JP2005313676A - 破裂部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、構造が単純で、また確実なシール性(気密性)が確保され、そして組み立てが容易なガス発生器を提供する。
【解決手段】 開口端部を有する筒状部材と、当該開口端部を閉塞する蓋部材とから構成されるハウジングを備え、開口端部には内側に向かって曲折するかしめ部が形成され、前記蓋部材外側表面のうち、かしめ部が位置する部分には、当該かしめ部の内周端部を露出させる広さの領域部分が確保されており、前記筒状部材に形成されるかしめ部と前記蓋部材に確保される領域部分との間には、シール部材が設けられているエアバッグ用ガス発生器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアバッグ用ガス発生器に関するもので、特に当該ガス発生器に於ける外郭容器となるハウジング構成に特徴を有するエアバッグ用ガス発生器に関する。
一般にエアバッグ用ガス発生器には、その外郭容器として機能するハウジングが使用されており、その内部には、ガス発生剤や点火器など、機能上又は作動上必要とされる各種構成部品が配置されている。
そしてガス発生器は、その構造を簡素化することにより、ガス発生器の組み立て工程の簡略化を達成し得ることから、設計に際しては、ガス発生器の構造の簡素化についても検討がなされている。
また、ガス発生器はハウジングの他複数の部品を用いて形成されていることから、必然的に各部品同士の接合が要求されることもある。その際、各部品同士の接合に溶接法が採用された場合には、溶接を行うための大掛かりな設備が必要になる。またガス発生器の製造に際しても、溶接作業を行うための工程及び時間が必要になる。更に、溶接では熱が発生する為、ガス発生剤や点火器を用いるガス発生器では、組み立て作業上の安全性も確保する必要が出てくる。依って、ガス発生器の組み立てに際しては溶接を使用しない事が望ましい。
ハウジングの形成に際して溶接を使用しないガス発生器は、例えば特許文献1に示されている。この文献に示されたガス発生器では、ハウジングの両端開口部が閉塞部材、蓋部材によってそれぞれ閉じられている。蓋部材は、ハウジングの端部を内側に折り込んだかしめによって支持されており、このかしめた部分と閉塞部材又は蓋部材との間には、シール部材(シールリング)が配設されている。そして、閉塞部材および蓋部材に段付部が設けられ、この段付部にシールリングを配置してハウジングの両端周縁をかしめていることから、かしめ後は閉塞部材又は蓋部材の上面とかしめ部の端面とが面一になっている。
特許文献1記載のガス発生器はこのように形成されている結果、ハウジング端部周縁をかしめる際に、閉塞部材や蓋部材に形成された段付部がハウジングのかしめの端部と干渉したり、或いはかしめの治具と干渉したりして、かしめ作業を効率的乃至的確に行い得ない可能性がある。
またかしめが確実に行われていない場合には、ハウジング内の気密性が確保されず、特に固形ガス発生剤が使用されている場合には、当該ガス発生剤が吸湿してしまうおそれもある。よってこのような問題を未然に防ぐため、かしめ部分にシール部材を配置して、湿気などの侵入を阻止する必要がある。しかし特許文献1に記載のガス発生器では、かしめた後のシール部材が隠れてしまうため、かしめが確実に行われているか否かの検査を目視にて行いにくく、生産効率の向上を図るのが困難になっている。更にハウジング端部をかしめる時に段付部にシール部材が巻き込まれると、シール部材が損傷し、シール機能が低下する。
特開平11−78766号公報
本発明の目的の一つは、ハウジングの組み立てが単純乃至は簡単なガス発生器を提供することにある。また本発明の他の目的は、確実なシール性(気密性)を確保することができ、更に望ましくはシールが確実に行われているか否かを容易に確認することのできるガス発生器を提供することにある。
上記課題は、以下に詳述する本発明のエアバッグ用ガス発生器によって解決される。
即ち本発明は、開口端部を有する筒状部材と、当該開口端部を閉塞する蓋部材とから構成されるハウジングを備えたエアバッグ用ガス発生器であって、前記開口端部には内側に向かって曲折するかしめ部が形成され、前記蓋部材外側表面のうち、かしめ部が位置する部分には、当該かしめ部の内周端部を露出させる広さの領域部分が確保されており、前記筒状部材に形成されるかしめ部と前記蓋部材に確保される領域部分との間には、シール部材が設けられているエアバッグ用ガス発生器に関する。
上記のガス発生器において、蓋部材外側表面のうち、かしめ部が位置する部分(即ち、かしめ部分が存在している領域を含んだ部分)に確保される領域部分は、かしめ部の内周端部を露出させるものとして機能する。このような領域部分が確保されている結果、シール部材を介して蓋部材を支持しているかしめ部の先端側には、当該かしめ部の先端部分を露出させる程度の空間が確保されることになる。そしてかかる空間が存在することから、ハウジングの開口端部をかしめる場合(即ちかしめ工程)であっても、形成されるかしめ部が他の部材と干渉することがなくなり、かしめ作業を効率的且つ確実に行うことができる。また、このような領域部分が存在することから、かしめ作業を終えた後でも、かしめ部が適切に形成されているか否か、或いは配置されたシール部材に歪みがないか等を確認しやすいものとなる。
上記領域部分は、かしめ部の内周端部を露出させる広さに確保されるものであることから、少なくともかしめ部の幅よりも広いことが必要である。例えば、かしめ部が内向きフランジ状(又は内向きフランジに近似した形状)に形成される場合には、当該フランジよりも幅広い形状(即ち、内側に折り曲げられたフランジの内側先端部よりも、更に内側まで形成されている形状)で、蓋部材外側表面の径方向外側に確保される必要がある。蓋部材の外側表面が平坦に形成されている場合、当該領域部分は、少なくとも前記所定の広さ範囲を含む範囲であれば良く、従って、当該フランジよりも幅広い形状の範囲部分を当該領域部分と判断することも、また平坦に形成された外側平面全域を当該領域部分と判断することもできる。また、蓋部材の外側表面の中央に突起する部分が形成されている場合には次のように判断することができる。即ち、仮にその突起が、何らかしめ部の内周端部を(部分的であっても)閉塞するような高さや形状で無い場合には、突起部分は当該領域部分内から形成することができ、この場合には、突起している部分を含んだ範囲であって、且つかしめ部の内周端部を露出させる広さの範囲を領域部分と判断することができる。一方、仮に前記の突起がかしめ部の内周端部を(部分的であっても)閉塞するような高さや形状である場合には、当該突起は前記所定の領域部分から外れた範囲に形成される必要があり、この場合、当該領域部分は、少なくとも突起が形成されていない範囲に存在することになる。
そして本発明においては、前記の領域部分は、必ずしも特定の領域として確定する必要は無く、少なくともかしめ部の内周端部を露出させる広さの領域として確定できれば十分である。
上記の如く本発明にかかるガス発生器は、蓋部材に所定の領域部分が確保されていることから、筒状部材の開口端部をかしめた後は、形成されたかしめ部の外側表面と、蓋部材の外側表面とは不連続になる。そして、このようにかしめ部の外側表面と、蓋部材の外側表面とが不連続になる(かしめ部外側表面の方が蓋部材外表面から突出している)ガス発生器において、かしめ作業を容易に行うことができるようになっている。これに対して、前記背景技術に記載したように、蓋部材に段付部を形成し、その段付け部にかしめ部を補合的に収容する場合には、かしめによって形成されたかしめ部の外側表面と、蓋部材の外側表面とは面一で連続状となり、その結果、上記の如くかしめ部が干渉を受けやすく、かしめ作業が行いにくくなる。
依って、前記課題は、開口端部を有する筒状部材と、当該開口端部を閉塞する蓋部材とから構成されるハウジングを備えたエアバッグ用ガス発生器であって、前記開口端部には内側に向かって曲折するかしめ部が形成されると共に、かしめ部の外側表面と、蓋部材の外側表面とが不連続になっているガス発生器によっても解決することができる。このように形成されたガス発生器において、蓋部材の外側表面の形状は、筒状部材の開口端部に形成されるかしめ部と不連続になるような形状である必要があり、望ましくは平面に形成される。蓋部材の外側表面が平面であれば、当該蓋部材の加工上も望ましい。但し、この蓋部材の外側表面は、平面に限られることなく、かしめ作業に支障をきたすものでなければ、多少の凹凸を有していてもよい。
上記本発明のガス発生器において、筒状部材の開口端部に形成されるかしめ部は、内向きフランジ状に形成する他、内側に円弧状に曲折乃至湾曲する形状に形成することもできる。
本発明のガス発生器においては、蓋部材とかしめ部との間には、シール部材が設けられる。このシール部材は、蓋部材とかしめ部との間に挟持されて、ハウジングの内部空間を気密に保持するものである。かかるシール部材は、少なくとも気密性を確保でき、長期間の挟持に耐え得る材質、形状のものであれば適宜採用することができ、例えば、ガスケットやOリングなどのように環状に形成されたものの他、適宜形状に塗布することのできるシーラントなどを使用することもできる。
上記のようにシール部材を用いた場合、これを挟持するかしめ部の形状にもよるが、シール部材は、蓋部材とかしめ部との間に挟持された状態において、所定の位置に存在することを目視にて確認し得ることが望ましい。このため、当該シール部材は環状(リング状、円筒状などを含み、環になっている形状)であって、少なくともその内周端部が、ハウジングに於けるかしめ部の内周端部から露出(望ましくは突出)するように形成されることが望ましい。即ち、ハウジングのかしめ部と前記蓋部材の領域部分との間に存在するシール部材の内周端部を、外部から確認できるように形成することが望ましい。このように形成すれば、かしめ作業を行った後でも、シール部材が所定の位置からずれていないことを目視で容易に確認でき、依ってハウジングのシール性(気密性)を確実なものとすることができる。シール部材の内周端部は、かしめ部と蓋部材との間に入り込んでいても、かしめ部の内周端部と面一になっていても、或いはかしめ部の内周端部よりも突出していても良い。更に、かしめ部内周端部よりも奥に位置していても、かしめ後所定位置に配置されていることが確認或いは判断できるものであればよい。但し、シール部材の内周端部は、かしめ部の内周端部と面一になっているか、或いはかしめ部の内周端部よりも突出していれば、より容易にその存在や状態を確認できることから望ましい態様となる。
また筒状部材は、円筒状に形成されるのが一般的であるが、これに限らず多角形に形成しても良い。但し、蓋部材は当該筒状部材の軸方向に交差する断面形状に合わせて形成することが望ましいが、当該断面形状に合致していなくとも、かしめ部先端部との間にシール部材を介して隙間を生じさせない限りにおいて円形であっても良い。
上記蓋部材は、その外側表面のうち、かしめ部が位置する部分に確保される領域部分が平坦であることが望ましく、更に当該蓋部材の外側表面が全体的に平坦に形成されていることが望ましい。領域部分、望ましくは蓋部材の外側表面全体を平坦に形成する、即ちこれらの部分や面に凹凸を形成しないということは、余分な加工の必要性を無くし、加工コストを抑えることができることから望ましい。なお、ここで云う「蓋部材の外側表面全体」とは、蓋部材に点火手段を取り付けるための段付部や窪みが設けられる場合、かかる点火手段取付用の段付部や窪みを除いた部分を指す。
上記ガス発生器に於いて、蓋部材とかしめ部との間に設けられたシール部材は、かしめ部でのかしめによって蓋部材との間で挟持され、潰されている事が望ましい。これば当該シール部材によるシール性を高めるためである。
また、上記かしめ部は、筒状部材の全周に亘って形成されていることが望ましい。これは筒状部材(依り具体的にはかしめ部)と蓋部材との間での、ハウジング内外における気密性(シール性)を高めるためである。
上記のガス発生器に於いては、筒状部材と蓋部材とでハウジングが構成される。このハウジングは、エアバッグ(袋体)を膨張させるためのガスを放出するガス排出口を備える必要があり、例えば筒状部材の周面の全体又は所定の範囲内に、常には閉塞されて、ガスの放出時に開口するガス排出口を形成することができる。また、ハウジング内には、ガス発生器の作動上必要な構成部品を適宜配置することができ、例えば、外部からの作動信号を受けて作動する電気式点火器を含む点火手段、この電気式点火器の作動によって着火されて燃焼し、エアバッグを膨張させるためのガスを発生させるガス発生剤、及びハウジングから放出される前のガスを浄化し、冷却する為のフィルタ手段などを配置することができる。更に、ハウジング内を2室以上に区画する場合には、その為の隔壁構成部材を適宜配置することができる。その際、一般に電気式点火器は、外部からの作動信号を受領する関係上、少なくとも作動信号受領部(通常は導電性ピン)がハウジング外に露出している必要がある。依って、係る電気式点火器は、一部をハウジング外に露出した状態で、前記蓋部材に設けられることが望ましい。
依って本発明のガス発生器は、前記ハウジング内を仕切板によって、軸方向に隣り合う燃焼室とフィルタ室とに区画して、前記開口端部側に燃焼室を存在させて、その室内には燃焼してガスを生じさせるガス発生剤を充填すると共に、フィルタ室には、ガス発生剤の燃焼によって生じたガスを浄化するフィルタを配置し、そして前記蓋部材には、燃焼室内のガス発生剤を着火させる点火手段を設けたエアバッグ用ガス発生器とすることが望ましい。係るガス発生器は構造が簡単で、製造しやすいものとなる為である。
また本発明のガス発生器は、ハウジング内に、仕切板によって区画された複数の燃焼室が当該ハウジングの軸方向に並んで設けられていると共に、少なくともハウジング内に於ける軸方向両端側には燃焼室が設けられて、各燃焼室内には燃焼してガスを生じさせるガス発生剤が収容されており、そして前記ハウジングの軸方向端部に存在する壁面には、燃焼室内のガス発生剤を着火させる点火手段が設けられているエアバッグ用ガス発生器とすることもできる。軸方向に並んで存在する燃焼室同士は、相互に隣り合うように設けられる他、燃焼室同士の間に他の室を介在させることもできる。但し、ハウジング内に於ける軸方向両端側には燃焼室が設けられる必要がある。特に係るガス発生器のハウジングは、軸方向両端部に開口端部を設けた筒状部材と、各開口端部を閉塞するそれぞれの蓋部材とから構成される事が望ましく、この場合には、蓋部材が前記ハウジングの軸方向端部に存在する壁面に該当する。このように形成されたガス発生器では、製造工程上の最後に点火手段を設けた蓋部材(ハウジングの軸方向端部に存在する壁面)を設置・固定することができ、当該蓋部材の設置はかしめによって行うことができることから、製造上の安全性を高めることができ、またハウジングの形成を容易に行うことができる。更にハウジングの形成に際しては、ハウジングの筒状部材の片端部に開口部を設け、その開口部を蓋部材で閉塞するように形成しても良い。
上記本発明によれば、構造が単純なガス発生器を提供することができる。また本発明によれば、確実なシール性(気密性)を確保することのできるガス発生器を提供することができる。更に本発明のによれば、ハウジングの組み立てが容易なガス発生器を提供することができる。
特に、蓋部材には所定の領域部分を確保していることから、筒状部材の開口端部に形成されるかしめ部が何らかの他の構成部材と干渉することはなく、またかしめ作業を容易且つ確実に行うことができる。
そして、蓋部材とかしめ部との間に配置したシール部材は、前記所定の領域部分から、挟持された状態のシール部材の状態をも確認できるように構成し得ることから、当該部位に於けるシール性(気密性)の確認を容易に行うことができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施形態にかかるガス発生器の軸方向に沿う断面図、図2〜6は、それぞれ筒状部材と蓋部材との係止構造の他の実施の形態を示す要部拡大断面図、図7は他の実施形態にかかるガス発生器の軸方向に沿う断面図である。
図1に示すガス発生器において、その外郭容器として機能するハウジング30は、大凡シリンダー形状であって軸方向一端側を開放して開口端部12とした筒状部材10と、この筒状部材10の開口端部12を閉塞する蓋部材20とで構成されている。
このハウジング30を構成する筒状部材10の周面には、ハウジング30内で生じた作動ガスを放出するための複数のガス排出口13が設けられている。特にこの実施の形態において、当該ガス排出口13は、後述のフィルタ室40が内部に区画される範囲にだけ形成されている。また、筒状部材10の開口端部12側の内周面には、蓋部材20の周縁部が係止する程度に突起した段付部14が設けられており、蓋部材20はこの段付部14に支持されて、それよりもハウジング30の内側への移動が阻止される。段付部14に支持された蓋部材20は、その外側(段付部14で支持されていない側)に環状のシール部材(本実施の形態ではガスケット80)を配置した上で、筒状部材10の開口端部12の存在する先端部を筒状部材10の内側にかしめることで固定されている。蓋部材20の外側表面における径方向外側には、当該かしめによって形成されるかしめ部11の内周端部を露出させる広さの領域部分21が確保されていることから、このかしめ作業を容易且つ確実に行うことができる。この図1に示す態様に於いて、蓋部材20の外側表面は点火器72が設置される個所を除いて平坦に形成されていることから、この蓋部材20の外側表面全体を前記所定の領域部分21とみることも、また内向きフランジ状のかしめ部11の内周端面よりも、僅かに蓋部材20の中央に向かって広がった範囲を前記所定領域とみることもできる。
また、蓋部材20の外側表面は、全体として(点火器72設置個所を除いて)平坦に形成されており、この蓋部材20には、かしめによって形成されたかしめ部11の外側表面よりも突起する部分が存在しないことから、かしめ作業に際して、かしめ治具のローラー(図示せず)などが蓋部材20の外側表面と干渉することはほとんどなく、依ってかしめ作業を行いやすいものとなる。
上記のように、かしめ作業はガスケット80を配置した上で行われる結果、形成されたかしめ部11と蓋部材20との間にはガスケット80が挟持され、この部分に於ける気密性を高めることができる。また、挟持されたガスケット80の内周端部81(本実施の形態ではガスケットの内周面)は、内向きフランジ状に形成されたかしめ部11の内周端部と面一になっており、その結果、挟持されたガスケット80の内周面を目視で確認することができる。依って、かしめ作業終了後に於いても、ガスケット80が適切にシール機能を果たす位置に取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
シール部材を配置するという点では、蓋部材20の外周面周縁に円周方向に延在する溝を形成して、この溝にOリングなどを配置し、その状態で筒状部材10の開口端部12へ挿入することも考えられる。しかしこのように形成した場合には、Oリングを装着した蓋部材の挿入が行いにくくなり、これに対して本発明のように蓋部材20を開口端部12に配置した後に、シール部材(ガスケット80)を所定の位置に配置してかしめれば、その組み立てを行いやすくなる。
また、この図1に示す態様では、蓋部材20にガスケット80を配置するときに、その位置決めを行いやすいように、蓋部材20の外側表面には、当該ガスケット80の移動を阻止する段部22が形成されている。仮に筒状部材10の開口端部12の内径とガスケット80の外径とがほぼ同じであれば、特に位置決めを要せずとも困難なくガスケット80を蓋部材20に配置することもできるが、ガスケット80の外径が筒状部材10における開口端部12の内径よりも小さい場合には、挟持されるまでの間、ガスケット80は移動自在になってしまい、意図した箇所に固定することが困難になる。そこで上記のような段部22を形成し、ガスケット80の移動を阻止することが望ましい。このような機能を有する段部22は、ガスケット80の内周面に嵌合する突起、或いはガスケット80の外周を支持する突起として具体化することができ、かかる突起を形成するに際しては、ガスケット80が配置されるべき箇所を、当該ガスケット80の形状に合わせて僅かに窪ませることができる。そしてこの窪みは、ガスケット80の肉厚よりも浅いことが望ましい。係るガスケット80を位置決めするための段部22は、後述する他の実施形態でもガスケットを使用する場合には、適宜適用することができる。
また、ガスケット80の代わりにOリング(図4に於ける符号480)を使用することもできる。Oリング480を使用した場合にも、前記ガスケット80の場合と同じように、蓋部材20の外側表面には、使用されるOリング480の一部又は全部が嵌る程度の溝や、Oリング480の移動を阻止する段部22などを形成する事が望ましい。このように形成すれば、Oリング480の組み付け作業が行いやすくなると同時に、かしめ作業に際してOリング480が移動しにくく、依って製造上、及びシール性の観点上、好ましい態様となる。その際、Oリング480の一部又は全部が嵌る溝や、Oリング480の移動を阻止する段部22の深さは、Oリング挿入後にハウジング端部をかしめた時、Oリングが潰れ、かしめ部の内側面と蓋部材外側の前記領域部分の面とが接触する程度に形成されていることが好ましい。この時、かしめ後のOリングを目視で観察できる位置に溝を形成するのが好ましいが、溝を形成することによって、かしめ部によるOリング固定効果が向上してOリングがズレる可能性は極めて低い事から、Oリングがかしめ後目視できる位置に形成されるものでなくともよい。
このハウジング30内に形成される空間は、軸方向に鉛直に配置された仕切板50によって、フィルタ41が配置されるフィルタ室40と、ガス発生剤71が配置される燃焼室70とに区画されている。本実施の形態に於いては、外部からの作動信号を受領して作動する点火手段(点火器72)が、蓋部材20に設けられている事に関連して、ハウジング30内における蓋部材20寄りに燃焼室70が設けられ、蓋部材20から離れた側、即ち筒状部材10で一体状に閉塞されている側にフィルタ室40が設けられている。
仕切板50の中央には、フィルタ室40と燃焼室70とを連通させる連通孔51が1つ形成されており、この連通孔51の開口径によって燃焼室70内のガス発生剤71の燃焼性能を調整することができる。またこの連通孔51は、燃焼室70側から金網60でカバーされている。これは、連通孔51の開口径がガス発生剤71よりも大きく形成されていることから、燃焼室70内のガス発生剤71が当該連通孔51を通ってフィルタ室40に移動するのを阻止する為である。依って当該金網60としては、ガス発生剤71を通過させないが、ガス発生剤71の燃焼によって生じた燃焼ガスを通過させる程度の開口を有するものが使用される。なおこのような金網60を使用する代わりに、仕切板50に複数の小孔(図示せず)を形成することもできる。この場合に形成される小孔は、ガス発生剤71を通すことはないが、ガス発生剤71の燃焼によって生じた燃焼ガスを通す程度の大きさに形成される必要があり、またその開口総面積(全小孔の開口面積の合計)は、仕切板50の中央に1つの連通孔51を設けた場合の、当該連通孔51の開口面積と同じにすることが望ましい。小孔の開口総面積を連通孔51の開口面積に合わせることにより、当該小孔の開口径や個数によってガス発生剤71の燃焼具合を調整することができる。
なお、仕切板50は、ハウジング30の外側から溶接されている。この溶接に際しては熱が発生することもあるが、溶接を行う時にはガス発生剤71や点火器72が配置されていないことから、溶接熱によるガス発生剤71の燃焼や点火器72の作動などに起因する問題は生じない。依ってこの図1に示す如く、蓋部材20側に燃焼室70を設けたガス発生器とすることにより、組み立て作業時における安全性を高めることができる。
以上のような構成を有する図1に示すガス発生器を製造するに際しては、先ず、筒状部材の閉塞された側の端部にフィルタ41を配置し、このフィルタを固定するように仕切板50を設けて、この仕切板50を(溶接などによって)筒状部材10に固定する。そしてこの仕切り部材に金網60を添設し、フィルタ室40から区画された燃焼室70内に、ガス発生剤71を充填する。その後、点火器72を備えた蓋部材20で当該燃焼室70を閉塞し、この蓋部材の外側表面にガスケット80を添設してから、筒状部材の開口端部をかしめてかしめ部11を形成して蓋部材20を固定する。即ち、本発明に係るガス発生器は、上記のような構成を備えていることから、このような簡易な工程で製造することができる。
このように形成されたガス発生器に於いては、外部からの作動信号を受領して点火器72が作動すると、これによって燃焼室70内のガス発生剤71が着火されて燃焼し、エアバッグを膨張させるための燃焼ガスを生じさせる。この燃焼ガスは、仕切板50に設けられた連通孔51を通ってフィルタ室40に流入し、フィルタ室40に配置された筒状のフィルタ41を外側に向かって放射状に通過し、そしてフィルタ41の外側に確保された空隙を通って、ガス排出口13から排出される。このガス排出口13は、常にはシールテープなどで閉塞されており、燃焼ガスの圧力などによって開口することになる。
なお、この図1では、一端側に開口端部12を形成した筒状部材10を用いてハウジング30を形成しているが、軸方向両側を開放して両端に開口端部12を設けた筒状部材10とし、両端の開口端部12、又は少なくとも何れか一方の開口端部12に、上記所定の領域部分21が確保された蓋部材20を、かしめ部11によって直接又は間接的に固定することもできる。その際、フィルタ室40側の開口端部12を閉塞する蓋部材20には、当然の事ながら点火手段(点火器72)を設ける必要はなく、依って何ら開口部が形成されていない蓋部材20を用いることができる。
図2〜6は、それぞれ筒状部材10と蓋部材20との係止構造に関する他の実施の形態を示す要部拡大断面図である。以下、それぞれの図に基づき、当該係止構造の実施態様を説明する。なお、図2から6において、図1に示したものと同じ部材乃至部位については同一符号を付して、その説明を省略する。
図2は、かしめ部211と蓋部材20との間に挟持されるガスケット280が、かしめ部211の内周端部から(蓋部材20の中心に向かって)突出している態様を示している。即ち、この態様に示すガス発生器では、ガスケット280の内径が、かしめ部211の内周端部によって形成される開口円の内径よりも小さく形成されている。但し、このガスケット280は、少なくともフランジ部と蓋部材20との間に挟持される部分を備え、当該部分に於ける気密性を保持するものとして形成される必要がある。このように形成されたガス発生器では、適正にかしめ作業が行われた場合には、ガスケット280の内側がかしめ部211から突出することになるため、かしめ作業を行った後でも、ガスケット280が所定の位置に挟持されているか否かを、目視によって容易に確認することができる。依ってハウジング230に於けるシールが確保されていることを確認しやすいガス発生器が実現する。
そして、図2に示した態様に於いても、蓋部材20における外側表面の径方向外側(即ち、かしめ部211が位置する部分)には、かしめ部211の内周端部を露出させる広さの領域部分221が確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具のローラーなどが蓋部材20の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
図3は、蓋部材320における外側表面の周縁に沿って、当該蓋部材320の厚さ方向に突起する環状部323を形成し、その突起した上面にガスケット380を配置して、かしめて固定した態様を示している。このように形成すれば、かしめ部311は、蓋部材320の環状部以外の面から大きく離れるので、当該かしめ作業を一層行いやすくなる。なお、この図3に示す態様では、筒状部材310の内周面に段付部(図1の符号14)を設けることなく、燃焼室370内の内周面に沿って設置された環状部材314によって、蓋部材320内側表面の周縁部を支持している。この環状部材は、長さ方向の一端側が仕切板(図1の符号50)に当接されていることから、蓋部材320の(ハウジング330内方への)移動を阻止することができる。
そして、図3に示した態様に於いても、蓋部材320における外側表面の径方向外側には、かしめ部311の内周端部を露出させる広さの領域部分321が確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具のローラーなどが蓋部材320の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
図4は、シール部材として、ガスケット80に代わりOリング480を使用した態様を示している。このOリング480は蓋部材20を設置した後に設けられ、筒状部材410の開口端部412にかしめ部411を形成することにより固定(挟持)されることになるが、設置後、固定までの間に不都合な箇所に移動することの無いように、当該Oリング480の外径は、筒状部材410に於ける開口端部412の内径と同じに形成される事が望ましい。仮にOリング480の外径が筒状部材410に於ける開口端部412の内径よりも小さい場合には、当該Oリング480の移動を阻止するための部材乃至構造を設けることが望ましい。例えば、Oリング480の移動を阻止する為、前記ガスケット80の時と同じように、使用されるOリング480の一部又は全部が嵌る程度の溝や、Oリング480の移動を阻止する段部(図示せず)などを、蓋部材20の外側表面に形成することが望ましい。このように形成すれば、かしめ作業に於いてもOリング480の移動を阻止することができ、Oリング480が所定の位置からずれて固定(挟持)される様な事態をなくすことができる。そして蓋部材20とかしめ部411との間に挟持されたOリング480は潰されて、その内周端部が、かしめ部411の内周端部よりも(蓋部材20の中心に向かって)突出することになる。
また、この図4に示した態様では、筒状部材410の開口端部412寄りに、内側に突起する突起部414を設け、これに蓋部材20内側表面の周縁部を当接させている。この突起部414は、筒状部材410の周方向に沿って連続する様に形成する他、断続的に形成することもできる。
そして、図4に示した態様に於いても、蓋部材20における外側表面の径方向外側には、かしめ部411の内周端部を露出させる広さの領域部分421が確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具のローラーなどが蓋部材20の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
図5は、周縁に沿って外側表面の肉厚を段状に薄くした蓋部材520が使用されており、この薄く形成された部分が所定の領域部分521として機能している。即ち、この段状に薄く形成された部分521は、かしめ部511の内周端部よりも更に蓋部材520の中心に向かって窪んで形成されている。即ち、この領域部分521は、かしめ部511の内周端部の先に一定の間隙を確保するように設けられている。このように、一定の間隙を確保するような所定の領域部分521が蓋部材520に存在することから、かしめた後であっても、ガスケット580やOリング480などのシール部材の配置情況を、目視により確認することができる。なお、ガスケット580やOリング480などのシール部材は、かしめ部511の内周端部よりも先に突出してもよく、更には、所定の領域部分521(この態様では段状に薄く形成された部分)の全域を覆うものであっても良い。
そして、図5に示した態様に於いても、蓋部材520における外側表面の径方向外側には、かしめ部511の内周端部を露出させる広さの領域部分521が確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具のローラーなどが蓋部材520の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
以上、図1から図5に基づいて詳述したガス発生器では、何れもシール部材(ガスケット80やOリング480)の内周端部はかしめ部11の内周端部と面一か、或いはかしめ部11よりも突出している態様を示している。しかし、かしめた後にシール部材が所定位置に固定されていると判断されるものであれば、シール部材の内周端部は、かしめ部11で覆われる範囲内に存在していても良い。またシール部材もガスケット80やOリング480に限ることなく、気密性を確保するために使用される他の部材や材料も使用することができる。
図6は、筒状部材610の開口端部612に、内側に向かって円弧状に湾曲したかしめ部611を形成した態様を示している。かしめ部611をこのような円弧状に形成した場合、Oリング480やガスケット80などのシール部材は、当該円弧状のかしめ部611に於ける内側に存在させる他、円弧状に形成されたかしめ部611の先端と蓋部材20との間で挟持される様に設置することもできる。かしめ部611が円弧状に湾曲するものとして形成されている場合、その内周端部は、湾曲したかしめ部611に於いて最もハウジング630の中心寄りに存在する部分の輪郭線を構成する部分(図6中に矢印Aで示した部分)であり、必ずしも円弧状の先端部がかしめ部611の内周端部となる訳ではない。このようなかしめ方法の場合、かしめ部は、Oリング480を外側から巻き込むようにしてかしめられるため、Oリングには蓋部材の中心方向に向かう力が加わるが、そのズレは、円弧状に巻き込んで形成されたかしめ部611の先端からの突出しているか否かによって容易に確認することができ、且つこのかしめ部の先端には、図6に示すように領域部分621が形成されていることから、Oリングのズレの有無を目視によって一層容易に確認することができる。
そして、図6に示した態様に於いても、蓋部材20における外側表面の径方向外側には、かしめ部611の内周端部を露出させる広さの領域部分621が確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具などが蓋部材20の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
そして図7は、筒状のハウジング内に2つの燃焼室を設けたガス発生器とした態様を示している。
即ち、この図に示すガス発生器では軸方向両側に開口端部を設けた筒状部材710と、それぞれの開口端部を閉塞する2つの蓋部材720a,720bとでハウジング730を形成し、このハウジング内には仕切板750を配置して、軸方向に隣り合う2つの燃焼室770a,770bを形成している。各燃焼室内には、燃焼によってエアバッグを膨張させる為のガスを生じさせるガス発生剤771a,771bが収容されており、且つ筒状部材710の内周面に対向する様にして、フィルタ741a,741bを配置している。この図7に示す実施の形態では、仕切板750は貫通孔を有しないものとして形成されて、筒状部材710に溶接によって一体化されている。また筒状部材には、その周面全体(但し、仕切板が固定されている範囲を除く)にガス排出口713が形成されている。そして各蓋部材720a,720bは、それぞれの開口端部712a,712bに形成されたかしめ部711a,711bによって固定されており、各開口端部とかしめ部との間には、それぞれシール部材としてガスケット780a,780bが設けられている。それぞれの蓋部材720a,720bには、各燃焼室内のガス発生剤を着火するための点火手段(点火器772a,772b)が設けられている。
この実施の形態に於いても、各蓋部材720a,720bの外側表面のうち、それぞれのかしめ部711a,711bが位置する部分には、各かしめ部の内周端部を露出させる広さの領域部分721a,721bが確保されていることから、かしめ作業に際しては、かしめ治具などが蓋部材720の外側表面と干渉することはなく、容易且つ確実に、かしめ作業を行うことができる。
この図7に示すガス発生器の製造工程の一例を示せば、先ず筒状部材710に仕切板750を溶接し、区画された一方の燃焼室770a側に筒状のフィルタ741aを配置して、その内側にガス発生剤を充填する。そして点火器772aが設けられた蓋部材720aで燃焼室770aを閉塞し、その上にガスケット780aを配置して、かしめによって開口端部712a側にかしめ部711aを形成し、この蓋部材720aを固定する。そしてフィルタ741bを配置するところから同じ操作を他方の燃焼室770b側にも行うことで製造することができる。かかる製造方法に於いては、仕切り板750を溶接する際には、ガス発生剤や点火器が設けられていないことから、製造時における作業の安全性を向上させることができ、また製造工程も簡易なものとなる。
本実施形態にかかるガス発生器の軸方向に沿う断面図 他の実施の形態における筒状部材と蓋部材との係止構造を示す要部拡大断面図 更に他の実施の形態における筒状部材と蓋部材との係止構造を示す要部拡大断面図 更に他の実施の形態における筒状部材と蓋部材との係止構造を示す要部拡大断面図 更に他の実施の形態における筒状部材と蓋部材との係止構造を示す要部拡大断面図 更に他の実施の形態における筒状部材と蓋部材との係止構造を示す要部拡大断面図 他の実施形態にかかるガス発生器の軸方向に沿う断面図
符号の説明
10 筒状部材
11 かしめ部
12 開口端部
13 ガス排出口
14 段付部
20 蓋部材
21 領域部分
30 ハウジング
41 フィルタ
50 仕切板
71 ガス発生剤
72 点火器
80 ガスケット
480 Oリング

Claims (5)

  1. 開口端部を有する筒状部材と、当該開口端部を閉塞する蓋部材とから構成されるハウジングを備えたエアバッグ用ガス発生器であって、
    前記開口端部には内側に向かって曲折するかしめ部が形成され、前記蓋部材外側表面のうち、かしめ部が位置する部分には、当該かしめ部の内周端部を露出させる広さの領域部分が確保されており、
    前記筒状部材に形成されるかしめ部と前記蓋部材に確保される領域部分との間には、シール部材が設けられているエアバッグ用ガス発生器。
  2. 前記シール部材は環状であって、少なくともその内周端部が、ハウジングのかしめ部の内周端部から露出している請求項1に記載のエアバッグ用ガス発生器。
  3. 前記蓋部材は、その外側表面が平坦に形成されている請求項1又は2に記載のエアバッグ用ガス発生器。
  4. 前記ハウジング内は、仕切板によって、軸方向に隣り合う燃焼室とフィルタ室とに区画されており、
    燃焼室は、前記開口端部側に存在し、その室内には燃焼してガスを生じさせるガス発生剤が収容されており、
    フィルタ室には、ガス発生剤の燃焼によって生じたガスを浄化するフィルタが配置されており、
    前記蓋部材には、燃焼室内のガス発生剤を着火させる点火手段が設けられている、請求項1〜3の何れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器。
  5. 前記ハウジング内には、仕切板によって区画された複数の燃焼室が当該ハウジングの軸方向に並んで存在すると共に、少なくともハウジング内に於ける軸方向両端側には燃焼室が存在しており、各燃焼室内には燃焼してガスを生じさせるガス発生剤が収容され、且つ、
    前記ハウジングの軸方向端部に存在する壁面には、燃焼室内のガス発生剤を着火させる点火手段が設けられている、請求項1〜3の何れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器。
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