JP2005295139A - X線画像処理装置 - Google Patents

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和義 西野
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Abstract

【課題】 連続的にX線画像を撮影してDSAを行う場合、X線条件が変動しても輝度変化やコントラスト変化を補正してこれらが変動しないようにする。
【解決手段】 DSA装置32から得た差像のデータをヒストグラム算出器35に入力し、その差像の画素値のヒストグラムを求め、さらにピーク・積分値算出器36においてヒストグラムのピークを示す輝度(画素値)とヒストグラムの積分値とを算出し、これらピーク輝度および積分値を用いて変換テーブル作成器37が変換テーブルを作成する。DSA装置32から出力される差像のデータは階調変換器33において、上記の変換テーブルに基づき画素値変換され、アナログ化されて画像モニタ装置34に送られて表示される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、X線透視像をデジタル化して差分をとることにより血管造影を行うDSA(デジタルサブトラクションアンギオグラフィ)装置で用いるX線画像処理装置に関する。
X線透視TV装置やDSA装置では、一般に、画像モニタ装置でX線画像を見易く表示するため、取得したX線画像信号を階調変換している。この階調変換用の変換テーブルは通常、連続的に取得したX線画像に対して一律なものを用いている。
ところが、撮像系が移動する場合には、一律な変換テーブルを用いて階調変換を行うとかえって見づらくなるという問題がある。たとえば下記特許文献1に示されるように被写体の体軸回りに回転して各方向からの画像を得る回転撮影の場合には、方向によって被写体厚さが厚くなったり薄くなったりする。そして、厚くなった場合には画像輝度の低下が生じるが、自動輝度調整回路が働き、管電圧が高められ、あるいはX線パルス幅が拡大されることにより、これが補正される。しかし、被写体に与えたX線エネルギーが増加する結果として撮影画像のコントラストが低下する。そのため、一律な変換テーブルを用いて階調変換するだけでは、こうしたX線条件変化によるコントラスト変化に対応できない。さらに、被写体が非常に厚くなった場合には、管電圧の上昇にも定格上の限界があるため、画像輝度低下を十分に補正できないこともある。
特開平08−214216号公報
この発明は、上記に鑑み、連続的にX線画像を撮影してDSAを行う場合に、どのような輝度変動やコントラスト変化に対しても適切な補正を行って見易い画像をつねに得るようにできる、X線画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明によるX線画像処理装置においては、X線画像の造影剤有無の間での差像における画素値分布を算出する手段と、算出した画素値分布におけるピークとそのピークを除いた画素値分布の積分値とを求める手段と、該ピークのずれと積分値の変化とに対応して各画素値を変換する手段とが備えられることが特徴となっている。
連続的にX線画像を撮影しDSAを行う場合に、X線条件が変化して輝度が一定に保たれたとしてもコントラストが変化することは避けられずまたX線条件変化の限界から輝度を保つことができないこともあるが、こうした輝度変動やコントラスト変化は、X線画像の造影剤有無の間での差像における輝度(画素値)分布(ヒストグラム)に反映する。すなわち、輝度変動が生じたときにはヒストグラムのピークがずれるし、コントラストの変化はヒストグラムの分散の変化となって現れ、この分散の変化はピークを除いたヒストグラムの積分値として捉えることができる。そこで、ヒストグラムのピークと積分値の変化とに対応して各画素値を変換することとすれば、輝度変動やコントラスト変化を補正することができ、これにより、連続的に得たDSA画像の輝度およびコントラストとも一定に保ち画質を優れたものとすることができる。ヒストグラムのピークと積分値(ピークを除いたもの)とに対応した画素値変換は、ヒストグラムのピークと積分値とをパラメータとする関数式を演算することによって実現することもできるが、この関数式を用いて各入力画素値ごとに出力画素値を求めて変換テーブルを作成し、この変換テーブルを参照して画素値の変換を行うことができる。
つぎに、この発明を実施したX線画像処理装置について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施例にかかるX線透視TV装置のブロック図である。このX線透視TV装置は、回転型の装置として構成されている。図1において被写体(患者)10がベッドの天板に横たえられており、この被写体10を挟むようにX線管21、およびX線イメージインテンシファイア22とX線テレビカメラ23とを組み合わせたX線撮像系が対向配置される。これらX線管21とX線撮像系とはC型アーム24の両端に保持されており、このC型アーム24は回転駆動装置25によって保持され、かつこれによってC型アームの円弧方向(矢印で示す)に回転駆動されるようになっている。この回転駆動装置25は、検査室の床面に設置されたスタンド26により保持されている。スタンド26内にはX線電源装置(図示しない)が収納されており、X線管21に高電圧を送るようにしている。
X線管21に高電圧が加えられるとX線管21からX線が被写体10に向けて照射される。被写体10を透過したX線はX線イメージインテンシファイア22に入射してX線透過像が光学像として出力される。この光学像がX線テレビカメラ23により電気的な画像信号に変換され、制御装置31およびDSA装置32に送られる。制御装置31はこの画像信号から画像の輝度を捉え、この輝度が一定になるようにX線条件(とくにX線管電圧やX線パルス幅)を変化させる自動輝度調整回路(図示しない)を含む。このように制御装置31はX線電源装置およびX線管21を制御するとともに、回転駆動装置25に信号を送ってC型アーム24の回転を制御する。
DSA装置32では、入力されたX線画像信号をデジタル信号に変換した上でサブトラクションを行う。すなわち、C型アーム24が回転して被写体10の体軸を中心としてX線管21とX線イメージインテンシファイア22およびX線テレビカメラ23が回転すると、各方向からX線透視画像が撮影できるが、これを造影剤注入前と注入後の2回行う。そして注入前後で同一の角度からのX線画像信号同士を差分し差像を得る。この差像を階調変換器33に送ってその画素値を変換し、アナログ信号に戻した上で画像モニタ装置34に送る。
この差像のデータはヒストグラム算出器35に送られて、差像の画素値のヒストグラムが算出され、ピーク・積分値算出器36においてそのヒストグラムのピークと積分値とが算出される。このピークと積分値とに応じて変換テーブル作成器37が変換テーブルを作成する。階調変換器33は、こうして作成された変換テーブルに基づいて、入力された差像の画素値を変換して出力する。
たとえば被写体10が図2のようなもので、図1のA方向で薄く、B方向で厚いとする。ここでは簡略化するため、1本の動脈11のみが存在し、そこに動脈瘤12が発生しているものとしている。そして、動脈瘤12はA方向から見た場合に大きく突出しているが、B方向から見ると動脈11とほぼ重なっているとする。この場合、動脈11と動脈瘤12に造影剤が充満している状態の、A方向からの画像(たとえば図1の実線位置で撮影した画像)は図3の(a)のようになり、B方向からの画像(たとえば図1の点線位置で撮影した画像)は図3の(b)のようになる。
A方向では被写体10の厚さが薄いのでX線透視画像の輝度は高いが、B方向では被写体10の厚さが厚くなるためX線透視画像の輝度が低くなる。そこで、この輝度変化を補償するよう自動輝度調整回路が働き、A方向ではX線エネルギーが低く、B方向ではX線エネルギーが高くなる。しかし、差像に関しては、同じ方向つまり同じX線エネルギーで撮影した画像同士の差をとる。背景部分は造影剤注入の前後で変わらないので、背景部分の輝度はゼロ(中間値)で一定となる。ただし、B方向ではX線エネルギーが高いことで差像のコントラストが低下しているので、これを補償する必要がある。また、造影剤の有無について考えると、有りでは無しに比べて画像の輝度が低下するので自動輝度調整回路の働きでX線エネルギーが高められる。その際、図3の(a)のように(b)に比べて輝度低下領域が大きくなると、それに応じてX線エネルギーが高められる。X線エネルギーが高められるほど画像のコントラストは低下するのであるから、これを補償する必要がある。
A、B両方向での差像のヒストグラムをとってみると、図4のようになる。図4の実線はA方向からのものであり、点線はB方向からのものである。縦方向の直線は背景部分(造影剤が存在する動脈11および動脈瘤12以外の部分)に相当する(ピーク値Pa、Pb)。差像においては背景部分は、キャンセルされてゼロ(中間調値M)となるはずであるが、造影剤有りでは無よりX線エネルギーが高いので背景部分の輝度が高くなるため、ゼロよりは高くなるので、ピーク値Pa、PbがMより高くなる。また、A方向では動脈瘤12の画像がB方向よりも大きく現れている分X線エネルギーが高いので、Paの方がPbより高くなる。
それぞれのピークよりも下側(暗い側)に現れている曲線は、造影剤によって暗くなった部分つまり動脈11や動脈瘤12に対応する。B方向の画像の方が被写体10が厚いためX線エネルギーの増加によってコントラスト低下しており、その分ヒストグラムもA方向の画像に比べて狭まっている。したがって、これらのピークを除いたヒストグラムの分散に応じてコントラストを補正すればよいが、分散の変化は、ピークを除いたヒストグラムの積分値の変化に対応していると考えられる。そのため、ヒストグラムから分散を求めるという複雑な演算を行わずに、ヒストグラムの積分値を求めて、基準の積分値に対する比を乗ずればコントラストの変化を補正することができる。
これらを考慮すると、つぎのような画素値の変換に用いる関数式を導き出すことができる。
c’={c−(P−M)}×(So/S)
ここで、cは変換前の画素値、c’は変換後の画素値、So、Sはピークを除いたヒストグラム積分値であり、Soは基準撮影方向での値、Sは各方向での値とする。この式で変換した後の画素値のヒストグラムのピークは中間調値に一致し、積分値は基準方向の積分値に一致するので、各撮影方向でのX線条件変動に基づく輝度変化およびコントラスト変化を補正することができる。
変換テーブル作成器37は上記の式に基づいて変換前と変換後の画素値の対応表(変換テーブル)を作成し、階調変換器33はこの変換テーブルを用いて入力された画素値を変換して出力するが、階調変換器33が上記の式を直接用いて変換することも可能である。
この実施例にかかる回転DSA装置では、差像のデータを用いて3D画像再構成処理を行う場合、ヒストグラムを作成する領域として、画像上の関心領域を追いかけるように設定することにより、コントラスト変動に起因する画像のアーティファクトを低減することができる。
この発明によれば、連続画像を撮影してDSAを行う際X線条件が変動しても、従来では補正しきれなかった輝度変化やコントラスト低下を補正し、優れた画質のX線画像を得ることができるX線画像処理装置を実現できる。
この発明の一実施例にかかるX線画像処理装置を概略的に示すブロック図。 被写体モデルを示す図。 各方向で撮影したX線画像を示す図。 差像における輝度(画素値)のヒストグラム(分布)を示すグラフ。
符号の説明
10 被写体
11 動脈
12 動脈瘤
21 X線管
22 X線イメージインテンシファイア
23 X線テレビカメラ
24 C型アーム
25 回転駆動装置
26 スタンド
31 制御装置
32 DSA装置
33 階調変換器
34 画像モニタ装置
35 ヒストグラム算出器
36 ピーク・積分値算出器
37 変換テーブル作成器

Claims (1)

  1. X線画像の造影剤有無の間での差像における画素値分布を算出する手段と、算出した画素値分布におけるピークとそのピークを除いた画素値分布の積分値とを求める手段と、該ピークのずれと積分値の変化とに対応して各画素値を変換する手段とを備えることを特徴とするX線画像処理装置。
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Cited By (3)

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US20130261443A1 (en) * 2012-03-27 2013-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
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