JP2005313754A - サスペンション内蔵ホイール組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異音の発生を防止する。
【解決手段】 回転部材10に対してホイール本体20が偏心したときに、座巻き部33に対して嵌合部13b,23bから離脱する方向の力が作用しても、拡径部13c,23cへの係止により座巻き部33の離脱が規制される。コイル部32の端部がバネ受け部13,23に対して径方向に変位しても、拡径部13c,23cの外径はコイル部32の端部の内径よりも小さいので、コイル部32の端部はバネ受け部13,23と干渉しない。よって、圧縮コイルバネ30とバネ受け部13,23との衝突に起因する異音の発生が防止される。
【選択図】 図3
Description
回転部材に対してホイール本体が偏心したときに、座巻き部に対して嵌合部から離脱する方向の力が作用しても、拡径部に係止することによって座巻き部の離脱方向への変位が規制される。また、コイル部の端部がバネ受け部に対して径方向に変位しても、拡径部の外径はコイル部の端部の内径よりも小さいので、コイル部の端部がバネ受け部と干渉することはない。このように本発明によれば、圧縮コイルバネとバネ受け部との間での衝突に起因する異音の発生を防止することができる。
回転部材に対してホイール本体が偏心したときには、回転部材側とリム側のバネ受け部が、夫々、回転部材又はリム(ホイール本体)に対して首振り変位することで、コイル部はその軸線を直線状に維持しつつ弾性変形することができる。本発明によれば、圧縮コイルバネがそのコイル軸を湾曲させるように変形する虞がないので、回転部材とホイール本体との間におけるトルク伝達の効率低下を回避することができる。
バネ受け部は回転部材とリムに対して首振り可能となっているため、圧縮コイルバネがそのコイル軸を湾曲させるように座屈変位することが懸念されるが、本発明では、ガイド部同士の嵌合によって、回転部材側のバネ受け部とリム側のバネ受け部とが互いに正対する姿勢を保たれるので、圧縮コイルバネがコイル軸を湾曲させるように座屈変形する虞はない。
回転部材側のバネ受け部とリム側のバネ受け部とが接近したときに、圧縮コイルバネを構成する素線同士が非接触の状態でストッパが相手側のバネ受け部に当接することで、回転部材側のバネ受け部とリム側の前記バネ受け部とのそれ以上の接近を規制するようにしたので、素線同士の衝突に起因する異音の発生を防止することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態1のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸(本発明の構成要件である車軸)に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Taと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。
駆動軸に固定された回転部材10の回転力は、圧縮コイルバネ30を介してホイール本体20に伝達され、回転部材10とホイール本体20とがほぼ同心状に且つ一体的に回転する。また、ホイール本体20に作用する車体の重量はダンパ機構Dによって支承される。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図6ないし図10を参照して説明する。本実施形態2のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Tbと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。尚、回転部材10とホイール本体20とダンパ機構Dについては、上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
回転部材10の円筒部の外周には、径方向外側へ突出した形態の5つの軸受部50(本発明の構成要件である支持手段)が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。各軸受部50には、夫々、2つのバネ受け部51が回転部材10の軸線と平行な軸体52(本発明の構成要件である支持手段)を支点として軸受部50に対して首振り状に相対変位し得るように支持されている。1つの軸受部50に支持された2つのバネ受け部51は、軸受部50を境として互いに反対側へ傾いた姿勢をとっている。また、バネ受け部51は、基端部が軸体52に連結されたアーム部51aと、アーム部51aの先端部に一体形成された円形の嵌合部51bと、嵌合部51bの外周におけるアーム部51a側の端部に同心円形で且つ嵌合部51bよりも大径に一体形成したフランジ部51cとからなる。また、嵌合部51bにおけるアーム部51aとは反対側の端面には、その中心位置から嵌合部51bと同軸状に細長く突出する軸状のガイド部51dが一体に設けられている。
回転部材10に対してホイール本体20が偏心したときには、回転部材10側のバネ受け部51とリム22側のバネ受け部54とが、コイル軸に対して交差する方向へ相対変位する。このとき、回転部材10側のバネ受け部51が回転部材10の軸受部50に対して首振りするように相対変位するとともに、リム22側のバネ受け部54がリム22の軸受部53に対して首振りするように相対変位することにより、コイル部58はその軸線(コイル軸)を直線状に維持しつつ弾性変形することになる。本実施形態によれば、圧縮コイルバネ56がそのコイル軸を湾曲させるように変形する虞がないので、回転部材10側からホイール本体20側へのトルク伝達の効率が低下することはない。
次に、本発明を具体化した実施形態3を図11ないし図14を参照して説明する。
次に、本発明を具体化した実施形態4を図15及び図16を参照して説明する。本実施形態4のサスペンション内蔵ホイール組立体は、車両の駆動軸に連結されて回転駆動される回転部材10と、外周側にタイヤ(図示せず)が装着されるリム22を有するホイール本体20と、トルク伝達機構Tdと、ダンパ機構Dとを備えて構成されている。尚、回転部材10とホイール本体20とダンパ機構Dについては、上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
回転部材10の外周には、径方向外側へ突出した形態の5つの支持突部71が周方向に等角度間隔を空けて一体形成されている。支持突部71は、径方向外側へ突出するとともに、突出方向に向かって周方向の幅が狭まる急峻な山形をなす。この支持突部71は、回転部材10の軸線方向に見たときに、回転部材10の軸心を通る径方向の仮想線を中心として対称な形状をなし、この支持突部71の対称な両傾斜面72のなす角度は鋭角である。この両傾斜面72には、夫々、バネ受け部73が固定されている。バネ受け部73は、円盤状のフランジ部73aの表面に、同心に且つフランジ部73aよりも小径の円形をなす嵌合部73bを一体形成したものである。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
13,23…バネ受け部
13b,23b…嵌合部
13c,23c…拡径部
13d,23d…受け面
20…ホイール本体
22…リム
30…圧縮コイルバネ
32…コイル部
33…座巻き部
50,53…軸受部(支持手段)
51,54、63,67…バネ受け部
52,55…軸体(支持手段)
51d,54d…ガイド部
56…圧縮コイルバネ
58…コイル部
59…座巻き部
62,64…支承部(支持手段)
63c,67c…凹部(支持手段)
74,79…ストッパ
Claims (4)
- 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
コイル部の両端に座巻き部を形成してなり、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
前記座巻き部は、前記コイル部の最端部よりも小径に形成され、
前記コイル部の最端部と前記座巻き部とが、前記圧縮コイルバネのコイル軸方向において少なくとも一部が重なるように配置されており、
前記バネ受け部は、
前記座巻き部を当接される受け面と、
前記座巻き部を外嵌させる略円形の嵌合部と、
前記コイル部の端部の内径よりも小径であり、且つ前記嵌合部よりも大径とすることで前記嵌合部に外嵌されている前記座巻き部の離脱を規制する拡径部とを備えて構成されていることを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。 - 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
前記回転部材側の前記バネ受け部を、前記回転部材に対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段と、
前記リム側の前記バネ受け部を、前記リムに対し、前記回転部材の軸線方向と平行な軸を支点として首振り変位可能に支持する支持手段とを設けたことを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。 - 前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とに前記圧縮コイルバネのコイル軸と平行に延出するガイド部を設け、
前記回転部材側のガイド部と前記リム側のガイド部とを、コイル軸方向への摺動を可能に、且つコイル軸と交差する方向への相対変位を規制された状態で嵌合させたことを特徴とする請求項2記載のサスペンション内蔵ホイール組立体。 - 車両の車軸に取り付けられる回転部材と、
タイヤが装着されるリムを有するホイール本体と、
前記回転部材と前記リムの双方に周方向に間隔を空けて設けた複数のバネ受け部と、
素線を螺旋巻きしてなるコイル部を有し、前記回転部材側のバネ受け部と前記リム側のバネ受け部との間に設けた圧縮コイルバネとを備え、
前記圧縮コイルバネを介すことにより、前記回転部材と前記ホイール本体との間で回転力が伝達されるようにしたものであって、
前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部のうちの少なくともいずれか一方に、相手側の前記バネ受け部に向かって突出するストッパを設け、
前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とが接近したときに、前記圧縮コイルバネを構成する素線同士が非接触の状態で前記ストッパが相手側の前記バネ受け部に当接することで、前記回転部材側の前記バネ受け部と前記リム側の前記バネ受け部とのそれ以上の接近を規制する構成としたことを特徴とするサスペンション内蔵ホイール組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004133516A JP2005313754A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | サスペンション内蔵ホイール組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004133516A JP2005313754A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | サスペンション内蔵ホイール組立体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005313754A true JP2005313754A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35441623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004133516A Pending JP2005313754A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | サスペンション内蔵ホイール組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005313754A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313815A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Topy Ind Ltd | ホイールアッセンブリ |
JP2008275013A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Jtekt Corp | ドライブシャフト |
JP2015105682A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 小島プレス工業株式会社 | クッションクリップ |
EP3779232A4 (en) * | 2018-03-29 | 2022-01-05 | NHK Spring Co., Ltd. | COIL SPRING ARRANGEMENT |
-
2004
- 2004-04-28 JP JP2004133516A patent/JP2005313754A/ja active Pending
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