JP2005305552A - レーザ加工制御方法 - Google Patents

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Masafumi Ishiguro
雅史 石黒
Masaki Hashikawa
正喜 橋川
Yasuyoshi Motouchi
保義 本内
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Abstract

【課題】 軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工を行うことができる。
【解決手段】 自動運転用プログラムの内容を解析し、軸移動送り種類、加工送り動作モードを判定し、その判定結果に対応するフィードフォワード係数データを記憶手段から読み込み、読み込んだフィードフォワード係数データを基にして算出した速度フィードフォワード量により速度フィードフォワード制御を行う。このように、軸移動を行う場合に、軸移動送り種類、加工送り動作モードを判定し、その判定結果に最適なフィードフォワード係数を切り替えて使用することにより、常に最適な速度フィードフォワード制御を行い、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工が行うことができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、速度フィードフォワード制御を行うことによってレーザ加工を行うレーザ加工制御方法に関するものである。
従来の数値制御装置では、軸移動を行う場合に、軸移動送り種類、板厚種類、加工送り動作モードに関わらず、1種類のフィードフォワード係数を共通に使用して速度フィードフォワード制御を行っていた。
特開平1−254393号公報
上記従来の数値制御装置においては、軸移動を行う場合に、軸移動送り種類、板厚種類、加工送り動作モードが異なる場合においても、フィードフォワード係数を共通に使用していることにより、最適な速度フィードフォワード制御を行うことができないため、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生するという問題を有していた。
したがって、この発明の目的は、上記従来の課題を解決するもので、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工を行うことができるレーザ加工制御方法を提供することである。
上記目的を達成するためにこの発明の請求項1記載のレーザ加工制御方法は、位置分配指令パルスに対してフィードフォワード係数を乗算して算出した速度フィードフォワード量を速度指令出力パルスに加算することにより、速度フィードフォワード制御を行うレーザ加工制御方法であって、自動運転用プログラムの内容を解析し、軸移動送り種類が早送り移動または加工送り移動のいずれであるかを判定し、加工送り移動時に加工送り動作モードを判定し、その判定結果に対応する加工送り用フィードフォワード係数データを記憶手段から読み込み、読み込んだフィードフォワード係数データを基にして算出した速度フィードフォワード量により速度フィードフォワード制御を行うことを特徴とする。
この発明の請求項1記載のレーザ加工制御方法によれば、軸移動を行う場合に、加工送り動作モードを判定し、その判定結果に最適なフィードフォワード係数を切り替えて使用することにより、常に最適な速度フィードフォワード制御を行い、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工が行うことができる。
この発明の第1の実施の形態を図1〜3に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態の制御方法を示す指令解析処理部のフローチャート、図2はこの発明の実施の形態の制御方法を示す軸制御処理部のフローチャート、図3はこの発明の実施の形態の数値制御装置の構成を示すブロック図である。
図3において、1はNC制御装置の各処理部を統括的に管理して実行する制御手段としてのNCメイン処理部、2は自動運転プログラムの内容を読み込み、分割した実行ブロックの解析手段としてのプログラム解析処理部、3はレーザ加工運転を自動実行するための自動運転用プログラムの記憶手段としての自動運転用プログラム記憶部である。プログラム解析処理部2は、自動運転用プログラム記憶部3から自動運転プログラムを読み込んだ後に、周期的に自動運転プログラムの内容を解析する。
4は軸移動時に軸移動送り種類が早送り移動、加工送り移動のいずれであるかの判定手段としての軸移動送り種類判定処理部、5は早送り移動時に早送り用フィードフォワード係数データを読み込む手段としての早送り処理部、6は軸移動送り種類、板厚種類、加工送り動作モードごとに異なるフィードフォワード係数の記憶手段としてのフィードフォワード係数データ記憶部である。この場合、早送り処理部5は、早送り移動時にフィードフォワード係数データ記憶部6から板厚種類の判定結果に対応する早送り用フィードフォワード係数データを読み込む。
7は加工送り移動時に加工送り用フィードフォワード係数データを読み込む手段としての加工送り処理部、8は早送り移動時または加工送り移動時に板厚種類の判定手段としての板厚種類判定処理部、9は加工送り移動時に加工送り動作モードがイグザクトストップモード、自動コーナオーバライドモード、連続加工モードのいずれであるかの判定手段としての加工送り動作モード判定処理部である。この場合、加工送り処理部7は、加工送り移動時にフィードフォワード係数データ記憶部6から板厚種類および加工送り動作モードの判定結果に対応する加工送り用フィードフォワード係数データを読み込む。10は軸移動時に早送り処理部5あるいは加工送り処理部7から受け取ったフィードフォワード係数データに基づいて周期的に速度フィードフォワード量を算出し、速度フィードフォワード制御を行う軸制御手段としての軸制御処理部、11は数値制御装置に接続されるサーボモータ駆動用ドライバ、12はサーボモータ駆動用ドライバに接続されるサーボモータである。
つぎに、上記構成の数値制御装置におけるレーザ加工制御方法について説明する。このレーザ加工制御方法は、位置分配指令パルスに対してフィードフォワード係数を乗算して算出した速度フィードフォワード量を速度指令出力パルスに加算することにより、速度フィードフォワード制御を行う。すなわち、図1に示すように、まずステップS10にて、自動運転用プログラム記憶部3から自動運転用プログラムを読み込んでプログラム解析処理部2で解析を行い、実行ブロック単位に分割した後に、ステップS11にて、軸移動送り種類が加工送り移動であるか早送り移動であるかを軸移動送り判定処理部4で判定し、加工送り移動の場合には、ステップS14にて、板厚種類および加工送り動作モードを板厚判定処理部8および加工送り動作モード判定処理部9で判定し、ステップS15にて、板厚種類と加工送り動作モードの判定結果に対応した加工送り用フィードフォワード係数を加工送り処理部7で読み込む。ステップS11における軸移動送り種類の判定結果が早送り移動の場合には、ステップS12にて、板厚種類を板厚判定処理部8で判定し、ステップS13にて、板厚種類の判定結果に対応した早送り用フィードフォワード係数を早送り判定処理部5で読み込む。その後、読み込んだフィードフォワード係数に基づいて、ステップS16にて、読み込んだフィードフォワード係数データを軸制御処理部10へ転送し、軸制御処理部10では、図2に示すステップS20にて、フィードフォワード係数データを解析処理部(早送り処理部5、加工送り処理部7)から受け取り、速度フィードフォワード量を算出し、周期的に速度フィードフォワード制御を実行する。
以上のようにこの実施の形態によれば、軸移動を行う場合に、軸移動送り種類、板厚種類、加工送り動作モードを判定し、その判定結果に最適なフィードフォワード係数を切り替えて使用することにより、常に最適な速度フィードフォワード制御を行い、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工が行うことができる。
なお、第1の実施の形態において、板厚種類判定処理部8がない構成にしてもよい。
本発明にかかるレーザ加工制御方法は、常に最適な速度フィードフォワード制御を行い、軸移動時に振動または加工形状誤差が発生しないレーザ加工が行うことができるという効果を有し、速度フィードフォワード制御を行うことによってレーザ加工を行うレーザ加工制御方法および数値制御装置として有用である。
この発明の実施の形態の制御方法を示す指令解析処理部のフローチャートである。 この発明の実施の形態の制御方法を示す軸制御処理部のフローチャートである。 この発明の実施の形態の数値制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 NCメイン処理部
2 プログラム解析処理部
3 自動運転用プログラム記憶部
4 軸移動送り種類判定処理部
5 早送り処理部
6 フィードフォワード係数データ記憶部
7 加工送り処理部
8 板厚種類判定処理部
9 加工送り動作モード判定処理部
10 軸制御処理部
11 ドライバ
12 サーボモータ

Claims (1)

  1. 位置分配指令パルスに対してフィードフォワード係数を乗算して算出した速度フィードフォワード量を速度指令出力パルスに加算することにより、速度フィードフォワード制御を行うレーザ加工制御方法であって、自動運転用プログラムの内容を解析し、軸移動送り種類が早送り移動または加工送り移動のいずれであるかを判定し、加工送り移動時に加工送り動作モードを判定し、その判定結果に対応する加工送り用フィードフォワード係数データを記憶手段から読み込み、読み込んだフィードフォワード係数データを基にして算出した速度フィードフォワード量により前記速度フィードフォワード制御を行うことを特徴とするレーザ加工制御方法。
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