JP2005309360A - 画像表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示装置の光による生体リズムの調整機能を持たせるとともに、画像の見え方をより自然に見せることができるようにする。
【解決手段】 表示部104に表示するための映像信号が、アンテナ線から映像信号出力部102へと送られ、映像信号が映像信号変換部103へと出力される。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが設定されている。パターン記憶部106は、時刻時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、青の色合いを制御することによりメラトニンの抑制を調整するため、映像信号をどのように変換するかを示す信号を映像信号変換部103に出力する。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの出力に従い、映像信号を変換し、変換後の信号が表示部104に送られ、映像が表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示を制御する画像表示制御装置に関するものであり、特に時間に応じて表示画像の色合いを適切に制御することで生体リズムの調整を可能とする画像表示制御装置に関するものである。
近年、表示装置としてはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイや、投射型ディスプレイなど様々なものが実用化されている。従来、これらの表示装置では、使用者がその表示装置を使用する周囲の光環境に合わせて、輝度や色合いなどを自分で設定を行っていた。しかし、様々な場所で表示装置が使われるようになり、状況によっては設定が非常に手間となるようになってきた。例えば車載用機器に使用されている表示装置においては、周囲の明るさが状況によって大幅に変化するため、これを使用者が見やすいよう自分で設定を行おうとすると、その都度輝度や色合いを変更する必要があった。
これらの課題を克服する手段として、様々な手法が提案されている。例えば、特許文献1に記載の「電子表示装置」においては、バックライトの明るさと表示手段の色合いを、周囲の明るさに対応して変化させるために、時間に応じて変化させることで、自動的に見やすい表示にする表示装置が提案されている。つまり、時間を見ることで、周囲の明るさを予測し、表示を変化させている。
また、特許文献2に記載の「画像表示制御装置」では、周囲の照明光を受光する受光部を備え、その出力に応じて画像を補正することで、照明環境に応じて臨場感の高い自然な画像を表示できるようにしている。しかし、これらの表示装置においては光環境(周囲光)を考慮した画像の見易さや質のみに着目しており、表示装置の光が人体に与える影響は考慮されていなかった。
生体は体内に計時機構を持ち、生体機能に関する周期現象を制御していることが知られているが、その周期現象の一つとしてサーカディアンリズムと呼ばれる24から25時間周期のリズムがある(非特許文献1参照)。サーカディアンリズムを示す代表的なものとしては睡眠と覚醒、体温変化などがあるが、このリズムを24時間に同調させる主要因子として光環境が挙げられる。睡眠と覚醒のリズムには、メラトニンの分泌量が深く関係しており、覚醒時にはメラトニン分泌量は抑えられている。このメラトニンの分泌量に光が影響しており、発光波長440nmから600nmの光に対してのメラトニン抑制度について調査したところ、特に波長464nm近傍の光がメラトニンの抑制効果が最も高いという実験結果が得られている(非特許文献2参照)。近年では、表示装置を見続ける時間が多くなっており、表示装置からの光の影響も考慮する必要がある。
このメラトニンの分泌を利用した提案として、特許文献3に記載の「人工照明計画方法」のような、生体リズムに応じた人工照明計画方法がある。
特開平7−38909号公報 特開2003−37852号公報 特開2000−294384号公報 「モデリングを通じた生体系特徴の時間生物学的理解」、計測と制御 第41巻 第10号、2002年10月 "Action Spectrum for Melatonin Regulation in Humans:Evide−nce for a Novel Circadian Photoreceptor", The Journal of Neuroscience, August 15, 2001
しかし、従来では、表示装置の光が生体リズムに与える影響については考えられていなかったため、表示装置に生体リズムの調整機能を持たせたものはなかった。また、生体リズムに応じて画像の色合いを変えると、画像が見づらくなってしまうという問題点もある。
本発明の目的は、表示装置の光により生体リズムの調整機能を持たせるとともに、画像の見え方をより自然に見せることができる画像表示制御装置を提供することにある。
本発明は、表示部に表示される画像を制御する画像表示制御装置おいて、
時間情報に基づいて、覚醒の効果を得たい時には青の強度を相対的に強くし、沈静の効果を得たいときには青の強度を相対的に弱くする色合い制御部を備えることで生体リズムを調整することを特徴とする。
ここで、青の強度を相対的に強くあるいは弱くするとは、単に青の強度を変えるだけではなく、青以外の色の強度を変えることで、他の色に対して相対的に青が強く、あるいは弱くしても良いことを示す。また、時間情報とは、そのときの時間や、表示装置を使用しはじめてからの経過時間などの、時間に関わる情報を示す。
また、時間に応じて色合いを変えるパターンを記憶するパターン記憶部を備え、
前記色合い制御部は、前記パターン記憶部のパターンに従って色合いを変えることを特徴とする。
また、前記パターン記憶部に記憶するパターンを任意に設定するパターン設定部を備えたことを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、時間が、夜間であった場合には、表示画像における青の強度を相対的に弱め、日中であった場合には青の強度を相対的に強めることを特徴とする。
また、本発明は、表示部に表示される画像を制御する画像表示制御装置おいて、
コンテンツ情報に基づいて、覚醒の効果を得たい時には青の強度を相対的に強くし、沈静の効果を得たいときには青の強度を相対的に弱くする色合い制御部を備えることで生体リズムを調整することを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の強度を相対的に強める場合には前記表示部の輝度を上げ、青の強度を相対的に弱める場合には前記表示部の輝度を下げることを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、表示画像の青の強度を相対的に弱める際に、各フレームごとの画像において、色が白に近い表示部ほど青の強度を相対的に弱めることを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、表示画像の青の強度を相対的に強める際に、各フレームごとの画像において、色が白に近い表示部ほど青の強度を相対的に強めることを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、映像信号の出力レベルを変えることを特徴とする。
また、前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、色差1.2以下の範囲で段階的に色合いを変えることを特徴とする。
前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の信号値が基準値よりも大きい部分のみ色合いを変えることを特徴とする。
前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の信号値が他の色の信号値よりも大きい部分のみ色合いを変えることを特徴とする。
前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、一つの画素を表す全ての信号値の合計に対して、青の信号値のしめる割合が大きい部分ほど、青の変化量が大きくなるように色合いを変えることを特徴とする。
前記表示部を含む表示装置において、表示部の青の画素が占める面積が、他色に比べて大きいことを特徴とする。
また、前記表示部を含む表示装置に備えられた複数の光源に対し、前記色合い制御部が表示画像の色合いを変える際に、前記光源の発光強度を変えることで色合いを変えることを特徴とする。
また、前記光源は、少なくとも主波長が445nmから480nmであることを特徴とする。
また、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする。
なお、この画像表示制御装置は、画像を表示する画像表示装置内にすべて組み込まれていてもよいし、画像表示装置の外部に設けられていてもよいし、画像表示装置の内部と外部に各部が分かれて設けられていてもよい。
本発明によれば、時間出力部からの時間情報を基に、色合い変換部によって表示画像の色合いを、覚醒の効果を得たい時には青の強度が相対的に強くすることで、画像を表示する表示部を備えた表示装置の使用者の生体リズムの調整が可能となる。
また、時間出力部から得られた時間情報に応じて、表示部に表示する画像の青の強度を相対的に変えるパターン記憶しておくことで、ユーザーに適したパターンを記憶でき、生活リズムに応じたパターンで生体リズムの調整が可能となる。さらに、パターンを任意に設定できるようにすれば、ユーザーが所望の生活リズムに応じたパターンで生体リズムの調整が可能となる。
また、時間出力部から得られた時間が、夜間であった場合には表示部に表示する画像における青の強度を弱めることにより、睡眠前にメラトニンが抑制されることで覚醒の効果が出て、睡眠に悪影響を及ぼすことを防ぐことが可能となり、日中であった場合には、表示する映像の青の強度を強めることにより、メラトニンを抑制し、覚醒の効果が得られるようになることで生体リズムの調整が可能となる。
また、表示画像の色合いを変える際に、青の強度を相対的に強くする場合には表示部の輝度を上げ、相対的に青の強度を弱める場合には輝度を下げることで、色合いとともに発光量を変化させ、より効果的な生体リズムの調整が可能となる。
また、表示画像の青の強度を相対的に弱める際に、画像の色が白に近づくほど青みを弱めることにより、表示画像のうち生体リズムへの影響が大きい白色部を中心として青みを弱める一方、黒に近い部分の青みを弱めないことで、生体リズムに覚醒の効果を与えることを防ぎながらも、全体の青みが弱くなり見づらい画像となるのを最小限に防ぐことが可能となる。
また、表示画像の色合いを変える際に、画像の色が白に近づくほど青みを強めることで、メラトニンの抑制効果を使用者に与えるとともに、全体が青みがかり見づらくなるのを最小限に防ぐことを可能とする。
また、映像信号の出力レベルを変えることで色合いを変えることにより、様々な機器で生体リズムの調整が可能となり、例えば情報処理装置において、映像信号を変えるソフトウェアをインストールすることにより、簡単に色合いを変化させることができ、表示部によって生体リズムの調整が可能となる。
また、色差1.2以下の範囲で段階的に色合いを変えることで、使用者の色順応に合わせて色合いを変えることで、使用者が見づらくならないよう色合いを変えることが可能となる。
また、表示部に表示する画像の色合いを変える際に、色合いを前記発光部の光源の発光強度を変えることで、表示部の階調を制限することなく生体リズムの調整が可能となる。
また、複数種の光源を持つ発光部を備え、前記発光部に少なくとも主波長が445nmから480nmである光源を備えることにより、光源の光を最もメラトニンの抑制に効果のある波長に合わせることにより、より効果的に生体リズムの調整をすることが可能となる。
また、主波長が445nmから480nmである光源が、発光ダイオードであることにより、発光ダイオードは急峻なスペクトルであるため、波長の選択がしやすい。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(実施形態1)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1を参照して本発明にかかる画像表示制御装置を用いた表示装置を示す実施形態1を説明する。この表示装置101は、テレビ受像機であり、情報を表示する表示部104と、表示部104に表示する映像信号を出力する映像信号出力部102と、表示装置101に表示する映像の色合いを変える映像信号変換部103と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106とから構成される。本発明に係る画像表示制御装置107は、色合い制御部である映像信号変換部103と、パターン記憶部106とから構成される。
はじめに、表示部104に表示するための映像信号が、アンテナ線から映像信号出力部102へと送られ、映像信号が映像信号変換部103へと出力される。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが設定されている。パターン記憶部106は、時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、映像信号をどのように変換するかを示す信号を映像信号変換部103に出力する。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの出力に従い、映像信号を変換し、変換後の信号が表示部104に送られ、映像が表示される。
例えば、6時から18時を日中とし、18時以降6時までを夜間とする。6時から18時までの日中はメラトニンを抑制し覚醒の効果を得る覚醒期、夜間はメラトニンの抑制効果をできる限り減らし、睡眠への影響を防ぐ沈静期とする。図2は、本発明の実施形態1における画像表示処理のフローチャートである。
まず、映像信号が映像信号出力部102より出力される。この時パターン記憶部106は、時間出力部105から時間情報を得る(ステップS1)。図3に示されるように、主波長が464nm付近を最大として、その付近の波長の光がメラトニンの抑制効果を持つ。主波長とは、図4に示すように、光源色に対してはXYZ表色系におけるx、y座標が(x、y)=(1/3、1/3)の白色点と、光源から発せられる光の色度点Fを結んだ直線が、スペクトル軌跡と交わる点Dの単色光刺激の波長を表している。図4において、横軸はx、縦軸はy、太線で表された曲線はスペクトル軌跡を表し、軌跡上の点はそれぞれ単色光刺激の波長を示す。図3に示されるメラトニンの抑制効果のある付近の波長である青の色合いを制御することにより、メラトニンの抑制を調整することが可能となり、生体リズムの調整を表示装置101で行うことができる。そこで、パターン記憶部106は、時間出力部105の時間情報により現在の時間が日中であるか否かを判定する(ステップS2)。現在の時間が日中であった場合には、映像信号の青みを強くしメラトニンの抑制効果が得られるパターンを映像信号変換部103に出力する(ステップS3)。日中でなく夜間であった場合には、青みを弱くし、睡眠への影響を防ぐパターンを映像信号変換部103に出力する(ステップS4)。映像信号変換部103は、このパターン出力に応じて映像信号のRGB値の変換を行う。映像信号のRGB値は各成分ごと8bitで表され、明るさに応じて0から255の全256の数値で与えられる。例えば日中であれば、青の信号値を増やし、夜間は減らす。
この際の変換の例を図5に示す。入力される画像の映像信号値がR、G、Bともに150だったとした場合を考える。青の強さを2割変えるとすると、日中であれば図5(a)に示すように、青の信号値を2割増加させ180に、夜間であれば図5(b)のように2割減少させ120とする。このような変換を行うことにより、映像信号の青みを変え、表示部104に出力する。これにより、使用者が色合いの調整を特に意識することなくテレビを通常通り使用することで、生体リズムの調整が可能となる。テレビなどの表示装置は、照明と違い直接光を見ることとなるので、影響が大きい。また、日常的に多くの時間をテレビやディスプレイの前で過ごすことからも、テレビのような表示装置において生体リズムを調整することは効果的である。
また、図6に示すように青の強さを変えるのではなく、日中であれば図6(a)のように、青以外の緑、赤の強さを2割減少させ、夜間であれば図6(b)のように2割増加させてもよい。
また、図5や図6に示すように映像信号を変化させた場合の色度図上での変化を図7に示す。元信号におけるRGB値が全て150であった時に相関色温度がD65であったとする。色温度とは、光の色を表すのに用いられるもので、色度図上で黒体放射軌跡上にあるときを色温度、軌跡上から外れる場合を相関色温度という。図7にあらわされるように相関色温度6500Kは色度図上で多くの点がある。特に国際照明委員会(CIE)で定められるD65と呼ばれる相関色温度が約6500Kの紫外部を含む平均的な昼光色が、テレビやモニタ等で基準として使用されていることが多い。色温度は高いほど青っぽく、色温度が低いほど赤っぽい色となる。色度図上では図7に示すように、図5と図6における(a)のように青みが強くした場合にはAの方向へ、(b)のように青みを弱くした場合にはBの方向へ色がずれることになる。図7の横軸はxy色度座標のx、縦軸はyを表しており、図中の実線で示される三角形は国際規格であるsRGBの色再現範囲を示している。
なお、図5と図6における青の信号値の変化の割合は、2割に限らずより割合を増やしても、減らしても良い。また、割合で変化させるのではなく、例えば10や20といった一定値だけ信号値を変えてもよい。覚醒の効果を得る際には、図5(a)に示すように、輝度の絶対値を上げ青みを強くしても良く、図6(a)のように、輝度の絶対値は下がるものの相対的に青が強くなるようにしても良い。沈静の場合も同様である。また、元の映像信号値は150に限らず、8bitであれば各色0から255までの様々な信号値があり、それ以上または以下のbit数で階調が表現される場合には、それに応じた信号値となる。ここでは、元の映像信号値をすべて150、すなわちRGBの信号値を同比率とした時の相関色温度を6500Kとしたが、映像信号は150に限らず様々な値をとり、同比率でない値であってもよく、色温度についてもより高い色温度でも低い色温度でもよい。例えば、CIEで定められるC光源やD50など様々な場合がある。また、テレビとしては、CRTや液晶テレビ、プラズマディスプレイやELディスプレイなどのディスプレイでも良い。青の変化のさせ方についても、ここでは日中は強く、夜間は弱くとしているが、日中は青みを強くする一方、夜間は信号値の制御を行わず通常の状態にする、あるいはその逆に日中は通常、夜間は弱めるといった制御でもよい。すなわち、青の強弱も相対的であればよい。また、時間は日本に限らず、海外の時間を基準としてもよい。また、図1においては、表示装置内にすべての構成要素が含まれているものとしたが、例えば時間出力部105が外部にあるなど、すべてが一体に構成されていなくてもよい。
(実施形態2)
図8を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた表示装置と制御装置を示す実施形態2の説明を行う。表示装置111は液晶モニターであり、表示部104を備え、制御装置201はパーソナルコンピューターであり、表示装置111に表示する映像信号を出力する映像信号出力部102と、表示する映像の色合いを変える色合い制御部である映像信号変換部103と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106と、そのパターンを設定するためのパターン設定部202とから構成される。本願発明に係る画像表示制御装置117は、色合い制御部である映像信号変換部103と、パターン記憶部106と、パターン設定部202とから構成される。
まず、あらかじめ使用者はパターン設定部202を使用して、自分の生活リズムに合わせたパターンを設定し、パターン記憶部106に記憶しておく。表示装置111に表示する映像の出力信号が、映像信号出力部102から出力される。この時、パターン記憶部106は、時間出力部105より時間情報を得て、現在時間に応じて記憶しているパターンに従い映像信号をどのように変えるかを示す信号を、映像信号変換部103に出力する。映像信号変換部103はその信号に応じて、映像信号の変換を行い画像の色合いを変える。この色合いを変えた映像信号は、表示装置111に送られ、映像が表示される。
メラトニンを抑制し、覚醒の効果を得たい時間帯を覚醒期、睡眠前などのメラトニンの抑制効果を押さえたい時間帯を沈静期とする。例えば表示装置の使用者が毎日午前7時に起床し、午前0時に就寝すると仮定すると、起床後から日中の間である午前7時から午後9時ごろまでを覚醒期、睡眠前である午後9時以降を沈静期として、ユーザーがパソコン内部にあるパターン設定部202を通して設定を行う。パソコンを利用して設定することにより、容易に設定が可能である。
図9は、本発明の実施形態2における画像表示処理のフローチャートである。
まず、パターン記憶部106は、時間出力部105から時間情報を得る(ステップS11)。そして、ユーザーは自ら設定した複数のパターンテーブルから所望のパターンテーブルをあらかじめ選択しておき、パターン記憶部106はその選択されたパターンテーブルを参照する(ステップS12)。このパターンテーブルの設定に従いながら、パターン記憶部106は現在時間が覚醒期に設定されているか否かを判定する(ステップS13)。現在時間が午前8時であった場合には覚醒期となるので、パターン記憶部106は表示映像の青みを強くするための信号を出力する(ステップS14)。現在時間が午後10時であった場合には、沈静期となるので表示映像の青みを弱くするための信号を出力する(ステップS15)。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの信号を受け、映像信号のRGB値の変換を行う。
図10は、信号の変換の例である。図10(a)は、覚醒期のときの信号変換の例であり、青みを強くするためBの信号値を増加させる。その際、より効果を高めるためにR,Gの信号値を減少させ、より青みが強くなるようにしている。図10(b)は沈静期のときの信号変換の例であり、青みを弱くするためBの信号値を減少させると同時に、より効果を高めるためR,Gの信号値を増加させている。
また、ここに挙げた例以外にも、使用者の生活環境に応じて様々なパターン例がある。図11は、これらのパターンの例である。使用者が深夜勤務であった場合には、パターン2のように設定することで、日中を沈静期とし生体リズムを調整することも可能となる。これらのパターンに限らず様々なパターンを各自が設定して選択することが可能であり、またあらかじめ記憶されているパターンを選択することも可能である。また図11では、2時間おきの設定となっているが、より細かく設定することも可能である。その際、現状が覚醒の効果を得るように青を強めた色合いに変えているのか、それとも睡眠の妨げにならないよう青を弱めた色合いにしているのかが、使用者にわかりやすいよう表示画面に表示したり、表示装置あるいは映像信号を出力する接続機器にLED(発光ダイオード)等を用いたランプを供え、点灯状態によって通知したりといった方法がある。
ここでは、表示装置111を液晶モニターとしているが、液晶以外にもCRTやELディスプレイなど様々なものがある。また、パソコンとモニターの場合以外にも、例えばBSチューナーや、DVDレコーダやVTRなどの記録装置を制御装置として、表示装置111であるテレビに接続して使用してもよい。
(実施形態3)
図12を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態3の説明を行う。この画像表示システムは、表示装置121と、表示装置121に表示する映像信号を出力する映像信号出力部102と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106とによって構成される。表示装置121は、映像を表示する表示部104と、表示部104の色合いを変える表示部用色合い制御部301とを備える。本願発明に係る画像表示制御装置は、パターン記憶部106と、表示部用色合い制御部301とから構成される。
はじめに、表示部104に表示するための映像信号が、映像信号出力部102から出力される。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが記憶されている。パターン記憶部106は、時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、映像の色合いをどのように変えるかを示す信号を表示装置121の色合い制御部301に出力する。色合い制御部301は、パターン記憶部106からの出力に従い、表示装置121の色合いを変換し、信号が表示部104に送られ、映像が表示される。
例えば、午前7時から午後9時ごろまでを覚醒期、午後9時以降を沈静期とする。現在時間が午前8時であった場合には覚醒期となるので、パターン記憶部106は表示装置121の青みを強くするよう色合い制御部301に信号を出力する。現在時間が午後10時であった場合には、沈静期となるので表示装置121の青みを弱くするよう信号を出力する。パターン記憶部106からの信号を受け、色合い制御部301は表示部104自体の色合いを変える。これにより、覚醒期には表示映像は青みがかった映像となり、メラトニンが抑制され覚醒の効果を得る。また、沈静期にはメラトニンの抑制効果が抑えられ、睡眠への悪影響を防ぐことができ、生体リズムの調整が可能となる。
色合い制御部301が表示装置121の色合いを変える方法としては、次のような方法がある。一つは、表示装置が液晶表示装置であった場合に、液晶の電圧対透過率の特性を利用するものである。図13は、液晶の電圧−透過率曲線を示しており、横軸は電圧、縦軸は透過率を表している。また、図のグラフについては、電圧をかけない状態で暗状態となるノーマリブラックでの特性を示している。図13に示すAの範囲を階調として利用すると、映像信号値が0の時は透過率が0.10となり、映像信号値が255の時は透過率は0.50となる。一方、図のBの範囲を利用すると、映像信号値が0の時は透過率0.00となり、信号値255の時には透過率は0.40となる。よって、青色の信号値に対して、覚醒期にはAの範囲を階調として振り分け、沈静期にはBの範囲を利用する事で、覚醒期には青が強く、沈静期には青が弱くすることが可能となる。
また、他の方法として、色合い制御部301が映像信号に応じた出力テーブルを持つ方法がある。例えば覚醒期であった場合、映像信号値が150の信号が表示装置に送られてきた場合、色合い制御部301は青の出力を強くする出力テーブルを参照し、信号値を10%強くし、通常時には映像信号値165に対応する強度で出力する。沈静期には10%弱くする出力テーブルを用いる事で、生体リズムの調整が可能となる。
このように、表示装置側の色合い制御部によって色合いを変える事で、映像信号値を出力する出力機器側に映像信号を変える機能が無くても、表示装置側のみで色合いの制御を行うことが可能となる。
また、このような制御を行う際に、覚醒期で青の色合いを強くする場合には、表示装置121の輝度を上昇させ、逆に沈静期では覚醒期に比べ輝度を抑えることにより、光の影響を与えたい際には多くの光を発光し、抑えたいときには発光量を減らすこととなり、生体リズムへの影響は発光量が多いほど効果が強いことから、一層効果的に生体リズムの調整が可能となる。
(実施形態4)
図14を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態4の説明を行う。この画像表示システムは、表示装置121と、表示装置121に表示する映像信号を出力する映像信号出力部102と、表示装置121に表示する映像の色合いを変える映像信号変換部103と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106によって構成される。表示装置121は、映像を表示する表示部104と、表示部104の色合いを変える表示部用色合い制御部301とを備える。本発明に係る画像表示制御装置317は、パターン記憶部106と、映像信号変換部103及び表示部用色合い制御部からなる色合い制御部318とから構成される。
はじめに、表示装置121に表示するための映像信号が、映像信号出力部102から出力される。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが設定されている。パターン記憶部106は、時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、映像信号をどのように変換するかを示す信号を映像信号変換部103に、および表示装置121の色合いをどう変化させるかを表示装置121の色合い制御部301に出力する。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの出力に従い、映像信号の色合いを変換し、変換後の信号が表示装置121に送られる。同時に色合い制御部301は表示装置121の色合いを変更し、パターンに応じた映像を表示することとなる。
図15は、本発明の実施形態4における画像表示処理のフローチャートである。パターン記憶部106は、時間出力部105から時間情報を得る(ステップS21)。そして、ユーザーは自ら設定した複数のパターンテーブルから所望のパターンテーブルを選択し、パターン記憶部106はその選択されたパターンテーブルを参照する(ステップS22)。このパターンテーブルの設定に従いながら、パターン記憶部106は現在時間が覚醒期に設定されているか否かを判定する(ステップS23)。例えば、午前7時から午後9時ごろまでを覚醒期、午後9時以降を沈静期とする。時間出力部105から得た現在時間が午前8時であった場合には覚醒期となるので、パターン記憶部106は、色合い制御部301に表示装置の青みを強くするよう信号を出力する(ステップS24)。同時に、映像信号変換部103に信号を送り、黒レベルにおける青以外の色の強度を強める(ステップS25)。
このような処理により、生体リズムを調整するよう青を強くした際に、色のバランスが崩れ青色が強い画像となり見難くなってしまう。しかし、黒は発光波長成分がない、あるいは少ないので、生体リズムに影響を与えにくいことを考慮し、各フレームごとの画像の中で、黒に近い色に関係する表示部の、黒レベルにおいてのみ青以外の色の強度を強めることで、黒に近い部分は青みがからないようにする。こうして、色のメリハリが付き、見難くなるのを最小限に防ぐことができる。また黒レベルのみの強度を上げることで、青以外の色による生体リズムへの影響も最小限に防ぐことができる。
表示装置121に表示する画像の色合いを変える際には、いきなり色を変えると、使用者にとって見づらくなってしまう。そこで、ASTM(American Society for Testing Materials)の定める分類に従い、並べて判定した場合に色差を判別できるレベルである色差の許容さの限界である値よりもややゆるい実用色差1.2以内で、ある時間をかけて段階的に変化させることにより、使用者が見づらくなるのを防ぐ。例えば、5分かけて、段階的に変化させるといった具合である。色差の変化量についてはより理想的には、実用的な許容差の限界である0.6以内である。
また、現在時間が午後10時であった場合には、沈静期となるので色合い制御部301に表示装置の青みを弱くするよう信号を出力する(ステップS26)。同時に、パターン記憶部106は映像信号変換部103に信号を送り、黒レベルにおいてのみ青の強度を強める(ステップS27)。
生体リズムを調整するために、青の強度を弱める必要があるが、映像の色のバランスが崩れ見づらくなってしまう。そこで、生体に与える影響が少ない、映像の黒い部分を中心に青の強度をある程度上げることにより、色のメリハリをつけ見やすくなるよう、黒レベルのみ青の強度を強める。これにより、全体としては青が下がり睡眠への悪影響を防ぐとともに、黒レベルのみ青の強度を強めることで、映像が見難くなるのを最小源に抑えながら、できる限り見やすい色合いとすることが可能となる。
なお、本実施例では表示映像の青の強度を変化させる際、色合い制御部301で行うとしているが、これは映像信号を変えることで行っても良く、また、黒レベルの調整は映像信号で行っているが、これを表示装置側で行っても良い。また、青の強度を変える替わりに青以外の色の強度を変え、相対的に青の強度を変えるようにしても良い。例えば、覚醒期であれば、映像信号の赤と緑の強度を白レベルにおいて下げる一方、黒レベルにおいては変えないか、逆に上げてもよい。図16は、この時の赤における白レベルと黒レベルの関係を示している。図の横軸は、赤(R)の入力信号値を表し、縦軸は出力信号値を表している。ここでは、映像信号の最小値と最大値の場合に、階調の最大値である255の20パーセント変化させるものとする。例えば、ある映像における赤の映像信号値が0であった場合には、図16のAのように黒レベルの強度を上げるため51に変換して出力し、一方255であった場合には図16Bのように強度を下げ、信号値を204として出力している。その間の値については、最大値と最小値での変化量に応じた図に示す直線に従い変換を行うこととする。これにより、白レベルの強度を下げる一方、黒レベルの強度は上げている。ここでは、変化の仕方を直線としているが、直線に限らず反比例や2次曲線、あるいは直線であっても場所によって不連続であるなど様々な変化の仕方がある。
黒レベル、白レベルにおける制御を行う場合の、各色の強度変化における組み合わせを図17に示す。(a)は覚醒期の場合を示し、青みを強くする場合であり、(b)は沈静期で青みを弱くする場合である。青みを強くする場合、(a)に示されるように映像信号値が最大値の中間値より低い黒レベル域において4つ、高い白レベル域において3つのモードの組み合わせとなる。例えば、3色それぞれの映像信号値について、最大値の中間よりも高い白レベルのおいては、A5のモードで青については信号値を10%増加させ、赤と緑については変化させない事とし、低い黒レベルにおいてはA1のモードでどの色も変化させないというパターンがある。そのときの状況に応じて信号値が低い域と高い域で最適なモードを組み合わせることで、より最適な制御を行うことが可能となる。例えば、表示する映像がもともと画面全体で赤っぽくなる映像の時には、白レベル域においてはより青みを強くする為A6のモードを、黒レベル域においてはA1を選択して特に変化させないことで、色のメリハリをつけながら効果的に生体リズム調整を行うことが可能となる。(b)は青みを弱くする場合であり、こちらもB1からB4の4つのモードと、B5からB7のモードの組み合わせ、全12通りがある。
なお、図17における信号値の変化量については10%に限らず、5%や20%など多い場合も少ない場合もある。
(実施形態5)
図18を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態5の説明を行う。この画像表示システムは、表示装置131と、表示装置131に表示する映像信号を出力する映像信号出力部102と、表示装置131に表示する映像の色合いを変える映像信号変換部103と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106とによって構成される。表示装置131は、映像を表示する液晶パネル401と、液晶パネル401を背面から照射する導光板402と、前記導光板に光を入射する光源部400、光源部400を制御する光源制御部406で構成される。また、表示装置131の光源部400は、赤LED403、緑LED404、主波長が464nmのLED405からなる。本発明に係る画像表示制御装置407は、パターン記憶部106と、映像信号変換部103と、映像信号変換部103及び光源制御部406からなる色合い制御部408とから構成される。
はじめに、表示装置131に表示するための映像信号が、映像信号出力部102から出力される。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが設定されている。パターン記憶部106は、時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、映像信号をどのように変換するかを示す信号を映像信号変換部103に、および表示装置の色合いをどう変化させるかを表示装置131の光源制御部406に出力する。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの出力に従い、映像信号の色合いを変換し、変換後の信号が液晶パネル401に送られる。光源制御部406は光源部の各LEDの発光強度を変更し、表示装置の色合いを変えることでパターンに応じた映像を表示することとなる。
例えば、ディスプレイを使用を開始してから、1時間を覚醒期、それ以降を沈静企図する。時間出力部105から得た、使用開始からの経過時間に応じて、覚醒期であった場合には、パターン記憶部106は、光源制御部406に光源部の青みを強くするよう信号を出力する。この信号を受け、光源制御部は光源部の464nmに主波長を持つLED405の発光強度を強くし、光源部の青みが強くなる。主波長464nmのLED405は、メラトニンの抑制効果が最も強く現れる主波長に近いため、これを青色光源として使用することで、より効果的に生体リズムの調整を行うことが可能となる。
また、青の強度を映像信号で制御する場合には、階調が制限されてしまうという問題点があるが、光源の強度を変化することで階調が減少するのを防ぐことが可能となる。光源部400の色合いを変化させると同時に、映像信号変換部103に信号を送り、黒レベルにおける青以外の色の強度を強める。生体リズムを調整するよう青を強くした際に、色のバランスが崩れ青色が強い画像となり見難くなってしまう。しかし、生体リズムに影響を与えにくい黒に近い色に関係する黒レベルにおいてのみ青以外の色の強度を強めることで、色のメリハリがつき、見難くなるのを最小限に防ぐことができる。また、黒レベルのみの強度を上げることで、青以外の色による生体リズムへの影響も最小限に防ぐことができる。
なお、本実施例では表示映像の青の強度を変化させる際、覚醒期だけを考えているが、時間が沈静期であり、青みを弱くする場合も同様に光源制御部406によりLED405の強度を変え、発光部の青みを変えることとなる。また、ここでは光源をLEDとしているが、冷陰極管やELを用いても良い。また、ここでは経過時間が1時間以内を覚醒期としたが、これは1時間に限らず2時間や3時間、あるいはそれ以上でもよく、使用者が自由に選択できる。使用開始からの経過時間に限らず、使用開始1時間後から2時間後までを覚醒期としてもよい。また、ここではディスプレイの使用開始からの経過時間としたが、これまでの実施例のように表示装置と制御装置が分かれている場合には、制御装置の使用開始からの経過時間でも良い。また、時間出力部は、ある時点を基準とした24時間周期の独自の時間情報を備え、その時間情報を用いた制御パターンを備えていても良い。
また、図18において、表示部における各部材の大きさは簡単のため大小関係を誇大して書いており、実際の大きさとは異なる。また、LED405の主波長は445nmから480nmのものであればよい。
(実施形態6)
図19を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態6の説明を行う。図18(a)には表示部507の1画素の構成を示す。表示部507は、自発光型ディスプレイの有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、ガラス基板501、陽極502、赤色に発光する有機層503、緑色に発光する有機層504、主波長が464nmである光を発する有機層505、陰極506を一つの画素としている。図19(b)に示すように、この画像表示装置は、図18(a)を一つの画素とする表示部507、映像信号出力部102、映像信号変換部103、時間出力部105、パターン記憶部106、光源制御部406を備える構成である。本発明に係る画像表示制御装置517は、パターン記憶部106と、映像信号変換部103と、映像信号変換部103及び光源制御部406からなる色合い制御部518とから構成される。
例えば、午前7時から午後9時ごろまでを覚醒期、午後9時以降を沈静期とする。時間出力部105から得た現在時間に応じて、パターン記憶部106は、図20に示すように連続的に青の強度を変える。有機層がPWM(Pulse Width Modulation)制御されており、Duty比によって発光強度が制御されていたとする。図20において横軸は時間であり、縦軸は有機層505の発光強度であるDutyの最大値を表す。パターン記憶部106は、現在時間が覚醒期であれば、図19に示される発光強度に応じて、光源制御部406に光源部の青みを変えるよう信号を出力する。この信号を受け、光源制御部は光源部の464nmに主波長を持つ有機層505のDuty比最大値を増加させ発光強度を強くし、光源部の青みが強くなる。主波長464nmの有機層505は、メラトニンの抑制効果が最も強く現れる主波長に近いため、これを青色光源として使用することで、より効果的に生体リズムの調整を行うことが可能となる。沈静期は同様に、有機層505の発光強度を時間に応じて弱めることとなる。このように、連続的に変化させることにより、色の変化を使用者にあまり意識させず、より効果的に生体リズムを整えることが可能となる。この連続に変化させるパターンは、季節ごとの太陽の動きに応じて日差しが強い時期には青みを強めるたり、使用者の生活パターンに従って変えるなど様々な場合がある。
図19において、各部材の大きさは簡単のため大小関係を誇大して書いており、実際の大きさとは異なる。また、ここでは3色の発光層を持つ有機ELディスプレイとしたが、白色とカラーフィルターを組み合わせたものでもよく、多原色のものであってもよい。また、無機ELディスプレイやフィールドエミッションディスプレイ、LEDディスプレイなどの自発光型ディスプレイであってもよい。
また、図20において発光強度の変え方はPWM制御としたが、自発光型ディスプレイにおいて電流や電圧で制御する方法もある。また、変化のさせ方は、ここでは直線で示しているが、2次曲線や、その場所、その時間の自然界における太陽の発光強度にあわせた制御を行うなど様々なパターンがある。Dutyの範囲についてもここに示す20%から90%の範囲に限らず、下限上限ともにこれより大きい値でも小さい値でも良い。
(実施形態7)
図21を参照して本発明にかかる画像表示制御装置を用いた表示装置を示す実施形態7を説明する。この表示装置601は、テレビ受像機であり、情報を表示する表示部104と、映像信号を出力する映像信号出力部102と、映像信号の大きさを各色ごとに比較する映像信号比較部602と、表示装置601に表示する映像の色合いを変える映像信号変換部103と、時間情報を出力する時間出力部105と、時間情報に応じて、どのように映像信号を変えるかを記憶するパターン記憶部106とから構成される。本発明に係る画像表示制御装置607は、映像信号比較部602と、色合い制御部である映像信号変換部103と、パターン記憶部106とから構成される。
はじめに、表示部104に表示するための映像信号が、アンテナ線から映像信号出力部102へと送られ、映像信号が映像信号比較部602へと出力される。映像信号比較部602は、それぞれの映像信号において、RGBそれぞれの信号値の比較を行い、画面上におけるどの点の信号値を変換するかを決定し、元の映像信号と共にその情報を映像信号変換部103に出力する。その際、時間出力部105から時間情報がパターン記憶部106へと送られる。パターン記憶部106には、あらかじめいくつかのパターンが設定されている。パターン記憶部106は、時間情報を基に現在選択されているパターンを参照し、映像信号をどのように変換するかを示す信号を映像信号変換部103に出力する。映像信号変換部103は、パターン記憶部106からの出力にと、映像信号比較部からの出力に従い、映像信号を変換し、変換後の信号が表示部104に送られ、映像が表示される。
例えば、6時から10時をメラトニンを抑制し覚醒の効果を得る覚醒期、10時から20時までを通常の色合いで表示を行う通常期、20時から6時までをメラトニンの抑制効果を出来る限り減らし、睡眠への影響を防ぐ沈静期とする。図22は本発明の実施形態7における、映像信号変換部103における画像表示処理のフローチャートである。
まず、映像信号が映像信号出力部102より出力され、映像信号比較部602に送られる。映像信号比較部602は、各映像信号において、赤(R)、緑(G)、青(B)の映像信号値を比較する。そして、青の信号値が最も大きい場合には色変換を行う部分として指定し、そうでない時は変換を行わないとする。そして、この変換するかどうかを示す情報と、映像信号出力部より送られてきた映像信号を映像信号変換部103に出力する。この時、パターン記憶部106は、時間出力部105から時間情報を得る(ステップS31)。パターン記憶部106は、時間情報に従い、現在の時間が覚醒期であるかどうかを判断する(ステップ32)。覚醒期であった場合には、映像信号比較部602より送られてきた情報により指定された、Bの信号値がRGに比べ大きい部分に関して青みを強くする為Bの信号値を増加させる(ステップ33)。また、覚醒期ではないときには、沈静期であるかどうかを判定する(ステップ34)。沈静期であった場合にはBの信号値が多色に比べ大きい部分に関してBの信号値を減少させ、青みを弱くする(ステップ35)。
このように、画面上において、元の映像信号においてRGに比べBの信号値が大きい部分だけで青みを変化させることにより、出来る限り自然な色味を保ったまま、生体リズムを調整することが可能となる。例えば覚醒期において、RGBの信号値がR:150、G:0、B:0という信号値であったとき、この部分は純粋な赤色である。この時、Bの信号値を増加させると、青色が混ざることにより、色が変化し鮮明さが失われくすんだ色となってしまう。そこで、このような部分についてはBを増加させずそのままの信号を出力する。一方、例えばR:100、G:100、B:150といったようにBの信号値が最も大きい場所においてはBを増加させる。このように、Bの信号値が最も大きい場所のみ青みを増加させると、この部分はもともと青みを帯びている為、青を増加させても色の変化が少なく不自然さが少ない。また、Bの信号値が大きい場所ほど、生体リズムに強い影響を与えることになる為、この部分のみを制御することによっても、生体リズムを調整することが可能である。よって、生体リズムを調整しながら比較的自然な色合いとすることが可能となる。
同様に沈静期においては、Bの信号値が大きい部分のみにおいて、Bの信号値を減少させることとなる。この場合も、Bの信号値が大きい青みが強い部分のみを減少させたほうが色の変化が少ない。通常期は信号値の変換は特に行わない。
また、信号値を変換する際、信号値に応じて変化の割合を変えることにより、より自然な見え方を保つことが可能となる。RGBの信号値をそれぞれ比較しBの信号値が大きい部分を選択する際、Bの信号値と、RとGの信号値のうち大きい方の信号値との差を算出し、この差が大きいところほど、Bの信号値の変化量を増加させる。図23に示すように、Bの信号値とRとGのうち大きい方の信号値との差が大きいほど、Bの信号値を変化させる。横軸がBの信号値と、RとGのうち大きい方の信号値との差、縦軸がBの変化量を示している。具体例を図24を用いて説明する。左側がもとの映像信号、右側が変化後の信号値である。覚醒期であれば、図24(a)に示す信号値であった場合には、Bの信号値と150と、RあるいはGの信号値30との差は120となるので、Bの信号値を最大値である30増加させ180とする。図24(b)に示す信号値であった場合には、Bの信号値150とGの信号値130の差は20なので、Bの信号値は5だけ増加し155とする。
同様に、沈静期の場合には、図24(c)に示すようにBの信号値を30減少させる。(d)に示す信号値であったならば、Bの信号値を5減少させる。
これにより、B以外の信号値の割合が大きいところで青を変化していくと色合いの変化が大きいが、Bの信号値の割合が大きいところであれば、色の変化は少なく、彩度の変化が見られるだけなので、もともとの映像に近い状態で表示しながら、生体リズムの調整が可能となる。
なお、本実施例ではBの信号値が最も高い場合に信号値の変換を行うとしたが、より青を変化させる部分を多くするために別途基準を設けても良い。例えば、RGのうち最も大きい信号値から20引いた値よりもBの信号値が多い場合といった形である。これにより、青の強弱を変化させる部分が増加し、生体リズムの調整効果が最も高い部分だけを変化させた場合に比べ高まる。また、RとGの信号値の合計に対してBの割合で変換を行うかどうかを判断する方法もある。また、信号値の変化量を変える際、ここでは最大で30を変えているが、この最大値は30に限らず50など様々な値をとりうる。また図23に示した変化量の変え方についても、ここに示した直線的なものに限らず最小と最大を決めて2次曲線的に信号値に応じて変化させるなど様々な方法がある他、ここでは差が0から120の間の時にBを変化させるものとしたが、例えば20から100の間の時に変化させるなど、範囲は様々な範囲がある。また、ここではテレビとしたが、カラーディスプレイを持つ携帯電話やPDAなどでも良い。
(実施形態8)
図25を参照して、本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態8の説明を行う。図25(a)には表示部707の1画素の構成を示す。表示部707は、自発光型ディスプレイの有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、ガラス基板501、陽極502、赤色に発光する有機層503、緑色に発光する有機層504、主波長が464nmである光を発する有機層505、同じく464nmである光を発する有機層701、陰極506を一つの画素としている。図25(b)に示すように、この画像表示装置は、図25(a)を一つの画素とする表示部707、映像信号出力部102、映像信号変換部103、時間出力部105、パターン記憶部106、光源制御部406を備える構成である。本発明に係る画像表示制御装置517は、パターン記憶部106と、映像信号変換部103と、映像信号変換部103及び光源制御部406からなる色合い制御部518とから構成される。
例えば、表示する映像が朝日などの風景映像で、覚醒の効果を持たせたいというコンテンツ情報を含む映像だったとする。その場合には、主波長464nmの光を発する有機層505と共に、有機層701も使用する。同じ主波長を持つ画素を2つ持つことにより、階調数が倍となる為、映像信号値に応じてより効果的に生体リズムの調整を行うことが出来る。例えば、有機層505だけを使用している場合に、Bの信号値が240である信号があったとする。この時、覚醒の効果を持たせる時には、Bの信号値を一律30増加させて表示する事になっていたとしても、信号値が255までであるので255以上に上げることは出来ない。しかし、この時有機層701も発光させ、信号値を270とした時に想定される青の強度となるよう、701の強度を調整することにより、464nmを一つの画素の時より増加させることが可能となり、より生体リズムへの影響を高めることが可能となる。また、有機層701をこのように補助的に使う以外にも、図26に示すように覚醒期のみ信号値に応じて有機層505と701を同強度で発光する事で有機層505のみの場合よりも倍の強度に青を強くすることが可能となる。図26において、横軸はBの信号値、縦軸は有機層505のみを最大で発光させた場合の青の強度を100とした時の、青色の発光強度を示している。No.1は有機層505のみを使用した場合であり、No.2は有機層505と701を同時に発光させたときを示している。これによると、信号値に対しNo.1のときよりも倍の階調を持つことが可能となることがわかる。先の実施例でしめしたような映像信号の変換と同時に行う事で、生体リズムの調整効果を上げることが可能となる。また、有機層505と701の強度がNo.3のようになるように制御すると、青だけが突出して強くなり見がたい映像になるのを抑えつつ、有機層505だけの時よりも生体リズム調整効果をあげることが出来る。また、常に二つを使用することなく、信号値が小さい時には有機層505のみを使用し、例えば200を超えた場合などBの信号値が大きい場所のみ二つを併用するといった使用方法がある。
図25において、各部材の大きさは簡単のため大小関係を誇大して書いており、実際の大きさとは異なる。また、ここでは464nmの有機層を二つ持つとしたが、464の有機層1つで面積を他色に比べて大きくする事で階調を増やしてもよい。また、ここでは自発光型で説明を行っているが、液晶においても、青の画素を大きくする、あるいは二つにして面積を増やし、青の光の透過量を増加させても良い。ここでは、青以外に赤と緑の画素を持つ3原色としているが、より色数の多い多原色の場合に青の制御を行っても良い。
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明にかかる画像表示制御装置を用いた表示装置を示す実施形態1のブロック図である。 本発明の実施形態1における画像表示処理のフローチャートである。 本発明の実施形態1における波長とメラトニンの抑制の関係を示す図である。 光源の主波長とスペクトル軌跡に関する図である。 本発明の実施形態1における青の信号変換例を示す図である。 本発明の実施形態1における緑と赤の信号変換例を示す図である。 本発明における青の色合いを変えたときの、白色部分の色度座標上での変化を示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた表示装置と制御装置を示す実施形態2のブロック図である。 本発明の実施形態2における画像表示処理のフローチャートである。 本発明の実施形態2における青、緑、赤の信号変換例を示す図である。 本発明の実施形態2における覚醒期と沈静期のパターン例を示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態3のブロック図である。 液晶における電圧−透過率特性を示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態4のブロック図である。 本発明の実施形態4における画像表示処理のフローチャートである。 赤における白レベルと黒レベルの関係を示している図である。 各色ごとの黒レベル、白レベルにおける強弱の組み合わせを示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態5のブロック図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態6のブロック図である。 表示装置における青の強度の連続変化を示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態7のブロック図である。 本発明の実施形態7における画像表示処理のフローチャートである。 青と他色の信号値との差と、青の信号値の変化量を示す図である。 本発明の実施形態7における青の信号変換例を示す図である。 本発明にかかる画像表示制御装置を用いた画像表示システムを示す実施形態8のブロック図である。 本発明の実施形態8における青の信号値と発光強度を示す図である。
符号の説明
101,111,121,131,601 表示装置
102 映像信号出力部
103 映像信号変換部
104 表示部
105 時間出力部
106 パターン記憶部
201 制御装置
202 パターン設定部
301 色合い制御部
401 液晶パネル
402 導光板
403 赤LED
404 緑LED
405 主波長が464nmであるLED
406 光源制御部
501 ガラス基板
502 陽極
503 赤色に発光する有機層
504 緑色に発光する有機層
505 主波長が464nmである光を発する有機層
506 陰極
507 表示部
602 映像信号比較部
701 主波長が464nmである光を発する有機層
707 表示部

Claims (17)

  1. 表示部に表示される画像を制御する画像表示制御装置おいて、
    時間情報に基づいて、覚醒の効果を得たい時には青の強度を相対的に強くし、沈静の効果を得たいときには青の強度を相対的に弱くする色合い制御部を備えることで生体リズムを調整することを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 時間に応じて色合いを変えるパターンを記憶するパターン記憶部を備え、
    前記色合い制御部は、前記パターン記憶部のパターンに従って色合いを変えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
  3. 前記パターン記憶部に記憶するパターンを任意に設定するパターン設定部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像表示制御装置。
  4. 前記色合い制御部は、時間が、夜間であった場合には、表示画像における青の強度を相対的に弱め、日中であった場合には青の強度を相対的に強めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  5. 表示部に表示される画像を制御する画像表示制御装置おいて、
    コンテンツ情報に基づいて、覚醒の効果を得たい時には青の強度を相対的に強くし、沈静の効果を得たいときには青の強度を相対的に弱くする色合い制御部を備えることで生体リズムを調整することを特徴とする画像表示制御装置。
  6. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の強度を相対的に強める場合には前記表示部の輝度を上げ、青の強度を相対的に弱める場合には前記表示部の輝度を下げることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  7. 前記色合い制御部は、表示画像の青の強度を相対的に弱める際に、各フレームごとの画像において、色が白に近い表示部ほど青の強度を相対的に弱めることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  8. 前記色合い制御部は、表示画像の青の強度を相対的に強める際に、各フレームごとの画像において、色が白に近い表示部ほど青の強度を相対的に強めることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  9. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、映像信号の出力レベルを変えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  10. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、色差1.2以下の範囲で段階的に色合いを変えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  11. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の信号値が基準値よりも大きい部分のみ色合いを変えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  12. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、青の信号値が他の色の信号値よりも大きい部分のみ色合いを変えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  13. 前記色合い制御部は、表示画像の色合いを変える際に、一つの画素を表す全ての信号値の合計に対して、青の信号値のしめる割合が大きい部分ほど、青の変化量が大きくなるように色合いを変えることを特徴とする請求項1乃至12に記載の画像表示制御装置。
  14. 前記表示部を含む表示装置において、表示部の青の画素が占める面積が、他色に比べて大きいことを特徴とする請求項1乃至13に記載の画像表示制御装置。
  15. 前記表示部を含む表示装置に備えられた複数の光源に対し、前記色合い制御部が表示画像の色合いを変える際に、前記光源の発光強度を変えることで色合いを変えることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像表示制御装置。
  16. 前記光源は、少なくとも主波長が445nmから480nmであることを特徴とする請求項15に記載の画像表示制御装置。
  17. 前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項16に記載の画像表示制御装置。
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