JP2005311596A - 輻輳制御を行うルータ、輻輳制御システム及び方法 - Google Patents

輻輳制御を行うルータ、輻輳制御システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】VoIPを用いた音声通信を行うIP網において、呼制御サーバとルータとが連携して輻輳制御を行うことにより、ルータ及び呼制御サーバの負荷を低減する。
【解決手段】PSTN網101とIP網102とがMG113により接続される音声通信ネットワークの下で、VoIPを用いて音声通信を実現するIP網2を構成する。CA(SS)112は、転送系システムの輻輳を検出し、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」をルータ121〜124へ送信する。ルータ121〜124は、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信し、当該信号に基づいて輻輳規制の設定を実施し、パケットの転送規制を実施する。
【選択図】図3

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話網におけるネットワーク輻輳防止技術に関し、特に、サーバとルータとが連携して実現する輻輳制御の技術に関するものである。
従来、インターネット等のIP網と公衆電話交換網であるPSTN(Public Switched Telephone Network)網とを接続し、音声データをIPパケットとして送受信することにより音声通信を可能にしたネットワークが利用されている。図1は、一般的な音声通信ネットワークを示すシステム構成図である。この音声通信ネットワークは、PSTN網1及びIP網2により構成される。IP網2は、PSTN網1とIP網2とを接続するMG(Media Gateway/メディアゲートウェイ)13、CA(Call Agent/コールエージェント)のゲートウェイサーバであるCA(GW)11、CAのSIP(Session Initiation Protocol)サーバであるCA(SS)12、及びIPパケットを中継するルータ21〜24を備えている。また、IP網2のルータ24には、HGW(Home Gateway/ホームゲートウェイ)31を介して電話機41、及びVoIP(Voice over IP)−TA(Terminal Adapter)32を介して電話機42がそれぞれ接続される。
IP網2のCA(GW)11及びCA(SS)12は、PSTN網1に接続された図示しない電話機やIP網に接続された電話機41,42からの要求に従った呼制御により、電話番号の翻訳やルーチング設定等を行う。また、CA(GW)11は、自網であるIP網2と他網であるPSTN網1との間でISUP(ISDN User Part)信号をインターワークする。ここで使用される呼制御プロトコルは、ITU−T勧告H.323、MEGACO(Media Gateway Control Protocol)、SIP等である。
IP網2のルータ21〜24は、IPアドレス、ラベルまたはテーブルに従ってIPパケットの交換を行う転送系システムであり、CA(SS)12等と共に音声情報を転送するIP網2を構成する。ここで使用されるルーチングプロトコルは、RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)、MPLS(Multiprotocol Label Swiching)等である。
このような音声通信ネットワークにおいて、CA(SS)12は、以下に示す輻輳制御を実施している。以下、図2を参照して説明する。
1)CA(SS)12内で自装置におけるCC使用率(システムにおけるプロセッサの使用率)、全体の呼量(call/sec)、及び入力キューの各種トラヒック測定パラメータを常時監視するための設定を実施する。
2)前記それぞれの測定パラメータの値と予め設定された閾値とを比較し、測定値が閾値を超えた場合には、一定の規制率により新規呼の受付を規制する。規制にあたっては、様々な呼処理の信号をCA(SS)12に一旦取り込み、発側の電番や着側の電番から優先度を判断する。そして、優先度の高い呼に対してのみ接続を行ったり、INVITEメッセージ、IAMメッセージ等の接続要求信号のうちのX%の信号に対してのみ接続を行ったりして、その他の接続要求呼は破棄する。
3)接続要求呼の破棄はCA(SS)12内で行われるが、IP網2全体で輻輳制御が行われないため、接続要求信号は、CA(SS)12まで到達し続ける。
一方、複数の電話網と複数のパスから構成されるIP網とが接続されるVoIPネットワークにおいて、効率的な輻輳制御を行う技術が開示されている。具体的には、電話網からIP網へ流入するトラフィックデータ信号からゲートウェイ間のトラフィック分布を蓄積し、IP網内の各パスのパケット流量データからパスの輻輳状態を判定する。そして、輻輳状態にあるパスについてトラフィック発生源となる電話網を制御し、IP網へ流入するトラフィックを抑止するものである。この場合、電話網内に輻輳規制装置及びトラフィック収集装置、IP網内にパケット流量測定装置、及び輻輳管理装置がそれぞれ必要になる。
特開2002−261925号公報(請求項1)
このように、図2に示した従来のCA(SS)12における輻輳制御方法では、CA(SS)12は単独に輻輳制御を行っており、ルータ21〜24と連携した輻輳制御は行っていない。つまり、CA(SS)12は、受信したIPパケットを内部において規制しているにすぎないため、CA(SS)12の入力ポートには、接続要求呼を始めとする多数のIPパケットが到着することになる。また、ルータ21〜24においても単独に輻輳制御が行われているものの、一般に、ルータ21〜24の容量の方がCA(SS)12の容量よりも大きいため、CA(SS)12は、ルータ21〜24の処理能力が限界になるまで負荷がかかり続け、CA(SS)12における輻輳が長期化することになる。このため、CA(SS)12には処理不能で無効なIPパケットが継続的に送信され、CA(SS)12は、そのIPパケットを廃棄しても送信元からの再送信等により負荷がかかる状態が継続してしまう。従って、IP網2にはこのような多数の無効なIPパケットが転送されるため、CA(SS)12のみならずルータ21〜24においても処理能力を無駄に消費しているという問題があり、IP網2のネットワーク全体で輻輳制御を行うことが要望されていた。また、上述の特許文献1の技術では、輻輳制御を実現するために複数の装置が別途必要になり、構成が複雑になってしまう。このため、複数の装置を必要としない簡易な構成とすることが望ましい。
そこで、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、呼制御サーバとルータとが連携して輻輳制御を行うことにより、呼制御サーバ及びルータの負荷を低減可能なルータ、輻輳制御システム及び方法を提供することにある。
本発明のルータは、音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、輻輳を検出した呼制御サーバから輻輳制御信号を受信する受信手段と、当該輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定する設定手段と、当該設定された輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制する規制手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のルータは、前記輻輳制御信号を、異なる輻輳規制が設定される複数種類の信号とし、前記設定手段が、輻輳制御信号の種類に応じてそれぞれ異なる輻輳規制を設定することを特徴とする。また、前記設定手段が設定する輻輳規制が前記呼制御サーバにルーチングされる接続のうちの全部の接続の規制、一部の接続の規制、特定の対地以外の対地への接続の規制、及び特定の発信元以外の発信元からの接続の規制のうちの少なくとも一つの規制を含むことを特徴とする。
また、本発明のルータは、前記設定手段が、予め輻輳規制を定義して用意した設定パターンを用いて輻輳規制を設定することを特徴とする。また、前記設定手段が輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定し、さらに、予め用意した条件に従って、前記輻輳規制のうちの全部または一部を新たな輻輳規制として設定し、前記規制手段が当該設定された新たな輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制することを特徴とする。
本発明の輻輳制御システムは、音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、前記ルータ、及び前記転送系システムの輻輳を検出する検出手段と、前記輻輳制御信号をルータへ送信する送信手段とを有する呼制御サーバを備えたことを特徴とする。また、前記ルータが有する受信手段、設定手段、規制手段、及び前記呼制御サーバが有する検出手段並びに送信手段のうちの全部または一部の手段を有する制御サーバを備え、当該制御サーバが、ルータ及び/または呼制御サーバに代えて、前記手段を実現することを特徴とする。
本発明の輻輳制御方法は、音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、輻輳を検出した呼制御サーバからルータへ輻輳制御信号を送信するステップと、ルータが当該輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定するステップと、当該設定された輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の輻輳制御方法は、前記呼制御サーバからルータへ送信される輻輳制御信号を、異なる輻輳規制が設定される複数種類の信号とし、前記輻輳規制を設定するステップを、輻輳制御信号の種類に応じてそれぞれ異なる輻輳規制を設定するステップとすることを特徴とする。また、前記ルータが設定する輻輳規制は、前記呼制御サーバにルーチングされる接続のうちの全部の接続の規制、一部の接続の規制、特定の対地以外の対地への接続の規制、及び特定の発信元以外の発信元からのパケットによる接続の規制のうちの少なくとも一つの規制を含むことを特徴とする。
また、本発明の輻輳制御方法は、前記輻輳規制を設定するステップを、予め輻輳規制を定義して用意した設定パターンを用いて輻輳規制を設定するステップとすることを特徴とする。また、前記輻輳規制を設定するステップを、輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定し、さらに、予め用意した条件に従って、前記輻輳規制のうちの全部または一部を新たな輻輳規制として設定するステップとし、前記転送を規制するステップを、前記新たな輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制するステップとすることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、呼制御サーバが輻輳を検出した場合に、呼制御サーバからルータへ輻輳制御信号を送信し、ルータが輻輳規制を設定し、受信するパケットに対して転送を規制するようにした。このように、呼制御サーバとルータとが連携してIP網全体で輻輳制御を行うようにしたから、IP網内には無効なIPパケットが転送されることがなく、ルータよりも容量の小さい呼制御サーバへ多数のIPパケットが転送されることもない。従って、ルータ及び呼制御サーバの負荷を低減し、音声通信を効率良く実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面により詳細に説明する。
図3は、CA(SS)が輻輳を検出し、ルータが輻輳を規制する場合における本発明の概要を説明する図である。音声通信ネットワークは、PSTN網101及びIP網102により構成される。IP網102は、PSTN網101とIP網102とを接続するMG113、CA(GW)111、CA(SS)112、及びルータ121〜124を備えている。また、IP網102のルータ124には、HGW131を介して電話機141、及びVoIP−TA132を介して電話機142がそれぞれ接続される。PSTN網101、MG113、HGW131、VoIP−TA132及び電話機141,142は、図1に示したPSTN網1、MG13、HGW31、VoIP−TA32及び電話機41,42とそれぞれ同じ機能を有する。
本実施の形態は、CA(SS)112が、輻輳を検出して「CA(SS)→ルータ規制要求信号」をルータ121〜124へ送信し、ルータ121〜124が、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」に基づいて輻輳規制の設定を実施し、パケットの転送規制を実施するものである。
以下、CA(SS)112及びルータ121〜124の処理について、それぞれ詳細に説明する。
〔輻輳規制要求処理〕
CA(SS)112は、自装置内において、各種トラヒックや負荷状況(例えば、CC使用率(システムにおけるプロセッサの使用率))等の測定パラメータを常時監視し、それぞれ監視中の測定パラメータと閾値とを比較する。測定パラメータの値が閾値を超えた場合には、輻輳が発生したものとして、輻輳制御コマンドである「CA(SS)→ルータ規制要求信号」をルータ121〜124へ送出する。送出する信号は、以下に示す4通りである。
A.CA(SS)112にルーチングされる全ての接続を規制する要求信号(1)。
B.CA(SS)112にルーチングされるX%のみの転送を許可するように規制する要求信号(2)。
C.特定の対地(宛先IPアドレス、ポート等)のみへの転送を許可するように規制する要求信号(3)。
D.特定の発信元(発IPアドレス、ポート等)のみからの転送を許可するように規制する要求信号(4)。
ルータ121〜124は、CA(SS)112から送出された「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信すると、輻輳制御の設定を実施し、パケットを受信した場合にパケットの転送規制を実施する。図4は、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を説明する図である。ルータ121〜124は、IPパケットの転送を行うIPインタフェースに対して、アクセスリスト(IPアドレスとの間で入出力の物理的な接続関係を設定するリスト)を以下に示すように設定する。
A.要求信号(1)を受信した後の動作
IPインタフェースに対して、CA(SS)112にルーチングする全てのアクセスリストの設定を一時的に削除する。
B.要求信号(2)を受信した後の動作
ルータ121〜124が有するアドレステーブルのエントリのうちの任意のX%のエントリについてIPパケットが通過可能となるように、そのX%以外のエントリをアドレステーブルから削除する。
C.要求信号(3)を受信した後の動作
IPインタフェースに対して、特定の対地(宛先IPアドレス、ポート等)のみへの転送となるように、アクセスリストから接続情報を一時的に削除する。
D.要求信号(4)を受信した後の動作
IPインタフェースに対して、特定の発信元(発IPアドレス、ポート等)のみからの転送となるように、アクセスリストから接続情報を一時的に削除する。
このように、ルータ121〜124は、CA(SS)112から送出された「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信し、上述のように輻輳制御の設定を実施して完了した後、直ちにまたは予め設定した時間経過後に、受信したパケットに対して転送規制を実施する。
また、ルータ121〜124は、前述の「CA(SS)→ルータ規制要求信号」に対して、輻輳制御の設定を実施し完了した時点、または転送規制の処理を実施した時点等の任意に設定したタイミングで、「ルータ規制設定完了信号」をCA(SS)112へ送出する。
〔輻輳規制解除処理〕
CA(SS)112は、測定パラメータの値が閾値以下になった場合には、輻輳が無くなったものとして、規制解除要求である「CA(SS)→ルータ規制解除要求信号」をルータ121〜124へ送出する。ルータ121〜124は、CA(SS)112から送出された「CA(SS)→ルータ規制解除要求信号」を受信すると、前述の輻輳制御の設定を解除し、パケットを受信した場合の転送規制を実施しない。ルータ121〜124は、輻輳制御の設定を解除したタイミングで、「ルータ規制解除完了信号」をCA(SS)112へ送出する。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、CA(SS)112と、ルータ121〜124やスイッチ(図示せず)等による転送系システムとを使用する音声通信ネットワークにおいて、CA(SS)112が輻輳を検出した場合には、ルータ121〜124が、受信したパケットに対して輻輳規制を実施するようにした。これにより、個々のサーバやルータで処理能力を超えないように輻輳制御を行う従来技術とは異なり、IP網2全体で輻輳制御を行うから、IP網2内に無効なIPパケットが転送されることがなく、CA(SS)112及びルータ121〜124の負荷を軽減することができる。従って、IP網2全体としてIP電話による音声通信を適切に実現することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、上記の説明は、本発明の理解を助けるものであって、本発明の特許請求の範囲を制限するものではない。従って、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々変形が可能であり、本発明の目的を達し、効果を奏する範囲において、適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、CA(SS)112が、測定パラメータの値が閾値を超えた場合に「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を送出するようにしたが、前述の4つの要求信号のうちの1つの要求信号を送出するようにしてもよいし、2以上の要求信号を送出するようにしてもよい。また、特定の測定パラメータが閾値を超えた場合にのみ1つの要求信号を送出するようにしてもよいし、予め測定パラメータ毎に要求信号を割り当てておき、測定パラメータ毎に要求信号を送出するようにしてもよい。また、前記「CA(SS)→ルータ規制要求信号」は4つの要求信号に限定されるものではなく、要求信号に基づいて輻輳規制が設定される限り、その種類(数)の制限はない。
また、上記実施の形態では、CA(SS)112が輻輳を検出するようにしたが、PSTN網1とIP網2との間で相互接続を行っているCA(GW)111またはMG113が輻輳を検出し、輻輳制御信号をルータへ送出するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ルータ121〜124が、CA(SS)112から「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信することによってアクセスリスト等を変更し輻輳規制の設定を行うようにしたが、いくつかの異なるアクセスリストやFEC(Forwarding Equivalence Classes)MAPについて輻輳規制の設定パターンが固定的に決まっている場合や、ルータ121〜124において「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信する毎のアクセスリスト変更やFEC MAP変更のための処理能力が足りない場合には、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信する毎に設定変更するのではなく、予め設定パターンを作成しておき、「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を受信したときに、予め作成しておいた設定パターンに差し替えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、輻輳制御信号である「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を4つの信号としたが、必ずしも全ての信号を用いる必要はなく、そのうちの1つまたは一部の信号を用いるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ルータ121〜124が、CA(SS)112から送出された「CA(SS)→ルータ規制要求信号」の種類に基づいて輻輳制御を実施するようにしたが、予め用意した自己の設定条件に従って、要求される輻輳制御のうちの全部または一部に限定して実施するようにしてもよい。例えば、要求信号(1)を受信した場合には、IPインタフェースに対して、CA(SS)112にルーチングする全てのアクセスリストの設定を一時的に削除するが、さらに、特定の転送のみを許容する等の予め用意した設定条件を加えて、アクセスリストを設定するようにしてもよい。また、複数の要求信号を受信した場合においても、どの要求信号を優先するかまたはどのように要求信号を組み合せるか等が定義された設定条件に従って、アクセスリストを設定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、CA(SS)112が、輻輳を検出して輻輳制御信号をルータ121〜124へ送信し、ルータ121〜124が、輻輳制御信号を受信して当該信号に基づいて輻輳規制の設定を実施し、パケットの転送規制を実施するようにしたが、これらの全部の機能または一部の機能を他の制御サーバが実現するようにしてもよい。例えば、CA(SS)112が輻輳を検出し、制御サーバが輻輳制御信号をルータ121〜124へ送信するようにしてもよい。また、ルータ121〜124の代わりに、制御サーバが輻輳規制の設定を実施するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ルータ121〜124が、輻輳制御の設定を実施し完了したタイミング等で「ルータ規制設定完了信号」をCA(SS)112へ送出し、ルータ121〜124が、輻輳制御の設定を解除したタイミングで、「ルータ規制解除完了信号」をCA(SS)112へ送出するようにした。この場合、CA(SS)112及びルータ121〜124において信号の送受信の信頼性が十分に高いときには、前記完了信号を送出しなくてもよい。
尚、上記のルータ121〜124、CA(SS)112、CA(GW)111及びMG113は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置、画像やデータを表示するモニタ装置、及び外部の装置と通信をするためのインタフェースを備えたコンピュータ装置によってそれぞれ構成されるようにしてもよい。この場合、ルータ121〜124、CA(SS)112、CA(GW)111及びMG113における各機能は、当該機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピィーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
背景技術としての音声通信ネットワークを示すシステム構成図である。 従来のCA(SS)における輻輳制御方法を説明する図である。 本発明の概要を説明する図である。 「CA(SS)→ルータ規制要求信号」を説明する図である。
符号の説明
1,101 PSTN網
2,102 IP網
11,111 CA(GW)
12,112 CA(SS)
13,113 MG
21〜24,121〜124 ルータ
31,131 HGW
32,132 VoIP−TA
41,42,141,142 電話機

Claims (12)

  1. 音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、
    輻輳を検出した呼制御サーバから輻輳制御信号を受信する受信手段と、当該輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定する設定手段と、当該設定された輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制する規制手段とを有することを特徴とするルータ。
  2. 請求項1に記載のルータにおいて、
    前記輻輳制御信号を、異なる輻輳規制が設定される複数種類の信号とし、
    前記設定手段は、輻輳制御信号の種類に応じてそれぞれ異なる輻輳規制を設定することを特徴とするルータ。
  3. 請求項2に記載のルータにおいて、
    前記設定手段が設定する輻輳規制は、前記呼制御サーバにルーチングされる接続のうちの全部の接続の規制、一部の接続の規制、特定の対地以外の対地への接続の規制、及び特定の発信元以外の発信元からの接続の規制のうちの少なくとも一つの規制を含むことを特徴とするルータ。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のルータにおいて、
    前記設定手段は、予め輻輳規制を定義して用意した設定パターンを用いて、輻輳規制を設定することを特徴とするルータ。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載のルータにおいて、
    前記設定手段は、輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定し、さらに、予め用意した条件に従って、前記輻輳規制のうちの全部または一部を新たな輻輳規制として設定し、
    前記規制手段は、当該設定された新たな輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制することを特徴とするルータ。
  6. 音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、
    請求項1から5までのいずれか一項に記載のルータ、
    及び、前記転送系システムの輻輳を検出する検出手段と、前記輻輳制御信号をルータへ送信する送信手段とを有する呼制御サーバを備えたことを特徴とする輻輳制御システム。
  7. 音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、
    さらに、請求項6に記載のルータが有する受信手段、設定手段、規制手段、及び前記呼制御サーバが有する検出手段並びに送信手段のうちの全部または一部の手段を有する制御サーバを備え、
    当該制御サーバは、ルータ及び/または呼制御サーバに代えて、前記手段を実現することを特徴とする輻輳制御システム。
  8. 音声通信を確立するための呼制御を行う呼制御サーバと、ルータ及びスイッチを含む転送系システムとにより、VoIPを用いて音声情報を転送するIP網において、
    輻輳を検出した呼制御サーバからルータへ輻輳制御信号を送信するステップと、ルータが当該輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定するステップと、当該設定された輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制するステップとを有することを特徴とする輻輳制御方法。
  9. 請求項8に記載の輻輳制御方法において、
    前記呼制御サーバからルータへ送信される輻輳制御信号を、異なる輻輳規制が設定される複数種類の信号とし、
    前記輻輳規制を設定するステップを、輻輳制御信号の種類に応じてそれぞれ異なる輻輳規制を設定するステップとすることを特徴とする輻輳制御方法。
  10. 請求項9に記載の輻輳制御方法において、
    前記ルータが設定する輻輳規制は、前記呼制御サーバにルーチングされる接続のうちの全部の接続の規制、一部の接続の規制、特定の対地以外の対地への接続の規制、及び特定の発信元以外の発信元からのパケットによる接続の規制のうちの少なくとも一つの規制を含むことを特徴とする輻輳制御方法。
  11. 請求項8から10までのいずれか一項に記載の輻輳制御方法において、
    前記輻輳規制を設定するステップを、予め輻輳規制を定義して用意した設定パターンを用いて輻輳規制を設定するステップとすることを特徴とする輻輳制御方法。
  12. 請求項8から11までのいずれか一項に記載の輻輳制御方法において、
    前記輻輳規制を設定するステップを、輻輳制御信号に基づいて輻輳規制を設定し、さらに、予め用意した条件に従って、前記輻輳規制のうちの全部または一部を新たな輻輳規制として設定するステップとし、
    前記転送を規制するステップを、前記新たな輻輳規制により、受信するパケットに対して転送を規制するステップとすることを特徴とする輻輳制御方法。

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