JP2005298054A - 水溜め式切花立て輸送容器 - Google Patents

水溜め式切花立て輸送容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 輸送中途に誤って転倒しても水が溢れ出ない水溜め構造であり、しかも、その部分が折畳みに応じやすいため、ワンタッチで外箱と内袋を同時に組み立てることができて作業性がよく、ユーザーへの輸送・保管にも都合が良く、また、使用済みの際の廃棄処分において嵩張らなく好都合である水溜め式切花立て輸送容器を提供する。
【解決手段】 切花を立てて輸送し得る立法形態から偏平に折畳み可能な外箱の下端部に、防水性の水溜め用内袋を内装して外箱の折畳みに応じて畳まれ得るよう一体化して取り付けてあって、内袋は、外箱の中央部の位置に切花の差込口を設けることにより、差込口の周囲としての袋上面壁が、外箱の転倒時にも水の溢れを防止し得る水返し鍔となっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、輸送・保管中に切花が常時吸水できるように下部に吸水を溜めて出荷できるようにした水溜め式切花立て輸送容器に関する。
切花の出荷における包装形態については、多くの場合、単に横に長い箱に切花が横並びに詰められるが、これでは水涸れにより切花が萎縮し商品価値を著しく喪失するために、箱の底部に水溜を設けた水溜め式切花立て輸送容器が提案される。これには、従来、次のようなものを挙げることができる。
まず、縦長段ボール箱の底部に水を溜め得るようにプラスチックフィルムまたはシートからなる内袋を一体に設けたものを挙げることができる。これは本願の発明者に係るものではあるが、これによると、水を入れた内袋に切花の茎の切り口を浸して出荷されるために、輸送や保管中にも切花が吸水して新鮮さを失わないが、内袋が口縁で箱の内周に接着され全周で広く開口していた関係で、箱を誤って倒すと水が内袋から簡単に流出し外部にも漏れ出る不都合があった。また、コンベアーによる自動選別が行われている切花市場では、通常、前記のような横置可能な切花容器が使われているが、これは容器を横積み状態でなければ、コンベアーラインに乗せることができないからであった。したがって、このような水溜め式切花立て輸送容器によると、横積みすると水が漏れるので、市場の要求には立てたままで手数のかかる手動選別で対応せざるを得ない状況であった。
また、縦長段ボール箱の底部に水を入れるバケツを内装したものが使用されるが、同じような問題があり、輸送途中に転倒してバケツの中の水が溢れたり、横積み状態での自動選別ができないばかりでなく、バケツが内装されていることから折り畳みができないため嵩張り、廃棄処理も困難であった。
このような問題を解決するために、縦長段ボール箱の底部にプラスチック製であって、口に水返しが付いた容器を内装したものが提供される。これは水を入れるバケツ状の容器と、中央に切花を差し入れる口を有する内鍔キャップとの組み合わせからなるものであるが、水の逃げスペースが少ないため、転倒の勢いで水が多少溢れたり、また、成形品であるため、使用後、容器の減量化に適しないことから、使用済みの処理においてゴミとして嵩張り、廃棄処分が困難であった。また、両方とも成形品として製造上コスト高になる問題もあった。
そこで、フィルムの被覆で保水できるように、段ボールで作られた内箱にフィルムを被せることにより水を入れた容器が使用される。しかし、これによると、外箱の他に別途に内箱が必要となり、組立てのためや取り付けに手間がかかると同時にコスト高となり、しかも、水返しがないため倒れると水が溢れ、横積みによる自動選別もできなく、したがって、これによっても問題の解決にはならなかった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、立てて包装される切花が吸水できるように下端部に水を溜めて輸送できるものであるが、輸送中途に誤って転倒しても水が溢れ出ない水溜め構造であり、しかも、その部分が折畳みに応じやすいため、ワンタッチで外箱と内袋を同時に組み立てることができて作業性がよく、ユーザーへの輸送・保管にも都合が良く、また、使用済みの際の廃棄処分において嵩張らなく好都合である水溜め式切花立て輸送容器を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、切花を立てて輸送し得る立法形態から偏平に折畳み可能な外箱の下端部に、防水性の水溜め用内袋を内装して外箱の折畳みに応じて畳まれ得るよう一体化して取り付けてあって、内袋は、外箱の中央部の位置に切花の差込口を設けることにより、差込口の周囲としての袋上面壁が、外箱の転倒時にも水の溢れを防止し得る水返し鍔となっていることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器を提供するものである。
水溜め式切花立て輸送容器を上記のように構成したから、これを使用するときには、外箱を立てた状態において、内袋にその差込口から水を入れ切花の茎を差し込んでから外箱を閉じて梱包し、立てた状態のまま切花市場等に出荷する。そうすれば、輸送や保管中に切花が内袋の中の水を吸水し、誤って外箱が転倒したとしても、水返し鍔により水が溢れないよう阻止される。
さらに、内袋の材質については、防水性の樹脂フィルムまたは紙と樹脂フィルムのラミネート紙であると(請求項2)、特に容易に折り畳むことができる。
また、内袋の構造については、水返し鍔が外箱の内面に沿って部分的に立ち上がるように形成することにより、内部空間がその立ち上がり方向に広がるように溜まり水の逃げスペースを設けてあると(請求項3)、容器が倒れても水の勢いが逃げスペースに吸収されるために、さらに水溢れ防止効果が大きい。
加えて、内袋に設けられる差込口が、内部へ下向きの内鍔付きで筒型落とし込み形状であると(請求項4)、内鍔によっても水の溢れが防止される。さらに、差込口の端面が折り返し状態になるため、輸送中の振動で茎がすれて傷むことを防止することができる。
外箱が広い側面で内フラップと外フラップとにより開閉できる転倒形A式段ボール箱であって、内袋の樹脂フィルムが逆方向に接着されていると(請求項5)、輸送や保管中は切花が吸水可能に立てて使用されるが、市場においては横置き状態にしてベルトコンベアーに乗せることができ、従来の作業性をそのまま活かせる。なお、こゝで「転倒形A式段ボール箱」とは、外箱が内フラップと外フラップにより開閉でき、大きく開く長さ方向にフラップが付いているA式形状であって、輸送時に、大きく開く長さ方向を立てて輸送する段ボール箱のことをいう。
また、内袋が複数であって、外箱に段違いの取り付けになしてあると(請求項6)、茎が短い種類の切花の場合、一度に多くの輸送が可能となり、トータルコストの削減を図ることが可能となる。この場合、上段にセットする内袋は、底が平らに開拡する袋とすることで、容器を組み立てたとき、水を安定して受け得る。外箱の底部が安定することから、特にこの場合、下端よりも上の内袋は底の安定に考慮する。
内袋に設けられる差込口の内鍔が下端に行くにつれて径を小さくし、フィルムを伸ばしながら押し広げるように形成してあると(請求項7)、切花の茎を内袋に差し込みやすいことはもちろん、差込口の下部が小さいため、茎により押し広げながら挿すことで、茎と内袋との隙間を少なくすることにより、水の溢れを完全に防止すると同時に、茎を安定した状態に固定できる。
内袋に抗菌剤や鮮度保持剤・吸水ポリマー等の液体や粉体を入れ込み又は塗布してあり、また、外箱の胴部に上下に分離するためのカットテープやカット切込みを設けることにより下部を花屋の店頭でそのまま水の入った展示用容器となし得るようにしてあり、さらに、外箱に美粧性をもったエンボス加工を施してあると(請求項8)、外箱がA式またはA式中折れ形状で、外箱と内袋が独特の形状で一体化されているため、外箱を組み立てると内袋が一緒に成形され、作業効率を向上することが可能であるばかりか、使用後、部分接着や軟接着により、外箱と内袋が容易に分離できるため段ボールはリサイクル可能で内袋も薄い樹脂フィルムのためゴミとして少量で廃棄処理が容易となる。
しかも、内袋3に抗菌剤や鮮度保持剤・吸水ポリマー等の液体や粉体を入れ込みや塗布することで、より付加価値を付けることが可能である。また、胴部にカットテープやカット切込みを上下分離可能に付けてあるため、下部を花屋でそのまま水の入った展示用容器とすることで、花屋にて花をバケツに入れ替える手間が省け、また、外箱にエンボス加工を施す等により美粧性容器としてなして幅広い用途展開が可能となる。
外箱に内装することにより、切花の茎を中央部にまとめて通し得る保持枠を具備してあると(請求項9)、安定性の悪い切花が茎の部分で固定されるため、より安全に、花を傷めることもなく輸送・保管・展示が可能となる。
以上説明したように、この発明の水溜め式切花立て輸送容器によれば、立てて包装される切花が吸水できるように下端部に水を溜めて輸送できるものであるが、輸送中途で誤って転倒しても、差込口の周囲の水返し鍔や内鍔により水が溢れ出ない水溜め構造であり、しかも、内袋が折畳みに応じやすいため、ユーザーへの輸送・保管に都合が良く、また、使用済みの際の廃棄処分において嵩張らなく好都合であるという優れた効果がある。
この発明は、上記のように内袋の構造により切花の差込口から水が溢れるのが防止されるものである。したがって、外箱の素材や構造は切花の輸送に適するものであれば特に限定するものではないが、後記実施例に示すように、段ボール(片面、両面、複両面、三層構造等)が軽量であり折畳み形状を取りやすいなどから望ましい。また、ボード(紙、プラスチック、発泡樹脂、木製、金属等)、プラスチック段ボール、PP発泡ボード、気泡シート(例えば商品名プラパール)、上記の素材に断熱・鮮度保持機能を付加したもの(例えば、発泡PE、アルミ蒸着フィルム、アルミ蒸着フィルム+発泡PEのラミネートシート、エチレン吸着フィルム、抗菌フィルム等)などが使用し得る。
外箱が段ボール箱であるときも、普通に使用されるA式において好適に使用し得る。その場合、相対向する両側の中央に中折れ線が設けてあると、折り畳む際に内袋に無理な力が加わらないので、内袋を安定した状態で固定できる。また、A式を発展させて胴部を多角形(五角形、六角形、七角形、八角形等)になるように構成でき、こうすれば、贈答用等の容器としてデザイン性が優れる。
また、胴部を構成する展開端部の側壁に横切込みを入れ、ドアのように切込みの上部壁を前開きし得るようにしておけば、或いは、さらに切込み上部壁の前開きの端から側壁に斜めに折れ線を入れることで、切花の出し入れが容易(切花を容器に差す時)にできるとともに、使用後の廃棄処理の時に内袋を容易に外すことができる利点がある。また、一側面がフラップで開閉できるように花形状(2フラップが短く、2フラップオールオーバーで、大きく開く長さ方向にフラップが付いている形状)であると、従来の横置き式容器が市場においてベルトコンベアーに横においてなされていた分別作業を採用する時、その作業にそのまま移行できる。
さらに、胴部の全周にカットテープやカット切込みを設け、上部と下部とに分離できるようにすれば、下部をそのまま花屋の店頭で水の入った展示用容器として使用可能であり、従来のように展示のために切花をバケツに移し変えるような必要がなくなる。このとき、外箱に美粧的にエンボス加工を施してあると、すてきな贈答用容器としてそのまま都合良く使用できる。なお、カットテープやカット切込みは、上部と下部との粘着テープや、二条の切り込みによるもの等である。
次に、内袋は、外箱の折畳みに従って畳まれるものであることを要するが、これは形状・構造的にばかりでなく、材質的に畳まれるものであっても良く、これらについて特に限定するものではない。しかし、材質的の場合であると、プラスチックフィルム(シートを含む)であるとその柔軟性により変形するので好適素材である。構造的に折り畳み得る形態のことをこの明細書では、「ガゼット」と称することとする。ガゼット形式の場合も材質との相乗により容易な折り畳み形態となる。
プラスチックフィルム(PP,PE,NY/PE等)の場合、延伸フィルム、無延伸フィルムや機能性フィルム、例えば、ガス吸着フィルム、防曇フィルム、抗菌フィルム、断熱フィルム、断熱発泡フィルム等もあるので、それらも必要に応じて使用される。さらに、ラミネートフィルム(アルミ箔、アルミ蒸着フィルム、クラフト紙/PE)、共押フィルム、再生フィルム、生分解フィルム等を挙げることができる。
材質的に柔軟なフィルム素材であると、チューブを切断して両端を接着した簡単な構造の平袋を使用できる。これは外箱が折り畳まれているときに平型であるが、折り開かれたときに底も上部の水返し鍔も柔軟性により同時に拡張する。しかし、殊にラミネートにより柔軟性の欠けるときには、底の上下の弛みにより折り畳まれる幅ガゼット袋を使用する。また、底ガゼットで上部は平形状袋、底ガゼットで上部もガゼット袋も使用に有効である。また、内袋の差込口の形状については、丸形状、楕円形状、複数穴形状など、その形状は特に限定されるものではない。
外箱の中では多数の切花が雑に乱れることのないように、外箱の中に切花の茎を束ねるように通す保持枠を使用することがあるが、この組み立て材料には、板紙、段ボール、樹脂シートなど外箱の材質と同等の材質のものを使用できる。
外箱に対する内袋の取り付けには接着が適しているが、接着方法については、部分接着、全面接着のいずれでも良い。いずれもリサイクルのための分別がしやすく、部分接着には、線接着、点接着、点と線との複合接着、部分接着軟接着を用い、全面接着であると軟接着を用いることが望ましい。
水溜め式切花立て輸送容器の利用分野については、切花の輸送用の他に、切花の保管用、切花の展示用、切花の贈答用等が考えられる。そして、内袋の中に、水の腐敗を防止する「腐敗防止剤」や「鮮度保持剤」を入れ、鮮度をより長く保持させて、一層これらの利用をしやすくすることができる。
次に、この発明の幾つかの実施例を図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、この発明の一実施例を示したもので、その水溜め式切花立て輸送容器は、縦に長いA式段ボール箱であり且つ中折れ線2,2により折り畳むこのとのできる外箱1と、外箱1の底部に一体に取り付けることによりその折り畳みに応じうる内袋3とからなるもので、切花が内袋3に中央の差込口4から差し込んで外箱1に包装される。その作業をなす時や、切花市場や花屋における展示、切花の取り出しなどの際には、図2に示すように、一側面がドア状片5(図1では6)として開き得るようになっている。
外箱1は、A式として四角筒形の胴部7の上下両端に内フラップ8,8と外フラップ9,9を一対ずつ突設したもので、胴部7を構成する一端に糊代11を有し、それに連結される一端の側壁がドア状片5として開き得るように、その側壁1の下端近くに横切込み13を刻設してある。この横切込み13と一緒にドア状片5に上端のフラップ9が付いたまま開かれる(図2)。上端のフラップ9が付いたまま開くことにより、競(せり)の時、花の部分が見え易い利点がある。また、切込み13の端から側壁に斜めに折れ線を入れることで前面が大きく開くため、より効果的である。中折れ線2,2は、ドア状片5とならない側において対面する両側壁の中央に沿って上下内フラップ8,8にわたって山折れ(外折れ)に形成される。なお、ドア状片5(又は6)となる側壁が糊代11に対して剥離可能に軟接着してあっても、フラップを止める粘着テープ17の作用もあって安定した包装状態が保持される。
一方、図1に示すように、横切込み13だけでは、ドア状片5に上端のフラップ9が付いたまま開かれることになるが、当該フラップ9の折れ線15部分にも切込みを入れておけば、フラップ9を残したまま開くドア状片6(図1の一点鎖線参照)となる。
内袋3は、内面に防水性のプラスチックフィルムをラミネートしたクラフト紙により、紙風船のように折り畳み可能に組み立てたもので、図5に示すように、四角筒形の胴部の上下の各辺に三角片21,21,21,21を突設し、上下においてそれぞれ寄り合わせて接着し、上面の中央に差込口4が設けられ、上部においては三角片21,21,21,21の寄り合わせが水返し鍔10となっており、その中央に差込口4を有する。また、紙風船様に折り畳み得るように左右側面には上下両面にわたって中折れ線12,12が形成されている。
また、内袋3のガゼット中折れ線12の中央に差込口4を設け、外箱1との貼り合わせは、差込口4が上部になるよう、内袋の樹脂フィルムが逆方向に接着されたものであってもよい。この場合、差込口4がフラット状であるため、溢れる可能性が少ない。
上記例において、内袋3がガゼット袋で、その内折り中央部に差込口4を設け、それをA式タイプで開きドア5を設けた外箱1に、A式罫線部に横置きに一体化した場合、内袋3がガゼット袋であるため、外箱にコンパクトに一体化を図ることができ、且つ、開きドア5を大きくとれ、花の収納、取り出しが容易になる。また、内袋3の上部形状が凹状に形成されるため、内袋3に水を入れる時、水桶などで大量の水を一度に入れることが可能になり、水入れ作業の効率アップが図れる。
また上記例において、内袋3がガゼット袋で、その内折り中央部に差込口4を設け、それをA式中折れタイプで開きドア5を設けた外箱1に、A式中折れ罫線部に横置きに一体化した場合、内袋3がガゼット袋であるため、外箱にコンパクトに一体化を図ることができると共に、開きドア5を大きくとれ、花の収納、取り出しが容易になるばかりか、内袋3の上部がフラット形状になるため、安定した茎の固定ができる。
図6は直立輸送における内袋3の内部の様子を見たもので、その中の水23に切花の茎25が浸かっている状態を示し、図7は誤って転倒した状態を示し、水返し鍔10があることから、水23が差込口4に達していない。両図において二点鎖線で示すように、差込口4に筒形落とし込み形状において内鍔27があると、さらに溢れが内鍔27によっても防止され、特に、その内鍔27が下端にゆくにつれて小径であるとさらに溢れ防止効果が確実となることを示している。以下に示す実施例においては、差込口4にこのように内鍔27が付けられている。また、図6において一点鎖線で示すように、切花の茎25を束ねるようにまとめる保持枠29が外箱1に内装されることもあるが、これについては後述する。
図8ないし図10は、次の実施例を示したもので、その水溜め式切花立て輸送容器は、前記実施例と同様に外箱1が中折れ線2,2により、内袋3が同じく中折れ線12,12によりそれぞれ折り畳み可能となっているが、内袋3には左右両端に外箱1の内面に沿って耳状に立つ構造において水の逃げスペース31,31が設けられている。
内袋3は、この場合は柔軟性のある単にプラスチックのフィルムチューブを使用したので、折り畳み構造を特別に採ることはしなかった。そこで、フィルムチューブの両端にシール部22,22を設け、所定位置に定めて接着するが、その接着については、接着部分33を差込口4よりもかなり下方に置いた。こうして、接着部分33よりも上のフリーとなった部分が外箱1の折り開き(組み立て)により内袋3が立方体に開拡すると、中折れ線2,2及び22,22に沿って立ち上がる逃げスペース31,31が生じることになる。なお、この内袋3の場合、外箱1の折り開きにより底部の下がっていた部分が完全とは言えないがほゞ平たくなるように底が形成される。しかし、外箱1の内フラップ8,8および外フラップ9,9とによる平底により水の重みが確実に受け止められる。
図11ないし図13は、次の実施例を示したもので、その水溜め式切花立て輸送容器は、前記図8ないし図10の実施例と同じであるが、一対の逃げスペース31,31が外箱1の両隅角に立ち上がるように生じる点で違いがある。このような逃げスペース31,31を作るために、接着部分33が両隅角における胴部の角折れ線20,20を中心とする山形に形成される(図12)。また糊代11は花の出し入れを容易にするため、ドア部5の端面側に取り付けることもある。
図14ないし図16は、さらに別の実施例として外箱1を六角形の筒形に形成した場合を示す。A式を基本形態とするが、六角形であるので、上面は3片の内フラップ8,8,8と一の六角外フラップ9により封じられるようになっており、また、下端は所謂アメリカ底として偏平に組み立てられるようになっている。内袋3は、この場合も、切断したチューブの両端のシール部22,22を相対向する対角線の角折れ線20,20に沿わせた。なお、外箱1には美粧的にエンボス加工30が施されている。
図17ないし図19は、さらに他の実施例を示したもので、その水溜め式切花立て輸送容器は、前記図8ないし図10の実施例と同じであるが、胴部7に横切込み13と共に全周にカット部12が設けられる。カット部12は、この場合(図19)、切り込みによるものとしたが、内周テープの接着による等の様々な形態をとることができる。また、外箱1、内袋3の形態も様々となることはいうまでもない。図18は、カット部12により分離した下端部が展示用容器24となった状態を示したもので、内袋3の差込口4に切花を差し込んで使用される。
図20および図21では、保持枠29付きの水溜め式切花立て輸送容器を示したもので、保持枠29は、段ボールを横の四角筒形に組み立てたもので、中央部に切花の茎32,32,・・が差し込まれる保持穴34が設けられ、両端に外箱1の一対角線の両隅角に嵌まる角付部35,35が形成される。保持穴34については、茎32の束を窮屈に挟まないように、さらに茎が端面で傷まないように、周縁に断続的に縁切込み37が形成される。
図22ないし図26は、さらに他の実施例を示したもので、その水溜め式切花立て輸送容器は、切花を横置きにおいて上面が開放できる従来形に使用できるように外箱1を構成した。したがって、市場での切花の選別作業などを横置きにおいて使用でき、そうしても水の溢れが防止される点に特徴がある。この場合も、外箱1はA式であるが、横置きの転倒状態においてA形式である点が、成立状態でA式である上記の各実施例とは異なる。また、横置きにおいて偏平であり一方向に長いという特性を有するため、展開型(図24)においては、二つの型を連結して構成した。符号39がその連結片である。この場合、切花用形状(2フラップが短く、2フラップがオールオーバー)であるが、コストや作業性の関係で、大きく開く長さ方向にフラップが付いているA式形状や、上下フラップの一方が付き合せで、一方がオールオーバーであっても良い。
この形式の水溜め式切花立て輸送容器は、輸送や保管の際には切花が立つ成立状態である必要から、吸水可能に成立に起こして使用される(図23参照)。そして、この成立状態で吸水可能に内袋3が使用される。図示では、プラスチックフィルムのチューブ3aを切断した両端にシール部22,22を設けたものであるが、差込口4を中央に位置させる必要から、シール部22,22の中央よりもやゝ一方向に偏る位置にその差込口4を設けてある(図26)。
図27ないし図29は、さらに他の実施例として、前記図12ないし図14の実施例の類例であって、二段に内袋3,3を設けた場合を示す。その内袋3は、チューブを切断して両端をシール部22,22として溶着する際に、中央部41を中に入れてダブらせるガゼット形態とした。したがって、外箱1を組み立てると内袋3の底が水を安定して張るよう水平に近い底が形成される。しかし、下端の内袋3については、下端の内フラップ8,8および外フラップ9,9により底が安定して平たく形成されるから、図30に示すように、チューブ3aの両端にシール部22,22を設けた簡単な構造のものを有効に使用できる。
水溜め式切花立て輸送容器をこのように複数段式に構成すると、短い切花の包装のコストダウンに適する。なお、使い方に応じて外箱1の縦横の寸法は区々となる。
図31は、球根のついた花を包装する水溜め式切花立て輸送容器において、内袋の上に置いて使用する別の保持枠29を示したもので、外箱1に嵌まる矩形の段ボール板に弾性変形で開閉するようH形の切込み38を形成し、その中央に穴明けにより差込口4が設けられるので、球根付きの草花であると、切込み38で一旦大きく開いて球根から先に茎を差込口4に差し込む。また、差込口4の穴の周囲に前記保持枠29の場合と同様に、縁切込み42,42,・・が形成されているので、H形切込み38と、縁切込み42とにより球根が傷まないように弾力的に柔らかく茎の束を保持し得る。
図32は、保持枠29の別の実施例として上下二段にしたものの展開図を示したもので、一端の糊代43を他端の側壁46に接着して角筒形に組み立てられる。したがって、保持枠29は、上面板44と下面板45とからなり、それぞれに同じようにH形の切込み38と、差込口4と、縁切込み42,42,・・が形成されている。
なお、この明細書において、切花とは草木というように、また、球根付きの場合もあるというように広く解するものとする。
この発明の一実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を一側面で開放した状態を示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を折り畳み中途の状態で示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の内袋を組み立て概略形態において示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の使用状態を示す下端部断面図である。 同下端部を転倒した状態において示す断面図である。 他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の内袋を組み立て概略形態において示す斜視図である。 さらに他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の内袋を組み立て概略形態において示す斜視図である。 さらに他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の内袋を組み立て概略形態において示す斜視図である。 さらに他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の下端部を分離した使用状態を示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器に付するカットテープの一例を示す平面図である。 この発明の水溜め式切花立て輸送容器に使用する保持枠の一例を示す斜視図である。 同保持枠の使用状態を示す水溜め式切花立て輸送容器の横断面図である。 この発明の他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器を横置き(転倒)状態で示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を起立した輸送・保管形態で示す斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の一実施例内袋を組み立て概略形態において示す斜視図である。 同内袋をプラスチックフィルムのチューブから作る方法においてその形態を示す正面図である。 さらに他の実施例を示す水溜め式切花立て輸送容器の斜視図である。 同水溜め式切花立て輸送容器を内袋の位置とともに示す展開図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の内袋を一部切欠して示す正面図である。 同水溜め式切花立て輸送容器の下部に使用する他の内袋の形態を示す正面図である。 この発明の水溜め式切花立て輸送容器に使用する保持枠の平面図である。 この発明の水溜め式切花立て輸送容器に使用するさらに他の保持枠の展開図である。
符号の説明
1 外箱
2 中折れ線
3 内袋
4 差込口
7 胴部
8 内フラップ
9 外フラップ
10 水返し鍔
12 カットテープ
13 横切込み
24 展示用容器
27 内鍔
29 保持枠
30 エンボス加工
31 逃げスペース

Claims (9)

  1. 切花を立てて輸送し得る立法形態から偏平に折畳み可能な外箱の下端部に、防水性の水溜め用内袋を内装して外箱の折畳みに応じて畳まれ得るよう一体化して取り付けてあって、内袋は、外箱の中央部の位置に切花の差込口を設けることにより、差込口の周囲としての袋上面壁が、外箱の転倒時にも水の溢れを防止し得る水返し鍔となっていることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  2. 請求項1記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋の材質については、防水性の樹脂フィルムまたは紙と樹脂フィルムのラミネート紙であることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  3. 請求項1又は2記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋の構造については、水返し鍔が外箱の内面に沿って部分的に立ち上がるように形成することにより、内部空間がその立ち上がり方向に広がるように溜まり水の逃げスペースを設けたことを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  4. 前記請求項1,2又は3記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋に設けられる差込口が、内部へ下向きの内鍔付きで筒型落とし込み形状であることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  5. 請求項1,2,3又は4記載の水溜め式切花立て輸送容器において、外箱が上下に長い側面で内フラップと外フラップとにより開閉できる転倒形A式段ボール箱であって、内袋の樹脂フィルムが逆方向に接着されいることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  6. 請求項1,2,3,4又は5記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋が複数であって、外箱に段違いの取り付けになしてあることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  7. 請求項4,5又は6記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋に設けられる差込口の内鍔が下端に行くにつれて径を小さく形成してあることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の水溜め式切花立て輸送容器において、内袋に抗菌剤や鮮度保持剤・吸水ポリマー等の液体や粉体を入れ込み又は塗布してあり、また、外箱の胴部に上下に分離するためのカットテープを設けることにより下部を花屋の店頭でそのまま水の入った展示用容器となし得るようにしてあり、さらに、外箱に美粧性をもったエンボス加工を施してあることを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。
  9. 前記請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の水溜め式切花立て輸送容器において、外箱に内装することにより、切花の茎を中央部にまとめて通し得る保持枠を具備したことを特徴とする水溜め式切花立て輸送容器。

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