JP2005311758A - カメラモジュ−ル及びカメラ付き電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ付き電子機器に搭載可能で、カメラの方向を回転自在に制御できる小型カメラモジュ−ルを提供すること。
【解決手段】撮像素子10と、撮像素子10に対向する位置に配置されたレンズ11が設けられ、形状が球面体よりなる第1の筐体12と、中空部を有し該中空部の内側面13が球面体の一部をなす第2の筐体14と、配線パタ−ンが形成された配線基板15からなり、第1の筐体12は、第2の筐体14の中空部内で回転可能に保持され、第2の筐体14は、第1の筐体12を回転制御する回転制御手段16を有し、撮像素子10は、配線基板15の配線パタ−ンと電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラモジュ−ルに関し、特に、回転可能な小型のカメラモジュ−ルに関する。
家庭用ビデオカメラは、撮像素子の高画素化やLSIチップの高集積化等にともない、小型、高画質、多機能化が益々進んでいる。家庭用ビデオカメラで撮影する場合、通常、撮影者がカメラを手持ちで撮影をすることが多い。しかし、撮影者が移動している被写体を追いながら撮影する場合などは、被写体が画面の中央から外れてしまうことがよくある。こんなとき、被写体が常に画面中央にくるようにカメラ自身が回転して被写体を自動的に捕捉追尾してくれると便利であるが、未だ、このような機能のついた家庭用ビデオカメラは実用化されていない。
一方、特定の被写体を自動追尾する機能は、監視カメラ等では実用化されている。この自動追尾の基本的な方式は、カメラ撮影で得られた画像情報から、移動する特定の被写体を抽出して、この被写体の移動方向及び移動量を算出し、得られた移動方向及び移動量の情報にもとづいて、被写体が画面中央に入るようにカメラの撮影方向を回転制御することで、移動する被写体が画面中央に入るように自動的に捕捉追尾をするものである。このような自動追尾の方式は、例えば、特許文献1に開示されている。
一般に、監視カメラ等で行う自動追尾は、カメラ本体を雲台等に取り付け、この雲台を介してカメラを回転制御させて行う。しかし、移動する被写体を自動追尾するような場合には、カメラは広角度の範囲で回転可能になっていなければならい。広高角の範囲で回転可能な制御手段としてはアクチュエ−タ等が知られているが、装置は大型なものとなる。自動追尾に適した小型の雲台の例が、例えば、特許文献2に開示されているが、小型化が進む家庭用ビデオカメラには、監視カメラ等で用いられている従前の回転制御機構をそのまま搭載することは難しい。
特開平1−178879号公報 特開平6−22183号公報
最近、携帯電話等の携帯端末装置にもカメラが搭載されるようになったが、携帯電話は非常に薄型化されてきており、例えばカメラ搭載部の筐体厚みは15mmから9mm程度の薄型のものが実用化されているので、そこに搭載されるカメラは、レンズと撮像素子が一体となって配線基板に実装された形態にモジュ−ル化されている。
上記特許文献1または2に記載された回転機構付きカメラは、小型化は進んでいるものの、薄型化には対応できておらず、携帯電話等の薄型携帯端末装置に搭載することは困難である。
本願出願人は、撮影者がカメラを持って移動する被写体を追いながら撮影をするとき、被写体を常に画面中央に入るように自動的に捕捉追尾させるためには、もともと、移動している被写体を追いながら撮影をしているので、カメラの方向制御すべき回転角度は小さくても十分であることに着目し、狭角度の範囲で回転制御が可能な全く新しい構造の薄型カメラモジュ−ルを提案した(特願2004−113791)。
図16は、本願出願人が提案した薄型カメラモジュ−ル300の構成を模式的に示した断面構造図である。図16に示す薄型カメラモジュ−ル300は、レンズ104と撮像素子105が内部に設けられた第1の筐体121と、第1の筐体121を中空部内で保持する第2の筐体と、第1の筐体121と第2の筐体が載置された配線基板103からなる。第1の筐体121の側面と第2の筐体102の中空部の内側面は、それぞれ中心軸P-Qが一致する球面体の一部をなしており、第1の筐体121がその中心軸P-Qに対して回転(傾動)しても、第2の筐体102に接触しないようになっている。第1の筐体121と第2の筐体102との間の空隙部106には、複数の球体107が配置され、これにより第1の筐体121が回転自在に保持される。すなわち、複数の球体107は、第1の筐体121を第2の筐体102の中空内で保持するとともに、第1の筐体121を滑らかに傾動させる作用も併せもっている。なお、球体107の一部は、第2の筐体102の内側面に埋設されており、これにより球体107の空間的な位置が固定させている。
第2の筐体102には、所定の位置に配置された複数の電磁石108が内蔵されており、この電磁石108に所定の電流を流すことによって発生する電磁場の作用を利用して、第1の筐体121が傾動制御される。なお、第1の筐体121には、電磁場に作用する複数の磁石109が、所定の位置に埋め込まれている。また、撮像素子105は、ワイヤ110、111により配線基板に形成された配線パタ−ン(図示せず)に電気的に接続されており、撮像素子105で撮影された映像は、配線基板上に実装され撮像素子駆動回路や画像信号処理回路等(図示せず)に伝送され、種々の処理等が行われる。
図17は、第1の筐体121が、中心軸P-Qに対して傾動した状態を示した図である。第1の筐体121は、第2の筐体102に内蔵された複数の電磁石108に所定の電流を印加することによって、中心軸P´-Q´が中心軸P-Qに対して角度θだけ傾動した状態になっている。図16に示すように、第1の筐体121は、その厚みが薄いという特徴を持つが故に、第1の筐体121がある角度θmaxまで傾動すると、複数ある球体107のうち最端部に配置されている球体(107a、107b)が、第1の筐体121の側面(球面体の一部をなす面)から外れてしまうことになる。そのような状態は、第1の筐体121がもはや複数の球体107で保持できないこととなり、それ故、θmaxがカメラモジュ−ル300の最大傾動角度となる。θmaxの大きさは、球体107の配置される位置、又は第1の筐体121の外径若しくは厚みによって変わるが、通常の設計範囲を考えれば、高々10〜15度程度である。
上述したように、当該カメラモジュ−ル300は、狭角度(例えば15度以下)の範囲で回転(傾動)制御可能な薄型カメラモジュ−ルを提供することを目的として発明されたものである。このカメラモジュ−ル300を用いれば、移動する被写体を追いながら撮影する際、被写体を常に画面中央に入るように自動追尾する撮影が可能となる。そして、このカメラモジュ−ル300を携帯電話等の携帯端末装置に搭載すれば、自動追尾機能が付加された携帯端末装置が実現可能となる。
しかしながら、上記カメラモジュ−ル300は、薄型の特徴を生かして携帯電話等の携帯端末装置に搭載することにより、そこに新たな機能(例えば自動追尾等)を付加する点では有用であるが、狭角度の範囲でしか回転(傾動)制御できないという固有の制約がある。
一方、DSCやDVCなどの映像機器も小型化が進み、それに伴い、そこに搭載されるカメラモジュ−ルの小型化の要請も高い。上記カメラモジュ−ル300は、もちろん、これら小型化が進むDSCやDVCなどの映像機器にも搭載できるが、狭角度の範囲でしか回転(傾動)制御できないという制約があるが故に、多様化する利用者の志向に全て対応することはできない。例えば、DSC自身は固定しつつ、移動する被写体を広範囲にわたって追尾撮影したい場合には、カメラは広角度で回転可能でなければならないが、上記カメラモジュ−ル300では対応できない。
本願発明者は、上記カメラモジュ−ルの特徴的な構成、すなわち、第1の筐体121が第2の筐体102の中空部に回転可能に保持された構成に着目して、薄型化は多少犠牲にしても、小型化はなお維持しつつ、上記回転範囲の制約をなくしたカメラモジュ−ル300の改良に思い至った。
本発明の主な目的は、小型電子機器に搭載可能で、カメラの方向を回転自在に制御できる小型カメラモジュ−ルを提供することにある。
本発明のカメラモジュ−ルは、撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、中空部を有する第2の筐体と、配線パタ−ンが形成された配線基板とを備え、前記第1の筐体は球面体の形状を有し、前記第2の筐体の中空部の内側面は球面体の一部をなし、前記第1の筐体は前記第2の筐体の中空部内で回転可能に保持され、前記第2の筐体は前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有し、前記撮像素子は前記配線基板の配線パタ−ンと電気的に接続されている。
上記構成により、第1の筐体が球面体よりなり、かつ第2の筐体の中空部の内側面が球面体の一部をなしているので、広角度で回転可能な小型カメラモジュ−ルが実現できる。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部内で、回転角度が30度以上回転可能に保持されている。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体は、前記第1の筐体の中心が前記第2の筐体の球面体の一部をなす中空部の中心と一致するように前記第2の筐体の中空部に保持されている。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体の中心軸に沿って一方が開放されてなる開口部が設けられ、前記開口部の開放されている側に前記レンズが配置され、前記開口部の開放されていない側に前記レンズに対向して前記撮像素子が配置されている。
なお、前記開口部の開放されている側に配置された前記レンズが、前記第1の筐体の球面体表面と近接する位置に配置されていてもよい。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体の前記レンズが配置された側と反対側の球面体の一部が平面である。
ある好適な実施形態において、前記第2の筐体の中空部は貫通しており、前記第1の筐体は前記第2の筐体の中空部から突出している。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、前記配線基板に載置されており、前記配線基板の少なくとも前記第1の筐体に面する一部が空間部をなしている。
ある好適な実施形態において、前記第1の筐体と前記第2の筐体との間の空隙部に、回転自在な複数の球体が配置されている。
本発明のカメラモジュ−ルは、撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、中空部を有する第2の筐体とを備え、前記第1の筐体は球面体の形状を有し、前記第2の筐体の中空部の内側面は球面体の一部をなし、前記第1の筐体は前記第2の筐体の中空部内で回転可能に保持され、前記第2の筐体は前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有している。
本発明のカメラモジュ−ルは、撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、中空部を有する第2の筐体とからなり、前記第2の筐体の中空部に、前記第2の筐体から突出して伸びている支持体が設けられ、前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部に設けられた前記支持体に回転可能に保持され、前記第2の筐体は、前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有している。
ある好適な実施形態において、前記支持体の先端部は球体になっており、前記第1の筐体の底部は、前記球体を埋設できる空間部を有しており、前記第1の筐体は、前記支持体先端部の球体を支点に回転可能になっている。
ある好適な実施形態において、前記回転制御手段は、前記第2の筐体に内蔵された電磁石からなり、前記第1の筐体は、磁石を内蔵しており、前記第1の筐体は、前記電磁石により発生した電磁界により回転が制御されている。
本発明のカメラ付き電子機器は、上記カメラモジュ−ルが搭載され、上記撮像素子を駆動する駆動回路、及び上記撮像素子からの電気信号を信号処理する信号処理回路が搭載されている。
本発明のカメラモジュ−ルは、撮像素子とレンズが内蔵された回転可能な第1の筐体が、第1の筐体の回転制御を行う第2の筐体に埋設されているので、カメラモジュ−ルの小型化ができる。特に、第1の筐体が球面体をなし、かつ、第2の筐体の中空部の内側面が球面体の一部をなしているので、第1の筐体は第2の筐体内で広角度の範囲で回転することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るカメラモジュ−ル100の構成を模式的に示した断面図である。図1に示したカメラモジュ−ル100は、撮像素子10が設けられた第1の筐体12と、中空部を有し該中空部の内側面13が球面体の一部をなす第2の筐体14と、配線パタ−ンが形成された配線基板15からなる。第1の筐体12の内部には、撮像素子10に対向する位置にレンズ11が配置されており、そして、第1の筐体12の全体形状は球面体をなしている。また、第1の筐体12は、第2の筐体14の中空部内で回転可能に保持され、第2の筐体14は、第1の筐体12を回転制御する回転制御手段16を有している。撮像素子10は、配線基板15の配線パタ−ンと電気的に接続されている。
第1の筐体12には、その中心軸P-Qに沿って一方が開放された開口部30が設けられている。開口部30の底部には、CCD又はCMOSイメ−ジセンサ−等の撮像素子10が設けられており、一方、開口部30の開放側には、入射光を撮像素子10に結像させるレンズ11が設けられている。本実施形態の構成では、第1の筐体12は、P-Qを中心軸とする球面体をなしており、第2の筐体14は、その中空部内で、第1の筐体12を回転可能な状態で保持している。第2の筐体14の中空部の内側面13は、P-Qを中心軸とする球面体の一部をなしており、当該中空部の中心は、第1の筐体12の中心と一致している。
図1に示した例では、第1の筐体12と第2の筐体14との間の空隙部17に、複数の球体18をほぼ均等の間隔で配置させている。この球体18は回転自在になっており、第1の筐体12の回転制御をスム−ズにさせる役割を持つ。なお、球体18を空間的な位置を固定するために、球体18の一部を第2の筐体14の内側面13に埋設されている。
第1の筐体12に内蔵する撮像素子10は、配線基板15上に形成された配線パタ−ン(図示せず)とワイヤ20及び21を介して電気的に接続されており、さらに、配線パタ−ンを介して撮像素子10を駆動する駆動回路(図示せず)や、撮像素子10から得られる画像信号を演算処理する信号処理回路(図示せず)に接続されている。この駆動回路(ドライバ−IC)や信号処理回路(DSP)は、配線基板15に搭載されていてもよく、またカメラモジュ−ルの配線基板15とは別の配線基板に搭載されていてもよい。
次に、図2を参照しながら、第1の筐体12が中心軸P-Qに対して角度θだけ回転した状態を説明する。第2の筐体14には、所定の位置に配置された複数の回転制御手段16(例えば電磁石)が内蔵され、第1の筐体12には、複数個の磁石が所定の位置に埋め込まれている。各々の電磁磁石16に所定の電流を流すことによって電磁場を発生させ、この電磁場に第1の筐体12に埋設された磁石が作用することによって、第1の筐体12が中心軸P′-Q′に示す位置まで回転する。
本実施形態の構成によれば、第1の筐体12が球面体の形状を有し、かつ、第2の筐体14の中空部の内側面が球面体の一部をなしているので、図16に示すような、第1の筐体12の側面(球面体の一部をなす)が最端部の球体107a、107bから外れて保持できなくなるようことはなく、回転角度θには制限がない。
実際には、第1の筐体12と配線基板15とはワイヤ21で接続されているので、あまり回転させるとワイヤ21が切れてしまうという別の制約がある。また、第1の筐体12に設置されたレンズ11の視野が、第2の筐体14の中空部の内側面13で遮られるほど回転してしまうと、被写体の一部、あるいは全部が撮影できなくなるという不都合も生じる。従って、回転角度θの実質的な有効範囲は、上記のような制約を加味して決定される。通常の設計範囲で考えると、実質的な有効範囲における最大回転角度θmaxは30〜45度である。それでも、図16に示すカメラモジュ−ル300に比して、2倍以上に広い回転角度を得ることができる。
次に、図3を参照しながら、撮像素子10と配線基板15との具体的な電気接続を説明する。第1の筐体12に設けられた開口部内に撮像素子10を載置する基板22が埋め込まれている。基板22の底部は、第1の筐体11の球面体の一部と同一形状をなしており、基板22を含めて全体として球面体の形状をなす第1の筐体12を構成している。基板22の上面(撮像素子10が載置される面)の周囲には、複数の配線パッド24が形成され、撮像素子10の表面に形成された電極パッド23と、ワイヤ20でボンディング接続されている。
基板22の側面には、表面に金フラッシュした銅メッキ配線25が形成されている。基板22の上面周囲に形成された複数の配線パッド24と、基板22の底部周囲に形成された複数の配線パッド26とは、銅メッキ配線25を介して接続されている。なお、基板22の底部周囲に形成された複数の配線パッド26は、基板22の側面に銅メッキ配線25を形成する際に、基板22の側面から底部周囲までの連続する領域を同時に銅メッキ配線で形成してもよい。基板22の下面の配線パッド26は、配線基板15の裏面に設けられた配線パタ−ン27と、ワイヤ21でボンディング接続されている。こうして、撮像素子10と配線基板15の配線パタ−ンとが電気接続される。
なお、ワイヤ21は、たるみをもってワイヤボンディングされているので、第1の筐体12が回転しても切断されない長さになっている。なお、ワイヤ21に代えて、フレキシブルな導電部材(配線パタ−ンが形成されたフィルムなど)を用いてもよい。
また、カメラモジュ−ル100の形態としては、配線基板15を含まない形態であってもよい。この場合、配線基板15を有しないカメラモジュ−ルを外部の回路基板に搭載し、第1の筐体11の底部に設けられた複数の電極と回路基板の電極端子をワイヤまたはフレキシブルな導電部材で電気接続することによって、カメラ付き電子部品とすることができる。
次に、図4(a)、(b)を参照しながら、第1の筐体11の回転制御の動作について説明する。図4(a)は、カメラモジュ−ル100の断面図、図4(b)は、その平面図を示し、基本的な構成は、図1に示したものと同じである。
図4(a)に示すように、第1の筐体12には複数の磁石19が所定の位置に内蔵されており、また、第2の筐体14には、複数の電磁石16が内蔵されている。この電磁石16は第1の筐体12の回転制御を行う回転制御手段の作用をなし、第1の筐体12に内蔵されている磁石19は、この回転制御手段(電磁石16)に反応する作用をなす。
図4(b)に示すように、第1の筐体12に内蔵された3つの磁石19a、19b、19cは、第1の筐体12の中心軸に対して垂直な一平面内に、第1の筐体12の外側面周辺に沿って3分割された位置に配置されている。また、第2の筐体14に内蔵された3つの電磁石16a、16b、16cは、第2の筐体14の中心軸に対して垂直な一平面内に、第2の筐体14の内側面周辺に沿って3分割された位置に配置されている。3つの磁石19a、19b、19c、及び3つの電磁石16a、16b、16cは、ほぼ同一平面内に配置されている。なお、図4(a)、(b)に示す配置は、第一の筐体12と第2の筐体14の中心軸が一致しているときの配置を示す。
第1の筐体12の回転制御は、原理的には、三点支持された物体の空間位置を各3つの支持点の空間的位置を変えることによって決定する機構と同様で、3つの電磁石で形成される電磁場の大きさを変えることによって行われる。すなわち、第2の筐体12の内側面周辺に沿って3分割された位置に配置された3つの電磁石16a、16b、16cにそれぞれ所定に電流を流すことによって、第1の筐体12の外側面周辺に沿って3分割された位置に配置された3つの磁石19a、19b、19cに作用する電磁場の大きさを変えることができ、これによって、第1の筐体12の回転を制御する。
次に、図5(a)〜(d)を参照しながら、本実施形態に係るカメラモジュ−ル100の製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、基板26の表面に撮像素子10を搭載する。ここで、基板26の底部の形状は、第1の筐体12の球面体の形状と一致させておく。基板22には、基板26の表面及び底部の周辺に複数の配線パッド24、26が、また、基板26の側面に配線パッド24と26を接続する配線25が、予め形成されている。その後、撮像素子10の周辺に形成された電極パッド23と、配線パッド24とをワイヤ20でボンディング接続する。
次に、図5(b)に示すように、基板22を、第1の筐体12の開口部3030の底部側に嵌め込む。第1の筐体12の開口部30は、その底部側は撮像素子10が入る大きさに、その上部側はレンズ11が入る大きさに、それぞれ開口されている。嵌め込んだ後は、基板22の底部は、第1の筐体12の球面体の一部となる。同じように、レンズ11を第1の筐体12の上部側に嵌め込む。レンズ11は、開口部30にスリ−ブ30を嵌め込むことで固定される。
次に、図5(c)に示すように、第1の筐体12を第2の筐体14の中空部に保持する。まず、第1の筐体12を第2の筐体14の下筐体部14bの中空部に配置する。その際、下筐体部14bの内壁に設けられた複数の球状の窪みに、球体18をそれぞれ配置した状態にして、下筐体部14bの中空部に第1の筐体12を配置する。続いて、第2の筐体14の上筐体部14aを第2の筐体14の下筐体部14bに接合させる。その際、上筐体部14aの内壁に設けられた複数の球状の窪みに、球体18をそれぞれ配置した状態にして、上筐体部14aを下筐体部14bに接合させる。なお、このとき、第2の筐体14の下筐体部14bに嵌め込み突起31を予め設けておき、また、第2の筐体14の上筐体部14aにも嵌め込み突起31に対応する位置に受け穴(図示せず)を予め設けておけば、下筐体部14bと上筐体部14aを接合する際の位置合わせが容易になる。
最後に、図5(d)に示すように、第1の筐体12及び第2の筐体14を配線基板15に搭載する。その後、基板22の底部に形成された配線パッド26と、配線基板15の底面に形成された配線27をワイヤ21でボンディング接続すると、カメラモジュ−ル100が完成する。
(実施形態2)
図1に示した上記実施形態1のカメラモジュ−ル100は、第1の筐体12が球面体をなすことを特徴的な構成としており、これにより第1の筐体12を広角度に回転させることができる。これらの特徴を維持しつつ、本発明に係るカメラモジュ−ル100の種々の変形について、図6から図8を参照しながら次に説明をする。なお、基本的な構成は図1に示すカメラモジュ−ル100と同じなので、それらの構成については説明を省略し、特徴的な構成のみを説明する。
図6に示すカメラモジュ−ル110は、第1の筐体12の開口部30に設けられたレンズ11を、第1の筐体12の球面体表面に近接する位置に配置したものである。第1の筐体12が大きく回転すると、第1の筐体12に設置されたレンズ11の視野が、第2の筐体14の中空部の内側面13で遮られることがあるが、レンズ11を第1の筐体12の球面体表面に近接する位置に配置することによって、レンズ11の視野が遮られない回転角度の有効範囲をより大きくすることができる。通常の設計範囲で考えると、実質的な有効範囲における最大回転角度は45〜60度である。
図7に示すカメラモジュ−ル120は、第1の筐体12の底部の一部に平面部40をもたせたものである。第1の筐体12の底部に設けられた配線パッド26は、撮像素子10に設けられた電極パッド(図示せず)と、ワイヤ20及び第1の筐体12の内部に埋め込まれた配線(図示せず)を介して電気的に接続されている。そして、第1の筐体12の底部に設けられた配線パッド26は、配線基板15の裏面に設けられた配線パタ−ン27と、ワイヤ21を介してボンディング接続されている。その結果、撮像素子10で得られた映像信号は、配線基板上に搭載された撮像素子10の駆動回路や、画像信号を演算処理する信号処理回路に、配線パタ−ンを介して伝送される。
一般に、異なる部材(例えば半導体素子と配線基板)に設けられた接合部(例えば電極パッドと配線パタ−ン)を金属細線(例えばAuワイヤ)で接続させるワイヤボンディング工程は、ワイヤを接合部に圧着(加熱圧着または超音波圧着)させて行う。従って、接合部は平坦である方が、ワイヤボンディング工程の制御性、信頼性の面で都合がよい。そこで、本カメラモジュ−ル120は、第1の筐体12の底部の一部に平坦部40をもたせることによって、ワイヤボンディングによる接続の信頼性等を向上させることができる。
図8に示すカメラモジュ−ル130は、第1の筐体12を、その側面だけでなく底部までも含む格好で、第2の筐体14の中空部内に回転可能に保持されるようにしたものである。このようにすれば、第1の筐体12の底部側においても、第1の筐体12を保持する球体18を配置することができるので、第1の筐体12の側面側に配置した球体をなくしても特に支障はない。従って、第1の筐体12の側面側に配置した球体をなくすことによって、結果的には、第2の筐体14の上面41の第1の筐体12に対する位置を下げることができる。それによって、第1の筐体12に設置されたレンズ11の視野が、第2の筐体14の中空部の内側面で遮られるという制約が減り、第1の筐体12の回転角度の実質的な有効範囲をより広くすることができる。なお、第2の筐体14の形態の変更に伴い、第2の筐体14に内蔵される電磁石16、及び第1の筐体12に内蔵される磁石19の配置も、図8に示すような位置に変更される。また、配線基板は、第2の筐体14と一体となって形成されていてもよい。
(実施形態3)
以上、本発明の実施形態に係るカメラモジュ−ル100の構成例及び変形例を説明したが、本願発明者は、さらに、図16に示す薄型カメラモジュ−ル300における他の課題についても検討し、カメラモジュ−ル100及びそれらの変形とは異なる視点で、新たな発明の着想に至った。以下、図9から図12を参照ながら、これら発明を説明する。なお、基本的な構成は図1に示すカメラモジュ−ル100と同じなので、それらの構成については説明を省略し、特徴的な構成のみを説明する。
図9に示すカメラモジュ−ル140は、第1の筐体12と第2の筐体との間の空隙部に、第1の筐体12を保持する球体がない点が、図16に示すカメラモジュ−ル300と異なる構成である。複数の球体で第1の筐体12を保持する代わりに、第1の筐体12と第2の筐体の隙間50を狭くし(例えば、0.1mm以下)、その隙間50に潤滑性物質(例えば、住鉱潤滑剤(株)製DYRCOAT2400等)を充填することによって、第1の筐体12を保持する。
図16に示した薄型カメラモジュ−ル300では、第1の筐体12と第2の筐体との間に比較的大きな空隙部があり、そこにごみ等の異物が入りやすい。第1の筐体12は、回転制御手段16により精密に回転制御をされる必要があるが、このような異物が空隙部に蓄積すると、回転制御の精密さを欠く原因ともなる。図9に示すカメラモジュ−ル140は、隙間50を薄くし、かつその隙間に潤滑性物質を充填しているので、ごみ等の異物が入ることはない。特に、本発明に係わるカメラモジュ−ルは、第1の筐体12が機械的に回転する機構となっているので、ごみ等の異物が発生しやすく、図9に示すカメラモジュ−ル140は、異物等の進入が原因となる第1の筐体12の回線制御の制御劣化を防止に極めて有効である。また、第1の筐体12を複数の球体で保持していないので、第1の筐体12が回転により最端部の球体から外れることもないので、第1の筐体12の回転角度の有効範囲をより大きくすることができる。
図10(a)、(b)に示すカメラモジュ−ル150は、図9に示したカメラモジュ−ル140に用いられた電磁石16に代わる回転制御手段を提案するものである。一般に、電磁石16は鉄心の周囲に絶縁銅線を巻きつけた構造になっているので、小型化が難しく、かつ消費電力も大きい。せっかくカメラモジュ−ル自身を小型、薄型化しても、電磁石の大きさで全体の大きさが律則されると問題である。また、カメラモジュ−ルを携帯電話等に搭載する場合には、カメラモジュ−ルの低消費電力化の要求も厳しい。
そこで、図10(a)、(b)に示すカメラモジュ−ル150は、回転制御手段として、超音波モ−タの原理を利用した駆動体を採用した。その構成は、図10(b)の断面図に示すように、第2の筐体14の内側面に圧電セラミックスを金属弾性体に接着させた2つの駆動体60a、60bを内蔵させるとともに、第1の筐体12の外側面に摩擦材61を形成したものである。駆動体60a、60bは、図11の部分断面図に示すように、金属弾性体63の表面は凹凸に加工されており、その金属弾性体63に、圧電セラミックス62が接着されている。実際には、金属弾性体63の表面は球面状になっているので、複数の圧電セラミックスのチップが貼り付けられるように、その表面を平坦に加工されている。
図10(a)の平面図、及び図10(b)の断面図に示すように、駆動体60aは、第1の筐体12の中心軸P-Qを有する球面体の経線に沿って配置され、駆動体60bは、その赤道線に沿って配置されている。このように2つの駆動体60a、60bを配置することによって、第1の筐体12を、中心軸P-Qに対して、任意の方向及び角度に回転させることができる。
第1の筐体12の外周部に形成された摩擦材61は、駆動体60a、60bからの振動による進行波を効率よく第1の筐体12に伝播させる作用をなし、例えば、ポリイミドフィルム等が好適である。また、圧電セラミックス62としては、PZT(ジルコン・チタン酸鉛)等が好適で、金属弾性体63としては、快削黄銅等を用いることができる。
図10(a)、(b)に示すカメラモジュ−ル150は、回転制御手段として圧電セラミックス62と金属弾性体63からなる駆動体60a、60bを用いているため、ほとんど場所を取らずにすみ、より小型化を図ることができる。また、駆動体60a、60bと摩擦材61は強く密着しているため、電源を切った後も強い保持力を維持することができる。また、人間の耳には聞こえない超音波領域の振動を駆動源とするため、作動音が極めて静かである。
図12に示すカメラモジュ−ル160は、第2の筐体14の中空部内で第1の筐体12を回転可能に保持する手段が、図16に示すカメラモジュ−ル300と構成を異にする。すなわち、複数の球体で第1の筐体101を保持する代わりに、第2の筐体102の中空部の底面から中空部内に突出して設置された支持体120で第1の筐体101を保持するものである。第1の筐体101は、支持体120の先端部120aを支点に回転可能になっている。ここで、支持体120の先端部120aは球体の形状を有しており、第1の筐体101の底部に設けられた空間部に、支持体120の先端部120aが埋設された格好で、第1の筐体101を保持している。また、第1の筐体101の底部に設けられた空間部は、同じく球体の形状を有しており、支持体120の先端部120aがその空間部に埋設された状態では、僅かな隙間があるだけである。なお、第1の筐体101の回転制御は、図16に示すカメラモジュ−ル300と同様に、第2の筐体102に埋め込まれた電磁石108を用いて行われる。
図16に示した薄型カメラモジュ−ル300では、第1の筐体101は複数の球体との摩擦力だけで保持されているので、第1の筐体101に外部から大きな力が加わると、保持できなくなるという課題がある。一方、図12に示すカメラモジュ−ル160は、支持体120の先端部120aと、第1の筐体101の底部に設けられた空間部とは、言わばお互いが嵌め合った格好で嵌合しているので、容易に外れることはない。
なお、第1の筐体101は、支持体120の先端部120aを支点に回転可能になっているので、図16に示したカメラモジュ−ル300のように、第1の筐体101、及び第1の筐体102中空部の内側面の形状を、球面体の一部とするようなことは、特段必要はない。従って、第1の筐体101、及び第1の筐体102の加工がしやすいというメリットもある。
上述したように、本発明に係るカメラモジュ−ルは、基本的に第1の筐体12が機械的に回転制御される機構を採用しており、それ故、ごみ等の異物が発生しやすく、防塵対策が信頼性を確保する上で欠かせない。図13は、図1に示したカメラモジュ−ル100に対して防塵対策を施した例を示し、一方、図14は、図16に示したカメラモジュ−ル300に対して防塵対策を施した例を示したものである。図13及び図14に示す構成では、第1の筐体12を覆うように、透明部材(例えば、透明プラスティック、透明ガラス等)からなるカバ−70を、第2の筐体14に載置している。カバ−70は、空隙部17も覆うことになるので、空隙部17にごみ等の異物は進入しない。図13では、曲線状(円弧)のカバ−70を用いたが、第1の筐体12の回転をさえぎらない限り、図14に示したような直線状(矩形)のカバ−を用いてもよい。
(実施形態4)
最後に、図15(a)、(b)に、本発明に係るカメラモジュ−ルが携帯電話200に搭載された例を示す。表示画面210と反対側の面で、カメラモジュ−ルのレンズが位置する場所に開口窓220が設けられ、この開口窓220を通して撮影が行われる。携帯電話200には、カメラモジュ−ル内の撮像素子を駆動する駆動回路(図示せず)と、撮像素子からの電気信号を信号処理する信号処理回路(図示せず)が搭載され、カメラモジュ−ルの実動作の用をなしている。なお、駆動回路または信号処理回路、若しくはその両方が、カメラモジュ−ル内の配線基板上に予め搭載されていてもよい。また、カメラモジュ−ルは、携帯電話以外にPDA、ノ−トPC、DSC、DVCその他のカメラ付き電子機器にも当然搭載可能である。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本発明によれば、カメラ付き電子機器に搭載可能で、カメラの方向を回転自在に制御できる小型カメラモジュ−ルを提供することができる。
本発明の実施形態1のカメラモジュ−ル100の構成を模式的に示す図 本発明の実施形態1のカメラモジュ−ルの回転機構を説明する図 本発明の実施形態1のカメラモジュ−ルにおける配線接続の構成を示す図 (a)及び(b)は、本発明の実施形態1のカメラモジュ−ルにおける第1の筐体の回線制御手段を模式的に示す図 本発明の実施形態1のカメラモジュ−ルの製造方法を示す工程断面図 本発明の実施形態2のカメラモジュ−ル110の構成を示す図 本発明の実施形態2のカメラモジュ−ル120の構成を示す図 本発明の実施形態2のカメラモジュ−ル130の構成を示す図 本発明の実施形態3のカメラモジュ−ル140の構成を示す図 (a)及び(b)は、本発明の実施形態3のカメラモジュ−ル150の構成を示す平面図、及び断面図 本発明の実施形態3のカメラモジュ−ル150の部分拡大断面図 本発明の実施形態3のカメラモジュ−ル160の構成を示す図 本発明の他の実施形態に係るカメラモジュ−ルの構成を示す図 本発明の他の実施形態に係るカメラモジュ−ルの構成を示す図 (a)及び(b)は、本発明のカメラモジュ−ルが搭載された携帯電話の表示画面側、及びその反対側を示す図 本発明に関連するカメラモジュ−ル300の構成を説明する図 本発明に関連するカメラモジュ−ル300の回転機構を説明する図
符号の説明
10 撮像素子
11 レンズ
12 第1の筐体
14 第2の筐体
15 配線基板
16 回転制御手段(電磁石)
17 空隙部
18 球体
19 磁石
20,21 ワイヤ
22 基板
23 電極パッド
24,26 配線パッド
25 銅メッキ配線
30 開口部
50 隙間
60 圧電膜
61 摩擦剤
70 透明部材
100 カメラモジュ−ル
200 携帯電話

Claims (14)

  1. 撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、
    中空部を有する第2の筐体と、
    配線パタ−ンが形成された配線基板と
    を備え、
    前記第1の筐体は、球面体の形状を有し、
    前記第2の筐体の中空部の内側面は、球面体の一部をなし、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部内で回転可能に保持され、
    前記第2の筐体は、前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有し、
    前記撮像素子は、前記配線基板の配線パタ−ンと電気的に接続されている、カメラモジュ−ル。
  2. 前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部内で、回転角度が15度以上回転可能に保持されている、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  3. 前記第1の筐体は、前記第1の筐体の中心が前記第2の筐体の球面体の一部をなす中空部の中心と一致するように前記第2の筐体の中空部に保持されている、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  4. 前記第1の筐体には、該第1の筐体の中心軸に沿って一方が開放されてなる開口部が設けられ、
    前記開口部の開放されている側に前記レンズが配置され、
    前記開口部の開放されていない側に前記レンズに対向して前記撮像素子が配置されている、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  5. 前記開口部の開放されている側に配置された前記レンズが、前記第1の筐体の球面体表面と近接する位置に配置されている、請求項4に記載のカメラモジュ−ル。
  6. 前記開口部の開放されていない側の前記第1の筐体の表面は、平面をなす部位を有している、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  7. 前記第2の筐体の中空部は貫通しており、前記第1の筐体は前記第2の筐体の中空部から突出している、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  8. 前記第1の筐体及び前記第2の筐体は、前記配線基板に載置されており、
    前記配線基板の少なくとも前記第1の筐体に面する一部が空間部をなしている、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  9. 前記第1の筐体と前記第2の筐体との間の空隙部に、回転自在な複数の球体が配置されている、請求項1に記載のカメラモジュ−ル。
  10. 撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、
    中空部を有する第2の筐体と、
    を備え、
    前記第1の筐体は、球面体の形状を有し、
    前記第2の筐体の中空部の内側面は、球面体の一部をなし、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部内で回転可能に保持され、
    前記第2の筐体は、前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有する、カメラモジュ−ル。
  11. 撮像素子と、該撮像素子に対向する位置に配置されたレンズが内部に設けられた第1の筐体と、
    中空部を有する第2の筐体と、
    を備え、
    前記第2の筐体の中空部に、前記第2の筐体から突出して伸びている支持体が設けられ、
    前記第1の筐体は、前記第2の筐体の中空部に設けられた前記支持体に回転可能に保持され、
    前記第2の筐体は、前記第1の筐体を回転制御する回転制御手段を有する、カメラモジュ−ル。
  12. 前記支持体の先端部は球体になっており、
    前記第1の筐体の底部は、前記球体を埋設できる空間部を有しており、
    前記第1の筐体は、前記支持体先端部の球体を支点に回転可能になっている、請求項11に記載のカメラモジュ−ル。
  13. 前記回転制御手段は、前記第2の筐体に内蔵された電磁石からなり、
    前記第1の筐体は、磁石を内蔵しており、
    前記第1の筐体は、前記電磁石により発生した電磁界により回転が制御されている、請求項1、10、及び11の何れか一つに記載のカメラモジュ−ル。
  14. 請求項1、10、及び11の何れか一つに記載のカメラモジュ−ルが搭載されたカメラ付き電子機器であって、
    前記撮像素子を駆動する駆動回路、及び前記撮像素子からの電気信号を信号処理する信号処理回路が搭載されたカメラ付き電子機器。
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