JP2005312767A - 床擦れ防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝たきり患者等の身体接触部を激減させ、且つ、該身体表面に対する通気性を十分確保し、床擦れの発生を効果的に防止する。
【解決手段】敷布団2等の上面に敷設される床擦れ防止具1は、平面視略方形のフレーム3を有する。該フレーム3の縦横に強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体6を張設する。網状体6の網目は、患者Pの身体下面に十分な通気性を付与する。更に、前記フレーム3の四隅並びに中間部に支脚4を設ける。支脚4と敷布団2との間には、手が入る程度の隙間を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床擦れ防止具に関するものであり、特に、寝たきり病人等が横臥できる網状体を平面視方形のフレームに張設した床擦れ防止具に関するものである。
現行社会に於いては、寝たきりの病人等であって、横臥した状態の体位を自らの力で変えることができない人が多い。このような人は、敷布団と接触する背中、臀部、肩等の皮膚が脆くなって褥創を生じ易い。特に、体力が低下した寝たきり老人や重度身体障害者の場合は、皮膚等が弱っているため褥創が出来易い。ここに、褥創(以下、床擦れという)とは、身体の接触面から受ける圧迫により組織の末梢血管が閉塞し壊死を起こす病態を言う。
従来、該床擦れを防止するための治具が種々開発されている。例えば、此種床擦れ防止具としては、マット本体に複数のエアーセルを設けると共に、該エアーセルにエアーを供給する手段を付設することにより、該マット上に横臥する寝たきり患者等の体圧を分散できるようにした床擦れ防止マットが知られている(特許文献1参照)。
特開2001−333942号公報
上記特許文献1記載の床擦れ防止マットは、該マット上の患者に対して所定の体圧分散効果を有する。しかしながら、患者の背中、臀部、肩等の身体表面がマットと面接触するので、該面接触部分の血液の流れが滞ると共に、皮膚表面に対する通気性が悪くなる。従って、皮膚呼吸を妨げて細胞の新陳代謝を低下させて床擦れを起こす。特に、皮膚表面や免疫力が弱っている寝たきり老人等の場合、床擦れの発生を有効に防止することが困難になるという問題があった。
又、前記床擦れ防止マットは、エアー供給手段等を必要とするため、特に在宅介護用として使用した場合は装置が大掛かりになっている。このようなことから、在宅介護等に於いても簡易に使用できる床擦れ防止具の開発が強く要請されていた。
そこで、患者の身体に対する通気性を十分確保し、皮膚面等が弱っている寝たきり老人等に対しても床擦れを有効に防止でき、且つ、構造が簡単な床擦れ防止具を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、発明は、敷布団等の上面に敷設される床擦れ防止具であって、該床擦れ防止具は、平面視略方形のフレームを有し、且つ、該フレームの縦横に強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体を張設し、更に、前記フレームの少なくとも四隅に支脚が設けられている床擦れ防止具を提供する。
この構成によれば、敷布団等に敷設される床擦れ防止具は方形のフレームを有し、該フレームの縦横に強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体が形成され、且つ、前記フレームの四隅に支脚が設けられているので、前記網状体上の使用者(以下、患者という)の背中、臀部、肩等が網状体と線接触して身体接触部分が激減する。又、該患者と敷布団等との間に空間が形成され、該空間は該身体表面の直下に於いて通気路として機能する。
本発明は、上記網状体に横臥した患者は身体接触部が激減し、且つ、患者の身体と敷布団等との間に通気路が形成されるので、血液の流れが促進されると共に、皮膚表面に対する通気性が著しく高まる。従って、皮膚呼吸が活発になり、細胞の新陳代謝を高めて床擦れを未然に防止できる。特に皮膚が弱っている長期の寝たきり老人に対しても、床擦れを効果的に防止することができる。
又、前記網状体は、身体に馴染み易い強靱な糸等から形成され、前記フレームの縦横両方向に張設されるので、前記網状体の支持強度が大であると共に、糸等の吸汗性により患者の皮膚湿潤を防止できる。
更に、前記フレームの支脚の高さ寸法を所定値に設定することにより、介護者は、敷布団と網状体間に生じる隙間から手を入れて患者を介護できるので、介護者は患者のおしめ交換や体位変換等の作業を容易迅速に行える。

本発明は、敷布団等の上面に敷設される床擦れ防止具は、平面視略方形のフレームを有し、該フレームの縦横に、強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体を張設し、前記フレームの少なくとも四隅に支脚が設けられていることにより、寝たきり患者等の身体接触部を激減させると共に、該身体に対する通気性を向上させ、床擦れの発生を未然に防止するという目的を達成した。

以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って説明する。図中、1は床擦れ防止具であり、該床擦れ防止具1は、敷布団2又はマット等の上面に敷設して使用される。又、該床擦れ防止具1は、外周形状部を構成する枠状のフレーム3を有し、該フレーム3は、前記敷布団2に対応する大きさの平面視略方形に形成されている。更に、該フレーム3は、丸形、角形等のパイプ材又は棒状部材より形成できる。
前記フレーム3の四隅下部には支脚4が設けられ、図示例では、該フレーム3の長手方向中間下部にも支脚4が設けられている。又、該支脚4の下端には、前記敷布団2上に設置される座5が固設されている。
尚、該支脚4は取り外し可能に構成することができる。更に、該支脚4は、該支脚4を伸縮可能に形成すると共に、該伸縮部に公知のアジャスタボルト等を付設することにより、高さ調整可能に構成することもできる。
ここで、前記支脚4の高さ寸法は、例えば5センチ乃至7センチの範囲に設定することが望ましく、これにより、該支脚4と敷布団2との間に、図2に示すように、手が入る程度の隙間Cが生じる。このように構成すれば、介護者は、必要時に前記隙間Cから手を入れて、後述の網状体6上の患者Pの臀部等を持ち上げることができ、患者Pのオムツ等の下着交換や体位変換等を容易に行うことができる。
前記フレーム3の縦横には、強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体6が張設されている。該網状体6の上には患者Pが横臥されるのであるが、該網状体6は、所要強度を有する太目の撚り糸等から形成されているので、体重の重い患者Pに対しても十分対応できる耐荷重強度を有している。又、前記糸等としては、木綿、麻等の太目の天然繊維(混紡繊維を含む)を素材とする撚り糸を用いることが好ましいが、該糸等の種類はこれに限定されるべきではなく、例えばナイロン糸、ポリエステル糸等の合成繊維製の糸等も使用することができる。
更に、前記網状体6の網目の形状は、図示例では方形に形成しているが、三角形、6角形、亀甲形を含む菱形等に形成できる。又、該網状体6はその外周縁部が前記フレーム3に取り付けられるが、この取付け手段としては、例えば、掛け止め、巻き付け等の任意な手段を採択することができる。更に又、該網状体6の網目は、所定の空間が形成されるメッシュを有し、該空間により、患者Pの身体表面に対して十分な通気性を付与できる。
上記床擦れ防止具2を使用するときは、図4に示すように、前記フレーム3の長手方向外側に枕7を配置し、患者Pは該枕7に頭を載せて横臥する。該横臥状態に於いて、患者Pの首から下側の胴体、四肢等が網状体6の上に載置される。
本実施の形態によれば、前述のように、前記網状体6の網目は所定の空間を有するので、前記網状体6に横臥された患者Pの身体表面に対する通気性が著しく向上する。又、前記床擦れ防止具2の製作時には、前記フレーム3に前記網状体6を張設するだけで良いので、前記床擦れ防止具2の製作が容易になり、且つ、該床擦れ防止具2の構造が全体として簡素化するメリットを有する。
更に、前記網状体6は、強靱な太目の糸等から成るので、体重の重い患者Pであっても、患者Pは前記網状体6上に安心して横臥することができる。特に、糸等が木綿製の撚り糸である場合は、優れた吸湿性を有し身体に馴染み易いので、患者Pは前記網状体6上で汗ばんでも乾燥を促進して皮膚の湿潤を防止できる。
更に又、前記フレーム3に所要長さの支脚4を設けたことにより、図4に示すように、前記網状体6上の患者Pと敷布団2との間に所望の空間Sが形成され、該空間Sは患者Pの身体下面に対して通気路として機能する。従って、前記床擦れ防止具1を使用すれば、身体接触部の激減効果と相俟って、皮膚表面に対する通気性が著しく向上するので、特に皮膚が弱っている寝たきりの高齢患者Pであっても、床擦れの発生を一層効果的に防止することができる。
上記平面視略方形のフレームは、一対のコ字形のフレームメンバを相互に対向配置すると共に、該一対のフレームメンバの端部同士を喋番にて回動可能に連結することにより、該フレームを折畳み可能に構成することもでき、この場合、一対のフレームメンバの間にロック部を設けて折畳み状態を固定保持できるようにする。この構成によれば、不使用時には該フレームを略半分の長さに折り畳むことにより、床擦れ防止具2を狭隘な場所に収容でき、又、搬送時には床擦れ防止具2の搬送が容易になる。
又、前記フレームは、その長手方向に短縮可能に構成することもできる。即ち、互いに平行配置した2本の中央フレームメンバの両端部に、コ字形の首側フレームメンバ及び足側フレームメンバをスライド可能に連結することにより、前記フレームを短縮可能に構成することもできる。この場合、前記中央フレームメンバと首側及び足側フレームメンバとの間には、位置決め用のロック部を設けるものとする。
更に又、特に、前記フレームが長身者用の大型フレームである場合、該フレームの中間部又は角部近傍には補強用のリブ又は筋交いを設けることができる。
又、上記網状体は、前記フレームの縦横に長い一本の糸等を用いて交互に掛け渡して形成することにより、該フレームに網状体を張設することもできる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の一実施の形態を示し、床擦れ防止具の平面図。 図1の正面図。 図1の側面図。 図1の床擦れ防止具の使用状態を示す正面図。
符号の説明
1 床擦れ防止具
2 敷布団
3 フレーム
4 支脚
5 座
6 網状体
7 枕
P 患者

Claims (1)

  1. 敷布団等の上面に敷設される床擦れ防止具であって、該床擦れ防止具は、平面視略方形のフレームを有し、且つ、該フレームの縦横に強靱な糸等を縣架して所定の空間を有する網状体を張設し、更に、前記フレームの少なくとも四隅に支脚が設けられていることを特徴とする床擦れ防止具。
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