JP2005309919A - Cadシステム - Google Patents

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手 和 夫 平
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Abstract

【課題】 設計仕様の変更が発生した場合に、各CAD端末装置に対して必要な設計情報を供給し、設計仕様の変更に確実且つ容易に対処できるようにすること。
【解決手段】 CADセンター装置CCは、全体の作業工程を含む図面作成手順についてのCAD図面情報が含まれている制御プログラム情報を各CAD端末装置CT1〜CTnに対して送信し、各CAD端末装置CT1〜CTnは、CADセンター装置CCから送られてきた制御プログラム情報のCAD図面情報を用いて適切な作業工程の中で図面を作成し、その図面作成結果をこの制御プログラム情報に含めて、これをCADセンター装置CCに返送する。CADセンター装置CCのCAD図面情報修正更新手段4は、各CAD端末装置CT1〜CTnから返送されてきた各制御プログラム情報に含まれる図面作成結果に基づき各CAD図面情報を最適手順のものに修正する。
【選択図】 図1

Description

ネットワークを介してCADセンター装置と複数台のCAD端末装置とが接続され、CADセンター装置が各CAD端末装置が作成した図面を収集し、その収集した各作成図面について管理を行うCADシステムに関するものである。
CAD(Computer Aided Desin)システムは、コンピュータの支援に基づき各種分野における設計及び図面作成業務を行うためのシステムである。設計対象となる装置又はシステムが単純なものである場合は、1台のCAD装置をシステムに接続せず単独で使用する所謂スタンドアローンで使用するもので充分であるが、複雑なものである場合には設計及び図面作成業務を複数台のCAD端末装置に分担させ、CADセンター装置(ホストコンピュータ)がネットワークを介して複数台のCAD端末装置を管理するシステム構成が多く採用されている(例えば、特許文献1)。
特開平6−28419号公報
上記のように1台のCADセンター装置がネットワークを介して複数台のCAD端末装置を管理する従来のCADシステムでは、設計仕様の変更が発生した場合に、どのCAD端末装置がこの設計仕様の変更の影響を受けるのかを正確に見極めるのが困難になっている。
そのため、CADセンター装置が各CAD端末装置から全ての図面を収集した後で、多くのCAD端末装置に対して再度設計をやり直させる必要が生じたり、あるいは設計仕様の変更に未対応のままである作成図面を看過してしまうこともあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、設計仕様の変更が発生した場合に、各CAD端末装置に対して必要な設計情報を必要なタイミングで供給し、設計仕様の変更に確実且つ容易に対処することが可能なCADシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、ネットワークを介してCADセンター装置と複数台のCAD端末装置とが接続され、CADセンター装置が各CAD端末装置が作成した図面を収集し、その収集した各作成図面について管理を行うCADシステムにおいて、前記CADセンター装置は、図面作成手順についてのCAD図面情報が含まれている制御プログラム情報を前記各CAD端末装置に対して送信し、前記各CAD端末装置は、前記CADセンター装置から送られてきた前記制御プログラム情報のCAD図面情報を用いて図面を作成し、その図面作成結果をこの制御プログラム情報に含めて、これを前記CADセンター装置に返送し、しかも、前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置から返送されてきた各制御プログラム情報に含まれる図面作成結果に基づき各CAD図面情報を修正し更新する手段を有するものである、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御プログラム情報は、各CAD端末装置宛ての複数のノード情報に分割されており、更に各ノード情報は各CAD端末装置についてのアドレス情報を有しており、前記各CAD端末装置は、自己のアドレス情報を有するノード情報から前記CAD図面情報を取り込む、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記各CAD端末装置宛てのノード情報は、前記アドレス情報の他に、前記CAD図面情報を含むアクション情報、及び図面作成結果を含むファームインフォ情報を有するものである、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記各CAD端末装置は、前記CAD図面情報を用いて図面を作成した後に、この図面作成結果によって設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行い、この設計試行に成功した場合にそのとき用いたCAD図面情報を最適なものとして制御プログラム情報にのせ、これを図面作成結果と共に前記CADセンター装置に返送するものである、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記各CAD端末装置による前記図面の作成は、画面上に表示されたCAD図面メニューにおける設計項目の指定操作に基づいて開始される、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記各CAD端末装置は、前記設計試行に失敗した場合に再設計作業を行う、ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置から図面作成結果を収集した後、これら収集した図面作成結果によって全体設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行い、失敗した場合はその失敗原因となっているCAD端末装置に宛てて再設計指令を含む前記制御プログラム情報を送信する、ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記CADセンター装置は、少なくとも前記各CAD端末装置間の作業の流れについての関連、及び各CAD端末装置の予定作業工数が記載された作業工程図を作成する手段を有し、この作業工程図を前記制御プログラム情報に含めて送信する、ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置に制御プログラム情報を送信するに先立ち、各CAD端末装置に対して図面作成者の資格チェックに関する所定回答事項の入力を要求し、得られた回答事項の内容に問題がない場合に該制御プログラム情報の送信を行う、ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記CADセンター装置は、前記図面作成者が有償でアクセスを許可すべき者として登録されている場合に、有償でのアクセスについて了解すべき回答を得られたことを条件として、前記制御プログラム情報の送信を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、CADセンター装置は、図面作成手順についてのCAD図面情報が含まれている制御プログラム情報を各CAD端末装置に対して送信し、一方、各CAD端末装置は、CADセンター装置から送られてきた前記制御プログラム情報のCAD図面情報を用いて適切なタイミングで図面を作成し、その図面作成結果をこの制御プログラム情報に含めて、これをCADセンター装置に返送している。そして、仕様変更が発生したとしても、CADセンター装置は、各CAD端末装置から返送されてきた各制御プログラム情報に含まれる図面作成結果に基づき各CAD図面情報を最適手順のものに修正するようになっている。したがって、設計仕様の変更に対しても確実且つ容易に対処することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係るCADシステムの構成図である。この図において、ネットワーク1はファイヤウオールなどの外部からの不正アクセスに対する防護機能を有するイントラネットにより構成されており、このネットワーク1にホストコンピュータにより構成されるCADセンター装置CCと、パーソナルコンピュータにより構成されるn台のCAD端末装置CT1〜CTnとが接続されている。
CAD端末装置CT1〜CTnは、制御プログラム情報送受信手段2、制御プログラム情報格納手段3、CAD図面情報修正更新手段4、及び作業工程図作成手段5を有している。一方、CAD端末装置CT1〜CTnは、制御プログラム情報送受信手段6、制御プログラム情報格納手段7、及び図面作成修正手段8を有している(図1では図面の都合上、CT1のみについて内部構成を図示しているが、CT2〜CTnも同じ構成である)。
CADセンター装置CCの制御プログラム情報送受信手段2は、制御プログラム情報格納手段3に格納されている制御プログラム情報を取り出してこれをCAD端末装置CT1〜CTn側に送信したり、あるいはCAD端末装置CT1〜CTn側から制御プログラム情報を受信し、これを制御プログラム情報格納手段3に格納するものである。同様に、CAD端末装置CT1〜CTnの制御プログラム情報送受信手段6は、制御プログラム情報格納手段7に格納されている制御プログラム情報を取り出してこれをCADセンター装置CC側に送信したり、あるいはCADセンター装置CC側から制御プログラム情報を受信し、これを制御プログラム情報格納手段7に格納するものである。
図2は、本発明において重要な役割を果たす制御プログラムを擬人化してその機能を分かりやすく示した概念図である。本発明で用いられる制御プログラムは「エージェント」と呼ばれることがあり、図2ではCADセンター装置CCを出発したエージェントが書類鞄を持ってネットワーク上を巡回し、CAD端末装置CT1〜CTnから図面作成結果等の各種情報を収集して書類鞄に入れ、再びCADセンター装置CCに帰る状況を示している。
図3は、この制御プログラム情報のデータ構造を示す説明図である。制御プログラム情報は、ノード1〜ノードnで表される各CAD端末装置CT1〜CTn宛ての複数のノード情報に分割されている。また、制御プログラム情報の先頭には、発信元であるCADセンター装置CCのアドレスを示すソースアドレス情報(ADR)が付加されている。
ノード1におけるアドレス情報(ADR1)は、CAD端末装置CT1のアドレスを示す情報であり、アクション情報(ACT1)はCAD端末装置CT1が図面作成の際に用いる図面作成手順についてのCAD図面情報等を含むものであり、ファームインフォ情報(FINF1)はCAD端末装置CT1による図面作成結果等の情報を含むものである。ノード2〜ノードnについても同様である。
次に、図1の動作につき説明する。図4は、CADセンター装置CCが、各CAD端末装置CT1〜CTnの図面作成者に対して行う資格チェック処理についてのフローチャートである。
CADセンター装置CCは、各CAD端末装置CT1〜CTnから予め設定されている各図面作成者のID番号及びパスワードを入力し(ステップ41)、更に各CAD端末装置CT1〜CTnからそれらが作成しようとしている図面に係るCAD図面分類情報を入力する(ステップ42)。
そして、図面作成者のID番号が登録されているか否かを判別し(ステップ43)、登録されていればステップ42で入力したCAD図面分類情報に応じたCAD図面メニューを各CAD端末装置に送信する(ステップ44)。例えば、各CAD端末装置がエレベータの乗りかご、あるいは昇降路等についての図面を作成する場合、CADセンター装置CCは各CAD端末装置CT1〜CTnに対してそれら乗りかごや昇降路に関して設計を行うためのCAD図面メニューを送信する。
各CAD端末装置CT1〜CTn側では、図面作成者がこのCAD図面メニューに対してクリック操作等を行い、所定画面を呼び出して所定回答事項の入力を行うが、CADセンター装置CCは、このときの図面作成者からの回答事項を入力しチェックを行う(ステップ45)。この場合の回答事項としては、例えば、図面作成の目的、あるいは予め設定されている工程番号等である。
CADセンター装置は、この回答事項のチェックに際して、ステップ41,42で既に入力しているID番号やCAD図面分類情報に照らし合わせて図面の機密度やその他の事項について問題がないかどうかを判別する(ステップ46)。そして、回答事項の内容に問題がなければ、そのCAD端末装置に対してアクセスを許可する(ステップ47)。これにより、各CAD端末装置CT1〜CTnはCADセンター装置CCにアクセスを行い、制御プログラムを用いて図面作成作業を開始することができる。
一方、ステップ43での判別結果が「NO」の場合つまりID番号が登録されたものでない場合、あるいはステップ46での判別結果が「NO」の場合つまり回答結果に問題がある場合等は、そのCAD端末装置に対してアクセスを禁止する(ステップ48)。回答結果に問題がある場合としては、例えば作成しようとする図面が非常に機密度の高いものであり、回答結果を送ってきた図面作成者には図面作成が許可されていないような場合、あるいは図面作成者が入力した工程番号が正規の番号と一致しないような場合等である。
なお、図1に示した構成は、ある企業内で使用されるCADシステムのものである場合を想定しており、したがってCAD端末装置CT1〜CTnも同一企業内の図面作成者のものである場合が通常であるが、これらCAD端末装置CT1〜CTnに外注企業など他の企業の所有するCAD端末装置を含めることができる。このような他企業のCAD端末装置に対しては、予め有償であることを条件としてCADセンター装置CCへのアクセスを許可する場合が多い。したがって、このような他企業のCAD端末装置に対しては、有償でのアクセスについて予め了解する旨の回答を得るようにしておき、ステップ46の判別においてこの了解が得られていない場合にはアクセスを禁止するようになっている。
次に、CADセンター装置CCが行う図面管理処理につき、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。但し、以下の例では、作成する図面がエレベータに係る図面であり、各担当の図面作成者が各CAD端末装置CT1〜CTnを用いて、乗りかご、昇降路など予め担当が決められている設計事項について図面を作成する場合につき説明する。
CADセンター装置CCは、図4で既述したような各図面作成者に対する資格チェック処理を行った後、各図面作成者からの要求に応じ、制御プログラム情報に各CAD図面情報をのせて送信を行う(ステップ51)。一方、各CAD端末装置CT1〜CTn側では、それぞれがCADセンター装置CCから送られてきた制御プログラム情報に含まれるCAD図面情報を用いて図面作成を行い、その図面作成結果を制御プログラム情報にのせるようにする。
そして、CADセンター装置CCは、各CAD端末装置CT1〜CTnから、この図面作成結果を含む制御プログラム情報を回収し(ステップ52)、この図面作成結果によって設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行う(ステップ53)。図面作成後の設計試行は、後述するように各CAD端末装置側でも行っているが、ここでCADセンター装置CCが行う設計試行は全体設計上の観点から行うものである。
そして、CADセンター装置CCは、設計試行が成功したか否かを判別し(ステップ54)、成功すればCAD図面情報修正更新手段4が以前の古いCAD図面情報をこのときの図面作成に用いられたCAD図面情報に上書き修正し、これを最適の制御プログラム情報として更新する(ステップ55)。これは、図6にて後述するように、各CAD端末装置CT1〜CTnでは、再設計処理を行ってCAD図面情報を更新する場合があるからである。また、上記の以前の古いCAD図面情報とは、制御プログラム情報格納手段3に形成されている、「リポジトリー」と呼ばれる個別設計データ格納領域に格納されている情報のことである。
また、CADセンター装置CCは、設計試行に失敗したと判別した場合、この失敗の原因となっているCAD端末装置に対して再設計を指令するようにし(ステップ56)、この再設計指令を含む制御プログラム情報をそのCAD端末装置に再度送信する(ステップ51)。
次いで、CADセンター装置CCは、CAD端末装置CT1〜CTnの全てが図面作成を完了したか否かを判別し(ステップ57)、完了していれば処理を終了し、完了していなければステップ52以降の処理を継続して行うようにする。
図6は、各CAD端末装置CT1〜CTn側で行う処理についてのフローチャートである。各CAD端末装置CT1〜CTnの制御プログラム情報送受信手段6は、CADセンター装置CCから送信されてきた制御プログラム情報を受信し(ステップ61)、その中に自己宛てのアドレス情報を含むものが有るか否かを判別し(ステップ62)、有ればその制御プログラム情報のアクション情報に含まれるCAD図面情報を取り込み(ステップ63)、これを制御プログラム情報格納手段7に格納する。
図面作成修正手段8は、この取り込まれたCAD図面情報を用いて図面を作成し(ステップ64)、更に、この図面作成結果によって設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行う(ステップ65)。図面作成修正手段8は、設計試行が成功したか否かを判別し(ステップ66)、失敗したと判別した場合はステップ64に戻って再設計を行うようにする。一方、設計試行に成功したと判別した場合は、この作成図面を制御プログラム情報のファームインフォ情報にのせると共に、そのとき用いたCAD図面情報を最新のものとして上書きして修正し更新する(ステップ67)。そして、制御プログラム情報送受信手段6は、このようにファームインフォ情報に図面作成結果が含まれ、アクション情報としてのCAD図面情報が更新された制御プログラム情報をCADセンター装置CC側に送信する(ステップ68)。
次に、各CAD端末装置CT1〜CTn側の各図面作成者が行う作業手順について図7のフローチャートに基づき具体的に説明する。
まず、図面作成者は所定の操作を行い、CAD端末装置に図面作成作業を開始させるか否かを指示するための画面を表示させ(ステップ71)、画面上に表示されている「YES」又は「NO」のいずれかの文字を選択してクリックする(ステップ72)。すると、CAD端末装置の画面には、各設計項目が記載されたCAD図面メニューが表示される(ステップ73)。
図8は、このとき画面上に表示されるCAD図面メニューの例を示す説明図である。この図に示すように、乗りかご、及び昇降路、並びにこれらに関連するエレベータ機器が表示され、設計個所に「1」〜「6」の番号が付されている。そして、これらの番号に対応して、画面の右側下方には選択ボタンCB1〜CB6が表示されており、図面作成者はこれらの選択ボタンのうちから設計しようとする機器が記載されたいずれかのボタンをクリックする(ステップ74)。
すると、CAD端末装置の図面作成修正手段8が選択された機器についての図面を作成すると共に、その図面作成結果について設計試行を行い(図6のステップ64,65参照)、その設計試行の結果が画面に表示される(ステップ75)。
図8のステップ75に示した設計試行結果例は、図面作成者が図8のCAD図面メニューにおいて選択ボタンCB6をクリックした場合の例である。この例では、「乗場操作盤外形寸法」、及び「操作ボタン配置」がいずれもOKであり、「表示装置の配置誤差」がXX〔mm〕であり、「乗場操作盤の配置」がNGつまり不適切となっている。また、「表示装置の配置選択」にはA案、B案の2つの案からいずれかを選択するようになっており、A案又はB案のいずれかの文字をクリックすると、右側の「可」又は「不可」のいずれかが選択され表示されるようになっている。
図面作成者は、次いで、画面表示された設計試行結果例を見ながらNG項目が有るか否かを判別する(ステップ76)。上記の例では「乗場操作盤の配置」がNGとなっているので、この判別結果は「YES」となり、図面作成者は、乗場操作盤の配置について再設計指示の操作を行う(ステップ77)。
これにより、図面作成修正手段8は、図面作成、設計試行、及び設計試行結果の画面表示を再度行うので、図面作成者はステップ76においてNG項目がなくなったのを確認した後、「作業中断」、「スキップ」、「継続」のうちからいずれかを選択する(ステップ78)。ここで、「作業中断」とは図面作成作業を一旦中断することであり、「スキップ」とは現在実行中の乗場操作盤の設計作業を飛ばして他の項目の設計作業を行うことであり、「継続」とはそのまま乗場操作盤の設計作業を継続することである。
ところで、本実施形態のCADセンター装置CCは作業工程図作成手段5を有している。図9は、この作業工程図作成手段5が作成した作業工程図の例を画面上に示した説明図である。作業工程図作成手段5は、作成したこの作業工程図を制御プログラム情報に含めることができる。したがって、CADセンター装置CCを操作するCAD図面管理者、及びCAD端末装置CT1〜CTnを操作する各図面作成者のいずれもが、この作業工程図を画面上に表示させることができる。
図9の作業工程図では、8つの工程ポイントT0〜T7が設定されており、各工程ポイント間の図面作成作業を所定のCAD端末装置が担当するようになっている。そして、各工程ポイント間の図面作成作業の流れが矢印で表されると共に、各工程ポイント間の図面作成作業に要する予定作業工数(日数)が表示されている。また、この画面では、図面作成作業の開始日、現在日、図面作成作業の終了日が表示されると共に、作業の進捗状況の詳細を確認するための確認ボタンCB7が設けられている。
上記の作業工程図の表示画面によれば、現在日が平成16年4月5日であり、工程ポイントT3〜T5間の作業が終了した時点のはずであることが分かる。したがって、図面管理者又は図面作成者は、T3からT5に向かう矢印をクリックした後、更に確認ボタンCB7をクリックすることにより、この工程ポイントT3〜T5間の作業の進捗状況を表示させることができる。
図10は、このときの進捗状況表示例を示す説明図であり、画面下方の左側に進捗状況の詳細が表示されている。すなわち、この画面によれば、工程ポイントT3〜T5間の図面作成作業はCAD端末装置CT6が担当しており、その設計試行結果は、乗場操作盤の配置が仕様に合致せず、これに対する作業指示は、乗場設計の再検討が必要であることなどが明記されている。
したがって、図面管理者は、全体の作業工程を正確に把握できると共に、作業の遅れに対する対策を早めに立てることができる。また、図面作成者のうち、工程ポイントT5〜T6間、及び工程ポイントT6〜T7間を担当する者も、工程ポイントT3〜T5間の図面作成作業の遅れを事前に知ることができるので、自己のスケジュール管理に有効活用することが可能になる。
本発明の実施形態に係るCADシステムの構成図。 本発明において重要な役割を果たす制御プログラムを擬人化してその機能を分かりやすく示した概念図。 図1の構成において用いられる制御プログラム情報のデータ構造を示す説明図。 図1におけるCADセンター装置CCが、各CAD端末装置CT1〜CTnの図面作成者に対して行う資格チェック処理についてのフローチャート。 図1におけるCADセンター装置CCが行う図面管理処理についてのフローチャート。 図1における各CAD端末装置CT1〜CTnが行う処理についてのフローチャート。 図1における各CAD端末装置CT1〜CTn側の各図面作成者が行う作業手順についてのフローチャート。 図1における各CAD端末装置CT1〜CTnの画面上に表示されるCAD図面メニューの例を示す説明図。 図1におけるCADセンター装置CCの作業工程図作成手段5が作成した作業工程図の例を画面上に示した説明図。 図9の作業工程図における進捗状況表示例を示した説明図。
符号の説明
CC CADセンター装置(ホストコンピュータ)
CT1〜CTn CAD端末装置
1 ネットワーク
2 制御プログラム情報送受信手段
3 制御プログラム情報格納手段
4 CAD図面情報修正更新手段
5 作業工程図作成手段
6 制御プログラム情報送受信手段
7 制御プログラム情報格納手段
8 図面作成修正手段

Claims (10)

  1. ネットワークを介してCADセンター装置と複数台のCAD端末装置とが接続され、CADセンター装置が各CAD端末装置が作成した図面を収集し、その収集した各作成図面について管理を行うCADシステムにおいて、
    前記CADセンター装置は、図面作成手順についてのCAD図面情報が含まれている制御プログラム情報を前記各CAD端末装置に対して送信し、
    前記各CAD端末装置は、前記CADセンター装置から送られてきた前記制御プログラム情報のCAD図面情報を用いて図面を作成し、その図面作成結果をこの制御プログラム情報に含めて、これを前記CADセンター装置に返送し、
    しかも、前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置から返送されてきた各制御プログラム情報に含まれる図面作成結果に基づき各CAD図面情報を修正し更新する手段を有するものである、
    ことを特徴とするCADシステム。
  2. 前記制御プログラム情報は、各CAD端末装置宛ての複数のノード情報に分割されており、更に各ノード情報は各CAD端末装置についてのアドレス情報を有しており、
    前記各CAD端末装置は、自己のアドレス情報を有するノード情報から前記CAD図面情報を取り込む、
    ことを特徴とする請求項1記載のCADシステム。
  3. 前記各CAD端末装置宛てのノード情報は、前記アドレス情報の他に、前記CAD図面情報を含むアクション情報、及び図面作成結果を含むファームインフォ情報を有するものである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のCADシステム。
  4. 前記各CAD端末装置は、前記CAD図面情報を用いて図面を作成した後に、この図面作成結果によって設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行い、この設計試行に成功した場合にそのとき用いたCAD図面情報を最適なものとして制御プログラム情報にのせ、これを図面作成結果と共に前記CADセンター装置に返送するものである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のCADシステム。
  5. 前記各CAD端末装置による前記図面の作成は、画面上に表示されたCAD図面メニューにおける設計項目の指定操作に基づいて開始される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のCADシステム。
  6. 前記各CAD端末装置は、前記設計試行に失敗した場合に再設計作業を行う、
    ことを特徴とする請求項4記載のCADシステム。
  7. 前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置から図面作成結果を収集した後、これら収集した図面作成結果によって全体設計上の不都合が生じないかどうかを判別するための設計試行を行い、失敗した場合はその失敗原因となっているCAD端末装置に宛てて再設計指令を含む前記制御プログラム情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のCADシステム。
  8. 前記CADセンター装置は、少なくとも前記各CAD端末装置間の作業の流れについての関連、及び各CAD端末装置の予定作業工数が記載された作業工程図を作成する手段を有し、この作業工程図を前記制御プログラム情報に含めて送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のCADシステム。
  9. 前記CADセンター装置は、前記各CAD端末装置に制御プログラム情報を送信するに先立ち、各CAD端末装置に対して図面作成者の資格チェックに関する所定回答事項の入力を要求し、得られた回答事項の内容に問題がない場合に該制御プログラム情報の送信を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のCADシステム。
  10. 前記CADセンター装置は、前記図面作成者が有償でアクセスを許可すべき者として登録されている場合に、有償でのアクセスについて了解すべき回答を得られたことを条件として、前記制御プログラム情報の送信を行う、
    ことを特徴とする請求項9記載のCADシステム。
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