JP2005302565A - 平面型画像表示装置 - Google Patents

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信夫 益岡
Yoshie Kodera
喜衛 小寺
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Masakazu Sagawa
雅一 佐川
Akinori Maeda
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Abstract

【課題】 大型の平面型画像表示装置に対応できるとともに、接着強度の向上が図れる支持枠を備えた平面型画像表示装置を提供する。
【解決手段】 表示側基板2と、表示側基板2と所定の隙間で対向配置された背面側基板3と、背面側基板3および表示側基板2の周辺部に配置され、所定隙間で保持して支持する枠ガラス11を有する平面型画像表示装置において、枠ガラス11は、端部が少なくとも2段以上の階段状になったフレームガラスからなり、フレームガラスの端部の階段状部を嵌め合わせて、接着固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置に係わり、特に、所定の隙間で対向して配置された対をなす基板と、基板対の周辺部を前記所定間隙で保持して支持する支持枠とで囲まれ、その内部が真空気密とされた自発光型の平面型画像表示装置に関する。
対向して配置された対をなす基板(表示側基板および背面側基板)と、基板対の周辺部を所定間隙で保持して支持する支持枠とで囲まれ、その内部が真空気密とされた自発光型の薄型の平面型画像表示装置として、プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と記す)やフィールドエミッションディスプレイパネル(以下、「FED」と記す)等の薄型平面パネルを用いたものがある。上記基板対の周辺部を所定間隙に保持する支持枠の高さは、PDPでは約100μm程度であり、FEDでは電子放出素子の形態によって2mm〜5mm程度となる。
FEDには、表面伝導型放出素子、電界放出型素子や金属/絶縁膜/金属型放出素子(以下、「MIM型」と記す)等が知られており、例えばMIM型FEDについては、特許文献1で開示されている。MIM型FEDは、絶縁性基板上に形成された冷陰極素子の電子放出素子をマトリクス状に配設して電子源とした背面側基板と、ガラス等の透光性基板上に電子源からの電子線照射により発光する3原色R,G,Bの蛍光体およびその蛍光体上にメタルバックを形成した表示側基板とを、所定の間隔をおいて対向させ、その間の周辺部を支持枠(「側壁」ともいう)である枠状の枠ガラスでフリットガラス等により封着し、内部を10−5〜10−7torr程度の真空気密状態としたものである。そして、背面側基板の電子放出素子(電子源)から放出された電子が、表示側基板の蛍光体を励起させ、表示側基板から画像光が視聴者に向かって出射する。
上記支持枠である四角形枠状の枠ガラスは、従来、例えば青板ガラスを用いて一体成型で作成していた。また、例えば特許文献2で開示されている技術では、4本の細長い板ガラス(以下、「フレームガラス」と称する)を四角形の枠状に組み上げて作成している(フリットガラスなどの接着剤を用いて接合しているように思われる)。また、特許文献3で開示されている技術では、断面が略矩形の青板ガラスからなる棒材を加熱延伸法によって四角形に折り曲げて、あるいは、ガラス基板から4本の細長い板ガラスを切り出して、バーナーで溶着して四角形の枠状に組み上げている。
なお、上記で、FEDの支持枠の高さを2mm〜5mm程度としたが、アノード電極に印加される高電圧が低いと、支持枠の高さを例えば1mm程度に低くすることができるが、この場合、蛍光体に流れる電流密度が大きくなり、蛍光体の劣化が早くなる。そこで、通常は高い高電圧例えば10KVを印加して、支持枠の高さを2mm以上としている。
特開2000−294170号公報 特開2000−323073号公報 特開2000−311630号公報
上述した特許文献1で開示された平面型画像表示装置は、比較的表示面が小さなものであり、例えば表示側基板の大きさは55mm×75mmである。このような小さな平面型画像表示装置で用いられる枠ガラスは、一体成型で作成されていた。しかし、表示面が大きい場合(例えば30インチ以上など)、一体成型で作成するととても高価なものとなってしまい、コスト面で問題となる。また、成型歪みなどで、基板と接する面の平面度が出難く、枠ガラスと基板との間に隙間ができる部分が生じ、その部分を密閉するために、枠ガラスと基板を接着するシール材が多量に必要となるという問題もある。
そこで、上記特許文献2では、図9に示すように、枠ガラス51を各フレームガラス51,51に分割し、接着剤等で接着固定して作成する方法が提案されている。このような構成とすることにより、大型の平面型画像表示装置に対応可能である。また、各フレームガラス51,51はガラス板を切り出すことにより容易に作成することができ、切断により作成するため成型歪みも発生することも無い。さらに、切断の精度も比較的確保しやすいため、枠ガラス51と表示側基板2、および枠ガラス51と背面側基板3との間に隙間ができることはほとんど無い。
しかし、表示側基板2と背面側基板3の間隔は、上記したように、約2〜5mm、すなわち枠ガラス51の高さHが約2〜5mmであり、フレームガラス51,51の幅Wも約3〜5mmである。従って、フレームガラス51と51の接着面積を大きくとる事ができない。また、その接着面がyz平面にしかないため、接着剤の特性より引張り方向の力(x方向)に対しては強いが、せん断方向の力(x軸に垂直な方向)に対しては弱い。これより、平面表示装置を組み立てる工程で、四角形枠状に接着固定した枠ガラス51を移動させる際に、4つのフレームガラスのうち対向する2つのフレームガラスを持って移動させると、持たなかったフレームガラスの自重による応力が接着部のせん断方向に集中する為、接着部が剥がれやすいという問題がある。
また、上記特許文献3の開示技術では、バーナーなどで折り曲げ、または溶着した部分で平面度が出難く、枠ガラスと基板との間に隙間ができる部分が生じ、その部分を密閉するために、枠ガラスと基板を接着するシール材が多量に必要となり、封着がし難いという問題が生じる。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、大型の平面型画像表示装置に対応できるとともに、接着強度の向上が図れる支持枠を備えた平面型画像表示装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を実現するために、請求項の範囲に記載のとおりに構成したものである。即ち、本発明の平面型画像表示装置に用いられる支持枠である枠ガラスは、4つのフレームガラスから構成され、それを接着固定して枠ガラスを作成する。このとき、各フレームガラスの端部を階段状にし、各々の階段状の部分を嵌め合わせて接着固定して作成する構成とすることにより、接着強度を大きくすることができる。
本発明は、表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、前記枠ガラスは、端部が少なくとも2段以上の階段状になったフレームガラスを有し、該フレームガラスの階段状の端部を嵌め合わせて接着固定した平面型画像表示装置である。
また、本発明は、上記フレームガラスは、端部の階段状の段数と同じ枚数の板ガラスを張り合わせた平面型画像表示装置である。
そして、本発明は、上記フレームガラスの幅をW、張り合わせた板ガラスの枚数をnとしたとき、隣り合う板ガラスの端部をW/nだけずらして張り合わせた平面型画像表示装置である。
更に、本発明は、表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、前記枠ガラスは、端部が凸状のフレームガラスと、端部が凹状のコーナーガラスとを有し、該コーナーガラスの凹状端部に前記フレームガラスの凸状端部を嵌め込み接着固定した平面型画像表示装置である。
また、本発明は、上記フレームガラスは、3枚の板ガラスを張り合わせた平面型画像表示装置である。
そして、本発明は、上記コーナーガラスは、成型で作成した平面型画像表示装置である。
更に、本発明は、表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、前記枠ガラスは、端部が凹状のフレームガラスと、端部が凸状のコーナーガラスとを有し、前記フレームガラスの凹状端部に前記コーナーガラスの凸状端部を嵌め込み接着固定した平面型画像表示装置である。
また、本発明は、上記フレームガラスは、3枚の板ガラスを張り合わせた平面型画像表示装置である。
そして、本発明は、上記コーナーガラスは、成型で作成した平面型画像表示装置である。
本発明によれば、大型の平面型画像表示装置に対応できるとともに、接着強度の向上が図れる支持枠を備えた平面型画像表示装置を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明の平面型画像表示装置の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。なお、各図において、同一機能を有する構成要素には同一符号を付して示す。
図1は、本発明の実施の一形態の平面型画像表示装置の概略構成を示している。図1において、平面型画像表示装置は、内面側に蛍光体(不図示)とメタルバック(不図示)が形成された表示側基板2と、電子源(不図示)が形成された背面側基板3と、対向する表示側基板2と背面側基板3との間の周辺部を支持する枠状の枠ガラス11とからなる。
図10は背面側基板3の一例の概略構成を示す図である。図10において、背面側基板3は、ソーダガラス等の絶縁性のガラス基板300上に形成されるX方向に延びるストライプ状の下部電極301と、下部電極301上に形成される電解緩和層302およびトンネル絶縁層303と、電解緩和層302およびトンネル絶縁層303上に形成されるY方向に延びるストライプ状のバス電極304と、バス電極304上に形成される上部電極305とで構成される。ここで、下部電極301とバス電極304は互いに略直交するように形成され、下部電極301とバス電極304とが重なる領域内の一部には電子放出部306が形成される。この電子放出部306は、バス電極304が除去され、上部電極305がトンネル絶縁層303を介して下部電極301と対向している。上記電子放出部306が複数個配設されて、微小電子源アレイ構造が構成されている。
図11は表示側基板2の一例を示す概略構成を示す図である。図11において、表示側基板2は、ソーダガラス等の透光性のガラス基板200上に、Y方向に延びるストライプ状の赤、青、緑の蛍光体から成る蛍光体ストライプ201と、蛍光体ストライプ201上に形成されるメタルバック(Al)膜202とで構成されている。
次に、本発明の実施の形態の平面型画像表示装置の作成方法の一例を説明する。厚さが3mmの表示側基板2、高さが3mmの枠ガラス11、厚さが3mmの背面側基板3の各々が接する部分に、シール材としてガラスペーストを塗布して組み立てた後、熱処理を行い封着する。次に図示せぬ排気管より排気をした後、排気管を封じることにより表示側基板2、枠ガラス11、背面側基板3で囲まれた空間を10−6torr以下の真空雰囲気とする。
なお、本実施の形態において、表示側基板2の厚さ、背面側基板3の厚さ、枠ガラス11の高さを、全て3mmとして説明したが、全ての厚さを同一にする必要も無く、上記数値に限定されるものではない。
次に、本発明による第1の実施例の平面型画像表示装置における枠ガラス11について述べる。図1において、枠ガラス11は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス11および2つのフレームガラス11とからなる。
図2は、図1の枠ガラス11の一部を示す部分拡大図であり、(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図2(a)に示すように、フレームガラス11,11の両端部(片側のみ図示)は2段の階段状になっている。フレームガラス11,11は、図に示すようにガラスを、両基板2、3に対して平行の方向に2枚張り合わせた構造であり、このガラスをHの高さに切断することにより容易に作成することができる。ガラスの切断に関しては、比較的に精度を確保することが容易なため、枠ガラス11と表示側基板2,背面側基板3との接合面に隙間ができることはほとんど無い。また、フレームガラス11,11においては、2枚のガラスを張り合わせる際に端部をW/2だけずらす事により、端部に容易に階段状を設けることができる。
組み立て時には、図2(b)に示すように、フレームガラス11の端部の階段状と、フレームガラス11の端部の階段状を、嵌め合わせるようにして図示しない接着剤により接着固定する。このとき、接着面をxz平面とyz平面の2面にわたって設けることができるため、x方向およびy方向に対して強い接着強度を保つことができる。接着面のせん断方向であるz方向に対する応力に対しては接着強度は弱いが、接着面に働く応力は、完全にz軸に平行な方向の力のみの応力が加わることはほとんど無く、x方向あるいはz方向の成分を持っているため、強い接着強度を保つことができる。また、図9のフレームガラスの高さHと幅Wに対して、H=H、W=Wの場合、接着面積も図9の方式に対して約1.5倍になっているため、その分、接着強度も強くできる。
なお、フレームガラス11,11を作成する際に、2枚のガラスの間に薄いプラスティックやポリカーボネイトのシートを挟み込んで張り合わせると、フレームガラスの強度を高くすることが可能となる。
以上述べたように、実施例1によれば、切り出したフレームガラスを接着固定する構成としたため、枠ガラスと表示側基板、および枠ガラスと背面側基板との間に隙間がほとんどできないので、不要にシール材を多く塗布することがない。また、各フレームガラスの端部を階段状にし、各々の階段状の部分を嵌め合わせて接着固定する事により、従来に比べて、接着面積を大きくすることができ、枠ガラスを構成する各フレームガラス間の接合部の接着強度を高めることができる。従って、平面型画像表示装置を組み立てる際、各フレームガラス間の接合部を剥がれ難くすることができる。更に、枠ガラスの高さHの制約を受けず、また、枚数の増減で装置内外の圧力差に対する強度等を調整することができる。
次に、第2の実施例について述べる。図3は実施例2の平面型画像表示装置の概略構成図、図4は図3の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図4の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図3,図4において、枠ガラス21は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス21および2つのフレームガラス21とからなる。
図4(a)に示すように、フレームガラス21,21の両端部(片側のみ図示)は3段の階段状になっている。フレームガラス21,21は、同図に示すように、ガラスを3枚張り合わせた構造であり、このガラスをHの高さに切断することにより容易に作成することができる。ガラスの切断に関しては、実施例1と同様に、比較的に精度を確保することが容易なため、枠ガラス21と表示側基板2,背面側基板3との接合面に隙間ができることはほとんど無い。また、フレームガラス21,21においては、3枚のガラスを張り合わせる際に、端部をそれぞれW/3ずらす事により、端部に容易に階段状を設けることができる。
組み立て時には、図4(b)に示すように、フレームガラス21の端部の階段状と、フレームガラス21の端部の階段状を、嵌め合わせるようにして図示しない接着剤により接着固定する。このとき、実施例1と同様に、接着面をxz平面とyz平面の2面にわたって設けることができるため、x方向およびy方向に対して強い接着強度を保つことができる。接着面のせん断方向であるz方向に対する応力に対しては接着強度は弱いが、接着面に働く応力は、完全にz軸に平行な方向の力のみの応力が加わることはほとんど無く、x方向あるいはz方向の成分を持っているため、強い接着強度を保つことができる。また、H=H、W=Wの場合、接着面積も図9の方式に対して約1.67倍になっているため、その分、接着強度も強くできる。更に、枠ガラスの高さHの制約を受けないので、高さHを小さくすることが可能である。
その他の実施の形態として、フレームガラスを4枚以上のガラスを張り合わせたものを用い、その端面を4段以上の階段状にしても同様な効果を得ることができる。
次に、第3の実施例について述べる。図5は実施例3の平面型画像表示装置の概略構成図、図6は図5の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図6の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図5,図6において、枠ガラス31は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス31と、2つのフレームガラス31と、およびこれらを接続する4つのコ−ナーガラス34からなる。
図6(a)に示すように、フレームガラス31,31の両端部(片側のみ図示)は凸部31,31になっている。また、フレームガラス31,31は、同図に示すように、ガラスを3枚張り合わせた構造であり、この3枚張り合わせたガラスをHの高さに切断することにより容易に作成することができる。ガラスの切断に関しては、実施例1と同様に、比較的に精度を確保することが容易なため、枠ガラス31と表示側基板2,背面側基板3との接合面に隙間ができることはほとんど無い。また、フレームガラス31,31においては、3枚のガラスを張り合わせる際に端部をそれぞれtずらす事により、端部に容易に凸部31,31を設けることができる。一方、コーナーガラス34においては、結晶化ガラスなどで成型により作成する。このコーナーガラス34には、凸部31,31に対応した凹部34が設けられており、組み立て時は図6(b)のように、コーナーガラス34の凹部34にフレームガラス31,32の凸部31,31をはめ込むようにし、接着固定して枠ガラス31を作成する。
以上のように、実施例3においては、実施例1、2と同様に、接着面をxz平面の2面にわたって設けることができるため、x方向およびy方向に対して強い接着強度を保つことができる。接着面のせん断方向であるz方向に対する応力に対する接着強度は弱いが、接着面に働く応力は、完全にz軸に平行な方向の力のみの応力が加わることはほとんど無く、x方向あるいはz方向の成分を持っているため、強い接着強度を保つことができる。さらに、1つのコーナーの接着部を2箇所にしたことにより、コーナーにかかる応力を2つの接着部に分散することができるため、1つの接着部への応力が半減され。接着部を設ける位置は、角部から約2mm以上離すことが好ましく、応力が集中する角部から接着部を離すことができる。
次に、第4の実施例について述べる。図7は実施例4の平面型画像表示装置の概略構成図、図8は図7の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図8の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図7,図8において、枠ガラス41は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス41と、2つのフレームガラス41と、およびこれらを接続する4つのコ−ナーガラス44からなる。
図8(a)に示すように、コーナーガラス44に凸部44,44が設けられ、フレームガラス41,42には凸部44,44に対応する凹部41,41が設けられており、この凹部41,41に凸部44,44をはめ込むようにして接着固定し、枠ガラス41を作成する。この実施例4は、上記実施例3の凹部と凸部が逆になった構成であり、効果等は同等であるため、説明を割愛する。
次に、第5の実施例について述べる。図12は実施例5の平面型画像表示装置の概略構成図、図13は図12の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図13の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図12,図13において、枠ガラス61は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス61および2つのフレームガラス61とからなる。
図13は図12の枠ガラス61の一部を示す部分拡大図であり、(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図13(a)に示すように、フレームガラス61,61の両端部(片側のみ図示)は2段の階段状になっている。フレームガラス61,61は、図に示すように、ガラスを両基板2、3に対してほぼ直角の方向に2枚張り合わせた構造であり、このガラスをWの幅に切断することにより容易に作成することができる。フレームガラスの表面の平面性は、フロートガラスの状態でも良いため、枠ガラス61と表示側基板2,背面側基板3との接合面に隙間ができることはほとんどない。また、フレームガラス61,61においては、2枚のガラスを張り合わせる際に端部をWだけずらす事により、端部に容易に階段状を設けることができる。更には、図12のように片方は下側のガラスを凸とし、他方は上側のガラスを凸とするように、互い違いにする事により、フレームガラス61,61はそれぞれ上側ガラスと下側ガラスは同じ長さとすることができる。
組み立て時には、図13(b)に示すように、フレームガラス61の端部の階段状と、フレームガラス61の端部の階段状を、嵌め合わせるようにして図示しない接着剤により接着固定する。このとき、接着面をxy平面、xz平面及びyz平面の3面にわたって設けることができる。
なお、フレームガラス61,61を作成する際に、2枚のガラスの間に薄いプラスティックやポリカーボネイトのシートを挟み込んで張り合わせると、フレームガラスの強度を高くすることが可能となる。
以上述べたように、実施例5によれば、切り出したフレームガラスを接着固定する構成としたため、枠ガラスと表示側基板、および枠ガラスと背面側基板との間に隙間がほとんどできないので、不要にシール材を多く塗布することがない。また、各フレームガラスの端部を階段状にし、各々の階段状の部分を嵌め合わせて接着固定する事により、従来に比べて、接着面積を大きくすることができ、枠ガラスを構成する各フレームガラス間の接合部の接着強度を高めることができる。従って、平面型画像表示装置を組み立てる際、各フレームガラス間の接合部を剥がれ難くすることができる。更に、枠ガラスの幅Wのカッティング精度が要求されず、また、幅Wで装置内外の圧力差に対する強度を調整することができる。
次に、第6の実施例について述べる。図14は実施例6の平面型画像表示装置の概略構成図、図15は図14の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図15の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図14,図15において、枠ガラス71は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス71と、2つのフレームガラス71と、およびこれらを接続する4つのコ−ナーガラス74からなる。
図15(a)に示すように、フレームガラス71,71の両端部(片側のみ図示)は凸部71,71になっている。また、フレームガラス71,71は、同図に示すように、ガラスを3枚張り合わせた構造であり、この3枚張り合わせたガラスをWの幅に切断することにより容易に作成することができる。フレームガラスの表面の平面性が要求され、実施例5と同様に、枠ガラス71の表面の平面性は、フロートガラスの状態でも良い為、枠ガラス71と表示側基板2,背面側基板3との接合面に隙間ができることはほとんどない。また、フレームガラス71,71においては、3枚のガラスを張り合わせる際に端部をそれぞれずらす事により、端部に容易に凸部71,71を設けることができる。一方、コーナーガラス74においては、結晶化ガラスなどで成型により作成する。このコーナーガラス74には、凸部71,71に対応した凹部74が設けられており、組み立て時は図15(b)のように、コーナーガラス74の凹部74にフレームガラス71,72の凸部71,71をはめ込むようにし、接着固定して枠ガラス71を作成する。
以上のように、実施例6においては、実施例5と同様に、接着面をxy平面の2面にわたって設けることができるため、x方向およびz方向に対して強い接着強度を保つことができる。さらに、1つのコーナーの接着部を2箇所にしたことにより、接着部にかかる応力を2つに分散することができるため、接着強度をより大きくすることができる。また、応力が集中する点から接着部を離すことができる。
次に、第7の実施例について述べる。図16は実施例7の平面型画像表示装置の概略構成図、図17は図16の枠ガラスの一部を示す部分拡大図を示し、図17の(a)は分解図、(b)は組み立て図である。図16,図17において、枠ガラス81は高さH,幅Wの細長い2つのフレームガラス81と、2つのフレームガラス81と、およびこれらを接続する4つのコ−ナーガラス84からなる。
図17(a)に示すように、コーナーガラス84に凸部84,84が設けられ、フレームガラス81,82には凸部84,84に対応する凹部81,81が設けられており、この凹部81,81に凸部84,84をはめ込むようにして接着固定し、枠ガラス81を作成する。この実施例7は、上記実施例6の凹部と凸部が逆になった構成であり、効果等は同等である。さらに、1つのコーナーの接着部を2箇所にしたことにより、接着部にかかる応力を2つに分散することができるため、接着強度をより大きくすることができる。また、応力が集中する点から接着部を離すことができる。
以上の実施例では、MIM型FEDの平面型画像表示装置について述べたが、本発明は他のFEDにも適用できる。また、本発明は、支持枠を使用し、高さが0.5mm以上で、内部が真空気密とされた自発光型の平面型画像表示装置にも適用できることはいうまでもない。
実施例1の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例1における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 実施例2の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例2における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 実施例3の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例3における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 実施例4の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例4における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 従来の平面画像表示装置の概略構成図。 背面側基板の一例の概略構成図。 表示側基板の一例の概略構成図。 実施例5の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例5における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 実施例6の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例6における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。 実施例7の平面型画像表示装置の概略構成図。 実施例7における枠ガラスの一部を示す部分拡大図。
符号の説明
2 表示側基板
3 背面側基板
11,21,31,41,51,61,71,81 枠ガラス
34,44,74,84 コーナーガラス
200 ガラス基板
201 蛍光体ストライプ
202 メタルバック膜
300 ガラス基板
301 下部電極
302 電界緩和層
303 トンネル絶縁層
304 バス電極
305 上部電極
306 電子放出部

Claims (9)

  1. 表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、
    前記枠ガラスは、端部が少なくとも2段以上の階段状になったフレームガラスを有し、該フレームガラスの階段状の端部を嵌め合わせて接着固定したことを特徴とする平面型画像表示装置。
  2. 請求項1記載の平面型画像表示装置において、
    上記フレームガラスは、端部の階段状の段数と同じ枚数の板ガラスを張り合わせたことを特徴とする平面型画像表示装置。
  3. 請求項2記載の平面型画像表示装置において、
    上記フレームガラスの幅をW、張り合わせた板ガラスの枚数をnとしたとき、隣り合う板ガラスの端部をW/nだけずらして張り合わせたことを特徴とする平面型画像表示装置。
  4. 表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、
    前記枠ガラスは、端部が凸状のフレームガラスと、端部が凹状のコーナーガラスとを有し、該コーナーガラスの凹状端部に前記フレームガラスの凸状端部を嵌め込み接着固定したことを特徴とする平面型画像表示装置。
  5. 請求項4記載の平面型画像表示装置において、
    上記フレームガラスは、3枚の板ガラスを張り合わせたことを特徴とする平面型画像表示装置。
  6. 請求項4記載の平面型画像表示装置において、
    上記コーナーガラスは、成型で作成したことを特徴とする平面型画像表示装置。
  7. 表示側基板と、該表示側基板と所定の隙間で対向配置された背面側基板と、該背面側基板および前記表示側基板の周辺部に配置され、前記所定隙間で保持して支持する枠ガラスを有する平面型画像表示装置において、
    前記枠ガラスは、端部が凹状のフレームガラスと、端部が凸状のコーナーガラスとを有し、前記フレームガラスの凹状端部に前記コーナーガラスの凸状端部を嵌め込み接着固定したことを特徴とする平面型画像表示装置。
  8. 請求項7記載の平面型画像表示装置において、
    上記フレームガラスは、3枚の板ガラスを張り合わせたことを特徴とする平面型画像表示装置。
  9. 請求項7記載の平面型画像表示装置において、
    上記コーナーガラスは、成型で作成したことを特徴とする平面型画像表示装置。
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