されているので、コイル部32の最端部がバネ受け部13,23に対して径方向に相対変位しても、コイル部32の端部とバネ受け部13,23(拡径部13c,23c)とが干渉することはない。
このように、座巻き部33とバネ受け部13,23との間では、コイル軸方向に相対変位することがないので、座巻き部33とバネ受け部13,23との間での相対変位に起因する衝突音(異音)の発生が防止されている。また、コイル部32の端部がバネ受け部13,23に対して径方向に相対変位しても、コイル部32の端部とバネ受け部13,23とが干渉することがないので、コイル部32とバネ受け部13,23との間での衝突音(異音)の発生が防止されている。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図6ないし図10を参照して説明する。本実施形態2のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Tbと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。尚、回転部材10とホイール本体20とダンパ機構Dについては、上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本実施形態2のトルク伝達機構Tbについて説明する。
回転部材10の円筒部の外周には、径方向外側へ突出した形態の5つの軸受部50(本発明の構成要件である支持手段)が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。各軸受部50には、夫々、2つのバネ受け部51が回転部材10の軸線と平行な軸体52(本発明の構成要件である支持手段)を支点として軸受部50に対して首振り状に相対変位し得るように支持されている。1つの軸受部50に支持された2つのバネ受け部51は、軸受部50を境として互いに反対側へ傾いた姿勢をとっている。また、バネ受け部51は、基端部が軸体52に連結されたアーム部51aと、アーム部51aの先端部に一体形成された円形の嵌合部51bと、嵌合部51bの外周におけるアーム部51a側の端部に同心円形で且つ嵌合部51bよりも大径に一体形成したフランジ部51cとからなる。また、嵌合部51bにおけるアーム部51aとは反対側の端面には、その中心位置から嵌合部51bと同軸状に細長く突出する軸状のガイド部51dが一体に設けられている。
ホイール本体20を構成するリム22の内周には、径方向内側へ山形状に突出した形態の5つの軸受部53(本発明の構成要件である支持手段)が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。各軸受部53には、夫々、2つのバネ受け部54が回転部材10の軸線と平行な軸体55(本発明の構成要件である支持手段)を支点として軸受部53に対して首振り状に相対変位し得るように支持されている。1つの軸受部53に支持された2つのバネ受け部54は、軸受部53を境として互いに反対側へ傾いた姿勢をとっている。また、バネ受け部54は、基端部が軸体55に連結されたアーム部54aと、アーム部54aの先端部に一体形成された円形の嵌合部54bと、嵌合部54bの外周におけるアーム部54a側の端部に同心円形で且つ嵌合部54bよりも大径に一体形成したフランジ部54cとからなる。また、嵌合部54bにおけるアーム部54aとは反対側の端面には、その中心位置から嵌合部54bと同軸状に細長く突出する筒状のガイド部54dが一体に設けられている。
リム22側の軸受部53は、回転部材10における隣接する2つの軸受部50の中間位置と対応するように配置されている。つまり、周方向において、回転部材10側の軸受部50とリム22側の軸受部53とが、等角度間隔を空けて交互に配置されている。そして、回転部材10側のバネ受け部51の軸状のガイド部51dと、リム22側のバネ受け部54の筒状のガイド部54dとが、長さ方向(後述する圧縮コイルバネ56のコイル軸方向)への摺動を可能に、且つコイル軸と交差する方向への相対変位を規制された状態で嵌合されている。このガイド部51d,54d同士の嵌合により、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54とが、双方の嵌合部51b,54bの軸線を常に合致させた状態を保ちつつ、コイル軸方向に接近又は離間し得るようになっている。
トルク伝達機構Tbを構成する圧縮コイルバネ56は、金属製の素線57からなり、コイル部58の両端に座巻き部59を一体形成した形態である。コイル部58は、素線57を一定ピッチで、且つ一定のコイル径で螺旋巻きしたものであり、その内径は、バネ受け部51,54の嵌合部51b,54bの外径とほぼ同じ寸法とされている。また、座巻き部59はコイル部58と同じ径寸法とされている。かかる圧縮コイルバネ56は、弾縮された状態で、その一方の端部の座巻き部59を回転部材10側のバネ受け部51の嵌合部51bにガタ付きなく嵌合させるとともに、他方の端部の座巻き部59をリム22側のバネ受け部54の嵌合部54bにガタ付きなく嵌合させることで、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54との間に装着されている。また、両端の座巻き部59はフランジ部51c,54cに対して弾性的に当接している。装着された圧縮コイルバネ56のコイル軸の軸線は、回転部材10の径方向に対して直角に近い向き、即ち回転部材10の周方向と概ね同じ方向を向いた状態となる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
回転部材10に対してホイール本体20が偏心したときには、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54とが、コイル軸に対して交差する方向へ相対変位する。このとき、回転部材10側のバネ受け部51が回転部材10の軸受部50に対して首振りするように相対変位するとともに、リム22側のバネ受け部54がリム22の軸受部53に対して首振りするように相対変位することにより、コイル部58はその軸線(コイル軸)を直線状に維持しつつ弾性変形することになる。本実施形態によれば、圧縮コイルバネ56がそのコイル軸を湾曲させるように変形する虞がないので、回転部材10側からホイール本体20側へのトルク伝達の効率が低下することはない。
また、バネ受け部51,54は回転部材10とリム22に対して首振り可能となっているため、圧縮コイルバネ56がそのコイル軸を湾曲又は蛇行させるように座屈変位することが懸念される。しかし本実施形態では、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54に圧縮コイルバネ56のコイル軸と平行に延出するガイド部51d,54dを設け、回転部材10側のガイド部51dとリム22側のガイド部54dとを、コイル軸方向への摺動を可能に且つコイル軸と交差する方向への相対変位を規制された状態で嵌合させているので、このガイド部51d,54d同士の嵌合により、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54とが互いに正対する姿勢に保たれる。したがって、圧縮コイルバネ56がコイル軸を湾曲又は蛇行させるように座屈変形する虞はなく、圧縮コイルバネ56が湾曲又は蛇行するように変形することに起因するトルク伝達効率の低下を、確実に回避することができる。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図11ないし図14を参照して説明する。
本実施形態3は、トルク伝達機構Tcにおけるバネ受け部63,67を首振り状に支持するための支持手段を上記実施形態2とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態3では、回転部材10側の支持突部60が、径方向外側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる急峻な山形をなす。この支持突部60は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部60の対称な両傾斜面61のなす角度は鋭角である。そして、この両傾斜面61には、夫々、傾斜面61とは直角の方向に突出し、且つ突出端が半球形をなす支承部62(本発明の構成要件である支持手段)が形成されている。そして、この支承部62には、バネ受け部63が首振り状に相対変位し得るように支持されている。バネ受け部63は、支承部62と同心の円形をなす嵌合部63aと、嵌合部63aの外周における支承部62側の端部に同心円形で且つ嵌合部63aよりも大径に一体形成したフランジ部63bとからなり、嵌合部63aの中心には、支承部62の先端に対してガタ付きなく且つ三次元方向へ自在に首振り可能に嵌合する半球状の凹部63c(本発明の構成要件である支持手段)が形成されている。また、嵌合部63aにおける支承部62とは反対側の端面には、その中心位置から嵌合部63aと同軸状に細長く突出する軸状のガイド部63dが一体に設けられている。
一方、リム側の支持突部64は、リングの内周から回転部材10側における隣接する2つの支持突部64の中間位置と対応するように配置されている。つまり、周方向において、回転部材10側の支持突部60とリム側の支持突部64とが、等角度間隔を空けて交互に配置されていることになる。このリム側の支持突部64は、径方向内側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる山形をなす。この支持突部64は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部64の対称な両傾斜面65のなす角度は鈍角である。この両傾斜面65には、回転部材10側と同様に、傾斜面65とは直角の方向に突出し、且つ突出端が半球形をなす支承部66(本発明の構成要件である支持手段)が形成されている。そして、この支承部66には、バネ受け部67が首振り状に相対変位し得るように支持されている。バネ受け部67は、支承部66と同心の円形をなす嵌合部67aと、嵌合部67aの外周における支承部66側の端部に同心円形で且つ嵌合部67aよりも大径に一体形成したフランジ部67bとからなり、嵌合部67aの中心には、支承部66の先端に対してガタ付きなく且つ三次元方向へ自在に首振り可能に嵌合する半球状の凹部67c(本発明の構成要件である支持手段)が形成されている。また、嵌合部67aにおける支承部66とは反対側の端面には、その中心位置から嵌合部67aと同軸状に細長く突出する筒状のガイド部67dが一体に設けられている。
圧縮コイルバネ56は、弾縮された状態で、その一方の端部の座巻き部59を回転部材10側のバネ受け部63の嵌合部63aにガタ付きなく嵌合させるとともに、他方の端部の座巻き部59をリム22側のバネ受け部67の嵌合部67aにガタ付きなく嵌合させることで、回転部材10側のバネ受け部63とリム22側のバネ受け部67との間に装着されている。また、両端の座巻き部59はフランジ部63b,67bに対して弾性的に当接している。装着された圧縮コイルバネ56のコイル軸の軸線は、回転部材10の径方向に対して直角に近い向き、即ち回転部材10の周方向と概ね同じ方向を向いた状態となる。
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4を図15及び図16を参照して説明する。本実施形態4のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Tdと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。尚、回転部材10とホイール本体20とダンパ機構Dについては、上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本実施形態4のトルク伝達機構Tdについて説明する。
回転部材10の外周には、径方向外側へ突出した形態の5つの支持突部71が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。支持突部71は、径方向外側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる急峻な山形をなす。この支持突部71は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部71の対称な両傾斜面72のなす角度は鋭角である。この両傾斜面72には、夫々、バネ受け部73が固定されている。バネ受け部73は、円盤状のフランジ部73aの表面に、同心に且つフランジ部73aよりも小径の円形をなす嵌合部73bを一体形成したものである。
一方、ホイール本体20を構成するリム22の内周には、径方向内側へ山形状に突出した形態の5つの支持突部75が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。この支持突部75は、径方向内側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる山形をなす。この支持突部75は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部75の対称な両傾斜面76のなす角度は鈍角である。この両傾斜面76には、回転部材10側と同様に、バネ受け部78が固定されている。バネ受け部78は、円盤状のフランジ部78aの表面に、同心に且つフランジ部78aよりも小径の円形をなす嵌合部78bを一体形成したものである。
回転部材10側の嵌合部73bとリム22側の嵌合部78bは、互いに相手側に対向するように突出しており、双方の嵌合部73b,78bの突出端面には、フランジ部73a,78a及び嵌合部73b,78bと同心の円柱形をなすゴム製のストッパ74,79が固着されている。
トルク伝達機構Tdを構成する圧縮コイルバネ56は、実施形態2及び実施形態3と同じものであり、金属製の素線57からなり、コイル部58の両端に座巻き部59を一体形成した形態である。コイル部58は、素線57を一定ピッチで、且つ一定のコイル径で螺旋巻きしたものであり、その内径は、バネ受け部73,78の嵌合部73b,78bの外径とほぼ同じ寸法とされている。また、座巻き部59はコイル部58と同じ径寸法とされている。かかる圧縮コイルバネ56は、弾縮された状態で、その一方の端部の座巻き部59を回転部材10側のバネ受け部73の嵌合部73bにガタ付きなく嵌合させるとともに、他方の端部の座巻き部59をリム22側のバネ受け部78の嵌合部78bにガタ付きなく嵌合させることで、回転部材10側のバネ受け部73とリム22側のバネ受け部78との間に装着されている。また、両端の座巻き部59はフランジ部73a,78aに対して弾性的に当接している。回転部材10に対してホイール本体20が同心状に位置するとき、装着された圧縮コイルバネ56のコイル軸の軸線は、直線状をなし、回転部材10側とリム22側の双方のフランジ部73a,78a、嵌合部73b,78b及びストッパ74,79の軸線と合致する。また、圧縮コイルバネ56のコイル軸は、回転部材10の径方向に対して直角に近い向き、即ち回転部材10の周方向と概ね同じ方向を向いた状態となる。
回転部材10に対してホイール本体20が偏心するのに伴い、回転部材10側のバネ受け部73とリム22側のバネ受け部78が接近すると、圧縮コイルバネ56を構成する素線57のピッチ角が小さくなり、素線57同士もコイル軸方向において接近していく。このとき、バネ受け部73,78同士が所定間隔まで接近したところで、回転部材10側のストッパ74とリム22側のストッパ79とが突き当たり、それ以上のバネ受け部73,78同士の接近が規制される。この時点で、素線57同士は非接触の状態である。
このように、本実施形態4では、素線57同士が非接触の状態で回転部材10側のストッパ74とリム22側のストッパ79とが当接する(ストッパ74,79が相手側のバネ受け部78,73のストッパ79,74に当接する)ことで、回転部材10側のバネ受け部73とリム22側のバネ受け部78とのそれ以上の接近を規制するようにしたので、素線57同士の衝突に起因する異音の発生を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では圧縮コイルバネを5対設けたが、本発明は、圧縮コイルバネの数が4対以下、または6対以上の場合でも適用できる。
(2)上記実施形態1に、実施形態2の首振り構造又は実施形態3の首振り構造を組み合わせてもよい。この場合、ガイド部による案内構造を組み合わせることもできる。
(3)上記実施形態1に、実施形態4のではストッパの構造を組み合わせてもよい。
(4)上記実施形態2,実施形態3においてガイド部による案内構造を設けない構成としてもよい。この場合、ガイド部に替えて、実施形態4のストッパを設けることもできる。
(5)上記実施形態4では回転部材側とリム側の双方にストッパを設けたが、本発明によれば、回転部材側のバネ受け部とリム側のバネ受け部のうちのいずれか一方のみにストッパを設けてもよい。
(6)上記実施形態1〜4において、コイル部は、素線を不等ピッチで螺旋巻きしたものであってもよい。
(7)上記実施形態では駆動輪に適用した例を説明したが、本発明は、従動輪にも適用することができる。
(8)上記実施形態1〜4において、コイル部は、軸方向の各ピッチ間でコイル径が変化する円錐状であってもよい。
実施形態1の正面図 断面図 回転部材とホイール本体が同心に配置されているときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 図3のA−A断面図 回転部材に対してホイール本体が偏心したときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 実施形態2の正面図 断面図 回転部材とホイール本体が同心に配置されているときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 回転部材に対してホイール本体が偏心したときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 図8のB−B断面図 実施形態3の正面図 断面図 回転部材とホイール本体が同心に配置されているときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 回転部材に対してホイール本体が偏心したときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 実施形態4において回転部材とホイール本体が同心に配置されているときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図 回転部材に対してホイール本体が偏心したときのトルク伝達機構の一部切欠拡大図
符号の説明
10…回転部材
13,23…バネ受け部
13b,23b…嵌合部
13c,23c…拡径部
13d,23d…受け面
20…ホイール本体
22…リム
30…圧縮コイルバネ
32…コイル部
33…座巻き部
50,53…軸受部(支持手段)
51,54、63,67…バネ受け部
52,55…軸体(支持手段)
51d,54d…ガイド部
56…圧縮コイルバネ
58…コイル部
59…座巻き部
62,64…支承部(支持手段)
63c,67c…凹部(支持手段)
74,79…ストッパ

Claims (4)

  1. 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
    タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
    前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
    コイル部の両端に座巻き部を形成してなり、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
    前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
    前記座巻き部は、前記コイル部の最端部よりも小径に形成され、
    前記コイル部の最端部と前記座巻き部とが、前記圧縮コイルバネのコイル軸方向において少なくとも一部が重なるように配置されており、
    前記バネ受け部は、
    前記座巻き部を当接される受け面と、
    前記座巻き部を外嵌させる略円形の嵌合部と、
    前記コイル部の端部の内径よりも小径であり、且つ前記嵌合部よりも大径とすることで前記嵌合部に外嵌されている前記座巻き部の離脱を規制する拡径部とを備えて構成されていることを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。
  2. 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
    タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
    前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
    前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
    前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
    前記回転部材側の前記バネ受け部を、前記回転部材に対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段と、
    前記リム側の前記バネ受け部を、前記リムに対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段とを設けたことを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。
  3. 前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とに前記圧縮コイルバネのコイル軸と平行に延出するガイド部を設け、
    前記回転部材側のガイド部と前記リム側のガイド部とを、コイル軸方向への摺動を可能に、且つコイル軸と交差する方向への相対変位を規制された状態で嵌合させたことを特徴とする請求項2記載のサスペンション内蔵ホイール組立体。
  4. 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
    タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
    前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
    素線を螺旋巻きしてなるコイル部を有し、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
    前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
    前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部のうちの少なくともいずれか一方に、相手側の前記バネ受け部に向かって突出するストッパを設け、
    前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とが接近したときに、前記圧縮コイルバネを構成する素線同士が非接触の状態で前記ストッパが相手側の前記バネ受け部に当接することで、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とのそれ以上の接近を規制する構成としたことを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。
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