JP2005311557A - 画像読取装置 - Google Patents

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Yusuke Toyoda
裕介 豊田
Shizuo Habuta
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Abstract

【課題】積み重ねられた複数の写真が変形していたとしても、写真の損傷を抑えて確実に1枚ずつ写真を取り出すことができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】表面に画像が記録されている複数枚の記録媒体が積み重ねられて内部に収納される、上方が開口した箱111と、箱111の開口の上方に設けられた、箱111内に積み重なった記録媒体の上部を横から挟んで押すことにより記録媒体を上に凸に撓ませる撓ませ部材112と、記録媒体の端部を上方から押圧する押圧部材117とを有する収納部10を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿画像を読み取って、原稿画像を表わす画像データを生成する画像読取装置に関する。
近年、デジタルカメラの普及に伴って、撮影画像をデジタル化して扱うことが広範に行われている。撮影画像をデジタル化することによって、撮影画像をプリント出力するラボ側では、デジタル化された撮影画像(撮影画像データ)にパーソナルコンピュータ等を使って画像処理を施し、撮影画像の不具合を修正するなどといった付加サービスを提供することができる。また、ユーザ側においては、汎用のアルバムソフト等を使用することによって、パーソナルコンピュータ上で複数枚の撮影画像を容易に整理することができるうえ、それら複数枚の撮影画像をまとめてハードディスク等に記録しておくことによって、保管の際にかさ張らず、撮影画像を高画質なままで保管することができるなどという利点がある。
ところで、各家庭では、アルバムへの整理が煩雑な写真は、ラボから受け取った状態のまま死蔵されているケースも多く見られる。また、死蔵されている写真の中には、フィルムが紛失してしまって焼き増しができないものや、変色して画像が劣化してしまっているもある。撮影画像をデジタル化する利点が広く認められるのに伴い、近年では、このように死蔵されてしまいがちな写真の撮影画像も、デジタル化して画質を維持したり、パソコン上で管理したいなどという要望が高まっている。
上記の要望は、写真の撮影画像をスキャナ等で読み取って、撮影画像をデジタル化することによって解決することができる。この画像読取サービスをラボ側で行う場合、従来のフラットベットスキャナのように、画像読取位置に原稿を1枚ずつ手動でセットする方式の画像読取装置では手間と時間がかかってしまうため、複数枚の写真を集積しておき、集積した中から写真を1枚ずつ取り出して画像読取位置にセットする搬送手段を備えた画像読取装置を使用することが考えられる。このような画像読取装置を使用することによって、写真上の撮影画像を読み取って撮影画像データを生成するまでの一連の処理時間と手間を軽減させることができる。
ここで、積み重ねられた複数枚の写真の中から1枚の写真を取り出す場合、静電気などによって1枚目の写真に2枚目以降の写真がくっついてしまい、複数枚まとめて取り出されてしまうことがある。この不具合を解消する方法として、特許文献1には、ゴムローラを使って原稿を捌く方法、特許文献2には、原稿を搬送する方向にエアーを吹き付けて1枚目の原稿をずらし、その原稿の角を吸着することによって1枚目の原稿のみを取り出す方法について記載されている。
特開2000−309439号公報 特開平6−271106号公報
しかし、特許文献1に記載されている方法を適用する場合、ゴムローラで写真の表面が磨耗されてしまうため、写真の乳剤面に傷が付いてしまうという問題がある。また、特許文献2に記載されている方法を適用する場合、写真の角を吸着することによって1枚目の写真のみ取り出すことができるが、写真の中心以外の場所を吸着すると、大きさが異なる写真が混在している場合には、画像読取位置へのセットなどといった後工程での位置合わせが困難になってしまうという問題がある。また、写真だけでなくポストカード等の画像もデジタル化したいという要望があるが、ポストカードは僅かながらエアーを通すため、1枚目のポストカードの角を吸着しても、2枚目以降のポストカードもいっしょに付着してしまう恐れがある。
そこで、このような問題を解決するために、例えば、積み重ねられた複数枚の写真から1枚目の写真を取り出すときに、各写真をバラバラに撓ませることによって、1枚目の写真を他の写真から分離するという技術を考えてみる。
図1は、積み重ねられた複数枚の写真をバラバラに撓ませることによって互いに分離する技術の一例を示す模式図である。
この図1には、積み重ねられた複数枚の写真80と、複数枚の写真80を横方向から挟む位置に配置された互いに同形状の2つの撓ませ部材81とが示されている。各撓ませ部材81は傾斜面81aを有しており、2つの撓ませ部材81は、複数枚の写真80の両側に、各傾斜面81aが互いに対向するように配置されている。また、2つの撓ませ部材81は、各傾斜面81a間の間隔が上方へ向かうほど狭まるように配置されている。そして、このように配置された2つの撓ませ部材81を、互いに近づく方向(矢印A方向)に移動させて、複数枚の写真80の上部を横から押すことにより、図1に示すように、複数枚の写真80をバラバラに撓ませることによって互いに分離する。これにより、1枚目の写真80_1を容易に取り出すことができる。
ところで、各家庭で保管されている写真の中には、画像側が凹となる形に変形してしまっているものが多い。図1に示す技術で写真を取り出す際、写真が上記のように変形していると、以下に説明する不具合が発生する可能性が高い。
図2は、写真の変形に起因する不具合を説明する図である。
図2には、図1と同様に、積み重ねられた複数枚の写真80と、2つの撓ませ部材81とが示されている。ここで、図2の例では、複数枚の写真80のうち1枚目〜3枚目の写真80_1,80_2,80_3が、画像側が凹となる形に変形している。このような変形した写真が、2つの撓ませ部材81によって横から押されると、写真の左右の端部が、図2に示すように上に凸に曲がって「M字型」に変形してしまうことが予測される。写真をこのように変形させてしまうと、その写真80を取り出すことが困難となるだけでなく、写真80自体に損傷を与えてしまい問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、積み重ねられた複数の写真が変形していたとしても、写真の損傷を抑えて確実に1枚ずつ写真を取り出すことができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像読取装置は、表面に画像が記録されている複数枚の記録媒体が積み重ねられて内部に収納される、上方が開口した本体と、その本体の開口の上方に設けられた、その本体内に積み重なった記録媒体の上部を横から挟んで押すことによりその記録媒体を上に凸に撓ませる撓ませ機構と、その記録媒体の、その撓ませ機構に押される端部をその記録媒体の上方から押圧する押圧部とを有する収納部、
上記記録媒体を吸着する吸着器と、その吸着器を上記収納部に挿入してその吸着器をその収納部内の記録媒体に吸着させ、その吸着器が吸着した記録媒体ごとその吸着器をその収納部から抜き出す抜き出し機構と、その抜き出し機構によって抜き出された記録媒体を搬送する搬送機構とを有する媒体搬送部、および
上記搬送部によって上記収納部から搬送されてくる記録媒体に記録されている画像を読み取って、その画像を表わす画像データを生成する画像読取部を備えたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置によれば、例えば上記記録媒体が上側(画像側)が凹となる形に変形していたとしても、その記録媒体が上記撓ませ機構によって横から押されるときに、上記押圧部がその記録媒体の端部を上方から押圧するので、この端部が上に凸に曲がって記録媒体が「M字型」に変形してしまう等といった不具合が解消される。その結果、上記吸着器が、1枚の記録媒体を上記収納部から抜き出すときに、積み重ねられた複数枚の記録媒体を良好な形でバラバラに撓ませることができる。従って、本発明の画像読取装置によれば、積み重ねられた複数の記録媒体(写真)が変形していたとしても、記録媒体の損傷を抑えて確実に1枚ずつ記録媒体を取り出すことができる。
ここで、本発明の画像読取装置において、「上記収納部が、上記本体内に積み重ねられている記録媒体を下方から押し上げる押し上げ器を備えたものであり、
上記収納部の押圧部が、上記記録媒体の端部の上方に配置され、上記押し上げ器によって記録媒体が押し上げられることによってその記録媒体を押し付けられて、結果的に、その記録媒体の端部を上方から押圧するものである」という形態は好ましい形態である。
この好ましい形態の画像読取装置によれば、上記押し上げ器が記録媒体を上記押圧部に押し付けるという簡単な動作によって、記録媒体の端部を押圧することができる。
また、この好ましい形態の画像読取装置において、「上記収納部が、上記本体内に配置されて上記記録媒体が載る、上記押圧部の下まで広がる底板を備えたものであり、
上記押し上げ器が、上記記録媒体を下方から上記底板ごと押し上げるものである」という形態はさらに好ましい。
このさらに好ましい形態の画像読取装置によれば、上記記録媒体の端部の上方に配置された押圧部に、この記録媒体の端部を確実に押し付けることができる。
また、上記の好ましい形態の画像読取装置において、上記収納部の押し上げ器が、上記媒体搬送部の吸着器によって記録媒体が吸着された後に下降するものであるという形態もさらに好ましい形態である。
このさらに好ましい形態の画像読取装置によれば、例えば、1枚目の記録媒体と2枚目の記録媒体との分離が不十分であっても、上記押し上げ器が下降することにより、2枚目の記録媒体の自重による落下が促されるので、2枚目の記録媒体を1枚目の記録媒体から分離することができる。
また、本発明の画像読取装置において、上記収納部が、上記撓ませ機構によって上記記録媒体が押される前に一時的に、上記押圧部と上記本体内に積み重ねられている記録媒体とを相対的に離して所定の退避位置関係を作る退避部を備えたものであるという形態は好ましい形態である。
本発明の画像読取装置では、例えば、1枚目の記録媒体が抜き出されるときに、2枚目の記録媒体が1枚目の記録媒体に引っ張られて上記押圧部を乗り越えてしまう等といった事態が起こることが想定される。上記の好ましい形態の画像読取装置によれば、このような事態が発生したとしても、上記退避部が、上記撓ませ機構によって上記記録媒体が押される前に一時的に、上記押圧部と上記記録媒体とを相対的に離して所定の退避位置関係を作ることにより、2枚目の記録媒体を、上記撓ませ機構が押す前に再び押圧部の下方に戻すことができる。
この好ましい形態の画像読取装置において、前記収納部の退避部は、
「上記押圧部を横方向に、上記記録媒体から離れた退避位置まで移動させることによって上記退避位置関係を作るもの」であってもよく、あるいは、
「上記押し上げ器を下降させることによって上記退避位置関係を作るもの」であってもよい。
これらの形態の画像読取装置によれば、上記退避位置関係を容易に作ることができる。
また、本発明の画像読取装置において、上記収納部の押圧部が、上記記録媒体の、上記撓ませ機構によって押される縁から内側に6mm離れた位置を押圧するものあるという形態も好ましい形態である。
上記押圧部で記録媒体の上記の好適な位置を押圧することによって、例えば、1枚目の記録媒体が抜き出されるときに、2枚目の記録媒体が1枚目の記録媒体に引っ張られて押圧部を乗り越えてしまう等といった事態の発生を抑制することができる。
以上、説明したように、本発明によれば、積み重ねられた複数の写真が変形していたとしても、写真の損傷を抑えて確実に1枚ずつ写真を取り出すことができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明の画像読取装置の一実施形態の外観構成図である。
この画像読取装置1は、写真やポストカードなどといったシート状の記録媒体上に記録された画像を読み取って、その画像を表わす画像データを生成する装置であり、未スキャン媒体収納箱10と、吸着装置20と、表面読取装置30と、裏面読取装置40と、スキャン済媒体収納箱50と、搬送装置60と、それら各種要素を制御する制御部(図示しない)とを備えている。また、画像読取装置1には、生成された画像データに画像処理等を施す本体装置70と、画像データが表わす画像を表示するとともに、制御部に各種指示を与える操作子が設けられたモニタ75とで構成されたパーソナルコンピュータが接続されている。
まずは、画像読取装置1を構成する各種要素について説明する。
図3に示す搬送装置60は、未スキャン媒体収納箱10と吸着装置20と裏面読取装置40とスキャン済媒体収納箱50の上を通って延びるガイドレール61と、記録媒体を吸着して、未スキャン媒体収納箱10と吸着装置20との間、吸着装置20と裏面読取装置40の間、および裏面読取装置40とスキャン済み媒体収納箱50との間をそれぞれ移動する3つの搬送部62を備えており、さらに、それら3つの搬送部62は、記録媒体を吸着する吸着パット62aと、吸着パット62aを保持する伸縮自在な保持棒62bをそれぞれ備えている。保持棒62bが伸びることによって吸着パット62aが記録媒体上に移動されると、吸着パット62aは記録媒体を吸着する。続いて、保持棒62bが吸着パット62aを保持したまま元の長さに縮むとともに、ガイドレール61に沿って移動することによって、記録媒体が搬送される。この吸着パット62aは、本発明にいう吸着器の一例にあたり、保持棒62bは、本発明にいう抜き出し機構の一例にあたり、ガイドレール61や図示しないモータ等を合わせたものは、本発明にいう搬送機構の一例に相当する。また、搬送装置60は、本発明の画像読取装置における媒体搬送部の一例に相当する。
未スキャン媒体収納箱10は、上部が開口した箱形状を有しており、画像が読み取られる前の記録媒体が、表面を上にして積み重ねられて収納されている。この未スキャン媒体収容箱10は、本発明の画像読取装置における収納部の一例に相当する。未スキャン媒体収納箱10の構成については、後で詳しく説明する。
未スキャン媒体収納箱10内に収納された記録媒体は、搬送部62によって1枚ずつ取り出されて、吸着装置20に搬送される。
吸着装置20には、表面と裏面とを貫通する複数の貫通孔23が穿たれた吸着板21と、吸着板21の裏側に設けられたファン22とが備えられている。未スキャン媒体収納箱10から搬送されてきた記録媒体は吸着板21上に配置され、ファン22が貫通孔23を介して空気を裏側から吸引することによって、その記録媒体が吸着板21上に吸着される。また、この吸着装置20は、未スキャン媒体収納箱10から搬送されてくる記録媒体を受け取る受取位置と、受け取った記録媒体上の画像が表面読取装置30によって読み取られる読取位置との間をレール31に沿って移動する。記録媒体が吸着板21上に吸着されると、吸着装置20は、搬送レール31に沿って表面読取装置30の下の読取位置に移動する。
表面読取装置30は、表面撮像部32と、蛍光灯33と、フレア防止板34とを備えている。フレア防止板34は、吸着装置20上で記録媒体が配置される位置に相応する部分のみくり抜かれており、記録媒体からの反射光以外の光を遮る。吸着装置20が読取位置に移動してくると、吸着装置20に向けて蛍光灯33によって白色光が照射され、吸着装置20に吸着された記録媒体の表面で反射された光が表面撮像部32によって読み取られて、記録媒体の表面上に記録された表面画像を表わす表面画像データが生成される。尚、記録媒体の表面には、通常は、撮影画像などといったカラー画像が記録されており、表面画像に関しては、高速な読み取りよりも高画質な読み取りが求められる。この例では、表面撮像部32には、レンズと、単版のエリアCCDと、RGB3色のカラーフィルタと、それら3色のカラーフィルタを切り替えるターレットとが備えられており、ターレットによってフィルタを切り替えながら、RGB各色ごとに画像の読み取りが行われる。表面読取装置を構成する要素としては、例えば、蛍光灯33の替わりにLEDを用いたり、単版のエリアCCDと3色のカラーフィルタとターレットとの替わりに、3色の画像を一度で読み取ることができるカラーのエリアCCD等を用いるものであってもよい。この表面読取装置30は、本発明の画像読取装置における画像読取部の一例にあたる。生成された表面画像データは、制御部(図示しない)を経由してパーソナルコンピュータの本体装置70に送られる。表面画像が読み取られると、吸着装置20はレール31に沿って受取位置に移動し、吸着装置20上の記録媒体は、搬送部62によって吸着されて裏面読取部40に搬送される。
裏面読取部40には、記録媒体が配置される部分が透明なガラスで構成された配置台41と、配置台41の裏側に設けられた裏面用撮像部42とが備えられている。この例では、表面用撮像部32と同様の構成を有する裏面用撮像部42が適用されている。搬送部62によって搬送されてきた記録媒体が、搬送部62によって配置台41に押し付けられると、記録媒体の裏面に記録された裏面画像が裏面用撮像部42によって読み取られる。ここで、記録媒体の裏面には、例えば、記録媒体の印刷紙種別を表わす記号などといった情報が記録されており、裏面画像に関しては、表面画像ほどの画質は要求されない。したがって、裏面読取部40の裏面用撮像部42は、カラーのエリアCCD等を用いて、RGB3色の画像を一度に読み取るものであってもよい。裏面画像が読み取られて生成された裏面画像データは、制御部(図示しない)を経由してパーソナルコンピュータの本体装置70に送られる。裏面画像が読み取られた記録媒体は、搬送部62によって吸着されて、スキャン済媒体収納箱50に搬送される。
スキャン済媒体収納箱50も、未スキャン媒体収納箱10と同様に、上部が開口した箱形状を有しており、搬送部62によって搬送されてきた記録媒体が内部に積み重ねられて集積される。
以上のようにして記録媒体上の画像が読み取られて生成された表面画像データや裏面画像データは、本体装置70からモニタ75に送られて、モニタ75で表示される。また、生成された表面画像データは、本体装置70において所定の画像処理が施されたり、裏面画像データが示す各種情報が付加されて、DVDなどに記憶される。
画像読取装置1は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、画像読取装置1における本発明の画像読取装置としての特徴は、未スキャン媒体収納部10の構成にあり、以下では、この未スキャン媒体収納部10について詳しく説明する。
図4は、未スキャン媒体収納部の内部構成を側面から見た図である。
図4に示す未スキャン媒体収納部10は、記録媒体200が格納され、上部が開口した箱111と、箱111の内部を向いた面112_1が上方ほど間隔が狭まるように傾斜した2つの撓ませ部材112と、2つの撓ませ部材112を相互に近づく方向(矢印A方向)あるいは相互に離れる方向(矢印B方向)に移動させる、各撓ませ部材112に対応した撓ませ部材駆動部113と、モータ114によって駆動されて記録媒体200を下から押し上げる押し上げ部材115と、押し上げ部材115の端部115_1が嵌入される穴116_1が設けられた底板116と、先端にコロ117_1が回転自在に取り付けられた、記録媒体200が押し上げ部材115によって押し上げられるときに、記録媒体200の端部の上方に配置され、押し上げ部材115によって記録媒体200をコロ117_1に押し付けられて記録媒体200の端部を上方から押圧する4つの押圧部材117(この図には4つのうち2つを示し、4つ全ては図5に示す)と、各押圧部材117を記録媒体200の上方から外れた退避位置P1へ向かう方向(矢印C方向)あるいは記録媒体200の端部の上方に向かう方向(矢印D方向)に移動させる、各押圧部材117に対応した押圧部材駆動部118と、押し上げ部材115によって記録媒体200が第1レベルL1に達したか否かを検出する上昇センサ119と、2つの撓ませ部材112が相互に近づく方向(矢印A方向)に移動することによって記録媒体200が上に凸に撓むときに記録媒体200が第2レベルL2に達するまで撓んだか否かを検出する山形状態検出センサ120と、これらの構成要素が格納される筐体121とを備えている。
ここで、箱111、底板116、および押圧部材117は、それぞれ本発明にいう本体、底板、および押圧部材の各一例に相当し、モータ114と押し上げ部材115と合せたものは本発明にいう押し上げ器の一例に相当し、撓ませ部材112と撓ませ部材駆動部113とを合せたものは、本発明にいう撓ませ機構の一例に相当する。また、押圧部材駆動部118は、本発明にいう「押圧部を横方向に、記録媒体から離れた退避位置まで移動させることによって、押圧部と本体内に積み重ねられている記録媒体とを相対的に離して退避位置関係を作る」退避部の一例に相当し、モータ114は、本発明にいう「押し上げ器を下降させることによって、押圧部と本体内に積み重ねられている記録媒体とを相対的に離して退避位置関係を作る」退避部の一例も兼ねている。
図5は、未スキャン媒体収納部の内部構成を上から見た図である。
図5には、図4にも示した、記録媒体200、箱111、撓ませ部材112、撓ませ部材駆動部113、底板116、押圧部材117、押圧部材駆動部118、上昇センサ119、山形状態検出センサ120、および筐体121が示されている。
ここで、この図5には、4つの押圧部材117が、記録媒体200の4隅の上方に配置される様子と、底板116が、これら4つの押圧部材117の下まで広がっている様子が示されている。このような押圧部材117と底板116とによって、記録媒体200が図4に示す押し上げ部材115に押し上げられると、この記録媒体200の4隅が押圧部材117に確実に押し付けられる。また、図5には、底板116に、2つの撓ませ部材112それぞれが入り込む2箇所の凹部116_2が設けられている様子も示されている。この凹部116_2によって、記録媒体200を撓ませるために2つの撓ませ部材112が相互に近づく方向(矢印A方向)に移動されるときの、底板116と撓ませ部材112との干渉が防止される。
本実施形態の未スキャン媒体収納部10は、以上のように構成されている。以下では、この未スキャン媒体収納部10から記録媒体を取り出す一連の処理について説明する。
図6は、未スキャン媒体収納部から記録媒体を取り出す一連の処理を示すフローチャートであり、図7は、図6のフローチャートが示す処理を示す模式図である。以下では、主に図6を参照し、適宜に図7を参照して説明する。また、以下の説明では図3〜図5に示す要素を、図番を特に断らずに図中の符号を使って適宜に参照する。
図6のフローチャートが示す処理は、搬送部62がガイドレール61に沿って未スキャン媒体収納部10の上に移動してくるとスタートする。
ここで、図7では、図6のフローチャートが示す処理における6種類の状態が、図7におけるパート(A)〜パート(F)までの6箇所に、処理の流れに沿った順番で記載されている。そして、図7では、各パート間に、上記の順番を表わす矢印が記載されている。
この図7のパート(A)に、図6のフローチャートが示す処理のスタート状態が記載されている。このパート(A)には、箱111に格納される記録媒体200のうち上側の3枚の記録媒体200_1,200_2,200_3が、画像側が凹となる形に変形してしまっている様子が示されている。また、このパート(A)が示すように、スタート状態では、押圧部材117は記録媒体200の4隅の上方(図5参照)に配置されている。
続いて、モータ15が駆動し、押し上げ部材14が記録媒体200を底板116ごと押し上げ始める(ステップS01)。次に、積み重なった記録媒体200の上部が、図4に示す第1レベルL1に達したか否かが上昇センサ119で検出される(ステップS02)。記録媒体200の上部が上記の第1レベルL1に達していない場合(ステップS02におけるNo判定)には、ステップS02の前まで戻って押し上げ部材14による記録媒体200の押し上げが続けられる。一方、記録媒体200の上部が上記の第1レベルL1に達したことが検出されると(ステップS02におけるYes判定)、押し上げ部材14による記録媒体200の押し上げが停止される(ステップS03)。
ここで、図7のパート(B)に、図6のステップS03までの処理によって、記録媒体200が、その記録媒体200の上部が上記の第1レベルL1に達した位置で停止している状態が記載されている。この状態では、1枚目の記録媒体200_1の4隅が、押圧部材117のコロ117_1に押し当てられて、この押圧部材117によって押圧されている。
次に、撓ませ部材駆動部113によって、2つの撓ませ部材112の、相互に近づく方向への移動が開始されることによって、積み重なった記録媒体200の上部が、2つの撓ませ部材112に横から挟まれて押され始める(ステップS04)。
ここで、図7のパート(C)に、図6のステップS04の処理によって、記録媒体200の上部が、2つの撓ませ部材112が相互に近づく方向(矢印A方向)に横から押されている状態が記載されている。このパート(C)からわかるように、本実施形態では、記録媒体200の4隅が押圧部材117によって押圧された状態で、この記録媒体200の上部が2つの撓ませ部材112に押される。これにより、記録媒体200の端部が例えば図2に示したように上に凸に曲がって記録媒体200の形が「M字型」に変形してしまう等といった不具合が回避され、記録媒体200を良好な山形形状に撓ませることができる。そして、記録媒体200を撓ませる2つの撓ませ部材112の移動は、以下に図6に戻って説明するように、1枚目の記録媒体200_1の撓みの頂点が第2レベルL2に達するまで続けられる。
上記のステップS04の処理によって、記録媒体200が撓み始めると、記録媒体200の撓みの頂点が上記の第2レベルL2に達したか否かが山形状態検出センサ120で検出される(ステップS05)。1枚目の記録媒体200_1の撓みの頂点が上記の第2レベルL2に達していない場合(ステップS05におけるNo判定)には、撓ませ部材112の移動が続けられるとともに、予め初期値として「0」を与えられている変数nに「1」が加算され(ステップS06)、さらに加算結果が所定の上限値mを超えたか否かが判定される(ステップS07)。そして、この加算結果が所定の上限値mを超えていないと判定された場合(ステップS07におけるNo判定)には、ステップS05の前まで戻り、記録媒体200の撓みの頂点が上記の第2レベルL2に達したか否かの検出(ステップS05)、上記の変数nへの「1」の加算(ステップS06)、および加算結果と上限値mとの比較(ステップS07)が繰り返される。一方、この加算結果が上限値mを超えたと判定された場合(ステップS07におけるYes判定)には、箱111内に記録媒体200が無いと判断され、記録媒体200が無い旨を表わすメッセージが、画像読取装置1のユーザに示され(ステップS08)、図6のフローチャートが示す処理が終了される。
上記のステップS05の処理において、記録媒体200の撓みの頂点が上記の第2レベルL2に達したことが山形状態検出センサ120で検出された場合(ステップS05におけるYes判定)には、搬送部62の保持棒62bが延びて吸着パット62aが下降し始める(ステップS09)。そして、この吸着パット62aが記録媒体200を吸着したか否かが判定される(ステップS10)。上記の吸着パット62aが、撓められた記録媒体200に達するまでの間は、ステップS10の処理において吸着パット62aが記録媒体200を吸着していないと判定され(ステップS10におけるNo判定)、ステップS10の前まで戻って吸着パット62aの下降が続けられる。一方、上記の吸着パット62aが記録媒体200に達してその記録媒体200を吸着すると、ステップS10の処理において吸着パット62aが記録媒体200を吸着したと判定され(ステップS10におけるYes判定)、吸着パット62aの下降が停止される(ステップS11)。ここで、吸着パット62aによる記録媒体200の吸着の検出は、次のように実行される。吸着パット62aは、下降しながら所定の吸引圧で空気を吸引している。そして、この吸着パット62aが記録媒体200を吸着すると、吸着パット62aの吸引口が記録媒体200で塞がれて吸引圧が急激に上昇する。本実施形態では、図示しない圧力センサでこの吸引圧の上昇を検出することによって、吸着パット62aによる記録媒体200の吸着が検出される。
ここで、図7のパート(D)に、上記のステップS09〜ステップS11の処理によって、1枚目の記録媒体200_1が吸着パット62aに吸着された状態が記載されている。
ところで、ステップS11の処理によって吸着パット62aが1枚目の記録媒体200_1を吸着してしまうと、後はそのまま吸着パット62aを上昇させて箱111からこの記録媒体200_1を抜き出してしまえば良いように一見思われる。しかしながら、そのように強引に1枚目の記録媒体200_1を抜き出してしまうと、この1枚目の記録媒体200_1に引きずられて2枚目の記録媒体200_2が飛び出してしまい、押圧部材117のコロ117_1を乗り越えてしまう等といった不具合の発生を招く可能性がある。
そこで、本実施形態では、以下に説明するステップS12の処理によって、このような不具合の発生を抑制している。
ステップS11の処理が終了すると、次に、記録媒体200を撓めていた2つの撓ませ部材112が、相互に遠ざかる方向へ所定の初期位置まで移動され、押し上げ部材115が所定距離だけ下げられる(ステップS12)。
図7のパート(E)に、図6のステップS12の処理によって、2つの撓ませ部材112が上記の初期位置まで移動し、押し上げ部材115が所定距離だけ下降した様子が記載されている。ここで、本実施形態では、押し上げ部材115が所定距離だけ下降することにより、2枚目の記録媒体200_2の自重による落下が促されるので、例えば、この段階に至るまでの処理において1枚目の記録媒体200_1と2枚目の記録媒体200_2との分離が不十分であったとしても、これらの両者が分離される。
本実施形態では、このような処理によって、上述した、記録媒体の飛び出し等といった不具合の発生が抑制されている。
尚、本発明の画像読取装置において、記録媒体の飛び出しという上述の不具合の発生を抑制する方法は、上記のステップ12の処理に限るものではなく、このような処理に替えた以下のような方法であってもよい。
図8は、記録媒体の飛び出しという上述の不具合の発生を抑制する方法を示す図である。ここで、図8に示す収納部90は、押圧部材91を除いて、図4に示す収納部10と同等であるので、この図8では、図4と同等な構成要素については図4と同じ符号が付されている。また、以下では、説明の重複を避けるために、両者の相違点である押圧部材91についてのみ説明する。
積み重なった記録媒体200のうちの1枚目の記録媒体200_1を抜き出したときに、2枚目の記録媒体200_1が引きずられて飛び出してしまう等といった上記の不具合の発生は、記録媒体200上の被押圧位置に大きく左右されることが実験で確認されている。
被押圧位置と、記録媒体200の縁との距離L3が6mm未満であると、積み重なった記録媒体200のうちの1枚目の記録媒体200_1が抜き出されるときに、2枚目の記録媒体200_1は必ず引きずられて飛び出してしまう。例えば、縁から3mm離れた位置を押圧した状態では、2枚目の記録媒体200_1は、1枚目の記録媒体200_1が抜き出される際に必ず飛び出してしまうという結果が得られている。
一方、縁から6mmを超えて離れた位置が押圧されると、撓ませ部材112によって縁を押されても記録媒体200がほとんど撓まず、積み重なった記録媒体200を分離できなくなってしまう。例えば、縁から9mm離れた位置では、記録媒体200がほとんど撓まないという結果が得られている。
そこで、図8に示す収納部90では、押圧部材91は、箱111内に配置されるときには、記録媒体200の、撓ませ部材112によって押される縁からの内側への距離L3が6mmである好適な位置P3の上方に配置されるように構成されている。そして、押圧部材91は、記録媒体200を押圧するときには、この位置P3を上方から押圧する。これにより、図8に示す収納部90では上記の不具合の発生が抑制される。
以上で、記録媒体の飛び出しという上述の不具合の発生を、本実施形態とは異なる方法で抑制する図8に示す収納部90の説明を終了し、再び図6に戻って、本実施形態の説明を続ける。
ステップS12の処理に続いて、吸着パット62aに吸着された記録媒体200の、吸着装置20までの搬送が開始される(ステップS13)。そして、この搬送が開始されるとすぐに、押圧部材用駆動部118によって、押圧部材117が、図4に示す退避位置P1まで退避され、さらに所定時間後に記録媒体200の端部上方まで復帰される(ステップS14)。
図7のパート(F)に、図6のステップS14の処理による、上記の退避位置P1と記録媒体200の端部上方の復帰位置P2との間の、矢印Cおよび矢印Dに沿った押圧部材117の往復移動の様子が記載されている。上述のように本実施形態では、この往復移動が、1枚目の記録媒体200_1の矢印E方向への搬送が開始された直後に実行される。
ここで、上記のステップS14の処理による押圧部材117の往復移動には、以下に説明するような効果がある。
本実施形態では、上述したように図6のステップS12の処理によって押し上げ部材115が下降することにより、ある記録媒体が抜き出されるときの、次の記録媒体の飛び出しといった不具合の発生が抑制されている。しかし、ステップS12の処理でもこの不具合を回避しきれず、記録媒体が飛び出してしまい押圧部材117のコロ117_1を乗り越えてしまう可能性が、わずかながらまだ存在している。上記のステップS14の処理には、押圧部材117を乗り越えてしまったこのような記録媒体を元の状態に復帰させる効果がある。
図9は、押圧部材の往復移動による不具合の解消効果を説明する図である。
図9には、パート(A)とパート(B)との2箇所に亘って上記の不具合の解消効果が示されている。まず、図9のパート(A)に、1枚目の記録媒体200_1が搬送部62に持ち上げられたときに、2枚目の記録媒体200_2が飛び出して押圧部材117のコロ117_1を乗り越えてしまった様子が記載されている。本実施形態では、1枚目の記録媒体200_1が搬送部62によって持ち上げられた後に、図6のステップS14の処理によって押圧部材117が本体外の退避位置まで退避される。図9のパート(B)には、1枚目の記録媒体200_1が搬送部62によって矢印E方向に搬送されているときに、押圧部材117が矢印C方向に退避位置まで退避され、その結果、上記の2枚目の記録媒体200_2が元のように積み重ねられる様子が記載されている。
再び、図6に戻って説明を続ける。
上記のステップS14の処理を経ると、処理は再びステップS01の前まで戻って、ステップS01〜ステップS14の処理が繰り返されて、次の記録媒体の、箱111からの取り出しと搬送が行なわれる。この処理は、箱111内の記録媒体が全て搬送されて、上記のステップS05〜ステップS07の処理において箱111内が空であると判定されるまで続けられる。
以上、説明したように、本実施形態の画像読取装置1によれば、積み重ねられた複数の記録媒体が、例えば図2に示すように変形していたとしても、これらの記録媒体の損傷を抑えて確実に1枚ずつ取り出すことができる。
尚、上記の説明では、本発明にいう押圧部の一例として、押し上げ部材115と底板116とによって、底板116に載った記録媒体200が押し付けられる押圧部材117を挙げたが、本発明はこれに限るものではない。本発明にいう押圧部は、例えば、押圧部材自らが、積み重なった記録媒体の端部上に降下することにより、この端部を押圧するものであっても良く、あるいは、押圧部材の降下と押し上げ部材の上昇とをともに実行することにより記録媒体の端部を押圧するものであっても良い。
また、上記の説明では、本発明にいう退避部の一例として、記録媒体200の搬送が開始されるとすぐに押圧部材117を図4に示す退避位置P1まで退避させる押圧部材駆動機構118を挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、本発明にいう退避部は、記録媒体200が吸着された後、押し上げ部材115が下降してから再び上昇を開始するまでの間のいずれかのタイミングで押圧部材117を退避させるものであれば良い。
積み重ねられた複数枚の写真をバラバラに撓ませることによって互いに分離する技術の一例を示す模式図である。 写真の変形に起因する不具合を説明する図である。 本発明の画像読取装置の一実施形態の外観構成図である。 未スキャン媒体収納部の内部構成を側面から見た図である。 未スキャン媒体収納部の内部構成を上から見た図である。 未スキャン媒体収納部から記録媒体を取り出す一連の処理を示すフローチャートである。 図6のフローチャートが示す処理を示す模式図である。 記録媒体の飛び出しという不具合の発生を抑制する方法を示す図である。 押圧部材の往復移動による不具合の解消効果を説明する図である。
符号の説明
1 画像読取装置
10 未スキャン媒体収納箱
111 箱
112 撓ませ部材
112_1 面
113 撓ませ部材駆動部
114 モータ
115 押し上げ部材
115_1 端部
116 底板
116_1 穴
116_2 凹部
117 押圧部材
117_1 コロ
118 押圧部材駆動部
119 上昇センサ
120 山形状態検出センサ
121 筐体
20 吸着装置
21 吸着板
22 ファン
23 貫通孔
30 表面読取装置
31 レール
32 表面撮像部
33 蛍光灯
34 フレア防止板
40 裏面読取装置
41 配置台
42 裏面用撮像部
50 スキャン済媒体収納箱
60 搬送装置
61 ガイドレール
62 搬送部
62a 吸着パット
62b 保持棒
70 本体装置
75 モニタ
80 写真
81 撓ませ部材
81a 傾斜面
90 収納部
91 押圧部材
200,200_1,200_2,200_3 記録媒体

Claims (8)

  1. 表面に画像が記録されている複数枚の記録媒体が積み重ねられて内部に収納される、上方が開口した本体と、該本体の開口の上方に設けられた、該本体内に積み重なった記録媒体の上部を横から挟んで押すことにより該記録媒体を上に凸に撓ませる撓ませ機構と、該記録媒体の、該撓ませ機構に押される端部を該記録媒体の上方から押圧する押圧部とを有する収納部、
    前記記録媒体を吸着する吸着器と、該吸着器を前記収納部に挿入して該吸着器を該収納部内の記録媒体に吸着させ、該吸着器が吸着した記録媒体ごと該吸着器を該収納部から抜き出す抜き出し機構と、該抜き出し機構によって抜き出された記録媒体を搬送する搬送機構とを有する媒体搬送部、および
    前記搬送部によって前記収納部から搬送されてくる記録媒体に記録されている画像を読み取って、該画像を表わす画像データを生成する画像読取部を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記収納部が、前記本体内に積み重ねられている記録媒体を下方から押し上げる押し上げ器を備えたものであり、
    前記収納部の押圧部が、前記記録媒体の端部の上方に配置され、前記押し上げ器によって記録媒体が押し上げられることによって該記録媒体を押し付けられて、結果的に、該記録媒体の端部を上方から押圧するものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記収納部が、前記本体内に配置されて前記記録媒体が載る、前記押圧部の下まで広がる底板を備えたものであり、
    前記押し上げ器が、前記記録媒体を下方から前記底板ごと押し上げるものであることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記収納部の押し上げ器が、前記媒体搬送部の吸着器によって記録媒体が吸着された後に下降するものであることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  5. 前記収納部が、前記撓ませ機構によって前記記録媒体が押される前に一時的に、前記押圧部と前記本体内に積み重ねられている記録媒体とを相対的に離して所定の退避位置関係を作る退避部を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 前記収納部の退避部が、前記押圧部を横方向に、前記記録媒体から離れた退避位置まで移動させることによって前記退避位置関係を作るものであることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記収納部の退避部が、前記押し上げ器を下降させることによって前記退避位置関係を作るものであることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  8. 前記収納部の押圧部が、前記記録媒体の、前記撓ませ機構によって押される縁から内側に6mm離れた位置を押圧するものあることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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