JP2005308733A - 植物の受けるストレスの測定方法及び装置 - Google Patents

植物の受けるストレスの測定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 植物の水分ストレスの状態を、熟練を必要とせずに客観的に且つ正確に判断できる方法、及び複雑な操作を必要とせず現場で簡便に使用できるその方法の装置を提供する。
【解決手段】 植物の緑葉L及び標準白色板Wからの反射光を分光する分光器1bと、同分光器の分光波長の光強度を記憶する分光強度記憶部1cと、標準白色板Wからの反射光の分光波長の光強度を記憶する白色面反射分光強度記憶部2dと、前記2つの記憶部1c,2dの光強度比から各波長の分光反射率を計算して記憶する分光反射率特性記憶部1eと、同分光反射率特性から変化波長域を検出する変化波長域検出部2と、同変化波長域の分光反射率の微係数が最大となる特徴点波長を算出する特徴点波長算出部3と、同特徴点波長を時系列で記憶する特徴点波長経時変動記憶部4と、特徴点波長の短波長側への推移量からストレス量を評価する水ストレス評価部5とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミカン・メロン等の栽培果実、野菜、樹木、草等の植物が受けている水分ストレス(単にストレスとも表わす)の状態を、植物の緑葉の分光率特性を測定して評価する技術に関する。植物、栽培植物の水管理作業に有用な技術である。
ミカンやメロンなど、果実栽培においては、潅水や水切り(潅水の制限)と言った水管理が重要視されている。この水管理作業を上手く行うには、樹体が受けている水分ストレスを読み取ることが必要である。
適度な水切りは、果実糖度を上昇させ高糖度果実の生産に寄与できる。しかし、過度の水切りは、樹木の勢いを低下させ、結果として、果実の成長阻害(小さな果実しか収穫できない)や翌年の新枝や新芽の成長阻害などを引き起し、最悪の場合には樹体そのものが枯死することもある。
また、近年、農業の生産効率化や農産物の高付加価値化などのニーズが強まっていることもあり、水切りなどの栽培技術を駆使した高糖度果実の生産などが脚光を浴びている。
従って、本発明は、水切りなどの水管理作業を行う際の目安として、樹体が受けている水分ストレスの量を読み取ることに使用する。
水分ストレスの読み取りは、栽培の現場では、熟練者による目視判断が用いられている。また、栽培研究者の間では、専用の測定器を使用して、水分ストレスを定量する試みもなされている。以下、その測定方法例を示す。
(熟練者による目視判断による方法)
樹体が水ストレス(渇き)を受けると、葉が萎れる、軽くカールする。若干ではあるが葉色に変化が生じる、などの外見上の変化が現われる。熟練者は長年の経験と勘により、このような樹体の変化や気温・湿度・日照条件などを加味して経験的に判断し、必要な潅水時期とその量を決定する。
(プレッシャーチャンバー(pressuere chamber)法/最大水ポテンシャルの測定による方法)
a)測定法
加圧できる容器に、葉柄部又は茎だけを外へ出して葉を中に入れ、圧搾空気をチャンバー内に導入して、しだいに加圧していく。
葉柄の導管の部分から、水が噴出してくるときの圧を読み取る。読み取った圧の符号を逆にすればそれが水ポテンシャルである。この場合、切り口をルーペなどで拡大するとわかりやすい。
b)欠点
蒸散が盛んなときは、葉の水ポテンシャルが低めに出るが、夜明け前に測定すると安定した値が得られる。言い換えれば、安定した測定結果を得るためには、夜明け前の測定が必要である。
(熱電対湿度計(thermocouple psychrometer)による方法)
a)測定法
チャンバー内に組織を封入し、組織と平衡に達したチャンバー内の空気の相対水蒸気圧を熱電対で測定する。一方、組織の代わりに入れた標準液での結果から、キャリレートして組織の水ポテンシャルを高める。湿度の測定には現在スパナー型(spanner型)の熱電対湿度計が市販されている。
b)欠点/補足
一般には熱電対湿度計法が、水ポテンシャル標準測定法とされている。
1点の測定に2〜3時間を要し、生態学的に葉の水分状態を取り扱ったり、樹園地で短時間に樹体の水ストレスを知るような場合は利用が困難である。
(飽和水分不足度(WSD)による方法)
a)測定法
リーフパンチで葉身を打ち抜き、新鮮重(FW)を測定する。20℃純水をふた付きシャーレに入れ、葉片を浮かせる。光補償点に相当する人工光を葉に照射し、20℃で4時間吸水させる。吸水後、葉に付着した水をすばやくふき取って重量(FWD)を測定し、90℃で1時間乾燥後秤量(DW)する。結果は、次の式で計算する。
WSD(%)=(FTW−FW)/(FTW−DW)*100
b)欠点
WSDの測定法は簡便ではあるが測定には精密な秤が必要であり、結果を得るまでに長時間を要する。測定精度もあまりよくない。
又、植物体に第一の非分極性電極を接続し、植物が植生されている土壌に第二の非分極性電極を接続して、この2つの電極間に電位差計を設け、同電位差計によって両端間の起電力を測定して植物体が受けている水ストレスを測定する方法が特開2001−272373号公報に開示されている。
この方法では、電極の接続する位置、土壌の条件で誤差が大きいという欠点がある。
更に、植物の葉の同位元素の13Cと12Cとを測定してその比率から水ストレスを測定する方法が特開平9−28191号に開示されているが、これは13C,12Cの測定が野外で簡単に測定することが難しく、野外での測定に手間・時間がかかるという問題点がある。
特開平9−28191号公報 特開2001−272373号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のストレスの測定方法の問題点・欠点を解消し、目視判断による熟練の必要はなく、熟練者でなくても客観的に且つ正確にストレス状態を判断でき、しかも複雑な操作も必要とせず現場でも簡便に使用できる、植物のストレスの測定方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、ストレスの測定方法の為の野外・屋外で手軽に且つ安価に使用できる光源・プローブ・測定手段の提供にある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率へと分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域の経時的変動を求め、同変化波長域の変動において短波長側への推移が大きい程植物が受けているストレスが大きいものとなっていると評価する、植物の受けるストレスの測定方法
2) 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率への分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域の波長による分光率の微係数が最も高い波長である特徴点波長を求め、同特徴点波長が短波長側へ変位する程植物の受けるストレスが大きいものと評価する、植物の受けるストレスの測定方法
3) 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率への分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域における測定された分光率の波長による微係数を求め、コンピュータのソフトを用いて変化波長域での波長による分光率の一次微分の微係数を2つの波長λ1,λ2を中心とする下式の数3の正規分布の重ね合せとして、測定された分光率の波長による微係数値を代入して近似する値を与えるa1,σ1,λ1,a2,σ2,λ2の値を算出し、算出したa1,a2,λ1,λ2を用いて下式の数4で計算したλm又はλ1あるいはλ2のいずれかの波長が短波長側へ変位する程植物の受けるストレスが大きいものと評価する、植物の受けるストレスの測定方法
Figure 2005308733
Figure 2005308733
4) 基準となる物体が標準白色板である、前記1)〜3)何れか記載の植物の受けるストレスの測定方法
5) 緑葉に照射する光として、同時に発光する中心発光波長が異なる複数の発光ダイオードからの光を、拡散板に当てて各発光ダイオードの光を拡散と混合させた後の通過光を照射光として用いる、前記1)〜4)何れか記載の植物の受けるストレスの測定方法
6) 分光率特性を測定する測定方法として、透過光又は反射光をプリズムで分光し、分光された異なった波長の光を複数のフォトダイオードで受光し、その分光強度の出力信号から分光率特性を算出する、前記1)〜5)いずれか記載の植物の受けるストレスの測定方法
7) 緑葉からの反射光又は透過光の光をピンホールに通過させ、更にその通過光をレンズで平行光にし、その平行光をプリズムで分光し、分光された光をレンズで複数の波長毎に集光してこれを複数のフォトダイオードで受光して、各フォトダイオードの分光強度を測定して分光率特性を算出するようにした、前記1)〜5)いずれかに記載の植物の受けるストレスの測定方法
8) 緑葉に照射する光源として、中心波長が異なる波長の複数の発光ダイオードを用い、同発光ダイオードの光を拡散させる拡散板で拡散させた光を緑葉に照射し、その反射光又は透過光を1つのフォトダイオードで受光するとともに、複数の発光ダイオードを時分割的に交代して発光させ、フォトダイオードの受光も時分割と同期して異なった中心波長の分光強度を1つのフォトダイオードで測定して分光率特性を算出するようにした、前記1)〜4)記載の植物の受けるストレスの測定方法
9) 中心波長が600〜800nmの範囲内である発光ダイオードを用いる、前記5)又は8)記載の植物の受けるストレスの測定方法
10) フォトダイオードが受光する波長が600〜800nmの範囲のものである、前記6)又は7)記載の植物の受けるストレスの測定方法
11) 緑葉が持つ分光率特性を測定する測定手段と、測定された分光率特性に含まれる低い分光率を呈する赤色の可視光域から高い分光率を呈する近赤外域への変化波長域を検出する検出手段と、検出された変化波長域を測定日時とともに記憶保存する記憶手段と、記憶保存された変化波長域の短波長側への推移の量を算出して記憶し、その推移量が大きい程ストレスが高いものとするストレス指標として推移量を出力する判断手段とを備えた植物ストレス測定装置
12) 緑葉が持つ分光率特性を測定する測定手段と、測定された分光率特性に含まれる低い分光率を呈する赤色の可視光域から高い分光率を呈する近赤外域への変化波長域を検出する検出手段と、同変化波長域を測定日時とともに記憶する記憶手段と、同変化波長域での波長による分光率の微係数を算出し、同微係数が最も高い波長の特徴点波長を求める特徴点算出手段と、同特徴点波長を測定日時とともに記憶保存する特徴点波長記憶手段と、同特徴点波長の短波長側への推移量を算出して記憶し、特徴点推移量が大きい程ストレスが高いものとするストレス指標として特徴点推移量を出力する評価手段とを備えた植物ストレス測定装置
13) 測定手段の緑葉に照射する光源として、同時に発光する中心波長が600〜800nmの範囲で異なる波長の複数の発光ダイオードと、同発光ダイオードからの発光の光を拡散混合した後通過させて照射光とする拡散板とを備えた光源を有する、前記11)又は12)いずれか記載の植物のストレス測定装置
14) 測定手段が、反射光又は透過光を分光するプリズムと、同プリズムで分光された異なった波長の光を受光する複数のフォトダイオードと、同フォトダイオードの分光強度の出力信号から各波長の分光率を測定して分光率特性を算出する手段とを備えた、前記11)〜13)いずれか記載の植物のストレス測定装置
15) 中心波長が600〜800nmの範囲の中心波長を異にする複数の発光ダイオードを設け、同発光ダイオードの光を拡散混合する拡散板を設け、同拡散板の通過光が照射する位置に測定される緑葉を載置するサンプル受台を設け、同サンプル受台のサンプル受面の下方に標準白色板を設け、同サンプル受台のサンプル受面に臨むようにサンプル受面からの反射光又は透過光を計測する測定手段の受光部を配置した、植物のストレス装置のプローブ
16) 中心波長が600〜800nmの範囲で中心波長を異にする複数の発光ダイオードを設け、同発光ダイオードの光を標準白色板と同等に拡散混合する拡散板を設け、同拡散板の通過光が照射する位置に測定される緑葉を載置するサンプル受面を設け、同サンプル受面を通過した光を受光する測定手段の受光部を設けた、植物ストレス装置のプローブ
にある。
本特許請求の範囲・明細書中の分光率とは、緑葉に照射した光の反射光(散乱光)を用いる場合は、その反射光(散乱光)の各波長の分光輝度(分光強度)を照射光の基準となる物体(多くは反射型標準白色板)からの反射光(散乱光)の同じ波長の分光輝度(分光強度)でもって除した値であり、分光反射率のことであり、又は緑葉に照射した光の透過光を用いる場合は、その透過光の各波長の分光(分光強度)を照射光の基準となる透光性の物体(多くは透光型標準白色板)の透過光の同じ波長の分光輝度(分光強度)でもって除した値であり、分光透過率のことである。本発明では分光反射率と分光透過率を分光率と総称している。又、それらの分光反射率と分光透過率の波長に対する特性である分光反射率特性と分光透過率特性とを分光率特性と総称している。
本発明のストレス測定方法では、分光率特性の変化波長域の変動から水ストレスを測るものであるから、熟練者でなくても客観的に且つ正確に水ストレスの状態を判断できる。しかも本発明の植物ストレス測定装置は、更に現場で複雑な操作も必要なく使用できるものとした。
発光ダイオードと拡散板とを用いて照射光を作り出す発明では、低電力で野外で使用を容易にし、且つ安価に製造できる。更にプリズムとフォトダイオードを用いて安価な分光器とすることができる。野外で手軽に使えるプローブを安価に提供できる。
本発明の変化波長域検出部の検出は、分光率の波長微係数が所定値以上となる波長域として検出するのが容易であり、又その波長域の短波長側へ推移は、波長域の中間値又は波長微係数の最大値のあるいは数1,数2のλ1,λ2,λmの経時変動をもって計測することが実用的である。
本発明の検出手段・記憶手段・判断手段・算出手段・特徴点波長記憶手段・評価手段数1・数2の計算・処理は、コンピュータのソフトでもって処理されるのが一般的である。
又本発明の数1(数3)での測定の分光率に近似する値をとるλ1,λ2,σ1,σ2,a1,a2の算出方法としては非線形最小二乗法を用いるのが好ましい。
本発明の光源としては、タングステンランプ等の白色光源、例えば600〜800nmの波長の光を含む光源が採用できる。例えば中心波長が600〜800nmの範囲内の発光ダイオードを複数設けることで低電力で野外での使用が容易となり、又安価に製作できて好ましい。例えば、650〜770nmの波長を10nmピッチで中心波長を変えた13個の発光ダイオードを用いる。この場合複数の発光ダイオードの同時発光を拡散板で拡散混合させて照射光とするのが好ましい。その同時発光のときは緑葉の反射光・透過光を市販の分光器を用いて分光率特性を得るのが代表例である。
分光器を使わない別の方法としては、反射光・透過光をプリズムで分光して、それを複数のフォトダイオード又はこれと同等の受光素子で受光し、そのフォトダイオード(受光素子)の分光強度から分光率特性を得てもよい。
更に別の方法として、反射光・透過光をピンホールに通過させ、その通過光をレンズで並行光にした後各波長毎の焦点位置にフォトダイオードを配置し複数のフォトダイオードにより各波長の分光強度を計測して分光率特性を得る方法がある。
中心波長を異にする複数の発光ダイオードを時分割して作動させ、異なる波長の光を交代的に発光させるようにし、その発光の光を拡散板で拡散させて緑葉に照射し、その反射光・透過光を一つのフォトダイオード(受光素子)で受光し、時分割的に各波長の分光反射率を測定していく方法もある。
本発明で水ストレスを変化波長域の短波長への推移量の大小、又は変化波長域の分光率の波長の微係数の最も大きい特徴点波長の短波長への移動量の大小でもって評価する。最大値の微係数の波長(特徴点波長)の近似的な求め方として二つの波長λ1,λ2を中心とする正規分布の組み合せとして求めて、その重みのa1,a2とから最大値の微係数λmを数1(数3),数2(数4)から求めるようにすることもできる。更には、λ1,λ2,λm自体の短波長例への推移をもって、ストレスを評価することでも可能である。
以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
本実施例は、緑葉からの反射光(散乱光)を受光して分光反射率を求め、基準となる物体として標準白色板を用いた。計測した反射光の各波長の光強度をコンピュータに入力してソフト・メモリを用いて変化波長域を検出し、その中で特徴点波長を算出し、特徴点波長の経時変化を記憶し、その特徴点波長の低下(短波長化)の程度をもって水ストレスの大きさを評価するストレス測定方法と装置の例である。
図1は、実施例1の植物ストレス測定装置の回路ブロック図である。
図2は、実施例1の反射光の分光反射率とその微係数を示す分光反射率特性図である。
図3は、実施例1の変化波長域検出部の処理フローを示す説明図である。
図4は、実施例1の特徴点波長算出部の処理フローを示す説明図である。
図5は、実施例1の特徴点波長の経時変化図である。
図6は、実施例1のストレス指標としての特徴点波長の推移量の経時変化図である。
図7,8は、実施例1の特徴点波長側の推移と従来のプレッシャーチャンバー法による最大水ポテンシャルの推移の比較を示す説明図である。
図中、Sは実施例1の植物ストレス測定装置、Lは測定する植物の緑葉、Wは標準白色板である。1〜5は同植物ストレス測定装置の構成部分であり、1は市販されている公知のコンピュータを用いた分光反射率測定装置、1aは同分光反射率測定装置の光源、1bは反射光を各波長の光に分光する分光器、1cは各波長の光強度を測定して波長とともに記憶する分光強度記憶部、1dは標準白色板Wの反射光の各波長の光強度を測定して波長とともに記憶する白色面反射分光強度記憶部、1eは分光反射率を計算して波長とともにその値を記憶する分光反射率特性記憶部、2は分光反射率特性から変化波長域を検出する変化波長域検出部、3は同変化波長域の特徴点波長を算出する特徴点波長算出部、4は特徴点波長を測定時の時系列で記憶する特徴点波長経時変動記憶部、5は同特徴点波長経時変動記憶部における特徴点波長の短波長側への推移量を求めて出力し、又その推移量から水ストレスを判断評価する水ストレス評価部である。変化波長域検出部2,特徴点波長算出部3,特徴点波長経時変動記憶部4,水ストレス評価部5はいずれもコンピュータソフトで処理されるものである。
この実施例1では、光源1aの光をまず標準白色板Wに照射し、その反射光を分光器1bで分光し、その分光反射光の光強度を波長とともに白色面反射分光強度記憶部1dに記憶する。
次に、測定する植物の緑葉Lに光源1aの光を照射し、その反射光を分光器1bで分光し、その分光反射光の光強度を波長とともに分光強度記憶部1cに記憶する。
その後、各波長に対して分光反射率を、分光強度記憶部1cで記憶した分光強度を白色面反射分光強度記憶部1dで記憶した同じ波長の分光強度で除した値として計算する。計算された分光反射率はその波長とともに分光反射率特性記憶部1eに記憶される。この分光反射率特性をグラフ表現したのが図2の実線である。
この分光反射率特性のデータを変化波長域検出部2に入力し、図3に示すコンピュータのソフトでもって、波長に対して分光反射率が大きく立ち上がる赤色から近赤外域にかけての変化波長域を求める。図2の場合であれば変化波長域として680nm〜750nmとなる。この変化波長域の求め方は、図3に示すソフトの処理フローによっている。即ち、分光反射率を波長で微分した微係数を計算し、波長が600nm以上で且つその値が所定の高い値0.1を超える波長域として求める。この微係数の値を図2の点線で示している。
次にこの変化波長域を特徴点波長算出部3に入力して、図4の処理フローでもって更に上記微係数が最大値となる波長を求め、これを特徴点波長とする。図2では図から分かるように最大値は波長715nm程で発生し、これを特徴点波長として記憶する。
このように特徴点波長を、測定日時の情報とともに、特徴点波長経時変動記憶部4に入力して記憶保存する。その記憶された半年間の特徴点波長の経時変化(推移)を図5に示している。7月からミカンの果実が肥大化して、水ストレスが増加し、10月の特徴点波長の大きな低下は、果実の出来をよくするための水切り(給水制御)による水ストレスの増加であり、11月中旬、下旬の特徴点波長の長波長側への移行は、果実が実って収穫したことの表れで水ストレスは低下している。特徴点波長の短波長(赤色)側への推移量を植物が受けるストレス量の指標とする。
特徴点波長の経時変化は、水ストレス評価部5に入力され、特徴点波長の推移量が計算されて出力される。その低下量が大きい時は、水ストレス大と評価する。その低下量の大きさで水ストレス、小、大に分けて評価して出力する。図6にその特徴点波長の推移量をストレス指標として図示している。
この水ストレスの判断は、コンピュータソフトの水ストレス評価部5で判断させてもよいし、グラフ出力して人間が最終判断することも可能である。
本実施例1の特徴点波長の推移によるストレス判断と、従来のプレッシャーチャンバー法によるストレス測定結果との対比試験を行って、特徴点波長の推移量がストレス指標となりうることを実証した。その対比結果は図7,8に示している。図7は一時期水分ストレスを印加した試験区のストレス測定結果であり、図8は水分ストレスをほとんど印加していない試験区の測定結果である。
この対比試験から分かるように、従来のプレッシャーチャンバー法による最大水ポテンシャルの測定と、本実施例1の特徴点の波長の推移量による測定とは、その動向が重なり合い、又水ストレスの印加の有無に対しても精確に対応するようになっていて、本実施例1の特徴点波長の推移量によるストレス判断は、従来の測定方法と遜色ないものであることが分かる。尚、反射光を用いたが、透過光を用いて分光率として透過率を求めても同様にストレス判断できる。
図9,10に示す実施例2は、実施例1とは変化波長域までの検出は同じであるが、微係数をとっての特徴点波長を求めずに、中間波長算出部20で変化波長域の中間波長点(変化波長域の中間波長)を求め、中間波長経時変動記憶部21でその中間波長値と測定日時を記憶する。ストレス評価部22でこの中間波長点の短波長側への推移量求め、これを水分ストレスの指標とするものである。変化波長域の中間波長の測定日時との経年変化の推移を図10に示している。この中間波長の経年変化は、実施例1の特徴点波長の経年変化と大略同じであり、この中間波長の推移量もストレス指標として使用できることが分かった。
図9は、実施例2の植物ストレス測定装置の回路ブロック図である。
図10は、実施例2の中間波長の推移量の経時変化を示す説明図である。
図中、20は変化波長域からその中間波長を求める中間波長算出部、21は中間波長算出部の中間波長値とその測定日時を記憶する中間波長経時変動記憶部、22は中間波長の短波長への推移量を計算してストレス指標として出力するストレス判断部である。
本発明における緑葉に照射する光源として、例えば600〜800nmの波長を含む光源が使用される。タングステンランプ等の白色光源の他に、安価で低電力の光源として、発光ダイオードを複数用いた光源を図11,12,13,14に示している。発光ダイオードを用いれば低電力となり、電池が使用できるので、本発明装置の野外・屋外での使用を容易とする。
図11〜14において、LED1,LED2・・・は光源となる発光ダイオードで、それぞれの発光中心波長を異にする。30A,30Bは複数の発光ダイオードLED1〜LEDnを有する光源と緑葉の載置面33と受光部35を有するプローブ、31は種々波長の光を拡散し、混合させる拡散板(ディフューザ)、33は緑葉の透光できる載置面、34は標準白色板、35は分光器1bの受光部、99は標準白色板である。
図11に示す例は、発光ダイオードLED1〜LED4の4個を使用し、LED1は白色光の発光ダイオード、LED2,LED3,LED4の発光の中心波長は720nm,735nm,780nmである。
この図11の例では、白色光と720〜780nmの範囲内の中心波長の発光ダイオードLED1〜LED4とを光源とし、これらの発光を拡散板31で拡散・混合し、同拡散板31を通過した光を照射光とする。これらの照射光を緑葉に照射して、その反射光(散乱光)又は透過光を受光部(図示せず)に受光して分光器1bに入力して、分光反射率特性を測定し、これを複数回経時的に行う。
この分光反射率特性から、前記した方法によって変化波長域の短波長側の移動量、又は特徴点波長の短波長側への移動量から水ストレスを評価する。尚、透過光を用いた光透過率特性からも同様に水ストレスを評価できる。
ここで、発光ダイオードLED1〜LEDnと拡散板31と標準白色板34と載置台33と受光部35とを外部光が入らないようにしてコンパクトに集約させたプローブ30A,30Bを図12,図13に示す。載置台33の下方に標準白色板34を置く場合は図12の通り、標準白色板34の反射光と緑葉の反射光を受光部35で受光するようにしている。各波長の分光強度は、標準白色板34の受光部35の分光強度で緑葉の反射光の受光部35の分光強度を除した値をその波長の分光率として分光反射率特性を算出することが、標準白色板34が外部光の進入をさまたげて、正確に特性を得ることができる。
反射型の標準白色板34を使用せず、透過型拡散板99を用いる例を、図13に示す。この場合の受光部35は透光性載置面33の後方に設け、透過光を主に計測する構造となっている。この場合でも、載置面33に緑葉を置かないで基準となる拡散板99を置いた場合の分光強度で緑葉を置いた場合の分光強度を除した値を分光透過率として用いることが好ましい。
図14に示す例は、650〜770nm間を10nmピッチで分けた波長を中心波長とする13個の発光ダイオード40を使用し、発光した光を拡散する拡散板41を設け、同拡散板を通過した光を照射光とし、これを緑葉に照射し、その反射光(散乱光)あるいは透過光を一つのフォトダイオード42で受光し、分光強度信号として利用する。
この例では、13個の発光ダイオード40は、時分割的に交代させて作動させ、フォトダイオード42の受光信号もその時分割と同期させ、一つのフォトダイオードで13の各中心波長の分光強度のデータを得て分光反射率特性を計測することができる。この例は製作コストが安価にできる。この場合でも図12の反射光用プローブ、図13の透過光用プローブのどちらでも構成することができる。
図15に示す例は、本発明における市販の分光器を用いずに複数のフォトダイオードで分光強度を測って分光反射率特性を測定する例であり、市販の分光器を使用しないので安価に製造できる。
この例は、緑葉からの反射光(散乱光)又は透過光をピンホール50に通過させ、それをレンズ51で平行光にし、その平行光をプリズム52によって分光し、分光された光をレンズ53で波長毎に集光し、複数の集光位置にフォトダイオード54を配置し、複数のフォトダイオード54で前記中心波長に相当の波長の分光強度を測って、分光率特性を出す方法である。この方法も市販の高価な分光器を使用しない方法の例である。
本発明の変化波長域での波長による分光反射率の一次微分の微係数の最大値である特徴点波長に代わる別の推移の評価波長として、微係数を2つの波長λ1,λ2を中心とする正規分布の重ね合せとし、微係数を数1(数3)と仮定し、微係数に実測の分光反射率を用いて計算した複数の微係数値を与えて、この数1(数3)を最も満足するλ1,λ2,a1,a2,σ1,σ2を求める。この求めたa1,a2,λ1,λ2から数2(数4)によりλmを求め、このλ1,λ2あるいはλmの短波長側への推移量をもってストレスを評価することもできる。
上記数1(数2)の近似の程度を数1(数3)の式の計算値と実測値(実験値)の微係数値とを比較した図16(a),図16(b)に示している。近似の程は良好であり、λ1,λ2あるいはλmを特徴点波長同様なメルクマークとして利用しえるものであることが分かった。
本発明は、栽培果実・野菜・米・麦等の水管理に有用であり、確実な育成と実りの多い収穫を可能とする、他に庭園の草木、植材の水管理及び自然材、野草の水ストレス状態の観察に利用できる。
実施例1の植物ストレス測定装置の回路ブロック図である。 実施例1の反射光の分光反射率とその微係数を示す分光反射率特性図である。 実施例1の変化波長域検出部の処理フローを示す説明図である。 実施例1の特徴点波長算出部の処理フローを示す説明図である。 実施例1の特徴点波長の経時変化図である。 実施例1のストレス指標としての特徴点波長の推移量の経時変化図である。 実施例1の特徴点波長の推移と従来のプレッシャーチャンバー法による最大水ポテンシャルの推移の比較を示す説明図である。 実施例1の特徴点波長の推移と従来のプレッシャーチャンバー法による最大水ポテンシャルの推移の比較を示す説明図である。 実施例2の植物ストレス測定装置の回路ブロック図である。 実施例2の中間波長の推移量の経時変化を示す説明図である。 本発明の発光ダイオードを光源とした実施例を示す説明図である。 本発明の発光ダイオードを光源とした実施例を示す説明図である。 本発明の発光ダイオードを光源とした実施例を示す説明図である。 本発明の一つのフォトダイオードによる分光反射率特性を得る例を示す説明図である。 本発明の分光強度を複数のフォトダイオードで測定する例を示す説明図である。 本発明の数1の微係数近似式の近似糖度を示す説明図である。
符号の説明
S 植物ストレス測定装置
L 緑葉
W 標準白色板
1 分光反射率測定装置
1a 光源
1b 分光器
1c 分光強度記憶部
1d 白色面反射分光強度記憶部
1e 分光反射率特性記憶部
2 変化波長域検出部
3 特徴点波長算出部
4 特徴点波長経時変動記憶部
5 水ストレス評価部
20 中間波長算出部
21 中間波長経時変動記憶部
22 ストレス判断部
30A,30B プローブ
31 拡散板
33 載置面
34 標準白色板
35 受光部
40 発光ダイオード
41 拡散板
42 フォトダイオード
50 ピンホール
51,53 レンズ
52 プリズム
54 フォトダイオード
99 透過用の拡散板

Claims (16)

  1. 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率へと分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域の経時的変動を求め、同変化波長域の変動において短波長側への推移が大きい程植物が受けているストレスが大きいものとなっていると評価する、植物の受けるストレスの測定方法。
  2. 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率への分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域の波長による分光率の微係数が最も高い波長である特徴点波長を求め、同特徴点波長が短波長側へ変位する程植物の受けるストレスが大きいものと評価する、植物の受けるストレスの測定方法。
  3. 植物の緑葉に光を照射し、緑葉からのその反射光又は透過光を捕捉してその反射光又は透過光の各波長の分光輝度を照射光の基準となる物体からの反射光又は透過光の同じ波長の分光輝度でもって除した分光率の分光率特性を経時的に複数回測定し、各分光率特性に対して赤色の可視光域の低い分光率から近赤外域の高い分光率への分光率が大きく増加する変化波長域を検出し、同変化波長域における測定された分光率の波長による微係数を求め、コンピュータのソフトを用いて変化波長域での波長による分光率の一次微分の微係数を2つの波長λ1,λ2を中心とする下式の数1の正規分布の重ね合せとして、測定された分光率の波長による微係数値を代入して近似する値を与えるa1,σ1,λ1,a2,σ2,λ2の値を算出し、算出したa1,a2,λ1,λ2を用いて下式の数2で計算したλm又はλ1あるいはλ2のいずれかの波長が短波長側へ変位する程植物の受けるストレスが大きいものと評価する、植物の受けるストレスの測定方法。
    Figure 2005308733
    Figure 2005308733
  4. 基準となる物体が標準白色板である、請求項1〜3何れか記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  5. 緑葉に照射する光として、同時に発光する中心発光波長が異なる複数の発光ダイオードからの光を、拡散板に当てて各発光ダイオードの光を拡散と混合させた後の通過光を照射光として用いる、請求項1〜4何れか記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  6. 分光率特性を測定する測定方法として、透過光又は反射光をプリズムで分光し、分光された異なった波長の光を複数のフォトダイオードで受光し、その分光強度の出力信号から分光率特性を算出する、請求項1〜5いずれか記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  7. 緑葉からの反射光又は透過光の光をピンホールに通過させ、更にその通過光をレンズで平行光にし、その平行光をプリズムで分光し、分光された光をレンズで複数の波長毎に集光してこれを複数のフォトダイオードで受光して、各フォトダイオードの分光強度を測定して分光率特性を算出するようにした、請求項1〜5いずれかに記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  8. 緑葉に照射する光源として、中心波長が異なる波長の複数の発光ダイオードを用い、同発光ダイオードの光を拡散させる拡散板で拡散させた光を緑葉に照射し、その反射光又は透過光を1つのフォトダイオードで受光するとともに、複数の発光ダイオードを時分割的に交代して発光させ、フォトダイオードの受光も時分割と同期して異なった中心波長の分光強度を1つのフォトダイオードで測定して分光率特性を算出するようにした、請求項1〜4記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  9. 中心波長が600〜800nmの範囲内である発光ダイオードを用いる、請求項5又は8記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  10. フォトダイオードが受光する波長が600〜800nmの範囲のものである、請求項6又は7記載の植物の受けるストレスの測定方法。
  11. 緑葉が持つ分光率特性を測定する測定手段と、測定された分光率特性に含まれる低い分光率を呈する赤色の可視光域から高い分光率を呈する近赤外域への変化波長域を検出する検出手段と、検出された変化波長域を測定日時とともに記憶保存する記憶手段と、記憶保存された変化波長域の短波長側への推移の量を算出して記憶し、その推移量が大きい程ストレスが高いものとするストレス指標として推移量を出力する判断手段とを備えた植物ストレス測定装置。
  12. 緑葉が持つ分光率特性を測定する測定手段と、測定された分光率特性に含まれる低い分光率を呈する赤色の可視光域から高い分光率を呈する近赤外域への変化波長域を検出する検出手段と、同変化波長域を測定日時とともに記憶する記憶手段と、同変化波長域での波長による分光率の微係数を算出し、同微係数が最も高い波長の特徴点波長を求める特徴点算出手段と、同特徴点波長を測定日時とともに記憶保存する特徴点波長記憶手段と、同特徴点波長の短波長側への推移量を算出して記憶し、特徴点推移量が大きい程ストレスが高いものとするストレス指標として特徴点推移量を出力する評価手段とを備えた植物ストレス測定装置。
  13. 測定手段の緑葉に照射する光源として、同時に発光する中心波長が600〜800nmの範囲で異なる波長の複数の発光ダイオードと、同発光ダイオードからの発光の光を拡散混合した後通過させて照射光とする拡散板とを備えた光源を有する、請求項11又は12いずれか記載の植物のストレス測定装置。
  14. 測定手段が、反射光又は透過光を分光するプリズムと、同プリズムで分光された異なった波長の光を受光する複数のフォトダイオードと、同フォトダイオードの分光強度の出力信号から各波長の分光率を測定して分光率特性を算出する手段とを備えた、請求項11〜13いずれか記載の植物のストレス測定装置。
  15. 中心波長が600〜800nmの範囲の中心波長を異にする複数の発光ダイオードを設け、同発光ダイオードの光を拡散混合する拡散板を設け、同拡散板の通過光が照射する位置に測定される緑葉を載置するサンプル受台を設け、同サンプル受台のサンプル受面の下方に標準白色板を設け、同サンプル受台のサンプル受面に臨むようにサンプル受面からの反射光又は透過光を計測する測定手段の受光部を配置した、植物のストレス装置のプローブ。
  16. 中心波長が600〜800nmの範囲で中心波長を異にする複数の発光ダイオードを設け、同発光ダイオードの光を標準白色板と同等に拡散混合する拡散板を設け、同拡散板の通過光が照射する位置に測定される緑葉を載置するサンプル受面を設け、同サンプル受面を通過した光を受光する測定手段の受光部を設けた、植物ストレス装置のプローブ。
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