JP4367277B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に係り、特に、内蔵マイクを用いてより明瞭に外部の音を収録可能にする構造に関する。
静止画あるいは動画と音声とを収録可能な撮像装置として、ビデオカメラ,デジタルスチルカメラ、携帯端末等がある。
この撮像装置の従来例として、特許文献1の図15に記載されたビデオカメラ(以下、カメラAと称する)がある。
このカメラAは、光軸方向に長手を有する略箱状であり、液晶表示部やレンズ部等を有し、本体の前面にステレオ収録が可能なマイクを備えてなるものである。
近年、ビデオカメラの形態として、カメラAに代表されるような光軸方向に長手を有する所謂横型という形態に加え、ユーザからの小型化,軽量化あるいは可搬性能向上等の要求に応えるべく開発された、光軸に直交する上下方向に長手を有する所謂縦型という形態がある。
その縦型の例として、同じく特許文献1の図1,図7に記載されたビデオカメラ(以下、それぞれカメラB1,B7と称する)がある。
このカメラB1,B7は、光軸に直交する上下方向に長手を有する略箱状であり、液晶表示部やレンズ部等を有し、本体の天面にステレオ収録が可能なマイクを備えてなるものである。
そして、カメラB1は、マイクを天面の前方側に備えており、カメラB7は、天面の中央やや後方側に備えている。
カメラAの場合、内部部品のレイアウトを工夫することで本体前面にマイクが配置されている。しかしながら、小型化のために内部の高密度化が進むと、カメラB1,B7のように、本体前面にマイクを配置することが難しくなり、天面に配置するのが一般的になっている。
また、従来の横型カメラにおいても、小型化に伴い、マイクの前面配置が難しく、天面に配置するビデオカメラが主流となってきている。
特開2004−7214号公報
マイクが撮像装置の前面に配置されている場合、他の面に配置されている場合よりも、被写体の発する音や撮影画面に対応した音を最も鮮明に収録できるのは当然である。
また、この前面という位置は、撮影者から最も遠い位置であり、また、被写体と反対の方向にマイクが向いていることから、撮影時に収録したくない撮影者側の雑音が最も収録されにくい位置であり、マイクの配置位置として好ましい。
しかしながら、上述したような、マイクが側面に配置された撮像装置においては、被写体の方向である前方の音を鮮明に収録することが困難である。
また、後方の撮影者側の雑音、例えば、撮影者の声、息づかい等も収録され易くなっている。
従って、本来必要な、撮影画面に対応した音の情報が収録しにくく、逆に本来不要な周囲の雑音が比較的収録され易くなっているという問題があった。
一方、記録部を有する撮像装置に用いられる記録媒体は、従来の磁気テープからメモリーカード,小径の光ディスクあるいはカードタイプのHDD(ハードディスクドライブ)等、ますます小型になってきている。
これに伴い、撮像装置自体も更に小型化されるので、マイクの位置も前面以外の側面に配置せざるを得ない状況である。
このような、マイクが前面ではなく側面に配置された構成において、撮影画面に対応した音を収録するために、如何に前方の音を明瞭に録音し、後方の撮影者側の雑音を排除するかが課題となっている。
そこで、本発明が解決すべき課題は、マイクが側面に配置されていても、前方の音を明瞭に収録でき、後方の撮影者側の音は収録されにくい撮像装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
1) 前方の被写体を撮像する撮像部と、
側面に配置されたマイク部と、
前記側面における前記マイク部よりも後方に前記側面に対して開閉可能に設けられ、開位置において前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射する反射手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置である。
2) 前方の被写体を撮像する撮像部と、
側面に配置されたマイク部と、
前記側面における前記マイク部よりも後方に設けられたヒンジと、
前記ヒンジにより前記側面に対して開閉可能に設けられ、開位置において前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射し、閉位置において前記マイク部を覆う反射手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置である。
3) 前記側面にスピーカを備え、
前記反射手段が、開位置において前記スピーカからの音を前記前方に向け反射するよう構成されていることを特徴とする1)又は2)に記載の撮像装置である。
4) 前方の被写体を撮像する撮像部および側面に配置したマイク部を有するカメラ部と、
前記カメラ部を光軸に直交する軸回りに回動可能に支持する本体部と、
前記本体部に設けられて前記本体部に対する前記カメラ部の回動により出没し、外部に露出した状態で前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射する反射面を有する反射手段と、を備え、
前記反射面の露出面積が、前記カメラ部の回動角度に応じて変化するよう構成されたことを特徴とする撮像装置である
本発明によれば、前方からの音は明瞭に収録でき、後方からの音は収録されにくく、撮影画面に対応した音の収録が可能になる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図8を用いて説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施例1を示す斜視図である。
図2は、本発明の撮像装置の実施例2を示す斜視図である。
図3は、本発明の撮像装置の実施例3を示す斜視図である。
図4は、本発明の撮像装置の実施例3を説明する模式的平面図である。
図5は、本発明の撮像装置の実施例4を示す斜視図である。
図6は、本発明の撮像装置の実施例を説明する斜視図である。
図7は、本発明の撮像装置の実施例におけるリフレクタを説明する図である。
図8は、本発明の撮像装置の実施例2における変形例を示す斜視図である。
実施例1について図1を用いて説明する。
実施例1の撮像装置501は、上述した横型の略箱状のビデオカメラであり、光軸CL1を有して前面1aに設けられたレンズ部(撮像部)1と、ヒンジ6によりD1方向の開閉および回動軸CL2回りの回動D2が可能とされた液晶素子による画像表示部2と、このカメラ501を撮影者10Aが手10で把持するためのグリップ部3(図の反対側)と記録媒体(メモリーカード)(図示せず)を装着するスロット部4とを備えている。また、内部にはレンズ部1からの画像情報を記録媒体に記録するための記録信号処理部(図示せず)を備えている。
また、側面の一つである天面1bには、ステレオでの収録が可能な一対のマイク5L,5R(以下、マイク5と称する場合がある)の開口部5aが設けられている。この開口部5aは、金属または樹脂を素材とし多数の細孔を有して形成されている。外部の音は、この細孔を通して内部に配置されたマイクユニット5bに到達し、記録媒体に記録される。
また、天面1bのマイク5の後方側(撮影者10A側)には、ヒンジ9により本体に対して開閉して起立するリフレクタ7が設けられている。
このヒンジ9は、リフレクタ7を本体に対して任意の角度θで起立保持できるように構成されている。このθの角度範囲は0°〜90°である。
このリフレクタ7は、閉じた際に、天面1bに設けられた凹部であるリフレクタ収納部8に収納される。この収納により天面1bはほぼフラットな面となる。
この構成のビデオカメラ501において、リフレクタ7を所望の角度θで起立保持させておけば、前方からの音Sの一部は、リフレクタ7の内側の面7aに反射してマイク5に到達する。
そのため、マイク5において、前方から直接マイク5に到達した音と、リフレクタ7で反射して後方からマイク5に到達した音との両方を収録することができる。
従って、収録する音は、十分な音量が得られてS/N比がよく、撮影画面に対応した被写体側の音を他の方向の音より大きく明瞭に収録することができる。
一方、後方(撮影者10A側)からの雑音N等は、リフレクタ7が遮音壁となり、その外面7bにおいてカメラ501から遠ざかる方向に反射し、マイク5にはほとんど届かない。
従って、カメラ前方からの音はより明瞭に、また、カメラ後方の撮影者10A側からの雑音を効果的に排除して集音することができる。
リフレクタ7の内面7aは、音を適度に拡散して反射させるようシボ(梨地)面として形成されている。
従って、起立角度θが厳密に調整されていなくても、リフレクタ7で反射した音は十分マイク5に到達する。
内蔵されるマイクユニット5bの指向性は、無指向性、または、前後方向に感度を高くした双指向性とするのが望ましい。この指向性にすることで、前方からの直接音と、リフレクタ7で反射した後方からの反射音との双方を効率よく捉えることができる。
実施例2について図2(a),(b)を用いて説明する。
図2(a)に示すように、実施例2の撮像装置502は、実施例1と同じく横型の略箱状のビデオカメラであり、略L字形の本体部502Aと、この本体部502Aに対して、回動軸CL3回りの所定角度範囲で回動可能なカメラ部502Bと、により構成されている。
本体部502Aには、このカメラ502を把持するためのグリップ部3と、後面に設けられた液晶素子を用いた画像表示部2とを備えている。
グリップ部3の一部にはD3方向に開閉可能なカバー11が設けられている。
このカバー11を開けると(破線の状態)、記録媒体(図示せず)を装着するスロット部4を臨むことができる。このビデオカメラ502で用いる記録媒体は、ハードディスクドライブを内蔵したカートリッジ状の記録媒体であり、例えばマイクロドライブ(商標)である。
カメラ部502Bは、光軸CL1を有して前面1aに設けられたレンズ部1と、側面に設けられた操作ボタン12とを備えている。また、レンズ部1からの画像情報を記録媒体に記録するための記録信号処理部(図示せず)を備えている。
また、側面の一つである天面1bには、ステレオでの収録が可能な一対のマイク5L,5R(以下、マイク5と称する場合がある)の開口部5aが設けられている。
この開口部5aは、金属または樹脂を素材とし多数の細孔を有して形成されている。
外部からの音は、この細孔を通して内部に配置された一対のマイクユニット5bに到達し、記録媒体に記録される。
また、カメラ部502Bの後端面13Bと、この後端面13Bに対向する本体部502Aの対向面13Aとは、互いに所定の隙間dを有しながら相対的に回動するように、それぞれ同心の曲率r2,r1を有する曲面で形成されている。
このような構成において、カメラ部502Bを、そのレンズ部1が本体部502Aに対して上向きになるように角度βだけ回動させ、撮影者10Aの手10で把持した状態を図2(b)に示す。
ビデオカメラ502は、この状態で本体部502Aの対向面13Aの一部13A1がカメラ部502Bに対してその上方側に露出している。この露出部13A1が前方からの音を反射するリフレクタ14として機能する。
即ち、前方からの音Sの一部が、リフレクタ14の内面14a(露出部13A1)に反射しマイク5に到達する。
そのため、マイク5において、前方から直接マイク5に到達した音とリフレクタ7で反射し後方からマイク5に到達した反射音との両方を集音することができる。
従って、十分な音量が得られS/N比がよく、撮影画面に対応した被写体側の音を他の方向の音より大きく明瞭に収録することができる
一方、後方(撮影者10A側)からの雑音N等は、リフレクタ14が遮音壁となり、その外面14bにおいてカメラ502から遠ざかる方向に反射し、マイク5にはほとんど届かない。
従って、カメラ前方からの音はより明瞭に、また、カメラ後方の撮影者側からの雑音を効果的に排除して収録することができる。
リフレクタ14の内面14aは、音を適度に拡散させるようシボ(梨地)面として形成されている。
従って、曲率r2が厳密に設定されなくても、リフレクタ14で反射した音は十分マイク5に到達する。
内蔵されるマイクユニット5bの指向性は、無指向性、または、前後方向に感度を高くした双指向性とするのが望ましい。この指向性にすることで、前方からの直接音と、リフレクタ14で反射した後方からの反射音との双方を効率よく捉えることができる。
この実施例2のリフレクタ14は、レンズ部502Bを本体部502Aに対して回動することで出現(露出)させ、所定の位置に回動して戻すことで無くす(レンズ部502Bで隠す)ことができるものである。
また、回動角度により、その対向面13Aの露出部13A1の面積を変化させることができる。
即ち、回動角度βが大きいほどリフレクタ14の面積が大きくなり、より前方からの音を他方からの音に比べて大きく、明瞭に収録することができる。
従って、回動角度βを任意に設定し、前方からの音と他方からの音とのバランスが所望のバランスとなるように撮影(録音)することができる。
この実施例は、カメラ部502Bに撮像部1とマイク5との両方を備えたものであり、さらに、このカメラ部502Bに、映像及び音声信号処理回路も格納すれば以下のメリットがある。
即ち、カメラ部502Bの撮像部1で収録した画像情報やマイク5で収録した音声情報を、記録媒体への記録のために本体部502Aに長い信号線で送出する際に、ノイズが混入し易いアナログ信号ではなく、デジデジタル画像信号及び音声情報を多重化したシリアルデジタル信号として信号処理回路から送出することができるので、ノイズのない高品位な信号を記録することができる。
実施例3について図3を用いて説明する。
実施例3の撮像装置503は、上述した縦型の略箱状のビデオカメラであり、光軸CL1を有して前面1aに設けられたレンズ部1と、ヒンジ6によりD1方向の開閉および回動軸CL2回りの回動D2が可能とされた液晶素子を用いた画像表示部2と、このカメラ503を撮影者10Aが手10で把持するためのグリップ部3(図の反対側)と記録媒体(メモリーカード)(図示せず)を装着するスロット部4とを備えている。
また、内部にはレンズ部1からの画像情報を記録媒体に記録するための記録信号処理部(図示せず)を備えている。
また、側面の一つである天面1bには、ステレオでの収録が可能な一対のマイク5L,5R(以下、マイク5と称する場合がある)の開口部5aが設けられている。この開口部5aは、金属または樹脂を素材とし多数の細孔を有して形成されている。外部の音は、この細孔を通して内部に配置された一対のマイクユニット5bに到達し、記録媒体に記録される。
また、天面1bのマイク5の後方側(撮影者10A側)に、ヒンジ9により本体に対して開閉し起立可能な一対のリフレクタ15L,15R(以下、リフレクタ15と称する場合がある)が設けられている。
この一対のリフレクタ15L,15Rは、天面の中心線CL4をはさんで左右それぞれに独立して起立可能となっている。
また、起立した際に、リフレクタ15L,15Rは、中心線CL4側の端部が最も前方寄りにあり、中心線CL4から離れるに従って後方側に向かう弓状に形成されている。
このヒンジ9は、リフレクタ15L,15Rを本体に対してそれぞれ独立して任意の角度θL,θR(以下、角度θと称する場合がある)で保持できるように構成されている。このθL,θRの角度範囲は0°〜90°である。
このリフレクタ15L,15Rは、天面1bに設けられた凹部である一対のリフレクタ収納部8L,8Rにそれぞれ収納される。この収納により、天面1bはほぼフラットな面となる。
この構成のビデオカメラ503において、リフレクタ15を所望の角度θで起立保持させておけば、前方からの音Sの一部は、リフレクタ15の内側の面15aに反射してマイク5に到達する。
また、上述したように、各リフレクタ15L,15Rは、真正面に向かうように起立しているのではなく、それぞれがやや左右に開いた方向に向かうように弓状に起立しているので、真正面からの音Sfだけでなく、左右方向に偏った位置からの音SR,SLを反射してマイク5に誘導することができる(図4参照)。
そのため、マイク5において、前方から直接マイク5に到達した音と、リフレクタ15で反射して後方からマイク5に到達した音との両方を集音することができる。
従って、収録する音は、十分な音量が得られてS/N比がよく、撮影画面に対応した被写体側の音を他の方向の音より大きく明瞭に収録することができる。
また、左方向からの音が確実に左マイク5Lに反射誘導され、右方向からの音が確実に右マイク5Rに反射誘導されるので、天面1bに配置された各マイク5L,5Rの配置間隔が狭いものであっても、音像が十分に広がった極めて良好なステレオ感が得られる。
一方、後方(撮影者10A側)からの雑音N等は、リフレクタ15が遮音壁となり、その外面15bにおいてカメラ503から遠ざかる方向に反射し、マイク5にはほとんど届かない。
従って、カメラ前方からの音はより鮮明に、また、カメラ後方の撮影者10A側からの雑音を効果的に排除して収録することができる。
リフレクタ7の内面15aは、音を適度に拡散させるようシボ(梨地)面として形成されている。
従って、起立角度θは、厳密に調整されなくても、リフレクタ15で反射した音は十分マイク5に到達する。
内蔵されるマイクユニット5bの指向性は、無指向性、または、前後方向に感度を高くした双指向性とするのが望ましい。この指向性にすることで、前方からの直接音と、リフレクタ15で反射した後方からの反射音の双方を効率よく捉えることができる。
実施例4について図5を用いて説明する。図5(a)は、リフレクタ16を閉じた状態を示し、(b)は開けて起立させた状態を示している。
この撮像装置504はビデオカメラであり、その天面1bにヒンジ9により開閉し任意の角度で起立保持されるリフレクタ16を備えている。
また、このリフレクタ16を閉じた際に、そのリフレクタ16を収納する凹部である収納部8が形成されている。この収納により、天面1bはほぼフラットな面となる。収納部8の底面8aには、一対のマイク5L,5Rが配置されている。
一方、リフレクタ16には、多数の細かい貫通孔である通音孔16aが形成されている。
この構成によれば、リフレクタ16を閉じた状態でも、外部からの音は通音孔16aを通過してマイク5L,5Rに到達するので、その音を収録することができる。
また、通音孔16aは、リフレクタ16の内面16aが音の反射に十分な反射面積を有する程度に設けられている。
そのため、リフレクタ16を任意角度で起立させれば、前方からの音Sは、リフレクタ16の内面16aで反射してマイク5に到達し、このマイク5において、前方から直接マイク5に到達した音と、リフレクタ7で反射してマイク5に到達した音との両方を集音することができる。
従って、前方からの音は大きな音量が得られてS/N比がよく、また、撮影画面に対応した被写体側からの音を他の方向からの音より大きく収録することができる。
一方、後方からの雑音N等は、リフレクタ16が遮音壁となり、その外面16bの通音孔16a以外の部分においてカメラ504から遠ざかる方向に反射する。
そのため、マイク5に届く後方からの雑音等の音量は十分に低減される。
従って、カメラ前方の音はより明瞭に、また、カメラ後方の撮影者側からの雑音は十分抑制して録音することができる。
この実施例では、収納部8内にマイク5を配置したので、カメラの天面1bにおける収納部8とマイク5との占有面積が低減される。
従って、カメラ504の光軸CL1方向の長さを大幅に短縮することができる。
上述した各実施例において、ビデオカメラの天面1aにスピーカ等の発音源17が設けられている場合には、この発音源17が発した音Spはリフレクタ7の内面7aに反射し前方に放射する(図6参照)。
これにより、録画(録音)開始あるいは終了時のピッ音を、被写体側に効率よく伝達することができる。
また、このビデオカメラでの再生時に、画像表示部2を前方の視聴者18から視認可能なアングルにし、リフレクタ7を起立させれば、再生画像2aと共に十分な音量での音Spを、前方からモニタリングすることができる。
上述した各実施例は、前方からの音をマイクに反射誘導するリフレクタを、収録時には本体から起立あるいは出現(露出)させるようにし、非収録時には本体に収納して突出することがないように構成している。従って、扱いが容易で可搬性と収納性に極めて優れている。
また、このリフレクタ7,14,15は、前面以外の側面にマイク5を備えた撮像装置において、そのマイク5よりも後方に設けられ、リフレクタ7,14,15,16の内面(音の反射面)7a,14a,15La,15Ra,16aで、前方(被写体側)からの音Sをマイクが備えられた側面に向かって反射するように構成されているものである(図7参照)。この場合の側面は、天面に限らず、左右の側面や底面を含むものである。
ステレオ収録の場合は、マイクは天面または底面に配置するのが好ましい。左右側面にそれぞれ配置する場合は、それぞれのマイクに対応したリフレクタを各側面毎に設ければよい。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
実施例1のリフレクタ7の内面7aは平面でなくてもよい。凸面状の曲面にすることで、真正面からの音だけでなく左右に広がった位置からの音をマイクに反射誘導することができる。これは、より広い範囲の音を収録したい場合に好適である。逆に凹面状の曲面(パラボラ面を含む)にすることで、真正面からの音を集中して反射誘導することができる。これは正面の音の感度をより高めたい場合に好適である。
実施例2のビデオカメラの変形例を図8に示す。図8(a)は、カメラ部502Bの回動軸を本体部502Aで両持ち支持した形態である。図8(b)は、カメラ部502Bが略矩形のカメラ全体の一隅部をし、実施例2のように回動軸を片持ち支持した形態である。
いずれにおいても、カメラ部502Bの天面1bにマイク5を備え、このカメラ部502Bを回動した際に、リフレクタ14となる部分が出現し、このリフレクタ14により前方からの音を天面1bに向けて反射する構成となっており、実施例2と同様の効果を得ることができる。
上述した各実施例やその変形例は、自由に組み合わせた構成にしてもよいことは言うまでもない。
また、リフレクタを起立させる構造は特に限定されるものではなく、手で開けたり、バネやモータ等を用いて自動的に起立させたりする等、周知の方法を適用することが可能である。
音を反射するリフレクタの内面は、梨地でなくてもよい。また、収録する音の周波数特性を調整するために、特定の周波数を吸収する素材を反射面に貼付して等してもよい。
また、反射面を撮像装置の本体とは別のパーツとして交換可能とし、表面形状(平面、凸面、凹面、パラボラ状面等),表面処理(鏡状,梨地状,縞状等)あるいは材質の異なるパーツを適宜選択して装着可能としてもよい。
上述した実施例はビデオカメラであり、動画あるいは静止画と音声とを収録できるものであるが、記録部を備えてなくても、レンズ部やマイクで取り込んだ(収録した)画像情報や音声情報を外部に対して送信する機能を備えた携帯電話や携帯端末等にも適用することができる。
本発明のビデオカメラの実施例1を示す斜視図である。 本発明のビデオカメラの実施例2を示す斜視図である。 本発明のビデオカメラの実施例3を示す斜視図である。 本発明のビデオカメラの実施例3を説明する模式的平面図である。 本発明のビデオカメラの実施例4を示す斜視図である。 本発明のビデオカメラの実施例を説明する斜視図である。 本発明のビデオカメラの実施例におけるリフレクタを説明する図である。 本発明の撮像装置の実施例2における変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 レンズ部(撮像部)
1a 前面
1b 天面
2 液晶表示部(画像表示部)
3 グリップ部
4 スロット部
5(5L,5R) マイク
5a 開口部
6 (液晶表示部の)ヒンジ
7 リフレクタ
7a 内面
7b 外面
8 (リフレクタ)収納部
8a 底面
9 (リフレクタの)ヒンジ
10 手(指)
10A 撮影者
13A 対向面
13A1 露出部
14 リフレクタ
14a 内面
14b 外面
15(15L,15R) リフレクタ
16 リフレクタ
16a 通音孔
16b 外面
17 発音源(スピーカ)
18 被写体,視聴者
501,502,503,504 ビデオカメラ
502A 本体部
502B レンズ部
CL1 光軸
CL2,CL3 回動軸
CL4 中心線
S (前方からの)音
N (後方からの)音
θ 起立角度
β 回動角度

Claims (4)

  1. 前方の被写体を撮像する撮像部と、
    側面に配置されたマイク部と、
    前記側面における前記マイク部よりも後方に前記側面に対して開閉可能に設けられ、開位置において前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射する反射手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前方の被写体を撮像する撮像部と、
    側面に配置されたマイク部と、
    前記側面における前記マイク部よりも後方に設けられたヒンジと、
    前記ヒンジにより前記側面に対して開閉可能に設けられ、開位置において前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射し、閉位置において前記マイク部を覆う反射手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記側面にスピーカを備え、
    前記反射手段が、開位置において前記スピーカからの音を前記前方に向け反射するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮像装置。
  4. 前方の被写体を撮像する撮像部および側面に配置したマイク部を有するカメラ部と、
    前記カメラ部を光軸に直交する軸回りに回動可能に支持する本体部と、
    前記本体部に設けられて前記本体部に対する前記カメラ部の回動により出没し、外部に露出した状態で前記前方からの音を前記マイク部に向けて反射する反射面を有する反射手段と、を備え、
    前記反射面の露出面積が、前記カメラ部の回動角度に応じて変化するよう構成されたことを特徴とする撮像装置
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