JP2005307688A - 新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 - Google Patents
新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005307688A JP2005307688A JP2004129785A JP2004129785A JP2005307688A JP 2005307688 A JP2005307688 A JP 2005307688A JP 2004129785 A JP2004129785 A JP 2004129785A JP 2004129785 A JP2004129785 A JP 2004129785A JP 2005307688 A JP2005307688 A JP 2005307688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- underground structure
- peripheral wall
- existing underground
- constructing
- new
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
【解決手段】 既存地下躯体における周壁部を残して既存地下躯体の内側中間部構造躯体を解体し、前記周壁部内側に縦に砕石層を形成するように周壁部の支保工を兼ねた充填材を充填して作業床を構築した後、前記砕石層部分を縦に掘削して、既存地下躯体の周壁部内側下方に山留を構築することを特徴とする新設地下躯体用の山留壁の構築方法。
【選択図】図1
Description
(2)その後、既存地下躯体の上部側から順に解体撤去すると共に山留壁に切梁等の支持梁を順次架設し、既存地下躯体全体を解体撤去し、
(3) その後、山留壁に切梁を設置しながら新設躯体の床付面まで掘削し、その床付面から上方に向かって、新設地下躯体を順次立ち上げるように築造する新設躯体の構築方法が実施されている。
また、前記(B)の工法の場合は、山留壁を構築するために既存コンクリート地下躯体を特殊な削岩式ビットを備えた特殊な縦孔掘削装置が必要になり、施工コストが高くなるという問題がある。
本発明は、狭隘な敷地であっても施工することができ、また、前記のような特殊なビットを備えた特殊な掘削装置を使用することなく、既存地下躯体よりも深い以深部に容易に経済的に山留を構築することができる新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法を提供することを目的とする。
また、第2発明では、第1発明の新設地下躯体用の山留壁の構築方法
既存地下躯体の内側中間部構造躯体を解体した解体ガラを周壁部から内側に間隔をおいて離して埋め戻して解体ガラ層を構築し、既存地下躯体の周壁部と解体ガラ層との間に縦に砕石層が形成されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の新設地下躯体用の山留壁の構築方法において、解体ガラ層とこれを埋め込むように設けられた砕石層とからなる充填材による作業床とされていることを特徴とする。
第4発明では、第1発明〜第3発明のいずれかの新設地下躯体用の山留壁の構築方法において、既存地下躯体の内側中間部構造躯体の解体を、既存地下躯体周囲部における1スパン分の柱・梁およびスラブを山留支保工として一時的に残して行なうことを特徴とする。
第5発明では、既存地下躯体周壁部外側に一体に補強山留を設けて、既存地下躯体周壁部の自立高さを高くできるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の新設地下躯体用の山留壁の構築方法。
第6発明の新設躯体の構築方法においては、第1発明〜第5発明のいずれかの構築方法により、新設地下躯体用の山留を構築した後、周壁部の支持梁を架設しながら周壁部内側の充填材を搬出すると共に前記山留間における既存地下躯体より深い新設床付面まで掘削し、その後その新設床付面から新設地下躯体を構築することを特徴とする。
第2発明によると、既存地下躯体の内側中間部構造躯体を解体した解体ガラを充填材として有効に利用することができるため、充填材を現場調達して経済的に施工することができ、また、解体がらを山留壁を築造する位置から横方向に離れた位置に埋め戻すので、解体がらが山留壁築造の障害にならず、既存地下躯体の周壁部内側下方に縦に山留壁を容易に設けることができる。
第3発明によると、解体がらとこれを埋め込むように設けられた砕石層とからなる充填材とされているので、砕石層を単に転圧するだけで、重機を支持する地耐力の高い支持地盤の作業床を容易に形成することができる。
第4発明によると、既存地下躯体周壁部の1スパン分の柱・梁およびスラブを山留支保工としての構造体として一時的に残しながら、既存地下躯体の周壁部内側を解体するので、既存地下躯体を安定した山留支保工としての構造躯体として有効に利用することができると共に、解体がらを埋め戻しても、解体がらを所定の位置に埋め戻すことができる。
第5発明によると、単に、既存地下躯体周壁部の外側に一体に補強山留を設けるだけで、既存地下躯体における内側中間部構造躯体を解体し、周壁部の上部を突出させるように周壁部内側に周壁部上端レベルよりも低レベル位置に作業床を設けても、中間部構造躯体を解体した周壁部を自立させることができるため、傾斜地であっても、周壁部内側の作業床の平坦化を促進できると共に充填材の充填量を低減することができる。
第6発明によると、周壁部および山留壁に支持梁を架設して周壁部内側の充填材を容易に搬出することができると共に、既存地下躯体の周壁部内側下方の山留壁間における土砂を排出して、既存地下躯体よりも下方の新設床付面まで開削して、新設躯体を経済的に構築することができる。
1 既存地下躯体
2 外周壁
3 中間部構造躯体
4 解体がら
5 地下地盤
6 解体がら層
7a砕石
7b 側部縦充填材層
7 充填材
8a 傾斜面の作業床
8b 平坦面の作業床
8 作業床
9 下方実施形態盤
10 アースオーガー式縦孔掘削装置
11 柱
12 梁
13 スラブ
14 山留支保工
15 山留または山留壁
16 支持梁
17 新設のコンクリート製地下躯体
18 新設躯体
19 傾斜地
20 補強山留杭
21 新設地下躯体用の床付面
22 地盤
Claims (6)
- 既存地下躯体を解体してこれより深い位置から新設地下躯体を構築する場合の新設地下躯体用の山留の構築方法において、既存地下躯体における周壁部を残して既存地下躯体の内側中間部構造躯体を解体し、前記周壁部内側に縦に砕石層を形成するように周壁部の支保工を兼ねた充填材を充填して作業床を構築した後、前記砕石層部分を縦に掘削して、既存地下躯体の周壁部内側下方に山留を構築することを特徴とする新設地下躯体用の山留の構築方法。
- 既存地下躯体の内側中間部構造躯体を解体した解体ガラを周壁部から内側に間隔をおいて離して埋め戻して解体ガラ層を構築し、既存地下躯体の周壁部と解体ガラ層との間に縦に砕石層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の新設地下躯体用の山留の構築方法。
- 解体ガラ層とこれを埋め込むように設けられた砕石層とからなる充填材による作業床とされていることを特徴とする請求項1および2に記載の新設地下躯体用の山留の構築方法。
- 既存地下躯体の内側中間部構造躯体の解体を、既存地下躯体周囲部における1スパン分の柱・梁およびスラブを山留支保工として一時的に残して行なうことを特徴とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の新設地下躯体用の山留の構築方法。
- 既存地下躯体周壁部外側に一体に補強山留を設けて、既存地下躯体周壁部の自立高さを高くできるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の新設地下躯体用の山留の構築方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の構築方法により、新設地下躯体用の山留を構築した後、周壁部の支持梁を架設しながら周壁部内側の充填材を搬出すると共に山留間における既存地下躯体より深い新設床付面まで掘削し、その後その新設床付面から新設地下躯体を構築することを特徴とする新設躯体の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004129785A JP2005307688A (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | 新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004129785A JP2005307688A (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | 新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005307688A true JP2005307688A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35436761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004129785A Pending JP2005307688A (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | 新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005307688A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010189960A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物の解体工法 |
JP2017166139A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 大成建設株式会社 | 地下構造物の構築方法 |
JP2018021320A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 大成建設株式会社 | 建物の建替え方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262594A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Kajima Corp | 地下構造物の構築工法 |
JP2001303599A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-31 | Shimizu Corp | 建物の解体・構築方法および建物 |
JP2003293363A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Ohbayashi Corp | 土留め壁の構築方法 |
-
2004
- 2004-04-26 JP JP2004129785A patent/JP2005307688A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001262594A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Kajima Corp | 地下構造物の構築工法 |
JP2001303599A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-31 | Shimizu Corp | 建物の解体・構築方法および建物 |
JP2003293363A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Ohbayashi Corp | 土留め壁の構築方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010189960A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物の解体工法 |
JP2017166139A (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 大成建設株式会社 | 地下構造物の構築方法 |
JP2018021320A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 大成建設株式会社 | 建物の建替え方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101014796B1 (ko) | 기성 콘크리트 기둥부재를 이용한 탑다운 시공방법 | |
CN104264688B (zh) | 人工挖孔变截面桩支护施工工艺 | |
KR101205783B1 (ko) | 지하구조물의 철거와 신축을 동시에 진행하는 복합 시공방법 | |
CN105089061B (zh) | 一种超深基坑支护方法 | |
JP5055249B2 (ja) | 多連トンネルの構築方法および多連トンネル構造 | |
JP4132442B2 (ja) | トンネル施工法 | |
JP6543176B2 (ja) | 躯体構築方法 | |
JP5351125B2 (ja) | オープンシールド工法のオープンシールド機発進方法 | |
JP2002115260A (ja) | 地下階増築方法 | |
JP2000352296A (ja) | 地下構造物直下の通路の形成方法 | |
CN105421488A (zh) | 地下复合围护体系中基础底板换撑的施工方法 | |
JP2005307688A (ja) | 新設地下躯体用の山留壁の構築方法およびその方法を利用した新設躯体の構築方法 | |
JP2000291398A (ja) | 地下構造物およびその構築方法 | |
KR102059051B1 (ko) | 수직구 굴착방법 | |
KR20190012368A (ko) | 소형 천공장비를 이용한 인접건물 근접구간 소구경 합성파일 벽체 및 이의 시공방법 | |
CN207062996U (zh) | 横穿城市道路地下通道的施工结构 | |
JP5140515B2 (ja) | 地下階柱の設置方法および地中構造物の構築方法 | |
JP6543177B2 (ja) | 躯体構築方法 | |
KR100592397B1 (ko) | 층당지지 엄검지말뚝 흙막이공법 | |
KR102579002B1 (ko) | 하향식 지하외벽 철거방법 | |
CN111456029B (zh) | 一种基坑支护结构及其施工方法 | |
JPH02300422A (ja) | 地中構造物の構築方法 | |
KR20000063983A (ko) | 띠장을 분리하여 설치한 흙막이벽 지보구조 및 그 시공방법 | |
JP6832761B2 (ja) | 建物建替え方法 | |
JP6851180B2 (ja) | 建物建替え方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060804 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060822 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080812 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081209 |