JP2005304203A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部配線が不要となり、コストが低減されるとともに軽量化が図られ、また電力ロスも低減することができる等の電動式パワーステアリング装置を得る。
【解決手段】このパワーステアリング装置では、制御装置は、金属基板61と、制御基板63と、パワーコネクタと、信号コネクタと、モータ端子Mmと、回転位置センサに接続されたセンサコネクタ71と、大電流基板62と、金属基板61に設けられた接続部材66と、金属基板61、制御基板63及び大電流基板62を格納するハウジング64及びカバー65とを備え、ハウジング64の外側に、パワーコネクタ、信号コネクタ及びセンサコネクタ71が設けられ、センサコネクタ71に設けられた貫通穴からモータ端子Mmがハウジング64の外部に突出している。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両のハンドルに対して補助トルクを出力する電動モータと、この電動モータの駆動を制御する制御装置とを備えた電動式パワーステアリング装置に関するものである。
従来の電動式パワーステアリング装置として、車両のハンドルに対して補助トルクを出力する電動モータと、この電動モータの駆動を制御する制御装置と、電動モータを駆動するための電流を供給するバッテリと、ハンドルの操舵トルクを検出するトルクセンサと、制御装置と電動モータとを電気的に接続したモータコネクタと、バッテリと制御装置とを電気的に接続したパワーコネクタと、電動モータ及びトルクセンサと制御装置とを電気的に接続した信号コネクタとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電動式パワーステアリング装置では、ハンドル操作によりステアリング軸に発生する操舵トルクをトルクセンサにより検出し、制御装置はその操舵トルクに応じて電動モータに流れるモータ電流を制御し、電動モータは減速機構を介してステアリング軸に所要の操舵補助トルクを出力させている。
特開2000−203437号公報
上記の電動式パワーステアリング装置では、制御されるモータ電流の値は、軽自動車であれば25〜30A程度であるが、小型自動車では60A〜80A程度にも達する。
この電動パワーステアリング装置では、制御装置は、電動モータ及びバッテリの設置されたエンジンルームから離れた良好な環境の車室内に設置されているので、制御装置と電動モータとを接続する長い外部配線が複数本必要となる。
その結果、コストが高くなるとともに車両の重量も増大してしまい、また電力ロスが大きくなるとともに放射ノイズの影響でラジオにノイズが入るといった問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、外部配線が不要となり、コストが低減されるとともに軽量化が図られ、また電力ロスも低減することができるとともに放射ノイズを抑制することができる電動式パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
この電動式パワーステアリング装置は、車両のハンドルに対して補助トルクを出力する電動モータと、この電動モータの駆動を制御する制御装置とを備えた電動式パワーステアリング装置であって、前記制御装置は、前記ハンドルに対して補助するトルクに応じて前記電動モータの電流を切り換えるための複数の半導体スイッチング素子からなるブリッジ回路が搭載されたパワー基板と、前記ハンドルの操舵トルクに基づいて前記ブリッジ回路を制御するための駆動信号を生成するマイクロコンピュータが搭載された制御基板と、前記車両のバッテリと電気的に接続されたパワーコネクタと、外部配線を介して信号が入出力される信号コネクタと、前記電動モータに電気的に接続されたモータ端子と、前記電動モータの回転子の回転位置を検出する回転位置センサに接続されたセンサコネクタと、少なくとも配線パターンを構成する導電板が絶縁性樹脂によりインサート成形で一体化された大電流基板と、前記パワー基板に設けられ、前記パワー基板と、前記ハウジング及び前記制御基板とを電気的に接続した複数の端子が組み込まれた接続部材と、前記パワー基板、前記制御基板及び大電流基板を格納するハウジング及びカバーとを備え、前記ハウジングの外側に、前記パワーコネクタ、前記信号コネクタ及び前記センサコネクタが設けられ、前記センサコネクタに設けられた貫通穴から前記モータ端子がハウジングの外部に突出している。
この発明の電動式パワーステアリング制御装置によれば、外部配線が不要となり、コストが低減されるとともに軽量化が図られ、また電力ロスも低減することができるとともに放射ノイズを抑制することができる。
以下、この発明の各実施の形態を図について説明するが、各実施の形態において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る電動式パワーステアリング装置を示すブロック図である。
この電動式パワーステアリング装置は、車両のハンドル(図示せず)に対して補助トルクを出力する電動モータ30と、この電動モータ30の駆動を制御する制御装置60と、電動モータ30を駆動するための電流を供給するバッテリ4と、ハンドルの操舵トルクを検出するトルクセンサ5と、制御装置60と電動モータ30とを電気的に接続したモータ接続部15と、バッテリ4と制御装置60とを電気的に接続したパワーコネクタ68aと、車両側信号が制御装置60に入力される信号コネクタ68bと、トルクセンサ5と制御装置60とを電気的に接続したトルクセンサコネクタ68cとを備えている。
上記電動モータ30は、固定子の構成要素である3相接続された電機子巻線2と、回転子の回転位置を検出する回転位置センサ3とを有している。
上記制御装置60は、電動モータ30に流れるモータ電流IMのリップル成分を吸収するための大容量のコンデンサ7(2200μF×3程度)と、モータ電流IMを検出するためのシャント抵抗器8と、補助トルクの大きさ及び方向に応じてモータ電流IMを切り替えるための複数の半導体スイッチング素子(例えば、FET)Q1〜Q6からなる3相のブリッジ回路10と、ブリッジ回路10のスイッチング動作時に発生する電磁ノイズを外部へ流出するのを防止するコイル11と、制御回路12と、電動モータ30に供給されるモータ電流IMを通電、遮断するモータリレー22を備えている。
この制御回路12は、シャント抵抗器8の一端を介して電動モータ30に流れる電流を検出するための電流検出手段9と、操舵トルク信号に基づいて補助トルクを演算するとともにモータ電流IM及び回転子の回転位置をフィードバックして補助トルクに相当する電流を演算するマイクロコンピュータ13と、このマイクロコンピュータ13からの指令によりブリッジ回路10を制御する駆動信号をブリッジ回路10に出力する駆動回路14とを備えている。
また、マイクロコンピュータ13は、図示していないが、AD変換器やPWMタイマ回路等の他に、周知の自己診断機能を含み、システムが正常に動作しているか否かを常に自己診断しており、異常が発生するとモータ電流IMを遮断するようになっている。
上記構成の電動式パワーステアリング装置では、マイクロコンピュータ13は、トルクセンサ5から操舵トルク、回転位置センサ3から電動モータ30の回転子の回転位置と取り込み、また車両側信号を取り込み、シャント抵抗器8からモータ電流IMを電流検出手段9を介してフィードバック入力し、パワーステアリングの回転方向指令、及び補助トルクに相当する電流制御量をそれぞれ生成し、駆動回路14に入力する。駆動回路14は、回転方向指令及び電流制御量が入力されると、PWM駆動信号を生成し、ブリッジ回路10の半導体スイッチング素子Q1〜Q6に印加する。これにより、バッテリ4から外部配線、パワーコネクタ68a、コイル11、ブリッジ回路10、モータリレー22、モータ接続部15を介して電動モータ30に電流が流れ、所要方向に所要量の補助トルクが出力される。
このとき、モータ電流IMは、シャント抵抗器8及びモータ電流検出手段9を介して検出され、マイクロコンピュータ13にフィードバックされることにより、モータ電流指令Imと一致するよう制御される。また、モータ電流IMは、ブリッジ回路10のPWM駆動時のスイッチング動作によりリップル成分を含むが、大容量のコンデンサ7により平滑されて制御される。さらに、コイル11は、上記ブリッジ回路10がPWM駆動時に、スイッチング動作することにより発生するノイズが外部に放出されて、ラジオノイズとなることを防止する。
次に、上述した電動式パワーステアリング装置の具体的な構造について図に基づいて説明する。
図2は図1で説明した電動式パワーステアリング装置を示す側断面図、図3は図2の電動式パワーステアリング装置を示す分解斜視図である。
この電動式パワーステアリング装置の3相ブラシレスモータである電動モータ30は、出力軸32と、この出力軸32に8極の磁極を有する永久磁石31が固定された回転子33と、この回転子33の周囲に設けられた固定子36と、出力軸32の出力側に配設され、回転子33の回転位置を検出する回転位置センサ3とを備えている。
上記固定子36は、永久磁石31の外周に相対した12個の突極34と、この突極34に装着されたインシュレータ35と、このインシュレータ35に巻回され、かつU、V及びWの3相に接続された電機子巻線2(2u、2v、2w)とを有している。
電機子巻線2の3個の端部は出力軸32に向かって延びた3個の巻線端子37に各々接続されている。回転位置センサ3は、レゾルバで、回転子3a及び固定子3bを有している。回転子3aの外径は、固定子3bと回転子3aとの間の径方向隙間のパーミアンスが角度で正弦波状に変化するような特殊曲線になっている。固定子3bには励磁コイル及び2組の出力コイルが巻回されており、この回転子3a及び固定子3b間の径方向隙間の変化を検出してsinとcosで変化する2相出力電圧を出力する。
また、電動モータ30には減速ギヤ50が固定されている。減速ギヤ50は、電動モータ30のブラケット39に接続されたギヤケース51と、このギヤケース51内に設けられ出力軸32の回転を減速するためのウォームギヤ52と、このウォームギヤ52に歯合したウォームホイール53とを有している。ウォームギヤ52の軸の端部にはスプラインが形成されている。出力軸32の端部には内側にスプラインが形成されたカップリング38が圧入されている。このカップリング38とウォームギヤ52の軸の端部とがスプライン係合されており、電動モータ30から減速ギヤ50にトルクが伝達されるようになっている。
図4は図2の制御装置60を示す分解斜視図、図5は図2の制御装置60を示す部分底面図、図6は図2の制御装置60を示す部分側断面図である。
制御装置60は、図3に示すように電動モータ30のブラケット39に固定されている。制御装置60は、箱形状であって高熱伝導率であるアルミニウム製のハウジング64と、このハウジング64上に設けられたパワー基板としての金属基板61と、この金属基板61上に設けられ複数の導電板67が絶縁性樹脂にインサート成形された大電流基板62と、この大電流基板62上に設けられた絶縁プリント基板からなる制御基板63と、ハウジング64と接合され、ハウジング64と協同して内部に金属基板61、大電流基板62、制御基板63等を収納したカバー65とを有している。ハウジング64及びカバー65は、電動モータ30の軸線方向と平行に装着されている。
上記金属基板61は例えばHITT基板(電気化学工業の商品名)からなり、2mmのアルミニウム基板上に80μmの絶縁層を介して、配線パターンが100μmの銅パターンとして形成されている。金属基板61上の配線パターンには、電動モータ30の電流を切り替えるためのブリッジ回路10を構成する半導体スイッチング素子Q1〜Q6、モータ電流IMのリップルを吸収するコンデンサ7、電動モータ30の電流を検出するためのシャント抵抗器8等の大電流部品、及び金属基板61と大電流基板62とを接続するための接続部材66の接続端子CMが半田付けされて実装されている。
電動モータ30の軸線と平行に配設されている接続部材66は、金属基板61と大電流基板62とを接続するための接続端子CM及び金属基板61と制御基板63とを接続するための接続端子Cmがインサート成型されて構成されている。接続部材66の複数本の接続端子Cmは、制御基板63と接続される側の端部Cm1が図4に示すように、金属基板61に対して直線状に配置されている。金属基板61に形成された配線パターンは、大電流に対応できるように十分な断面容量を有し、電動モータ30に流れる大電流対応の回路要素を実装できるようになっている。
上記制御基板63上の配線パターンには、マイクロコンピュータ13、駆動回路14及びモータ電流検出回路9を含む周辺回路素子(小電流部品)が、半田付けされて実装されている。なお、図4において、駆動回路14及びモータ電流検出回路9を含む周辺回路素子は省略されている。
上記大電流基板62では、絶縁性樹脂によりインサート成形された複数の導電板67が配線パターンを構成しており、電気的に接続する箇所においては複数の導電板67が絶縁性樹脂から露出している。導電板67の一端として形成されたモータ端子Mmは、ハウジング64に形成された開口部である穴64aから突出し、電動モータ30に挿入されて図2に示す巻線端子37と電気的に接続されている。モータ端子Mmは3つの経路で構成されている。3つの経路のうち、2つの経路に、ブリッジ回路10から電動モータ30に供給されるモータ電流IMを通電、遮断するスイッチ手段であるモータリレー22が各々接続されている。
また、モータ端子Mmには、中間部に幅の狭くなった低剛性部Mmbが形成されている。
また、大電流基板62には、下面側からコイル11を挿入して収納するコイル収納部62aが形成され、下面側からコイル11を挿入することにより、大電流基板62に保持される。コイル11の端子11aは、コイル収納部62aの底面に形成された穴62cを貫通して大電流基板62の上面に突出し、絶縁性樹脂から露出した導電板67に溶接されて電気的に接続される。
同様に、大電流基板62には、下面側からモータリレー22を収納するリレー収納部62bが形成され、下面側からモータリレー22が挿入されると端子22aは、リレー収納部62bの底面に形成された穴62dを貫通して大電流基板62の上面に突出し、絶縁性樹脂から露出した導電板67に溶接されて電気的に接続される。
大電流基板62の内側には、側壁間を連結して剛性を高めるためのビーム62eが絶縁性樹脂で一体成形されている。このビーム62eの一部は、コンデンサ7の側面近傍に配置され、コンデンサ7近傍のビーム62eは、図2に示すように上端がコンデンサ7の上端と略一致した高さに形成されている。コンデンサ7の上端は、ビーム62eの上端とシリコン接着剤(図示せず)により固定されている。
ハウジング64に固定されたハウジング側コネクタ68は、図1に示すように、車両のバッテリ4と電気的に接続されるパワーコネクタ68aと、外部配線を介して車両側と信号が入出力される信号コネクタ68bと、トルクセンサ5から信号が入力されるトルクセンサコネクタ68cとから構成され、それぞれのパワーコネクタ68a、信号コネクタ68b及びトルクセンサコネクタ68cは絶縁性樹脂で一体的に成形されている。なお、トルクセンサコネクタ68cは信号コネクタ68bと個別ではなく、一体として信号コネクタとしてもよい。
ハウジング側コネクタ68は、ハウジング64の穴64bに外側から挿入され、ハウジング64に固定されている。ハウジング側コネクタ68には突起部68dが形成されており、ハウジング64の穴64bの内壁面と突起部68dの側面との間で空隙を有することになり、この空隙に接着性樹脂であるシリコン接着剤69が充填され、ハウジング64とハウジング側コネクタ68の絶縁性樹脂部が接着接合されている。
パワーコネクタ68aに配置される端子70は、大電流基板62の導電板67と溶接により電気的に接続されている。
なお、突起部68dが無いときには、ハウジングにハウジング側コネクタが取り付けられたときに生じた穴とハウジング側コネクタとの間の空隙部に接着性樹脂が充填される。
センサコネクタ71は、回転位置センサ3からの信号をマイクロコンピュータ13に送るためのセンサ端子Smが絶縁性樹脂にインサート成形されている。センサ端子Smのうち、絶縁性樹脂から露出した一方の端部Sm1は、制御基板63と半田接合されて電気的に接続されており、他方の端部Sm2は、図6に示すように接続部71bの内側に露出している。そして、端部Sm2は、接続部71bが電動モータ30のセンサコネクタ44(図3参照)と係合されて、電動モータ30の回転位置センサ3と電気的に接続されている。また、センサコネクタ71には、図5に示すように電機子巻線37と電気的に接続されるモータ端子Mmが貫通する貫通穴71aが3個形成されている。
センサコネクタ71は、ハウジング64の開口部である穴64aに、ハウジング側コネクタ68と同一方向である外側から挿入され、ネジ82でハウジング64の外側に固定されている。
ハウジング側コネクタ68とセンサコネクタ71とは、夫々制御基板63に挿入される端子側の絶縁性樹脂部に位置決め穴68e(図4参照)、71c(図5参照)が形成されている。ハウジング側コネクタ68とセンサコネクタ71は、位置決め穴68e、71cと治具(図示せず)によって、ハウジング64の内側から位置決めされて、ハウジング64の外側に固定されている。
大電流基板62は、ハウジング64内に挿入され、4個のネジ84でハウジング64に固定されるが、大電流基板62が装着されると、貫通穴71aからモータ端子Mmが図3に示すように外部へ突出するように構成されている。
上記ハウジング64は、外側に放熱面積を拡大するための突起64cが多数形成され、この突起64cは円柱状に形成されている。ハウジング64の内側には金属基板61が密着して取り付けられており、金属基板61で発生する熱の放熱性が突起64cで増大されている。大電流基板62は、金属基板61を覆ってハウジング64に収納固定され、また制御基板63が大電流基板62に重ねて配置されているので、金属基板61、大電流基板62及び制御基板63は3層の積層構造になっている。
また、金属基板61とハウジング側コネクタ68とは、重ならないように、かつ電動モータ30の後端側にハウジング64に配置されている。
また、センサコネクタ71は、ハウジング64を挟んで金属基板61の反対側に設けられ、センサコネクタ71、ハウジング64及び金属基板61の積み重ね方向で、図5に示すようにセンサコネクタ71の接続部71bが、金属基板61上のスイッチング素子Q1〜Q6の何れとも重ならないように設けられている。
また、センサコネクタ71は、他の発熱部品である金属基板61上のコンデンサ7、シャント抵抗器8とも重ならないように設けられている。
大電流基板62上部の開口端部には、制御基板63の抜けを防止する係止部62fが形成され、制御基板63は、この係止部62fで係止されている。この係止部62fに近接して、制御基板63の面方向の位置決めを行う位置決め部62gが形成されている。
接続端子Cmの端部Cm1、ハウジング側コネクタ68の端子70の端部70a及びセンサコネクタ71の端子Smの端部Sm1等は、制御基板63の各スルーホール63a内に挿入され、半田接合されている。
また、ハウジング64の開口部周囲に形成された溝64dには、ラバーリング72が挿入され、カバー65がネジ85でハウジング64に固定されたときのハウジング64とカバー65との合わせ面の気密性が確保されている。このとき、合わせ面は、制御基板63と金属基板61との間に位置している。
カバー65は、図6及び図7に示すように、内側に8個の突起65aが形成され、この内4個の突起65aが大電流基板62をハウジング64に固定したネジ84の頭部の上に配置されるようになっている。
なお、ここで、突起65aを8個としているのは、カバー65を180度回転させてハウジング64に固定させた場合、回転前と比較してネジ84の頭部に対するカバー65の隅部の相対位置が異なるので、何れの場合でもネジ84の頭部の上に突起65aが位置するようにしたものである。従って、カバーをハウジングに対して何れの向きに固定しても、ネジの頭部上にカバーの突起が位置する場合には、4個でよい。
次に、上記のように構成された電動式パワーステアリング装置の組立手順について説明する。
まず、電動モータ30を組み立てるが、出力軸32に永久磁石31を接着固定後、着磁器で8極に着磁し、軸受40の内輪を圧入して回転子33を形成する。
次に、固定子36の12個の突極34にインシュレータ35を介してU、V、Wの各電機子巻線2を電気角で120度位置を移動して巻回し、U、V、W各相4個で計12個の巻線を形成する。U相各巻線の巻始め同士、巻終わり同士を接続し、図1に示すようにU層の電機子巻線2uを形成する。同様にV層及びW層の電機子巻線2v、2wを形成し、U、V及びW層の電機子巻線2u〜2wの巻終わりをお互いに接続して中性点とする。U、V及びW層の電機子巻線2u〜2wの巻始めはそれぞれ巻線端子37に接続される。
その後、この固定子36をヨーク41に圧入する。
次に、ブラケット39に軸受42の外輪を固定後、軸受42の内輪に回転子33の出力軸32を圧入し、回転位置センサ3の回転子3a及びカップリング38を出力軸32に圧入する。さらに、このブラケット39に回転位置センサ3の固定子3bを固定する。その後、ブラケット39の外周端部にラバーリング43が装着された状態で、ブラケット39に固定子36が組み込まれたヨーク41を挿入し、その後ネジ(図示せず)でブラケット39にヨーク41を固定する。
次に、制御装置60の組立手順について説明する。
まず、各電極にクリーム半田を塗布した制御基板63上にマイクロコンピュータ13及びその周辺回路素子等の部品を配置し、リフロ装置を用いて、制御基板63の下側から、または周囲の雰囲気全体を熱し、クリーム半田を溶かして各上記部品を半田付けする。
同様に、各電極にクリーム半田を塗布した金属基板61上に半導体スイッチング素子Q1〜Q6、コンデンサ7及びシャント抵抗器8等の部品を配置し、金属基板61上に接続部材66を置いてネジ80で固定し、リフロ装置を用いてクリーム半田を溶かし、各上記部品及び接続部材66の端子Cmを半田付けする。このとき、接続部材66の複数本の接続端子Cmは、その端部Cm1が金属基板61に対して垂直、直線状に配置されている。
大電流基板62には、下面側からコイル11、モータリレー22がコイル収納部62a、リレー収納部62bに挿入される。コイル11が挿入されると、端子11aはコイル収納部62aの底面に形成された穴62cを貫通して大電流基板62の上面に突出し、同様にモータリレー22が挿入されると、端子22aはリレー収納部62bの底面に形成された穴62dを貫通して大電流基板62の上面に突出する。これらの電子部品の端子11a、22aは、絶縁性樹脂から露出した導電板67と溶接により接合される。
次に、ハウジング側コネクタ68をハウジング64の穴64bに外側から装着してネジ81でハウジング64に固定し、またセンサコネクタ71をハウジング64の穴64aに外側から装着してネジ82でハウジング64に固定する。このとき、ハウジング側コネクタ68及びセンサコネクタ71はそれぞれ位置決め穴68e、71cと治具(図示せず)によって、ハウジング64の内側から位置決めされて、ハウジング64の外側に固定される。このとき、センサコネクタ71、ハウジング64及び金属基板61の積み重ね方向で、センサコネクタ71の接続部71bが、金属基板61上の半導体スイッチング素子Q1〜Q6の何れとも重なるようなことはない。そして、ハウジング64の穴64bの内壁面と突起部68dの側面との間の隙間にシリコン接着剤69を充填し、ハウジング64とハウジング側コネクタ68の絶縁性樹脂部とを接着接合する。
次に、金属基板61をハウジング64の開口部側から配置し、ネジ83により固定する。このとき、金属基板61は、四隅のネジ83によりハウジング64に固定されるので、金属基板61が密着してハウジング64に押し付けられる。
その後、その金属基板61上に、大電流基板62を配置し、ネジ84で固定する。大電流基板62が装着されると、予め取り付けられたセンサコネクタ71の貫通穴71aでモータ端子Mmが案内されて、貫通穴71aからモータ端子Mmが外部へ突出する。
その後、パワーコネクタ68aの端子70を大電流基板62上の導電板67と溶接により電気的に接続する。また、大電流基板62上の導電板67を金属基板61上の接続部材66の接続端子CMと溶接により電気的に接続する。そして、コンデンサ7の上端と、大電流基板62のビーム62e上端を接着剤(図示せず)により固定する。
その後、制御基板63の端面を位置決め部62gでガイドしながら、接続端子Cmの端部Cm1、ハウジング側コネクタ68の端子70の端部70a及びセンサコネクタ71の端子Sm端部Sm1等を、制御基板63の各スルーホール63a内に挿入し、制御基板63を大電流基板62の上部に配置する。そして、制御基板63を更に押し込み、大電流基板62上の係止部62fで係止する。このとき、制御基板63は、抜けを防止する係止部62fと、面方向の位置決めを行う位置決め部62gで保持される。
これらの係止部62fと位置決め部62gは近接して配置されているので、制御基板63の挿入が容易で、制御基板63の保持も確実となる。その後、スルーホール63aに挿入された接続端子Cmの端部Cm1、パワーコネクタ68aの端子70の70a及びセンタ端子Smの端部Sm1を部分噴流により一括で半田付け接合する。
次に、ハウジング64の開口部の溝64dにラバーリング72を挿入し、カバー65をハウジング62の上部に配置し、ネジ85でハウジング64に固定する。このとき、カバー65の内側に形成された8個の突起65aの内、4個の突起65aが、大電流基板62をハウジング64に固定したネジ84の頭部の上に配置されるようになっている。
次に、別々に組み立てられた電動モータ30に制御装置60を組み付ける。制御装置60のハウジング64の溝64eにラバーリング73を装着し、図3に示すように、制御装置60を電動モータ30のブラケット39にネジ86で固定する。このとき、回転位置センサ3の電動モータ30側コネクタ44と、制御装置60側コネクタ71の接続部71bとが嵌合されて電気的に接続される。
次に、電動モータ30の巻線端子37と制御装置60のモータ端子Mmとをネジ87で固定し、電気的に接続する。このとき、接続前において巻線端子37とモータ端子Mmとが、組立精度により、出力軸32の軸線方向に隙間が発生していても、モータ端子Mmの低剛性部Mmbが容易に変形して巻線端子37とモータ端子Mmとが確実に接続される。
以上説明したように、この実施の形態1の電動式パワーステアリング装置によれば、電動モータ30のブラケット39にネジ86で制御装置60が固定されているので、電動モータ30と制御装置60とを電気的に接続する外部配線及びコネクタが不要となり、装置のコストを低減でき、電力ロスも低減できるとともに、放射ノイズを抑制することができる。
また、電動モータ30のブラケット39にネジ86で制御装置60が固定され、回転位置センサ3の電動モータ30側のセンサコネクタ44と制御装置60側のセンサコネクタ71の接続部71bとが嵌合されて電気的に接続されるので、外部配線が不要となり、装置のコストを低減できる。
また、マイクロコンピュータ13及びその周辺回路素子等の小電流部品のみが制御基板63に実装されているので、この制御基板63については、配線パターンの幅や厚さを大きくする必要がなく、部品の高密度実装が可能となり、基板の小型化が図られる。
また、半導体スイッチング素子Q1〜Q6、コンデンサ7及びシャント抵抗器8等の大電流部品が金属基板61に実装され、この金属基板61が多数の放熱用突起64cを有するアルミニウム製のハウジング64に密接状態で取り付けられているので、金属基板61上の大電流部品及び配線パターンからの発熱がハウジング64から外気に放熱される。
また、上記発熱は、ハウジング64から電動モータ30のブラケット39を経由してギヤケース51に放熱される。従って、金属基板61を小型化しても温度上昇を抑制できるとともに、配線パターンの耐熱性及び耐久性を損なうこともない。
また、ハウジング64の外側に形成された放熱用の突起64cは、円柱状に形成されているので、強制空冷または自然対流による空気の流れ方向に制限が少なく、制御装置60の装着方向の自由度が増大する。
また、パワーコネクタ68a、信号コネクタ68b及びトルクセンサコネクタ68cが一体的に成形されているハウジング側コネクタ68と、センサコネクタ71が、夫々ハウジング64の穴64b及び穴64aに外側から装着されて、ネジ81、82でハウジング64に固定されているので、各コネクタ68、71のネジ締め作業がハウジング64の外側から同時に行うことができ、工作性の向上が図られる。
また、ハウジング側コネクタ68と、センサコネクタ71が、夫々ハウジング64の穴64b及び穴64aに外側の同一方向から装着されて、ネジ81、82でハウジング64に固定されているので、各コネクタ68、71のネジ締め作業が同一方向から同時に行うことができ、工作性の向上が図られる。
また、大電流基板62が装着時に、予め取り付けられたセンサコネクタ71の貫通穴71aで大電流基板62から長く突出したモータ端子Mmが案内されて、貫通穴71aからモータ端子Mmが外部へ突出するように構成されているので、組立時にモータ端子Mmを損傷することが無く、装置の信頼性の向上が図られる。
また、ハウジング側コネクタ68とセンサコネクタ71は、夫々制御基板63に挿入される端子側の絶縁性樹脂部に位置決め穴68e、71cが形成され、これらの位置決め穴68e、71cと治具(図示せず)によって位置決めされているので、ハウジング側コネクタ68の端子70の端部70a及びセンサコネクタ71の端子Sm端部Sm1の位置精度が向上し、これらの端子70、Smを制御基板63のスルーホール63aに挿入する作業が容易になり、装置の工作性の向上が図られる。
また、センサコネクタ71は、ハウジング64を挟んで金属基板61の反対側に設けられており、制御装置60を上下方向で見たときに、センサコネクタ71と金属基板61とが重なり、制御装置60の平面の投影面積が小さくなり、装置の小型化が図られる。
また、センサコネクタ71、ハウジング64及び金属基板61の積み重ね方向で、センサコネクタ71の接続部71bが、金属基板61上の半導体スイッチング素子Q1〜Q6の何れとも重ならないように設けられているので、半導体スイッチング素子Q1〜Q6下部のハウジング64の肉厚を厚くすることができ、半導体スイッチング素子Q1〜Q6の発熱が有効にハウジング64に放熱され、素子の耐熱性が損なわれることが無く、装置の信頼性の向上が図られる。
また、接続部材66の複数本の接続端子Cmは、端部Cm1が金属基板61に対して直線状に配置されているとともに、制御装置60を電動モータ30に装着したときに、これらの接続端子Cmの端部Cm1が電動モータ30の軸線と平行に配置されているので、制御装置60を電動モータ30の出力軸32側から見たときに、制御装置60の幅が小さくなり、車両への搭載性の向上が図られる。
また、カバー65は、内側に突起65aが形成され、この突起65aが大電流基板62をハウジング64に固定したネジ84の頭部の上に配置されているので、ネジ84が緩んでも脱落することが無く、脱落したネジ84による回路基板上の短絡の発生が無いので、装置の信頼性の向上が図られる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2の電動式パワーステアリング装置の一部を示す分解斜視図である。
この実施の形態では、モータ端子Mmが大電流基板62の導電板67から分離され、センサコネクタ71の絶縁性樹脂に保持されている。他の構成は上記実施の形態1の電動式パワーステアリング装置の構成と同様である。
この実施の形態2では、センサコネクタ71は、センサ端子Smが絶縁性樹脂にインサート成形により一体化されるとともに、モータ端子Mmが貫通する貫通孔71aが3個形成され、この貫通穴71aにモータ端子Mmが挿入されている。
なお、モータ端子Mmは貫通穴71aに挿入するのではなく、センサ端子Smと同様に絶縁性樹脂にインサート成形により一体化するようにしてもよい。
センサコネクタ71は、実施の形態1と同様にハウジング64の開口部である穴64aに外側から挿入され、ネジ82でハウジング64の外側に固定されている。大電流基板62が、ハウジング64内に挿入され、ハウジング64に固定されると、モータ端子Mmと大電流基板62の導電板67の端部67mが対向し、モータ端子Mmと大電流基板62の導電板67の端部67mが溶接により電気的に接続される。
この実施の形態2の電動式パワーステアリング装置によれば、モータ端子Mmが大電流基板62の導電板67から分離され、センサコネクタ71の絶縁性樹脂に形成された貫通穴71aに挿入されているので、大電流基板62からモータ端子Mmが長く突出することが無く、組立時にモータ端子Mmを損傷することが無いので、装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、モータ端子Mmが大電流基板62の導電板67から分離されているので、大電流基板62の導電板67からモータ端子Mmの部分が長く突出することが無く、導電板67の材料取りが良くなり、コストの低減を図ることができる。
なお、上記の実施の形態1、2では永久磁石31の極数を8極、固定子36の突極数を12個としたが、この組み合わせに限定されるものではなく、他の極数と突極数の組み合わせであってもよい。また、電動式パワーステアリング装置は、エンジンルーム装着であり、防水性を確保するために、ラバーリング43、72、73を挿入し、シリコン接着剤を充填したものとしたが、車室内装着であってもよい。この場合はラバーリング43、72、73及びシリコン接着剤を外したものとしてもよい。
また、金属基板61としてHITT基板を用いているが、金属基板61はHITT基板に限定されるものではなく、配線パターンが絶縁層を介してアルミニウム等の伝熱性のよい金属ベース上に形成されたものや、銅のような熱伝導性のよい他の金属基板であってもよく、セラミック基板であってもよい。
また、回転位置センサ3はレゾルバを用いているが、レゾルバに限定されるものではなく、磁気抵抗器(MR)、巨大磁気抵抗器(GMR)やホール素子またはホールIC等他の磁気検出素子を用いたものであってもよい。
また、電動モータ30はブラシレスモータに限定されるものでなく、インダクションモータ、スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)またはブラシ付のDCモータであってもよい。
また、モータリレー22は3個を取り付ける場合であってもよく、また、モータリレー22が無い場合であってもよい。また、各部品の固定にネジを用いたが、リベット等他の固定手段であってもよい。
この発明の実施の形態1に係る電動式パワーステアリング装置を示すブロック図である。 図1の電動式パワーステアリング装置を示す側断面図である。 図2の電動式パワーステアリング装置を示す分解斜視図である。 図2の電動式パワーステアリング装置を示す分解斜視図である。 図2の制御装置を示す部分底面図である。 図2の制御装置を示す部分側断面図である。 図2のカバーを内側から視たときの斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る電動式パワーステアリング装置の制御装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
3 回転位置センサ、4 バッテリ、5 トルクセンサ、10 ブリッジ回路、13 マイクロコンピュータ、30 電動モータ、60 制御装置、61 金属基板(パワー基板)、62 大電流基板、63 制御基板、64 ハウジング、64a、b 穴、65 カバー、65a 突起、66 接続部材、67 導電板、68 ハウジング側コネクタ、68a パワーコネクタ、68b 信号コネクタ、68e 位置決め穴、71 センサコネクタ、71a 貫通穴、71b 接続部、71c 位置決め穴、84 ネジ、Cm1 端部、Mm モータ端子、Q1〜Q9 半導体スイッチング素子。

Claims (7)

  1. 車両のハンドルに対して補助トルクを出力する電動モータと、この電動モータの駆動を制御する制御装置とを備えた電動式パワーステアリング装置であって、
    前記制御装置は、前記ハンドルに対して補助するトルクに応じて前記電動モータの電流を切り換えるための複数の半導体スイッチング素子からなるブリッジ回路が搭載されたパワー基板と、
    前記ハンドルの操舵トルクに基づいて前記ブリッジ回路を制御するための駆動信号を生成するマイクロコンピュータが搭載された制御基板と、
    前記車両のバッテリと電気的に接続されたパワーコネクタと、
    外部配線を介して信号が入出力される信号コネクタと、
    前記電動モータに電気的に接続されたモータ端子と、
    前記電動モータの回転子の回転位置を検出する回転位置センサに接続されたセンサコネクタと、
    少なくとも配線パターンを構成する導電板が絶縁性樹脂によりインサート成形で一体化された大電流基板と、
    前記パワー基板に設けられ、前記パワー基板と、前記ハウジング及び前記制御基板とを電気的に接続した複数の端子が組み込まれた接続部材と、
    前記パワー基板、前記制御基板及び大電流基板を格納するハウジング及びカバーとを備え、
    前記ハウジングの外側に、前記パワーコネクタ、前記信号コネクタ及び前記センサコネクタが設けられ、前記センサコネクタに設けられた貫通穴から前記モータ端子がハウジングの外部に突出していることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記パワーコネクタ、前記信号コネクタ及び前記センサコネクタは、前記制御基板に挿入される側の端子が前記ハウジングに形成された穴に同一方向からそれぞれ挿入されて、前記ハウジングの外側に固定されている請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 前記パワーコネクタ、前記信号コネクタ及び前記センサコネクタは、前記制御基板に挿入される端子側にそれぞれ位置決め部が形成され、前記ハウジングの内側で前記ハウジングと位置決めされて、前記ハウジングの外側に固定されている請求項1または請求項2に記載の電動式パワーステアリング装置。
  4. 前記センサコネクタは、前記ハウジングを挟んで前記パワー基板の反対側に設けられ、前記センサコネクタ、前記ハウジング及び前記パワー基板の積み重ね方向で、少なくとも前記センサコネクタの前記回転位置センサに接続される接続部が、前記パワー基板上の前記半導体スイッチング素子と重ならない領域に設けられている請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  5. 前記接続部材は、前記制御基板と接続する複数本の接続端子の端部が略一直線上に配設されているとともに、これらの接続端子が前記電動モータの軸線と略平行に配設にされている請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  6. 前記大電流基板は、ネジで前記ハウジングに固定されるとともに、前記カバーに突起が形成され、この突起は前記ネジの頭部の上に配置されている請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  7. 前記センサコネクタは、前記回転位置センサと前記制御基板とを接続する複数の接続端子と、前記電動モータと前記大電流基板の導電板とを接続するモータ端子とが、絶縁性樹脂で保持されているとともに、前記接続端子及び前記モータ端子が前記ハウジングに形成された穴に外側から挿入されて、前記ハウジングの外側に固定されている請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
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