JP2005309756A - 情報伝達システム及び情報変換装置及び情報復元装置及び表示装置 - Google Patents

情報伝達システム及び情報変換装置及び情報復元装置及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の2次元コードを簡単に取得し復元するカメラ付き携帯電話および前記2次元コード表示方法を提供する。
【解決手段】 画像などの伝送情報を分割して、コード化された2次元コード群12を作成して、2次元コード群12を、時間的に差替えてテレビジョン26などの動画表示可能な表示装置で表示する。携帯電話機1は、2次元配列センサであるCCDカメラ2で順次撮像する。CPU7はフレームメモリ4に格納される2次元コードをデコードし、情報を復元する。復元された情報は、一時的にメモリ8に格納される。以降順次、次に表示される2次元コードを撮像し情報を復元するという処理を繰り返した後、2次元コード群12の全ての2次元コードがデコードされ情報が復元された後、復元された情報の連結を行い1つの情報として復元する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、情報変換装置が伝達情報から生成した複数の2次元コードを表示装置に表示し情報復元装置に伝達情報を復元させる情報伝達システムに関するものである。
例えば、情報を複数の2次元配列の画像として表わす2次元コードを、時間軸方向に拡張した3次元コードとして表示装置に表示し、前記3次元コードを撮像及び情報復元するシステムに関するものである。
近年、カメラ付き携帯電話の普及に伴い、情報を2次元配列画像で表すQR(Quick Response)コードなどの2次元コードを使用した各種のサービスが考えられている。
2次元コードを紙などの媒体に表示し、前記2次元コードをカメラ付き携帯電話で撮像して2次元コードを取得し、復元することにより、雑誌などの媒体を通して、携帯電話の着信メロディやURL(Uniform Resource Locator)情報などを取得できる。
また、地上デジタル放送においては、テレビジョン画面上に2次元コードを表示しカメラ付き携帯電話で2次元コードから情報を取得するサービスも考えられている。
ここで、前記2次元コードの情報量は、数キロバイト程度であるが、携帯電話の高性能化に伴い着信メロディは1曲当たり数十キロバイト程度のものもあり、2次元コードから情報を取得しようとした場合、複数の2次元コードを取得し復元する必要があるため、取得の順序が指定されたり、CCD(Charge−Coupled Devices)カメラなどの2次元配列センサの位置を移動して取得する必要があるなど取得操作が煩雑となる。
さらに、カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラの中には、動画撮影機能を持つものもあり、複数枚の静止画を連続して撮影することが可能になってきている。
従来の複数枚の2次元コードを、連続して取得する技術として、「複数のQRコードを順次スクロール表示し、情報を受信するPOS端末では、複数のQRコードを順次撮像することによって、情報を通信する構成」がある(特許文献1参照)。
特開2003−6570号公報(第10頁、段落[0065])
近年の動画撮影機能付き携帯電話や動画撮影機能付きデジタルカメラ、デジタルムービーの普及によりCCDカメラなどの2次元配列センサを搭載した機器は普及してきている。
複数の2次元コードをセンサの位置を変えずに取得する方法として、従来の技術では、前記2次元コードの読取センサとして1次元配列センサを使用し、複数の2次元コードを順次スクロール表示させて撮像することで情報の取得を行っていた。
しかし、2次元配列センサを使用して複数の2次元コードに別れた情報を復元する場合には、2次元コードを順次表示させ、その表示に同期して2次元コードを手動で撮像し個々の2次元コードを取得する必要がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、例えば、特別な同期手段を持たずに、複数の2次元コードを順次撮像して情報を復元する方式や方法を提供することを目的とする。
この発明の情報伝達システムは、
対象情報を記憶する対象情報記録装置と、
対象情報記録装置に記憶された対象情報を分割して複数の分割情報を生成し、対象情報を復元するための連結情報を分割情報にそれぞれ付して、複数の連結情報付き分割情報を生成する分割情報生成部と、
分割情報生成部が生成した複数の連結情報付き分割情報をそれぞれ2次元コードにコード化するコーダと、
コーダがコード化した複数の2次元コードを出力する2次元コード出力部と
を備えた情報変換装置と、
2次元コード出力部が出力した複数の2次元コードを撮像する撮像器と、
撮像器が撮像した複数の2次元コードをデコードして複数の連結情報付き分割情報をデコードするデコーダと、
デコーダがデコードした連結情報付き分割情報から連結情報と分割情報とを分離し連結情報に基づいて分割情報を結合して対象情報を復元する情報復元部と
を備えた情報復元装置と
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、対象情報を分割し連結情報を付して複数の2次元コードを生成し、時間的に2次元コードを切替えて表示させたものを情報復元装置で順次撮像し連結情報を用いて対象情報を復元できるように構成したので、2次元コードの表示に同期させて手動で撮像する必要がなく複数の2次元コードを取得し、対象情報を復元させることができる。
また、2次元コードには連結情報を記録するよう構成したため、情報復元装置が対象情報を正しく復元することができる。
また、2次元コードを全て復元した時点で、情報復元装置が撮像を停止することができる。
実施の形態1.
本発明の第1の実施の形態について、図1を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態の情報伝達システムの概略構成図である。
図1において、放送局サーバ25は、情報変換装置の一例である。
図1において、テレビジョン26は、表示装置の一例である。
図1において、携帯電話機1は、情報復元装置の一例である。
放送局サーバ25は、視聴者に伝達したい情報を対象情報として記憶している。放送局サーバ25は、対象情報を2次元コード群にしてデータ放送する。
テレビジョン26は、データ放送された2次元コード群をディスプレイ部17の画面27に順に表示する。
携帯電話機1は、CCD(Charge−Coupled Devices)カメラ2を備えており、ディスプレイ部17の画面27の同一部分に順に上書き表示された2次元コード群をCCDカメラ2で撮像する。携帯電話機1は、2次元コード群をデコードして対象情報を復元する。以下、ディスプレイ部17の画面25の同一部分に順に上書き表示される2次元コード群を3次元コードということにする。ここで、3次元というのは、X軸とY軸と時間軸(Z軸)とを意味している。
図2は、放送局サーバ25の構成図である。
図2の放送局サーバ25は、2次元画像情報を得るカメラ82、A/D(Analog/Digital)変換器83、2次元画像情報を記憶するフレームメモリ84、ディスプレイ部85、情報を放送する放送処理部86、CPU(Central Processing Unit)87、CPU7のメモリ8、CPU87のプログラムや放送局サーバ25の各種設定情報を格納する固定ディスク89、マイク90、キーボード91で構成されている。また、放送局サーバ25は、視聴者に伝達したい情報を対象情報として記録する対象情報記録装置92を備えている。
放送局サーバ25は、1つの大きな情報を対象情報記録装置92に記録する。たとえば、カメラ82で撮像した画像情報、音楽情報、音声情報、又は、これらを組み合わせたマルチメディア情報が伝達の対象となる対象情報である。
CPU87は、固定ディスク89に記憶されているプログラムを実行することによって動作する。CPU87は、放送処理の他に、対象情報からの2次元コード群12の生成処理や2次元コード群の対象情報記録装置92への記録やテレビジョン26への配信の制御を行う。
図3は、放送局サーバ25の論理構成図である。
放送局サーバ25は、対象情報記録装置92に記憶された対象情報を入力し、分割して複数の分割情報を生成し、対象情報を復元するための連結情報を分割情報にそれぞれ付して、複数の連結情報付き分割情報を生成する分割情報生成部94を備えている。分割サイズは、2次元コードでコード化できる情報量である。連結情報とは、例えば、2次元コードの全枚数nと何枚目のデータであるかを示す情報である。連結情報は、分割されたデータが元通り連結できるものであればどのような情報でもよい。
また、放送局サーバ25は、分割情報生成部94が生成した複数の連結情報付き分割情報をそれぞれ2次元コードにコード化するコーダ95を備えている。
また、放送局サーバ25は、コーダ95がコード化した複数の2次元コード(2次元コード群12)を出力する2次元コード出力部96を備えている。2次元コード出力部96から出力される2次元コード群12は放送データとして、又は、放送データの一部として配信される。また、対象情報記録装置92へ記録されてもよい。
以上のように、放送局サーバは、1つの大きな情報を分割して複数のQR(Quick Response)コードなどの2次元コードとし、配信できる構成となっている。
図4は、テレビジョン26の構成図である。
図4のテレビジョン13は、放送データの受信部14、フレームメモリ15、画像を表示するディスプレイ部17、ディスプレイ部17を駆動するドライバ16、マイクロコンピュータを主体として構成するCPU18、CPU18のメモリ19、CPU18の実行プログラムや設定を保存するフラッシュROM20、操作ボタン21で構成される。
放送局サーバ25から送信される放送データを受信部14で受信及び復調し、CPU18でデコード処理された後、順次フレームメモリ15に書きこみ、画像フレームレートに従って、ドライバ16で制御され、ディスプレイ部17上にテレビジョン映像22を順次表示する。
なお、テレビジョン26は、2次元コードを時刻の経過とともに、順に表示できるものであれば他の表示装置でもよい。
図5は、携帯電話機1の構成図である。
図5の携帯電話機1は、2次元配列のCCD(Charge−Coupled Devices)カメラ2、A/D(Analog/Digital)変換器3、2次元画像情報を記憶するフレームメモリ4、ディスプレイ部5、無線処理部6、マイクロコンピュータを主体として構成するCPU(Central Processing Unit)7、CPU7のメモリ8、CPU7のプログラムや携帯電話機1の各種設定情報を格納するフラッシュROM(Read Only Memory)9、スピーカ10、操作ボタン11で構成されている。
携帯電話機1は、時間的に切替えて表示される2次元コード群12を読み取ることができる構成となっている。
図5には、2次元コードの一例としてQRコード77を示している。
QR(Quick Response)コードとは、2次元コードの一種である。バーコードは、1次元方向だけに情報を持っているのに対し、QRコードは、縦、横二方向に情報を持つ。従って、記録できる情報量を増加させることができる。なお、QRコード以外の2次元コードを用いる場合でもかまわない。
図6は、携帯電話機1の論理構成図である。
携帯電話機1は、対象情報を復元する連結情報が含まれた複数の2次元コードを撮像するCCDカメラ2(撮像器の一例)を備えている。
また、携帯電話機1は、CCDカメラ2が撮像した複数の2次元コードをデコードして複数の連結情報付き分割情報を復元するデコーダ31を備えている。
また、デコーダ31がデコードした連結情報付き分割情報から連結情報と分割情報とを分離し連結情報に基づいて分割情報を結合して対象情報を復元する情報復元部32を備えている。復元された対象情報は、携帯電話機1のディスプレイ部5やスピーカ10に出力される。また、フラッシュROM9に記録される。
CPU7は、フラッシュROM9に記憶されているプログラムを実行することによって動作する。
CPU7は電話機能処理の他に、2次元コード群12の撮影をする際のCCDカメラ2の制御、取得した2次元コードの情報を復元するデコード処理、2次元コードをデコードした結果をフラッシュROM9やメモリ8に記憶させたり、ディスプレイ部5に表示したり、スピーカ10で音声を出力する制御を行う。
CCDカメラ2は2次元的に表示されている2次元コードを撮像し、光信号を電気信号に変換する。
変換された電気信号は、A/D変換器3で、デジタルデータに変換され、フレームメモリ4に1枚の画像データとして記憶される。
CPU7はフレームメモリ4に格納されている2次元コードのデジタルデータをデコードし、情報を復元する。
復元された情報は、一時的にメモリ8に格納される。
以降順次、次に表示される2次元コードを撮像し情報を復元するという処理を繰り返した後、2次元コード群12の全ての2次元コードがデコードされ情報が復元された後、復元された情報の連結を行い1つの情報として復元する。
図7は、2次元コード群12の説明図である。
2次元コード群12は、放送局サーバ25により生成され配信される。2次元コード群12は、テレビジョン13の受信部14で受信され、テレビジョン26のディスプレイ部17に表示される。
2次元コード群12は、図7に示すようにある時間間隔の画像フレーム切替えで表示される。
図7では、2次元コード群12の画像フレームであるデータが、データ(1/n)、データ(2/n)、・・・と順番にデータ(n/n)まで時間的に切替えられて表示され、データ(n/n)の次はデータ(1/n)が表示され、これらのデータ表示が繰り返される2次元コード群12を示している。
この2次元コード群12の各画像フレームであるデータには、2次元コードの全枚数nと何枚目のデータであるかを示す情報を含んでいる。2次元コードの全枚数nと何枚目のデータであるかを示す情報は、連結情報の一例である。なお、連結情報は、分割されたデータが元通り連結できるものであれば、どのような情報でもよい。
図8は、図7に示した2次元コード群の各画像フレームであるデータの表示期間を表示装置の1フレーム表示期間に対して示したものである。
例えば、画像フレームが1秒当たり30フレーム表示できる表示装置を使用し、携帯電話器の撮像が1秒当たり15フレーム撮像できるものを使用した場合に、1枚の2次元コード画像フレーム表示期間に最低2枚の同一画像を撮像できるように設定した時の例を示したものである。
図8の場合、2次元コード画像フレーム1枚は、2次元コード群の表示装置の5フレーム分に相当する期間表示される。
表示装置の1秒当たりの表示フレーム数K、携帯電話の撮像の1秒当たりの撮像フレーム数Lとすると、2次元コードの画像フレームの最低表示期間T(秒)は、
最低表示期間T=(1+2×K/L)/K
で計算される。
図8の場合は、
最低表示期間T=(1+2×30/15)/30=5/30=1/6
となり、2次元コードの1画像フレームを1/6秒間最低表示することになる。
ここでの最低表示期間T(秒)とは、1秒当たり15フレーム撮像できる携帯電話機が、1秒当たり30フレーム表示できる表示装置から最低2枚の同一画像を撮像できる期間のことをいう。
このように構成された携帯電話機1の2次元コード群の表示方法のデコーダ31と情報復元部32の動作をフローチャートにしたのが図9である。
1.デコーダ31の動作
CPU7は、2次元コード群12の撮像を開始する操作ボタン11が押されたことを検出すると、CCDカメラ2にて撮像を開始する(ステップB1のYes)。
撮影された2次元コード画像は、フレームメモリ4に保存されるため、CPU7はフレームメモリから撮影した2次元コード画像データを読み出す(ステップB2)。
CPU7は、読み出した2次元コード画像データをデコード処理し、デコードデータをメモリ8に記憶される変数DEC_DATAに格納する(ステップB3)。
ステップB3でデコードできずエラーとなった場合は、次に撮影された2次元コード画像をフレームメモリ4から読み出すステップB2に戻る(ステップB4のYes)。
ステップB4でエラーとならなかった場合は、前回のデコードデータである変数TMPと今回のデコードデータである変数DEC_DATAを比較し、前回のデコードデータと一致しない場合、つまり変数TMPと変数DEC_DATAが異なる場合(ステップB5のDEC_DATA!=TMP)は、変数TMPを今回のデコードデータである変数DEC_DATAに更新し(ステップB6)、次に撮影された2次元コード画像をフレームメモリ4から読み出すステップB2に戻る。
前回のデコードデータと今回のデコードデータが一致する場合、つまり変数TMPと変数DEC_DATAが一致する場合(ステップB5のDEC_DATA=TMP)は、デコードデータをメモリ8に記録する。
n枚のデータがデコード完了したかどうかを判断し、2次元コード群12が全てデコード完了するまで繰り返す(ステップB7のNo)。
2.情報復元部32の動作
2次元コード群を全コードデコード完了したら、メモリ8に格納した各デコードデータを連結処理(ステップB8)し、2次元コード群に分割された情報を復元して、復元処理を終了する。
次いで、2次元コード群12の撮像を停止しディスプレイ部5に復元終了の表示を行う。復元されたデータは、画像データであれば、ディスプレイ部5に表示させ、着信メロディなどの音声であればスピーカ10にて音声として出力する。
また復元されたデータはフラッシュROM9に保存してもよい。
以上のように、この実施の形態では、3次元コード表示方法として、表示装置の表示手段が、情報を2次元配列の画像として表示し、端末の撮像手段が、前記表示手段に表示された2次元配列の画像である2次元コードを撮像することによって、前記表示装置から前記端末に情報を伝達する3次元コード表示システム及び3次元コード表示方法を説明した。
この実施の形態では、前記表示手段を、2次元コードを時間的に順次差し替える3次元コードとして表示するように構成したことを特徴とする。
また、3次元コードの表示方法は、2次元コードのデータフレーム群を繰り返し表示することを特徴とする。
また、前記端末の撮像手段は、前記表示手段に表示する3次元コードを撮像する2次元配列センサを備え、前記撮像手段により3次元コードに記録されている情報を復元する情報復元手段を備えたことを特徴とする。
また、前記端末が、カメラ付き携帯電話であることを特徴とする。
また、カメラ付き携帯電話は、前記3次元コードの情報復元の終了を検出した後に、前記撮像手段の撮像を停止することを特徴とする。
この実施の形態によれば、1つの大きな情報を、連結情報を付した複数の2次元コードに分割し、時間的に2次元コードを切替えて表示させたものを携帯電話機1で2次元配列センサであるCCDカメラ2を用いて順次撮像し、連結情報により元の情報を復元できるように構成したので、2次元コードの表示に同期させて手動で撮像する必要がなく、複数の2次元コードを取得し、情報を復元させることができる。
また、2次元コード群は、連結情報として、1枚ごとに何枚中の何番目のデータであることを記録するよう構成したため、2次元コード群を全て復元した時点で、撮像を停止することができ、携帯電話機1の消費電力の低減化を図ることができる。
また、2次元コード群は、繰り返し表示するような表示方法にしたため、ユーザは任意のタイミングで2次元コード群の撮像を開始できる。
また、直前にデコードした2次元コードに対し復元結果が一致することで、1枚の2次元コードの情報を確定するように構成したので、誤ってデコードすることが無くなり、表示側と撮影側の特別な同期機構が不要となる。
尚、第1の実施の形態ではカメラ付き携帯電話で説明したが、2次元配列センサを備え、動画像を撮影できるデジタルカメラやデジタルムービーなどでもよい。
実施の形態2.
次に本発明の第2の実施の形態について、図1から図6及び、図10から図12を用いて説明する。
尚、第1の実施の形態と同一部分には同一符号で説明する。また、第1の実施の形態と異なる点を説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の2次元コード群12の表示方法を図9に示すような方法に変更したものである。
図9は、2次元コード画像フレームであるデータが、画像が全黒もしくは全白であるブランク、データ(1/n)、ブランク、データ(2/n)、…と順番にデータ(n/n)まで時間的に切替えられて表示され、データ(n/n)の次はブランク、データ(1/n)が表示され、これらが繰り返し表示される2次元コード群12を示している。
この2次元コード群12の各画像フレームであるデータには、2次元コードの全枚数nと何枚目のデータであるかを示す情報を含んでいる。2次元コードの全枚数nと何枚目のデータであるかを示す情報は、連結情報の一例である。
図11は、図10に示した2次元コード群の各画像フレームであるデータの表示期間を表示装置の1フレーム表示期間に対して示したものである。
例えば、画像フレームが1秒当たり30フレーム表示できる表示装置を使用し、携帯電話の撮像が1秒当たり15フレーム撮像できるものを使用した場合、1枚の2次元コード画像フレーム表示期間に最低1枚の正常画像を撮像できるように設定した時の例を示したものである。
図11の場合、2次元コード画像フレーム1枚またはブランクフレーム1枚は、2次元コード群表示装置の3フレーム分に相当する期間表示される。
計算式は、表示装置の1秒当たりの表示フレーム数K、携帯電話の撮像が1秒当たりの撮像フレーム数Lとすると、2次元コード画像フレームの最低表示期間T(秒)は、
最低表示期間T=(1+K/L)/K
で計算される。
図11の場合、
最低表示期間T=(1+30/15)/30=3/30=1/10
となり、2次元コードの1画像フレームを1/10秒間最低表示することになる。
ここでの最低表示期間T(秒)とは、1秒当たり15フレーム撮像できる携帯電話機が、1秒当たり30フレーム表示できる表示装置から最低1枚の正常画像を撮像できる期間のことをいう。
このように構成された前記携帯電話機1の2次元コード群の表示方法のデコーダ31と情報復元部32の動作をフローチャートにしたのが図12である。
1.デコーダ31の動作
デコーダ31は、ブランクフラグをオンオフさせてブランクフレームの除去を行う。ブランクフラグは、設定値が1の時、ブランクフレームであることを表す変数である。ブランクフラグの初期値は0にして初期化するものとする。
CPU7は、2次元コード群12の撮像を開始する操作ボタン11が押されたことを検出すると、CCDカメラ2にて撮像を開始する(ステップA1のYes)。
ブランクフラグに0をセットして初期化する(ステップA2)。
撮影された2次元コード画像は、フレームメモリ4に保存されるため、CPU7はフレームメモリから撮影した2次元コード画像データを読み出す(ステップA3)。
CPU7は、読み出した2次元コード画像データのブランクフレーム判定を行い、ブランクフレームである場合(ステップA4のYes)は、変数ブランクフラグに1をセットし(ステップA5)、次に撮影された2次元コード画像をフレームメモリ4から読み出すステップA3に戻る。
ステップA4で2次元コード画像データがブランクでない場合(ステップA4のNo)は、変数ブランクフラグの値をチェックする(ステップA6)。
変数ブランクフラグの値が0の時、次に撮影された2次元コード画像をフレームメモリ4から読み出すステップA3に戻る。
ステップA6で変数ブランクフラグの値が1の時は、2次元コード画像をデコードする(ステップA7)。
デコードできずエラーとなった場合は、次に撮影された2次元コード画像をフレームメモリ4から読み出すステップA3に戻る(ステップA8のYes)。
ステップA8でエラーとならなかった場合は、デコードデータをメモリ8に記録する。n枚のデータがデコード完了したかどうかを判断し、2次元コード群12が全てデコード完了するまで繰り返す(ステップA9のNo)。
2.情報復元部32の動作
2次元コード群を全コードデコード完了したら、メモリ8に格納した各デコードデータを連結処理(ステップA10)し、2次元コード群に分割された情報を復元して、復元処理を終了する。
次いで、2次元コード群12の撮像を停止しディスプレイ部5に復元終了の表示を行う。
復元されたデータは、画像データであれば、ディスプレイ部5に表示させ、着信メロディなどの音声であればスピーカ10に音声として出力する。また復元されたデータはフラッシュROM9に保存してもよい。
以上のように、この実施の形態では、3次元コード表示方法において、3次元コードの表示方法を2次元コードのデータフレーム間にブランクフレームをはさんで構成したことを特徴とする。
第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態に記載したものと同様の作用と効果を得ることができる。また、ブランクフレームをはさんで構成したことにより、正常画像を確実に取得することができる。
実施の形態3.
次に本発明の第3の実施の形態について、図13を用いて説明する。
図13のテレビジョン13は、放送データの受信部14、フレームメモリ15、画像を表示するディスプレイ部17、ディスプレイ部17を駆動するドライバ16、マイクロコンピュータを主体として構成するCPU18、CPU18のメモリ19、CPU18の実行プログラムや設定を保存するフラッシュROM20、操作ボタン21、映像の記録・読出し制御部23、2次元コード記録装置24で構成される。
放送局サーバ25から送信される放送データを受信部14で受信及び復調し、CPU18でデコード処理された後、順次フレームメモリ15に書きこみ、画像フレームレートに従って、ドライバ16で制御され、ディスプレイ部17上にテレビジョン映像22を順次表示する。
CPU18が復調されたデータをデコード処理した時に3次元コードを検出した場合は、記録・読出し制御部23は2次元コード記録装置24に3次元コードを含んだ画像の記録を開始する。
3次元コードを検出しなくなった時点で、記録・読出し制御部23はCPU18により2次元コード記録装置24に記録停止指示を行う。
操作ボタン21にて3次元コードの再生指示がされた場合、記録・読出し制御部23はCPU18により2次元コード記録装置24から3次元コードを含んだ映像を読出し、ディスプレイ部17に表示する。
以上のように、この実施の形態では、3次元コード表示方法において、表示装置に前記3次元コードを含む映像を録画する手段と前記3次元コードを含む映像を復元する手段を備えることを特徴とする。
第3の実施の形態によれば、ユーザは放送中という限られた時間内に3次元コードを前記携帯電話機で撮像および情報再生する必要は無く、任意に3次元コードを取得することができる効果がある。
3次元コードを使用したサービスとして、以下のようなものが考えられる。
(1)テレビコマーシャルやドラマの主題歌の携帯電話着信メロディを3次元コード化してテレビで配信するサービス。
(2)デジタルカメラなどの画像修飾用フレームを3次元コード化してテレビで配信する。通信手段を持たなくても前記フレームなどのおまけを入手できるサービス。
(3)店の入り口に3次元コードを表示できるモニタを置いておき、3次元コードから店のお買い得情報などの広告情報を入手できるサービス。
情報伝達システムの概略構成図である。 放送局サーバ25の構成図である。 放送局サーバ25の論理構成図である。 テレビジョン26の構成図である。 携帯電話機1の構成図である。 携帯電話機1の論理構成図である。 実施の形態1の3次元コードの構成例を表す図である。 実施の形態1の30Hz/1フレームで表示する表示装置における3次元コードのフレーム構成例を表す図である。 実施の形態1の3次元コードを処理する端末の処理フローチャートである。 実施の形態2の3次元コードの構成例を表す図である。 実施の形態2の30Hz/1フレームで表示する表示装置における3次元コードのフレーム構成例を表す図である。 実施の形態2の3次元コードを処理する端末の処理フローチャートである。 実施の形態3のデータ放送を受信するテレビジョンを3次元コード表示装置とし、3次元コードが配信されたときに画面を録画記録及び再生要求に従い画面再生をする表示装置の回路ブロック図である。
符号の説明
1 携帯電話機、2 CCDカメラ、3 A/D変換器、4 フレームメモリ、5 ディスプレイ部、6 無線処理部、7 CPU、8 メモリ、9 フラッシュROM、10 スピーカ、11 操作ボタン、12 2次元コード群、14 受信部、15 フレームメモリ、16 ドライバ、17 ディスプレイ部、18 CPU、19 メモリ、20 フラッシュROM、21 操作ボタン、22 テレビジョン映像、23 記録・読出し制御部、24 2次元コード記録装置、25 放送局サーバ、26 テレビジョン。

Claims (9)

  1. 対象情報を記憶する対象情報記録装置と、
    対象情報記録装置に記憶された対象情報を分割して複数の分割情報を生成し、対象情報を復元するための連結情報を分割情報にそれぞれ付して、複数の連結情報付き分割情報を生成する分割情報生成部と、
    分割情報生成部が生成した複数の連結情報付き分割情報をそれぞれ2次元コードにコード化するコーダと、
    コーダがコード化した複数の2次元コードを出力する2次元コード出力部と
    を備えた情報変換装置と、
    2次元コード出力部が出力した複数の2次元コードを撮像する撮像器と、
    撮像器が撮像した複数の2次元コードをデコードして複数の連結情報付き分割情報をデコードするデコーダと、
    デコーダがデコードした連結情報付き分割情報から連結情報と分割情報とを分離し連結情報に基づいて分割情報を結合して対象情報を復元する情報復元部と
    を備えた情報復元装置と
    を備えたことを特徴とする情報伝達システム。
  2. 対象情報を記憶する対象情報記録装置と、
    対象情報記録装置に記憶された対象情報を分割して複数の分割情報を生成し、対象情報を復元するための連結情報を分割情報にそれぞれ付して、複数の連結情報付き分割情報を生成する分割情報生成部と、
    分割情報生成部が生成した複数の連結情報付き分割情報をそれぞれ2次元コードにコード化するコーダと、
    コーダがコード化した複数の2次元コードを出力する2次元コード出力部と
    を備えたことを特徴とする情報変換装置。
  3. 上記2次元コード出力部は、複数の2次元コードを表示装置に順次表示するように複数の2次元コードを送信することを特徴とする請求項2記載の情報変換装置。
  4. 上記2次元コード出力部は、複数の2次元コードを表示装置に順次繰り返し表示するように複数の2次元コードを繰り返し送信することを特徴とする請求項2記載の情報変換装置。
  5. 上記2次元コード出力部は、複数の2次元コード間にブランクコードをはさんで送信することを特徴とする請求項2記載の情報変換装置。
  6. 対象情報を復元する連結情報が含まれた複数の2次元コードを撮像する撮像器と、
    撮像器が撮像した複数の2次元コードをデコードして複数の連結情報付き分割情報をデコードするデコーダと、
    デコーダがデコードした連結情報付き分割情報から連結情報と分割情報とを分離し連結情報に基づいて分割情報を結合して対象情報を復元する情報復元部と
    を備えたことを特徴とする情報復元装置。
  7. 上記撮像器は、表示装置に順次表示される複数の2次元コードを撮像することを特徴とする請求項5記載の情報復元装置。
  8. 上記撮像器は、情報復元部が対象情報の復元が完了した場合に、撮像を終了することを特徴とする請求項6記載の情報復元装置。
  9. 対象情報を復元する連結情報が含まれた複数の2次元コードを受信する受信部と、
    受信部が受信した複数の2次元コードを記録する2次元コード記録装置と、
    2次元コード記録装置に記録された複数の2次元コードを表示するディスプレイ部と、
    受信部が受信した複数の2次元コードの2次元コード記録装置への記録と、2次元コード記録装置に記録された複数の2次元コードのディスプレイ部への表示とを制御する記録・読み出し制御部とを備えたことを特徴とする表示装置。
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