JP2005310709A - 有機el装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に機能層等の有機EL素子を構成する層の密着性を向上し、これによって寿命の向上等による高信頼性や、さらには高輝度による高品質化を可能した、有機EL素子とその製造方法を提供する。
【解決手段】 一対の電極間に、少なくとも発光層9を備えた機能層5を有してなる有機EL素子10である。機能層5のうちの少なくとも一層の表面が、粗面である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機能層の密着性向上及び特性向上を図った有機EL素子と、その製造方法に関する。
平面型の表示装置(フラットパネルディスプレイ)として、陽極と陰極との間に有機発光材料からなる発光層を形成した、有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子が知られている。このような有機EL素子については、近年、その開発が強く進められ、これらを多数備えたカラー表示装置としての有機EL装置も、一部に提供されている。また、このような有機EL装置は、平面型の表示装置としてだけでなく、各種の表示体や照明としても、その利用が期待されている。
ところで、このような有機EL装置(有機EL素子)にあっては、低コスト化や高信頼性が、実用化のための大きな課題となっている。このような背景から、従来、有機EL装置の製造方法として、インクジェット法を用いて発光層等の機能層を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このインクジェット法による方法によれば、低コスト化、大面積化が可能となり、さらにはカラー化のための発光層の色分けも容易になる等の利点がある。
また、このようなインクジェット法を用いる場合に、特に陽極(透明電極)側の表面粗さ(表面ラフネス)を例えば0.5〜50nmの範囲に制御することで、リーク等を抑えることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、画素電極(陽極)側の基板と有機層との密着性を向上させる目的で、画素電極と有機層間に親水性のグラフト層を設ける技術も提案されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開平10−12377号公報 特開2003−282272号公報 特開2003−249368号公報 特開2003−323983号公報
しかしながら、前記の陽極(透明電極)側の表面粗さを制御する技術では、リーク等を抑えることはできるものの、寿命の向上等による高信頼性を得るには未だ十分とはいえなかった。
また、前記のグラフト層を設ける技術にあっては、グラフト層の上層に設けられる有機層材料が親水性の材料に限られてしまうため、発光特性に優れているポリフルオレン系などの発光材料は、非極性の溶剤にしか溶解しないため用いることができない。さらに、グラフト層を設けることで基板と有機層との密着性が向上したとしても、グラフト層の存在が例えばキャリアとしてのホール(正孔)の注入を妨げたりする可能性がある。また、例えば電極(基板)上に正孔注入/輸送層を形成し、さらにその上に発光層を形成する積層構造を採る場合には、2回のパターニング工程が必要となり、したがってそれに耐えうる撥インク性を維持できるかも問題である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、特に機能層等の有機EL素子を構成する層の密着性を向上し、これによって寿命の向上等による高信頼性や、さらには高輝度による高品質化を可能した、有機EL素子とその製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の有機EL素子は、一対の電極間に、少なくとも発光層を備えた機能層を有してなり、該機能層のうちの少なくとも一層の表面が粗面であることを特徴としている。
この有機EL素子によれば、前記の機能層とこの上に積層される層との界面において、前記機能層の表面が粗面であることによってこれらの間の接触面積が大きくなっている。このため、これらの層の間の密着性が向上して、長寿命化や耐熱性の向上等、信頼性の向上を図ることが出来る。さらに、これらの層の間でのキャリアの注入効率が改善され、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
また、前記有機EL素子においては、前記発光層の表面が粗面であることが好ましい。
このようにすれば、この発光層とこれの上に積層される層との間の接触面積が大きくなることから、前述したように信頼性、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
また、前記有機EL素子においては、前記機能層は正孔注入/輸送層を備えてなり、該正孔注入/輸送層の表面が粗面であるのが好ましい。
このようにすれば、この正孔注入/輸送層とこれの上に積層される層との間の接触面積が大きくなることから、前述したように信頼性、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
本発明の有機EL素子の製造方法は、一対の電極間に、少なくとも発光層を備えた機能層を有してなる有機EL素子の製造方法において、前記機能層のうちの少なくとも一層を、該機能層の形成材料を液滴吐出法で配する塗布工程と、この塗布工程で配された形成材料を真空乾燥法で乾燥し、表面が粗面となる層とする乾燥工程とによって形成することを特徴としている。
この有機EL素子の製造方法によれば、機能層の形成材料を液滴吐出法で配し、その後、この形成材料を真空乾燥法で乾燥することにより、機能層のうちの少なくとも一層を、表面が粗面となる層とするようにしたので、前述したようにこの機能層とこれの上に積層される層との界面において、これらの間の接触面積を大きくすることが可能になる。よって、得られる有機EL素子は、これらの層間の密着性が向上して長寿命化や耐熱性の向上等、信頼性の向上を図ることが出来る。さらに、これらの層の間でのキャリアの注入効率が改善され、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
また、前記有機EL素子の製造方法においては、前記発光層を、前記塗布工程と乾燥工程とによって形成するのが好ましい。
このようにすれば、前記発光層の表面が粗面となるので、この発光層とこれの上に積層される層との間の接触面積が大きくなる。したがって、前述したように、得られる有機EL素子の信頼性、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
また、前記有機EL素子の製造方法においては、前記機能層としての正孔注入/輸送層を、前記塗布工程と乾燥工程とによって形成するのが好ましい。 このようにすれば、前記正孔注入/輸送層の表面が粗面となるので、この正孔注入/輸送層とこれの上に積層される層との間の接触面積が大きくなる。したがって、前述したように得られる有機EL素子の信頼性、輝度及び発光効率の向上を図ることが出来る。
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の有機EL素子を備えた有機EL装置の一実施形態を示す要部側断面図であり、図1中符号1は有機EL装置、10は有機EL素子である。有機EL装置1は、基体2上に陽極として機能する透明電極(画素電極)3と陰極4とを有し、これら透明電極3と陰極4との間に機能層5を備えたもので、機能層5で発光した光を基体2側から出射する、いわゆるボトムエミッションと呼ばれるタイプのものである。ここで、透明電極3および陰極4と、これらの間に設けられた機能層5とから、前記有機EL素子10が形成されている。
基体2は、ガラス基板等の透明基板(図示せず)上に、TFT素子からなる駆動素子(図示せず)や各種配線等を形成して構成されたもので、これら駆動素子や各種配線の上に絶縁膜や平坦化膜を介して透明電極3を形成したものである。
透明電極3は、基体2上に形成される単一ドット領域毎にパターニングされて形成され、かつ、TFT素子からなる前記駆動素子や前記各種配線等と接続されたもので、本実施形態ではITO(インジウム錫酸化物:Indium Tin Oxide)によって形成されている。
ここで、このITOからなる透明電極3は、本実施形態では、ある程度の表面粗さを有する様に形成されている。具体的には、この透明電極3の算術平均表面粗さRa(ITO)(以下Raと記載する)は、好ましくは以下の式を満足する範囲とされる。
0.5nm≦Ra(ITO)≦透明電極3上の層の膜厚
なお、透明電極3上の層は、本実施形態では、後述するように正孔注入/輸送層8となる。
また、Ra(ITO)は、以下の式を満足する範囲であるのがより好ましい。
0.5nm≦Ra(ITO)≦5nm
透明電極3をこのようなRaを有する様に形成するのは、その上に積層される機能層(正孔注入/輸送層8)の表面に適度な大きさの表面粗さを持たせるためである。このように下地となる透明電極3の表面を粗面としておく方法を用いることは、特に製造上容易であり好ましい。
透明電極3の表面のRaが0.5nm未満では、このような機能層の表面にも適度な大きさの表面粗さを形成する効果が十分に得られなくなるからである。
また、Raが5nmを越えると、透明電極3の上に形成する層の成膜性が悪くなり、好ましくない。特に、この上の層を後述するようにインクジェット法(液滴吐出法)で成膜する場合に、表面粗さが大きいことから、例えば酸素プラズマ等による表面処理を行っても、濡れ性が悪く、均一な成膜が困難になるからである。
さらに、透明電極3の表面のRaが透明電極3上の層(正孔注入/輸送層8)の膜厚より大きくなると、その上に積層される層に薄い箇所が発生したり、透明電極3と陰極4との間が短絡し易くなる。このため、形成した素子のリークが大きくなり易くなる。
なお、この正孔注入/輸送層8は、その膜厚が50〜60nmであり、本実施形態において前記の透明電極3の表面のRa(ITO)は、この正孔注入/輸送層8の膜厚以下、すなわち50〜60nm以下程度とするのが好ましい。
前記透明電極3上には図1に示したように正孔注入/輸送層8と発光層9からなる機能層5が積層されている。
この正孔注入/輸送層8は、本発明では十分に大きな表面粗さを有する様に形成されている。具体的には、この正孔注入/輸送層8の表面のRa(HIT)は、以下の式を満足する範囲であるのが好ましい。なお、ここでいう正孔注入/輸送層8の表面のRa(HIT)とは、透明電極3上に積層された状態での、Raを意味している。
1nm≦Ra(HIT)≦発光層9の膜厚
また、Ra(HIT)は、以下の式を満足する範囲であるのがより好ましい。
1nm≦Ra(HIT)≦2nm
正孔注入/輸送層8をこのような表面粗さを有する様に形成するのは、その上に積層される発光層9との界面の接触面積を大きくすることができるからである。
すなわち、表面粗さが1nm未満では、発光層9との間の接触面積を十分に大きくすることができず、発光層9との間のキャリアの注入効率が低くなり、好ましくない。
また、Raが2nmを越えると、発光層9との間の密着性がかえって低下するため、形成した素子の信頼性が低下し好ましくない。。
さらに、表面粗さが発光層9の膜厚より大きくなると、発光層9に薄い箇所が発生したり、正孔注入/輸送層8と陰極4の間で短絡し易くなる。このため、形成した素子のリーク電流が多くなり好ましくない。
なお、この発光層9は、その膜厚が80nm程度であり、本実施形態において前記の正孔注入/輸送層8の表面のRa(ITO)は、この発光層9の膜厚以下、すなわち80nm程度以下とするのが好ましい。
前記発光層9の形成材料としては、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の発光材料が用いられる。特に、本実施形態では、フルカラー表示を行うべく、前述したようにその発光波長帯域が光の三原色にそれぞれ対応したものが用いられる。すなわち、発光波長帯域が赤色に対応した発光層、緑色に対応した発光層、青色に対応した発光層の三つの発光層(ドット)により、1画素が構成され、これらが階調を持って発光することにより、有機EL装置1が全体としてフルカラー表示をなすようになっている。
この発光層9の形成材料として具体的には、ポリパラフェニレンビニレン系材料やポリフルオレン系材料などの高分子系材料が好適に用いられる。
また、これらの高分子系材料に、テトラフェニルブタジエン、ペリレン、クマリン、ルブレン、ナイルレッドなどの色素を混ぜたり、あるいは、正孔輸送材料としてのトリフェニルアミン系材料、ヒドラジン系材料、スチルベン系材料を混合したり、さらには、電子輸送材料としてのオキサジアゾール系、トリアゾール系材料を混合したものを用いてもよい。
この発光層9も、本発明では十分に大きな表面粗さを有する様に形成されている。具体的には、この発光層9の表面のRa(EL)は、以下の式を満足する範囲であるのが好ましい。なお、ここでいう発光層9の表面のRa(EL)とは、正孔注入/輸送層8上に積層された状態での、Raを意味している。
0.3nm≦Ra(EL)≦陰極4の膜厚
また、Ra(EL)は、以下の式を満足する範囲であるのがより好ましい。
0.3nm≦Ra(EL)≦2nm
発光層9をこのような表面粗さを有する様に形成するのは、その上に積層される陰極4との界面において、接触面積を大きくすることができるからである。
すなわち、Raが0.3nm未満では、発光層9との間の接触面積を十分に大きくすることができず、陰極4との間のキャリアの注入効率が低くなり、好ましくない。 また、発光層9の表面のRa(EL)が、陰極4に用いられる金属原子の原子半径以上の粗さを有する様にすると、より効率良く多くの電子を発光層9内に注入することができ、好ましい。特に、陰極4として、後述するように電子注入層と陰極層とから陰極4を形成した場合に、発光層9の表面のRa(EL)が、電子注入層に用いられる金属原子の原子半径以上の粗さを有する様にすると、より効率良く多くの電子を発光層9内に注入することができ、好ましい。
また、表面粗さが陰極4の膜厚より大きくなると、発光層9上に金属陰極を蒸着法で形成するにあたり、特に前記の電子注入層をnmオーダーで形成する場合に、発光層9の表面に部分的に金属が付着しない箇所が生じてしまう。
表面粗さが2nmを越えると、特異的に薄い部分が生じたり、或いは、nmオーダーの薄い電子注入層を設ける場合は、部分的に電子注入層が形成されていない部分ができてしまい、その結果、電子注入を効率良く行うことができない。
陰極4は、全ての画素領域を覆うようにして形成されたもので、例えば発光層9側から順にCa層とAl層とが積層され、形成されたものである。ただし、特に青色の発光をなすドット領域においては、前記発光層9上に例えばLiF等からなる電子注入層(図示せず)を設け、この電子注入層と前記のCa層及びAl層からなる陰極層との積層膜を、陰極4としてもよい。
また、陰極4上には封止層11が形成されている。この封止層11は、保護層、接着層及び封止基板によって形成された公知の構成のものである。
このような構成の有機EL装置1を製造するには、まず、従来と同様にして透明基板上にTFT素子や各種配線等を形成し、さらに層間絶縁膜や平坦化膜を形成して基体2を得る。
次に、この基体2上に、例えばスパッタ法によってITOを成膜する。具体的には、高周波スパッタリング装置のベルジャ(成膜室)内に、透明導電膜形成用のターゲット、例えば酸化スズ(SnO)を10重量%以下の濃度で含有した酸化インジウム(In)からなるターゲットと、前記基体2を入れ、これらを対向配置させておく。続いて、ベルジャ内にキャリアガス、例えば酸素ガスを容量比で0.2〜2.0%含むアルゴンガスを導入し、このベルジャ内のアルゴンガス圧を所定のガス圧とする。そして、この状態で、前記基体2とターゲットとの間に所定の高周波電力を印加し、原子状粒子を前記基体2上に堆積させ、透明導電膜としてのITO膜を形成する。次いで、これをパターニングすることにより、透明電極3を形成する。このようにして形成することにより、得られた透明電極3は、前述したような表面粗さRa(ITO)を有するものとなる。
続いて、前記透明電極3の周囲を囲むようにして基体2上にSiOからなる無機バンク6を形成し、さらにこの無機バンク6上に樹脂からなる有機バンク7を形成し、これにより図2に示すように透明電極3上に凹部12を形成する。前記有機バンク7に用いられる材料としては、ポリイミド、アクリル樹脂などが挙げられる。また、これらの材料に予めフッ素元素を含有させた構造のものを用いてもよい。
次いで、無機バンク6、有機バンク7で囲まれた凹部12を有する基体2を、酸素プラズマ-CFプラズマによる連続処理を行うことにより、基体2上の濡れ性を制御し、続いて、この凹部12内にインクジェット法(液滴吐出法)によって正孔注入/輸送層8を形成する。すなわち、図3に示すように液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)13から正孔注入/輸送層8の形成材料8aを、前記凹部12内にインクジェット法(液滴吐出法)で選択的に吐出する(配する)塗布工程と、その後、この形成材料8aを真空乾燥法で乾燥する乾燥工程とにより、図4に示すように前記透明電極3上に正孔注入/輸送層8を形成する。
ここで、正孔注入/輸送層8の形成材料8aとしては、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液(H.C.シュタルク社製;BaytronP[商品名])を、極性溶媒としてのイソプロピルアルコール、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−イミダゾリジノンの混合溶媒中に溶解したものを用いた。なお、この形成材料8aの各成分比については、重量%で、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液を11.08%、ポリスチレンスルフォン酸を1.44%、イソプロピルアルコールを10%、N−メチルピロリドンを27.48%、1,3−ジメチル−イミダゾリジノンを50%とした。
また、前記の形成材料8aの乾燥処理については、真空乾燥法が採用される。この真空乾燥法は、例えば前記形成材料8aを塗布した基体2を真空チャンバーにて急激に真空乾燥する方法であり、基板を加熱すること無く常温下(室温下)で乾燥を行うことが可能な方法である。すなわち、基体2を真空チャンバー内にセットした後、真空チャンバー内を一旦大気圧から1Torrにまで減圧し、最終的には10−5Torr以下の真空度にすることにより、溶媒を除去し成膜する。大気圧から1Torrまで減圧する時間は、3分から5分の間とするのが好ましい。大気圧から1Torrまで減圧する時間を3分より短くした場合、塗布した形成材料8aの突沸が起き易く、欠陥の発生率が高くなる。5分より長くした場合、形成する正孔注入/輸送層8の表面のRaが小さくなり、適当な大きさの表面粗さが得られない。この時、真空チャンバー内の排気速度を調整して、ほぼ一定の割合で減圧して行く様にしても良い。この様にすることで、形成する正孔注入/輸送層8の表面のRaの再現性をより高くすることができる。また、減圧時に基板温度を一定に保つ様にしても良い。この様にすることで、減圧時塗布した形成材料8aの突沸を更に起き難くしたり、形成する正孔注入/輸送層8の表面のRaの再現性をより高くすることができる。
なお、1Torrにまで減圧した後、10−5Torr以下の真空度にするまでの時間については、予め実験等によって適宜に設定するものとした。その後、さらに大気中で200℃で10分のベイクを行うことによって、正孔注入/輸送層8を形成する。
このような真空乾燥法によって正孔注入/輸送層8を形成すれば、乾燥過程において常温にて短時間で乾燥されるため、その表面が適度に荒れた面、すなわち適度な粗面となり、前記した範囲のRa(HIT)を有するものとなる。このようなRa(HIT)は、下地である透明電極3が前記の表面粗さを有していることによっても、形成され易くなっている。
なお、前記形成材料8aを透明電極3上にスピンコート法で塗布し、その後大気中200℃で10分のベイクを行うことによっても正孔注入/輸送層8を形成することはできるが、その場合、Ra(HIT)が比較的小さくなってしまう。また、自然放置のような時間をかけた乾燥法では、そのRa(HIT)が2nmを越えてしまうことから、好ましくない。さらに、ランプ照射等の高エネルギーを与え、短時間で乾燥させた場合には、逆にRa(HIT)が1nm未満となってしまい、好ましくない。
次いで、図5に示すように前記凹部12内の正孔注入/輸送層8上に発光層9を形成する。この発光層9の形成にも、前記の液滴吐出法(インクジェット法)が好適に採用される。すなわち、この発光層9の形成にあたっては、赤色の発光層、緑色の発光層、青色の発光層をそれぞれ作り分ける必要があるが、液滴吐出法によれば、各発光層の形成材料をそれぞれ所望位置に打ち分けるだけで、容易に各発光層9を形成することができるからである。なお、この発光層9の形成にあたっては、特に発光層形成材料を溶解する溶媒として、前記正孔注入/輸送層8を再溶解させないようなものを用いるのが、正孔注入/輸送層8を良好な状態に保持できることから好ましい。
ここで、発光層9の形成材料としては、前記したポリフルオレン系材料等からなる有機発光材料を、シクロヘキシルベンゼンに0.8重量%溶解させた組成物を用いた。
また、この組成物(形成材料)の乾燥処理についても、前記正孔注入/輸送層8の場合と同様、真空乾燥法が採用される。すなわち、ここでの乾燥工程においても、組成物(形成材料)を塗布した基体2を真空チャンバー内にセットした後、3分から5分の間で真空チャンバー内を1Torrにまで減圧し、最終的には10−5Torr以下の真空度にすることにより、発光層9を形成する。なお、1Torrにまで減圧した後、10−5Torr以下の真空度にするまでの時間については、前記正孔注入/輸送層8の場合と同様、予め実験等によって適宜に設定するものとした。
また、この発光層9の形成においては、前記の真空乾燥処理後、窒素雰囲気下にて130℃で30〜60分分のアニール処理を行い、これによって発光層9を得る。
このように真空乾燥法を用いて発光層9を形成すれば、加熱がなされることなく常温にて短時間で乾燥されるため、その表面が適度に荒れた面、すなわち適度な粗面となり、前記した範囲のRa(EL)を有するものとなる。このような範囲のRa(EL)は、下地である正孔注入/輸送層8が前記の表面粗さを有していることによっても、形成され易くなっている。
次いで、従来と同様に蒸着法等により発光層9および有機バンク7を覆った状態に、Ca(カルシウム)を例えば厚さ20nm程度に成膜し、さらにこの上にAl(アルミニウム)を成膜することにより、Ca/Alの積層構造からなる陰極4を形成する。
なお、ここでは詳述しないものの、特に青色の発光層9に対しては、マスク等を用いてこれの上にLiFを選択的に蒸着することにより、電子注入層を形成しておき、この電子注入層を含めて陰極4としてもよい。
その後、陰極4上に保護層、接着層を形成し、さらに封止基板を貼設することにより、図1に示した有機EL装置1を得る。
このようにして得られた有機EL装置1(有機EL素子10)にあっては、特に正孔注入層8と発光層9との界面、さらには発光層9と陰極4との界面において、前記正孔注入層8、発光層9がそれぞれ所定範囲の表面粗さを有していることから、これら各機能層(正孔注入層8、発光層9)とその上に積層された層との間の接触面積が大きくなり、したがってこれらの間の密着性が向上し、長寿命化を図ることができ、さらに、キャリアの注入効率が向上することによって高効率化、高輝度化を図ることができる。
また、前記有機EL装置1(有機EL素子10)の製造方法によれば、正孔注入層8及び発光層9の形成材料をそれぞれ液滴吐出法(インクジェット法)で配し、その後、これら形成材料を真空乾燥法で乾燥することにより、正孔注入層8及び発光層9を、表面が粗面である層とするようにしたので、前述したように得られる有機EL装置1(有機EL素子10)の高信頼性、高品質化を図ることができる。
なお、前記実施形態では本発明をボトムエミッションタイプの有機EL装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、基体とは反対の側から発光光を出射する、いわゆるトップエミッションと呼ばれるタイプのものにも適用することができる。
また、このような本発明の有機EL装置(有機EL素子)は、例えばワープロ、パソコン等の携帯型情報処理装置や、携帯電話、腕時計型電子機器など、各種の電子機器における表示部として好適に用いることができる。このようにすることにより、信頼性の高い電子機器を実現することができる。
(実験例)
前記実施形態での製造方法に基づき、有機EL素子10(有機EL装置1)を以下のようにして作製した。
まず、本発明の実施例品として、Ra(ITO)が0.6nmの透明電極3上に、正孔注入/輸送層8を、液滴吐出法(インクジェット法)による塗布工程、真空乾燥法による乾燥工程およびベイク工程によって形成した。得られた正孔注入/輸送層8の膜断面プロファイルを触針式の膜厚計で調べたところ、ほぼ平らになっており、また、その所定の領域のRa(HTL)を走査型のAFM(原子間力顕微鏡)を用いて測定したところ1.3nmであった。
また、比較のため、正孔注入/輸送層8の形成材料を液滴吐出法(インクジェット法)で配した後、これを加熱法で乾燥して正孔注入/輸送層8を形成した(比較例品1)。さらに、前記形成材料を液滴吐出法(インクジェット法)で配した後、これを自然乾燥法で乾燥して正孔注入/輸送層8を形成した(比較例品2)。このようにして形成した各正孔注入/輸送層8の膜断面プロファイルを調べたところ、比較例品1のものは凹状となっており、比較例品2のものはほぼ平らになっていた。また、そのRa(HTL)については、比較例品1のものは0.8nm、比較例品2のものは4.0nmとなっていた。
ここで、このようにして形成した各正孔注入/輸送層8について、その下地(透明電極3)に対する密着性を、粘着テープによる剥離試験によって調べたところ、剥離が起こらず密着性が良好であることが確認された。
次いで、前記の実施例品、及び比較例品1、2に対し、それぞれ発光層9を、液滴吐出法(インクジェット法)による塗布工程、真空乾燥法による乾燥工程によって形成した。実施例品について、得られた発光層9の膜断面プロファイルを調べたところ、ほぼ平らになっており、また、その表面粗さRa(EL)は0.8nmであった。
比較品1に対して、発光層9を同じ方法で形成した場合は、発光層の膜断面プロファイルが、さらに凹状になってしまい、画素内で均一な膜厚が得られず、結果として作製した素子で均一な発光が得られなかった。比較品2に対して、発光層を同じ方法で形成した場合は、ほぼ平らな発光層の膜断面プロファイルが得られた。しかし、正孔注入層に対する密着性を、粘着テープのよる剥離試験によって調べたところ、全面に剥離が起こり十分な密着性が得られていないことが確認された。
また、これらとは別に、比較のため、正孔注入/輸送層8までを形成した前記の実施例品に対し、発光層9の形成材料をスピンコート法で塗布し発光層9を形成した(比較例品3)。さらに、前記形成材料を液滴吐出法(インクジェット法)で配した後、これを自然乾燥法で乾燥して発光層9を形成した(比較例品4)。このようにして形成した各発光層9の膜断面プロファイルを調べたところ、比較例品3比較例品4のものはほぼ平らになっていた。しかし、そのRa(EL)については、比較例品3のものは0.2nm、比較例品4のものは3.0nmとなっていた。
このようにして形成した各発光層9について、陰極を形成し、発光層と陰極との密着性を、粘着テープによる剥離試験で調べた。実施例品のものでは剥離が起こらず、密着性が良好であることが確認された。一方、比較例品3、4では、いずれも発光層9の全面剥離が起こり、十分な密着性が得られていないことがわかった。
また、前記の実施例品、及び比較例品1〜4についてその素子寿命を測定した。なお、素子寿命については、初期輝度を3000Cd/mとし、定電流駆動のもとで輝度が半減するまでの時間を寿命とした。
このようにして各試料の素子寿命を測定したところ、実施例品の素子寿命を1とすると、比較例品1では0.6、比較例品2では0.5、比較例品3では0.7、比較例品4では0.4となり、本発明の実施例品が、最も素子寿命が長いことがわかった。
本発明に係る有機EL装置の要部側断面図である。 有機EL装置の製造方法を説明するための工程図である。 図2に続く工程の説明図である。 図3に続く工程の説明図である。 図4に続く工程の説明図である。
符号の説明
1…有機EL装置、2…基体、3…透明電極、4…陰極、5…機能層、
8…正孔注入/輸送層、9…発光層、10…有機EL素子

Claims (6)

  1. 一対の電極間に、少なくとも発光層を備えた機能層を有してなり、該機能層のうちの少なくとも一層の表面が、粗面であることを特徴とする有機EL素子。
  2. 前記発光層の表面が、粗面であることを特徴とする請求項1記載の有機EL素子。
  3. 前記機能層は正孔注入/輸送層を備えてなり、該正孔注入/輸送層の表面が粗面であることを特徴とする請求項1記載の有機EL素子。
  4. 一対の電極間に、少なくとも発光層を備えた機能層を有してなる有機EL素子の製造方法において、
    前記機能層のうちの少なくとも一層を、該機能層の形成材料を液滴吐出法で配する塗布工程と、この塗布工程で配された形成材料を真空乾燥法で乾燥し、表面が粗面となる層とする乾燥工程とによって形成することを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  5. 前記発光層を、前記塗布工程と乾燥工程とによって形成することを特徴とする請求項4記載の有機EL素子の製造方法。
  6. 前記機能層としての正孔注入/輸送層を、前記塗布工程と乾燥工程とによって形成することを特徴とする請求項4記載の有機EL素子の製造方法。
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