JP2005292501A - 撮影装置および携帯電話装置 - Google Patents

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【課題】 照射光を、より近くの被写体にも照射することができる撮影装置および携帯電話装置を提供する。
【解決手段】 カメラモジュール2の受光部7および発光装置3の発光部21は、略同一側に臨むように設けられる。発光部21は、受光部7の光軸L1に近づく方向D1およびこの方向D1とは逆方向D2に、第2角変位軸線L2まわりに角変位可能に設けられる。照射方向調整手段4は、受光部7と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1に発光部21を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1に変化させる。また照射方向調整手段4は、受光部7と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、前記逆方向D2に発光部21を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記逆方向D2に変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照射光を被写体に照射するとともにその被写体を撮影する撮影装置およびその撮影装置を備える携帯電話装置に関する。
従来の技術は、特許文献1に記載されている。特許文献1の携帯電話機では、撮影手段であるカメラと発光手段であるストロボ装置とが隣接して設けられる。この携帯電話機では、暗い場所で被写体を撮影するとき、ストロボ装置を発光させて被写体に十分な照度を与えたうえで、カメラによってその被写体を撮影することができる。
前記特許文献1の携帯電話機は、集光レンズをさらに有する。この携帯電話機では、被写体までの距離が大きい場合、ストロボ装置からの光を集光レンズで集光することによって、光の分散による照度の低下を防ぎ、被写体に十分な照度を与える。また、この携帯電話機では、被写体までの距離が小さい場合、集光レンズを用いないで、ストロボ装置からの光を直接、被写体に照射する。
特開2003−87376号公報
前記従来の技術では、ストロボ装置は、カメラの光軸方向と同方向に光を出射するように設けられる。それ故、被写体までの距離が小さくなるにつれて、ストロボ装置からの光が被写体に照射されにくくなるという問題がある。
また、前記従来の技術では、カメラおよびストロボ装置が固定される。このような従来の技術では、被写体までの距離が大きい場合および小さい場合の両者において、ストロボ装置の照射範囲とカメラの撮影範囲とを合わせるために、カメラおよびストロボ装置を隣接して配置しなければならない。それ故、カメラおよびストロボ装置の配置の自由度が低く、設計およびデザイン上の制約があるという問題がある。
本発明の目的は、照射光を、より近くの被写体にも照射することができる撮影装置および携帯電話装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、撮影手段の受光部および発光手段の発光部についての配置の自由度が向上された撮影装置および携帯電話装置を提供することである。
本発明は、被写体の光学像を受光する受光部を有する撮影手段と、
受光部と略同一側に臨んで照射光を発生する発光部を有する発光手段と、
受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向を、受光部の光軸に近づく方向に変化させる照射方向調整手段とを含むことを特徴とする撮影装置である。
また本発明は、発光手段の発光部は、前記受光部の光軸に近づく方向およびこの方向とは逆方向に角変位可能に設けられ、
照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、前記受光部の光軸に近づく方向に発光部を角変位させ、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、前記逆方向に発光部を角変位させることを特徴とする。
また本発明は、発光手段は、照射光の照射方向を、前記受光部の光軸に近づく方向またはこの方向とは逆方向に変化させる偏向手段を有し、
照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記受光部の光軸に近づく方向に変化するように、偏向手段を動作させ、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記逆方向に変化するように、偏向手段を動作させることを特徴とする。
また本発明は、前述の撮影装置を備える携帯電話装置である。
本発明によれば、撮影手段の受光部および発光手段の発光部は、略同一側に臨むように設けられる。照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向を、受光部の光軸に近づく方向に変化させる。このように照射光の照射方向を変化させることができるので、発光部からの照射光を、より近くの被写体にも照射することができる。したがって暗い場所で、より近くの被写体を確実に撮影することができる。
また、前述のように照射光の照射方向を変化させることができるので、発光部からの照射光を、より近くの被写体にも照射するために、撮影手段の受光部および発光手段の発光部を隣接して配置する必要がない。したがって、撮影手段の受光部および発光手段の発光部についての配置の自由度を向上することができる。
また本発明によれば、発光手段の発光部は、受光部の光軸に近づく方向およびこの方向とは逆方向に角変位可能に設けられる。照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、前記受光部の光軸に近づく方向に発光部を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記受光部の光軸に近づく方向に変化させる。また照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、前記逆方向に発光部を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記逆方向に変化させる。このように発光部を角変位させることによって、照射光の照射方向を変化させることができるので、照射光の照射方向を容易に変化させることができる。
また本発明によれば、発光手段は偏向手段を有し、この偏向手段によって、照射光の照射方向を、受光部の光軸に近づく方向またはこの方向とは逆方向に変化させる。照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記受光部の光軸に近づく方向に変化するように、偏向手段を動作させ、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記逆方向に変化するように、偏向手段を動作させる。
このように偏向手段を動作させることによって、照射光の照射方向を変化させることができるので、照射光の照射方向を変化させるにあたって、発光部を動作させる必要がない。したがって発光部が固定された簡単な構造でも、照射光の照射方向を変化させることができる。
また本発明によれば、前述の撮影装置が搭載された携帯電話装置を実現することができる。前述の撮影装置は、撮影手段の受光部および発光手段の発光部についての配置の自由度が高い。したがって受光部および発光部の配置を工夫して、携帯電話装置の小形化を達成することができる。
図1は、本発明の実施の第1形態の撮影装置1を示す斜視図である。本実施の形態の撮影装置1は、携帯電話機または簡易型携帯電話機(Personal Handyphone System、略称PHS)として実現される携帯電話装置に搭載される。この撮影装置1は、撮影手段であるカメラモジュール2と、発光手段である発光装置3と、照射方向調整手段4とを含む。
カメラモジュール2は、撮影モードとして、受光部7から離れた遠方の被写体に対してピントが合う通常モードと、受光部7に近接した被写体に対してピントが合う接写モードとを有し、各モードで、被写体を撮影することができる。被写体には、発光装置3によって照射光を照射することができる。照射方向調整手段4は、カメラモジュール2の撮影モードの切り替えに連動して、照射光の照射方向を変化させることができる。このような撮像装置1では、発光装置3によって照射光を被写体に照射しながら、カメラモジュールによってその被写体を撮影することができる。したがって暗い場所でも、被写体を撮影することができる。
図2は、カメラモジュール2の正面図である。図3は、図2の切断面線S3−S3から見たカメラモジュール2の断面図である。カメラモジュール2は、被写体の光学像を集光するレンズ6と、被写体の光学像を受光する受光部7と、基板8と、ベース部9と、レンズ6を保持するレンズ保持部10とを含んで構成される。
レンズ6は、受光部7の光軸L1に一致する予め定める光軸L1を有する。レンズ6は、凸レンズによって実現される。受光部7は、レンズ6によって集光された光学像を受光する。受光部7は、撮像素子であり、具体的にはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサによって実現される。受光部7は、基板8に設けられる。基板8は、携帯電話装置の筐体に、直接または間接的に固定される。ベース部9には、貫通孔11が形成される。ベース部9は、基板8に固定される。ベース部9が基板8に固定された状態では、受光部7はベース部9の貫通孔11に臨む。
レンズ保持部10は、円筒状の円筒状部分13と、環状の環状部分14と、突出部分15とを有する。円筒状部分13は、レンズ6と同軸である。レンズ6は、円筒状部分13の貫通孔16に嵌まり込んで、円筒状部分13に固定される。レンズ6は、円筒状部分13の軸線方向両端部間の中間位置に、配置される。環状部分14は、レンズ6と同軸である。環状部分14は、円筒状部分13の外周部17に連なる。環状部分14は、円筒状部分13の前記中間位置に配置される。突出部分15は、環状部分14の周縁部18に連なり、環状部分14の軸線に直交する方向に延びる。
ベース部9は、その内周部19に内ねじが形成される。レンズ保持部10の円筒状部分13は、その軸線方向一端部の外周部17に外ねじが形成される。ベース部9と、レンズ保持部10の円筒状部分13とは、相互に螺着されている。レンズ保持部10の円筒状部分13がベース部9に対してその軸線L1まわりに相対的に角変位すると、レンズ保持部10の円筒状部分13がベース部9に対してその軸線L1に沿って相対的に変位し、これによってレンズ6が受光部7に対して前記軸線L1に沿って相対的に変位する。以下、レンズ保持部10の円筒状部分13の軸線L1を、第1角変位軸線L1と記載することがある。
本実施の形態では、レンズ6から受光部7に向かう方向(以下、この方向を後退方向といい、反対方向を前進方向ということがある)A1に見て、レンズ保持部10を時計回りに角変位させると、レンズ保持部10が後退方向A1に変位する。また、後退方向A1に見て、レンズ保持部10を反時計回りに角変位させると、レンズ保持部10が前進方向A2に変位する。以下、前記時計回りの方向B1を、第1角変位方向B1と記載し、前記反時計回りの方向B2を、第2角変位方向B2と記載することがある。
前述のようにカメラモジュール2が構成されるので、レンズ保持部10を第1角変位軸線L1まわりに角変位させることによって、レンズ6を前進方向A2および後退方向A1に変位させることができる。これによってレンズ6と受光部7との間の距離を変化させて、被写体に対してピントを合わせることができる。
本実施の形態では、カメラモジュール2は、撮影モードとして、前述のように通常モードと接写モードとを有する。通常モードは、受光部7と被写体との間の距離が約40cm以上であるときに適した撮影モードである。接写モードは、受光部7と被写体との間の距離が約10〜40cmであるときに適した撮影モードである。
図1を再び参照して、発光装置3は、照射光を発生する発光部21と、軸部22と、軸受部とを有する。発光部21は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、略称LED)によって実現される。発光部21は、カメラモジュール2の受光部7と略同一側に臨む。
本発明においては、発光部21が受光部7と略同一側に臨むとは、発光部21の光出射面が、被写体から受光部7までの間の光学系のうち、最も被写体に近い光学素子の光入射面と略同一側に臨むことを意味する。
発光部21は、予め定める第2角変位軸線L2まわりに角変位可能に設けられる。第2角変位軸線L2は、第1角変位軸線L1に垂直な仮想一平面内で、受光部7から発光部21に向かう方向C1に垂直な方向に延びる。発光部21には、第2角変位軸線L2に沿って延びる軸部22が固定される。軸部22は、軸受部によって第2角変位軸線L2まわりに角変位可能に支持される。軸受部は、携帯電話装置の筐体に固定される。
このような構成によって、発光部21は、受光部7の光軸L1に近づく方向D1およびこの方向D1とは逆方向D2に角変位可能となる。これによって、発光部21が発生した照射光の照射方向が、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1および前記逆方向D2に変化可能となる。以下、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1を第3角変位方向D1と記載し、前記逆方向D2を第4角変位方向D2と記載することがある。
照射方向調整手段4は、第3角変位方向D1および第4角変位方向D2に、発光部21を角変位させる。照射方向調整手段4は、スライド部25と、ツマミ部26と、第1伝達手段27とを有する。
スライド部25は、所定の可動範囲内で、受光部7から発光部21に向かう方向C1および発光部21から受光部7に向かう方向C2に変位可能に設けられる。以下、受光部7から発光部21に向かう方向C1および発光部21から受光部7に向かう方向C2を併せて、スライド方向Cと記載し、受光部7から発光部21に向かう方向C1を第1スライド方向C1と記載し、発光部21から受光部7に向かう方向C2を第2スライド方向C2と記載することがある。ツマミ部26は、スライド部25と一体に形成される。ツマミ部26は、操作者によってスライド方向Cに変位され、これによってスライド部25がスライド方向Cに変位される。
第1伝達手段27は、スライド部25からのスライド方向Cの力を、発光部21の第2角変位軸線L2まわりの力として、発光装置3の軸部22に伝達する。第1伝達手段27は、ラック29およびピニオン30を含んで構成される。ラック29は、スライド部25と一体に形成される。ピニオン30は、発光装置3の軸部22に固定される。これらのラック29とピニオン30とは噛合している。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、ラック29が、スライド部25とともに第1スライド方向C1に変位し、ピニオン30が第3角変位方向D1に角変位する。これによって発光部21が、第3角変位方向D1に角変位し、照射光の照射方向が、第3角変位方向D1に変化する。またスライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、ラック29が、スライド部25とともに第2スライド方向C2に変位し、ピニオン30が第4角変位方向D2に角変位する。これによって発光部21が、第4角変位方向D2に角変位し、照射光の照射方向が、第4角変位方向D2に変化する。
スライド部25には、第2伝達手段32が設けられる。第2伝達手段32は、スライド部25からのスライド方向Cの力を、第1角変位軸線L1まわりの力として、レンズ保持部10に伝達する。第2伝達手段32は、第1係止片33と、第2係止片34とを含む。第1および第2係止片33,34は、スライド部25と一体に形成される。第1および第2係止片33,34は、スライド方向Cに間隔をあけて設けられ、これらの第1および第2係止片33,34の間には、カメラモジュール2のレンズ保持部10の突出部分15が介在される。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、第1係止片33が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第1角変位方向B1に角変位し、レンズ6が後退方向A1に変位する。また、スライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、第2係止片34が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第2角変位方向B2に角変位し、レンズ6が前進方向A2に変位する。
スライド部25は、携帯電話装置の筐体の内方に配置される。携帯電話装置の筐体には、開口が形成され、この開口を介して、ツマミ部の一部が携帯電話装置の筐体の外方に露出する。スライド部25は、スライド方向Cに変位しても、前記開口を塞ぐことができるように形成される。したがって携帯電話装置の筐体の内方に、前記開口から水滴および塵埃などが入り込むことを防ぐことができ、カメラモジュール2および発光装置3を保護することができる。
図4は、撮影装置1の動きを説明するための正面図であり、図4(1)は通常モードの撮影装置1を示し、図4(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置1を示し、図4(3)は接写モードの撮影装置1を示す。図5は、撮影装置1の動きを説明するための側面図であり、図5(1)は通常モードの撮影装置1を示し、図5(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置1を示し、図5(3)は接写モードの撮影装置1を示す。
通常モードでは、図4(1)および図5(1)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第2スライド方向C2寄りに位置する。この通常モードでは、受光部7の光軸L1および発光部21の光軸L3は、平行である。
撮影装置1の撮影モードを、通常モードから接写モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第1スライド方向C1に変位させる。撮影装置1の撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程では、図4(2)および図5(2)に示すように、発光部21が第3角変位方向D1に角変位し、照射光の照射方向が第3角変位方向D1に変化する。
接写モードでは、図4(3)および図5(3)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第1スライド方向C1寄りに位置する。この接写モードでは、発光部21の光軸L3は、受光部7の光軸L1に対して傾斜する。接写モードにおける発光部21の光軸L3と、前記通常モードにおける発光部21の光軸L3とが成す角度は、0度を超え、45度以下に選ばれる。
一例として述べると、携帯電話装置において、受光部7および発光部21を可及的に離して配置すると、受光部7と発光部21との距離は、約10cmとなる。受光部7と被写体との距離が約10cmであるとき、接写モードにおける発光部21の光軸L3と、通常モードにおける発光部21の光軸L3とが成す角度が約45度であれば、発光部21からの照射光を、被写体に確実に照射することができる。
撮影装置1の撮影モードを、接写モードから通常モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第2スライド方向C2に変位させる。撮影装置1の撮影モードが接写モードから通常モードに切り替わる過程では、図4(2)および図5(2)に示すように、発光部21が第4角変位方向D2に角変位し、照射光の照射方向が第4角変位方向D2に変化する。
図6は、撮影装置1を備える携帯電話装置40の一例を示す斜視図である。携帯電話装置40は、折り畳み型の携帯電話装置である。携帯電話装置40は、第1筐体41と、第2筐体42と、ヒンジ部43とを含む。第1および第2筐体41,42は、ヒンジ部3によって角変位可能に連結される。携帯電話装置40は、第1および第2筐体41,42が相互に対向する折り畳み状態と、図6に示す展開状態とにわたって変化する。
第1筐体41には、正面側表示部および背面側表示部44が設けられている。正面側表示部は、折り畳み状態において、第2筐体42に臨む。背面側表示部44は、折り畳み状態において、外方に臨む。正面側表示部および背面側表示部44には、数字、文字および画像などの情報が表示される。第2筐体42には、操作部が設けられている。操作部は、折り畳み状態において、第1筐体41に臨む。操作部は、数字、文字、指令などの情報を入力するための複数の操作キーを有する。
撮影装置1は、前述のような携帯電話装置40の第1筐体41に設けられている。撮影装置1の受光部7および発光部21は、前記背面側表示部44と略同一側に臨む。撮影装置1の照射方向調整手段4のツマミ部26は、外方に露出している。操作者は、このツマミ部26をスライド方向Cに変位させることによって、撮影装置1の撮影モードを、通常モードから接写モードに切り替えることができ、また接写モードから通常モードに切り替えることができる。
以上のような本実施の形態によれば、カメラモジュール2の受光部7および発光装置3の発光部21は、略同一側に臨むように設けられる。照射方向調整手段4は、受光部7と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向を、受光部7の光軸L1に近づく方向D1に変化させる。このように照射光の照射方向を変化させることができるので、発光部21からの照射光を、より近くの被写体にも照射することができる。したがって暗い場所で、より近くの被写体を確実に撮影することができる。
また、前述のように照射光の照射方向を変化させることができるので、発光部21からの照射光を、より近くの被写体にも照射するために、カメラモジュール2の受光部7および発光装置3の発光部21を隣接して配置する必要がない。したがって、カメラモジュール2の受光部7および発光装置3の発光部21についての配置の自由度を向上することができる。
また本実施の形態によれば、発光装置3の発光部21は、受光部7の光軸L1に近づく方向D1およびこの方向D1とは逆方向D2に角変位可能に設けられる。照射方向調整手段4は、受光部7と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1に発光部21を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1に変化させる。また照射方向調整手段4は、受光部7と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、前記逆方向D2に発光部21を角変位させ、これによって照射光の照射方向を、前記逆方向D2に変化させる。このように発光部21を角変位させることによって、照射光の照射方向を変化させることができるので、照射光の照射方向を容易に変化させることができる。
また本実施の形態によれば、前述の撮影装置1が搭載された携帯電話装置40を実現することができる。前述の撮影装置1は、カメラモジュール2の受光部7および発光装置3の発光部21についての配置の自由度が高い。したがって受光部7および発光部21の配置を工夫して、携帯電話装置40の小形化を達成することができる。
図7は、本発明の実施の第2形態の撮影装置49を示す斜視図である。本実施の形態の撮影装置49は、前述の第1形態の撮影装置1に類似するので、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。本実施の形態では、照射方向調整手段50は、リング部51と、伝達手段52とを有する。
リング部51は、環状の部材であり、レンズ6と同軸に設けられる。リング部51は、レンズ保持部10に固定される。リング部51は、所定の可動範囲内で、カメラモジュール2のベース部9に対して相対的に、第1角変位軸線L1まわりに角変位可能である。リング部51は、操作者によって第1角変位軸線L1まわりに角変位される。
リング部51が第1角変位方向B1に角変位すると、レンズ保持部10が第1角変位方向B1に角変位し、レンズ6が後退方向A1に変位する。また、リング部51が第2角変位方向B2に角変位すると、レンズ保持部10が第2角変位方向B2に角変位し、レンズ6が前進方向A2に変位する。
伝達手段52は、リング部51からの第1角変位軸線L1まわりの力を、第1角変位軸線L1に沿う方向の力として、発光部21に伝達する。発光部21は、第2角変位軸線L2まわりに角変位可能に設けられている。前記第1角変位軸線L1に沿う方向の力は、第2角変位軸線L2から離れた位置で、発光部21に与えられる。このような構成では、発光部21は、第1角変位軸線L1に沿う方向の力を受けると、第2角変位軸線L2まわりに角変位する。
伝達手段52は、第1伝達部53と、第2伝達部54とを含んで構成される。第1伝達部53は、リング部51と一体に形成される。第2伝達部54は、発光部21と一体に形成される。第2伝達部54は、発光部21の第2角変位軸線L2から最も離れた部分に連なる。第2伝達部54は、第2角変位軸線L2に沿って図7の矢符56の方向に進むにつれて、第4角変位方向D2に傾斜する傾斜面57を有する。第1伝達部53と第2伝達部54とは当接している。本実施の形態では、発光部21には、第4角変位方向D2の力が常に付勢されており、第1伝達部53は、第2伝達部54に対して第3角変位方向D1の力を与える。
第2伝達部54の傾斜面57は、第2角変位軸線L2に沿って図7の矢符56の方向に進むにつれて、第4角変位方向D2に一定に傾斜する。第2伝達部54の傾斜面57は、第2角変位軸線L2に沿って図7の矢符56の方向に進むにつれて、傾斜が徐々に大きくなってもよく、また傾斜が徐々に小さくなってもよい。
リング部51が第1角変位方向B1に角変位すると、第1伝達部53が第1角変位方向B1に角変位し、第2伝達部54が第3角変位方向D1に角変位する。これによって発光部21が、第3角変位方向D1に角変位し、照射光の照射方向が、第3角変位方向D1に変化する。また、リング部51が第2角変位方向B2に角変位すると、第1伝達部53が、リング部51とともに第2角変位方向B2に角変位し、第2伝達部54が第4角変位方向D2に角変位する。これによって発光部21が、第4角変位方向D2に角変位し、照射光の照射方向が、第4角変位方向D2に変化する。
図8は、撮影装置49の動きを説明するための正面図であり、図8(1)は通常モードの撮影装置49を示し、図8(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置49を示し、図8(3)は接写モードの撮影装置49を示す。図9は、撮影装置49の動きを説明するための側面図であり、図9(1)は通常モードの撮影装置49を示し、図9(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置49を示し、図9(3)は接写モードの撮影装置49を示す。
通常モードでは、図8(1)および図9(1)に示すように、リング部51は、前記所定の可動範囲内で、最も第2角変位方向B2寄りに位置する。この通常モードでは、受光部7の光軸L1および発光部21の光軸L3は、平行である。
撮影装置49の撮影モードを、通常モードから接写モードに切り替えるにあたって、操作者は、リング部51を第1角変位方向B1に変位させる。撮影装置49の撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程では、図8(2)および図9(2)に示すように、発光部21が第3角変位方向D1に角変位し、照射光の照射方向が第3角変位方向D1に変化する。
接写モードでは、図8(3)および図9(3)に示すように、リング部51は、前記所定の可動範囲内で、最も第1角変位方向B1寄りに位置する。この接写モードでは、発光部21の光軸L3は、受光部7の光軸L1に対して傾斜する。
撮影装置49の撮影モードを、接写モードから通常モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第2角変位方向B2に角変位させる。撮影装置49の撮影モードが接写モードから通常モードに切り替わる過程では、図8(2)および図9(2)に示すように、発光部21が第4角変位方向D2に角変位し、照射光の照射方向が第4角変位方向D2に変化する。
以上のような本実施の形態によれば、発光部21からの照射光を、より近くの被写体にも照射することができるという効果を、前述の第1形態と同様に達成することができる。また本実施の形態によれば、照射光の照射方向を容易に変化させることができるという効果も、前述の第1形態と同様に達成することができる。また本実施の形態によれば、携帯電話装置40の小形化することができるという効果を、前述の第1形態と同様に達成することができる。
図10は、本発明の実施の第3形態の撮影装置60を示す斜視図である。本実施の形態の撮影装置60は、前述の第1形態の撮影装置1に類似するので、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。本実施の形態では、発光装置は、照射光を発生する発光部21と、偏向手段である偏向レンズ61と、偏向レンズ61を保持する偏向レンズ保持部62とを含んで構成される。
発光部21は、発光ダイオードによって実現される。発光部21は、カメラモジュール2の受光部7と略同一側に臨む。発光部21の光軸L3は、受光部7の光軸L1に平行である。発光部21は、携帯電話装置の筐体に、直接または間接的に固定される。
図11は、偏向レンズ61および偏向レンズ保持部62の正面図である。図12は、図11の切断面線S12−S12から見た偏向レンズ61および偏向レンズ保持部62の断面図である。偏向レンズ61は、照射光の照射方向を、第3角変位方向D1に変化させる。偏向レンズ61は、凸レンズによって実現される。
偏向レンズ61は、照射光が通過する領域から退避した退避位置と、照射光が通過する領域で発光部21に対向する対向位置とにわたって、変位可能に設けられる。偏向レンズ保持部62は、環状の部材である。偏向レンズ61は、偏向レンズ保持部62の貫通孔63に嵌まり込んで、偏向レンズ保持部62に固定される。
偏向レンズ61の光軸L4は、前進方向A2に進むにつれて、第1角変位軸線L1から離反するように、第1角変位軸線L1に対して傾斜する。偏向レンズ61の光軸L4と第1角変位軸線L1とが成す角度θは、偏向レンズ61の厚さおよび形状に応じて選ばれ、さらに携帯電話装置の小形化を阻害しないように選ばれる。偏向レンズ61の光軸L4と第1角変位軸線L1とが成す角度θは、たとえば10度以上20度以下に選ばれる。
また本実施の形態では、照射方向調整手段65は、照射光の照射方向が、第3角変位方向D1および第4角変位方向D2に変化するように、偏向レンズ61を動作させる。照射方向調整手段65は、スライド部25と、ツマミ部26と、第2伝達手段32と、レンズ保持部10と、連結部66とを含んで構成される。
スライド部25は、所定の可動範囲内で、スライド方向Cに変位可能に設けられる。ツマミ部26は、スライド部25と一体に形成される。このツマミ部26は、操作者によってスライド方向Cに変位され、これによってスライド部25がスライド方向Cに変位される。
第2伝達手段32は、スライド部25からのスライド方向Cの力を、第1角変位軸線L1まわりの力として、レンズ保持部10に伝達する。第2伝達手段32は、第1係止片33と、第2係止片34とを含む。第1および第2係止片33,34は、スライド部25と一体に形成される。第1および第2係止片33,34は、スライド方向Cに間隔をあけて設けられ、これらの第1および第2係止片33,34の間には、カメラモジュール2のレンズ保持部10の突出部分15が介在される。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、第1係止片33が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第1角変位方向B1に角変位し、レンズ6が後退方向A1に変位する。また、スライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、第2係止片34が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第2角変位方向B2に角変位し、レンズ6が前進方向A2に変位する。
連結部66は、レンズ保持部10と偏向レンズ保持部62とを連結する。連結部66は、レンズ保持部10の環状部分14の周縁部に連なり、第1角変位軸線L1に直交する方向に延びる。連結部66の第1角変位軸線L1から最も離れた部分には、偏向レンズ保持部62が連なる。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、レンズ保持部10が第1角変位方向B1に角変位し、偏向レンズ61が第1角変位方向B1に角変位する。また、スライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、レンズ保持部10が第2角変位方向B2に角変位し、偏向レンズ61が第2角変位方向B2に角変位する。
図13は、撮影装置60の動きを説明するための正面図であり、図13(1)は通常モードの撮影装置60を示し、図13(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置60を示し、図13(3)は接写モードの撮影装置60を示す。図14は、撮影装置60の動きを説明するための側面図であり、図14(1)は通常モードの撮影装置60を示し、図14(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置60を示し、図14(3)は接写モードの撮影装置60を示す。
通常モードでは、図13(1)および図14(1)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第2スライド方向C2寄りに位置する。この通常モードでは、偏向レンズ61は、退避位置に配置される。
撮影装置60の撮影モードを、通常モードから接写モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第1スライド方向C1に変位させる。撮影装置60の撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程では、図13(2)および図14(2)に示すように、偏向レンズ61が第1角変位軸線L1まわりに第1角変位方向B1に角変位する。
接写モードでは、図13(3)および図14(3)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第1スライド方向C1寄りに位置する。この接写モードでは、偏向レンズ61は、対向位置に配置される。
撮影装置60の撮影モードを、接写モードから通常モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第2スライド方向C2に変位させる。撮影装置60の撮影モードが接写モードから通常モードに切り替わる過程では、図13(2)および図14(2)に示すように、偏向レンズ61が第1角変位軸線L1まわりに第2角変位方向B2に角変位する。
以上のような本実施の形態によれば、発光部21からの照射光を、より近くの被写体にも照射することができるという効果を、前述の第1および第2形態と同様に達成することができる。また本実施の形態によれば、携帯電話装置40の小形化することができるという効果を、前述の第1および第2形態と同様に達成することができる。
さらに本実施の形態によれば、発光装置3は偏向レンズ61を有し、この偏向レンズ61によって、照射光の照射方向を、受光部7の光軸L1に近づく方向D1またはこの方向D1とは逆方向D2に変化させる。照射方向調整手段65は、受光部7と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記受光部7の光軸L1に近づく方向D1に変化するように、偏向レンズ61を動作させ、受光部7と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記逆方向D2に変化するように、偏向レンズ61を動作させる。
このように偏向レンズ61を動作させることによって、照射光の照射方向を変化させることができるので、照射光の照射方向を変化させるにあたって、発光部21を動作させる必要がない。したがって発光部21が固定された簡単な構造でも、照射光の照射方向を変化させることができる。
図15は、本発明の実施の第4形態の撮影装置70を示す斜視図である。本実施の形態の撮影装置70は、前述の第3形態の撮影装置60に類似するので、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。本実施の形態では、照射方向調整手段71は、スライド部25と、ツマミ部26と、第2伝達手段32と、延在部72と、係止部73と、支持部とを含んで構成される。
スライド部25は、所定の可動範囲内で、スライド方向Cに変位可能に設けられる。ツマミ部26は、スライド部25と一体に形成される。このツマミ部26は、操作者によってスライド方向Cに変位され、これによってスライド部25がスライド方向Cに変位される。
第2伝達手段32は、スライド部25からのスライド方向Cの力を、第1角変位軸線L1まわりの力として、レンズ保持部10に伝達する。第2伝達手段32は、第1係止片33と、第2係止片34とを含む。第1および第2係止片33,34は、スライド部25と一体に形成される。第1および第2係止片33,34は、スライド方向Cに間隔をあけて設けられ、これらの第1および第2係止片33,34の間には、カメラモジュール2のレンズ保持部10の突出部分15が介在される。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、第1係止片33が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第1角変位方向B1に角変位し、レンズ6が後退方向A1に変位する。また、スライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、第2係止片34が、前記突出部分15に当接して、前記突出部分15を係止するので、レンズ保持部10が第2角変位方向B2に角変位し、レンズ6が前進方向A2に変位する。
延在部72は、偏向レンズ保持部62の周縁部に連なり、偏向レンズ保持部62の軸線に直交する方向に延びる。延在部72の前記偏向レンズ保持部62から最も離れた部分は、支持部によって、第1角変位軸線L1に平行な第3角変位軸線L5まわりに角変位可能に支持される。支持部は、携帯電話装置の筐体に固定される。延在部72の両端部間の中間位置には、挿通孔75が形成される。挿通孔75には、係止部73が挿通される。係止部73は、スライド部25に一体に形成される。
スライド部25が第1スライド方向C1に変位すると、偏向レンズ61が、後退方向A1に見て、第3角変位軸線L5まわりに反時計回りに角変位する。また、スライド部25が第2スライド方向C2に変位すると、偏向レンズ61が、後退方向A1に見て、第3角変位軸線L5まわりに時計回りに角変位する。
図16は、撮影装置70の動きを説明するための正面図であり、図16(1)は通常モードの撮影装置70を示し、図16(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置70を示し、図16(3)は接写モードの撮影装置70を示す。図17は、撮影装置70の動きを説明するための側面図であり、図17(1)は通常モードの撮影装置70を示し、図17(2)は撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程の撮影装置70を示し、図17(3)は接写モードの撮影装置70を示す。
通常モードでは、図16(1)および図17(1)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第2スライド方向C2寄りに位置する。この通常モードでは、偏向レンズ61は、退避位置に配置される。
撮影装置70の撮影モードを、通常モードから接写モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第1スライド方向C1に変位させる。撮影装置70の撮影モードが通常モードから接写モードに切り替わる過程では、図16(2)および図17(2)に示すように、偏向レンズ61が、後退方向A1に見て、第3角変位軸線L5まわりに反時計回りに角変位する。
接写モードでは、図16(3)および図17(3)に示すように、スライド部25は、前記所定の可動範囲内で、最も第1スライド方向C1寄りに位置する。この接写モードでは、偏向レンズ61は、対向位置に配置される。
撮影装置70の撮影モードを、接写モードから通常モードに切り替えるにあたって、操作者は、ツマミ部26を第2スライド方向C2に変位させる。撮影装置70の撮影モードが接写モードから通常モードに切り替わる過程では、図16(2)および図17(2)に示すように、偏向レンズ61が、後退方向A1に見て、第3角変位軸線L5まわりに時計回りに角変位する。
以上のような本実施の形態によれば、発光部21からの照射光を、より近くの被写体にも照射することができるという効果を、前述の第1〜第3形態と同様に達成することができる。また本実施の形態によれば、携帯電話装置40の小形化することができるという効果を、前述の第1〜第3形態と同様に達成することができる。さらに本実施の形態によれば、発光部21が固定された簡単な構造でも、照射光の照射方向を変化させることができるという効果を、前述の第3形態と同様に達成することができる。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内で構成を変更することができる。前述の第1および第2形態では、アクチュエータによって、発光部21が角変位されてもよい。また前述の第3および第4形態では、アクチュエータによって、偏向レンズ61が動作されてもよい。
前述の第3および第4形態では、偏向レンズ61は、照射光の照射方向を第3角変位方向D1に変化させるが、偏向レンズ61は、照射光の照射方向を第4角変位方向D2に変化させてもよい。この場合、発光部21は、その光軸L3が、受光部7の光軸L1に対して第3角変位方向D3に傾斜するように、設けられる。本発明の実施の他の形態では、照射光の照射方向を第3および第4角変位方向D1,D2に変化させるような偏向レンズを用いてもよい。
また前述の第3および第4形態では、偏向手段として偏向レンズ61が用いられるが、偏向手段は、プリズムおよび回折格子などの光学素子によって実現されてもよい。また偏向手段は、複数の光学素子の組合せによって実現されてもよい。
また前述の第3および第4形態では、発光部21が携帯電話装置の筐体に直接または間接的に固定され、偏向レンズ61が発光部21に対して動作されるが、本発明の実施の他の形態では、偏向レンズ61が携帯電話装置の筐体に直接または間接的に固定され、発光部21が偏向レンズ61に対して動作されてもよい。
また撮影装置は、必ずしも、その受光部7および発光部21が、折り畳み状態において外方に臨むようにして第1筐体41に設けられる必要はない。たとえば撮影装置の受光部7および発光部21は、折り畳み状態において、第2筐体42に臨んでいてもよい。また撮影装置は、第2筐体42に設けられてもよい。携帯電話装置は、折り畳み型に限定されるものではなく、表示部および操作部が同一の筐体に設けられるストレート型であってもよい。
また前述の実施の各形態では、カメラモジュール2は、1枚のレンズ6を用いて、このレンズ6と受光部7との距離を変化させて、被写体にピントを合わせるが、複数枚のレンズを用いて、これらのレンズのいずれかと受光部7との距離を変化させて、被写体にピントを合わせてもよい。
カメラモジュール2は、ピントの調節が可能な構成でなくてもよい。撮影装置は、携帯電話装置以外の装置に搭載されてもよい。
本発明の実施の第1形態の撮影装置1を示す斜視図である。 カメラモジュール2の正面図である。 図2の切断面線S3−S3から見たカメラモジュール2の断面図である。 撮影装置1の動きを説明するための正面図である。 撮影装置1の動きを説明するための側面図である。 撮影装置1を備える携帯電話装置40の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の第2形態の撮影装置49を示す斜視図である。 撮影装置49の動きを説明するための正面図である。 撮影装置49の動きを説明するための側面図である。 本発明の実施の第3形態の撮影装置60を示す斜視図である。 偏向レンズ61および偏向レンズ保持部62の正面図である。 図11の切断面線S12−S12から見た偏向レンズ61および偏向レンズ保持部62の断面図である。 撮影装置60の動きを説明するための正面図である。 撮影装置60の動きを説明するための側面図である。 本発明の実施の第4形態の撮影装置70を示す斜視図である。 撮影装置70の動きを説明するための正面図である。 撮影装置70の動きを説明するための側面図である。
符号の説明
1,49,60,70 撮影装置
2 カメラモジュール
3 発光装置
4,50,65,71 照射方向調整手段
7 受光部
21 発光部
40 携帯電話装置
61 偏向レンズ

Claims (4)

  1. 被写体の光学像を受光する受光部を有する撮影手段と、
    受光部と略同一側に臨んで照射光を発生する発光部を有する発光手段と、
    受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向を、受光部の光軸に近づく方向に変化させる照射方向調整手段とを含むことを特徴とする撮影装置。
  2. 発光手段の発光部は、前記受光部の光軸に近づく方向およびこの方向とは逆方向に角変位可能に設けられ、
    照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、前記受光部の光軸に近づく方向に発光部を角変位させ、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、前記逆方向に発光部を角変位させることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 発光手段は、照射光の照射方向を、前記受光部の光軸に近づく方向またはこの方向とは逆方向に変化させる偏向手段を有し、
    照射方向調整手段は、受光部と被写体との間の距離が小さくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記受光部の光軸に近づく方向に変化するように、偏向手段を動作させ、受光部と被写体との間の距離が大きくなるにつれて、照射光の照射方向が、前記逆方向に変化するように、偏向手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮影装置を備える携帯電話装置。
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