JP2005292292A - 光ファイバー素線応力切断方法、光プラグ、光レセプタクルおよび光コネクタ構造 - Google Patents

光ファイバー素線応力切断方法、光プラグ、光レセプタクルおよび光コネクタ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】組み立てが簡単で容易であり、短時間に組み立てられ、ひいては製造費の安価な光コネクタ構造を提供する。
【解決手段】光レセプタクル12の下側嵌合凸部81の上面には、V溝84が設けてある。光プラグ11と光レセプタクル12とを矢印50の方向から接近させるとき、露出光ファイバー素線2の先端部は、V溝に嵌まり、該V溝に案内されて光素子の光入出力面に当接する。このとき、露出光ファイバー素線2の先端部は、押圧部75とV溝との間に挟持される。光プラグ11と光レセプタクル12とは、両者を矢印50方向から近接させるだけで、光レセプタクル12における下側嵌合凸部81、クランプ突起82および上側嵌合凸部83は、プラグ11における下側嵌合凹部74、クランプ溝72および上側嵌合凹部73にそれぞれ嵌合し、強固に結合され、光コネクタ構造となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、発光素子、受光素子などの光素子の光入出力面に光ファイバを光結合させる光コネクタ構造、この光コネクタ構造における光プラグ及び光レセプタクル並びにこれらの製造に適用する光ファイバー素線応力切断方法に関する。
従来の光コネクタとして例えば、特許文献1乃至5に記載のものが開示されている。特許文献1に記載の多芯光コネクタでは、多芯光コネクタの組み立てにおいて、樹脂ブロックの接着固定と光接続面の研磨とを要する。特許文献2に記載の光コネクタでは、光ファイバー素線を所定の長さに切り揃えるときに、長さ測定用の尺を要する。特許文献3に記載の光コネクタでは、平坦な光接続面を形成するために、光ファイバー素線の端面を研磨により平坦にする工程が製造において必須である。特許文献5に記載の多芯光コネクタでは、多芯の光ファイバー素線をそれぞれ精度よく切断する必要がある。
図4は、従来の光ファイバーの接続構造において用いる一般的な光ファイバー端末加工工程を示す図である。まず、図4(A)に示すように、光ファイバーコード1の端末における外被3を剥がし、光ファイバー素線2を一定の長さだけ露出させる。次に、図4(B)に示すように、フェルール5を光ファイバー素線2に通し、フェルール5を光ファイバー素線2に固定する。次に、図4(C)に示すように、フェルール5の端面近傍で光ファイバー素線2を切断する。そして、図4(D)に示すように、フェルール5の端面から僅かに突出している光ファイバー素線2を研磨することで、光ファイバー素線2の端面をフェルール5の端面に揃えられる。例えば、2本の光ファイバーを接続する光ファイバーコネクタでは、両光ファイバーの端面を図4(D)のように処理し、両方のフェルール5を1つの筒の両開口から挿入し、両方のフェルール5の端面を互いに当接させることにより、光ファイバー素線の端面も当接され、一方の光ファイバーからの光が他方の光ファイバーに効率良く入射される。
特開平05−027144 特開2001−033659 特開2002−202436 特開平08−240746 特開平09−197195
前記特許文献1乃至5に記載の多芯光コネクタは、いずれも組み立てに時間がかかる。特許文献2に記載の光コネクタでは、光ファイバー素線を所定の長さに切り揃えることが難しく、そのためにコネクタの組み立てに時間がかかる。そこで、本発明は、組み立てが簡単で容易であり、短時間に組み立てられ、ひいては製造費の安価な光コネクタ構造、この構造に適用する光プラグ及び光レセプタクルの提供並びに、これらの製造に適用する好適な光ファイバー素線応力切断方法の提供を目的とする。
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
(1)光ファイバーコードにおける光ファイバー素線を露出させ、光ファイバーコードの基点から一定の距離の位置で該光ファイバー素線に応力切断を施す方法において、
前記光ファイバーコードにおける一部分の外被を除去することにより光ファイバー素線を露出させ、露出光ファイバー素線を形成する第1の工程と、
前記光ファイバーコードにおける前記露出光ファイバー素線側の外被の端部に固定スリーブを固定する第2の工程と、
前記固定スリーブを嵌める凹部が設けられた固定スリーブ保持部と、該固定スリーブ保持部から延びる弾性板部とを有するファイバー切断治具における該凹部に該固定スリーブを嵌める第3の工程と、
前記露出光ファイバー素線を前記弾性板部に添わせ、前記固定スリーブの一定位置を前記基点とし、該基点から前記一定距離の位置において該露出光ファイバー素線にキズを着け、該露出光ファイバー素線を沿わせた状態で該弾性板部を曲げることにより該キズの位置で該露出光ファイバー素線に応力切断を起こさせる第4の工程とを
有することを特徴とする光ファイバー素線応力切断方法。
(2)露出した光ファイバー素線を端部に有する光ファイバーコードにおける該露出光ファイバー素線側の外被の端部であって、該露出光ファイバー素線の先端から一定の距離の位置に固定される固定スリーブと、
前記固定スリーブ及び露出光ファイバー素線を収納するハウジングと、
光レセプタクルと嵌合し、該レセプタクルと一体的に結合させるプラグ側嵌合手段と
を有してなり、
前記ハウジングは、前記固定スリーブが嵌め合い又は接着により固定される固定スリーブ収納部と、前記露出光ファイバー素線を収納する露出光ファイバー素線収納部と、該露出光ファイバー素線収納部の壁面に設けられ、該露出光ファイバー素線の側面に当接し、該固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し該露出光ファイバー素線を曲げる突起部とを有し、
前記プラグ側嵌合手段は、前記固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し直交する方向から前記レセプタクルを近接させることにより、該レセプタクルに設けられたレセプタクル側嵌合手段と嵌合する
ことを特徴とする光プラグ。
(3)前記(2)に記載の光プラグのプラグ側嵌合手段に嵌合するレセプタクル側嵌合手段を備え、該プラグ側嵌合手段とレセプタクル側嵌合手段とを嵌合させたとき、前記露出光ファイバー素線の先端に光結合される光入出力面を有する光レセプタクルにおいて、
前記光入出力面に直交する方向に伸びるV溝が形成されたV溝部材が設けてあり、
前記レセプタクル側嵌合手段は、前記固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し直交する方向から前記プラグ側嵌合手段に近接させることにより、該プラグ側嵌合手段に嵌合し、
前記レセプタクル側嵌合手段を前記方向から前記プラグ側嵌合手段に近接させるとき、前記露出光ファイバー素線の先端部は、前記V溝に嵌まり、該V溝に案内されて前記光入出力面に当接する
ことを特徴とする光レセプタクル。
(4)前記(2)に記載の光プラグと前記(3)に記載の光レセプタクルとを嵌合させてなり、
前記露出光ファイバー素線の先端部は、前記露出光ファイバー素線収納部の内壁面の一部分である押圧部と前記V溝との間に挟持してある
ことを特徴とする光コネクタ構造。
上述の本発明の採用により、組み立てが簡単で容易であり、短時間に組み立てられ、ひいては製造費の安価な光コネクタ構造、この構造に適用する光プラグ及び光レセプタクルを提供できる。
また、本発明の光ファイバー素線応力切断方法の採用により、固定スリーブを基点とし、該基点から光ファイバー素線の先端までの長さを一定にする光ファイバー素線切断方法を提供できる。この光ファイバー素線応力切断方法で基点から一定長さに切断された光ファイバー素線を有する光ファイバーは、前記の本発明の光ファイバー構造及びこの構造に適用する光プラグの組み立ておいて有用である。
次に本発明の実施の形態を挙げ、本発明を一層詳しく説明する。図1は、本発明の光ファイバー素線応力切断方法の一実施の形態を示す図である。図1の工程は、本発明の光プラグの組み立ての前工程に相当する。図2は図1の工程で組み立てた構造を利用した本発明の光プラグ、光レセプタクル及び光コネクタ構造の一実施の形態の組み立て工程を示す図である。図3は図2の工程図における要部を示す図である。
図において、1は光ファイバーコード、2は光ファイバー素線、3は外被、4は固定スリーブ、6はファイバー素線切断治具、6aはファイバー素線切断治具6の固定スリーブ保持部、6bはファイバー素線切断治具6の弾性板部、7はプラグハウジング、8は光レセプタクル本体、10は位置指標、11は光プラグ、12は光レセプタクル、71は突起部、72はクランプ溝、73は上側嵌合凹部、74は下側嵌合凹部、75は押圧部、81は下側嵌合凸部、82はクランプ突起、83は上側嵌合凸部、84はV溝、85は光素子、100は応力切断用キズ入れ位置、200は拡大範囲指定円、200aは拡大された範囲を示す円、300は拡大範囲指定円、300aは拡大された範囲を示す円である。
図1(A)は光ファイバー素線剥ぎ出し工程(工程1)、図1(B),(C)は固定スリーブ取付け工程(工程2)、図1(D),(E)はファイバー素線切断治具取付け工程(工程3)、図1(F),(G)はファイバー素線切断工程(工程4)をそれぞれ示す図である。また、図1(H)は、ファイバー素線切断治具を固定スリーブ4から外し、光ファイバー素線応力切断方法を終了した(工程5)後の光ファイバの端部を示す図である。図1(A)〜(D)及び(F)から(H)は側面図であり、図1(E)は底面図である。図1(A)〜(H)に描かれている光ファイバーコード1は3本の光ファイバー素線2を外被3で収容してなり、図1(E)では3本の露出光ファイバー素線2が現れている。しかしながら、図図1(A)〜(D)及び(F)から(H)は側面図であるから、これら図では露出光ファイバー素線2はそれら3本の内の1本だけが現われている。
図1の光ファイバー素線応力切断方法は、光ファイバーコード1における光ファイバー素線2を露出させ、光ファイバーコード1の基点から一定の距離の位置で該光ファイバー素線2に応力切断を施す方法である。工程1では、光ファイバーコード1の片端における或る長さの外被を除去することにより光ファイバー素線2を露出させ、露出光ファイバー素線を形成する。工程2では、光ファイバーコード1における露出光ファイバー素線2側の外被の端部に固定スリーブ4を固定する。固定スリーブ4は、光ファイバーコード1の外径より僅かに狭い内径の貫通穴を有し、露出光ファイバー素線2側の外被の端部がその貫通穴に圧入される。光ファイバーコード1は、弾力性のあるプラスチック製であるから、固定スリーブ4の貫通穴に圧入が可能である。
工程3及び工程4では、固定スリーブ4を嵌める凹部が設けられた固定スリーブ保持部6aと、該固定スリーブ保持部から延びる弾性板部6bとを有するファイバー切断治具6により、露出光ファイバー素線2を応力切断する。この工程3では、固定スリーブ保持部6aの凹部に固定スリーブ4を嵌める。この工程4では、露出光ファイバー素線2を弾性板部6bに添わせ、固定スリーブ4の一定位置(ここでは固定スリーブ4の左端4a)を前記基点とし、該基点から一定距離の位置指標10において露出光ファイバー素線2に刃物でキズを着け、露出光ファイバー素線2を沿わせた状態で弾性板部6bを曲げることにより該キズの位置100で露出光ファイバー素線2に応力切断を起こさせる。符合100の位置は位置指標10の位置に一致している。固定スリーブ4の左端4a[図1(H)参照]から位置指標10まで距離は一定である。
光ファイバーコード1は3本の露出光ファイバー素線2を外被3で収容してなるので、図1(E)では3本の露出光ファイバー素線2が現れている。これら3本の露出光ファイバー素線2の径は同一である。但し、図1(E)では、隣接する露出光ファイバー素線2が互いに重なって描かれるのを避けるために、中心の1本の露出光ファイバー素線2だけを太く描き、両隣の露出光ファイバー素線2は細線で描いてある。図1(F)における破線は、弾性板部6aおよび露出光ファイバー素線2が一体的に曲げられている状態を示している。
工程5では、ファイバー素線切断治具6を固定スリーブ4から外し、光ファイバー素線応力切断方法を終了する。図1の光ファイバー素線応力切断方法によれば、露出光ファイバー素線2が複数本であっても、固定スリーブ4の左端4a[図1(H)参照]]から露出光ファイバー素線2における応力切断面(応力切断された露出光ファイバー素線2の先端)2aまでの距離は高い精度で同一の長さとなる。したがって、応力切断された複数本の露出光ファイバー素線2の先端2aは、露出光ファイバー素線2の光軸に直交する平面上に揃う。
図2は、図1の工程で組み立てた図1(H)の構造を利用した本発明の光プラグ、光レセプタクル及び光コネクタ構造の一実施の形態の組み立て工程を示す図である。図2(A)はプラグハウジング7を示す図である。図2(A)の(A1)は正面図であり、(A2)は側面図である。プラグハウジング7は、固定スリーブ4が嵌め合い又は接着により固定される固定スリーブ収納部7aと、露出光ファイバー素線2を収納する露出光ファイバー素線収納部7bとでなる。固定スリーブ収納部7aには、突起部71、クランプ溝72、上側嵌合凹部73、下側嵌合凹部74および押圧部75が設けてある。
突起部71は、露出光ファイバー素線収納部7bの上側壁面に設けてある。図1(H)の構造における固定スリーブ4が固定スリーブ収納部7aに収められ、本実施の形態の光プラグ11が構成される[図2(B)参照]。この光プラグ11では、突起部71は、露出光ファイバー素線2の側面に当接し、固定スリーブ4中の光ファイバー素線に対し露出光ファイバー素線2を曲げる作用をしている。
クランプ溝72、上側嵌合凹部73、下側嵌合凹部74および押圧部75は、光レセプタクルと嵌合し、該レセプタクルと一体的に結合させるプラグ側嵌合手段をなしている。このプラグ側嵌合手段は、固定スリーブ4中の光ファイバー素線2に対し直交する方向50[図2(C)参照]から光レセプタクル12を近接させることにより、光レセプタクル12に設けられたレセプタクル側嵌合手段と嵌合する。
図2(C)に現してある本実施の形態の光レセプタクル12は、光プラグ11のプラグ側嵌合手段に嵌合するレセプタクル側嵌合手段を備え、該プラグ側嵌合手段とレセプタクル側嵌合手段とを嵌合させたとき、露出光ファイバー素線の先端2aに光結合される光入出力面を有している。光入出力面は、レーザダイオード等の発光素子の光出力面、フォトダイオード等の受光素子の光入力面、光ファイバーの光出力端面などである。
レセプタクル側嵌合手段は、下側嵌合凸部81、クランプ突起82および上側嵌合凸部83でなる。下側嵌合凸部81は、プラグ11における下側嵌合凹部74に嵌合する。クランプ突起82は、プラグ11におけるクランプ溝72に嵌合する。また、上側嵌合凸部83は、プラグ11における上側嵌合凹部73に嵌合する。符号8は、レセプタクル本体を示す。
図3は、図2の工程図における要部を示す図である。図3(A)の(A1)はレセプタクル12の側面図であり、図3(A)の(A2)は(A1)における円200で囲んで示す領域の拡大図である。また、図3(B)の(B1)はレセプタクル12の正面図であり、図3(B)の(B2)は(B1)における円300で囲んで示す領域の拡大図である。図3(B)の(B2)に示すように、下側嵌合凸部81の上面には、V溝84が設けてある。図3(A)の(A2)における符号84aは、V溝84の底を表している。また、図3(A)の(A2)における符号85は、光素子を表している。
光プラグ11と光レセプタクル12とを嵌合させたとき、光素子85の光入出力面は露出光ファイバー素線2の先端2aに光結合される。V溝84の長手方向は、その光入出力面に直交している。光レセプタクル12を矢印50方向から光プラグ11に近接させるとき、露出光ファイバー素線2の先端部は、V溝84に嵌まり、該V溝84に案内されて光素子85の光入出力面に当接する。このとき、露出光ファイバー素線2の先端部は、押圧部75とV溝84との間に挟持される。押圧部75は、露出光ファイバー素線収納部7bの上側内壁面の一部分である。
光プラグ11と光レセプタクル12とは、両者を矢印50方向から近接させるだけで、光レセプタクル12における下側嵌合凸部81、クランプ突起82および上側嵌合凸部83は、プラグ11における下側嵌合凹部74、クランプ溝72および上側嵌合凹部73にそれぞれ嵌合し、強固に結合され、光コネクタ構造となる。上述の光プラグ11及び光レセプタクル12の組み立て工程は簡単であり、また光プラグ11と光レセプタクル12とを結合させ光コネクタ構造を構成する操作も極めて簡単で、容易である。しかも、露出光ファイバー素線2の先端2aは、図1の方法で応力切断された面であり、露出光ファイバー素線2の光軸に直交するから、光素子85の光入出力面に押し当てられたとき、両者は光損失なく良好に光結合される。
1本の光ファイバーコード1に光ファイバー素線が納めてある本実施の形態では、V溝84が光ファイバー素線の本数分だけ設けてある。そこで、光プラグ11と光レセプタクル12とを矢印50方向から近接させるとき、各露出光ファイバー素線2は一斉にV溝84に沿って光素子85の光入出力面に向かって進み、各露出光ファイバー素線2の先端2aは光入出力面に均一に接触し、ひいては各露出光ファイバー素線2と光入出力面との光結合損失は均一となる。もし、複数の露出光ファイバー素線2の先端2aが僅かに不揃いであれば、各露出光ファイバー素線2は突起部71で曲げられ、屈曲しているので、長い露出光ファイバー素線2が光入出力面に先に当接したとしても、最も短い露出光ファイバー素線2が光入出力面に当接するまで、長い露出光ファイバー素線2は屈曲の度合いを増すことにより、光入出力面との接触を安定に保ち続けることができる。したがって、本実施の形態の光コネクタ構造では、全ての露出光ファイバー素線2は光入出力面に良好に光結合される。この良好な光結合状態は、露出光ファイバー素線2の先端部が押圧部75とV溝84との間に挟持されているので、安定に維持される。
上述のように、図1から図3を参照して説明した本発明の実施の形態では、組み立てが簡単で容易であり、短時間に組み立てられ、ひいては製造費の安価な光コネクタ構造、この構造に適用する光プラグ及び光レセプタクルを提供できる。また、これらの製造に適用する好適な光ファイバー素線応力切断方法を提供できる。
本発明の光ファイバー素線応力切断方法の一実施の形態を示す工程図である。 図1の工程で組み立てた構造を利用した本発明の光プラグ、光レセプタクル及び光コネクタ構造の組み立て工程の一実施の形態を示す図である。 図3は図2の工程図における要部を示す図である。 従来の光ファイバーの接続構造において用いる一般的な光ファイバー端末加工工程を示す図である。
符号の説明
1 光ファイバーコード
2 露出光ファイバー素線(外被3で覆われている部分においては、光ファイバー素線とする)
3 外被
4 固定スリーブ
5 フェルール
6 ファイバー素線切断治具
6a 固定スリーブ保持部
6b 弾性板部
7 プラグハウジング
7a 固定スリーブ収納部
7b 露出光ファイバー素線収納部
8 光レセプタクル本体
10 位置指標
11 光プラグ
12 光レセプタクル
50 光プラグ11と光レセプタクル12とを嵌合させ、光コネクタ構造を構成するために、光レセプタクル12を光プラグ11へ近接させる方向を示す矢印
71 突起部
72 クランプ溝
73 上側嵌合凹部
74 下側嵌合凹部
75 押圧部
81 下側嵌合凸部
82 クランプ突起
83 上側嵌合凸部
84 V溝
84a V溝84の底
85 光素子
100 応力切断用キズ入れ位置
200 拡大範囲指定円
200a 拡大された範囲を示す円
300 拡大範囲指定円
300a 拡大された範囲を示す円

Claims (4)

  1. 光ファイバーコードにおける光ファイバー素線を露出させ、光ファイバーコードの基点から一定の距離の位置で該光ファイバー素線に応力切断を施す方法において、
    前記光ファイバーコードにおける一部分の外被を除去することにより光ファイバー素線を露出させ、露出光ファイバー素線を形成する第1の工程と、
    前記光ファイバーコードにおける前記露出光ファイバー素線側の外被の端部に固定スリーブを固定する第2の工程と、
    前記固定スリーブを嵌める凹部が設けられた固定スリーブ保持部と、該固定スリーブ保持部から延びる弾性板部とを有するファイバー切断治具における該凹部に該固定スリーブを嵌める第3の工程と、
    前記露出光ファイバー素線を前記弾性板部に添わせ、前記固定スリーブの一定位置を前記基点とし、該基点から前記一定距離の位置において該露出光ファイバー素線にキズを着け、該露出光ファイバー素線を沿わせた状態で該弾性板部を曲げることにより該キズの位置で該露出光ファイバー素線に応力切断を起こさせる第4の工程とを
    有することを特徴とする光ファイバー素線応力切断方法。
  2. 露出した光ファイバー素線を端部に有する光ファイバーコードにおける該露出光ファイバー素線側の外被の端部であって、該露出光ファイバー素線の先端から一定の距離の位置に固定される固定スリーブと、
    前記固定スリーブ及び露出光ファイバー素線を収納するハウジングと、
    光レセプタクルと嵌合し、該レセプタクルと一体的に結合させるプラグ側嵌合手段と
    を有してなり、
    前記ハウジングは、前記固定スリーブが嵌め合い又は接着により固定される固定スリーブ収納部と、前記露出光ファイバー素線を収納する露出光ファイバー素線収納部と、該露出光ファイバー素線収納部の壁面に設けられ、該露出光ファイバー素線の側面に当接し、該固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し該露出光ファイバー素線を曲げる突起部とを有し、
    前記プラグ側嵌合手段は、前記固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し直交する方向から前記レセプタクルを近接させることにより、該レセプタクルに設けられたレセプタクル側嵌合手段と嵌合する
    ことを特徴とする光プラグ。
  3. 請求項2に記載の光プラグのプラグ側嵌合手段に嵌合するレセプタクル側嵌合手段を備え、該プラグ側嵌合手段とレセプタクル側嵌合手段とを嵌合させたとき、前記露出光ファイバー素線の先端に光結合される光入出力面を有する光レセプタクルにおいて、
    前記光入出力面に直交する方向に伸びるV溝が形成されたV溝部材が設けてあり、
    前記レセプタクル側嵌合手段は、前記固定スリーブ中の光ファイバー素線に対し直交する方向から前記プラグ側嵌合手段に近接させることにより、該プラグ側嵌合手段に嵌合し、
    前記レセプタクル側嵌合手段を前記方向から前記プラグ側嵌合手段に近接させるとき、前記露出光ファイバー素線の先端部は、前記V溝に嵌まり、該V溝に案内されて前記光入出力面に当接する
    ことを特徴とする光レセプタクル。
  4. 請求項2に記載の光プラグと請求項3に記載の光レセプタクルとを嵌合させてなり、
    前記露出光ファイバー素線の先端部は、前記露出光ファイバー素線収納部の内壁面の一部分である押圧部と前記V溝との間に挟持してある
    ことを特徴とする光コネクタ構造。
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