JP2005309548A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラムの更新後に旧形式のデータを消去することなく装置の使用を開始することができ、またプログラムの更新後にも旧形式のデータを利用可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】プログラムが書き換えられた際に、旧形式のドキュメント51が画像記憶手段50に存在するか否かを調べ、存在する場合はその旨をユーザに通知した上で、通常の動作状態に移行する。その後、旧形式のデータを使用するジョブが投入されたときはそのジョブの投入を拒否し、旧形式のデータを使用しないジョブの場合は通常通り実行する。また、管理者用設定画面を通じてユーザから変換指示を受けると、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式のデータに変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラムの更新が行なわれる情報処理装置に係わり、特に、不揮発の記憶装置に残っている旧形式のデータを更新後のプログラムが扱えない場合の対応技術に関する。
原稿のコピー機能などを備えたデジタル複合機の多くはハードディスク装置などの不揮発性記憶装置を有しており、ここに大量のドキュメント(画像データなど)を蓄積している。
一方、装置の動作プログラムは、機能の追加や改良などのために出荷後に現場でバージョンアップされることがあり、この作業工数を低減するために、ROM交換といった作業を伴わずに現場でプログラムを更新するための各種技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平11−184760号公報
プログラムを更新すると、更新後のプログラムが使用するデータの形式やデータへのアクセス方法が更新前のプログラムで使用していたデータのそれらと変わってしまうことがある。このような場合には、プログラムを書き換えると、ハードディスク装置に保存されている旧形式のデータをアクセスできなくなるので、記憶装置を初期化したり旧形式のデータを削除したりしなければ、書き換え後のプログラムで装置を動作させることができなかった。
たとえば、プログラムの書き換え後に装置の電源を入れたとき、ハードディスク装置に旧形式のデータがあると「フォーマットしてください」というメッセージが表示され、これに従ってフォーマットしなければ、その先の動作に進むことができなかった。
特に、プログラムの更新によって重要なデータを使用できなくなる場合には大きな問題になる。
このような事態を回避するためには、プログラムの変更前に旧形式データを読み出して外部の装置でデータ形式を変換し、これをプログラム変更後に記憶装置に戻すという方法もあるが、プログラムの更新に伴う作業量が大幅に増えてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、プログラムの更新後に旧形式のデータを消去することなく装置の使用を開始することができ、またプログラムの更新後にも旧形式のデータを利用できる情報処理装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
プログラムが処理対象にするデータを記憶するための記憶手段(50)と、
現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが前記記憶手段(50)に存在するか否かを調べる調査手段(22)と、
前記調査手段(22)の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、前記記憶手段(50)に存在する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換手段(24)と
を有する
ことを特徴とする情報処理装置である。
上記発明によれば、現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが記憶手段(50)に残っている場合には、この旧形式のデータが現在のプログラムに合った形式に自動変換される。変換されるデータはプログラムが処理対象とするもので記憶手段(50)に保存されるものであればよい。たとえば、画像データやドキュメントファイルなどがある。データの変換には、ヘッダ情報や付加情報の形式変換も含まれる。
旧形式のデータが存在するか否かは、記憶されているデータのヘッダ情報などから判別することができる。調査手段(22)や変換手段(24)の機能を果たすためのプログラムを更新後のプログラムの一部に含めておくとよい。調査手段(22)による調査は、いつ行なわれてもかまわないが、たとえば、プログラム更新後の立ち上げ初期化時に行なうとよい。
請求項2に係わる発明は、プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
プログラムが処理対象にするデータを記憶するための記憶手段(50)と、
現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが前記記憶手段(50)に存在するか否かを調べる調査手段(22)と、
前記調査手段(22)の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、その旨をユーザに通知する通知手段(23、40)と
を有する
ことを特徴とする情報処理装置である。
上記発明によれば、現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが記憶手段(50)に残っている場合には、その旨がユーザに通知される。変換処理には長時間を要する場合もあるので、ユーザは、この通知を受けたときすぐに変換処理を実施してもよいし、後で都合のよいときに変化処理を実施してもよい。
通知の方法は問わない。たとえば、警告メッセージを表示したり、警告音を鳴らしたりすればよい。警告メッセージを表示する場合には、一定時間経過後に通常動作に戻ってもよいし、ユーザの確認操作を待ってもよい。また、変換処理にかかる予想時間や変換が必要なファイル数を通知するとよい。
請求項3に係わる発明は、データの変換指示をユーザから受け付ける変換指示受付手段(41)と、
前記変換指示受付手段(41)が変換指示を受け付けたことに基づいて、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換手段(24)と
をさらに有する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、ユーザから変換指示を受けたことに基づいて、旧形式のデータが現在のプログラムに合った形式に変換される。たとえば、管理者モードの操作画面で変換指示の操作を受け付ければ、一般のユーザが管理者の許可なくデータ変換してしまうことが防止される。
請求項4に係わる発明は、前記変換指示受付手段(41)は、前記調査手段(22)の調査結果が旧形式のデータなしを示すとき、前記変換指示の受付け釦を非表示にする
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、旧形式のデータが記憶手段(50)に存在しないときは、変換指示を入力するための画面や操作釦が非表示になり、変換指示を受け付け得ない状態になる。非表示は、まったく表示しないほか、非アクティブの状態(薄く表示されるが操作不能な状態)で表示する場合も含まれる。
請求項5に係わる発明は、前記調査手段(22)の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、前記記憶手段(50)に存在する旧形式のデータを使用するジョブの実行は制限するが他のジョブの実行は許可する状態に遷移する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、記憶手段(50)に旧形式のデータが存在する場合でも、そのデータを使用しないジョブは実行することができる。ジョブとは、ユーザがデジタル複合機などの情報処理装置に作業を依頼する際の単位となるものであり、原稿を複写するコピージョブ、プリントデータに基づいて印刷するプリントジョブ、原稿を読み取って得た画像データをドキュメントとして書庫に保存する保存ジョブ、書庫に保存されているドキュメントをプリントアウトしたり転送したりするジョブなどがある。
記憶手段(50)に旧形式のデータが存在する場合には、たとえば、個人用の書庫に保存してあるドキュメントを送信したりプリントしたりするジョブの実行は制限されるが、単なるコピー動作などは実行可能になる。したがって、旧形式のデータが存在する旨の通知を受けた場合でも、旧形式のデータを使用しないジョブを実行するユーザは、変換処理を後回しにして目的のジョブをすぐに実行することが可能になる。
旧形式のデータを使用するジョブの実行制限は、そのジョブを指定するための操作画面が表示されないようにするほか、スタート釦が操作されたときに、指定されたジョブが旧形式のデータを使用するか否かを判断し、旧形式のデータを使用する場合にはジョブの投入を禁止または拒否するようにしてもよい。
請求項6に係わる発明は、ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段(42)と、
ユーザがジョブを投入したとき、このジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段(25)と、
前記判断手段(25)の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブの投入を禁止するジョブ制限手段(26)と
をさらに有する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを使用するものであるとき、そのジョブの投入が禁止される。禁止は、指定されたドキュメントや画像データなどのデータが旧形式か否かを個別に判断して行なってもよいし、ジョブの種類を基準にしてもよい。すなわち、記憶手段(50)に保存されているドキュメントや画像データを使用するジョブであればデータ形式の新旧にかかわらず一律にそのジョブの投入を禁止するように構成してもよい。また、ジョブの投入を禁止した際に、その理由をユーザに通知するとよい。
請求項7に係わる発明は、ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段(42)と、
ユーザの投入したジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段(25)と、
前記判断手段(25)の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブで使用する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する即時変換手段(24)と
をさらに有し、
前記即時変換手段(24)で変換して得たデータを使用して前記ジョブを実行する
ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを使用するものである場合には、該当する旧形式のデータだけを現在のプログラムに合った形式に変換してそのジョブが実行される。旧形式のデータをすべて現在のプログラムに合った形式に変換すると長い処理時間を要するが、今回のジョブで使用するデータだけを変換するので、短時間で変換処理が終了し、すぐにジョブの実行が開始される。
請求項8に係わる発明は、前記旧形式のデータを残しておき、前記即時変換手段(24)で変換して得たデータを、このデータを使用したジョブの実行終了後に削除する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、ジョブ実行のために変換したデータは、そのジョブの実行後に削除される。現在のプログラムに合った形式に変換されたデータが管理者の許可なく記憶手段(50)に残ることが防止される。
請求項9に係わる発明は、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換処理の実行中に電源が切断されたときは、電源の回復後に前記変換処理を最初からやり直し、
前記変換処理の完了後に行なう所定の後処理の実行中に電源が切断されたときは、電源の回復後に前記後処理からやり直す
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、変換処理は、変換処理本体とその後処理とで構成され、変換処理本体の途中で電源が切断したときは電源オン後に最初から変換処理をやり直し、後処理の途中で電源が切断したときは電源オン後に後処理から再実行される。後処理には、旧形式のデータを削除する処理や、変換後のデータの管理情報を構築する処理などがある。変換処理を最初からやり直す場合には、電源が切断する前に途中まで変換した新形式のデータを削除してから変換処理を実行するとよい。
請求項10に係わる発明は、プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段(42)と、
ユーザがジョブを投入したとき、このジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段(25)と、
前記判断手段(25)の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブの投入を禁止するジョブ制限手段(26)と
を有する
ことを特徴とする情報処理装置である。
上記発明によれば、ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを使用するものであるとき、そのジョブの投入が禁止される。
請求項11に係わる発明は、プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段(42)と、
ユーザの投入したジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段(25)と
前記判断手段(25)の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブで使用する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する即時変換手段(24)と
を有し、
前記即時変換手段(24)で変換して得たデータを使用して前記ジョブを実行する
ことを特徴とする情報処理装置である。
上記発明によれば、ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを使用するものである場合には、該当する旧形式のデータだけを現在のプログラムに合った形式に変換してそのジョブが実行される。
請求項12に係わる発明は、前記旧形式のデータを残しておき、前記即時変換手段(24)で変換して得たデータを、このデータを使用したジョブの実行終了後に削除する
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、ジョブ実行のために変換したデータは、そのジョブの実行後に削除される。
請求項13に係わる発明は、プログラムが処理対象にするデータが画像データである
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載の情報処理装置である。
画像データには、原稿を読み取って得たものや、印刷データをラスタイメージに展開したものなどがある。
請求項14に係わる発明は、前記調査手段(22)は、プログラムの書き換えが行なわれた際に動作する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、旧形式のデータが記憶装置に存在するか否かの調査がプログラムの書き換え後すぐに行なわれる。
請求項15に係わる発明は、前記調査手段(22)は、当該情報処理装置の立ち上げ初期化時に動作する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、プログラムを書き換えた後のリセット時や電源オフオン時に、記憶装置内に旧形式のデータが存在するか否かがチェックされる。
請求項16に係わる発明は、前記変換手段(24)およびまたは前記即時変換手段(24)としての機能を果たすためのプログラムを更新後のプログラムの一部に含めた
ことを特徴とする請求項1、3または11に記載の情報処理装置である。
上記発明によれば、旧形式のデータを更新後のプログラムに合った形式に変換するためのプログラムが更新後のプログラムの一部として提供される。更新後のプログラムと変換プログラムとが一体になっているので、変換プログラムを別途入手したり、更新後のプログラムと変換プログラムとのバージョン合わせをユーザが意識したりする必要はない。
本発明に係わる情報処理装置によれば、更新後のプログラムが対応していない旧形式のデータを更新後のプログラムに合った形式に変換するので、プログラムを書き換えた後でも書き換え前のデータを利用することができる。その結果、記憶手段に記憶されている情報をプログラムの更新毎に初期化したり削除したりする必要がなくなり、重要なデータを消失することなくプログラムの書き換えが可能になる。
また、現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが記憶装置に残っている場合にその旨をユーザに通知するものでは、旧形式のデータの変換に長い時間を要するような場合には、ユーザは、後で都合のよいときに変換処理を実施することが可能になる。
ユーザからの変換指示に基づいて旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換するものでは、ユーザが希望するときに変換処理を実行することができる。特に、旧形式のデータが記憶手段に存在しない場合に変換指示の受付け釦が非表示になるものでは、不必要な操作釦が現われないので、操作性が向上する。
記憶手段に旧形式のデータが存在するとき、旧形式のデータを使用するジョブの実行は制限するが他のジョブの実行を許可するものでは、旧形式のデータを使用しないジョブを実行するユーザは、長時間を要する場合のある変換処理を後回しにして、目的のジョブをすぐに実行することができる。
ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを使用するものである場合に、該当する旧形式のデータだけを現在のプログラムに合った形式に変換してそのジョブを実行するものでは、今回のジョブで使用するデータだけを変換するので、短時間で変換処理を終えてすぐにジョブの実行が開始され、長い待ち時間でユーザに不便をかけることなく旧形式のデータを使用することが可能になる。
また、ジョブ実行のために変換したデータを、そのジョブの実行後に削除するものでは、現在のプログラムに合った形式に変換されたデータが管理者の許可なく記憶手段に次々と残ってしまうことが防止される。
変換処理が変換処理本体と後処理とで構成され、変換処理本体の途中で電源が切断したときは電源オン後に最初から変換処理をやり直し、後処理の途中で電源が切断したときは電源オン後に後処理から実行するものでは、必要な処理だけが電源オン後にやり直されるので、変換完了までの処理時間が短縮される。
プログラムが処理対象にするデータが画像データであるものでは、記憶手段に保存されている画像資産をプログラム変更後にも利用することが可能になる。
旧形式のデータが記憶装置に存在するか否かの調査をプログラムの書き換え後すぐに実行するものでは、プログラムの更新後すぐに旧形式のデータの存在をユーザに通知するので、ユーザは早期の対処が可能になる。
旧形式のデータを変換するためのプログラムを更新後のプログラムの一部として提供するものでは、更新後のプログラムと変換プログラムとが一体になっているので、変換プログラムを別途入手したり、更新後のプログラムと変換プログラムとのバージョン合わせをユーザが意識したりする必要がなく、利便性が向上する。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる情報処理装置としての画像形成装置10の構成を示している。画像形成装置10は、原稿画像を読み取るスキャナ機能、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能、画像データを転送する転送機能などを備えており、一般にデジタル複合機と称される装置である。
画像形成装置10は、原稿を読み取って得た画像データなどを画像ファイルにして保存する機能を備えている。また、動作プログラムを製品出荷後に現場で書き換えることができるようになっており、プログラム更新後に旧形式の画像ファイルが保存されているときは、これを更新後のプログラムに合った形式に変換して使用可能にする機能を備えている。
このような機能を有する画像形成装置10は、当該装置の動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央処理装置)20を備えており、バス11を通じて各種のデバイスや装置がCPU20に接続されている。このうち、フラッシュメモリ30は、CPU20が実行するプログラムや各種固定データが記憶される不揮発性で書き換え可能なメモリである。RAM12は、CPU20がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや、回転処理等を施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリなどとして利用される。
読取部13は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。読取部13は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
プリンタ部14は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。プリンタ部14は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。
画像処理部15は、画像データを圧縮・伸張する機能や画像を拡大・縮小する機能、画像を回転させる機能などを果たす。
表示操作部40は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有する。通信制御部16は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワークと接続して通信する機能を果たす。
画像記憶手段50は、画像データを収めた画像ファイルなどのドキュメントを格納するための大容量で不揮発の記憶装置である。本実施の形態では画像記憶手段50として、ハードディスク装置(HDD)を使用している。画像記憶手段50には、ドキュメント51とこれらを管理するための管理情報52が登録される。管理情報52は、画像記憶手段50に記憶されているドキュメント51を電源オン後の初期化処理で検索し、その結果に基づいて構築されるようになっている。なお、ドキュメントは、画像データに限定されず、システムが保持しているデータの中で、ユーザが作成した各種のファイルを指す。
プログラム書き換えI/F部17は、フラッシュメモリ30に格納されているプログラムを更新する際にそのプログラムを外部から入力するためのI/F装置である。たとえば、USB(Universal Serial Bus)に対応した機器を接続することができ、USBフラッシュメモリに格納されたプログラムを読み込み可能になっている。また、LANなどのネットワークを介してプログラムを読み込むものであってもよい。
CPU20は、画像形成装置10の動作を統括制御する機能のほか、フラッシュメモリ30に格納されるプログラムを書き換える機能や、旧形式のデータ(ドキュメント51)が画像記憶手段50に残っている場合にこれを更新後のプログラムで利用可能にするための各種の機能を果たす。
詳細には、CPU20は、プログラム書き換え手段21と、調査手段22と、通知制御手段23と、変換手段24と、判断手段25と、ジョブ制限手段26としての機能を果たす。プログラム書き換え手段21は、プログラム書き換えI/F部17から取り込んだプログラムでフラッシュメモリ30に格納されているプログラムを書き換える機能を果たす。書き換えは、チェックサムなどでプログラムの正常性を確認した上で行なわれる。
調査手段22は、現在のプログラムが対応していない旧形式のデータ(ドキュメント51)が画像記憶手段50に存在するか否かを調べる機能を果たす。調査手段22は、個々のドキュメント51が旧形式か否かを判定するデータ形式判定手段27の機能を有している。
通知制御手段23は、調査手段の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、その旨をユーザに通知する機能を果たす。実際の通知は表示操作部40に所定のメッセージを表示することで行なわれる。
変換手段24は、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する機能を果たす。判断手段25は、ユーザの投入したジョブが旧形式のデータを利用するものか否かを判断する機能を果たす。ジョブとは、ユーザが画像形成装置10に作業を依頼する際の単位となるものであり、原稿を複写するコピージョブ、プリントデータに基づいて印刷するプリントジョブ、原稿を読み取って得た画像データをドキュメントとして書庫などに保存する保存ジョブ、書庫に保存されているドキュメントをプリントアウトしたり外部の装置に送信したりするジョブなどがある。ジョブ制限手段26は、画像記憶手段50に記憶されている旧形式のデータを使用するジョブの投入を禁止する機能を果たす。
なお、表示操作部40は、旧形式のデータ(ドキュメント51)を現在のプログラムに合った形式に変換する変換処理の実行指示をユーザから受け付ける変換指示受付手段41としての機能のほか、ジョブの投入操作をユーザから受け付けるジョブ投入受付手段42としての機能を果たすようになっている。
また、旧形式のデータを更新後のプログラムに合った形式に変換するために必要な変換処理用プログラム32は動作プログラム31とともに更新後のプログラムの一部として提供される。したがって、プログラムを更新すると変換手段24やデータ形式判定手段27としての機能を果たすための変換処理用プログラム32も同時に入手して更新される。
次に、プログラムの書き換え後における画像形成装置10の動作を説明する。
プログラムの書き換えが正常に終了すると、画像形成装置10の電源がオフオンされ、更新後のプログラムで装置が起動される。
図2は、画像形成装置10の主電源がオンされたときに実行されるシステム初期化処理の流れを示している。装置各部の初期化処理が行なわれた後、調査手段22は、画像記憶手段50に旧形式のドキュメント51が格納されているか否かをチェックする(ステップS101)。旧形式か否かは、ドキュメント51のヘッダ情報に含まれるファイルのバージョン情報と更新したプログラムのバージョン情報とを比較して判定する。
旧形式のドキュメント51が画像記憶手段50に存在するときは(ステップS102;Y)、変換処理用のドキュメントマネージャ初期化処理を実行し(ステップS103)、フラッシュメモリ30などの不揮発性メモリに格納されるドキュメント変換要求フラグをオン(セット)して(ステップS104)、本処理を終了する(エンド)。なお、ドキュメントマネージャは、システムがドキュメントファイルにアクセスする場合のインターフェースを司る制御手段であり、画像ファイルなどのドキュメントには、ドキュメントマネージャを通してアクセスするようになっている。また、ドキュメント変換要求フラグは、旧形式のドキュメント51が画像記憶手段50に存在し、その変換が必要であることを示す情報である。
旧形式のドキュメント51が画像記憶手段50に存在しないときは(ステップS102;N)、通常処理用のドキュメントマネージャ初期化処理を実行し(ステップS105)、ドキュメント変換要求フラグをオフ(リセット)して(ステップS106)本処理を終了する(エンド)。
上記の処理は、パワーセーブモードで行なわれ、表示操作部40などは非表示の状態になっている。
図3は、副電源がオンしたとき、またはドキュメントマネージャの初期化処理が完了した際に実行される処理の流れを示している。副電源がオンすると表示操作部40が表示状態になり、やがてユーザ操作を受け付け可能な状態になる。
後述するドキュメント変換開始フラグがオフで(ステップS121;OFF)ドキュメント変換要求フラグがオン(ステップS122;ON)の場合は、旧形式のデータ(ドキュメント51)が画像記憶手段50に存在している旨をユーザに通知する(ステップS123)。
たとえば、「ドキュメントのバージョンが異なります。ドキュメントの変換、又はHDDの初期化を実施してください」というメッセージが表示操作部40に表示される。
その後は、通常の動作が可能になる。ただし、後述するように、旧形式のデータを使用するジョブについてはその投入が禁止される。旧形式のデータが存在する旨の通知を受けた場合でも、旧形式のデータを使用しないジョブを実行するユーザは、変換処理を後回しにして目的のジョブをすぐに実行することができる。
図3のうちドキュメント変換開始フラグがオン(ステップS121;ON)の場合の処理については後で説明することとし、ここでは、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する際の動作を先に説明する。
旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する処理の実行指示(変換指示)は、パスワードなどで権限の認証された者だけが入ることのできる管理者用設定画面で受け付けるようになっている。
図4は、管理者用設定画面の一例を示している。管理者用設定画面200には、管理者だけが実行可能な各種機能の選択釦201が表示されており、その1つに「旧データ変換」釦201aがある。いずれかの選択釦201を選択操作した後、画面下部の「OK」釦202を操作すると、選択した機能が実行される。「戻る」釦203を操作すると管理者用設定画面200を抜けて前の画面に戻るようになっている。
「旧データ変換」釦201aは、画像記憶手段50に旧形式のデータ(ドキュメント51)が存在する場合だけ表示され、画像記憶手段50に旧形式のデータが存在しないときは、図5に示すように、管理者用設定画面200aの中に表示されない。図6は、画像記憶手段50に旧形式のデータが存在しない場合に「旧データ変換」釦201aを非アクティブの状態で表示する管理者用設定画面200bの一例を示している。非アクティブ状態の釦は、薄く見えるものの、操作することはできない。
図7は、管理者用設定画面200の表示に係わる処理の流れを示している。他の画面から管理者用設定画面200へ遷移する際に、ドキュメント変換要求フラグがオンになっているか否かをチェックする(ステップS141)。ドキュメント変換要求フラグがオンならば(ステップS141;Y)、図4に示すように、「旧データ変換」釦201aを表示した管理者用設定画面200を表示操作部40に表示する(ステップS142)。一方、ドキュメント変換要求フラグがオフならば(ステップS141;N)、「旧データ変換」釦201aが非表示の管理者用設定画面200a(図5参照)または「旧データ変換」釦201aを非アクティブで表示した管理者用設定画面200b(図6参照)を表示する(ステップS143)。この場合、変換は行なわずに本処理は終了する(エンド)。
管理者用設定画面200で「旧データ変換」釦201aが操作されたときは(ステップS144;Y)、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換処理を実行して(ステップS145)本処理を終了する(エンド)。管理者用設定画面200で「旧データ変換」釦201aが操作されなかったときは(ステップS144;N)、変換処理を行なうことなく本処理を終了する(エンド)。
なお、ドキュメント変換要求フラグがオフの場合に「旧データ変換」釦201aが現われた管理者用設定画面200を表示し、その操作を受け付けないように構成してもよい。
図8は変換処理の流れを示し、図9は変換処理におけるデータの変遷を模式的に示している。まず、ドキュメント変換要求フラグがオンになっているか否かをチェックし(ステップS161)、オフならば(ステップS161;OFF)、変換すべき旧形式のデータ(ドキュメント51)が画像記憶手段50に存在しないので、後述するドキュメント変換開始フラグをオフにして(ステップS168)本処理を終了する(エンド)。この状況は、たとえば、ドキュメント変換要求フラグのオンオフにかかわらず「旧データ変換」釦201aを管理者用設定画面200に表示した場合に発生し得る。
ドキュメント変換要求フラグがオンならば(ステップS161;ON)、ドキュメント変換開始フラグをオンにする(ステップS162)。ドキュメント変換開始フラグは、変換処理を開始したことを示すフラグであり、フラッシュメモリ30などの不揮発性メモリに記憶される。
さらにドキュメント変換状態情報を「変換中」に設定する(ステップS163)。変換処理は変換処理本体と後処理とで構成されており、ドキュメント変換状態情報は、処理の進捗状況が、変換処理本体の実行途中であるのか、変換処理本体の実行が完了して後処理の実行に移行した状態にあるのかを示すものである。ドキュメント変換状態情報は、不揮発性メモリに記憶される。ドキュメント変換状態情報が「変換中」のときは、変換処理本体の実行途中であることを示し、「削除中」のときは変換処理本体の実行が完了して後処理の実行に移行したことを示している。
ドキュメント変換開始フラグをオンにし、かつドキュメント変換状態情報を「変換中」に設定した後、変換処理本体が実行される(ステップS164)。変換処理本体では、図9に示すように、現在のプログラムに合った形式に変換したドキュメント(新データ222)が旧形式のドキュメント(旧データ221)に基づいて順次作成される。このとき旧データ221はそのまま残した状態で新データ222が作成される。
すべての旧データ221に対応する新データ222を作成して変換処理本体が完了すると、ドキュメント変換状態情報を「削除中」に設定する(ステップS165)。その後、後処理を実施する(ステップS166)。ここでは、後処理として旧データ221の削除を行なっている。また、変換した新データ222に基づいて管理情報52を作成することを後処理に含めてもよい。
後処理の実行が完了するとドキュメント変換要求フラグをオフにし(ステップS167)、さらにドキュメント変換開始フラグをオフにして(ステップS168)本処理を終了する(エンド)。
図10は、変換処理の実行中に表示操作部40に表示される画面の一例を示している。変換中画面240には変換処理の進捗をレベルバー241の延びで示す進捗表示部242と、変換中につき電源を切らないようにユーザに警告する案内メッセージ243などが表示されている。
変換処理の進捗状況は、ドキュメント変換開始フラグとドキュメント変換状態情報の状態によって表わされている。すなわち、図9に示すように、ドキュメント変換開始フラグがオンでドキュメント変換状態情報が「変換中」の場合は変換処理本体の実行途中であることがわかる。また、ドキュメント変換開始フラグがオンでドキュメント変換状態情報が「削除中」の場合は、変換処理本体は完了したが後処理が終了していない状態にあることがわかる。さらにドキュメント変換開始フラグがオフならば、変換処理をまだ開始していないか後処理も完了している状態のいずれかにあることがわかる。
ドキュメント変換開始フラグやドキュメント変換状態情報は不揮発性メモリに記憶してあるので、変換処理の途中で画像形成装置10の電源がオフされた場合には、電源オン後にドキュメント変換開始フラグとドキュメント変換状態情報とを調べることで、変換処理の途中で電源がオフしたか否かなどを認識することができる。
そこで、図3に示す処理においてドキュメント変換開始フラグとドキュメント変換状態情報とを調べて、必要な回復処理を実行するようになっている。すなわち、図3の処理でドキュメント変換開始フラグを調べた結果、このフラグがオンの場合は(ステップS121;ON)、ドキュメント変換状態情報が「変換中」か否かを調べる。「変換中」の場合は(ステップS124;Y)、変換処理本体の実行途中で電源が切断されていたことがわかるので、途中まで作成した新データ222を削除し(ステップS125)、変換処理が正常に終了しなかった旨をユーザに通知して(ステップS126)本処理を終了する(エンド)。その後、適当な時期に管理者用設定画面200から変換指示が入力されると、図8に示す変換処理が最初から実行される。
ドキュメント変換状態情報が「削除中」の場合は(ステップS124;N)、変換処理本体は完了したが後処理が終了していない状態で電源が切断されたことがわかるので、後処理(旧データ221の削除処理)を実行する。実際には図8のステップS166からS168までを実行し、該当するフラグをオフにする。
次に、旧形式のデータを変換しないままでジョブの投入を行なった場合の動作を図11に基づいて説明する。
ユーザは、コピーや画像ファイルの転送などジョブの種類を選択し、さらにそのジョブに係わる各種のパラメータ(読み取りの解像度や濃度、画像ファイルの送信先など)を必要に応じて設定した後、図示省略のスタート釦を操作することでジョブを投入する。
ジョブが投入されると(ステップS301)、判断手段25はそのジョブが旧形式のデータを使用するものであるか否かを判定する(ステップS302)。たとえば、投入されたジョブが画像記憶手段50に保存されているドキュメントファイルをアクセスするジョブであり、かつドキュメント変換要求フラグがセットされている(旧形式のデータが存在する)ときは、そのジョブを旧形式のデータを使用するジョブであると判定する。
画像記憶手段50に保存されているドキュメントファイルをアクセスするジョブには、たとえば、書庫に保存したドキュメント51を外部の装置に送信したりプリントアウトしたりするジョブがある。旧形式のデータを使用しないジョブには、コピージョブや原稿を読み取ってその画像データをドキュメントとして書庫に保存するジョブなどがある。
ジョブの投入を禁止するか否かは、ジョブの種類で判断するほか、そのジョブで使用するドキュメントを単位に判断してもよい。たとえば、初期化処理で旧形式のデータの存在を認識したとき、旧形式のデータに係わる管理情報52を作成しておき、ユーザが今回のジョブで指定したドキュメントが旧形式のものか否かをこの管理情報52を参照して判定するように構成すればよい。
今回投入されたジョブが旧形式のデータを使用しないジョブであると判断したときは(ステップS303;N)、そのジョブを通常通りに実行する(ステップS304)。一方、投入されたジョブが旧形式のデータを使用するものであるときは(ステップS303;Y)、ジョブの投入を禁止し(ステップS305)、ジョブを投入できない旨のメッセージをユーザに向けて表示する(ステップS306)。
図12は、ジョブの投入が禁止された旨のメッセージが表示されたジョブ設定画面320の一例を示している。この画面320には、「指定したジョブはデータ変換が必要なファイルを使用しています。データの変換処理を実行してください。」というメッセージが表示されている。このように、ジョブの投入が禁止された理由をその都度ユーザに通知するので、電源オン時に表示された旧形式のデータが存在する旨のメッセージを見ていないユーザに対しても、不安を与えることがない。また、変換処理を行なえば利用可能になることがわかるので、ユーザは適切な対応をとることが可能になる。
図13は、旧形式のデータを使用するジョブであってもそのジョブの実行を可能にする場合の動作を示している。ユーザからジョブの投入操作があると(ステップS401)、そのジョブが旧形式のデータを使用するジョブか否かを判断する(ステップS402)。旧形式のデータを使用しないジョブの場合は(ステップS402;N)、そのジョブを通常通りに実行する(ステップS403)。
旧形式のデータを使用するジョブの場合は(ステップS402;Y)、このジョブが旧形式のデータを使用するものであることをユーザに通知するとともに、今回使用する旧形式のデータだけを現在のプログラムに合った形式に変換してジョブを強制実行するか否かをユーザに問い合わせる(ステップS404)。
今回使用する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する旨の指示をユーザから受けたときは(ステップS405;Y)、今回のジョブで使用する旧形式のデータだけを現在のプログラムに合った形式に変換し(ステップS406)、この変換後のデータを使用してジョブを実行する(ステップS407)。ジョブの実行が完了すると、このジョブで使用した変換後のデータを削除する(ステップS408)。
今回使用する旧形式のデータを変換しない旨の指示をユーザから受けたときは(ステップS405;N)、今回のジョブの実行を拒否して処理を終了する(エンド)。
なお、このジョブで使用した変換後のデータをそのジョブの実行後に削除しないように構成してもよい。この場合は、同じデータを使用するジョブを再度投入した際には、あらためて変換することなくジョブが実行され、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、実施の形態では、旧形式のデータが画像記憶手段50に存在するか否かを電源オン時の初期化処理で調べるようにしたが、ユーザの操作に基づいて行なうなど、他のタイミングで調べるように構成してもよい。
また実施の形態では、旧形式のデータが存在する場合に、その旨をユーザに通知し、その後ユーザから管理者用設定画面を通じて変換指示を受けたときに変換処理を実行するようにしたが、旧形式のデータの存在を検知したとき自動的に変換処理を実行してもよい。
さらに、実施の形態では、旧形式のデータを新形式のデータに変換するための変換処理用プログラムを更新後のプログラムの一部に含めて提供するようにしたが、変換処理用プログラムを別途インストールするように構成してもよい。
このほか実施の形態ではデジタル複合機を例に説明したが、出荷後に現場でプログラムを更新でき、しかも不揮発の記憶装置に旧形式のデータが保存されることのある各種の機器(情報処理装置)に本発明は適用することができる。
本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置が主電源オン後に行なうシステム初期化処理を示す流れ図である。 副電源がオンしたとき、またはドキュメントマネージャの初期化処理が完了した際に実行される処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の表示操作部に表示される管理者用設定画面の一例を示す説明図である。 旧形式のデータが画像記憶手段の存在しない場合に表示される管理者用設定画面の一例を示す説明図である。 旧形式のデータが画像記憶手段の存在しない場合に表示される管理者用設定画面の他の一例を示す説明図である。 管理者用設定画面の表示に係わる処理を示す流れ図である。 旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換処理を示す流れ図である。 変換処理におけるデータの変遷を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の表示操作部に表示される変換中画面の一例を示す説明図である。 ジョブが投入時の処理を示す流れ図である。 ジョブの投入が禁止された旨のメッセージが表示されたジョブ設定画面の一例を示す説明図である。 旧形式のデータを使用するジョブであってもそのジョブの実行を可能にする場合の動作を示す流れ図である。
符号の説明
10…画像形成装置
11…バス
12…RAM
13…読取部
14…プリンタ部
15…画像処理部
16…通信制御部
17…プログラム書き換えI/F部
20…CPU
21…プログラム書き換え手段
22…調査手段
23…通知制御手段
24…変換手段
25…判断手段
26…ジョブ制限手段
27…データ形式判定手段
30…フラッシュメモリ
31…動作プログラム
32…変換処理用プログラム
40…表示操作部
41…変換指示受付手段
42…ジョブ投入受付手段
50…画像記憶手段
51…ドキュメント
52…管理情報
200…管理者用設定画面
201…各種の機能の選択釦
201a…「旧データ変換」釦
202…「OK」釦
203…「戻る」釦
221…旧データ
222…新データ
240…変換中画面
241…レベルバー
242…進捗表示部
243…案内メッセージ
320…ジョブ設定画面

Claims (16)

  1. プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
    プログラムが処理対象にするデータを記憶するための記憶手段と、
    現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが前記記憶手段に存在するか否かを調べる調査手段と、
    前記調査手段の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、前記記憶手段に存在する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換手段と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
    プログラムが処理対象にするデータを記憶するための記憶手段と、
    現在のプログラムが対応していない旧形式のデータが前記記憶手段に存在するか否かを調べる調査手段と、
    前記調査手段の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、その旨をユーザに通知する通知手段と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. データの変換指示をユーザから受け付ける変換指示受付手段と、
    前記変換指示受付手段が変換指示を受け付けたことに基づいて、旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換手段と
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記変換指示受付手段は、前記調査手段の調査結果が旧形式のデータなしを示すとき、前記変換指示の受付け釦を非表示にする
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記調査手段の調査結果が旧形式のデータありを示すとき、前記記憶手段に存在する旧形式のデータを使用するジョブの実行は制限するが他のジョブの実行は許可する状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置。
  6. ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段と、
    ユーザがジョブを投入したとき、このジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブの投入を禁止するジョブ制限手段と
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置。
  7. ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段と、
    ユーザの投入したジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブで使用する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する即時変換手段と
    をさらに有し、
    前記即時変換手段で変換して得たデータを使用して前記ジョブを実行する
    ことを特徴とする請求項2、3または4に記載の情報処理装置。
  8. 前記旧形式のデータを残しておき、前記即時変換手段で変換して得たデータを、このデータを使用したジョブの実行終了後に削除する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する変換処理の実行中に電源が切断されたときは、電源の回復後に前記変換処理を最初からやり直し、
    前記変換処理の完了後に行なう所定の後処理の実行中に電源が切断されたときは、電源の回復後に前記後処理からやり直す
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の情報処理装置。
  10. プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
    ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段と、
    ユーザがジョブを投入したとき、このジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブの投入を禁止するジョブ制限手段と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. プログラムの更新が行なわれる情報処理装置において、
    ユーザからジョブの投入を受け付けるジョブ投入受付手段と、
    ユーザの投入したジョブが現在のプログラムが対応していない旧形式のデータを使用するものであるか否かを判断する判断手段と
    前記判断手段の判断結果が旧形式のデータ使用ありを示すとき、前記ジョブで使用する旧形式のデータを現在のプログラムに合った形式に変換する即時変換手段と
    を有し、
    前記即時変換手段で変換して得たデータを使用して前記ジョブを実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 前記旧形式のデータを残しておき、前記即時変換手段で変換して得たデータを、このデータを使用したジョブの実行終了後に削除する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. プログラムが処理対象にするデータが画像データである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記調査手段は、プログラムの書き換えが行なわれた際に動作する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の情報処理装置。
  15. 前記調査手段は、当該情報処理装置の立ち上げ初期化時に動作する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13に記載の情報処理装置。
  16. 前記変換手段およびまたは前記即時変換手段としての機能を果たすためのプログラムを更新後のプログラムの一部に含めた
    ことを特徴とする請求項1、3または11に記載の情報処理装置。
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