JP2005298065A - 包装材料のストリップを送り且つ所定長さに切断するユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の欠点の影響を受けずに包装材料のストリップを別個の長さ部分に切断するためのユニットを提供する。
【解決手段】 包装材料のストリップ12がユニットによって送られ且つ箔単体11に切断される。該ユニットは、第一ブレード及び第二ブレードをそれぞれ備えた第一及び第二ローラを具備し、上記第一ブレード28、31はストリップを箔単体へと横方向に切断するように対として作動し、第二ブレード29、32は各箔単体に横方向ライン15を刻むように対として作動する。横方向ラインは箔単体から「プル」部分を生成するようにディスク状カッタ36によって刻まれる長手方向ライン14と組み合わさる。第二ブレードのタイミングは、二つの巻出しローラ24と切断区域33との間の予め定められた送り経路Pに沿ってストリップと協動する要素によって、箔単体上における横方向の切取り線の位置を調整するように、制御せしめられる。
【選択図】 図2
【解決手段】 包装材料のストリップ12がユニットによって送られ且つ箔単体11に切断される。該ユニットは、第一ブレード及び第二ブレードをそれぞれ備えた第一及び第二ローラを具備し、上記第一ブレード28、31はストリップを箔単体へと横方向に切断するように対として作動し、第二ブレード29、32は各箔単体に横方向ライン15を刻むように対として作動する。横方向ラインは箔単体から「プル」部分を生成するようにディスク状カッタ36によって刻まれる長手方向ライン14と組み合わさる。第二ブレードのタイミングは、二つの巻出しローラ24と切断区域33との間の予め定められた送り経路Pに沿ってストリップと協動する要素によって、箔単体上における横方向の切取り線の位置を調整するように、制御せしめられる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、包装材料のストリップを送り且つ該ストリップを別個の長さ部分に切断するためのユニットに関する。
そして、得られたストリップの別個の長さ部分は商品を梱包するための装置で使用される。
斯かるタイプのユニットは、典型的には、連続的な金属箔のストリップを箔単体に切断するのに用いられ、次いでこれら箔単体はタバコ梱包機の包装ユニットに送られてそれぞれタバコの各グループの周りに直接的に折り畳まれて完成箱における内側包装体を形成する。
金属箔の箔単体は、ストリップを横方向に切断することによって生成され、矩形の外形を呈し、またその主寸法はストリップの軸線に整列する。各箔単体の角領域には一方が長手方向に延び且つ他方が横方向に延びる二つの切取り線が存在し、これら切取り線はタバコの箱を破り開けるときにユーザによって取り除かれる「プル」として知られる矩形の部分を区切るように組み合わされる。
従来、箔単体を生成するために使用される送り・切断装置は、互いに平行な軸線回りで反対方向に回転可能な第一ローラ及び第二ローラを具備し、これらローラのぞれぞれは回転軸線に平行に延びる直径方向反対向きの二つのブレードを備える。
第一ローラは、吸引式の円筒状表面を有すると共に切断工程中に反作用要素を提供し、関連するロールから巻出された金属箔のストリップを前進させ且つ切断作用により分離された箔単体を更なる処理ステーションへと搬送するのに利用される。
一方が第一ローラに取り付けられ他方が第二ローラに取り付けられた第一の対の二つのブレードは、ストリップの横寸法と長さがほぼ等しく、ストップから箔単体を分離させる切断を行うのに利用される。第二の対のブレードは、上述した横方向の切取り線を刻むのに利用される。
二つのローラの軸線と平行な軸線回りで回転可能であって第一ローラと協動して上述した長手方向の切取り線を刻むように作動するディスクカッタも、送り・切断装置の一部を形成する。
よって、簡単に説明した従来の送り・切断装置では、横方向の切取り線は、矩形の箔単体の短い切断縁の間であってこれら切断縁から所定の距離に位置する中間位置を占める。
例えば、或るタイプの金属箔を別のタイプのものに変更する場合、またはグループを形成するタバコの列の配列を変更する場合、または製造するタバコのブランドを変更する場合、内側包装体の不適切な整列、より詳細にはタバコのグループに対するプル部分の不適切な整列を避けるために、包装体の取除き可能な部分によって表される長い方の寸法を調整することが必要である。同じ調整は、内側包装体の端部折り曲げ部を形成するときに側面の端部と係合する折曲げ機構との接触によってタバコを損傷させてしまうのを回避するのにも利用される。
本発明の目的は、上述した欠点の影響を受けずに包装材料のストリップを別個の長さ部分に切断するためのユニットを提供することにある。
上述した目的を実現するために、第1の発明では、商品及び特にタバコを包装する装置に有用な包装材料のストリップを送り且つ所定長さに切断するユニットであって、周期的に作動する第一切断手段であって、該第一切断手段によってストリップが予め定められた長さの箔単体へと横方向に分割される第一切断手段と、周期的に作動し且つ各箔単体に少なくとも一つの横方向の切取り線を刻む少なくとも第二切断手段とを具備するユニットにおいて、上記箔単体の横方向の切取り線の位置を調整するように、ストリップに対して行われる連続した二つの横方向の分割行程の間において、上記第一切断手段のサイクルに対する上記第二切断手段による行程のタイミングを制御する制御手段をさらに具備するユニットが提供される。
第2の発明では、第1の発明において、上記第一切断手段及び第二切断手段に向かう予め定められた経路に沿ってストリップを送る送り手段を具備する。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記制御手段は、上記第二切断手段に対してストリップを前進させる速度を周期的に制御するのが終わるまで、上記第一切断手段及び第二切断手段の上流のストリップと協動する手段をさらに具備する。
第4の発明では、第1又は第2の発明において、上記制御手段は、送り手段と上記第一切断手段及び第二切断手段によって占有される切断区域との間における予め定められた経路に沿った所定位置においてストリップと協動する。
第5の発明では、第3の発明において、上記制御手段は送り手段と同一である。
第6の発明では、第2の発明に係る第3の発明又は第5の発明において、上記送り手段は二つのエンボスローラから成る。
第7の発明では、第5又は第6の発明において、上記周期的制御手段は、伝達比が作動サイクル中に一定とされない間に配置された各機械式変速手段に連結された各駆動手段によって作動が設定される。
第8の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、上記送り手段と上記切断区域との間の予め定められた経路の長さを変更させることができる揺動可能な経路変換手段を有する。
第9の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、揺動支点回りで回転可能なアームを有し、該アームの自由端部はその回転の間にストリップによって追従される経路の長さを周期的に変化させるように設計される。
第10の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、ストリップに追従される経路の長さを周期的に変化させるように揺動支点回りで回転可能なカムを有する回転要素を備える。
第11の発明では、第1〜第10のいずれか一つの発明において、箔単体の取除き可能な部分を区切るために、関連する横方向の切取り線と組み合わさるようにストリップに長手方向の切取り線を刻むように利用される第三切断手段をさらに具備する。
第12の発明では、第1〜第11のいずれか一つの発明において、上記第一切断手段及び第二切断手段は平行な軸線回りで反対方向に回転可能な第一及び第二ローラを具備し、それぞれは第一及び第二ブレードをそれぞれ備え、第一ブレードはストリップを箔単体に横方向に分割するために切断区域において対として組合さり、第二ブレードは横方向の切取り線を刻むために切断区域において対として組合さる。
第2の発明では、第1の発明において、上記第一切断手段及び第二切断手段に向かう予め定められた経路に沿ってストリップを送る送り手段を具備する。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記制御手段は、上記第二切断手段に対してストリップを前進させる速度を周期的に制御するのが終わるまで、上記第一切断手段及び第二切断手段の上流のストリップと協動する手段をさらに具備する。
第4の発明では、第1又は第2の発明において、上記制御手段は、送り手段と上記第一切断手段及び第二切断手段によって占有される切断区域との間における予め定められた経路に沿った所定位置においてストリップと協動する。
第5の発明では、第3の発明において、上記制御手段は送り手段と同一である。
第6の発明では、第2の発明に係る第3の発明又は第5の発明において、上記送り手段は二つのエンボスローラから成る。
第7の発明では、第5又は第6の発明において、上記周期的制御手段は、伝達比が作動サイクル中に一定とされない間に配置された各機械式変速手段に連結された各駆動手段によって作動が設定される。
第8の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、上記送り手段と上記切断区域との間の予め定められた経路の長さを変更させることができる揺動可能な経路変換手段を有する。
第9の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、揺動支点回りで回転可能なアームを有し、該アームの自由端部はその回転の間にストリップによって追従される経路の長さを周期的に変化させるように設計される。
第10の発明では、第4の発明において、上記制御手段は、ストリップに追従される経路の長さを周期的に変化させるように揺動支点回りで回転可能なカムを有する回転要素を備える。
第11の発明では、第1〜第10のいずれか一つの発明において、箔単体の取除き可能な部分を区切るために、関連する横方向の切取り線と組み合わさるようにストリップに長手方向の切取り線を刻むように利用される第三切断手段をさらに具備する。
第12の発明では、第1〜第11のいずれか一つの発明において、上記第一切断手段及び第二切断手段は平行な軸線回りで反対方向に回転可能な第一及び第二ローラを具備し、それぞれは第一及び第二ブレードをそれぞれ備え、第一ブレードはストリップを箔単体に横方向に分割するために切断区域において対として組合さり、第二ブレードは横方向の切取り線を刻むために切断区域において対として組合さる。
以下、添付の図面の補助により、例として本発明について詳細に説明する。
図1を参照すると、1はヒンジ式リッドを備えたほぼ平行六面体形態の箱を全体として示しており、例えば、20本のタバコ3のグループ2が4、5及び6で示された三つの列(前方から見て7本、6本、7本のタバコ3から形成されている)で並んだ状態で包含されている。
パケット1は、従来のタイプのものであり、カップ状の本体7と、強化フレーム9とを具備し、本体7には本体7の後壁にヒンジ式に取り付けられるリッド8が上方に載置され、フレーム9は、カップ状の本体7の開放端部を越えて突出し、リッド8を閉鎖位置(図示せず)へと案内すると共にこの同一の位置に安定した状態で保持する要素として機能する。
適切な材料、好ましくは金属箔からなる内側包装体10がカップ状の本体7の内側に位置し且つタバコ3のグループ2と直接的に接触せしめられる。内側包装体10は、後述する横方向の切断工程によって連続ストリップ12(図2〜図4)から得られる包装材料の箔単体11から生成される。
図1及び図4を参照すると、箔単体11は、ストリップ12の長手軸線13と整列した主寸法を備える矩形の外形を呈し、且つ一方が長手方向に延びて14で示され他方が横方向に延びて15で示される二つの切取り線が存在する角領域を備える。
斯かる二つの線14、15は、「プル」として共通して参照され且つタバコ3の箱1を開く時に顧客によって取り除かれ得る包装体の部分を構成する矩形部分16を区切る。図1に示したように、斯かる部分16を取除くことにより、タバコ3が箱1から取り出され得るようにグループ2の最前の列6が晒される。
図2は、全体として17で示された送りユニットを示しており、当該送りユニットにより金属箔のストリップ12はロール12aから巻出されると共に別個の長さ部分に、すなわち箔単体11に切断される。
箔単体11は、18で示されたほぼ鉛直な搬送ベルトとして概略的に示される送り・案内手段を介して導かれる。搬送ベルトは箔単体11の両側において互いに対面するように配置される。更に、箔単体11は第一処理ステーションに向かって前進せしめられ、該第一処理ステーションでは連続的な各箔単体がタバコの各グループ2に横方向に係合せしめられると共に、プッシュロッド20の作用により不図示のタバコ梱包機の一部を形成する包装ホイール22の各凹部21内へタバコと共に導かれる。
タバコのグループ2が凹部21内に挿入されて慣習的な態様で包装ホイール22によって円形経路に沿って導かれると、箔単体11の材料は徐々に折り畳まれて、グループ2回りのチューブとなり、径方向外側を向いたグループの側面に沿って二つの自由縁部が重なる。
このように形成されたチューブ状包装体の二つの端部は、タバコ3の端部を超えて突出し、ホイール22の回転中に折り畳まれて同様に平坦にせしめられて、内側包装体10(図1(a)〜図1(c))の底端面10a及び頂端面10bを形成する。内側包装体10を見ると、取除き可能な部分又はプル部分16は、タバコ3の最前の列6の前方部及び端部を覆うと共に、横方向の切取り線15によって生成される縁部16aがカップ状本体7の後壁と平行な平面において内側包装体10の自由縁部10c、より正確には図1(a)、(b)及び(c)から認識可能なように、ストリップ12を介して横方向の切断34によって生成される縁部10cと整列せしめられるように位置決めされる。
ストリップ12はロール12aから巻出され、まず、互いに平行な軸線回りで互いにほぼ接線方向に回転可能な一対のピンチロール24を有する送り手段によって第一経路転換ローラ(diverting roller)23上へ引っ張られる。
ストリップ12は、ロール24によって予め定められた送り経路Pに沿って全体として25で示された切断装置に向かって導かれる。切断装置25は第一ローラ26を具備し、この第一ローラ26は比較的水平な軸線26a回りで一定の回転速度に設定されると共に図2に示したように反時計回りに回転する。第一ローラ26の回転表面周りには後に明らかになる理由により負圧源(図示せず)に接続された穴27が設けられる。
第一ローラ26は直径方向反対側の位置を占める第一ブレード28と第二ブレード29とを保持し、それぞれは回転軸線26aとほぼ平行に延びると共に、ローラ26の回転表面上に径方向に突出しないように釣合いがとられる。
切断装置25は、上述した第一軸線26aと平行な軸線30a回りで第一ローラ26とは反対方向に回転可能な第二ローラ30をさらに具備し、この第二ローラ30は、回転軸線30aとほぼ平行に延びる直径方向反対側を向いた第一ブレード31及び第二ブレード32を備え、これらブレードは本実施例ではローラ30の回転表面上に突出する。
二つのローラ26及び30の角速度及びタイミングは、第一ローラ26の第一ブレード28と第二ローラ30の第一ブレード31とが第一の横方向切断手段を構成して、図4に34で示した分割線に沿って一つのシート11をストリップ12から分離させ、一方、第一ローラ26の第二ブレード29と第二ローラ30の第二ブレード32とが上述した横方向の切取り線15(図4参照)を生成するような第二切断手段を構成するように制御される。
二つのローラ26及び30は、特に第一切断手段及び第二切断手段によって占有可能な切断区域を確立するように実質的に正接部に近接した領域(area of substantially tangential proximity)において組み合わされる。
回転軸線26aに平行に計測すると、二つの第一ブレード28及び31の長さは、ストリップ12の幅とほぼ等しく、一方、同一の軸線26aに平行に計測すると第二ブレード29及び32の長さは横方向の切取り線15の長さとほぼ等しい。
35は、第二ローラ30の下流側に位置する第三切断手段を示しており、第三切断手段は第一ローラ26の速度とほぼ同一の速度で且つ第一ローラの軸線26aと平行な軸線36a回りで時計回りに回転可能なディスク状カッタ36を有する。
ディスク状カッタ36は、第一ローラ26によって提供される周囲トラック37において係合し、横方向の切取り線15と組み合わさってストリップに取除き可能なプル部分16を区切る上述した長手方向の切取り線14を刻むのに利用される。
トラック37は、長手方向の切取り線14の長さと等しい長さの予め定められた部分を占める最小の深さの部分を示し、このトラック37に沿って凹状の円筒面がディスク状カッタ36に提供される反作用面を提供し、一方、残りの部分の深さはカッタ36と接触しないようなものとされる。
そして箔単体11は第三切断手段を超えて進み、各箔単体は長手方向の切取り線14及び横方向の切取り線15を呈すると共に第一ローラ26上における吸引によって保持され、そして切断区域33に直径方向反対側に位置決めされた移送ステーション38へと導かれる。
移送ステーション38に到達すると、各箔単体11は吸引ローラ39によって巻上げられる。吸引ローラ39は、第一ローラ26の軸線26aと平行な軸線39a回りでローラ26のほぼ接線方向に時計回りに回転するように設定される。各箔単体11は図2及び図3において概略的に示したように送り・案内手段の上述したベルト18へと移送せしめられる。
当該ユニットは、切断区域33に先行して且つピンチロール24の後方に、切断区域33の上流側において送り経路Pに沿って配置された揺動可能な経路転換手段(diverter means)40をさらに具備し、経路転換手段40は第二の切断手段の作動周波数に応じて経路Pの長さを変更するように走行中のストリップ12に作用する。
経路転換手段40は、一方の端部が取付け部42に揺動可能に固定されると共に他方の端部がストリップ12と接触して配置されるローラ43を保持するアーム41を具備する。アーム41は、アクチュエータ手段44の補助により二つの限界位置間で揺動し、一方の限界位置が太線で示され、他方の限界位置が細線で示され(図2参照)、アクチュエータ手段44は第一ローラ26の角速度及び角度位置をそれぞれ示す入力信号S1及びS2を受信する制御ユニット45に連動せしめられる。
以下、下流側の装置が、ストリップ12が切断される横方向の線34に対して図4に15で示されたほぼ中間位置を占める横方向の切取り線15を備えた包装材料の箔単体11を必要とするという状況から離れて、本ユニットの作動について説明する。
この状況において、経路転換手段40の揺動アーム41は、予め定められた固定位置に設定され、ローラ43は図2に一点鎖線で示されたP0で示した経路に沿ってストリップ12を経路転換させるように配置される。
上述した理由により、図1(b)及び1(c)に示したように、切取り線15によって生成される縁部16aをカップ状の本体7の後壁と平行な平面において内側包装体10の長手縁部10cと整列させるように、横方向の切断線34に対する横方向の切取り線15の位置を調整することが必要である場合、必要な操作が要求される。
図1(a)、(b)及び(c)に示したように、16aは横方向の切取り線15によって生成されるプル部分16及び内側包装体10に共通な鉛直縁部を示し、14aは長手方向切り取り線14によって生成されるプル部分16及び内側包装体10に共通な水平縁部を示す。
正確な動作が手動でまたは自動で生成され、取除き可能な部分すなわちプル部分16の正確な位置に戻すように制御ユニット45に入力信号S3を伝達することによって行われる。
二つの連続的な切除行程の間に第一ローラ26によって完了せしめられる360°の回転から成り、ストリップ12から一つの箔単体11を分離させる一つの作動サイクルを想定すると、経路転換手段40の介入によりピンチロール24と切断区域33との間のストリップが追従する経路Pの長さを周期的に変更することによって正確な位置に戻される。
より詳細には、図2及び図4に示したように、ストリップ12の送り方向Fを参照すると、横方向の切取り線をより下流側の位置へとシフトさせてストリップの長手軸線13と平行なプル部分16の長さを短くさせることが必要な場合、アーム41はP0で示した経路よりも長い経路P1に沿ってストリップ12を経路転換させるように再配置され、これにより参照番号15aで示されたような第二ブレード29及び32によって刻まれる切取り線が達成せしめられる。
逆に、参照番号15bで示されたように切取り線の位置をストリップ12の供給方向Fに対して上流側にシフトさせて、プル部分16の長さを伸ばしたい場合、アーム41は、ストリップ12がP0で示された経路よりも短い経路P2に沿って経路転換されるように再配置せしめられる。
斯かる調整は、ストリップがローラ26の表面上で効果的にスリップしつつ、ローラ26の周囲速度に対するストリップ12の直線速度を断続的に変更させることになる。
速度の変更は、横方向の切取り線15の位置のみに影響を与え、よって経路転換手段40が各サイクル中にストリップ12に作用することは、第二ブレード29及び32によって作られる切断行程のタイミングを、そしてその結果横方向の切取り線15の位置を調整するのと等しい。
図3に示した例では、各サイクルにおいて第二ブレード29及び32によって形成される切断のタイミングの変更、したがって切り取り線15の位置の調整は、図3に24aで示した制御手段の機能を果たすピンチロール24の回転速度を周期的に変更することによってもたらされる。
回転速度の変更は、二つのロール24の少なくとも一方に連結されると共に図3にブロック46として概略的に示された駆動要素を作動させることによって行われる。駆動要素の作動は上述したのと同じ方法によって制御ユニット45から受信する信号によって制御される。或いは、従来のタイプの機械的な変速手段がロール24の一方と駆動要素46との間に配置され、サイクル中にピンチロール24の回転速度を変更させてもよい。斯かる機械的な変速手段は、例えば図3に概略的に54で示した偏心ギア、すなわちサイクル中に一定とならない伝達比を備えたギアを有する。駆動要素に連結されていないピンチロール24が必然的にライブロール24に結合される。
巻出しピンチロール24は、図示された様々な実施形態の全てにおいて、24bで示されたエンボスローラを有し、図3の実施例では、特に、エンボスローラ24bは制御手段24aと同一である。
図5に示した例では、揺動式の経路転換手段40は、各アクチュエータ手段50の補助により、取付け部49に設けられた揺動支点48回りで回転するように設定されたアーム47を具備する回転要素を有する。斯かるアーム47の自由端は、機械速度(machine speed)で回転し且つストリップ12が追従する経路Pの長さを周期的に変更させるアイドル経路転換ローラ51を保持する。
図6の例では、経路転換手段40は、ストリップ12が追従する経路Pの長さを周期的に変更させるように各揺動支点回りで回転可能なカム52を有する。
図2、3、5及び6で示された例の全てにおいて、ピンチロール24はエンボスローラを有し、さらに上記説明を考慮すると、経路転換手段40及びピンチロール24又はエンボスローラ24bが第二切断手段によって行われる切断のタイミングを制御するのに利用される手段と同一視でき、同時にストリップ12と第二切断手段との相対速度を周期的に変更させる手段と同一視することができる。
最後に、横方向の切取り線15a及び15bは、図2に示した実施形態の場合、アーム41によって説明された移動の大きさ及び周波数を変更させることによって制御され、図5及び図6に示された実施形態の場合、アーム47又はカム52によって生じる移動のタイミング及び/又は大きさ及び/又は周波数を変更させることによって制御される。
1 タバコ箱
3 タバコ
12 ストリップ
14 切取り線
15 切取り線
16 矩形部分
17 送りユニット
18 搬送ベルト
24 ロール
25 切断装置
26 第一ローラ
30 第二ローラ
28、31 第一ブレード
29、32 第二ブレード
36 ディスク状カッタ
P 送り経路
3 タバコ
12 ストリップ
14 切取り線
15 切取り線
16 矩形部分
17 送りユニット
18 搬送ベルト
24 ロール
25 切断装置
26 第一ローラ
30 第二ローラ
28、31 第一ブレード
29、32 第二ブレード
36 ディスク状カッタ
P 送り経路
Claims (12)
- 商品及び特にタバコを包装する装置に有用な包装材料のストリップを送り且つ所定長さに切断するユニットであって、
周期的に作動する第一切断手段(28、31)であって、該第一切断手段によってストリップが予め定められた長さの箔単体(11)へと横方向に分割される第一切断手段と、
周期的に作動し且つ各箔単体(11)に少なくとも一つの横方向の切取り線(15)を刻む第二切断手段(29、32)とを具備するユニットにおいて、
上記箔単体(11)の横方向の切取り線(15)の位置を調整するように、ストリップ(12)に対して行われる連続した二つの横方向の分割行程の間において、上記第一切断手段(28、31)のサイクルに対する上記第二切断手段(29、32)による行程のタイミングを制御する制御手段(24a、40)をさらに具備するユニット。 - 上記第一切断手段(28、31)及び第二切断手段(29、32)に向かう予め定められた経路(P)に沿ってストリップ(12)を送る送り手段(24)を具備する、請求項1に記載にユニット。
- 上記制御手段(24a;40)は、上記第二切断手段(29、32)に対してストリップ(12)を前進させる速度を周期的に制御するのが終わるまで、上記第一切断手段(28、31)及び第二切断手段(29、32)の上流のストリップ(12)と協動する手段(24a)をさらに具備する、請求項1又は2に記載のユニット。
- 上記制御手段(24a、40)は、送り手段(24)と上記第一切断手段(28、31)及び第二切断手段(29、32)によって占有される切断区域(33)との間における予め定められた経路(P)に沿った所定位置においてストリップ(12)と協動する、請求項1又は2に記載のユニット。
- 上記制御手段(24a)は送り手段(24)と同一である請求項3に記載のユニット。
- 上記送り手段(24)は二つのエンボスローラ(24b)から成る、請求項2に係る請求項3又は請求項5に記載のユニット。
- 上記周期的制御手段(24a)は、伝達比が作動サイクル中に一定とされない間に配置された各機械式変速手段(54)に連結された各駆動手段(46)によって作動が設定される、請求項5又は6に記載のユニット。
- 上記制御手段(40)は、上記送り手段(24)と上記切断区域(33)との間の予め定められた経路(P)の長さを変更させることができる揺動可能な経路変換手段を有する、請求項4に記載のユニット。
- 上記制御手段(40)は、揺動支点(48)回りで回転可能なアーム(47)を有し、該アームの自由端部はその回転の間にストリップ(12)によって追従される経路(P)の長さを周期的に変化させるように設計される、請求項4に記載のユニット。
- 上記制御手段(40)は、ストリップ(12)に追従される経路(P)の長さを周期的に変化させるように揺動支点(53)回りで回転可能なカム(52)を有する回転要素を備える、請求項4に記載のユニット。
- 箔単体(11)の取除き可能な部分(16)を区切るために、関連する横方向の切取り線(15)と組み合わさるようにストリップ(12)に長手方向の切取り線(14)を刻むように利用される第三切断手段(35)をさらに具備する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のユニット。
- 上記第一切断手段(28、31)及び第二切断手段(29、32)は平行な軸線(26a、30a)回りで反対方向に回転可能な第一及び第二ローラ(26、30)を具備し、それぞれは第一及び第二ブレード(28、29;31、32)をそれぞれ備え、第一ブレード(28、31)はストリップ(12)を箔単体(11)に横方向に分割するために切断区域(33)において対として組合さり、第二ブレード(29、32)は横方向の切取り線(15)を刻むために切断区域(33)において対として組合さる、請求項1〜11のいずれか1項に記載のユニット。
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