JP2005302580A - 操作スイッチ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性のよい電子機器用の操作スイッチ機構を提供する。
【解決手段】ICレコーダ1におけるスライド操作が可能な操作スイッチ釦を有する操作スイッチ機構部20は、ICレコーダ本体3と、操作ユニット10とで構成され、該操作ユニット10は、上記本体3に対して操作ユニット10側の枠部材11を溝部3b,3cのビス穴で固定して取り付けられる。操作ユニット10には、操作スイッチ釦12と、スイッチ群をオンオフするためのスライド板14と、ゴムローラ16,17を保持するクリックバネ部材15とを有しており、ゴムローラ16,17は、本体3側に設けられる内側カム面部3m,3nの凸部3dと3eと3f、カム面3i,3j、さらに、傾斜カム面3g,3h等に当接し、操作スイッチ釦12が各割り出し位置にクリック保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器本体に設けられるスライド操作の操作スイッチ機構に関する。
従来、小型電子機器に設けられるスライド操作スイッチ機構として特許文献1に開示されたものは、相対移動する2つの部材の所定位置での移動抵抗を生じさせ、所望の移動位置で選択的に停止させるための機構に関するものである。この機構は、2枚の板バネ部の先端対称位置に2つのゴムローラを配し、本体ケースの凸状カム部当接させるような構造を有している。
また、従来の操作スイッチ機構の一般的なものにおいては、バネ付勢される金属のボールをクリック位置に配された係合穴に嵌入、または、脱出させることによってクリック力を得る機構が適用されていた。
特許文献1は、実開平6−81016号公報である。
上述した特許文献1に開示されたクリック機構によれば、2つのゴムローラが板バネ上の対称位置に配されているために上記板バネが撓んで接近したときに互いに干渉することがないように上記板バネとゴムローラとを配置する必要があって、撓み方向の占有スペースが大きくなる。また、上記本体ケースの上記板バネが直接取り付けられているために、故障等で上記板バネを取り外す必要が生じたとき、本体に取り付けられている他の部品も同時に取り外す必要があり、上記取り外しが困難であった。
上述した金属のボールを適用する従来のクリック機構では、クリック作用時に音が発生し、録音時に雑音として記録される可能性があった。また、頻繁な操作を繰り返すICレコーダ等に適用する場合は、耐久性上の問題があった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、操作音が静かであって、耐久性に優れ、かつ、メンテナンス性のよい操作スイッチ機構を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の操作スイッチ機構は、所定形状の第一及び第二のカム面を有した第一の部材と、上記第一の部材に対して上記第一及び第二のカム面に沿って相対的にスライド移動し、上記第一及び第二のカム面に向かい付勢手段により付勢された第一及び第二のローラを有した第二の部材と、上記第一及び第二のカム面にそれぞれに配置された凸部と、上記第一のローラが、上記第一のカム面に構成された上記凸部に対し上記スライド方向に沿った一方向に第一の反力が発生するように当接するとともに、上記第二のローラが上記第二のカム面に構成された上記凸部に対し上記一方向とは相反する方向に第二の反力が発生するように当接して上記第二の部材を所定の安定位置に保持するように構成されたデータ記録再生装置の操作スイッチ機構において、操作者がスライド操作することにより上記第二の部材を上記スライド移動させることが可能なスライド操作部材と、上記データ記録再生装置の外装の一部を構成し、上記第二の部材と上記スライド操作部材とを組み付け可能な第三の部材とを有しており、上記第一の部材は、上記データ記録再生装置の本体と一体的に構成され、上記第三の部材は、上記第二の部材と上記スライド操作部材とが組み付けられた状態で、上記第一の部材、または、上記データ記録再生装置の本体に対して着脱が可能な取り付け手段を具備する。
本発明の請求項2記載の操作スイッチ機構は、請求項1に記載の操作スイッチ機構において、上記第一及び第二のローラは、上記第一のローラの回転軸の軸心を含む上記スライド方向と直交する平面上に上記第二のローラの回転軸の軸心が含まれない位置にそれぞれ配置されている。
本発明の請求項3記載の操作スイッチ機構は、請求項1に記載の操作スイッチ機構において、上記付勢手段は、弾性バネで構成され、上記第一のローラを上記第一のカム面に付勢する力量と、上記第二のローラを上記第二のカム面に付勢する力量とが略同一となるように構成されている。
本発明の請求項4記載の操作スイッチ機構は、請求項1に記載の操作スイッチ機構において、上記付勢手段は、板バネ状部材で構成され、上記第一のローラを保持する板バネ状部材の支点部分から上記第一のローラの保持部分までの長さと、上記第二のローラを保持する上記板バネ状部材の支点部分から上記第二のローラの保持部分までの長さと略同一となるように構成されている。
本発明の請求項5記載の操作スイッチ機構は、請求項1に記載の操作スイッチ機構において、上記第一及び第二のカム面の同一方向の一端は、それぞれ斜面で構成されており、上記斜面は上記斜面の始端側よりも終端側で上記第一のカム面と上記第二のカム面との間隔が狭くなるように構成されている。
本発明によれば、操作音が静かで耐久性も優れ、かつ、メンテナンス性のよい電子機器等の操作スイッチ機構を提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である操作スイッチ機構部が組み込まれるデータ記録再生装置としてのICレコーダの外観を示す斜視図である。図2は、上記ICレコーダに組み付けられる上記操作スイッチ機構部の分解斜視図である。図3は、上記操作スイッチ機構部を構成する操作ユニットの斜視図である。図4は、操作スイッチ機構部によってオンオフが切り換えられる操作スイッチ群の配置図である。
なお、以下の説明において、後述する操作スイッチ釦12のスライド方向をX方向とし、X方向の前方側を+側、手前側を−側とし、さらに、X方向と直交する厚み方向をY方向とし、X,Y方向と直交する方向をZ方向として説明する。
本実施形態のICレコーダ1は、図1に示すように記録再生部等の各構成部材を支持するデータ記録再生装置本体であるICレコーダ本体3を覆う外装カバー2を有しており、該外装カバー2の外面に配置される部材として、メニュー操作スイッチ釦4a,送り操作スイッチ釦4b,新ファイル設定スイッチ釦4cなどの操作スイッチ釦と、LCD表示部5と、発音部6と、電池室蓋7と、USBコネクタ部8等を有している。さらに、外装カバー2の左側面上方部に記録,再生,送り動作を指示するための操作スイッチ機構部20が配置されている。
なお、操作スイッチ機構部20に設けられる操作スイッチ釦12は、X方向にスライド操作が可能であり、図1に示す停止位置であるSTOP位置から録音位置であるREC位置、また、再生位置であるPLAY位置等の各クリック割り出し位置に移動可能であり、その割り出し位置にて図4に示すようにX方向に沿って配置された録音開始用RECスイッチ32,録音停止用34,再生指示用PLAYスイッチ33をオンオフし、各位置にクリック保持される。さらに、操作スイッチ釦12を上記PLAY位置よりさらに−X側のREV位置まで押圧してレビュー指示用REVスイッチ35をオンさせ、上記押圧を解放すると上記PLAY位置に戻る。上記各スイッチは、レバー操作タイプのスイッチであって、上記各スイッチのオンオフは、操作スイッチ釦12に結合されるスイッチ操作突起14dおよび14eによって操作される。
操作スイッチ機構部20は、図2に示すように操作ユニット10と、該操作ユニット10が装着され、カム部を有する第一の部材であるICレコーダ本体(以下、本体と記載する)3とからなる。
上記操作ユニット10は、1つのユニットとして組み立てられ、本体3に対して着脱が可能である。この操作ユニット10は、ICレコーダ1の外装の一部を兼ねる第三の部材である枠部材11と、枠部材にスライド自在に支持されるスライド操作部材である操作スイッチ釦12と、操作スイッチ釦12と枠部材11の間に挿入される摺動部材であるシート部材13と、操作スイッチ釦12に結合され、操作スイッチ釦12と共に枠部材11に対してスライド支持される第二の部材を構成するスライド板14と、スライド板14に固着され、第二の部材を構成するクリックバネ部材15と、クリックバネ部材15の板バネ部先端に回転可能に支持され、ツインゴムローラを構成する第一ローラであるゴムローラ16,第二のローラであるゴムローラ17と、クリックバネ部材15をスライド板14に固着させるための止め板18とを有してなる。
本体3は、合成樹脂材料で形成され、枠部材11が当て付けられる当て付け面3aと、当て付け面3aの上下に設けられ、枠部材11を固定するための溝部3b,3cと、内側上,下に設けられる第一のカム面部3mと第二のカム面部3nと、ビス穴等が設けられる。
上記第一のカム面部3mは、上面にX方向に沿って配置される1つの上側凸部3dと、−X側端部に配置される傾斜カム面3gと、傾斜カム面3gの+X側端部に設けられる急峻なカム面3iとを有している。
上記第二のカム面部3nは、下面にX方向に沿って配置される2つの下側凸部3e,3fと、−X側端部に配置される傾斜カム面3hと、傾斜カム面3hの+X側端部に設けられる急峻なカム面3jとを有している。
なお、上側凸部3dおよび下側凸部3e,3fは、それぞれX方向に関して、完全な対称形状の凸部ではなく、上側凸部3dは、+X側が僅かに膨らんでおり、−X側が僅かに凹んでいる。下側凸部3e,3fは、−X側が僅かに膨らんでおり、+X側が僅かに凹んでいる。さらに、傾斜カム面3g,3hは、−X方向に向けて、つまり、始端側から終端側に向けて互いの間隔が狭くなるように傾斜しているものとする(図5)。
枠部材11は、ビス挿通穴11d,11eを有する本体3側に固定可能な上下の固定用突起部11f,11gと、操作スイッチ釦12の軸部が挿通する開口部11aと、内側摺動面11cとを有しており、全体にメッキが施されている。
操作スイッチ釦12は、Z方向に突出する軸(ボス)12aを有しており、枠部材11の前面部にスライド自在に組み付けられる。
シート部材13は、摺動性が良好なシートで形成され、軸12aが挿通する穴部13aと、四角部にガタつき防止用の凸部13bが設けられる。このシート部材13は、操作スイッチ釦12と枠部材11の間の摺動面部に挿入され、枠部材11のメッキ部を保護し、かつ、操作スイッチ釦のスライド移動をスムーズに行わせる。
スライド板14は、摺動性のよい樹脂材料(ポリアセタール樹脂等)で形成され、枠部材側の四角に設けられ、Y方向に弾性変形可能であって、操作スイッチ釦の回動ガタつき防止用の突起部14aと、操作スイッチ釦12の軸12aがガタなく嵌入する軸穴14bと、軸穴14bの側方に配される回転止めピン14cと、X方向に沿って配され、Z方向に突出する2つのスイッチ操作突起14dおよび14eとが設けられている。
クリックバネ部材15は、金属バネ板材料(例えば、バネ用ステンレス材)で形成され、中央連結部15aと、上記連結部15aの上下位置からから折り曲げて形成され、−X方向に延びる付勢手段(弾性バネ)としての上側の第一の板バネ部15bと下側の第二の板バネ部15cとが設けられている。上記中央連結部15aには、ピン穴15e,軸穴15d,突起挿通穴15fが設けられる。また、第一の板バネ部15bの先端部には、ゴムローラ16が回転軸である軸16aによって回転自在に支持されている。同様に第二の板バネ部15cの先端部には、ゴムローラ17が回転軸である軸17aによって回転自在に支持されている。但し、ゴムローラ16と軸16aの間、ゴムローラ17と軸17aの間にはそれぞれ回転摺動性をよくするためにポリアセタール樹脂等のスリーブが介在している。なお、ゴムローラ16,17は、ゴム以外、エラストマー樹脂等の耐摩耗性があり、また、弾性があって操作音の発生しにくい合成樹脂で形成してもよい。
上記軸16aと軸17aの位置は、X方向に異なった位置にある。言い換えれば、上記ゴムローラ16と17とは、軸16aの軸心を含む上記スライド方向と直交する平面上に軸17aの軸心が含まれない位置にそれぞれ配置されているものとする。このようにゴムローラ16と17との位置をずらすことによって該ゴムローラが変位して接近したときにゴムローラを支持する板バネ部15bと15cの端部を干渉させないようにしている。この形状を採用することでY方向の占有スペ−スを減らすことができる。
上述のようにゴムローラ16と17との位置をずらして配置したとしても該ゴムローラが受ける反力が略等しくなるような板バネ部形状が採用されている。すなわち、板バネ部15bの支点部分からゴムローラ16の軸16aまでの長さであるバネ有効長L1 と、板バネ部15cの支点部分からゴムローラ17の軸17aまでの長さであるバネ有効長L2 と略同一となるように構成され(図4)、両者のバネ剛性が同等になるように設定され、撓み量も同等となるようになっている。従って、クリックバネ部材15が本体3の内側の第一,二のカム面部3m、3nに組み込まれた状態では、ゴムローラ16と17とは、上側凸部3dと2つの下側凸部3e,3f、また、カム面3iとカム面3j、さらに、傾斜カム面3g,3hに対して略同一力量の相反する当接力(第一の反力および第二の反力)で当接することになり、クリックバネ部材15を介して操作スイッチ釦12が適度なクリック力を受け、安定位置である各クリック割り出し位置で保持され、さらに、適度な戻し付勢力を受けることになる。
上述した構成を有する操作ユニット10を1つのユニットとして組み立てる場合、まず、操作スイッチ釦12の軸12aを枠部材11の開口部11aに挿通させ、スライド板14の軸穴14bに嵌入させる。そのとき、スライド板14は、四角の突起部14aを枠部材11の内側摺動面11cに当接させた状態で枠部材11の内面部に挿入する。そして、クリックバネ部材15の中央連結部15aのピン穴15eと軸穴15dにスライド板14のピン14cと操作スイッチ釦12の軸12aとをそれぞれ嵌入、挿入し、同時に、スライド板14のスイッチ操作突起14eを突起挿通穴15fに挿入する。上述したクリックバネ部材15の装着で止め板18の切り欠き18bを軸12aの先端部の止め板溝12bに係合させ、かつ、ピン穴18aをピン14cに嵌入させてクリックバネ部材15をスライド板14に固着させる。この組み付け状態で操作スイッチ釦12,スライド板14,クリックバネ部材15は、枠部材11にX方向にスライド自在に支持されるユニット化状態となる。なお、上記ユニット化状態でスライド移動可能な操作スイッチ釦12の回動は、枠部材11の前面側の浅いスライド溝によって規制され、また、スライド板14の回動は、枠部材11の内側摺動面11cによって規制される。
ユニット化された操作ユニット10をICレコーダ1に組み付けるには、ICレコーダ1の外装カバー2の取り外し状態にて枠部材11の固定用突起部11f,11gを本体3の溝部3b,3cに挿入し、取り付け手段であるビス19をビス挿通穴11d,11eを挿通させ、本体3側に螺着し、さらに、取り付け手段であるビス21をビス挿通穴11hに挿通させ、本体3側に螺着して固定する。そのとき、ゴムローラ16,17を内側に撓ませながら本体3の凸部3d,3e,3f等が設けられる第一,二のカム面部3m,3nに挿入する。上記操作ユニット10の組み付けによって操作スイッチ機構部20がICレコーダに組み込まれた状態となる。
また、ゴムローラ16,17の交換等で操作ユニット10を本体3から操作ユニット10単体をICレコーダ1から取り外す場合、上述した作業と逆の作業により簡単に取り外しが可能である。
次に、上述したICレコーダ1の操作スイッチ機構部20のスライド操作時の動作状態について、図5,6等を用いて説明する。
図5は、上記操作スイッチ機構部における操作スイッチ釦のREC位置からREV位置間のスライド移動時のクリックバネ部材,ゴムローラとICレコーダ本体との相対移動位置関係を示す図である。図6は、上記操作スイッチ機構部における操作スイッチ釦のSTOP位置からREC位置への移動時のゴムローラとICレコーダ本体との相対移動位置関係を示す動作状態図であって、図6(A)は、操作スイッチ釦がSTOP位置にあるとき、図6(B)〜(D)は、操作スイッチ釦がSTOP位置からREC位置に移動する途中、図6(E)は、操作スイッチ釦がREC位置に到達したときの状態をそれぞれ示す。
図5に示すように操作スイッチ釦12がREC位置にあるときは、クリックバネ部材に支持されたゴムローラ16,17は、それぞれ本体3の凸部3dの+X側と、凸部3eの−X側に当接してクリック割り出し位置に保持される。この状態では、ゴムローラ16は、凸部3dの+X側の膨らんだカム面に当接し、また、ゴムローラ17も凸部3eの−X側の上記同様に膨らんだカム面に同等の当接力で当接して保持されることから、操作スイッチ釦12は、+,−X側で片寄ったクリック力を受けることなく、後述するSTOP位置にあるときよりも小さいクリック保持力で安定して保持される。
操作スイッチ釦12をREC位置からSTOP位置に移動した状態では、ゴムローラ16は、凸部3dの−X側の凹んだカム面に当接し、また、ゴムローラ17は、凸部3fの+X側の上記同様に凹んだカム面に同等の当接力で当接して保持される。従って、操作スイッチ釦12は、+,−X側で片寄ったクリック力を受けることなく、安定した状態で割り出し位置に保持される。
操作スイッチ釦12をPLAY位置に移動させたときは、ゴムローラ16は、傾斜カム面3gの+X端のカム面3iに当接し、また、ゴムローラ17は、凸部3fの−X側の膨らんだカム面および傾斜カム面3hの+X端のカム面3jに同等の当接力で当接して保持されることから、操作スイッチ釦12は、上記REC位置にあるときと略同様なクリック保持力で保持され、安定した状態で割り出し位置に保持される。
さらに、操作スイッチ釦12をPLAY位置からREV位置に押圧移動させたときは、ゴムローラ16,17は、傾斜カム面3g,3h上を同等の力で当接しながら−X方向に移動する。そして、押圧操作力を解放すると、ゴムローラ16,17は、傾斜カム面3g,3hによる+X方向の付勢力によって操作スイッチ釦12は、PLAY位置に戻る。
次に、操作スイッチ釦12をSTOP位置からREC位置に移動させる過程について説明すると、STOP位置にあるときは、ゴムローラ16,17は、前述したように図6(A)に示すように凸部3d,3fに当接して保持される。そこで、REC位置方向(+X方向)に向けて操作スイッチ釦12を押圧操作すると、図6(B),(C),(D)に示すようにゴムローラ16側は、凸部3dを乗り越えながら移動するが、ゴムローラ17側は、凸部3fと3e間の平面部を移動する。そして、REC位置に到達すると、上述したようにゴムローラ16,17は、凸部3dと3eとでクリック保持される。従って、操作スイッチ釦12の移動操作中、一方側のゴムローラ16のみが凸部を乗り越える抵抗力を受け、他方のゴムローラ17は、平面上を移動すだけであることにから操作スイッチ釦12を割り出し位置となるREC位置に確実に止めることができる。なお、STOP位置からPLAY位置に操作スイッチ釦12を移動させる場合も、同様の過程を辿り、操作スイッチ釦12を割り出し位置となるPLAY位置に確実に止めることができる。
以上、説明した本実施形態のICレコーダ1の操作スイッチ機構部20によると、操作スイッチ釦12のクリック割り出し力を与えるためにクリックバネ部材に回転可能に支持されるツインのゴムローラ16,17を本体3側の合成樹脂からなる凸部に当接させるクリック機構を採用しているので、従来の金属ボールを適用するクリック機構に比較して静かな作動音が得られ、めりはりのあるクリック感が得られる。また、頻繁な操作スイッチ釦12の繰り返し操作に対して摩耗の発生も少なく耐久性が向上する。
ゴムローラ16,17は、樹脂製スリーブを介して軸16a,17aに回転可能に支持されていることからゴムローラのスムーズな回転が得られ、さらに耐久性も向上する。また、、ゴムローラ16,17がスライド方向(X方向)に対して異なる位置に配置されることからスライド移動中、ゴムローラを支持するクリックバネ部材15の板バネ部先端部を干渉させることなく、ゴムローラの上下方向(Y方向)をより接近させることが可能となり、操作スイッチ機構部20のY方向の占有スペ−スを減じることができる。
さらに、万一、操作スイッチ機構部20の操作ユニットの交換、または、修理が必要となった場合、ICレコーダ1の外装カバー2を外すだけで、内部の構成部材を外す等の作業なしに操作ユニット10のみを本体3から簡単に取り外すことができる。
なお、本発明の要旨は、上述したような音声データ記録装置に限らず、他の電子機器におけるスライド操作可能な操作スイッチ機構にも適用可能である。
本発明による操作スイッチ機構は、スライド操作を行う操作スイッチ機構に利用することができる。
本発明の一実施形態である操作スイッチ機構部が組み込まれるデータ記録再生装置としてのICレコーダの外観を示す斜視図である。 図1のICレコーダに組み込まれる上記操作スイッチ機構部の分解斜視図である。 図2の操作スイッチ機構部を構成する操作ユニットの斜視図である。 図2の操作スイッチ機構部によってオンオフが切り換えられる操作スイッチ群の配置図である。 図2の操作スイッチ機構部における操作スイッチ釦のREC位置からREV位置間のスライド移動時のクリックバネ部材,ゴムローラとICレコーダ本体との相対移動位置関係を示す図である。 図2の操作スイッチ機構部における操作スイッチ釦のSTOP位置からREC位置への移動時のゴムローラとICレコーダ本体との相対移動位置関係を示す動作状態図であって、図6(A)は、操作スイッチ釦がSTOP位置にあるときの状態、図6(B)〜(D)は、操作スイッチ釦がSTOP位置からREC位置に移動する途中の状態、図6(E)は、操作スイッチ釦がREC位置に到達したときの状態をそれぞれ示す。
符号の説明
3 …本体(第一の部材)
3d…上側の凸部(凸部)
3e,3f
…下側の凸部(凸部)
3m…第一のカム面部(第一のカム面)
3n…第二のカム面部(第二のカム面)
11 …枠部材(第三の部材)
12 …操作スイッチ釦(スライド操作部材)
15 …クリックバネ部材(第二の部材)
15b,15c
…板バネ部(付勢手段,弾性バネ,板バネ状部材)
16 …ゴムローラ(第一のローラ)
16a,17a
…軸(回転軸)
17 …ゴムローラ(第二のローラ)
19,21
…ビス(取り付け手段)
20 …操作スイッチ機構部(操作スイッチ機構)
L1 ,L2
…バネ有効長
(板バネ状部材の支点部分から
ローラの保持部分までの長さ)

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (5)

  1. 所定形状の第一及び第二のカム面を有した第一の部材と、
    上記第一の部材に対して上記第一及び第二のカム面に沿って相対的にスライド移動し、上記第一及び第二のカム面に向かい付勢手段により付勢された第一及び第二のローラを有した第二の部材と、
    上記第一及び第二のカム面にそれぞれに配置された凸部と、
    上記第一のローラが、上記第一のカム面に構成された上記凸部に対し上記スライド方向に沿った一方向に第一の反力が発生するように当接するとともに、上記第二のローラが上記第二のカム面に構成された上記凸部に対し上記一方向とは相反する方向に第二の反力が発生するように当接して上記第二の部材を所定の安定位置に保持するように構成されたデータ記録再生装置の操作スイッチ機構において、
    操作者がスライド操作することにより上記第二の部材を上記スライド移動させることが可能なスライド操作部材と、
    上記データ記録再生装置の外装の一部を構成し、上記第二の部材と上記スライド操作部材とを組み付け可能な第三の部材と、
    を有し、上記第一の部材は上記データ記録再生装置の本体と一体的に構成され、上記第三の部材は、上記第二の部材と上記スライド操作部材とが組み付けられた状態で、上記第一の部材、または、上記データ記録再生装置の本体に対して着脱が可能な取り付け手段を具備することを特徴とする操作スイッチ機構。
  2. 上記第一及び第二のローラは、上記第一のローラの回転軸の軸心を含む上記スライド方向と直交する平面上に上記第二のローラの回転軸の軸心が含まれない位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ機構。
  3. 上記付勢手段は、弾性バネで構成され、上記第一のローラを上記第一のカム面に付勢する力量と、上記第二のローラを上記第二のカム面に付勢する力量とが略同一となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ機構。
  4. 上記付勢手段は、板バネ状部材で構成され、上記第一のローラを保持する板バネ状部材の支点部分から上記第一のローラの保持部分までの長さと、上記第二のローラを保持する上記板バネ状部材の支点部分から上記第二のローラの保持部分までの長さと略同一となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ機構。
  5. 上記第一及び第二のカム面の同一方向の一端は、それぞれ斜面で構成されており、
    上記斜面は上記斜面の始端側よりも終端側で上記第一のカム面と上記第二のカム面との間隔が狭くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ機構。
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