JP2005308772A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 スピーカを有したプロジェクタを移動するとき携帯性がよく、しかも収納性に優れたプロジェクタを提供することにある。
【解決手段】 扉3は、外装ケース2aの両側面に2枚設けられている。さらに、2枚の扉3,3は、本体2に対して扇状に拡くように設けられている。2つのスピーカ4,4は、2枚の扉3,3の開動作により、本体2と扉3,3との間にそれぞれ畳まれていた状態から迫り出した状態に動作する。迫り出した状態になったことにより、スピーカ4は、視聴者方向Bに対して音声を出力することが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピーカを備えたプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)などから入力した画像を投写するだけでなく、ビデオ再生装置などから入力した画像とともに音声を出力することが可能になっている。音声を出力するために、プロジェクタには、スピーカが内蔵されている。内蔵されているスピーカは、一般的に小型のモノラルスピーカのため音質や音量の面で限界があり、これにより、高音質・大音量を望む声が高まってきている(例えば、特許文献1)。
よって、ユーザは出力される音声を高音質・大音量にするために、図14に記載のように、プロジェクタ101にスピーカシステム102を接続し、音質を向上させるとともに音量を大きくさせて聞いていた。
特開平2003−280098号公報
しかしながら、上記従来のプロジェクタ101は、プロジェクタ101と別に用意したスピーカシステム102とが配線103で繋がれているため、場所を移動するときなど携帯性が悪かった。更に、使い終わったあとの片付けは、プロジェクタ101とスピーカシステム102とを接続している配線103や電源コード104を外すなどの煩わしい作業があった。また、収納時においては、プロジェクタ101と別体のスピーカシステム102があるため広い収納スペースを必要とするなどの問題があった。
本発明は、スピーカを有したプロジェクタを移動するとき携帯性がよく、しかも収納性に優れたプロジェクタを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係るプロジェクタは、画像を投写するための投写部を有する本体を備えたプロジェクタであって、前記本体の少なくとも一面に、開閉可能に設けられた扉部と、前記扉部の開動作により前記本体と前記扉部との間に聴音可能な状態に迫り出され、前記扉部の閉動作により前記本体と前記扉部との間に収納される可動可能なスピーカとを有する。
この構成によれば、開閉可能に設けられた扉部の開動作によりスピーカが視聴者に対して聴音可能な状態に迫り出すので、音声を聞くことが可能になる。また、扉部の閉動作によりスピーカがプロジェクタの本体と扉部との間に収納されるので、プロジェクタを移動するときの携帯性に優れ、しかも使用後の収納性を向上させることができる。
上記した本発明に係るプロジェクタによれば、前記スピーカは、前記扉部を開動作させたときに、前記投写部から前記画像が投写される方向に対し、反対方向に向けて音が出るように迫り出すことが望ましい。
この構成によれば、スピーカを画像の投写方向に対し反対方向に向けて音が出るように迫り出させることにより、視聴者方向に向けて音声を出力させることが可能になる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記扉部は、前記本体の二面に2つ設けられ、前記本体に対しヒンジ部を介して扇状に拡がるように開閉することが望ましい。
この構成によれば、前記扉部は、ヒンジ部を介して扇状に拡げることにより、プロジェクタを使用するとき拡げた扉によって本体を支持することができ、これにより、安定した状態で本体を立てることが可能になる。また、扉部を扇状に拡げることにより、迫り出したスピーカ後方には扉と本体とによって囲まれた空間を有するため、出力された音の視聴者方向への指向性を向上させることができる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記スピーカは前記本体と前記扉部にそれぞれ連結部を介して回動可能に連結されており、前記連結部の少なくとも一方は前記本体と前記扉部との少なくとも一方に摺動可能に設けられ、前記扉部の開閉動作に連動して前記スピーカを迫り出し動作および収納動作させるリンク機構を備えることが望ましい。
この構成によれば、スピーカと本体と扉とを連結したリンク機構を備えたことにより、扉の開動作に連動してスピーカを視聴者方向側に迫り出すことが可能になり、扉の閉動作に連動してスピーカを本体と扉との間に収納することが可能になる。よって、プロジェクタを使うときには、迫り出されたスピーカによって音質が良く大きな音量の音声を聞くことが可能になる。また、プロジェクタを使い終わったあとは、スピーカを本体と扉との間に収納することができる。その結果、プロジェクタを移動するときの携帯性に優れ、しかも使用後の収納性を向上させることが可能になる。また、聴音する方向に応じて、扉の開く角度を調整し、スピーカの向きを変えることが可能になる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記本体は、前記扉部の開状態または閉状態を検出する検出部と、前記プロジェクタを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記扉部の閉状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの機能を停止し、前記扉部の開状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの機能の実行を許可することが望ましい。
この構成によれば、扉の開閉状態を検出する扉開閉検出部を備えたので、扉の開閉状態に応じてプロジェクタの機能を実行したり、停止したりすることが可能になる。よって、操作ボタンを押すなどの操作をすることなくプロジェクタの機能を操作することができることから、操作性を向上させることが可能になる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記制御部は、前記扉部の閉状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの電源をオフし、前記扉部の開状態を前記検出部により検出したときに前記電源をオンすることが望ましい。
この構成によれば、扉部の開閉動作に応じて電源を「オン/オフ」させることができるので、電源ボタンを押す煩わしい作業を行う必要がなくなり、操作性を向上させることが可能になる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記本体は、記録媒体を再生する再生装置を備え、前記検出部の信号に基づき前記扉部が閉状態のときに前記再生装置の再生を停止し、前記扉部が開状態のときに前記再生装置の再生を許可する。
この構成によれば、扉部の開閉動作に応じて再生装置の再生と停止を実行することができるので、「再生/停止」ボタンを押す煩わしい作業を行う必要がなくなり、操作性を向上させることが可能になる。
上記した本発明に係るプロジェクタでは、前記投写部は、前記本体に対し出没可能に設けられ、前記検出部の信号に基づき前記扉部が閉状態のときに前記本体に退避し、前記扉部が開状態のときに前記本体から突出する。
この構成によれば、扉部の開閉動作に応じて投写部を本体から出没させることから、操作ボタンなどを操作する煩わしい作業を行う必要がなくなり、操作性を向上させることが可能になる。
以下、本発明に係るプロジェクタの実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本実施形態のプロジェクタ1を示す斜視図である。図1(a)は、視聴する状態のプロジェクタ1を、投写側に対して反対側からみた斜視図である。図1(b)は、視聴する状態のプロジェクタ1を、投写側からみた斜視図である。図2,3は、視聴する状態のプロジェクタ1を6面図で示し、図2(a)〜(d)は、それぞれ上面図、左側面図、正面図、底面図を示し、図3(a)、(b)は、それぞれ右側面図、背面図を示す。以下、本実施形態のプロジェクタ1の構成を、図1〜図3を参照しながら説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、本体2と、扉部としての扉3と、スピーカ4とを有する。本体2は、略直方体形状の外装ケース2aを有する。
本体2は、電源ボタン5と、再生装置であるDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤ6と、メモリスロット7と、投写レンズ9と、冷却口10とを有する。また、本体2の一側面には、リモコン8が着脱可能に設けられている。
電源ボタン5は、プロジェクタ1のメイン電源を「ON/OFF」させるためのものであり、本体2の上面に設けられている。本体2は、例えば、電源ケーブルを介して電源コンセントと接続することにより電力が供給される。
DVDプレイヤ6は、例えば、DVDに記録された映画などのDVDを再生するためのもので、本体の投写レンズ9とは反対側の背面に備えられている。
メモリスロット7は、外部メモリ(例えば、カード型メモリ)から画像データを読み込むための読み取り装置であり、前記DVDプレイヤ6の近傍に設けられている。
リモコン8は、プロジェクタ1の機能を遠隔操作するために用いられる。リモコン8は、図1(a)に示されるように、本体2の側面に収納されており、プロジェクタ1を使用するとき、本体2の側面に収納された状態、又は本体2から取り外して操作する。
投写レンズ9(図1(b)、図2(c)参照)は、DVDプレイヤ6、メモリスロット7および図示しない各種入力端子から入力した画像データに基づく画像を、スクリーン11上に投写するために用いられる。
冷却口10(図1(b)参照)は、プロジェクタ1の本体2内部に備えられた、ランプを有する光源装置(図示せず)を冷却するために用いられる。冷却口10は、空気を吸気及び排気するためスリット状の開口に形成されている。
外装ケース2aは、前記プロジェクタ1の本体2の外側を覆うように設けられ、外からの衝撃から守るために用いられる。
扉3は、外装ケース2aの両側面に2枚設けられている。さらに、2枚の扉3,3は、本体2に対して扇状に拡くように設けられている。扉3,3の開く方向は、画像の投写方向Aに対して反対側である。つまり、2枚の扉3,3は、視聴者方向側Bに向かって開くようになっている。2枚の扉3,3を開くことにより、本体2と2枚の扉3,3とにより、プロジェクタ1を安定した状態で立てることが可能となっている。
スピーカ4は、本体2の左右に2つ設けられており、それぞれ略板状に形成されている。プロジェクタ1を使用しないとき、2つのスピーカ4,4は、本体2と扉3,3との間に、それぞれ収納されている。
2のスピーカ4,4は、プロジェクタ1を使用するとき、2枚の扉3,3の開動作により、本体2と2枚の扉3,3との間にそれぞれ畳まれていた状態から迫り出した状態(図1(a)参照)に動作する。迫り出した状態になったことにより、2つのスピーカ4,4は、視聴者方向Bに対して音声を出力することが可能になる。
迫り出した2つのスピーカ4,4の後方には、扉3,3と本体2とによって囲まれた空間を有するため、出力された音の視聴者方向Bへの指向性が向上する。
また、2つのスピーカ4,4は、2枚の扉3,3の閉動作により、迫り出していた状態から本体2と扉3,3との間に畳まれて収納される。
図4〜図6は、2枚の扉が閉まった状態のプロジェクタ1を示す図である。図4(a)は、2枚の扉が閉まった状態のプロジェクタを、背面側からみた斜視図である。図4(b)は、2枚の扉が閉まった状態のプロジェクタを、正面側からみた斜視図である。図5,6は、2枚の扉3,3が閉まった状態のプロジェクタを6面図で示し、図5(a)〜(d)は、それぞれ上面図、左側面図、正面図、底面図を示し、図6(a)、(b)は、それぞれ右側面図、背面図を示す。以下、プロジェクタ1の構成を、図4〜図6を参照しながら説明する。
2枚の扉3,3が閉まった状態のスピーカ4,4は、本体2と2枚の扉3,3との間にそれぞれ畳まれて収納されている。本体2に2つのスピーカ4,4が収納されていることにより、従来の、プロジェクタとスピーカシステムが別体であった構成に比べ、スピーカシステムの準備や、プロジェクタとスピーカシステムとを接続する手間が省略されるとともに、移動するときの携帯性を向上させることができる。
一方、プロジェクタ1を使い終わったあとは、従来の、プロジェクタとスピーカシステムと接続していた配線を外すなどの煩わしい作業が必要なくなり、2つのスピーカ4,4を本体2と2枚の扉3,3との間に収納させた状態で持ち運ぶことが可能になるので、携帯性や収納性を向上させることができる。
図7は、扉3の開閉機構を模式的に示し、同図(a)は扉3の上面図、同図(b)は同図(a)のC部を拡大して示した拡大斜視図である。以下、扉3を開閉させる機構を、図7を参照しながら説明する。なお、2枚の扉3,3は、本体2に対して左右対称であるので、右側についてのみ説明する。
図7(a)に示されるように、スピーカ4を迫り出すように扉3を開く機構は、扉3と、スピーカ4と、第1のヒンジ部21と、第2のヒンジ部22と、第3のヒンジ部23とを有する。
扉3の投写レンズ9側の一端は、本体2と第1のヒンジ部21を介して連結されている。第1のヒンジ部21により、本体2に対して3を扇状に拡くように開閉させることが可能になる。
スピーカ4の一端は、本体2と第2のヒンジ部22を介して連結されている。第2のヒンジ部22により、スピーカ4を第2のヒンジ部22を中心に回動させることが可能になる。
スピーカ4の一端は、扉3と第3のヒンジ部23を介して連結されており、ヒンジ支点軸23aと摺動板23bとを有している。第3のヒンジ部23は、扉3に設けられた案内溝24(図7(b)参照)に沿って摺動可能に設けられている。このリンク機構25によって、スピーカ4は、扉3の開動作に連動して、視聴者方向B側に迫り出すことが可能になっている。
次に、扉3を開けた時の、扉3とスピーカ4との動作を説明する。まず、プロジェクタ1を、例えば、台の上に載置したとき、扉3は閉じているので、収納位置Dの状態にある。このとき、スピーカ4は、本体2と扉3との間に、折り畳まれて収納されている。
扉3を第1の位置Fまで開けると、扉3は、第1のヒンジ部21を中心に扇状に回動する。同時に、第3のヒンジ部23が扉3の内面にある案内溝24に沿って、同図(b)に白抜き矢印に示す方向へ移動することによって、スピーカ4と扉3との連結部が、第2のヒンジ部22を中心に位置Eから位置Gに移動する。
さらに、扉3を第2の位置Hまで開けると、スピーカ4は、第2のヒンジ部22を中心に回動し、第3のヒンジ部23が案内溝24に沿って摺動することによって、位置Gから位置Iに摺動する。これにより、スピーカ4は、視聴者方向B側に迫り出した状態になる。
また、スピーカ4は、扉3を第1の位置Fや第2の位置Hに開くことに連動して角度が変えられる。つまり、聴音する方向に応じて、扉3の開く角度を調整し、スピーカ4の向きを変えることができる。
プロジェクタ1を使い終わった後、扉3を第2の位置Hから収納位置Dに閉めることにより、スピーカ4は、本体2と扉3との間に畳まれて収納される。プロジェクタ1は、図4に示されるような、すっきりした状態で持ち運ぶことが可能になり、元にあった位置に戻される。
なお、左側の扉3を開閉する機構は、右側の扉3を開閉する機構と同様に構成されている。
図8は、投写レンズのスライド機構を示し、(a)は正面側からみた斜視図、(b)は本体内部の構造図である。以下、投写レンズ9のスライド機構を、図8を参照しながら説明する。プロジェクタ1の投写レンズ部31は、投写レンズ9と、スライド機構32と、モータ33とを有する。
投写レンズ9は、モータ33の回転運動がスライド機構32を介して伝えられ、前後方向にスライドする。投写レンズ9は、前後方向へのスライド動作により、本体前面2bからの突出、及び、本体2に埋没することが可能になっている。投写レンズ9は、例えば、2枚の扉3,3を開けたとき、本体前面2bから突出するようになっている。詳述すると、プロジェクタ1のメイン電源が「ON」した状態になると、「ON」した信号をもとに、投写レンズ部31のシャッター(図示せず)が開き、さらにモータ33が駆動されることにより投写レンズ9が本体2から突出し、投写することが可能な待機状態になる。
図9は、プロジェクタの構成を示すブロック図である。以下、実施形態のプロジェクタの構成を、図9を参照しながら説明する。プロジェクタ1は、扉開閉検出部41と、電源制御部42と、画像再生部43と、CPU(Central Processing Unit)44と、画像処理部45と、投写部である画像投写装置46と、音声処理部47と、スピーカ4とを有する。
扉開閉検出部41は、本体2に備えられ、2枚の扉3,3の開閉状態を検出する。扉開閉検出部41は、2枚の扉3,3が所定の開度、(例えば、第1の位置F(図7(a)参照))まで開いたとき、開いたことを検出するようになっている。また、扉開閉検出部41は、2枚の扉3,3の開閉する角度に応じて検出が行われる位置を、ユーザが設定できるように構成されていてもよい。
電源制御部42は、プロジェクタ1のメイン電源を「ON/OFF」させるために用いられる。電源制御部42は、扉開閉検出部41と電源ボタン5に接続されており、例えば、扉開閉検出部41からの2枚の扉3,3が開いたことを示す検出信号を受け取り、かつ、電源ボタン5を「ON」した信号を受け取ったとき、メイン電源が「ON」するようになっている。
又、電源制御部42は、例えば、電源ボタン5を「OFF」にするか、2枚の扉3,3のうちどちらかが閉じた状態のとき、メイン電源を「OFF」するようになっている。
画像再生部43は、DVD再生部52と、メモリスロット部53とを有する。DVD再生部52は、DVDに記録された画像データ及び音声データを再生する。メモリスロット部53は、カード型メモリに記録された画像データ及び音声データの読み込みが行われる。
CPU44は、プロジェクタ1の全体の処理やタイミング管理を行う。CPU44は、例えば、電源制御部42、画像再生部43からの信号を読み取り、その内容に応じた命令や、条件判断を伴う処理をする。
画像処理部45は、CPU44からの命令により、画像再生部43から入力した画像信号に、その信号に応じた画像処理を施し、表示データへの変換を行う。更に、変換した画像データは、ガンマ補正等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、画像投写装置46に供給される。
画像投写装置46は、画像投写部54と、光源制御部55と、モータ33とを有する。
画像投写部54は、図示しない、照射光学系と、液晶ライトバルブと、投写光学系と、投写レンズ9とを有する。照射光学系に備えられた光源から光を出射して、画像処理部から入力した画像データに応じて液晶ライトバルブにより変調する。次に、変調された変調光は、画像表示可能な光として、投写光学系を介して投写レンズ9からスクリーン11上に投写される。
光源制御部55は、CPU44からの命令により、画像投写部54に備えられた光源の電源を制御する。例えば、扉開閉検出部41によって2枚の扉3,3が開けられたことを示す信号と、電源ボタン5から電源が「ON」されたことを示す信号がCPU44に入力されると、CPU44は、光源制御部55に光源の電源を「ON」させるための命令を行う。この命令により、投写レンズ9のシャッターが開いて光源を「ON」する。また、メイン電源を「OFF」させた信号がCPU44に入力されると、CPU44は、光源制御部55に光源の電源を「OFF」させるための命令をする。この命令により、光源は「OFF」される。なお、電源ボタン5が「ON」のまま、2枚の扉3,3の一方が閉じられても光源は「OFF」される。
モータ33は、画像投写部54に備えられた投写レンズ9の出し入れをさせるために用いられる。モータ33は、CPU44から、メイン電源が「ON」したことを示す信号を受け取ると、投写レンズ9を突出させるための動作に応じた回転が行われる。一方、モータ33は、CPU44から、メイン電源が「OFF」したことを示す信号を受け取ると、投写レンズ9を本体2に埋没させるための動作に応じた回転が行われる。
音声処理部47は、CPU44からの命令により、DVD再生部52やメモリスロット部53から入力された音声信号を、その信号に応じた音声処理を施し、音声データへの変換が行われる。音声処理を施された音声データは、R(Right)とL(Left)に区別され、スピーカ4,4にRとLの音声がそれぞれ出力される。
また、プロジェクタ1には、プロジェクタ1の機能を遠隔操作で操作するために、リモコン8の送信部57から送信された赤外線信号を受信する受信部58を有する。例えば、ボリュームを大きくしたいときは、まず、リモコン8のボリュームを大きくするためのボタンを押す。ボタンを押したことを示す信号が、リモコン8の送信部から赤外線信号としてプロジェクタ1の受信部58に送信されると、前記信号は、受信部58と接続されているCPU44に伝達される。音声は、CPU44によって音声処理部47にボリュームを大きくさせるための命令を行い、音声処理部47によってボリュームを上げるための音声処理が行われ、スピーカ4から出力される。
以上詳述したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、スピーカ4,4と本体2と扉3,3とを連結するリンク機構により、扉3の開動作に連動してスピーカ4,4を視聴者方向B側に迫り出すことが可能になり、扉の閉動作に連動してスピーカ4,4を本体2と扉3,3との間に収納することが可能になる。よって、プロジェクタ1を使うときには、迫り出された2つのスピーカ4,4によって音質が良く大きな音量の音声を聞くことが可能になる。また、プロジェクタ1を使い終わったあとは、従来の、本体と2つのスピーカとを接続している配線を外す煩わしい作業がなくなり、2つのスピーカ4,4を本体2と扉3,3との間に収納することができる。その結果、プロジェクタ1を移動するときの携帯性に優れ、しかも使用後の収納性を向上させることができる。
(2)本実施形態によれば、2枚の扉3,3の開閉状態を検出する扉開閉検出部41を備えたことにより、扉3,3の開状態を検出したときに、投写レンズ9を本体2から突出したり、電源を「ON」するための待機状態にしたりすることが可能になる。また、扉3,3の閉状態を検出したときには、投写レンズ9を本体2に埋没させたり、電源を「OFF」したりすることが可能になる。よって、プロジェクタ1の操作性を向上させることができる。
(3)本実施形態によれば、スピーカ4,4を投写方向に対して反対側に迫り出させるような構成にしたので、視聴者方向に向けて音声を出力することができる。また、迫り出した2つのスピーカ4,4の後方には、扉3,3と本体2とによって囲まれた空間を有するため、出力された音の視聴者方向への指向性を向上することができる。
(4)本実施形態によれば、スピーカ4,4と本体2と扉3,3とを連結したリンク機構を設けたことにより、聴音する方向に応じて、扉3の開く角度を調整し、スピーカ4の向きを変えることができる。
なお、本実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
(変形例1)前記実施形態では、2枚の扉3,3を本体2に対して扇状に拡くように開閉させて、2つのスピーカ4,4を迫り出させる機構を用いた。これを、図10に記載のように、本体62の側面62cに対して垂直方向にスライドさせて、スピーカ64を視聴者方向B側に迫り出させる機構にしてもよい。同図(a)は、本変形例のプロジェクタを視聴者方向B側からみた斜視図であり、同図(b)〜(d)は、扉63を開くときの動作を順に示す上面図である。
まず、スピーカ64は、同図(b)に示されるように、本体62と扉63との間に、折り畳まれた状態で収納されている。次に、同図(c)に示されるように、扉63をX方向に引っ張ることにより、第1のヒンジ部65を中心にスピーカ64と補助板66がY方向に移動し、同時に、第2のヒンジ部67がスライド溝68に沿ってZ方向に移動することにより、スピーカ64が視聴者方向B側に迫り出してくる。さらに、同図(d)に示されるように、扉63をX方向に引っ張ることにより、スピーカ64と補助板66が更にY方向に迫り出し、聴音可能な状態になる。なお、もう一方の扉は、扉63と同様に構成されているので、説明は省略する。
(変形例2)前記実施形態では、2枚の扉3,3の開度により、迫り出してきた2つのスピーカ4,4の向きを調整した。これを、図11に記載のように、扉73がJ軸を中心に開いたあと、K軸を中心に回転させてスピーカ74を上下方向に角度調整できる構成にしてもよい。
まず、扉73を第1のヒンジ75によってJ軸を中心に扇状に開く。スピーカ74は、スピーカ74と扉73との間で、例えば圧縮されたバネ(図示せず)が扉73の開動作によって伸びることにより、第2のヒンジ76を中心に矢印方向に迫り出すことが可能になっている。スピーカ74は、予め決められた角度まで開く構造になっている。次に、扉73を、同図(b)に示されるように、第1のヒンジ75によってK軸を中心に回転させることにより、スピーカ74を上下方向に角度調整させることが可能になる。第1のヒンジ75は、J軸を中心に回転させたり、K軸を中心に回転させたりすることが可能な機構になっている。これにより、スピーカ74の向きを、視聴者の高さに合わせて調整することが可能になる。なお、もう一方の扉は、扉73と同様に構成されているので、説明は省略する。また、2枚の扉73,73によって、本体72のバランスを保っている。
(変形例3)前記実施形態では、スピーカ4,4が扉3,3に設けられた案内溝24に沿って摺動し、迫り出してくる構成を用いていた。これを、スピーカ4,4が本体2に設けられた案内溝に沿って摺動し迫り出してくる構成にしてもよい。
(変形例4)前記実施形態では、2つのスピーカ4,4が2枚の扉3,3の開閉動作に連動して移動していた。これを、2つのスピーカ4,4は、2枚の扉3,3の開閉動作に関係なく、独立して動作するようにしてもよい。これによれば、2枚の扉3,3の開く角度に制限されずに、2つのスピーカ4,4の向きをそれぞれ調整することが可能になる。
(変形例5)前記実施形態では、2枚の扉3,3が本体2に対し扇状に拡くように開閉していた。これに加えて、2枚の扉3,3がそれぞれ上下二つに分かれており、上下それぞれ別々の角度に開閉するようにしてもよい。これによれば、本体2を安定に支持するための扉の開度と、スピーカから出力される音の向きに適した開度とを別々に調整することが可能になる。従って、スピーカの向きに関わらず、プロジェクタ1を安定して設置することができる。
(変形例6)前記実施形態では、2枚の扉3,3を開くことによって、スピーカ4(R(Right))、4(L(Left))を迫り出していた。これを、図12に記載のように、設置面に対しプロジェクタ81を横置きにしたときの上面の扉83が開くことによって、ヒンジ85を中心にステレオスピーカ84,84が迫り出すようにしてもよい。
(変形例7)前記実施形態では、扉3,3の開状態と、電源ボタン5を押して「ON」した状態とによってプロジェクタ1のメイン電源を「ON」していた。これを、扉3,3を開いた状態のみで、メイン電源が「ON」するようにしてもよい。これによれば、電源ボタン5を押す必要なくなるので、操作性が向上する。この場合、電源ボタンを廃止してもよい。また、扉3,3の動作に関係なく、電源ボタン5のみで「ON」するようにしてもよい。
(変形例8)前記プロジェクタは、本体2と電源コンセントとを接続することにより電力を供給していた。これを、図13に示されるように、プロジェクタ91にバッテリ(図示せず)を内蔵させて、充電器92により電力を供給するようにしてもよい。充電器92は、電源コード93を介して電源コンセント94に接続されている。プロジェクタ91は、プロジェクタ91の側面に設けられた接続部(図示せず)と、充電器92に設けられた接続部(図示せず)とを接続することによって電力が供給される。これにより、電源コンセントが設置された場所や、電源コードの長さに制限されず、視聴する場所を任意に設定することが可能になる。
一実施形態における視聴状態のプロジェクタを示し、(a)は背面側からみた斜視図、(b)は正面側からみた斜視図。 視聴状態のプロジェクタを6面図で示し、(a)〜(d)はそれぞれ、上面図、左側面図、正面図、底面図。 視聴状態のプロジェクタを6面図で示し、(a)、(b)はそれぞれ、右側面図、背面図。 扉を閉めた状態のプロジェクタを示し、(a)は背面側からみた斜視図、(b)は正面側からみた斜視図。 扉を閉めた状態のプロジェクタを6面図で示し、(a)〜(d)はそれぞれ、上面図、左側面図、正面図、底面図。 扉を閉めた状態のプロジェクタを6面図で示し、(a)、(b)はそれぞれ、右側面図、背面図。 扉の開閉機構を示し、(a)は扉の上面図、(b)は(a)のC部を拡大して示した拡大斜視図。 投写レンズのスライド機構を示し、(a)は正面側からみた斜視図、(b)は本体内部の構造図。 プロジェクタの回路構成を示すブロック図。 扉の開閉構造の変形例を示す斜視図及び上面図。 扉の開閉構造の変形例を示す斜視図。 扉の開閉構造の変形例を示す斜視図。 プロジェクタの給電方法の変形例を示す斜視図。 従来技術のプロジェクタの使用方法を示す斜視図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…本体、3…扉部としての扉、4…スピーカ、5…電源ボタン、6…DVDプレイヤ、7…メモリスロット、8…リモコン、9…投写レンズ、10…冷却口、11…スクリーン。

Claims (8)

  1. 画像を投写するための投写部を有する本体を備えたプロジェクタであって、
    前記本体の少なくとも一面に、開閉可能に設けられた扉部と、
    前記扉部の開動作により前記本体と前記扉部との間に聴音可能な状態に迫り出され、前記扉部の閉動作により前記本体と前記扉部との間に収納される可動可能なスピーカと
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記スピーカは、前記扉部を開動作させたときに、前記投写部から前記画像が投写される方向に対し、反対方向に向けて音が出るように迫り出すことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクタであって、
    前記扉部は、前記本体の二面に2つ設けられ、前記本体に対しヒンジ部を介して扇状に拡がるように開閉することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロジェクタであって、
    前記スピーカは前記本体と前記扉部にそれぞれ連結部を介して回動可能に連結されており、前記連結部の少なくとも一方は前記本体と前記扉部との少なくとも一方に摺動可能に設けられ、前記扉部の開閉動作に連動して前記スピーカを迫り出し動作および収納動作させるリンク機構を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロジェクタであって、
    前記本体は、前記扉部の開状態または閉状態を検出する検出部と、前記プロジェクタを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記扉部の閉状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの機能を停止し、前記扉部の開状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの機能の実行を許可することを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタであって、
    前記制御部は、前記扉部の閉状態を前記検出部により検出したときに前記プロジェクタの電源をオフし、前記扉部の開状態を前記検出部により検出したときに前記電源をオンすることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項5に記載のプロジェクタであって、
    前記本体は、記録媒体を再生する再生装置を備え、前記検出部の信号に基づき前記扉部が閉状態のときに前記再生装置の再生を停止し、前記扉部が開状態のときに前記再生装置の再生を許可することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項5に記載のプロジェクタであって、
    前記投写部は、前記本体に対し出没可能に設けられ、前記検出部の信号に基づき前記扉部が閉状態のときに前記本体に退避し、前記扉部が開状態のときに前記本体から突出することを特徴とするプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7452293B2 (ja) 2020-07-02 2024-03-19 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター

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