JP2005313395A - ヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造 - Google Patents
ヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 略台形状の前面部を有する表皮一体発泡成形品からなるヘッドレストの脱型を容易化することである。
【解決手段】 ヘッドレストHの前面部H1の底面に対応すると共にステーSを挿通する通孔付の下型1に対して、ヘッドレストHの前面部H1における左、右側面に対応する両側面型2、3を分割して形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 ヘッドレストHの前面部H1の底面に対応すると共にステーSを挿通する通孔付の下型1に対して、ヘッドレストHの前面部H1における左、右側面に対応する両側面型2、3を分割して形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は自動車用シートに備えるヘッドレストの発泡成形用表皮一体発泡型構造、詳しくは略台形状の頭部支持面を有する前面部とこの前面部の上部より後方に向けて一体に延設した頂部を有し、この頂部の底面より内部にステーが挿入される略L字状のヘッドレスト成形用の表皮一体発泡成形型構造に関する。
従来のヘッドレストには、例えば、特開平11ー290154号公報に開示されているように、前面部と、この前面部の上部より後方に向けて一体に延設した頂部とからなる側面略L字状のものが知られている。
これは、前面部の後面と頂部の底面とを剛性を有する板で成形し、この板にステーを接続している。
一方、特開平10ー329151号公報に開示されているように、ヘッドレストを表皮一体発泡成形型で成形したものが開示されている。
ところで、前記従来の上型と下型とからなる表皮一体発泡成形型で、頭部を支持する前面部が略台形状に成形するヘッドレストを発泡成形型で成形する際、ステーを発泡成形型の下型に挿通してセットして成形すると、成形後のヘッドレストの前面部左右両外側面が成形型に接触するため、成形後のヘッドレストの脱型が行い難い不具合がある。
そこで、本発明は頭部支持面が略台形状の前面部を有し、側面L字状で内部にステーを有するヘッドレストの表皮一体発泡成形型において、ヘッドレスト成形後の脱型を容易化することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明に係るヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造は、前記ヘッドレストの前面部の底面に対応すると共にステーを挿通する通孔付の下型に対して、前記ヘッドレストの前面部における左、右側面に対応する両側面型を分割成形して、発泡成形後のヘッドレストの脱型を容易化してなる構成である。
本請求項1の発明によれば、成形型でのヘッドレストの発泡成形型脱型時に、ステーを挿通する下型に対して、ヘッドレストの略台形状の前面部における左、右外側面を形成する両側面型が分割されているため、両側面型を下型から開放することにより、成形後のヘッドレストの脱型作業が容易になる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明によって成形する表皮一体発泡成形のヘッドレストHは、図3に示すような外形形態であり、図中H1はヘッドレストHの前面部、H2は前面部H1の上部より後方に略直角状に一体に延設した頂部を各々示す。
以上のヘッドレストHの頂部H2底面102より前面部H1内にステーSが挿入され、このステーSは頂部H2の底面102より下方に突出し、シートバック(不図示)に取付けられる。
そして、ヘッドレストHは前面部H1の上部における左右方向の幅W2に対して下部の幅W1が広い台形状で側面が略L字状の中空形態に縫製した表皮を成形型にセットして内部にパッド成形用の発泡液を注入することにより、前記表皮内のステーSと共に表皮をパッドと一体に発泡成形することにより成形される。
図1は前記中空形態の表皮内にステーSを挿入し、成形型にセットして、表皮内に前記発泡液を注入した状態を示す。
図2は図1の状態より、パッドを表皮と一体に発泡成形した後、成形型より脱型する状態を各々示す。
以上の成形型は前記ヘッドレストHの外面を囲むように下型1と側面型2、3、上型4などから構成されている。図中10、10はヒンジを示す。
なお、ヘッドレストHの前面及び後面を成形する成形型5が、下型1にヒンジで連結されている。
以上の下型1にはステーS、Sを挿通する通孔が開孔され、その左右端には下型1に対して分割した側面型2、3がヒンジ10で連結されており、この両側面型2、3で前記ヘッドレストHの前面部H1における左右両側面101、101を成形する。
従って、ヘッドレストHの前面部H1における左右両側面101、101は、上部の幅W2に対して下部の幅W1が広く形成されているため、両側面型2、3はそれに対応するように構成されている。
そして、下型1に設けた注入孔(不図示)より、表皮内にパッド成形用の発泡液を注入することにより、表皮とステーと一体にパッドが発泡成形される。
成形後の脱型時には、図2に示すように、両側面型2、3を開き、下型1よりステーSを抜き取ることにより、図3に示すヘッドレストHが得られる。
従って、発泡成形後のヘッドレストHの脱型が容易になる。
1…下型、 2、3…側面型、 H…ヘッドレスト、 S…ステー、
H1…ヘッドレストの前面部、 101…ヘッドレストの前面部における側面
H1…ヘッドレストの前面部、 101…ヘッドレストの前面部における側面
Claims (1)
- 上部に対して下部の左右方向の幅が広い略台形状の前面部と、この前面部の上部より後方に向けて一体に延設した頂部とからなる略L字状中空形態に縫製した表皮における頂部の底面より表皮内部にステーを挿入した後、表皮内に発泡液を注入して成形するヘッドレストの表皮一体発泡成形型であって、
前記ヘッドレストの前面部の底面に対応しステーを挿通する通孔付の下型に対して、前記ヘッドレストの前面部における左、右側面に対応する両側面型を分割成形して、発泡成形後のヘッドレストの脱型を容易化してなるヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造。
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JP2004132286A JP3910188B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | ヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造 |
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JP2004132286A JP3910188B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | ヘッドレストの表皮一体発泡成形型構造 |
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JP3910188B2 JP3910188B2 (ja) | 2007-04-25 |
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JP (1) | JP3910188B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2886878A1 (fr) * | 2005-06-08 | 2006-12-15 | Tachi S Co | Structure de moule de moussage pour former un appui-tete, notamment pour siege de vehicule |
CN105711029A (zh) * | 2016-04-26 | 2016-06-29 | 柳州山川机械制造有限公司 | 一种汽车头枕安装定型模具 |
CN105904641A (zh) * | 2016-04-26 | 2016-08-31 | 柳州山川机械制造有限公司 | 一种汽车头枕的生产工艺 |
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2004
- 2004-04-28 JP JP2004132286A patent/JP3910188B2/ja not_active Expired - Fee Related
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