JP2005306117A - ワイパブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレードラバーの保持位置に関わらず確実にバッキングの飛び出しを防止することのできるワイパブレードを提供すること。
【解決手段】 ワイパブレード11は、カバー部材13の内壁面から凹設された収容凹部39に固定されるイクイッパ50を備え、同イクイッパ50はブレードラバー14に装着されることによりバッキング用溝44の端面開口部44bを閉止する端壁52を有する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、車両のウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するワイパブレードに関するものである。
一般に、ワイパブレードは、ブレードラバーを払拭面に対して均一に押し付けるためのバッキングを備えており、同バッキングは、ブレードラバーの長手方向に沿って形成されたバッキング用溝に嵌入される。
ところが、バッキング用溝がブレードラバーの長手方向の両端部に至るまで延設されている場合、即ちその端面に開口部を有している場合には、バッキングの摺動に伴いその開口部から同バッキングが突出するおそれがある。そのため、従来、こうした長手方向端面に開口部を有するブレードラバーにおいては、同端面にバッキングの突出を防止するための抜止部材が装着されている。
例えば、特許文献1には、バッキング用溝内に長手方向開口部から挿入され、その爪部がレバー部材の保持爪部に係合されることによりブレードラバーに装着される抜止部材が開示されており、この抜止部材では、同爪部の基端部に設けられた切り起し部にてバッキングの突出が防止される。
登録実用新案第3062894号公報 特表2002−531325号公報
ところで、近年、その全高を抑えて良好な視界を確保するとともに、走行風の抵抗によるブレードラバーの浮き上がりの防止や風切音の低減を図るべく、従来見られるようなトーナメント型のレバーアセンブリを廃して、一つのレバー部材にてブレードラバーを保持する、或いはワイパアームが連結されるホルダ部材によりブレードラバーを直接保持するワイパブレードがある。
しかし、こうしたシングルレバー型やレバーレス型のワイパブレードは、バッキングを予め湾曲形成し、同バッキングの弾性変形によりブレードラバーの両端部を払拭面に追従させる構造を有している。そのため、ブレードラバーは、バッキングの弾性変形を妨げることのないように、その両端部よりもかなり中央側で保持されている。従って、こうしたワイパブレードでは、上記従来の抜止部材のようにレバー部材の保持爪部にその一部を係合することにより装着される抜止部材は用いることができない。
そのため、例えば、特許文献2に記載のワイパブレードでは、ブレードラバーの両端部に樹脂等からなるキャップ部材を装着することにより、バッキング用溝からのバッキングの飛び出しを防止しているが、こうしたキャップ部材は、ブレードラバー交換等、その脱着の繰り返しに伴う係合部の磨耗により不用意に脱落するおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ブレードラバーの保持位置に関わらず確実にバッキングの飛び出しを防止することのできるワイパブレードを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、払拭面を払拭するブレードラバーと、バネ材からなり所定の剛性を有すると共に中央部が反払拭面側に向けて凸状に湾曲形成され、前記ブレードラバーの長手方向の両端に亘って形成されたバッキング用溝に嵌入されるバッキングと、ワイパアームが連結されるホルダ部と前記ブレードラバー又は前記バッキングを保持する保持部とを有するレバーと、前記レバーに固定され、前記ブレードラバーの少なくとも前記バッキング用溝が形成される取付部を被覆するカバー部材と、前記バッキング用溝のブレードラバーの一端面側の開口部を閉止する第1の壁部を有し前記カバー部材の内面に固定される抜止部材と、を備えたワイパブレードであることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記抜止部材は、前記バッキング用溝のブレードラバー両側側面の開口部の一部を覆う第2の壁部を有すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記カバー部材は、少なくとも前記長手方向に伸縮可能な弾性材料からなり、前記ブレードラバーは、前記保持部にて前記保持されるために前記長手方向に沿って形成された保持用溝を有し、前記第1の壁部又は前記第2の壁部の少なくとも一方には、前記保持用溝に係合される爪部が形成されること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記抜止部材は、前記取付部の前記反払拭面側の面に当接される天板を備え、前記第1の壁部及び前記第2の壁部は前記天板と一体に形成され、前記爪部は前記天板との間に前記取付部の一部を挟持するように前記保持用溝と係合されること、を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、前記抜止部材は、金属材料を折曲成形したものであって、前記第1の壁部及び前記第2の壁部は前記天板の端部から折り返され、前記爪部は前記第1の壁部又は前記第2の壁部の先端から折り返されることにより形成されること、を要旨とする。
請求項6に記載の発明は、前記カバー部材は、前記払拭面に対して傾斜する傾斜面を有し該傾斜面にて走行風を受けることにより前記払拭面方向への押圧力を生じせしめるフィン部を有すること、を要旨とする。
請求項7に記載の発明は、前記フィン部は、前記長手方向に沿って前記ホルダ部の両側に配置されるものであって、前記カバー部材は、前記フィン部を互いに連結するとともに前記ホルダ部の側面を被覆する被覆部を備えること、を要旨とする。
請求項8に記載の発明は、前記長手方向の両端部と前記保持部との間において前記カバー部材に固定され、前記バッキングと前記ブレードラバーとを共に保持する保持部材を設けたこと、を要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、抜止部材はカバー部材の内面に固定されるため、ブレードラバーの両端部の近傍にレバーのような抜止部材を固定可能な構造体がない場合であっても装着可能である。そして、同抜止部材の第1の壁部によりブレードラバーの一端面側の開口部からのバッキングの飛び出し(突出)が防止され、該突出によりカバー部材が損傷するおそれもない。即ち、ブレードラバーの保持位置に関わらず、確実にバッキングの飛び出しを防止することが可能になる。従って、特に、シングルレバー型のように、その両端部よりも中央側でブレードラバーを保持することが望ましいものに好適であり、これにより、バッキングの弾性変形を妨げない位置でブレードラバーを保持しその良好な払拭性能を確保するとともに、確実にバッキングの飛び出し(突出)を防止することが可能となる。また、カバー部材にてバッキング用溝が形成される取付部を被覆することにより、そのデザイン性が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、第2の壁部によりブレードラバーの両側側面の開口部からのバッキングの飛び出しが防止される。従って、特にブレードラバーが比較的長尺であり、その両端部と上記保持部との間の距離が大きく同両端部においてバッキングのブレードラバーに対するズレが顕著となりやすい場合に好適である。
請求項3に記載の発明によれば、爪部と保持用溝とが係合されることにより、抜止部材を介してブレードラバーとカバー部材とが連結される。従って、より安定的にブレードラバーとカバー部材とを連結し、且つ確実に上記両側側面の開口部からのバッキングの飛び出しを防止することが可能になる。特に、第2の壁部に爪部を設けた場合には、ブレードラバーは、その長手方向の両端部において、上記バッキング用溝を含む取付部が第2の壁部及び爪部に抱え込まれるように把持される。そのため、ブレードラバーの両側側面に形成されたバッキング用溝にバッキングがそれぞれ嵌入される場合、各バッキングレールはその両端部において互いに連結された状態と略等価となる。これにより、その弾性変形を妨げることなくバッキング剛性を向上させるとともに、ブレードラバーの両端部におけるバッキングのズレを防止することができ、その結果、ブレードラバーの過度な捻れを防止して良好な払拭性能を確保することが可能になる。また、カバー部材は長手方向に伸縮可能であるため、同カバー部材を長手方向に引き伸ばし、上記保持用溝の端面側の開口部から各爪部を挿入することで容易に装着することが可能であり、これにより大幅なメンテナンス性の向上を図ることが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、爪部と天板との間に取付部の一部を挟持することにより、抜止部材を確実にブレードラバーに装着して同ブレードラバーとカバー部材との連結、及びバッキングの飛び出し防止を確実ならしめることが可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、ブレードラバーの交換等により抜止部材の脱着を繰り返しても係合部である爪部が磨耗しないため安定的且つ確実にカバー部材とブレードラバーとを連結することが可能となる。また、容易に製造可能であることからその製造コストを抑制することが可能になる。
請求項6に記載の発明によれば、走行風の抗力(の分力)をブレードラバーを払拭面に押し付ける補助的押圧力として直接的に作用させることにより、その浮き上がりを防止することが可能になる。特に、上記請求項3〜請求項5の構成をこの発明に適用することで、カバー部材とブレードラバーとを連結する抜止部材を介して、走行風の抗力を同ブレードラバーの両端部において直接的に作用させることが可能になる。従って、同補助的押圧力をその長手方向の全域に亘って作用させることが可能になり、その結果、より好適に同ブレードラバーの浮き上がりを防止することが可能になる。また、カバー部材にフィン部を設けたことにより、その払拭部の磨耗によるブレードラバーの交換の際に、上記特許文献2に記載のワイパブレードのごとくブレードラバーの反払拭面側にフィン部を設けたもののように、磨耗しないフィン部までも一緒に交換する必要がない。即ち、ブレードラバー及びバッキング或いはブレードラバーのみを交換すれば足りるため、そのメンテナンスコストが安価なものとなる。
請求項7に記載の発明によれば、各フィン部を被覆部にて連結することにより、ブレードラバーの反払拭面側及びそのホルダ部を含むレバー側面を一体的に被覆することが可能になり、そのデザイン性を向上させることが可能になる。
請求項8に記載の発明によれば、両端部と保持部との間におけるブレードラバー両側側面の開口部からのバッキングのはみ出しを防止するとともに、ブレードラバーとカバー部材とをより安定的且つ確実に連結することが可能になる。従って、特にブレードラバーが比較的長尺であり、上記抜止部材と上記保持部との距離が大きくその間の両側側面の開口部からバッキングがはみ出す可能性が高い場合に好適である。
本発明によれば、ブレードラバーの保持位置に関わらず好適にバッキングの飛び出しを防止することが可能なワイパブレードを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)(b)は、それぞれワイパブレード11の平面図及び正面図であり、図2は、カバー部材13を除いたワイパブレード11を示す正面図、図3は、ホルダ部21を中心とするレバー12の一部を示す斜視図、そして、図4は、その図2中に示すA−A線に沿った断面図である。尚、図1(b)では、一部の縦断面を併せて図示し、図2では、便宜的にブレードラバー14の長手方向に対して高さ方向を強調・拡大して図示している。
図1(a)(b)に示すように、ワイパブレード11は、レバー12と、レバー12に固定されたカバー部材13と、これらレバー12及びカバー部材13に保持されたブレードラバー14と、ブレードラバー14に嵌入されたバッキング15とを備えている。このワイパブレード11は、ワイパアーム16の先端に回動可能に連結され、ワイパアーム16により払拭面に向けて付勢されるようになっている。ワイパアーム16は、その基端がワイパ装置の駆動源(図示せず)によって往復回動される図示しないピボットシャフトに固定され、ピボットシャフトと共にワイパアーム16が往復回動することにより、ワイパブレード11によって払拭面が払拭される。
図2に示すように、前記レバー12は、ホルダ部21と、ホルダ部21から前記ブレードラバー14の長手方向両側に向けて延出形成されたアーム部22と、アーム部22の先端部に設けられた保持部23とが一体的に設けられた構成を有している。そして、ワイパブレード11は、レバー12のホルダ部21においてワイパアーム16に回動可能に連結されている。
即ち、本実施形態のワイパブレード11は、一つのレバー12にてブレードラバー14を保持する所謂シングルレバー型のワイパブレードであり、従来見られるような階層的に組み合わされた複数のレバー部材にてブレードラバー14を保持するトーナメント型のワイパブレードよりもその全高が低く抑えられている。
図3に示すように、ホルダ部21は、幅方向(図4参照、左右方向)に離隔されてブレードラバー14から離反する高さ方向(図2参照、上方向)に立設された略長方形の一対の壁部21aを有しており、アーム部22は、各壁部21aの基端側において同壁部21aに連続してブレードラバー14の長手方向に延びる側壁部22aを有している。そして、アーム部22は、これら両側壁部22aが蓋壁部22bにより連絡されることにより断面略U字状に形成されている。
また、図2に示すように、上記アーム部22の側壁部22aは、先端側に向かってブレードラバー14側の高さ方向にも延出形成されており、アーム部22と前記ブレードラバー14との間には、アーム部22の基端側に向かって高さ方向に広がる空隙部Sが形成されている。そして、この空隙部Sにて払拭動作に伴うブレードラバー14の湾曲時の突出を許容する構成となっている。
図4に示すように、保持部23は、アーム部22の側壁部22a及び蓋壁部22bにそれぞれ連接する側壁部23a及び蓋壁部23bとを有して断面U字状に形成されており、両側壁部23aは、ブレードラバー14の後述する払拭部43側(図4中下方向)に向かって延設されている。両側壁部23aの先端部には、幅方向(図4中左右方向)内側に向かって互いに対向するように略直角に屈曲形成された保持爪23dが設けられている。そして、レバー12は、この保持爪23dが前記ブレードラバー14の後述する取付部41の保持用溝45と係合することにより前記バッキング15とともにブレードラバー14を保持するよう構成されている。
一方、図1(b)に示すように、前記カバー部材13は、長手方向においてブレードラバー14よりも若干長い長さを有して、例えば、ゴム材またはエラストマー材などの弾性材料、好ましくはブレードラバーと同等もしくはそれ以下の弾性を有する(それよりも柔軟性を有する)弾性材料にて形成されている。特に、本実施形態のカバー部材13は、その長手方向の両端部13aを同長手方向に伸縮可能な柔軟性を備えている。そして、カバー部材13は、レバー12及びブレードラバー14の反払拭面側(図1(b)の上側)の取付部41を包囲する態様で同レバー12に固定されることにより、同レバー12及びブレードラバー14の取付部41を被覆している。
詳述すると、カバー部材13の長手方向の中央部には、前記レバー12のホルダ部21が挿入されてこれが収容配置される収容孔31が形成されている。そして、カバー部材13には、この収容孔31からそれぞれ前記各アーム部22の側壁部22a及び蓋壁部22bに対応して断面略U字状に凹設された第1収容溝32と、更に第1収容溝32に連続してブレードラバー14の長手方向両端部まで断面略U字状に凹設された第2収容溝33とが形成されている。カバー部材13は、収容孔31にホルダ部21が挿入・収容される状態で、蓋壁部22b及び第1収容溝32間が、例えば接着剤で接合されることでレバー12に固定される。
図5はワイパブレード11の図1(b)中のB−B線に沿った断面図である。同図に示すように、上記第2収容溝33を形成する側壁部は、幅方向(図中左右方向)に互いに対向されている。そして、カバー部材13は、バッキング用溝44を含むブレードラバー14の取付部41が第2収容溝33内に配置され、これにより前記バッキング15の外部への露出が防止されるよう構成されている。
また、図1(b)に示すように、カバー部材13には、複数(ここでは、長手方向各側において2個ずつ)のグリッパ35が間隔をおいて固定されている。これらグリッパ35は、レバー12の保持部23とブレードラバー14の両端部14a(カバー部材13の両端部13a)との間に設けられている。
図6は、ワイパブレード11の図1(b)のC−C線に沿った断面図である。同図に示すように、カバー部材13には、上記第2収容溝33を形成する内壁面から所定深さだけ凹設された断面略U字状の収容凹部33aが形成されている。そして、この収容凹部33aには、その内壁面に沿って断面略U字状に形成されたグリッパ35が、例えば接着剤で接合・固定されている。
グリッパ35は、カバー部材13の上記収容凹部33a内に固定された状態において、その内壁面の形状が第2収容溝33の内壁面の形状に連続するよう形成されており、その側壁部の先端部には幅方向(図中左右方向)内側に向かって互いに対向するように略直角に屈曲形成された保持爪35dが設けられている。そして、グリッパ35は、この保持爪35dが前記ブレードラバー14の保持用溝45と係合することにより前記バッキング15とともにブレードラバー14を保持するよう構成されている。尚、グリッパ35は、第2収容溝33の内壁面に対してその内壁面が略面一となるよう形成されている、と換言することもできる。
図5及び図6に示すように、カバー部材13は、その反払拭面側(図5,6中上側)に断面略三角形状をなすフィン部36を有している。図1(b)に示すように、各フィン部36は、収容孔31(ホルダ部21)に対してカバー部材13の長手方向両側にそれぞれ配置されており、各フィン部36は、上記収容孔31の内壁面を形成する被覆部37によって互いに連結されている。そして、この被覆部37は、ホルダ部21よりも払拭面側に突出する態様で同ホルダ部21の壁部21aを被覆している。
図5に示すように、フィン部36には、払拭面38に対して鋭角αをなす凹面状の傾斜面36aが形成されている。そして、この傾斜面36aが車両の走行風を受けることにより、その抗力を分散させるとともに、その分力をブレードラバー14に直接作用せしめて同ブレードラバー14の浮き上がりを防止するように構成されている。
一方、図5に示すように、ブレードラバー14はゴム材からなり、取付部41及びこれとネック部42を介して連結された払拭部43を有して長尺状に成型されている。払拭部43は、縦断面略三角形状に形成され、ネック部42によって取付部41に対し傾動反転自在に連結されている。そして、ブレードラバー14は、取付部41がレバー12及びカバー部材13(グリッパ35)にて保持されることにより、その払拭部43にて払拭面38を払拭するように構成されている。
取付部41には、バッキング15が嵌入されるバッキング用溝44と、レバー12及びカバー部材13にてブレードラバー14を保持するための保持用溝45が形成されている。
これらバッキング用溝44及び保持用溝45は、取付部41の各外側面41aから対向するようにその幅方向(図5中左右方向)に向かって凹設されており、その両端はブレードラバー14の長手方向に沿うように両端部14aに亘って延設されている(図2参照)。従って、取付部41の横断面は、上下2箇所において括れた形状をなすとともに、同取付部41の長手方向の端面41bには、バッキング用溝44及び保持用溝45の開口部が形成されている。そして、バッキング用溝44は、高さ方向において保持用溝45よりもレバー12(及びカバー部材13)側(図5中上側)に形成されている。
本実施形態では、バッキング15は、バネ性を有する金属材料(バネ材)により細長い板状に形成され、自然状態(無負荷状態)において払拭面38の曲率よりも小さい曲率(払拭面38の湾曲半径よりも小さな湾曲半径)を有して長手方向中央部が反払拭面側に向けて凸状となる湾曲形状に形成されている。
即ち、バッキング15は、その形状及び材質により所定の剛性及びバネ性を有して形成されており、ブレードラバー14は、そのバッキング用溝44にバッキング15が嵌入されることにより、その弾性力にて湾曲変形するとともに、払拭時の押圧力にて、払拭面38の曲率に合わせて弾性変形する。
また、図4及び図6に示すように、保持用溝45は、取付部41が前記レバー12等に保持された状態において、レバー12(保持部23)の保持爪23d及びグリッパ35の保持爪35dが挿入される配置となっている。
具体的には、レバー12の保持爪23dは、高さ方向において保持用溝45に対応する位置に形成されており、取付部41の両外側面41a間が幅寸法W1を有するとすると、保持爪23dの先端間の幅寸法W2は、この幅寸法W1よりも小さくなるように設定されている(図4参照)。同様に、グリッパ35の保持爪35dもまた、その高さ方向において保持用溝45に対応する位置に形成されるとともに、その対向する先端間の幅寸法W3が上記幅寸法W1よりも小さくなるように設定されている(図6参照)。そして、ブレードラバー14は、保持用溝45に挿入された保持爪23d,35dによってレバー12及びグリッパ35に保持される。
ここで、本実施形態では、上記保持爪23d,35dは、保持用溝45に挿入されるのみであり、レバー12に対するブレードラバー14の移動、特にその長手方向への摺動を規制するものではない。即ち、ブレードラバー14が払拭面に追従することにより、その湾曲状態が変化し両保持部23間における同ブレードラバー14の実長さも変化するが、その実長さの変化量をレバー12に対するブレードラバー14の長手方向への摺動によって吸収することにより、払拭動作に伴うブレードラバー14の弾性追従を許容する構成となっている。
また、図6に示すように、バッキング15の幅寸法W6は、バッキング用溝44の幅寸法(の溝深さ)W7以下に設定されており、バッキング15は、それぞれが各バッキング用溝44に完全に収まる態様で嵌入される。そして、同カバー部材13にブレードラバー14の取付部41の略全体が覆われることにより、バッキング用溝44に嵌入されたバッキング15が外部に露出しないようになっている。
また、図2に示すように、本実施形態のワイパブレード11は、ブレードラバー14の両端部14aにおいて、該ブレードラバー14とカバー部材13とを連結するとともに、バッキング15の摺動に伴うバッキング用溝44からの同バッキング15の飛び出しを防止するイクイッパ50を備えている。
図7は、イクイッパ50の斜視図、図8は、イクイッパ50が装着されたブレードラバー14の両端部の部分断面図である。同図に示すように、イクイッパ50は、その一面(当接面)が取付部41の上面(反払拭側の面)41cに当接する天板51と、同天板51と一体に形成され、その端部からブレードラバー14の払拭部43側(図8中下方向)に向かって略直角に屈曲形成された端壁52及び側方壁53(53a,53b)とを備えている。尚、本実施形態では、端壁52が第1の壁部を構成し、側方壁53(53a,53b)が第2の壁部を構成する。
本実施形態のイクイッパ50は、金属板を折曲成形することにより形成され、端壁52は、天板51の基端51bから取付部41の端面41bに沿って折り返され、その一面が同端面41bに当接するように形成されている。また、各側方壁53a,53bは、それぞれ天板51の側端51cから取付部41の各外側面41aに沿って折り返され、同取付部41を挟み込むようにそれぞれの一面が各外側面41aと当接するように形成されている。そして、端壁52がバッキング用溝44の端面開口部44bを閉止することにより、同端面開口部44bからのバッキング15の飛び出し(突出)を防止し、各側方壁53a,53bがバッキング用溝44の側面開口部44aの一部を覆うことにより、同側面開口部44aからバッキング15の飛び出しを防止するように構成されている。
また、端壁52には、前記保持用溝45に係合される挿入爪54が形成されている。本実施形態では、挿入爪54は、端壁52の先端からブレードラバー14の長手方向内側(図8中右方向)に向かって略直角に折り返されており、その高さ方向(図8中上下方向)の位置は、保持用溝45に対応する位置に設定されている。詳しくは、挿入爪54の内面54aから天板51の当接面51aまでの寸法h1が、取付部41の上面41cから保持用溝45までの高さ方向の寸法h2と略等しくなるように設定されている。
本実施形態では、カバー部材13の両端部13aには、上記第2収容溝33を形成する内面(内壁面)から凹設された収容凹部39が形成されており、イクイッパ50は、その(天板51の)固着面51dが、例えば接着剤等で上記収容凹部39の内面に固着されることによりカバー部材13に固定されている。そして、イクイッパ50の挿入爪54が保持用溝45の端面41b側の開口部から挿入され同保持用溝45と係合されることにより、同イクイッパ50を介してブレードラバー14とカバー部材13とが連結されるようになっている。即ち、イクイッパ50は、レバー12(の保持部23)やグリッパ35等の保持部材との位置関係に依存することなくブレードラバー14に装着され、ブレードラバー14とカバー部材13とを連結することが可能となっている。
次に、ワイパブレード11の組付け態様について総括的に説明する。図1(b)に示すように、カバー部材13は、収容孔31にホルダ部21が挿入・収容される状態でアーム部22と接合され、レバー12に固定される。このとき、図6に示すように、カバー部材13には、前記収容凹部33aにおいてグリッパ35が接合されている。そして、この状態では、レバー12(保持部23)の保持爪23d及びグリッパ35の保持爪35dは、それぞれブレードラバー14の保持用溝45と係合しうるようにカバー部材13の第1収容溝32及び第2収容溝33内に現出している。
一方、ブレードラバー14には、その各バッキング用溝44内に予めバッキング15を嵌入しておく。尚、図9に示すように、本実施形態のバッキング15は、2本のバッキングレール15a,15bからなり、各バッキングレール15a,15bは、ブレードラバー14の側方側、即ち各バッキング用溝44の側面開口部44aから同バッキング用溝44内に嵌入される。従って、従来見られるような2本のバッキングレールが互いに連結された連結型のバッキングをブレードラバー14の長手方向に沿って嵌入するものと比較して、嵌入の際の摩擦抵抗、即ちバッキング15の嵌入に要する力が小さくなる。特に、本実施形態のバッキング15は、その長手方向に亘って湾曲しているため、その差は顕著であり、これにより、その組み付け作業性の大幅な向上を図ることが可能になっている。
次に、カバー部材13の長手方向いずれかの端部側から、その保持用溝45内にグリッパ35及びレバー12の各保持爪35d,23dが順次挿入されるようブレードラバー14を装着する。
ここで、本実施形態では、レバー12の保持部23によるブレードラバー14の保持位置は、その両端部14aとホルダ部21との中間部、詳しくはブレードラバー14の長手方向を略3等分する位置に設定されている。即ち、図2に示すように、ブレードラバー14の長手方向の長さを長さLとし、両保持部23の保持爪23d間の距離を長さL1とすると、各保持爪23dからブレードラバー14の両端部14aまでの各長さL2は、長さL1と同等に設定されている。これにより、バッキング15がレバー12に妨げられることなく弾性変形することが可能となり、払拭面38の曲面に合わせてブレードラバー14の払拭部43を自在に追従させて良好な払拭性を確保することができるようになっている。
また、このとき、保持部23及びグリッパ35にてバッキング用溝44の両側面開口部44aの一部が覆われることにより、同側面開口部44aからのバッキング15のはみ出しが防止される。そして、バッキング用溝44を含む取付部41がカバー部材13の第2収容溝33内に配置され、金属部材であるバッキング15が同カバー部材13に被覆されることにより、同バッキング15への水滴の付着、及びその凍結を防止するとともに、ワイパブレード11の側方側からのデザイン性を向上させることができるようになっている。
次に、図10に示すように、カバー部材13の両端部13aをその長手方向に引き伸ばし、その両端部13aの内面(収容凹部39)に固定されたイクイッパ50の挿入爪54を取付部41の端面41b側の開口部から保持用溝45内に挿入することにより、同イクイッパ50をブレードラバー14に装着する。これにより、挿入爪54は前記天板51との間に取付部41の前記反払拭面側の一部、詳しくは取付部41の上面から保持用溝45までを挟持するように保持用溝45と係合される。従って、同イクイッパ50を介して、ブレードラバー14がカバー部材13に保持されるとともに、バッキング用溝44からの突出、ひいては同端面開口部44bから突出したバッキング15によるカバー部材13の損傷が防止される。そして、カバー部材13のフィン部36において発生した車両の走行風の抗力がこのイクイッパ50を介してブレードラバー14の両端部14aに作用することにより、払拭面38へのブレードラバー14の追従性が向上するようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)ワイパブレード11は、カバー部材13の内壁面から凹設された収容凹部39に固定されるイクイッパ50を備え、同イクイッパ50はブレードラバー14に装着されることによりバッキング用溝44の端面開口部44bを閉止する端壁52を有している。
このような構成とすれば、ブレードラバー14の両端部14aの近傍にレバー12の保持部23のような構造体がない場合であっても、同イクイッパ50をブレードラバー14に装着することができる。そして、その端壁52にて上記バッキング用溝44の端面開口部44bからのバッキング15の飛び出し(突出)を防止することができ、更に同バッキング15の突出によりカバー部材13が損傷することもない。従って、特に、シングルレバー型のように、その両端部14aよりも中央側で同ブレードラバー14を保持することが望ましい保持形態を採用するものに好適であり、これにより、バッキングの弾性変形を妨げない位置でブレードラバー14を保持しその良好な払拭性能を確保するとともに、確実にバッキング15の突出を防止することができる。
(2)イクイッパ50は、バッキング用溝44の側面開口部44aの一部を覆う側方壁53a,53bを有する。これにより、同側面開口部44aからのバッキング15の飛び出しを防止することができる。特に、ブレードラバー14が比較的長尺であり、その両端部14aと保持部23との間の距離が大きく同両端部14aにおいてバッキング15のブレードラバー14に対するズレが顕著となりやすい場合により好適である。
(3)カバー部材13は、長手方向に伸縮可能な弾性材料からなり、端壁52には、前記保持用溝45に係合される挿入爪54が形成される。このような構成とすれば、挿入爪54と保持用溝45とを係合させることにより、イクイッパ50を介してブレードラバー14とカバー部材13とを連結することができる。また、その際には、カバー部材13を長手方向に引き伸ばし挿入爪54を取付部41の端面41bの開口部から保持用溝45内に挿入することで容易にイクイッパ50を装着することができ、これにより大幅なメンテナンス性の向上を図ることができる。
(4)イクイッパ50は、その一面(当接面)が取付部41の上面41cに当接する天板51を備え、端壁52は、同天板51と一体に形成される。そして、挿入爪54は、保持用溝45内に挿入されることにより前記天板51との間に取付部41の上面41cから保持用溝45までを挟持するように保持用溝45と係合される。その結果、イクイッパ50を確実にブレードラバー14に装着して同ブレードラバー14とカバー部材13との連結、及びバッキング15の飛び出しの防止を確実ならしめることができる。
(5)イクイッパ50は、金属板を折曲成形することにより形成され、端壁52は、天板51の基端51bから取付部41の端面41bに沿って折り返され、挿入爪54は、端壁52の先端からブレードラバー14の長手方向内側(図8中右方向)に向かって折り返されることにより形成される。
このような構成とすれば、ブレードラバー14の交換等により、イクイッパ50の脱着を繰り返しても保持用溝45との係合部である挿入爪54が磨耗しないため安定的且つ確実にカバー部材13とブレードラバー14とを連結することができる。また容易に製造可能であることからその製造コストを抑制することができる。
(6)カバー部材13は、払拭面38に対して鋭角αをなす凹面状の傾斜面36aを有し、該傾斜面36aにて車両の走行風を受けることにより払拭面38への押圧力を生じせしめるフィン部36を有する。
このような構成とすれば、走行風の抗力(の分力)をブレードラバー14を払拭面38に押し付ける補助的押圧力としてブレードラバー14に直接的に作用させてその浮き上がりを防止することができる。特に、本実施形態では、ブレードラバー14の両端部14aにおいて同ブレードラバー14とカバー部材13とがイクイッパ50を介して連結されているため、同補助的押圧力をその長手方向の全域に亘って作用させることが可能になり、その結果、より好適にブレードラバー14の浮き上がりを防止することができる。また、カバー部材13にフィン部36を設けたことにより、その払拭部43の磨耗によるブレードラバー14の交換の際に、上記特許文献2に記載のワイパブレードのごとくブレードラバーの反払拭面側にフィン部を設けたもののように、磨耗しないフィン部までも一緒に交換する必要がない。即ちブレードラバー14及びバッキング15或いはブレードラバー14のみを交換すれば足りるため、そのメンテナンスコストを安価なものとすることができる。
(7)フィン部36は、ホルダ部21に対してカバー部材13の長手方向両側にそれぞれ配置され、各フィン部36は、同ホルダ部21を被覆する被覆部37によって互いに連結される。このような構成とすれば、ブレードラバー14の取付部41及びそのホルダ部21を含むレバー12の側面を一体的に被覆することが可能になり、これにより、そのデザイン性を向上させることができるようになる。
(8)ワイパブレード11は、その長手方向の両端部13aと保持部23との間において前記カバー部材に固定され、バッキング15とブレードラバー14とを共に保持するグリッパ35を備える。このような構成とすれば、グリッパ35によりバッキング用溝44の側面開口部44aからのバッキング15のはみ出しを防止することができるとともに、ブレードラバー14とカバー部材13とをより安定的且つ確実に連結することができる。従って、特にブレードラバー14が比較的長尺であり、上記イクイッパ50と保持部23との距離が大きく同側面開口部44aからバッキング15がはみ出す可能性が高い場合に好適である。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・図11及び図12に示すイクイッパ60のように、各側方壁63を取付部41の各外側面41aに沿って更に延設するとともに、各側方壁63の先端部63aに把持爪64を形成し、この把持爪64を挿入爪54と同様に保持用溝45内に挿入し該保持用溝45と係合させる構成としてもよい。このような構成とすれば、より安定的にブレードラバー14とカバー部材13とを連結することができるとともに、確実に側面開口部44aからのバッキング15の飛び出しを防止することができるようになる。
また、上記バッキング用溝44を含む取付部41が各側方壁63及び各把持爪64に抱え込まれるように把持されるため、各バッキングレール15a,15bはその両端部において互いに連結された状態と略等価となる。これにより、その弾性変形を妨げることなくバッキング剛性を向上させることができるとともに、ブレードラバー14の両端部14aにおける各バッキングレール15a,15bのズレを防止することができる。その結果、同ブレードラバー14の過度な捻れを防止して良好な払拭性能を確保することができるようになる。
・また、把持爪64を設けた場合には、上記挿入爪54を廃して把持爪64のみを保持用溝45と係合させる構成としてもよい。
(a)ワイパブレードの平面図、(b)ワイパブレードの正面図。 カバー部材を除いたワイパブレードの正面図。 ホルダ部を中心とするレバーの一部を示す斜視図。 A−A線に沿ったカバー部材を除いたワイパブレードの断面図。 B−B線に沿ったワイパブレードの断面図。 C−C線に沿ったワイパブレードの断面図。 イクイッパの斜視図。 イクイッパが装着されたブレードラバーの両端部の部分断面図。 ブレードラバーへのバッキングの組み付けの態様を示す説明図。 ブレードラバーへのイクイッパの組み付けの態様を示す説明図。 別例のイクイッパの斜視図。 別例のイクイッパが装着されたブレードラバーの両端部の部分断面図。
符号の説明
11…ワイパブレード、12…レバー、13…カバー部材、13a…端部、14…ブレードラバー、14a…端部、15…バッキング、16…ワイパアーム、21…ホルダ部、23…保持部、35…グリッパ、36…フィン部、36a…傾斜面、37…被覆部、38…払拭面、39…収容凹部、41…取付部、41a…外側面、41b…端面、41c…上面、44…バッキング用溝、44a…側面開口部、44b…端面開口部、45…保持用溝、50…イクイッパ、51…天板、51a…当接面、51b…基端、51c…側端、51d…固着面、52…端壁、53(53a,53b),63…側方壁、54…挿入爪、64…把持爪。

Claims (8)

  1. 払拭面を払拭するブレードラバーと、
    バネ材からなり所定の剛性を有すると共に中央部が反払拭面側に向けて凸状に湾曲形成され、前記ブレードラバーの長手方向の両端に亘って形成されたバッキング用溝に嵌入されるバッキングと、
    ワイパアームが連結されるホルダ部と前記ブレードラバー又は前記バッキングを保持する保持部とを有するレバーと、
    前記レバーに固定され、前記ブレードラバーの少なくとも前記バッキング用溝が形成される取付部を被覆するカバー部材と、
    前記バッキング用溝のブレードラバーの一端面側の開口部を閉止する第1の壁部を有し前記カバー部材の内面に固定される抜止部材と、を備えたワイパブレード。
  2. 請求項1に記載のワイパブレードにおいて、
    前記抜止部材は、前記バッキング用溝のブレードラバー両側側面の開口部の一部を覆う第2の壁部を有すること、を特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項2に記載のワイパブレードにおいて、
    前記カバー部材は、少なくとも前記長手方向に伸縮可能な弾性材料からなり、
    前記ブレードラバーは、前記保持部にて前記保持されるために前記長手方向に沿って形成された保持用溝を有し、
    前記第1の壁部又は前記第2の壁部の少なくとも一方には、前記保持用溝に係合される爪部が形成されること、を特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項3に記載のワイパブレードにおいて、
    前記抜止部材は、前記取付部の前記反払拭面側の面に当接される天板を備え、
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部は前記天板と一体に形成され、前記爪部は前記天板との間に前記取付部の一部を挟持するように前記保持用溝と係合されること、
    を特徴とするワイパブレード。
  5. 請求項4に記載のワイパブレードにおいて、
    前記抜止部材は、金属材料を折曲成形したものであって、
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部は前記天板の端部から折り返され、前記爪部は前記第1の壁部又は前記第2の壁部の先端から折り返されることにより形成されること、
    を特徴とするワイパブレード。
  6. 請求項1〜請求項5のうちの何れか一項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記カバー部材は、前記払拭面に対して傾斜する傾斜面を有し該傾斜面にて走行風を受けることにより前記払拭面方向への押圧力を生じせしめるフィン部を有すること、
    を特徴とするワイパブレード。
  7. 請求項6に記載のワイパブレードにおいて、
    前記フィン部は、前記長手方向に沿って前記ホルダ部の両側に配置されるものであって、
    前記カバー部材は、前記フィン部を互いに連結するとともに前記ホルダ部の側面を被覆する被覆部を備えること、を特徴とするワイパブレード。
  8. 請求項1〜請求項7のうちの何れか一項に記載のワイパブレードにおいて、
    前記長手方向の両端部と前記保持部との間において前記カバー部材に固定され、前記バッキングと前記ブレードラバーとを共に保持する保持部材を設けたこと、
    を特徴とするワイパブレード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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