JP2005292215A - 高速学習システム及び学習用記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過剰な努力を必要とせず、英語などの言語を高速にかつ深く習得できる高速学習システムを安価に提供する。
【解決手段】 通常速では画像表示装置6には意味画像10としての野牛の絵が1秒間、文字画像11としての野牛の英単語である「bison」が1秒間、2つの画像10,11の表示時間(2秒間)内に「bison」の発音音声12が流れる。このような表示形態を採用して2倍速を超え16倍速以下で組画像13−1,13−2、……を高速に再生することで潜在意識を活性化させ、高速に学習が行えるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像を用いた高速学習システム及びそのシステムに使用する学習用記憶媒体に関する。
従来、学習者が心身ともリラックスした状態でバックグランドミュージックとともに学習内容を音声により流して学習を高速化する方法が提案されている。例えば、そのような加速学習の一例として1979年にシーラ・オストランダーとリン・シュレーダーによって提案された「スーパー・ラーニング」が公知である。
このような加速学習法を実現する装置として、視覚と聴覚の同調した情報が収録されたビデオテープをビデオ装置で再生するものが提案(特許文献1、特許文献2参照)されており、特に語学学習において効果があることが報告されている。このような加速学習法は潜在意識が関係する記憶能力を利用するものである。
特開昭59−157681号「超高速学習装置」 特開昭59−157680号「超高速学習用音声テープ作成装置」
しかしながら、上記従来技術であれば下記のような課題がある。
(A)加速学習法は通常の学習方法に比べて学習の取得が速い利点があるが、音楽テープ、ビデオテープなどを視聴するのに長時間を必要とし、加速学習を行う時間を確保することが難しい。特に、児童期においては、学ぶべき内容が多く、加速学習による視聴時間を多く取ることができないという事情もあり、加速学習の効果が多数報告さている割には、実際の教育においてはそれほど普及していない。
(B)近年、右脳開発、潜在能力開発が話題となっており、学習者がリラックスして集中して働いているときに脳の前頭葉からアルファ波が出ることを利用して、そのようなアルファ波を出している状態を音などにより学習者に知らせることにより、学習を高速化する装置も提案されている。
しかし、このような装置に限らず、右脳開発、潜在能力開発に使用する装置、システムは一般に高価であり、簡便かつ低価格で実現でき、英語などの語学学習を高速に行える実用的な学習システムは開発されていないのが現状である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる高速学習システム及びそのシステムに使用する学習用記憶媒体を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)学習者が、過剰な努力を必要とせず、学習内容を高速にかつ深く習得できる高速学習システムを安価に提供する。
(b)学習者が、過剰な努力を必要とせず、英語などの言語を高速にかつ深く習得できる高速学習システムを安価に提供する。
(c)右脳を開発するとともに潜在意識を利用した新しい高速学習システム及びその学習用記憶媒体を安価に提供する。
(d)通常の学習に見られるような左脳的な理解に重点を置く学習ではなく、児童から大人まで潜在意識レベルにおいてその学習機能を発達させ、多方面にわたる能力開発を可能にする高速学習システム、その学習用記憶媒体を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
本発明は多面的に表現できるが、例えば、代表的なものを挙げると、次のように構成したものである。
第1発明に係る高速学習システムは、少なくとも音声情報と画像情報とを記憶する記憶手段と、記憶された音声情報に基づいて音声を再生する音声再生手段と、記憶された画像情報に基づいて画像を再生する画像再生手段とを有し、
画像情報を、意味を表す意味画像と、その意味を文字で表した文字画像とを時間的に連続して表示する組画像から構成するとともに、
音声情報を組画像の表示時間中にその意味の音声を再生することで構成し、
組画像と音声を画像音声セットとし、
画像通常再生速度と、音声通常再生速度を基準とした場合に、画像再生手段と音声再生手段によって、画像音声セットを前記通常速の2倍速を超え16倍速以下の速度で再生することを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、2倍速を超え16倍速以下の速度が4倍速を含んでおり、その4倍速で画像音声セットが再生されること特徴とする。
第3発明は、第1発明ないし第2発明のいずれか一つに記載の発明において、通常速と2倍速とで再生される画像音声セットを含んでいることを特徴とする。
第4発明は、第1発明ないし第3発明のいずれか一つに記載の発明において、通常速と2倍速と4倍速とを含んでそれらの速度で画像音声セットが再生されること特徴とする。
第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれか一つに記載の発明において、高倍速から低倍速へ順に画像音声セットを再生することを特徴とする。
第6発明は、第1発明ないし第5発明のいずれか一つに記載の発明において、意味画像が意味の内容を示した絵,写真などの画像であり、文字画像が対応する意味の英単語を表した画像であり、音声がその英単語の発音であることを特徴とする。
第7発明は、第1発明ないし第5発明のいずれか一つに記載の発明において、意味画像が文章の内容を示した絵,写真,動画などの画像であり、文字画像が対応する意味の英文を表した画像であり、音声がその英文の発音であることを特徴とする。
第8発明は、第1発明ないし第7発明のいずれか一つに記載の発明において、意味画像が文字画像よりも時間的に先に表示されることを特徴とする。
第9発明は、第1発明ないし第8発明のいずれか一つに記載の発明において、意味画像が学習を進めるレベルに応じて10以上から1000以下の単語を備えたカテゴリー毎に区分されていることを特徴とする。
第10発明は、第1発明ないし第9発明のいずれか一つに記載の発明において、意味画像と文字画像の表示時間を同じにするとともに、音声の長さの中心を意味画像と文字画像の表示切り替え時に略合わせたことを特徴とする。
第11発明は、第1発明ないし第10発明のいずれか一つに記載の発明において、通常速の所定画像と音声の中に断片的に4倍速以上〜16倍速以下の画像音声セットが含まれていることを特徴とする。
第12発明は、第1発明ないし第11発明のいずれか一つに記載の発明において、複数個のカテゴリーに含まれる所定倍速の画像音声セットのみを選択して再生できる所定倍速選択手段を備えたことを特徴とする。
第13発明は、第1発明ないし第12発明のいずれか一つに記載の発明において、カテゴリー内の画像音声セットの第1回の再生順序と第2回の再生順序を逆にすることを特徴とする。
第14発明は、第1発明において、組画像が意味画像と文字画像とを時間的に連続して表示する画像でなく、意味画像と文字画像が同時に1画面で表示され、その表示時間内に意味の音声を再生するようにして画像音声セットを構成したことを特徴とする。
第15発明は、第1発明において、組画像が意味画像と文字画像とを時間的に連続して表示する画像でなく、文字画像を省略して意味画像だけで表示され、その表示時間内に前記意味の音声を再生するようにして画像音声セットを構成したことを特徴とする。
第16発明は、第1発明ないし第15発明のいずれか一つに記載の発明において、少なくともカテゴリー内で組画像の連続が一つのストーリになるように構成してあることを特徴とする。
第17発明の学習用記憶媒体は、第1発明ないし第16発明のいずれか一つに記載の高速学習システムに使用する画像音声セットが記憶されたことを特徴とする。
以下、上記第1発明〜第17発明についてさらに説明する。
上記各発明は、英語学習の他、フランス語、イタリア語、中国語などの外国語の取得に好適に利用できる。従来の語学学習は記憶が曖昧になりやすい傾向があったが本発明を採用することにより、潜在意識の働きで意味画像と文字画像と発音音声が感覚的に一体として認識されるので、短期間に正確に学習することができる。
なお、本発明は語学学習以外にも幼児、児童などの日本語の漢字の学習など、画像、文字、音声を組み合わせて覚えることのできる学習内容にも使用できるものである。
上記各発明においてテンポ116の音楽や4拍子の音楽をバックミユージックとして採用することも可能である。テンポ116とは1分間に116回カウントするテンポである。
また、本発明の高倍速は必ずしも4倍速、8倍速、16倍速のみに限定されるものではなく、若干効果が落ちるが3倍速、5倍速、6倍速、7倍速、9倍速などを採用することも可能である。
第15発明の構成において、第15発明を実施するよりも時間的に前に意味画像と文字画像のある画像音声セットを見ておく構成を採用することにより、意味画像だけで文字を想像することができ、文字の記憶を鮮明にすることができる。
第1発明であれば、以下の(イ)〜(ニ)の効果を有する。
(イ)意味画像と文字画像とを時間的に連続して表示する組画像から構成されているので、高速で表示した場合でも主に右脳で把握される意味画像と主に左脳で把握される文字画像が連続して表示されることになり、顕在意識又は潜在意識へ鮮明にその内容を焼き付けることができ、学習のスピードを高めることができる。
(ロ)組画像の表示時間中に意味の音声を再生するようにしたので、組画像の表示と音声が一義的に結びつき、高速で再生される場合でも前後の再生画像など紛れることなく、学習の正確さを高めることができる。
(ハ)画像通常再生速度と、音声通常再生速度を基準とした場合に、画像再生手段と音声再生手段によって、画像音声セットを前記通常速の2倍速を超え16倍速以下の速度で再生するので、イメージ的な意味画像と論理的な文字画像とが主に潜在意識下で活性化され結びつくことにより条件反射的に意味、文字、音声が記憶に刷り込まれることになり、努力を要せずに短期間にその意味、文字、音声を学習することができる。
(ニ)2倍速を超え16倍速以下の速度で再生が行われるので、通常速で再生する場合に比べて学習時間を短縮することができるとともに、デジタルビデオディスクなどの記憶媒体を購入し、音声と画像を視聴するという簡単な方法で安価に実施できる。
第2発明であれば、4倍速を含んでおり、その4倍速で画像音声セットが再生されることにより、通常では視聴しにくい速度についていこうとするため無意識的に学習者の潜在意識を活性化することができる。
第3発明であれば、通常速を含んでいることにより普通の速度で組画像と音声を再生することができ、初めて学習をした人でもその内容を簡単に把握することができる。また、早いと感じるが、顕在意識で対応可能な2倍速で再生されることにより、内容を早く認識させることができる。
第4発明であれば、通常速と2倍速と4倍速とを含んでそれらの速度で画像音声セットが再生されるので、顕在意識で把握できる速度と潜在意識が働き始める速度とを混在させることができ、画像と文字と音声が一体となった慣れが起こり、学習の速度を高めることができる。
第5発明であれば、高倍速を先に視聴することで、目と耳が慣れ、後で視聴する低倍速の画像音声セットを遅く感じ、理解しやすくなるという利点がある。さらに高倍速を先に視聴してから、後で低倍速を視聴することにより、先に潜在意識が活性化されるので、学習のスピードが高まるという効果がある。
第6発明であれば、視覚、聴覚を同時に刺激して顕在意識のみならず潜在意識を利用することで、努力を要さず、短時間で楽しく英単語の意味と正確な発音を取得することができる。
第7発明であれば、視覚、聴覚を同時に刺激して顕在意識のみならず潜在意識を利用するので、努力を要さず、短時間で楽しく英文を取得することができる。特に日常英会話で頻繁に使用される決まり文句を取得する場合に大きな効果を発揮する。
第8発明であれば、意味画像が文字画像よりも時間的に先に表示されることにより、意味画像を見てこの意味を表す文字は何であったかを考えている最中に、その答えである文字画像と音声が出てくるので、高速再生であっても瞬間的に考える時間を持つことができ、学習の効率を高めることができる。
第9発明であれば、所定の内容事項を学習する場合に、レベルに応じてカテゴリーに区分することにより、学習の区切りをつけることができるとともに、学習の進行の度合いが学習者にも分かり、学習がしやすくなる。
第10発明であれば、音声が長い場合や短い場合でも組画像のほぼ中心の時間に音声が流れることになり、前後の組画像の音声と紛れることがなくなるとともに、組画像と音声との対応付けが行いやすくなる。
第11発明であれば、通常速の所定画像の中に断片的に4倍速以上〜16倍速以下の画像音声セットが含まれていることにより、所定画像と音声を視聴しながら、潜在意識で学習内容を高速に学習することができる。
第12発明であれば、例えば、複数個のカテゴリー内を通して、まず、通常速の再生のみを最初に行い、次に、2倍速の再生、4倍速の再生を行うというように学習者の意図に応じて学習形態を変えることができる。
第13発明であれば、カテゴリー内の画像音声セットの第1回の再生順序と第2回の再生順序を逆にすることにより、流れの中で把握していた記憶を各画像音声セットの記憶に切り替えることを促進することができる。
第14発明であれば、意味画像と文字画像が一つの画面で示されることにより、文字と画像が一つのイメージ記憶として行われる形態となり、学習の取得を高めることができる。
第15発明であれば、意味画像と発音音声を直接的に組み合わせることによって学習のスピードを高めることができる。
第16発明であれば、カテゴリー内で組画像の連続が一つのストーリになるように構成してあるので、物語的なストーリに繋ぎ付けて記憶することができ、一度記憶した内容が直ぐに思い出せるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る英語高速学習システムの概略ブロック図である。
この英語高速学習システムは、英単語の意味とその発音とを高速で学習することを目的として作成されたものである。
図1に示すように、この英語高速学習システムは、前記記憶手段としての記憶媒体1と、前記音声再生手段としての音声再生機能部2と、前記画像再生手段としての画像再生機能部3とを備えている。音声再生機能部2と画像再生機能部3とで再生装置7が構成されている。
音声再生機能部2で再生された音声はスピーカ4やヘッドホン5などで学習者に伝えられる。画像再生機能部3で再生された画像は、CRT、液晶表示装置、プラズマ表示装置などの画像表示装置6で表示されることにより学習者は見ることができる。
記憶媒体1としては、ビデオテープ、デジタルビデオディスク(DVD)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、コンピュータ装置などに内蔵される記憶メモリ、外部接続される記憶媒体(例えば、外付けハードディスク装置)等の音声と画像が記録できる記憶媒体が例示できる。なお、音声と画像を記録できれば、音声と画像がどのようなデータ形式で記憶されていてもよい。
音声データ、画像データを記憶媒体に記録する態様としては、予め、記憶媒体にROMの形で記憶されている形態の他、インターネットなどのネットワークから音声データ、画像データをダウンロードして携帯型やデスクトップ型のコンピュータ装置の記憶媒体に記憶する形態などが例示できる。
再生装置7としては、CD再生装置、デジタルビデオディスク再生装置などの各種の音声画像再生装置や、各種コンピュータ装置などが例示でき、画像と音声とを同時再生できるものであれば、その再生方法、付随する機能などは特に問題にならない。例えば、電話機能を有する携帯電話、情報処理機能を備える携帯端末(PDA)などであってもよい。
さらに、再生装置7は、画像表示装置、音声出力装置などの外部出力装置を備えたコンピュータ装置上で機能する音声再生プログラム、画像再生プログラムで構成されてもよい。そのような音声と画像を再生できるプログラムとしては、例えば、windowメディアプレイヤー、MPEG再生プログラムなどがある。
通常は、音声と画像とが一緒に録音された記憶媒体が一般的であるが、音声と画像とを別々の記憶媒体1に記憶しておき、再生機能部2で音声と画像とがずれないように同期を取りながら再生するように構成してもよい。
図2はこの第1実施形態において時間経過に従って画像表示装置に表示される画像と音声を模式的に示す図である。
図2において時間は左から右に進んでおり、通常速の場合を例に取り説明する。
まず、画像表示装置6には意味画像10としての野牛(バイソン)の絵が1秒間表示され、次に文字画像11としての野牛の英単語である「bison」が1秒間表示され、2つの画像10,11の表示時間内(2秒間)に「bison」の発音音声12が流れる。野牛の絵と「bison」の文字画像11とが第1の組画像13−1を構成する。
同様に、第2の組画像13−2は、意味画像10としてのうさぎの絵が1秒間表示され、次に文字画像11としてのうさぎの英単語である「rabbit」が1秒間表示され、2つの画像10,11の表示時間内(2秒間)に「rabbit」の発音音声12が流れる。
このようにして順々に意味画像と文字画像からなる組画像が1カテゴリーについて100組程度表示される。
また、2倍速の場合は意味画像の表示時間が0.5秒、文字画像の表示時間が0.5であり、意味画像と文字画像の合計時間である1秒間に発音音声が倍速で流れることになる。4倍速の場合は意味画像が0.25秒、文字画像が0.25であり、意味画像と文字画像の合計時間である0.5秒間に発音音声が4倍速で流れることになる。8倍速の場合は意味画像が0.125秒、文字画像が0.125であり、意味画像と文字画像の合計時間である0.25秒間に発音音声が8倍速で流れることになる。
このように組画像の表示時間と発音音声を(1/2)乗(但しnは自然数)に対応するように短くしていくことにより、見たときに感じが良く、聞いたときも感じが良いことを確認している。また、必要に応じて4拍子のバックミュージック、さらに好ましくはテンポ116のバックミュージックを流す構成を採用することもできる。
図3は記憶媒体に記憶されるカテゴリーを模式的に示す図であり、最も基本的な英語(数字、曜日など)から中学校などで覚えるべき英単語をカテゴリー1からカテゴリーnまで分けている。一つのカテゴリー内の単語は10〜1000個、好ましくは30〜100個程度である。
図4(A)は4倍速、2倍速、通常速における画像音声セットの表示形態の一例を説明するための図、図4(B)は8倍速、4倍速、2倍速における画像音声セット表示形態の一例を示す図である。
図4に示す形態はいずれも高倍速から低倍速へ順に組画像とその倍速に応じた発音音声が流れるような形態になっている。
また、図4示す形態はいずれもカテゴリー内の第1回の再生順序と第2回の再生順序が逆に設定されている。この逆というのは、例えば、カテゴリー内の組画像が10個であれば、第1回目は「1,2,3,4,……,9,10」というように再生し、第2回目は「10,9,8,7,……,2,1」というように再生することを意味する。当然のことながら組画像に対応する発音音声は正逆にかかわらず同じ発音である。
図5は組画像と発音音声の合わせ方の一例を示す図である。
この第1実施形態では、意味画像10と文字画像11の表示時間をほぼ同じにするとともに発音音声12の長さの中心を意味画像10と文字画像11の表示切り替え時に略合わせた構成となっている。
この構成であれば、図5の第nの組画像13に示すように発音時間の短い英単語であっても、また第n+1の組画像13に示すように発音時間の長い英単語であっても変わりなく発音音声12を中心にもっていくことができ、前後の発音音声と対応する組画像が紛れる確率が低くなる。
この構成は通常速、2倍速程度の低速では問題とはならないが、混同しやすくなる4倍速、8倍速、16倍速などの高倍速において発音音声と組画像を一対一に対応させるためには有効な方法となる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態の一例を説明するための説明図である。
また、この実施形態では、2倍速に対応する画像音声セット、4倍速に対応する画像音声セット、8倍速に対応する画像音声セット、16倍速に対応する画像音声セットの少なくとも一つのセットが、風景画像や風景映像に断片的に入れられた構成となっている。
このような構成とすることで、画像表示装置に自然の風景などのリラックスさせる画像を表示しつつ、英単語の学習を右脳および潜在意識で行うことができる。
図6に示す構成では、背景21となる風景画像19や動きのある風景映像20を表示し、その風景画像19、風景映像20中に断片的に16倍速に対応する画像音声セット18、8倍速に対応する画像音声セット17、4倍速に対応する画像音声セット16が混入された構成になっている。
各画像音声セットに含まれる組画像の数は、風景画像をながめるように見ているときに、表示時間が長くなりすぎて不快感がない程度にすれば良い。なお、表示される背景21は学習者をリラックスさせる画像であれば、風景画像以外の画像であってもよい。
この場合も16倍速→8倍速→4倍速というように速度を落としていくことにより潜在意識を利用した学習から顕在意識を利用した学習に移行するように構成することが好ましい。16倍速であればサブミリナル画像に近くなるが、4倍速程度であれば組画像として認識できるものである。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態の一例を説明するためのブロック図である。
この実施形態では、各カテゴリー内の通常速、2倍速、4倍速、8倍速、16倍速の音声画像セットが記憶された記憶手段としての記憶媒体1と、操作部23と、学習者の指示により少なくとも学習するカテゴリーを選択するカテゴリー選択部24と、選択されたカテゴリーの再生速度を選択する前記所定倍速選択手段としての所定倍速選択部25を備えている。操作部23はコントローラ、キーボード、ジョイステック、画像表示装置に表示されたプルダウンメニューなどの構成を採用できる。なお、簡便のため図7ではスピーカ、ヘッドホン、画像表示装置は省略して描いている。
学習を進めていくについて通常速が遅く、もどかしく感じる段階が必ず生じるので、その場合は16倍速、8倍速、4倍速、2倍速の少なくとも一つだけで、全てのカテゴリーを再生することができるようにしたものである。
なお、必要に応じて、コンピュータの乱数発生機能などを用いて画像音声セットを単一のカテゴリー内だけでなく、他のカテゴリーも含めてランダムに組み合わせて、一連の表示を行う画像音声セットのランダム選択手段(ランダム選択部:図7において図示せず)を設けても良い。
この構成であれば、例えば、100個の画像音声セットを10個のカテゴリーの中からランダムに選択して、その100個の英単語を全て絵の段階で正確に言えるか否かを調べることで、記憶の確からしさを確認することができる。
次に、発音音声と組画像を高倍速で再生することの効果について説明する。
2倍速、4倍速、8倍速の画像音声セットを視聴したときの児童の脳波を調べた実験では、2倍速では児童は楽に視聴できるのでアルファ波の平均値は大きく、ベータ波の平均値は小さくなる。この状態はリラックスした集中が行われており、左脳による記憶に適した状態であると考えられる。
4倍速では逆にアルファ波は小さく、ベータ波は大きくなる。これは4倍速では視聴しずらくなるので一生懸命、見て聞き取ろうと努力するためと考えられる。
8倍速では左脳的には視聴することをやめるので大きなアルファ波が発生し、潜在意識下で視聴しようとする努力が行われるため比較的リラックスして集中している状態が得られる。このように2倍速、4倍速、8倍速のそれぞれの画像音声セットを組み合わせることで、従来行われていた左脳を用いた記憶から主に右脳を用いた記憶へと自然に移行でき、学習効果を促進させることができる。
図1は本発明に係る英語高速学習システムの一例の概略ブロック図である。 図2は第1実施形態における組画像と音声を説明するための図である。 図3は第1実施形態におけるカテゴリーを模式的に示す図である。 図4(A)(B)はそれぞれ画像音声セットの表示形態の一例を示す図である。 図5は組画像と発音音声の組み合わせ方の一例を示す図である。 図6は本発明の第2実施形態の一例を説明するための説明図である。 図7は本発明の第3実施形態の一例を説明するための概略ブロック図である。
符号の説明
1…記憶媒体、2…音声再生機能部、3…画像再生機能部、6…画像表示装置、7…再生装置、10…意味画像、11…文字画像、12…発音音声、13・13−1・13−2…組画像、25…所定倍速選択部。

Claims (17)

  1. 少なくとも音声情報と画像情報とを記憶する記憶手段と、記憶された音声情報に基づいて音声を再生する音声再生手段と、記憶された画像情報に基づいて画像を再生する画像再生手段とを有し、
    画像情報を、意味を表す意味画像と、その意味を文字で表した文字画像とを時間的に連続して表示する組画像から構成するとともに、
    音声情報を組画像の表示時間中にその意味の音声を再生することで構成し、
    組画像と音声を画像音声セットとし、
    画像通常再生速度と、音声通常再生速度を基準とした場合に、画像再生手段と音声再生手段によって、画像音声セットを前記通常速の2倍速を超え16倍速以下の速度で再生することを特徴とする、高速学習システム。
  2. 請求項1に記載の高速学習システムにおいて、2倍速を超え16倍速以下の速度が4倍速を含んでおり、その4倍速で画像音声セットが再生される、高速学習システム。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、通常速と2倍速とで再生される画像音声セットを含んでいる、高速学習システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、通常速と2倍速と4倍速とを含んでそれらの速度で画像音声セットが再生される、高速学習システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、高倍速から低倍速へ順に画像音声セットを再生する、高速学習システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、意味画像が意味の内容を示した絵,写真などの画像であり、文字画像が対応する意味の英単語を表した画像であり、音声がその英単語の発音である、高速学習システム。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、意味画像が文章の内容を示した絵,写真,動画などの画像であり、文字画像が対応する意味の英文を表した画像であり、音声がその英文の発音である、高速学習システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、意味画像が文字画像よりも時間的に先に表示される、高速学習システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、意味画像が学習を進めるレベルに応じて10以上から1000以下の単語を備えたカテゴリー毎に区分されている、高速学習システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、意味画像と文字画像の表示時間を同じにするとともに、音声の長さの中心を意味画像と文字画像の表示切り替え時に略合わせた、高速学習システム。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、通常速の所定画像と音声の中に断片的に4倍速以上〜16倍速以下の画像音声セットが含まれている、高速学習システム。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、複数個のカテゴリーに含まれる所定倍速の画像音声セットのみを選択して再生できる所定倍速選択手段を備えた、高速学習システム。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、カテゴリー内の画像音声セットの第1回の再生順序と第2回の再生順序を逆にする、高速学習システム。
  14. 請求項1に記載の高速学習システムにおいて、組画像が意味画像と文字画像とを時間的に連続して表示する画像でなく、意味画像と文字画像が同時に1画面で表示され、その表示時間内に意味の音声を再生するようにして画像音声セットを構成した、高速学習システム。
  15. 請求項1に記載の高速学習システムにおいて、組画像が意味画像と文字画像とを時間的に連続して表示する画像でなく、文字画像を省略して意味画像だけで表示され、その表示時間内に前記意味の音声を再生するようにして画像音声セットを構成した、高速学習システム。
  16. 請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の高速学習システムにおいて、少なくともカテゴリー内で組画像の連続が一つのストーリになるように構成してある、高速学習システム。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の高速学習システムに使用する画像音声セットが記憶されたことを特徴とする、学習用記憶媒体。
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