JP2005293293A - 保険情報管理サーバ、プログラム、保険情報管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】DBサーバ2は、ホスト受け取った保険契約データを記憶する非正規化データ記憶手段としてのテンポラリーDB22と、このテンポラリーDB22より保険契約データの所定の位置のコード情報(種目コード、商品識別コード…バージョン番号)を読み出してコードマスタ20と照合し、適合した特定コードを付与した複数のマスタ(保険約款マスタ41等)を生成し、複数のマスタから処理対保険約款マスタ41等)を生成し、複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末4で扱い可能な複数のテーブル(契約テーブル56等)を生成するバッチ処理部23とを具備する。
【選択図】図1
Description
この保険情報管理システムでは、ホストコンピュータにおいて、保険契約データを、長大なレコード長(非正規化データ)で、かつ独自のコード体系で管理していることが多い。保険契約データは、保険業界で標準のフォーマットはあるものの、さまざまなサービスが開始され、また新規参入会社が多くある現在では、事実上、存在しないに等しい状態である。
また、損害保険は、顧客要望の多様化などに対応して多くの種類の商品が商品化され販売されており、しかも、さまざまな種類の保険商品が非常に早いサイクルで発生あるいは消滅する。このような切り替わりの早い商品サイクルに対応するため、上記専用プログラムを開発あるいは変更することは、期間的にもまた品質的にも困難である。
この種の先行技術としては、予めリレーショナルデータベースの形で保険契約情報を保持した保険商品検索提供サーバ装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末とを備え、保険商品検索提供サーバ装置において、保険商品のデータを少ない情報で管理でき、多数の商品に係る情報を提供できるようにしたネットワークシステムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
上記保険情報管理サーバにおいて、特定コード生成手段は、非正規化データの所定位置のコード情報としての種目コード、商品識別コード、引受会社コード、バージョン番号の少なくとも一つから保険商品の約款を識別する特定コードを生成する手段を備える。
図1に示すように、この損害保険情報管理システムは、ホストコンピュータ1(以下ホスト1と称す)と、保険情報管理サーバとしてのデータベースサーバ2(以下DBサーバ2と称す)と、Webサーバ/APLサーバ3と、ユーザ端末4とを、例えばLAN、WAN等の通信ネットワークを介して接続して構成されている。APLは、アプリケーションを意味する。DBはデータベースの略称である。
すなわち、DBサーバ2には、FTP通信部21、処理部としてのバッチ処理部23、DB内部オブジェクト通信処理部30等のソフトウェアと、受信データを一時蓄積するメモリの一領域であるテンポラリーDB22と、コードマスタ20、顧客DB24、事故系DB25、資料照会系DB26、契約系DB27、口座振替系DB28(以下口振系DB28と称す)、マスタ系DB29等のリレーショナルデータベース(以下RDBと称す)群が記憶されている。
コードマスタ20は、予めホスト1より受信された保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶したマスタファイルであり、事前に全ての保険商品に対して約款コードを付与しておいたものが登録されている。テンポラリーDB22は、保険契約データをホスト1上のファイルイメージのままの形式で格納するRDB上のテンポラリーテーブルである。
バッチ処理部23は、テンポラリーDB22に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置(図2の点線Zの枠内の71番〜77番)のコード情報(種目コード、商品識別コード、引受会社のコード、バージョン番号等)を読み出して、予めコードマスタ20に記憶しておいた特定コードと照合して、適合した保険商品を一意に特定するための特定コード(保険約款コード+バージョン番号)を生成する特定コード生成手段として機能する。すなわち、バッチ処理部23は、例えば種目コード、商品識別コード、引受会社コード、バージョン番号の少なくとも一つから保険商品の約款を識別する特定コード(保険約款コード+バージョン番号など)を生成する。
バッチ処理部23は、生成した特定コード(保険約款コード+バージョン番号)を付与し、保険契約に関して約款から区分した複数のマスタ、例えばマスタ系DB29の複数のマスタ41〜46を生成すると共に、テンポラリーDB22に記憶されている保険契約データ(非正規化データ)の、各マスタに格納すべきデータが存在する該当箇所よりデータを抽出し、各マスタ41〜46に格納する手段として機能する。
すなわち、バッチ処理部23は、コードマスタ20との照合の結果、適合した保険約款コード+バージョン番号などからなる特定コードを付与し、テンポラリーDB22の非正規化データの該当箇所よりデータを抽出して複数のマスタ41〜46を生成する。
バッチ処理部23は、複数のマスタ41〜46(図3参照)からテーブル作成対象のデータを読み出し、ユーザ端末4で扱い可能な形態のテーブル51〜56(図3参照)を生成する手段として機能する。テーブル作成対象のデータとは、各テーブル51〜56に定義されている項目にパラメータとして設定するデータである。
顧客DB24、事故系DB25、資料照会系DB26、契約系DB27、口振系DB28、マスタ系DB29等は、正規化された保険契約データが格納されているRDB上の保険契約関連のデータベース群である。
ホスト1では、図2に示すように、保険契約データが、シリアルに連続するデータの形態(非正規化データ)で保存及び管理されている。
この損害保険情報管理システムでは、図8に示すように、ホスト1において、各DBに蓄積されている保険契約データを、ホスト通信処理部17が、図2に示した送信ファイルの形態にしてDBサーバ2へ送信する。
図10に示すように、商品マスタ46において、商品の種目コードと識別コードを合せた商品コードが例えば「0100」、引受会社のコードが「0」の場合、これらを足し合わせたコード、つまり「01000」を保険約款コードとし、バージョン番号(Ver)が「01」の場合、これらのコードを足し合せることで、複数存在する「自動車保険」という保険種目の中の「自動車保険A」を特定できるコード「0100001」を生成する。
保険約款マスタ41は、保険を特定して各テーブルを生成する際のキーとなるデータが格納されるマスターテーブルであり、商品コードに引受会社のコードとバージョン番号(Ver)を加えた約款コード(5桁)+Ver(2桁)をプライマリーキー(FK)として記憶している。保険約款マスタ41は、商品マスタ46の実データが保持されている。商品改定時には、Ver開始日・Ver終了日を当込キー項目として保険約款のバージョンを定義する。引受会社が一社の場合は引受会社のコードがない場合もある。
バッチ処理部23は、特約生成マスタ42より取得した情報(最大構成の「特約」とその判定条件)を基に保険契約データから当該保険契約に付帯されている特約データを抽出し、自動車特約テーブル52へ格納する(S106)。
(1)・生成処理区分が”無条件”の場合、
(2)・生成処理区分が”位置内容で判定”で、論理判定区分が”AND”以外で、判定フィールドがさす、処理レコードの特約データの値と判定実現値を比較し条件判定(同じ/違う)と一致している場合、
(3)・生成処理区分が”位置内容で判定”で、論理判定区分が”AND”の場合で、1特約コードにつき複数の特約生成マスタ42のレコードの全てが、処理レコードの特約データの値と判定実現値を比較し条件判定(同じ/違う)と合致している場合、
(4)・生成処理区分が”ロジックで判定”の場合で、ロジックコードで特定される条件が成立している場合。
図15(a)の例は、提供データの指定された位置(取込位置)に指定された内容(取込内容)が存在した場合、あるいは存在しない場合に自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
図15(b)の例は、提供データには設定されず、当該約款に対しては無条件に自動車特約テーブル52にレコードを作成する自動付帯の例である。
図15(c)の例は、提供データが指定された位置(取込位置)の有無と、その取込位置に指定された内容(取込内容)の有無のいずれかで自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
図15(d)の例は、提供データの指定された位置(取込位置)に指定された内容(取込内容)の全てが存在した場合、あるいは存在しない場合に自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
Claims (3)
- ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバにおいて、
保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、
前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、
前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、
前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段と
を具備したことを特徴とする保険情報管理サーバ。 - ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバに処理を実行させるプログラムであって、
前記保険情報管理サーバを、
保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、
前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、
前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、
前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段
として機能させることを特徴とするプログラム。 - ホストコンピュータに接続され、メモリと処理部とを備えた保険情報管理サーバにおける保険情報管理方法において、
保険商品を一意に特定するための特定コードを前記メモリに記憶するステップと、
前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを前記メモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶した保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を前記処理部が読み出して前記メモリに記憶した特定コードと照合して、各マスタに格納するステップと、
前記複数のマスタから処理対象のデータを前記処理部が読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成するステップと
を有することを特徴とする保険情報管理方法。
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