JP2005303269A - 部品実装基板用の検査方法および検査システム、部品実装基板の製造方法 - Google Patents

部品実装基板用の検査方法および検査システム、部品実装基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 不良と判断された基板について、その不良判定を行った検査機や他の工程に配備された検査機が検査に使用した基板の画像を、比較しながら確認する検査方法を提供する。
【解決手段】 部品実装基板の製造ラインにおいて、工程毎に検査機1を配備するとともに、各検査機1をネットワーク回線7を介してサーバー2に接続する。各検査機1では、検査を実行する毎に、検査結果情報をサーバー2に送信するとともに、検査に使用した画像データをメモリに保存する。サーバー2は、いずれかの検査機1から不良判定情報を含む検査結果情報を受信すると、その情報から不良判定のなされた検査領域を特定し、各検査機1に、その検査領域にかかる情報の送信を要求する。各検査機1は、この送信要求に応じて、前記メモリから該当する検査領域の画像を抽出し、サーバー2に送信する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、処理対象の基板を複数の工程に順に導いて各工程による処理を実行して部品実装基板を製造する技術に関する。特に、この発明は、前記複数の工程の少なくとも2箇所に検査機を配備して、その工程実行後の基板に画像処理による検査を実行するようにした技術に関する。
部品実装基板の一般的な製造工程には、プリント配線板にクリームはんだを印刷する工程(はんだ印刷工程)、クリームはんだが塗布された位置に部品を搭載する工程(部品実装工程)、部品登載後の基板を加熱して部品を基板にはんだ付けする工程(はんだ付け工程)が含められる。これらの工程を一連に実行するようにした基板製造ラインには、各工程で生じた不良基板が下流に流れないように、工程毎に外観検査用の検査機を設けて検査を実行し、不良と判定された基板を取り除くようにしたものがある。
また、従来の検査システムには、各検査機と通信可能なサーバーを設け、各検査機からサーバーに基板毎の検査結果を送信するようにしたものがある。この場合、サーバーにおいて、不良の出現頻度や検査結果の推移を検査機毎に分析して、不良の発生を予防したり、製品の品質を改善するのに有効なメンテナンスルールを作成し、そのルールを各工程にフィードバックするようにしたシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特許3441111号 公報
特許文献1に開示された検査システムでは、工程毎に、その工程で生じた不良の内容と製造用装置(はんだ印刷機、マウンタ、リフロー炉などを指す。)に生じたトラブルとの関係を導き出すようにしているので、製造用装置の経時変化により発生する不良を予防するには有効である。しかしながら、基板製造過程で生じる不良は、製造用装置の経時変化によるものに限らず、不明確な原因により突発的に生じるものもある。このような突発的な不良の原因を解明するには、その不良が発生した工程の基板に着目するのみならず、不良が発生するより前の工程での基板がどのような状態にあったかを確認するのが望ましい。
また、自動化された工程を一連に実行するようにした基板製造ラインでは、途中の工程で不良が発生しても、その不良基板を取り除かずに下流に流してしまう場合がある。この場合に、発生した不良が軽微なもので、下流の工程でその不良が是正されたり、下流の工程の処理により不良部位が隠れてしまうなどすると、下流の工程では、同じ基板が良品と判定されることがある。このような基板に対しては、各工程における基板がどのような状態であったかをユーザー自身が確認し、最終的な良否判断を行うのが望ましい。
また、中間工程の検査機に設定されている検査基準が厳しすぎるために、その検査機では不良判定がなされるが、下流の工程では良品と判定されるケースもある。このような場合に、ユーザー自身が各工程における基板の状態を確認できるようにすれば、前記不良と判定された基板を良品としても差し支えないことを確認した上で、この判定をした検査機の検査基準を修正するなど、適切な対応をとることができる。
この発明は、上記の点に着目してなされたもので、複数の工程のいずれかで不良と判断された基板について、その不良判定を行った検査機や他の工程に配備された検査機が検査に使用した前記基板の画像を、ユーザーが比較しながら確認できるようにすることを目的とする。
この発明は、処理対象の基板を複数の工程に順に導いて各工程による処理を実行する方法で部品実装基板を製作する場合に適用される。複数の工程には、はんだ印刷工程、部品実装工程、はんだ付け工程の3工程が含まれるのが望ましい。これらの工程の間に、基板を搬送するためのコンベア装置を設けた場合には、処理対象の基板を各工程に順に送り込んで各工程による処理を一連に実施し、部品実装基板を完成させることができる。ただし、各工程は必ずしも繋がっている必要はなく、ある工程と次の工程とが物理的に切り離された状態であってもよい。
この発明にかかる部品実装基板の検査方法および検査システムは、部品実装基板を製造するために一連に実行される複数の工程の少なくとも2箇所にそれぞれ検査機を配備して、その工程実行後の基板の画像を用いた検査を実行するものである。また、この発明では、各検査機に通信可能な情報処理装置を設置するようにしている。
前記検査機は、カメラを有する外観検査装置として構成することができる。または、X線による透視画像を用いた検査装置とすることもできる。検査機、情報処理装置とも、1台または複数台のコンピュータで構成することができる。また、各検査機と情報処理装置との通信は、LAN回線などのネットワーク回線を介して行われるのが望ましいが、これに限らず、無線による通信を行うようにしてもよい。また、各検査機の間でも、相互に通信ができるようにしてもよい。
この発明にかかる部品実装基板用の検査方法では、各検査機において、前記検査の結果を基板の識別情報に対応づけた検査結果情報を作成して前記情報処理装置に送信するステップaと、前記検査に用いた画像データを前記基板の識別情報に対応づけてメモリに保存するステップbとを実行するとともに、前記情報処理装置から所定の基板の識別情報を含む送信要求を受信したとき、その識別情報に対応し、前記送信要求に応じた画像データを前記メモリから読み出して、情報処理装置に送信するステップcを実行する。一方、情報処理装置は、各検査機からの検査結果情報のいずれかが不良判定を示すものであったとき、この検査結果情報に対応する識別情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信するステップAと、前記送信要求に応じて各検査機から送信された画像データを相互に対応づけてメモリに保存するステップBとを、実行する。
上記において、「基板の識別情報」は、基板毎に個別に付与される情報であって、基板の適所に、バーコード、2次元コード、文字列などの形で付すことができる。この場合、各検査機では、検査対象の基板の画像から識別情報を読み取ってから、後の処理に使用することができる。また、各工程で基板が処理される順序が変更されず、また途中の工程で基板が取り除かれることがない場合には、各工程で、基板を受け付ける毎に、検査順序に対応する識別情報(番号など)を設定してもよい。
各検査機は、検査対象部位毎に、良否判定を行い、その判定結果を示す情報(OK/NG)を検査結果として設定することができる。また、不良と判定した場合は、その不良の内容を示す情報を検査結果に含めることができる。さらに、検査対象部位に対する計測結果を検査結果に含めることもできる。さらに、1つの検査対象部位に対し、複数の検査項目が設定されている場合には、検査項目毎に良否判定等の情報を設定することができる。なお、1枚の基板にかかる検査対象部位毎の検査結果は、その基板の識別情報に基づく名前を付したファイルまたは複数のファイルを含むフォルダとしてまとめられて、検査機のメモリ内に保存されるのが望ましい。
各検査機は、前記ステップaにおいて、少なくとも、基板全体に対する判定結果(不良部位の有無)と前記基板の識別情報とを含む検査結果情報を作成することができる。この検査結果情報により、情報処理装置は、いずれの基板が、いずれの工程で不良と判定されたかを認識することができる。そして、不良と判定された基板につき、各検査機に送信要求を送信することにより、各検査機で検査されたときの前記基板の画像データを取得し、これらの画像データを相互に対応づけてメモリに保存することができる。よって、ユーザーは、必要に応じてメモリにアクセスし、特定の基板に対応する各検査機からの画像データを表示して視認することができる。
なお、各検査機では、基板を検査する都度、前記検査結果情報を情報処理装置に送信することができる。あるいは、各検査機において、基板を検査した結果、その基板が不良であると判別したときのみ、前記検査結果情報を情報処理装置に送信するようにしてもよい。また、各検査機では、情報処理装置からの送信要求に応じて、その送信要求に含まれる識別情報の基板(自装置または他の検査機で不良と判別された基板)の画像データを読み出して、情報処理装置に送信するが、この際に、前記不良と判別された基板の前後の基板の画像データも合わせて読み出して、送信するようにしてもよい。
情報処理装置側で各検査機からの画像データをメモリに保存する場合にも、各画像データを、対応する基板の識別情報により管理するのが望ましい。たとえば、前記メモリ内に前記識別情報をフォルダ名とするフォルダを設定し、そのフォルダに各検査機からの画像データを格納するとよい。
上記検査方法の好ましい態様では、前記各検査機は、検査において不良判定を行ったとき、前記ステップaにおいて、不良部位を特定できる構成の検査結果情報を作成する。この検査結果情報を受信した情報処理装置は、前記ステップAにおいて、前記検査結果情報により不良部位を特定し、その不良部位を示す情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信する。各検査機は、前記ステップcにおいて、前記送信要求の不良部位を示す情報に基づき、同じ送信要求の識別情報に対応する画像データから前記不良部位を含む所定大きさの領域内の画像データを抽出して、その抽出した画像データを前記情報処理装置に送信する。
上記において、各検査機は、検査結果情報として、各検査対象部位毎の検査結果をあらかじめ定められた順序で配列した情報を作成することができる。情報処理装置は、この検査結果情報中の配列における不良判定情報の位置から不良部位を特定する。そして、その不良部位の座標、又はあらかじめ付与された識別コードなどを「不良部位を特定する情報」として、送信要求を作成することができる。
上記の態様によれば、各検査機から情報処理装置に送信される画像データを、不良部位を含む所定大きさ内の画像データに絞り込むことができるので、情報の容量を削減して効率の良い画像送信処理を行うことができる。また、情報処理装置でも、ユーザーが必要とする画像データのみを蓄積することで、メモリ資源を有効に使用することができる。また、ユーザーが、情報処理装置に保存された画像を呼び出して表示させたときには、すぐに前記不良部位と判定された部分の画像を確認できるから、確認すべき画像を特定するために時間を要する必要がない。
他の好ましい態様では、前記情報処理装置は、ステップBでメモリに保存された各検査機からの画像データを所定のタイミングで読み出し、これらのデータを1つの画面内に配置した表示用画像データを作成して出力する。なお、この表示用画像データの出力先は、情報処理装置に付属のモニタ装置としてもよいが、これに限定されるものではない。たとえば、通信回線または所定の記憶媒体用のドライブ装置を出力先とすれば、ユーザーの使用する端末用コンピュータで各画像データを表示させることができる。
この態様によれば、各検査機からの画像データを1つの画面内に配置して表示することができるので、ユーザーは、各工程における不良部位の画像を簡単に比較することができる。
つぎに、上記検査方法を実施するための部品実装基板用の検査システムでは、各検査機は、検査に使用した画像データを保存するためのメモリと、前記検査の結果を基板の識別情報に対応づけた検査結果情報を作成して前記情報処理装置に送信する検査結果情報送信手段と、前記検査に用いた画像データを、基板毎にその基板の識別情報に対応づけて前記メモリに保存する画像保存手段と、前記情報処理装置から所定の基板の識別情報を含む送信要求を受信したとき、その識別情報に対応し、前記送信要求に応じた画像データを前記メモリから読み出して、情報処理装置に送信する画像送信手段とを具備する。一方、前記情報処理装置は、各検査機で検査に使用された画像データを保存するためのメモリと、各検査機からの検査結果情報のいずれかが不良判定を示すものであったとき、この検査結果情報に対応する識別情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信する送信要求手段と、前記送信要求に応じて各検査機から送信された画像データを相互に対応づけて前記メモリに保存する画像保存手段とを具備する。
上記検査システムの検査機において、検査結果情報送信手段、画像保存手段、画像送信手段は、いずれも、その手段を実行するためのプログラムがセットされたコンピュータにより構成される。また、前記メモリは、このコンピュータに内蔵または外付けすることができる。
なお、上記の段落で言うところのコンピュータは、CPU,ROM,RAMのほか、通信回路などの周辺回路を含む広義のコンピュータであり、たとえばパーソナルコンピュータにより構成することができる。前記検査結果情報送信手段や画像送信手段は、通信回路を用いて情報処理装置への情報送信処理を行うことができる。
また、このコンピュータには、検査のための機能を持たせる必要があるので、2台以上のコンピュータにより検査機を構成し、検査および検査結果情報送信手段の機能を1のコンピュータに設定し、前記メモリ、画像保存手段、画像送信手段を他のコンピュータに設定するようにしてもよい。
また、基板の識別情報を、バーコード、2次元コード、文字列などにより基板に付与しておく場合には、各検査機には、検査対象の基板にかかる識別情報を認識する手段を設けるのが望ましい。この認識手段は、たとえば、検査対象の画像から基板に付された識別コードを抽出し、その内容を認識するものとなる。
情報処理装置側の送信要求手段や画像保存手段も、プログラムにより、通信機能を有するコンピュータに設定することができる。メモリは、前記コンピュータに内蔵または外付けすることができる。また、相互に通信可能な2台のコンピュータに上記の手段を振り分けて設定することもできる。
上記システムの好ましい構成では、前記検査装置の検査結果情報送信手段は、前記検査で不良判定がなされたとき、不良部位を特定できる構成の検査結果情報を作成して情報処理装置に送信する。また、この検査結果情報を受信した情報処理装置の送信要求手段は、前記検査結果情報により不良部位を特定し、その不良部位を示す情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信する。
各検査機の画像送信手段は、受信した送信要求の不良部位を示す情報に基づき、前記送信要求の識別情報に対応する画像データから前記不良部位を含む所定大きさの領域内の画像データを抽出し、その抽出した画像データを前記情報処理装置に送信する。
上記システムの他の好ましい態様では、前記情報処理装置は、前記画像保存手段によりメモリに保存された各検査機からの画像データを所定のタイミングで読み出す画像読み出し手段と、この画像読み出し手段により読み出された画像データを1つの画面内に配置した表示用画像データを作成して出力する表示制御手段とを具備する。この表示制御手段も、プログラムよりコンピュータ内に設定されるものであって、情報処理装置に付属のモニタ装置のほか、所定の記憶媒体のドライブ装置、通信回線などを、前記表示用画像データの出力先とすることができる。
つぎに、この発明にかかる部品実装基板の製造方法は、処理対象の基板を複数の工程に順に導いて各工程による処理を実行するとともに、少なくとも2つの工程に検査機を設置して、その工程実行後の基板の画像を用いた検査を実行するものである。この方法でも、各検査機と通信可能な情報処理装置が設置され、各検査機および情報処理装置において、前記した検査システムと同様の方法が実行される。
上記の製造方法において、複数の工程には、はんだ印刷工程、部品実装工程、はんだ付け工程を含めることができる。検査機はこれらの工程毎に設けるのが望ましいが、これに限らず、たとえば、はんだ印刷工程とはんだ付け工程、または部品実装工程とはんだ付け工程に設けることができる。また、はんだ印刷工程では、はんだ印刷機の前段にも検査機を設け、はんだ印刷前のプリント配線板の状態も検査するようにしてもよい。
この発明によれば、複数の工程に設置された検査機のいずれかで不良判定がなされたとき、その不良判定がなされた基板を各検査機が検査したときに使用した前記基板の画像データを情報処理装置に集め、メモリに保存するようにしたから、各画像データを必要に応じて表示して比較することができる。よって、いずれかの工程で突発的な不良が生じたときに、その不良発生時およびその前後の工程における基板の画像を比較して、不良の発生原因などを詳細に分析することができる。また、途中工程で不良と判定されたのに、最終工程で良品と判定された基板については、ユーザーが各工程での画像を確認して、正しい判定をすることができる。また、不良判定がなされた途中工程の検査機の検査基準を見直す目的で各画像を確認することもできる。
図1は、この発明が適用された基板製造ラインの構成を示す。
この実施例の基板製造ラインは、はんだ印刷工程、部品実装工程、はんだ付け工程の3つの工程をコンベアでつないだ構成のものである。処理対象のプリント基板(以下、単に「基板」という。)を各工程に順に送り込むことにより、各種部品が適所にはんだ付けされた部品実装基板が製作される。なお、この基板製造ラインに送り込まれる基板には、固有の識別コードを示すバーコードラベルが貼付される(以下、この識別コードを「基板コード」という。)。
各工程には、それぞれ製造用装置3,4,5と検査機1Aとが配備される。はんだ印刷工程の製造用装置3は、はんだ印刷機であり、基板の供給を受けると、シルクスクリーン印刷などにより前記基板の電極の位置にクリームはんだを塗布する。検査機1Aは、はんだ印刷後の基板を対象として、はんだの塗布位置や量の適否などを検査する。以下、この検査機1Aを「はんだ印刷検査機1A」という。
部品実装工程の製造用装置4はマウンタであって、前記はんだ印刷工程を経た基板に各種部品を搭載する処理を実行する。なお、この部品実装工程では、汎用部品を実装するための高速マウンタと、それ以外の部品を実装するための異形マウンタの2種類を使用する場合がある。検査機1Bは、部品実装後の基板を対象として、部品の有無、位置ずれ、方向の適否などを検査する。以下、この検査機1Bを「部品実装検査機1B」という。
はんだ付け工程の製造用装置5はリフロー炉であって、前記部品実装工程を経た基板を加熱処理して、各部品を基板にはんだ付けする。検査機1Cは、リフロー炉5を通過した基板を対象として、はんだの位置、大きさ、傾斜状態などの適否を判別するほか、部品に対し、前記部品実装機1Bと同様の検査を実行する。以下では、この検査機1Cを「はんだ付け検査機1C」という。
各工程の検査機1A,1B,1Cは、いずれも、その工程の製造用装置3,4,5から搬出された基板を取り込み、その基板を撮像して得られた画像を用いて外観検査を行うものである。なお、以下では、各検査機1A,1B,1Cをまとめて表す場合には、単に、「検査機1」という。
各検査機1は、LAN回線などのネットワーク回線7を介して相互に通信可能な状態に設定される。さらに、このネットワーク回線7には、情報処理装置であるサーバー2が接続される。このサーバー2は、詳細は後記するが、各検査機1との通信により、基板毎の検査結果を取り込むほか、必要に応じて、検査に使用した画像データなどの送信を受ける。送信された画像データは、サーバー2のハードディスクに保存される。
図2は、前記各検査機1に共通する構成を示す。
各検査機1は、制御本体として、2台のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略す。)11,12を具備する。一方のPC11は、検査のためのもので、他方のPC12は、検査に使用した画像を保存するために使用される(以下、PC11,12を個別に指す場合には、それぞれ「検査用PC11」、「画像保存用PC12」という。)。これらのPC11,12は、前記ネットワーク回線7により相互に通信を行うことができる。また、いずれのPC11,12も、他方のPCに依存することなく、他の工程の検査機1やサーバー2との通信を単独で行うことができる。
さらに、この検査機1には、カラー画像生成用のCCDカメラ10(以下、単に「カメラ10」という。)、基板ステージ14、および位置調整機構13などが設けられる。カメラ10および位置調整機構13は、各PC11,12に個別に接続される。なお、ここでは、図示しないが、各PC11,12には、カメラ10からの画像信号をディジタル変換するためのA/D変換回路が含まれている。また各PC11,12には、内蔵または外付けのハードディスクが設けられており、PC11側のハードディスクには、検査結果を保存するためのデータベース(以下、「検査結果データベース」という。)が設定される。また、PC12側のハードディスクには、前記検査に使用した画像データを保存するためのデータベース(以下、「画像データベース」という。)が設定される。
前記位置調整機構13は、カメラ10および基板ステージ14の位置を調整することにより、検査対象の基板にカメラ10を位置合わせするためのものである。この位置調整機構13は、通常は、検査用PC11の制御を受ける。ただし、何らかの原因で、画像保存用PC12の画像保存処理が遅れた場合などに、画像保存用PC12が制御を行う場合もある。この場合の制御は、画像の保存が終了するまで、カメラ10や基板ステージ14を停止させておくためのものである。
検査用PC11は、位置調整機構13を制御することにより、基板ステージ14上の基板の所定範囲がカメラ10の視野に含められるように調整した後、カメラ10を駆動して検査対象の画像を生成させる。ここで生成された画像は、各PC11,12に同時に入力される。検査用PC11は、あらかじめ設定された検査ロジックに基づき、前記入力画像を用いた検査を実行する。この間、検査用PC11は、画像保存用PC12と通信して、検査時の動作の内容などを伝達している。画像保存用PC12は、その伝達情報に基づき、検査の流れに応じた所定のタイミングで入力画像を画像ファイルに変換し、前記画像データベースに保存する。
なお、この実施例では、検査対象の基板に、そのサイズに応じて複数の撮像対象領域を設定し、これらの撮像対象領域毎にカメラ10を位置決めして、その撮像対象領域の画像を生成するようにしている。画像保存用PC12は、前記画像データベースを構成するメモリ領域に、基板毎に個別のフォルダを設定し、1枚の基板について得た複数の入力画像をそれぞれ個別の画像ファイルにして、前記フォルダ内に保存するようにしている。なお、このフォルダには、対応する基板コードを含むフォルダ名が付与される。また、この実施例では、検査結果に関わらず、各基板の画像データを3.5日の期間、保存することにしている。
この実施例の各検査機1は、基板上の部品の実装位置毎に検査領域を設定するが、各検査機1間で共通の設定データを用いて、この検査領域を設定するようにしている。この検査領域は、部品、はんだ、基板上のランド(電極)を十分に含む大きさに設定される。各検査機1の検査用PC11では、この共通の設定データに基づく検査領域を設定した後、検査の目的に応じて、その検査領域内に専用の検査領域(以下、「検査用ウィンドウ」という。)を設定し、その検査用ウィンドウ内の画像を計測し、その適否を判別する。たとえば、はんだ付け工程の検査用PC11では、検査領域内のランドを含むように検査用ウィンドウが設定される。また、部品実装工程やはんだ付け工程の検査用PC11では、前記ランドに対する検査用ウィンドウのほか、部品に対応する場所にも、その部品や部品側電極の大きさに応じた検査用ウィンドウが設定される。
なお、前記共通の検査領域には、それぞれ個別のコード情報が付与されている。このコード情報は、ユーザーにその領域内に実装される部品の識別番号として示されるもので、以下、これを「領域コード」という。検査用PC11では、検査領域毎に、その検査領域で実行した計測結果や良否判定結果を含む検査結果ファイルを作成し、これを前記検査結果データベースに保存する。この検査結果ファイルのファイル名は、前記検査領域の領域コードを含むものとなる。また、検査結果データベースには、個々の基板毎に、その基板コードをフォルダ名とするフォルダが設定され、その中に、そのフォルダに対応する基板について得た各検査結果ファイルが格納される。
さらに、検査用PC11は、前記検査結果ファイルとは別に、各検査領域毎の良否判定結果をまとめた検査結果情報を作成し、これを前記サーバー2に送信する。この検査結果情報は、たとえば、各検査領域の良否判定結果(OKまたはNG、具体的には「1」または「0」である。)を前記領域コードの順に配列し、その配列の前方に前記基板コードを付けた構成となる。
図3は、各検査機1に共通する検査の手順を示す。なお、この図3は、前記2台のPCによる処理をとりまとめたものであり、また1枚の基板に対する処理に相当する。複数枚の基板を処理する場合には、基板毎に図3の手順を繰り返す必要がある。なお、図3および以下の説明では、各処理のステップを「ST」として示す。
まずST1では、前段の製造用装置から検査対象の基板を搬入する。つぎのST2では、前記位置調整機構13を用いてカメラ10を基板の所定位置に合わせ、撮像を開始する。この撮像開始時は、まず前記基板上のバーコードラベルを撮像して、その画像中のバーコードを復号することにより、基板コードを認識する。なお、この認識処理は、検査用PC11により行われるが、認識した基板コードは画像保存用PC12にも転送される。
つぎのST4では、最初の撮像対象領域にカメラ10の視野を合わせ、撮像を行う。ST5では、前記共通の設定データに基づき、入力画像に複数の検査領域を設定し、これら領域毎に計測処理や良否判定処理を実行する。なお、このST4,5の処理も、検査用PC11により行われるもので、検査領域毎に得た計測データや良否判定の情報から前記検査結果ファイルが作成され、前記検査用PC11の検査データベースに保存される。
入力画像中のすべての検査領域に対する検査が終了すると、ST6に進む。このST6は、画像保存用PC12により実行されるもので、前記ST5での検査に用いた画像を前記画像データベースに保存する処理が行われる。
画像保存処理が終了すると、ST7からST4に戻る。以下、ST4〜7のループを繰り返すことにより、各撮像対象領域毎に画像を取得して検査を実行し、その検査に使用した画像を保存する。
すべての検査が終了すると、ST7からST8に進み、各検査領域の良否判定結果に基づき、基板全体としての良否を判定する。ST9では、この判定結果をモニタ14に表示したり、前記検査結果データベースに保存する処理を行う。さらに、つぎのST10では、前記した検査結果情報を作成してサーバー2に送信する。しかる後に、ST11に進んで、基板を下流側に搬出し、処理を終了する。
つぎに、図4を用いて、サーバー2における処理について説明する。なお、この図4も、1枚の基板に対して実行される手順であり、複数の基板について、この図4の手順による処理が並列で行われる場合もある。なお、この図4では、各ステップを100番台の数値により示す。
まず最初のST101で、はんだ印刷検査機1Aからの検査結果情報を取得すると、ST102では、その検査結果情報に付された基板コードを認識する。そして、ST103、104では、それぞれ部品実装検査機1B、はんだ付け検査機1Cから、前記ST102で認識した基板コードと同じコードが付された検査結果情報を受信する。
上記ST101〜104の処理によれば、特定の1枚の基板について、各検査機1A,1B,1Cにおける検査結果情報を取り込むことができる。この後、サーバー2は、これらの検査結果情報を順にチェックして、不良判定情報(NG)が含まれていないかどうかをチェックする。ここで、所定の検査機1からの検査結果情報に不良判定情報が含まれていると、ST105が「YES」となり、ST106以下のステップを実行する。他方、いずれの検査結果情報にも不良判定情報が含まれていなかった場合には、ST105が「NO」となり、処理を終了する。
ST106では、前記検査結果情報における不良判定情報の位置からその不良判定情報が設定された検査領域の領域コードを認識する。つぎに、ST107では、各検査機1に対し、前記ST102で認識した基板コードとST106で認識した領域コードとを含むコマンドによって、前記不良判定情報が設定された検査領域にかかる情報の送信を要求する(以下、このコマンドを「送信要求」という。)。具体的には、この送信要求は、前記ST102で認識した基板コードの基板につき、ST106で認識した領域コードの検査領域における検査結果や画像データの送信を要求するものとなる。
前記送信要求に応じて各検査機1から応答情報(詳細は後記する。)が返送されると、ST108では、これらの応答情報を前記ハードディスク内に保存する。なお、この保存に際し、ハードディスクには、前記送信要求の基板コードおよび領域コードを含むフォルダ名が付されたフォルダが設定され、そのフォルダ内に各検査機1から受信した応答情報が順に格納される。
ST105で複数の不良判定情報が抽出された場合には、不良判定情報毎に上記ST106〜108の処理が実行される。すべての不良判定情報を処理すると、ST109が「YES」となり、処理を終了する。
ここで、前記送信要求に対する検査機1側の処理について説明する。
送信要求に対する応答処理は、画像保存用PC12が中心となって実行する。画像保存用PC12は、送信要求を受けると、その中の基板コードにより前記画像データベースを検索し、この基板コードをフォルダ名とするフォルダを抽出する。そして、このフォルダから、前記送信要求に含まれていた領域コードの検査領域が含まれる画像ファイルを抽出した後、そのファイル内の画像データから前記検査領域の画像データを切り出す。
つぎに、画像保存用PC12は、前記検査用PC11との通信により、前記送信要求に含まれていた領域コードをファイル名に含む検査結果ファイルの提供を受ける。そして、この検査結果ファイルから読み出した情報と前記切り出した画像とを含む応答情報を作成し、これをサーバー2に送信する。
上記一連の処理によれば、いずれの工程の検査機1において不良判定が行われると、その不良判定がなされた検査領域について、各検査機1の検査に使用された画像データを含む応答情報がサーバーに蓄積されることになる。
サーバー2は、所定の時点で、図示しないキーボードからの呼び出し操作を受け付けて、ハードディスクに蓄積された各フォルダに順にアクセスする。そして、フォルダ毎に、そのフォルダに同じ格納されている応答情報を用いて1枚の表示用の画像データを編集し、これを図示しないモニタなどに出力する。
図5は、前記応答情報ファイルにより編集された表示画面の例を示す。
この例では、はんだ印刷工程、部品基板工程、はんだ付け工程の各工程毎に、画像用ウィンドウ20A,20B,20Cが設定され、これらのウィンドウ20A,20B,20C内に、それぞれその工程の検査機1の応答情報から抽出された画像が表示されている。いずれの画像も、前記した共通の検査領域内の画像を同じ倍率で表したものである。また、各画像用ウィンドウ20A,20B,20Cの下方には、検査項目毎の検査の結果(OKが○、NGが×)や計測結果を表示した検査結果用のウィンドウ21A,21B,21Cが設定される。これらのウィンドウ21A,21B,21C内の表示情報も、前記応答情から抽出されたものである。
前記画像用ウィンドウ20A,20B,20Cの上方位置には、検査対象の基板に関する情報が表示されるが、この中に前記基板コードを示す情報22や、検査領域の領域コードに相当する部品番号23が含まれている。また、不良判定のなされた工程に対応する画像用ウィンドウ(図示例ではウィンドウ20B)には、不良判定マーク24が設定される。表示画面の左右の端部には、それぞれ1つ前の不良基板、1つ後の不良基板に表示を切り替えるための切替ボタン25,26が設定される。
なお、サーバー2では、特定の基板コードの入力を受け付けて、その基板コードに対応する表示のみを行うこともできる。また、このサーバー2に、別途、端末用のPCが接続された場合、このPCで前記キーボードと同様の操作を行って、表示用画像データを作成し、それをPC側で表示するようにしてもよい。
また、この実施例では、各基板にバーコードラベルによる基板コードを付与したが、製造途中で基板の抜き取りが行われることがない場合には、各検査機において各基板に処理順に識別番号を付与し、この識別番号を前記基板コードに代えて使用してもよい。
また、この実施例では、画像保存用PCにおいて、撮像対象領域毎に画像を保存するようにしたが、これに代えて、入力画像から検査領域毎に画像を切り出して保存するようにしてもよい。この場合の各画像ファイルには、ファイル名として、対応する検査領域の領域コードを付与することができるから、サーバーからの送信要求を受信した場合には、その送信要求の基板コードおよび領域コードにより、対応する画像ファイルを速やかに読み出すことができる。
さらに、この実施例の検査機1では、サーバー2からの送信要求に応じて、その送信要求により指定された情報、すなわち自装置または他の検査機1で不良と判別された基板にかかる画像データや検査結果をサーバー2に送信しているが、さらに、この基板の前後に検査した複数枚の基板の情報を送信してもよい。この場合にも、各基板毎に読み出す情報は、不良判別がなされた検査領域の画像データや検査結果に限定することができる。また、サーバー2側では、これら不良発生前後の基板についても、図5に示したのと同様に、前記不良判定がなされた検査領域について、各工程における同一基板の画像を並べて表示することができる。また、不良が発生した工程について、不良基板およびその前後の複数枚の基板における同一検査領域(前記の不良が発生した領域)の画像を並べて表示することもできる。また、不良が発生した基板の当該不良発生にかかる工程(たとえば、部品実装工程)の画像を中央に表示するとともに、その左右に、不良発生前後の基板の前工程(たとえばはんだ付け工程)における画像を配置するなどしてもよい。
この発明が適用された基板製造ラインの一例を示す説明図である。 検査機1のブロック図である。 検査の手順を示すフローチャートである。 サーバーにおける照合処理の手順を示すフローチャートである。 サーバーのモニタ表示画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 検査機1
2 サーバー
3 はんだ印刷機
4 マウンタ
5 リフロー炉
7 ネットワーク回線
10 カメラ
11 検査用PC
12 画像保存用PC

Claims (7)

  1. 部品実装基板を製造するために一連に実行される複数の工程の少なくとも2箇所にそれぞれ検査機を配備して、その工程実行後の基板の画像を用いた検査を実行するようにした方法であって、
    各検査機と通信可能な情報処理装置を設置し、各検査機において、前記検査の結果を基板の識別情報に対応づけた検査結果情報を作成して前記情報処理装置に送信するステップaと、前記検査に用いた画像データを前記基板の識別情報に対応づけてメモリに保存するステップbとを実行するとともに、前記情報処理装置から所定の基板の識別情報を含む送信要求を受信したとき、その識別情報に対応し、前記送信要求に応じた画像データを前記メモリから読み出して、情報処理装置に送信するステップcを実行し、
    前記情報処理装置は、各検査機からの検査結果情報のいずれかが不良判定を示すものであったとき、この検査結果情報に対応する識別情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信するステップAと、前記送信要求に応じて各検査機から送信された画像データを相互に対応づけてメモリに保存するステップBとを、実行することを特徴とする部品実装基板用の検査方法。
  2. 請求項1に記載された方法において、
    前記各検査機は、検査において不良判定を行ったとき、前記ステップaにおいて、不良部位を特定できる構成の検査結果情報を作成する一方、この検査結果情報を受信した情報処理装置は、前記ステップAにおいて、前記検査結果情報により不良部位を特定し、その不良部位を示す情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信し、
    各検査機は、前記ステップcにおいて、前記送信要求の不良部位を示す情報に基づき、同じ送信要求の識別情報に対応する画像データから前記不良部位を含む所定大きさの領域内の画像データを抽出して、その抽出した画像データを前記情報処理装置に送信する部品実装基板用の検査方法。
  3. 請求項1または2に記載された方法において、
    前記情報処理装置は、ステップBでメモリに保存された各検査機からの画像データを所定のタイミングで読み出し、これらの画像データを1つの画面内に配置した表示用画像データを作成して出力するようにした部品実装基板用の検査方法。
  4. 部品実装基板を製造するために一連に実行される複数の工程の少なくとも2箇所にそれぞれ検査機を配備して、その工程実行後の基板の画像を用いた検査を実行するとともに、、各検査機との通信が可能な情報処理装置が設けられたシステムであって、
    各検査機は、
    前記検査に使用した画像データを保存するためのメモリと、
    前記検査の結果を基板の識別情報に対応づけた検査結果情報を作成して前記情報処理装置に送信する検査結果情報送信手段と、
    前記検査に用いた画像データを、基板毎にその基板の識別情報に対応づけて前記メモリに保存する画像保存手段と、
    前記情報処理装置から所定の基板の識別情報を含む送信要求を受信したとき、その識別情報に対応し、前記送信要求に応じた画像データを前記メモリから読み出して、情報処理装置に送信する画像送信手段とを具備し、
    前記情報処理装置は、
    各検査機で検査に使用された画像データを保存するためのメモリと、
    各検査機からの検査結果情報のいずれかが不良判定を示すものであったとき、この検査結果情報に対応する識別情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信する送信要求手段と、
    前記送信要求に応じて各検査機から送信された画像データを相互に対応づけて前記メモリに保存する画像保存手段とを、具備して成る部品実装基板用の検査システム。
  5. 請求項4に記載されたシステムにおいて、
    前記検査装置の検査結果情報送信手段は、前記検査で不良判定がなされたとき、不良部位を特定できる構成の検査結果情報を作成して情報処理装置に送信し、
    前記検査結果情報を受信した情報処理装置の送信要求手段は、前記検査結果情報により不良部位を特定し、その不良部位を示す情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信し、
    各検査機の画像送信手段は、受信した送信要求の不良部位を示す情報に基づき、前記送信要求の識別情報に対応する画像データから前記不良部位を含む所定大きさの領域内の画像データを抽出して、その抽出した画像データを前記情報処理装置に送信する部品実装基板用の検査システム。
  6. 請求項4または5に記載されたシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、前記画像保存手段によりメモリに保存された各検査機からの画像データを所定のタイミングで読み出す画像読み出し手段と、この画像読み出し手段により読み出された画像データを1つの画面内に配置した表示用画像データを作成して出力する表示制御手段とを具備して成る部品実装基板用の検査システム。
  7. 処理対象の基板を複数の工程に順に導いて各工程による処理を実行するとともに、少なくとも2つの工程に検査機を設置して、その工程実行後の基板の画像を用いた検査を実行するようにした部品実装基板の製造方法において、
    各検査機と通信可能な情報処理装置を設置し、各検査機において、前記検査の結果を基板の識別情報に対応づけた検査結果情報を作成して前記情報処理装置に送信するステップaと、前記検査に用いた画像データを前記基板の識別情報に対応づけてメモリに保存するステップbとを実行するとともに、前記情報処理装置から所定の基板の識別情報を含む送信要求を受信したとき、その識別情報に対応し、前記送信要求に応じた画像データを前記メモリから読み出して、情報処理装置に送信するステップcを実行し、
    前記情報処理装置は、各検査機からの検査結果情報のいずれかが不良判定を示すものであったとき、この検査結果情報に対応する識別情報を含む送信要求を作成して各検査機に送信するステップAと、前記送信要求に応じて各検査機から送信された画像データを相互に対応づけてメモリに保存するステップBとを、実行することを特徴とする部品実装基板の製造方法。
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