JP2005308978A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005308978A
JP2005308978A JP2004124230A JP2004124230A JP2005308978A JP 2005308978 A JP2005308978 A JP 2005308978A JP 2004124230 A JP2004124230 A JP 2004124230A JP 2004124230 A JP2004124230 A JP 2004124230A JP 2005308978 A JP2005308978 A JP 2005308978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
insulating layer
semiconductor element
wiring pattern
conductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004124230A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Ono
泰三 大野
Yoshinori Okada
義憲 岡田
Kunio Umehara
邦夫 梅原
Giichi Kanazawa
義一 金澤
Tomokatsu Kishi
智勝 岸
Haruo Koizumi
治男 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plasma Display Ltd
Original Assignee
Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd filed Critical Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Priority to JP2004124230A priority Critical patent/JP2005308978A/ja
Priority to TW094103995A priority patent/TWI278795B/zh
Priority to US11/052,909 priority patent/US20050230818A1/en
Priority to EP05250771A priority patent/EP1589576A3/en
Priority to KR1020050016748A priority patent/KR20060043270A/ko
Priority to CN 200510051348 priority patent/CN1691088A/zh
Publication of JP2005308978A publication Critical patent/JP2005308978A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】 駆動回路モジュール及び表示装置に関し、半導体素子が発生する熱を放熱することができ且つ半導体素子がフローティング状態で駆動されることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】 駆動回路モジュールは、放熱板38と、フレキシブル回路基板36と、配線パターン46を有する絶縁層と、導体層40を有する絶縁層42を介して該放熱板に搭載された半導体素子44とを備え、該配線パターンを有する絶縁層及び該導体層を有する絶縁層はフレキシブルな非導電性の材料で作られ、該フレキシブル回路基板及び該配線パターンを有する絶縁層は直接的又は間接的に該放熱板に固定され、該半導体素子44は該フレキシブル回路基板36及び該配線パターン46に電気的に接続される構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は例えばプラズマ表示装置などの表示装置及び駆動回路モジュールに関する。
プラズマ表示装置はそれぞれに複数の電極を設けた一対のガラス基板からなる。あるプラズマ表示装置では、3種類の電極が設けられる。例えば、3種類の電極は、複数の互いに平行なアドレス電極と、アドレス電極と直交する方向に互いに平行に、交互に配置された複数のX電極及び複数のY電極とである(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。
アドレス電極はアドレス駆動回路モジュールを介してアドレスパルス発生回路に接続され、X電極は維持駆動回路モジュールを介してX電極維持パルス発生回路に接続され、Y電極は走査駆動回路モジュールを介してY電極維持パルス発生回路に接続される。アドレス駆動回路モジュール及び走査駆動回路モジュールの各々は、リジッドな駆動回路基板と、このリジッドな駆動回路基板に接続されたフレキシブル回路基板と、フレキシブル回路基板に搭載された複数の半導体素子とからなる(例えば、特許文献1、2、3参照)。各半導体素子の入力端子はリジッドな回路基板の配線パターンに電気的に接続され、各半導体素子の出力端子はフレキシブル回路基板の配線パターンに電気的に接続される。
半導体素子は多量の熱を発生するので、半導体素子が発生する熱を半導体素子から逃がす必要が生じることがある。半導体素子が発生する熱を放熱するために、プラズマ表示パネルに隣接して放熱板を配置し、半導体素子をこの放熱板に取付け、半導体素子の入力端子を回路基板にボンディングワイヤで接続するとともに、半導体素子の出力端子をガラス基板の電極にボンディングワイヤで接続する提案がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、電極数の少ないガラス基板の場合には、半導体素子の出力端子とガラス基板の電極とを直接に接続することはできるかもしれないが、電極数の多いガラス基板の場合には、半導体素子の出力端子とガラス基板の電極とを直接に接続することはできない。このため、通常はフレキシブル回路基板を使用し、フレキシブル回路基板の端子をガラス基板の電極に接続する。
特に、走査駆動回路モジュールの半導体素子は、走査及び維持作動のために多量の熱を発生するので、半導体素子が発生する熱を放熱するのが望ましい。しかし、走査駆動回路モジュールの半導体素子はフローティング状態で駆動されているので、全ての半導体素子を共通の放熱板(金属板)に直接に取り付けることはできない。
特開2000−172191号公報 特開2000−250425号公報 特開2001−13883号公報 特開2003−115568号公報
本発明の目的は、半導体素子が発生する熱を放熱することができ且つ半導体素子がフローティング状態で駆動されることができるようにした駆動回路モジュール及び表示装置を提供することである。
本発明による駆動回路モジュールは、放熱板と、フレキシブル回路基板と、配線パターンを有する絶縁層と、導体層を有する絶縁層を介して該放熱板に搭載された半導体素子とを備え、配線パターンを有する絶縁層及び該導体層を有する絶縁層はフレキシブルな非導電性の樹脂で作られ、該フレキシブル回路基板及び該配線パターンを有する絶縁層は直接的又は間接的に該放熱板に固定され、該半導体素子は該配線パターン及び該フレキシブル回路基板に電気的に接続されることを特徴とするものである。
この構成によれば、半導体素子は絶縁層を介して放熱板に取付けられている。半導体素子は薄い絶縁層を介して放熱板に近接して配置され、半導体素子が発生した熱は比較的に小さな熱抵抗で放熱板に伝達され、放熱板から放熱される。さらに、半導体素子と放熱板とは絶縁層によって電気的に分離されており、半導体素子と放熱板との間の絶縁性が確保され、半導体素子をフローティングで駆動することができる。
従って、本発明によれば、半導体素子と放熱板との絶縁性を確保しつつ、半導体素子が発生する熱の放熱性を向上することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例によるプラズマ表示装置の一部を示す略斜視図である。図2は図1のプラズマ表示装置の電極の配置を示す図である。図3は回路基板を含む図1のプラズマ表示装置を示す略斜視図である。本発明はプラズマ表示装置を例として説明するが、本発明はプラズマ表示装置に限定されるものではなく、多数の駆動用電極を有するその他の表示装置、例えば、LCD、EL、FEDなどにも適用可能である。
プラズマ表示装置10は、対向する一対のガラス基板12、14と、一方のガラス基板12に固定されたシャーシ20と、シャーシ20に配置された駆動回路とからなる。ガラス基板12は複数の互いに平行なアドレス電極16を有し、ガラス基板14はアドレス電極16と直交する方向に互いに平行に延びる維持放電電極18を有する。図2において、維持放電電極18は、交互に配置されたX電極18xとY電極18yとを含む。隔壁22がアドレス電極16と平行に隣接する2つのアドレス電極16の間に形成される。
図3に示されるように、シャーシ20にはアドレス電極16、X電極18x、及びY電極18yのための駆動回路を有する回路基板が配置されている。アドレスパルス発生回路基板24はアドレス駆動回路モジュール26を介してアドレス電極16に接続される。X電極維持パルス発生回路基板28は維持駆動回路モジュール30を介してX電極18xに接続される。Y電極維持パルス発生回路基板32は走査駆動回路モジュール34を介してY電極18yに接続される。さらに、シャーシ20には電源回路基板35が配置される。各駆動回路モジュール26、30、34は、シャーシ20に配置されたパルス発生回路基板24、28、32とシャーシ20とは反対側に配置された電極16、18x、18yとを接続するために、フレキシブル回路基板を含む。また、各駆動回路モジュール26、34は、駆動用の半導体素子を含む。
プラズマ表示装置10の基本的な作動においては、ガラス基板14側が表示側となる。表示セルは隣接する2つの隔壁22並びに隣接するX電極18xとY電極18yとの間に形成される。1つの表示セルにおいては、アドレス電極16とY電極18yとの間に高い書き込み電圧パルスを印加して放電により種火(プライミング)を生成し、それから、X電極18xとY電極18yとの間に維持放電電圧パルスを印加して放電を持続させ、表示セルを発光させる。
図4は図3の走査駆動回路モジュール34を示す断面図である。走査駆動回路モジュール34は、Y電極18yに接続されるフレキシブル回路基板36と、配線パターン46を有する絶縁層と、放熱板38と、導体層40を有する絶縁層42と、絶縁層42を介して放熱板38に搭載された半導体素子(半導体チップ)44とを備える。なお、半導体素子44はICチップに限定されることなく、MOSFETなどにも適用可能である。半導体素子は銀ペーストやはんだ付けによって導体層40に固定される。放熱板38はアルミニウム等の熱伝導率の大きい金属板で作られる。半導体素子44の入力端子は配線パターン46に電気的に接続され、半導体素子44の出力端子はフレキシブル回路基板36に電気的に接続される。
半導体素子44の入力端子はボンディングワイヤ48によって配線パターン46に電気的に接続され、半導体素子44の出力端子はボンディングワイヤ50によってフレキシブル回路基板36の配線パターンに電気的に接続される。さらに、導体層40はボンディングワイヤ52によって配線パターン46のグランドに電気的に接続される。半導体素子44及びボンディングワイヤ48、50、52は封止樹脂54によって封止される。
図4においては、絶縁層42はフレキシブルな非導電性の樹脂で作られている。特には、配線パターン46を有する絶縁層及び導体層40を有する絶縁層42はフレキシブル回路基板と同様な構成を有する。図4の実施例では、配線パターン46を有する絶縁層と、導体層40を有する絶縁層42と、フレキシブル回路基板36とは、フレキシブルな共通の基板56で形成されている。さらに詳細には、共通の基板56は両面銅張りのフレキシブル基板(CCL)により作製され、ベースフィルム56Aと、ベースフィルム56Aの一方の側に形成された第1の導体層56Bと、第1の導体層56Bを覆う第1のカバーフィルム56Cと、ベースフィルム56Aの他方の側に形成された第2の導体層56Dと、第2の導体層56Dを覆う第2のカバーフィルム56Eとを含む。ベースフィルム56A、第1のカバーフィルム56C、及び第2のカバーフィルム56Eは、例えばポリイミド等のフレキシブルな非導電性の樹脂で作られている。ベースフィルム56Aの厚さは例えば25μm程度である。フレキシブル回路基板36の配線パターン及び配線パターン46は共通の基板56のそれぞれ一部として形成される。
共通の基板56の第2のカバーフィルム56Eは放熱板38に接着剤で固定される。導体層40は共通の基板56の第1の導体層56の一部で構成され、絶縁層42はベースフィルム56A及び又は第2のカバーフィルム56Eで構成される。第1のカバーフィルム56Cの一部には開口部が形成され、半導体素子44が導体層40(第1の導体層56)に接触できるようになっている。配線パターン46が形成される絶縁層はベースフィルム56A及び又は第2のカバーフィルム56Eで構成される。
さらに、コネクタ58が共通の基板56の端部に配置される。配線パターン46はコネクタ58によってY電極維持パルス発生回路基板32に接続される。コネクタ58は、Y電極維持パルス発生回路基板32に接続された相手方コネクタの端子に接続される端子58aと、駆動回路46に接続される端子58b(図6)を有する。
図5は図4の走査駆動回路モジュール34を示す平面図、図6は図5の走査駆動回路モジュール34を示す底面図である。図5及び図6においては、フレキシブル回路基板36と、放熱板38と、半導体素子44と、コネクタ58とが示されている。放熱板38の面積は共通の基板56の面積よりも小さく、導体層40を有する絶縁層42及び配線パターン46は、放熱板38と重なった共通の基板56の領域にある。
放熱板38は、走査駆動回路モジュール34をシャーシ20に固定するためのねじを通す穴60、及びコネクタ58を放熱板38に固定するためのねじを螺合するねじ穴61を有する。コネクタ58は放熱板38のねじ穴61に対応する穴62(図7)を有し、ねじ63が穴62を通ってねじ穴61に螺合される。放熱板38の端部は切り欠き部38Aを有する。図6においては、コネクタ58の端子58bが放熱板38の切り欠き部38Aにおいて露出されている。すなわち、コネクタ58の端子58bが位置する放熱板38の部分(切り欠き部)38aは切り欠かれている。
図7は図4から図6の走査駆動回路モジュール34の一部を示す略斜視図である。図8は図7の線VIII −VIII に沿った断面図、図9は図7の線IX−IXに沿った断面図である。切り欠き部38Aを有する放熱板38が示され、さらに、補強板64が示されている。補強板64は穴65を有する。ねじ63が穴62、65を通ってねじ穴61に螺合され、コネクタ58は補強板64及び共通の基板56を介して放熱板38に固定される。
図9に示されるように、コネクタ58の端子58bははんだ66により共通の基板56の端部に位置する配線パターン46の端子に接続される。共通の基板56の端部が放熱板38によって覆われていると、共通の基板56の下側からはんだ付けを行うことができない。共通の基板56の下側からはんだ付けを行うことができるように、放熱板38の端部に切り欠き部38Aが設けられている。
この場合、共通の基板56はフレキシブルなものであるので、放熱板38の切り欠き部38Aにおいて固定されていないと変位しがちである。そこで、補強板64を用いて共通の基板56を押さえることにより、共通の基板56が変位するのを防止し、よってはんだ付けを可能にしている。
図10は共通の基板56の上面側の第1の導体層56Bの回路パターンを示す図である。図11は共通の基板56の下面側の第2の導体層56Dの回路パターンを示す図である。図12は図10の半導体素子44を含む回路パターンの部分の拡大図である。図10は半導体素子44が搭載される前の回路パターンを示し、導体層40が示されている。導体層40は島状に形成されている。図12は半導体素子44が搭載された後の回路パターンを示し、半導体素子44が導体層40に載っている。
図10から図12において、共通の基板56のうち、フレキシブル回路基板36の回路パターンが36Aによって概略的に示され、入力側の配線パターン46の部分が46Aによって概略的に示されている。ベースフィルム56Aの上側及び下側にある2層の回路パターンはベースフィルム56Aに設けたスルーホールにより適切に互いに接続される。従って、フレキシブル回路基板36の回路パターン36Aの端部には、ガラス基板14のY電極18yに接続される一群の端子36Bが一列に形成される。
図10及び図12において、配線パターン46のうち、信号配線が46Sによって示され、グランド配線が46Gによって示され、電源配線が46Vによって示されている。信号配線46Sは短形状の半導体素子44の一辺の中央部分の近くに一群としてまとめて配置される。2つのグランド配線46Gは一群の信号配線46Sの両側に幅の広いパターンとして形成され、導体層40に連続している。2つの電源配線46Vは2つのグランド配線46Gの外側に広いパターンとして形成されている。さらに、1つの電源配線46Vは半導体素子44の反対側の一辺の近くに広いパターンとして形成されている。
図11においては、配線パターン46のうち、グランド配線46Gが図10の一群の信号配線46Sの下側の領域を占める位置に配置され、電源配線46Vがグランド配線46Gを取り囲むように配置されている。従って、配線パターン46は、第1の導体層56Bに信号配線46Sを有し(図10)、第2の導体層56Dにグランド配線46Gを有する(図11)。さらに、電源配線46Vが信号配線46Sを取り囲む。従って、走査駆動回路モジュール34が電位の異なった複数の半導体素子44を含む場合であっても、半導体素子44及びその周辺回路からなる各IC回路の中では、信号入力の放熱板38を介した相互緩衝(クロストーク)を軽減することができる。特に誤動作の発生原因となる入力信号へのクロストークを大幅に低減させることができる。
さらに、図12においては、半導体素子44の入力端子と配線パターン46とを接続するボンディングワイヤ48、及び半導体素子44の出力端子とフレキシブル回路基板36の配線パターンとを接続するボンディングワイヤ50、が示されている。図10及び図12においては、配線パターン46のグランド46Gは幅の広いパターンとして形成され、導体層40と連続的に形成されている。この場合、図4のボンディングワイヤ52は省略できる。さらに、電源線46Vも幅の広いパターンとして形成されている。
以上の構成によれば、半導体素子44は薄い絶縁層42を介して放熱板38に近接して配置され、半導体素子44の発生した熱は比較的に小さな熱抵抗で放熱板38に伝達され、大きな熱伝導率及び熱容量を有する放熱板38から放熱される。さらに、半導体素子44と放熱板38とは絶縁層42によって電気的に分離されており、半導体素子44と放熱板38との間の絶縁性は確保され、半導体素子44をフローティングで駆動することができる。絶縁層42の上の導体層40は個々の半導体素子44のグランドとして作用する。
図13は図4の走査駆動回路モジュール34の変化例を示す断面図である。図14は図13の走査駆動回路モジュール34の図12に相当する回路パターンを示す図である。走査駆動回路モジュール34は、Y電極18yに接続されたフレキシブル回路基板36と、放熱板38と、導体層40を有する絶縁層42と、配線パターン46を有する絶縁層と、絶縁層42を介して放熱板38に搭載され且つ導体層40に接触する半導体素子(半導体チップ)44とを備える。半導体素子44の入力端子は配線パターン46に電気的に接続され、半導体素子44の出力端子はフレキシブル回路基板36に電気的に接続される。
半導体素子44の入力端子はボンディングワイヤ48によって導体層68Bに電気的に接続され、半導体素子44の出力端子はボンディングワイヤ50によってフレキシブル回路基板36の回路に電気的に接続される。配線パターン46は導体層68Bを介して半導体素子44に接続される。さらに、導体層40はボンディングワイヤ52によって半導体素子44のグランドに電気的に接続される。半導体素子44及びボンディングワイヤ48、50、52は封止樹脂54によって封止される。
図13においては、絶縁層42はフレキシブルな非導電性の樹脂で作られている。特には、配線パターン46を有する絶縁層及び導体層40を有する絶縁層42は片面銅張りのフレキシブル基板(CCL)により作製される。このCCLは共通の基板67となる。導体層40はベタパターンのグランド層である。半導体素子44の下の導体層40は島状にベタパターンで構成し、広い導体層40を介して半導体素子44から放熱板38への放熱性を向上するとともに、半導体素子44のグランド電位をフローティング状態で固定でき、半導体素子44の動作を安定化できる。
さらに、リジッドな回路基板68が共通の基板67の上に設けられる。リジッドな回路基板68は例えばガラス−エポキシ樹脂のベース層68Aの上側及び下側に第1及び第2の導体層68B、68Cを有する。第1及び第2の導体層68B、68Dは回路パターンを形成されている。第1及び第2の導体層68B、68Cは回路パターンを形成されている。コネクタ58は共通の基板67の配線パターン46に接続され、配線パターン46ははんだ59によってリジッドな回路基板68の導体層68B、68Cに接続される。
フレキシブル回路基板36はリジッドな回路基板68の上に配置されている。フレキシブル回路基板36は両面銅張りのフレキシブル基板(CCL)により作製され、ベースフィルム36Hの上側及び下側に第1及び第2の導体層36I、36Jを有し、第1及び第2の導体層36I、36Jはそれぞれカバーフィルムによって覆われる。第1及び第2の導体層36I、36Jは回路パターンを形成されている。
フレキシブル回路基板36及びリジッドな回路基板68は、半導体素子44が絶縁層42の上の導体層40に固定されるように導体層40を露出させる開口部70、72を有する。フレキシブル回路基板36の開口部70、及びリジッドな回路基板68の開口部72は、図14に明瞭に示されている。導体層40は開口部72の内側で露出しており、半導体素子44は導体層40に載っている。
図14に示されるリジッドな回路基板68の導体層68Bは、信号配線68S、グランド配線68G、及び電源配線68Vを含む。信号配線68Sは半導体素子44の一辺の中央部分の近くに一群としてまとめて配置され、2つのグランド配線68Gは一群の信号配線68Sの両側に幅の広いパターンとして形成されている。2つの電源配線68Vは2つのグランド配線68Gの外側に広いパターンとして形成されている。さらに、1つのグランド配線68G及び2つの電源配線68Vは半導体素子44の反対側の一辺に広いパターンとして形成されている。
さらに、図14の一群の信号配線68Sの下側には、例えば図11に示されるようなグランド配線68G及び電源配線68Vが設けられる。従って、走査駆動回路モジュール34に電位の異なった複数の半導体素子44を含む場合であっても、各半導体素子44及びその周辺回路からなる各IC回路群の中で、放熱板38を介した相互緩衝(クロストーク)を軽減することができる。特に誤動作の発生原因となる入力信号へのクロストークを大幅に低減させることができる。
以上の構成によれば、半導体素子44は薄い絶縁層42を介して放熱板38に近接して配置され、半導体素子44の発生した熱は比較的に小さな熱抵抗で放熱板38に伝達され、大きな熱伝導率及び熱容量を有する放熱板38から放熱される。さらに、半導体素子44と放熱板38とは絶縁層42によって電気的に分離されており、半導体素子44と放熱板38との間の絶縁性は確保され、半導体素子44をフローティングで駆動することができる。絶縁層42の上の導体層40は個々の半導体素子44のグランドとして作用する。この場合、リジッドな回路基板68は半導体素子44からの放熱に熱抵抗を与えない。
以上の実施例においては、半導体素子44と配線パターン46(又は導体層68B)との接続並びに半導体素子44とフレキシブル回路基板36との接続はボンディングワイヤによって行われているが、これらの接続はボンディングワイヤに限定されるものではなく、例えば、これらの接続ははんだ付けやフリップチップ等のその他の接続手段によって実施されることもできる。また、導体層の端子や電極にはアルミニウムや銅の上に金メッキや錫メッキを行うことができる。
以上説明した実施例は下記の特徴を含む。
(付記1) 放熱板と、フレキシブル回路基板と、配線パターンを有する絶縁層と、導体層を有する絶縁層を介して該放熱板に搭載された半導体素子とを備え、該配線パターンを有する絶縁層及び該導体層を有する絶縁層はフレキシブルな非導電性の樹脂で作られ、該フレキシブル回路基板及び該配線パターンを有する絶縁層は直接的又は間接的に該放熱板に固定され、該半導体素子は該配線パターン及び該フレキシブル回路基板に電気的に接続されることを特徴とする駆動回路モジュール。(1)
(付記2) 該配線パターンを有する絶縁層と、該導体層を有する該絶縁層と、該フレキシブル回路基板とは、共通の基板で形成されていることを特徴とする付記1に記載の駆動回路モジュール。(2)
(付記3) 該配線パターンを有する絶縁層と、該導体層を有する絶縁層は、共通の基板で形成され、リジッドな回路基板が該共通の基板の上に配置され、該フレキシブル回路基板は該リジッドな駆動回路基板の上に配置されていることを特徴とする付記1に記載の駆動回路モジュール。(3)
(付記4) 該フレキシブル回路基板及び該リジッドな回路基板は、該半導体素子が該絶縁層の上の該導体層に固定されるように開口部を有することを特徴とする付記3に記載の駆動回路モジュール。(4)
(付記5) 該共通の基板は、ベース層と、該ベース層に形成された少なくとも1つの導体層と、該導体層を覆うカバー層とからなり、該ベース層又は該カバー層が該絶縁層となることを特徴とする付記2、3又は4に記載の駆動回路モジュール。
(付記6) 該共通の基板は、ベース層と、該ベース層の一方の側に形成された第1の導体層と、該第1の導体層を覆う第1のカバー層と、該ベース層の他方の側に形成された第2の導体層と、該第2の導体層を覆う第2のカバー層とを含むことを特徴とする付記5に記載の駆動回路モジュール。
(付記7) コネクタが該配線パターンに接続して該共通の基板に取付けられることを特徴とする付記2又は3に記載の駆動回路モジュール。
(付記8) 該コネクタが該共通の基板を介して該放熱板に固定され、該コネクタの端子が位置する該放熱板の部分は切り欠かれていることを特徴とする付記7に記載の駆動回路モジュール。(5)
(付記9) 該リジッドな回路基板は、ベース層と、該ベース層の一方の側に形成された第1の導体層と、該ベース層の他方の側に形成された第2の導体層とを含むことを特徴とする付記3又は4に記載の駆動回路モジュール。
(付記10) 該絶縁層の上の該導体層は該配線パターンのグランドに接続されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路モジュール。
(付記11) 該絶縁層の上の該導体層は該配線パターンのグランドに接続されているベタパターンからなることを特徴とする付記1に記載の駆動回路モジュール。
(付記12) 該配線パターンは、該第1の導体層に信号配線を有し、該第2の導体層にグランド配線を有することを特徴とする付記5又は9に記載の駆動回路モジュール。(6)
(付記13) 一対の基板と、該一対の基板に設けられた複数の駆動用電極と、付記1〜12のいずれかに記載の駆動回路モジュールとを備え、該フレキシブル回路基板は該駆動用電極に接続される表示装置。(7)
(付記14) 該表示装置は、複数の互いに平行なアドレス電極と、該アドレス電極と直交する方向に設けられに複数の互いに平行な維持放電電極とを備え、該維持放電電極が交互に配置されたX電極とY電極とを含むプラズマ表示装置からなり、該駆動モジュールは該Y電極を駆動するようにしたことを特徴とする付記13に記載の表示装置。
(付記15) 該半導体素子のグランド電位を該配線パターンのグランドに接続することを特徴とする付記2、3、10、11、又は12に記載の駆動回路モジュール。
(付記16) 半導体素子裏面を導電性接着材を用いて該配線パターンに同電位で接続することを特徴とする付記2、3、10、11、又は12に記載の駆動回路モジュール。
(付記17) 該コネクタと該放熱板との間に補強板を設けることを特徴とする付記8に記載の駆動回路モジュール。
以上説明したように、本発明によれば、半導体素子と放熱板との絶縁性を確保しつつ、半導体素子を放熱板と近接配置して放熱性を向上させた表示装置を得ることができる。
図1は本発明の実施例によるプラズマ表示装置の一部を示す略斜視図である。 図2は図1のプラズマ表示装置の電極の配置を示す図である。 図3は回路基板を含む図1のプラズマ表示装置を示す略斜視図である。 図4は図3の走査駆動回路モジュールを示す断面図である。 図5は図4の走査駆動回路モジュールを示す平面図である。 図6は図5の走査駆動回路モジュールを示す底面図である。 図7は図4から図6の走査駆動回路モジュールの一部を示す略斜視図である。 図8は図7の線VIII −VIII に沿った断面図である。 図9は図7の線IX−IXに沿った断面図である。 図10は共通の基板の上面側の第1の導体層の回路パターンを示す図である。 図11は共通の基板の下面側の第2の導体層の回路パターンを示す図である。 図12は図10の半導体素子を含む部分の拡大図である。 図13は図4の走査駆動回路モジュールの変化例を示す断面図である。 図14は図13の走査駆動回路モジュールの図12に相当する回路パターンを示す図である。
符号の説明
10…プラズマ表示装置
12、14…ガラス基板
16…アドレス電極
18…維持放電電極
20…シャーシ
22…隔壁
24…アドレスパルス発生回路基板
26…アドレス駆動回路モジュール
28…X電極維持パルス発生回路基板
30…維持駆動回路モジュール
32…Y電極維持パルス発生回路基板
34…走査駆動回路モジュール
36…フレキシブル回路基板
38…放熱板
40…導体層
42…絶縁層
44…半導体素子
46…配線パターン
48、50、52…ボンディングワイヤ
54…封止樹脂
56…共通の基板
58…コネクタ
64…補強板
67…共通のコネクタ
68…リジッドな回路基板
70、72…開口部

Claims (7)

  1. 放熱板と、フレキシブル回路基板と、配線パターンを有する絶縁層と、導体層を有する絶縁層を介して該放熱板に搭載された半導体素子とを備え、該配線パターンを有する絶縁層及び該導体層を有する絶縁層はフレキシブルな非導電性の樹脂で作られ、該フレキシブル回路基板及び該配線パターンを有する絶縁層は直接的又は間接的に該放熱板に固定され、該半導体素子は該配線パターン及び該フレキシブル回路基板に電気的に接続されることを特徴とする駆動回路モジュール。
  2. 該配線パターンを有する絶縁層と、該導体層を有する該絶縁層と、該フレキシブル回路基板とは、共通の基板で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路モジュール。
  3. 該配線パターンを有する絶縁層と、該導体層を有する該絶縁層とは、共通の基板で形成され、リジッドな回路基板が該共通の基板の上に配置され、該フレキシブル回路基板は該リジッドな駆動回路基板の上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路モジュール。
  4. 該フレキシブル回路基板及び該リジッドな回路基板は、該半導体素子が該絶縁層の上の該導体層に固定されるように開口部を有することを特徴とする請求項3に記載の駆動回路モジュール。
  5. コネクタが該共通の基板を介して該放熱板に固定され、該コネクタの端子が位置する該放熱板の部分は切り欠かれていることを特徴とする請求項2又は3に記載の駆動回路モジュール。
  6. 該配線パターンは、第1の導体層に信号配線を有し、第2の導体層にグランド配線を有することを特徴とする請求項1に記載の駆動回路モジュール。
  7. 一対の基板と、該一対の基板に設けられた複数の駆動用電極と、請求項1から6のいずれか1項に記載の駆動回路モジュールとを備え、該フレキシブル回路基板は該駆動用電極に接続されることを特徴とする表示装置。
JP2004124230A 2004-04-20 2004-04-20 表示装置 Withdrawn JP2005308978A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124230A JP2005308978A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 表示装置
TW094103995A TWI278795B (en) 2004-04-20 2005-02-05 Display device
US11/052,909 US20050230818A1 (en) 2004-04-20 2005-02-09 Display device
EP05250771A EP1589576A3 (en) 2004-04-20 2005-02-10 Heat dissipation in a drive circuit module for e.g. a plasma display device
KR1020050016748A KR20060043270A (ko) 2004-04-20 2005-02-28 디스플레이 장치
CN 200510051348 CN1691088A (zh) 2004-04-20 2005-03-04 显示设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124230A JP2005308978A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005308978A true JP2005308978A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35346503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004124230A Withdrawn JP2005308978A (ja) 2004-04-20 2004-04-20 表示装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2005308978A (ja)
CN (1) CN1691088A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011088969A1 (de) * 2011-12-19 2013-06-20 Robert Bosch Gmbh Getriebesteuermodul
WO2019169501A1 (en) * 2018-03-07 2019-09-12 Dana Canada Corporation Heat exchangers with integrated electrical heating elements and with multiple fluid flow passages
CN111901733B (zh) * 2020-07-28 2021-10-12 维沃移动通信有限公司 电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN1691088A (zh) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100859297B1 (ko) 테이프 캐리어 패키지 및 그것을 탑재한 표시 장치
US20030058230A1 (en) Flat-panel type display apparatus
CN209912426U (zh) 显示模组及显示装置
KR100900376B1 (ko) 조명 장치, 전기 광학 장치 및 전자 기기
JP2012204370A (ja) 光源回路ユニットおよび照明装置、並びに表示装置
JP2014013818A (ja) デバイスおよび電子装置
US8174839B2 (en) Mounting structure of semiconductor package and plasma display device having the same
KR101340512B1 (ko) 반도체 칩 패키지 및 이를 포함하는 인쇄 회로 기판어셈블리
KR20060043270A (ko) 디스플레이 장치
TWI499843B (zh) 光源模組
CN112563253A (zh) 膜上芯片封装和包括该膜上芯片封装的显示装置
JP2006278766A (ja) 発光素子の実装構造及び実装方法
JP2019149501A (ja) 配線基板及び電子装置
JP2006237320A (ja) フレキシブル実装基板
JP4455074B2 (ja) 電気光学装置
JP2003283144A (ja) 回路基板の放熱構造
JP2005308978A (ja) 表示装置
JP2005174955A (ja) 半導体モジュール
JP2005310957A (ja) 表示装置
JP2005039118A (ja) 半導体装置
JP2010040569A (ja) 電子部品モジュール
JP6657001B2 (ja) プリント配線板
JP2005159235A (ja) 半導体装置及びその製造方法、配線基板、電子モジュール並びに電子機器
JP2001044579A (ja) 混成集積回路装置
JP2005259988A (ja) 多層配線基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070413

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070416

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20070611

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761