JP2005302185A - 薄膜磁気ヘッド装置、該薄膜磁気ヘッド装置を備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド装置の製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド装置、該薄膜磁気ヘッド装置を備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド装置の製造方法 Download PDF

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上田 国博
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Abstract

【課題】 充分な耐久性を得ることができ、しかも成膜工程が複雑とはならない薄膜磁気ヘッド装置、この薄膜磁気ヘッド装置を備えたHGA、このHGAを備えた磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、読出し磁気ヘッド素子として、例えば巨大磁気抵抗効果(GMR)ヘッド素子やトンネル磁気抵抗効果(TMR)ヘッド素子等を通常は備えている薄膜磁気ヘッド装置、この薄膜磁気ヘッド装置を備えたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)、このHGAを備えた磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド装置の製造方法に関する。
薄膜磁気ヘッドのウエハプロセスの後に行われる加工プロセスは、一般に、磁気ヘッドの特性を制御するためのラッピング工程と、ラッピング面の状態をさらに仕上げるタッチラッピング工程と、ラッピングした面を洗浄するクリーニング工程と、クリーニングした面上に保護膜を形成する保護膜成膜工程と、浮上面(ABS)を形成するABS形成工程と、最終的に各磁気ヘッドに分離切断するヘッドパーティング工程とから主として構成される。
このうちの保護膜成膜工程としては、ECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマ発生装置を用いて薄膜磁気ヘッドのスライダ面上に直接的に膜厚200Å以下の炭素被膜を形成することが提案されている(特許文献1)。
また、薄膜磁気ヘッドのスライダ面上の保護膜を、5〜50atm%の水素含有量である水素添加アモルファス炭素膜と、SP3結合を70%以上有する炭素純度95atm%以上の高硬質アモルファス炭素被膜との積層構造とすることが提案されている(特許文献2)。
特開平8−63713号公報 特開2002−8217号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように単層の炭素被膜で保護膜を構成した場合、膜厚が厚い場合は問題ないが膜厚が5nm未満となると、耐腐食性の点で不都合が生じる。特に、特許文献1のように、炭素被膜を25atm%以上の水素含有量を有する被膜とすると、酸による腐食テストではその保護効果が全く得られなくなってしまう。
特許文献2に記載された従来の保護膜によれば、水素含有量の少ないアモルファス炭素膜を用いて耐久性の向上を図ることができるが、炭素膜の2層構造であるため成膜工程が複雑となるのみならず、膜質の異なるものを積層しなければならないため、膜質管理が難しいという問題が生じる。さらに、複数回の成膜を行うと、特にTMRヘッド素子等の高感度素子では、ESD(静電放電)破壊によるヘッド特性の劣化が生じ易くなるという問題がある。
従って本発明の目的は、充分な耐久性を得ることができ、しかも成膜工程が複雑とはならない薄膜磁気ヘッド装置、この薄膜磁気ヘッド装置を備えたHGA、このHGAを備えた磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド装置の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている薄膜磁気ヘッド装置が提供される。
保護膜が、下地層とその上の炭素層との2層構造となっているため、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。
さらに、本発明によれば、薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と該下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている薄膜磁気ヘッド装置と、薄膜磁気ヘッド装置を支持するサスペンションとを備えたHGAが提供される。
保護膜を、下地層とその上の炭素層との2層構造とすることにより、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。
下地層が、少なくとも珪素(Si)を含む層であることが好ましい。Siを含む下地層を用いることにより、炭素層の密着性を向上させることができる。
炭素層が、25atm%未満の水素含有量の層であることが好ましい。このような炭素層を用いることによって、良好な耐腐食性を得ることができる。
さらにまた、本発明によれば、情報を記録する磁気記録媒体と、薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と該下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている薄膜磁気ヘッド装置と、薄膜磁気ヘッド装置を支持するサスペンションとを備えたHGAと、磁気記録媒体上でHGAを移動させる手段とを備えた磁気ディスク装置が提供される。
保護膜を、下地層とその上の炭素層との2層構造とすることにより、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。薄膜磁気ヘッド装置の信頼性が向上するので、磁気ディスク装置の信頼性も向上する。
本発明によれば、さらにまた、多数の薄膜磁気ヘッド素子を形成したウエハを複数の薄膜磁気ヘッド素子が並ぶバー部材に切断し、切断して得た各バー部材の磁気記録媒体と対向する側の面をラッピングし、ラッピング面上に下地層と炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜を積層した後、個々の薄膜磁気ヘッド装置に切断分離する薄膜磁気ヘッド装置の製造方法が提供される。
保護膜を、下地層とその上の炭素層との2層構造とすることにより、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。
炭素層が、カソーディックアーク(FCVA)法を用いて成膜されることも好ましい。FCVA法によれば、水素含有量が少なく従って純度が高く、より薄い炭素層を形成することができる。
本発明によれば、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。
図1は本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の構成を概略的に示す平面図である。
同図において、10は動作時に軸10aの回りを回転する単数又は複数の磁気ディスク、11は磁気ヘッドスライダ12とこの磁気ヘッドスライダ12を先端部で支持するサスペンション13とを備えたHGAをそれぞれ示している。HGA11は支持アーム14の先端部に取付けられており、この支持アーム14はキャリッジ15により軸15aを中心にして角揺動可能となっている。キャリッジ15は例えばボイスコイルモータ(VCM)からなるアクチュエータを角揺動駆動される。同図において、16はこのVCMの駆動コイルである。
図2は本実施形態における磁気ヘッドスライダの概略的な構造を示す斜視図であり、図3は図2のA−A線断面図である。
図2に示すように、磁気ヘッドスライダ12(20)は、例えばTMRヘッド素子やGMRヘッド素子等の磁気抵抗効果(MR)読出しヘッド素子及びインダクティブ書込みヘッド素子を備えた薄膜磁気ヘッド素子21とその端子電極22とをトレーリング端面23上に備えている。磁気ヘッドスライダ20の磁気記録媒体に対向する側の面にはレール24が形成されており、これらレール24の表面がABS24aを構成している。
図3に示すように、磁気ヘッドスライダ20の磁気記録媒体に対向する側の面であるABS24aは、本実施形態では、Al−TiC等による基板(ウエハ)30上に、Si、SiC若しくはSiN、X=1.3〜1.6の層であるか、又はC−N結合を有する層(CN、Y=1.3〜1.5の層)である下地層31が積層されており、その上に25atm%未満の水素含有量のDLC(ダイアモンドライクカーボン)層である炭素層32が積層されている。下地層31及び炭素層32が保護膜を構成しており、この保護膜の膜厚は5nm以下に設定されている。
保護膜が、下地層31とその上の炭素層32との2層構造となっているため、トータルの膜厚を5nm以下に、従って炭素層32の膜厚を5nm未満とした場合にも、充分な耐腐食性を得ることができる。
下地層31として、Si、SiC若しくはSiNによる層又はCNによる層を用いることにより、炭素層32の密着性を向上させることができる。炭素層32として、3atm%未満の水素含有量のDLC層を用いれば、薄くても良好な耐腐食性を有する保護膜を得ることができる。
図4は、本実施形態における薄膜磁気ヘッドの製造方法の一部工程を示すフローチャートである。以下この図を参照して、この実施形態の薄膜磁気ヘッドの製造方法を説明する。
まず、ウエハプロセスを行う。このウエハプロセスにおいては、Al−TiC等のウエハ上に多数の薄膜磁気ヘッド素子、例えばTMRヘッド素子やGMRヘッド素子等のMR読出しヘッド素子及びインダクティブ書込みヘッド素子を備えた薄膜磁気ヘッド素子を薄膜技術によって形成する(ステップS1)。
次いで、加工プロセスを行う。この加工プロセスにおいて、まず、多数の薄膜磁気ヘッド素子が形成されているウエハの裏面をグラインディングし、ウエハの厚みを低減させる(ステップS2)。
次いで、このウエハを複数のブロックに切断し、さらに各ブロックを切断して複数のバー部材を得る(ステップS3)。各バー部材には、複数の薄膜磁気ヘッド素子が列状に配列されている。
その後、磁気ヘッド素子の特性を制御するために各バー部材をラッピングする(ステップS4)。このラッピングは、RLG(抵抗ラッピングガイド)センサ又はELG(エレクトリックラッピングガイド)センサを用いてMRハイトを調整するラッピングである。
次いで、バー部材のクラウン調整やラッピング面の状態をさらに仕上げるためのタッチラッピングを行う(ステップS5)。
次いで、ラッピングした面をクリーニングして汚れを落とし(ステップS6)、さらに、複数のバー部材を治具に取付けた(ステップS7)後、これらバー部材をイオンビームエッチング(IBE)法でクリーニングする(ステップS8)。従来のクリーニングでは、スパッタエッチング(SE)法で清浄面を形成していたが、本実施形態では、IBE法を用いている。IBE法を用い、そのビームの入射角を最適化してクリーニングすることにより、例えば磁極のリセス量(PTR)等を制御しつつ清浄面を形成することができる。また、IBE法を用いて清浄な面を作ることにより、下地層の密着性を改善することができる。その結果、薄い保護膜であっても充分な保護効果を得ることが可能となる。
その後、下地層を成膜する(ステップS9)。この下地層は、DLCによる炭素層は金属との相性が良くないために、基板と炭素層との間に介在させている。下地層の材料としては、Siが用いられる。Siの成膜方法としては、スパッタ法が一般的であるが、本実施形態では、イオンビームデポジション(IBD)法が用いられる。IBD法は、IBEにおけるアルゴン(Ar)の代わりにメタン、エタン、エチレン等の有機ガスを導入することによりイオン化した有機ガスを基板表面に電場で加速しながら成膜するので、緻密な膜を成膜可能となる。IBD法の代わりに、反応性スパッタ(RS)法又はECRスパッタ法を用いても良い。Siの代わりに、SiC、SiN(X=1.3〜1.6、Si成膜中にNを導入、後にSiとNの組成を測定したもの)、又はC−N結合を有するCN(Y=1.3〜1.5、C成膜中にNを導入、後にCとNの組成を測定したもの)をIBD法、RS法若しくはECRスパッタ法で成膜しても良い。上述したように、IBD法を用いた方が高エネルギで成膜されることから、より緻密な薄い膜を成膜することが可能となる。
次いで、DLCによる炭素層を成膜する(ステップS10)。DLC層の成膜方法としては、化学蒸着(CVD)法が一般的であるが、本実施形態では、FCVA法が用いられる。FCVA法は、グラファイトを主材料としてアークを発生させ、そのエネルギでグラファイトを蒸発、イオン化させ、電磁コイルにてイオンを成膜室まで誘導して成膜を行うものである。これにより、水素をほとんど含まない(水素含有量3atm%未満)、より薄い炭素層を形成することができる。水素含有量がこれより多くて良い場合にはIBD法が用いられる。ただし、後述するように、25atm%未満の水素含有量のDLC層であることが望ましい。
その後、フォトリソグラフィ処理及びミリング(RIE)処理を行って、レール及びABSの形成を行い(ステップS11)、次いで、バー部材を切断して個々の磁気ヘッドスライダに分離する(ステップS12)。
以上述べたクリーニング処理、下地層成膜処理及び炭素層成膜処理における条件を変えて種々のサンプルを作成し、剥離テスト、ESDテスト及び腐食テストを行った。その条件及びテスト結果が表1に示されている。ただし、このサンプルは、GMRヘッド素子の2つのバー部材について行ったものである。下地層としてはSi層を、炭素層としてはDLC層をそれぞれ用いている。ただし、番号13のサンプルは、炭素層として、DLC層の2層構造を用いた場合である。また、Si成膜法におけるSpttとは、スパッタ法を意味している。
剥離テストとは、成膜終了後に500倍の顕微鏡で保護膜面を観察するものであり、その結果とは、剥離(ピールオフ)が生じているスライダ個数をカウントしたものである。ESDテストとは、成膜前及び成膜後の素子抵抗をそれぞれ測定するものであり、その結果とは、5%以上の抵抗変化が生じているスライダ個数をカウントしたものである。腐食テストとは、成膜したバー部材を硫酸水溶液(pH2)に5分間浸漬するものであり、その結果とは、腐食が生じているスライダ個数をカウントしたものである。
Figure 2005302185
表1から分かるように、下地層と炭素層との2層構造の保護膜の総膜厚が5nmを越えると、剥離テスト及び腐食テストの両方の結果が急激に悪化しており(番号5及び6のサンプル参照)、総膜厚が5nm以下であれば剥離テスト、ESDテスト及び腐食テストの3つのテストも良好であり実用可能範囲となる(番号1〜4のサンプル参照)。また、炭素層の水素含有量が25atm%未満の場合、腐食テストの結果がさらに良好となる。さらに、DLC層成膜にFCVA法を用いてその水素含有量を3atm%未満とすれば、腐食テスト結果を悪化させること無しに、より緻密で薄い炭素層を得ることができる(番号1〜4、及び8のサンプル参照)。さらに、クリーニングにSE法ではなくIBE法を用いることにより腐食テストの結果が改善されている(番号2及び7のサンプルの比較)。炭素層として、DLC層の2層構造を用いると、ESDテストの結果が悪化してしまう(番号13のサンプル参照)。
以上説明したように、多層膜で形成され、ESD破壊にセンシティブなMRヘッド素子、特にTMR読出しヘッド素子を有する薄膜磁気ヘッド装置においては、本発明のような多数回の成膜を必要としない方法は、ESD破壊抑圧に特に有効である。
以上述べた実施形態は本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。
本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の構成を概略的に示す平面図である。 図1の実施形態における磁気ヘッドスライダの概略的な構造を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図1の実施形態における薄膜磁気ヘッドの製造方法の一部工程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 磁気ディスク
10a、15a 軸
11 HGA
12、20 磁気ヘッドスライダ
13 サスペンション
14 支持アーム
15 キャリッジ
16 VCMの駆動コイル
21 薄膜磁気ヘッド素子
22 端子電極
23 トレーリング端面
24 レール
24a ABS
30 基板
31 下地層
32 炭素層

Claims (7)

  1. 薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、該スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と該下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド装置。
  2. 前記下地層が、少なくとも珪素を含む層であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド装置。
  3. 前記炭素層が、25atm%未満の水素含有量の層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜磁気ヘッド装置。
  4. 薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、該スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と該下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている薄膜磁気ヘッド装置と、該薄膜磁気ヘッド装置を支持するサスペンションとを備えたことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  5. 情報を記録する磁気記録媒体と、
    薄膜磁気ヘッド素子を有するスライダを備えており、該スライダの磁気記録媒体と対向する面上に、下地層と該下地層上に積層された炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜が形成されている薄膜磁気ヘッド装置と、該薄膜磁気ヘッド装置を支持するサスペンションとを備えたヘッドジンバルアセンブリと、
    前記磁気記録媒体上で前記ヘッドジンバルアセンブリを移動させる手段とを備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 多数の薄膜磁気ヘッド素子を形成したウエハを複数の薄膜磁気ヘッド素子が並ぶバー部材に切断し、切断して得た各バー部材の磁気記録媒体と対向する側の面をラッピングし、該ラッピング面上に下地層と炭素層とからなる総膜厚が5nm以下の保護膜を積層した後、個々の薄膜磁気ヘッド装置に切断分離することを特徴とする薄膜磁気ヘッド装置の製造方法。
  7. 前記炭素層が、カソーディックアーク法を用いて成膜されることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
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