JP2005291481A - 集積弁 - Google Patents

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和彦 小池
Akinori Nagaya
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Abstract

【課題】 設置スペースを小さくできる集積弁を提供すること。
【解決手段】第1開閉弁3と連通する第1ポート22と、第2開閉弁4と連通する第2ポート42と、第1開閉弁3を介して第1ポート22に連通するとともに、第2開閉弁4を介して第2ポート42に連通する第3ポート55とを備え、第1開閉弁3と第2開閉弁4の開閉弁動作を制御することにより、第1ポート22と第2ポート42と第3ポート55の連通状態を切り換える集積弁1に、第1開閉弁3と第2開閉弁4とが上下に重ねて固定される取付ブロック2と、第1開閉弁3の出力ポート23と第2開閉弁4の出力ポート43とを連通させるものであって、第3ポート55が開設された連結ブロック5とを設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体製造工程で使用される集積弁に関する。
従来、半導体製造装置や液晶製造装置に使用され、エッチングガスなどのプロセスガスの供給を制御するプロセスガス供給ユニットが開発されている。プロセスガス供給ユニットは、複数の流体制御機器を流路ブロックなどに固定することにより一体化される。流体制御機器には、例えば、マスフローコントローラの上流側に図10又は図11に示すような集積弁100,200が配設されている。
図10に示す集積弁100は、流路ブロック103,104,105,106に形成された流路が第1開閉弁101と第2開閉弁102を介して相互に連通するように集積されている。第1開閉弁101は、入力ポート101aと出力ポート101bが弁部を介して連通している。入力ポート101aは流路ブロック103を介してプロセスガス供給源に接続し、出力ポート101bは流路ブロック104を介して第2開閉弁102の入力ポート102aに連通している。第2開閉弁102は、入力ポート102aと出力ポート102bが常時連通し、出力ポート102bが流路ブロック106を介して図示しないマスフローコントローラに接続している。また、第2開閉弁102には、パージポート102cが開設され、パージポート102cと出力ポート102bが弁部を介して連通している。パージポート102cは流路ブロック105を介してパージガス供給源に接続している。
こうした集積弁100は、第1開閉弁101を開弁して第2開閉弁102を閉弁した状態で流路ブロック103にプロセスガスを供給すると、プロセスガスが流路ブロック103、第1開閉弁101、流路ブロック104、第2開閉弁102、流路ブロック106を流れてマスフローコントローラに供給される。第1開閉弁101を閉弁すると、プロセスガスの供給が停止される。また、第1開閉弁101を閉弁して第2開閉弁102を開弁した状態で流路ブロック105にパージガスを供給すると、パージガスが流路ブロック105、第2開閉弁102、流路ブロック106を流れてマスフローコントローラに供給される。
また、図11に示す集積弁200は、第1開閉弁201と第2開閉弁202が流路ブロック203,204にそれぞれ取り付けられ、流路ブロック203,204を連結することにより集積されている。流路ブロック203は、入力ポート203aと出力ポート203bとの間に弁座203cが設けられ、第1開閉弁201が弁座203cを開閉するようになっている。また、流路ブロック203は、入力ポート203aと出力ポート203bの下方にパージ流路203dが形成されている。また、流路ブロック204は、入力ポート204aと出力ポート204bが常時連通するように形成され、弁座204cと連通するようにパージ流路204dが形成されている。流路ブロック203,204は、流路ブロック203の出力ポート203bと流路ブロック204の入力ポート204aとが接続し、流路ブロック203のパージ流路203dと流路ブロック204のパージ流路204dとが接続するように連結されている。
こうした集積弁200は、第1開閉弁201を開弁して第2開閉弁202を閉弁した状態で流路ブロック203の入力ポート203aにプロセスガスを供給すると、プロセスガスは入力ポート203aから第1開閉弁201、出力ポート203b、流路ブロック204の入力ポート204a、第2開閉弁202、出力ポート204bへと流れ、流路ブロック204の出力ポート204bからマスフローコントローラに供給される。第1開閉弁201を閉弁すると、プロセスガスの供給が停止する。その後、第1開閉弁201を閉弁して第2開閉弁202を開弁した状態で流路ブロック203にパージガスを供給すると、パージガスが流路ブロック203のパージ流路203dから流路ブロック204のパージ流路204d、第2開閉弁202、出力ポート204bへと流れ、流路ブロック204の出力ポート204bからマスフローコントローラに供給される(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平10−148272号公報 特開平10−311451号公報
しかしながら、従来の集積弁100,200は、いずれも第1開閉弁101,201と第2開閉弁102,202を流体の流れ方向に並設しており、設置スペースが大きかった。近年、半導体製造装置や液晶製造装置などでは装置サイズを小さくするためにプロセスガス供給ユニットをコンパクトにする要請が高く、集積弁100,200の設置スペースを小さくすることが望まれている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、設置スペースを小さくできる集積弁を提供することを目的とする。
本発明に係る集積弁は、次のような構成を有している。
(1)第1制御弁と連通する第1ポートと、第2制御弁と連通する第2ポートと、第1制御弁を介して第1ポートに連通するとともに、第2制御弁を介して第2ポートに連通する第3ポートとを備え、第1制御弁と第2制御弁の開閉弁動作を制御することにより、第1ポートと第2ポートと第3ポートの連通状態を切り換える集積弁において、第1制御弁と第2制御弁とが上下に重ねて固定される取付ブロックと、第1制御弁の出力ポートと第2制御弁の出力ポートとを連通させるものであって、第3ポートが開設された連結部材とを有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、連結部材は、ブロック状をなし、第1制御弁及び第2制御弁の側方に固定され、第1制御弁の出力ポートと第2制御弁の出力ポートに連通する流路が上下方向に形成され、流路の延長線上に第3ポートが設けられていることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、第1制御弁と第2制御弁がエアオペレイトバルブであり、取付ブロックに第1制御弁に操作流体を供給する第1操作ポートと、第2制御弁に操作流体を供給する第2操作ポートが開設され、取付ブロックが第1制御弁と第2制御弁に対して回転自在に連結していることを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載の発明において、プロセスガス供給ユニットに対して上方から4個の締結部材で固定されることを特徴とする。
次に、上記構成を有する発明の作用効果について説明する。
集積弁は、例えば、第1制御弁を開弁して第2制御弁を閉弁した状態で第1ポートに第1流体を供給すると、第1流体が第1制御弁の出力ポートから連結部材に流れ、第3ポートから出力される。また例えば、集積弁は、第1制御弁を閉弁して第2制御弁を開弁した状態で第2ポートに第2流体を供給すると、第2流体が第2制御弁の出力ポートから連結部材に流れ、第3ポートから出力される。こうした集積弁は、取付ブロックに第1制御弁と第2制御弁とが上下に重ねて取り付けられているため、例えば、流路ブロックに第1制御弁と第2制御弁とを並設する場合と比較して、設置スペースが小さくなる。
よって、本発明によれば、集積弁の設置スペースを小さくすることができる。
ここで、連結部材をブロック形状にし、第1制御弁の出力ポートと第2制御弁の出力ポートに連通する流路が上下方向に形成され、その延長線上に第3ポートが設けられていれば、連結部材内の流路構成が簡単なので、流量損失を生じにくい。
また、第1制御弁と第2制御弁がエアオペレイトバルブである場合には、取付ブロックに開設された第1操作ポート又は第2操作ポートから第1制御弁又は第2制御弁に操作流体を供給して、第1制御弁又は第2制御弁を開閉する。取付ブロックが第1制御弁と第2制御弁に対して回転自在に連結されていれば、取付ブロックを回転させて第1操作ポートと第2操作ポートの位置を調節することができ、操作流体供給源を第1操作ポートと第2操作ポートに接続しやすい。
さらに、集積弁をプロセスガス供給ユニット上に配設し、上方から4個の締結部材を締結して集積弁をプロセスガス供給ユニットに固定すれば、1個の制御弁をプロセスガス供給ユニットに取り付ける作業で2個の制御弁を同時にプロセスガス供給ユニットに取り付けることができ、作業性がよい。
次に、本発明に係る集積弁の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、集積弁1の斜視図である。
集積弁1は、例えば、半導体製造装置や液晶製造装置などに搭載されるプロセスガス供給ユニットに取り付けられ、下流に設置されるマスフローコントローラにプロセスガス又はパージガスを供給する。集積弁1は、円筒形状の取付ブロック2に対して下方から第1開閉弁(「第1制御弁」に相当するもの。)3を取り付けるとともに、上方から第2開閉弁(「第2制御弁」に相当するもの。)4を取り付け、第1開閉弁3と第2開閉弁4の側面に連結ブロック(「連結部材」に相当するもの。)を固定したものであり、あたかも1個の流体制御機器を構成するような外観を備える。
図2は、集積弁1の縦断面図である。図3は、図2のAA断面図である。
集積弁1には、取付ブロック2に第1開閉弁3と第2開閉弁4が上下逆さに重ねて取り付けられている。第1開閉弁3には第1ポート22が設けられ、第2開閉弁4には第2ポート42が設けられており、連結ブロック5を介して第1ポート22と第2ポート42が第3ポート55に連通するようになっている。
取付ブロック2は、円柱形状をなし、第1開閉弁3を取り付けるための凹部11が下端面に穿設され、第2開閉弁4を取り付けるための凹部13が上端面に穿設されている。取付ブロック2の側面には、第1凹部11に連通する第1操作ポート12と、第2凹部13に連通する第2操作ポート14とが同一断面上に開設されている。
第1開閉弁3は、ノーマルクローズタイプのエアオペレイトバルブである。第1開閉弁3は、ボディ15が連結フレーム16を介して取付ブロック2に図中下方から回転自在に連結されている。ボディ15は、略直方体形状のブロック状をなし、ボルト孔60,60が形成されている。ボディ15は、連結フレーム16が螺設される円柱状の連結凹部17が開設され、連結凹部17と同軸上に弁座18がかしめ固定されている。連結凹部17内には、ダイアフラム19が配設され、略円筒状のダイアフラム押さえ20を介して連結フレーム16をボディ15の連結凹部17にねじ込むことにより、ダイアフラム19の周縁部をダイアフラム押さえ20とボディ15との間で狭持している。そのため、連結フレーム16とボディ15との間に形成される空間は、ダイアフラム19によって気密に区画されて弁室21が形成されている。ボディ15には、第1ポート22が図中下端面から穿設され、出力ポート23が図中水平方向に穿設されており、第1ポート22と出力ポート23は弁座18と弁室21を介して連通している。ダイアフラム19の背室には、弁体24がダイアフラム押さえ20の内周面に沿って上下方向に摺動可能に保持され、弁体24の摺動に応じてダイアフラム19が弁座18に当接又は離間するようになっている。
取付ブロック2の凹部11と連結フレーム16の間には、ピストン室26が形成され、ピストン27により一次室26Aと二次室26Bとに気密に区画されている。一次室26Aには、圧縮ばね30が縮設され、ピストン27を常時図中Y方向に付勢している。ピストン27には、ピストンロッド28が貫き通されて一体化されている。ピストンロッド28は、先端部が連結フレーム16を貫いて弁体24に突き当てられ、弁体24を介してダイアフラム19を図中Y方向にに押し下げて弁座18に当接させている。ピストンロッド28には、第1操作ポート12に供給された操作エアを二次室26Bに供給するための流路29が形成されている。従って、一次室26Aと二次室26Bの圧力変動を制御することにより、ピストン27を図中X方向又はY方向に移動させ、ダイアフラム19を弁座18に当接又は離間させることが可能である。
一方、第2開閉弁4は、ノーマルオープンタイプのエアオペレイトバルブである。第2開閉弁4は、ボディ35が連結フレーム36を介して取付ブロック2に図中上方から回転自在に連結されている。ボディ35は、略直方体形状のブロック状をなし、第2開閉弁4側から第1開閉弁3のボルト孔60,60が見えるように第1開閉弁3のボディ15より幅が小さく設定されている。ボディ35は、連結フレーム36が螺設される円柱状の連結凹部37が開設され、連結凹部37と同軸上に弁座38がかしめ固定されている。連結凹部37内には、ダイフラム39が配設され、略円筒状のダイアフラム押さえ40を介して連結フレーム36をボディ35の連結凹部37にねじ込むことにより、ダイアフラム39の周縁部をダイアフラム押さえ40とボディ35との間で狭持している。そのため、連結フレーム36とボディ35との間に形成される空間は、ダイアフラム39によって気密に区画されて弁室41が形成されている。ボディ35には、弁座38と同軸上に継手35aが図中突設されて第2ポート42が設けられ、出力ポート43が図中水平方向に穿設されており、第2ポート42と出力ポート43は弁座38と弁室41を介して連通している。ダイアフラム39の背室には、弁体44がダイアフラム押さえ40の内周面に沿って上下方向に摺動可能に保持され、弁体44の摺動に応じてダイアフラム39が弁座38に当接又は離間するようになっている。
取付ブロック2の凹部13と連結フレーム36の間には、ピストン室46が形成され、ピストン47により一次室46Aと二次室46Bとに気密に区画されている。二次室46Bには、圧縮ばね50が縮設され、ピストン47を常時図中Y方向に付勢している。ピストン47には、ピストンロッド48が貫き通されて一体化されている。ピストンロッド48は、先端部が連結フレーム36を貫くものの、図中Y方向に下降しているため、弁体44を介してダイアフラム39を図中X方向に押し上げず、ダイアフラム39が弁座38から離間している。従って、一次室46Aと二次室26Bの圧力変動を制御することにより、ピストン47を図中X方向又は図中Y方向に移動させ、ダイアフラム39を弁座38に当接又は離間させることが可能である。
第1開閉弁3のボディ15と第2開閉弁4のボディ35には、連結ブロック5が側方から固定され、第1開閉弁3の出力ポート23と第2開閉弁4の出力ポート43とを第3ポート55に連通させている。連結ブロック5は、直方体形状の第1ブロック51と直方体形状の第2ブロック52とをパイプ53で連結した形状を有し、第3ポート55が第1ブロック51の下端面から穿設されている。連結ブロック5は、第3ポート55と同軸上に共通流路56が図中上下方向に形成され、共通流路56に対して直交するように第1連通路57と第2連通路58が形成されている。第1連通路57は、第1ブロック51の第1開閉弁3に当接する側面に第1開閉弁3の出力ポート23と接続するように形成されている。また、第2連通路58は、第2ブロック52の第2開閉弁4に当接する側面に第2開閉弁4の出力ポート43と接続するように形成されている。
図4は、連結ブロック5の正面図である。図5は、連結ブロック5の下面図である。
連結ブロック5は、第1ブロック51が第2ブロック52より幅が大きく設定され、ボルト孔60が第2ブロック52側から見えるように第1ブロック51に形成されている。第1ブロック51は、第1連通路57の両側にボルト孔51a,51aが形成され、第2ブロック52には、第2連通録58の両側にボルト孔52a,52aが形成されている。そのため、第1開閉弁3の出力ポート23と連結ブロック5の第1連通路57との間、及び、第2開閉弁4の出力ポート43と連結ブロック5の第2連通路58との間にOリングなどのシール部材(図示せず)をそれぞれ配設し、第1ブロック51のボルト孔51a,51aと第2ブロック52のボルト孔52a,52aに挿通したボルトV…(図1参照)を第1開閉弁3のボディ15と第2開閉弁4のボディ35にねじ込んで連結ブロック5を固定するときに、シール性が確保される。
次に、上記構成を有する本実施の形態の集積弁1の作用について説明する。
集積弁1は、プロセスガス供給ユニットのマスフローコントローラの上流に配置され、4隅に設けられたボルト孔60,60,60,60(図1参照)に図示しないボルトを第2開閉弁4側から挿通して図示しないプロセスガス供給ユニットにねじ込むことにより固定される。このとき、ボルト孔60,60,60,60が第2開閉弁4側から見えるため、ボルトを締結しやすい。これにより、集積弁1は、第1ポート22が図示しないプロセスガス供給源に連通し、第3ポート55が図示しないマスフローコントローラに連通する。そして、第2開閉弁4の継手35aにパージガス供給源を接続することにより、第2ポート42がパージガス供給源に連通する。集積弁1は、第2開閉弁4の継手35aが上向きに突き出しているので、隣り合う流体制御機器との隙間が狭い場合でも、パージガス供給源を接続できる。それから、第1操作ポート12と第2操作ポート14に図示しない操作エア供給源を接続する。このとき、取付ブロック2を第1開閉弁3と第2開閉弁4に対して自由に回転させて第1操作ポート12と第2操作ポート14の位置を調節できるため、第1,第2操作ポート12,14に図示しない操作エア供給源を接続しやすい。
集積弁1は、第1操作ポート12と第2操作ポート14に操作エアが供給されないときには、第1開閉弁3が閉弁し、第2開閉弁4が開弁している。この状態を初期状態として説明する。
プロセスガスを図示しないマスフローコントローラに供給する場合には、第1操作ポート12と第2操作ポート14に操作エアを供給する。第2開閉弁4は、一次室46Aが加圧されて、ピストン47が圧縮ばね50に抗して図中X方向に上昇する。ピストンロッド48は、ピストン47と一体的に図中X方向に上昇して弁体44を弁座38側に押し上げ、ダイアフラム39を弁座38に当接させる。これにより、第2開閉弁4が閉弁する。
一方、第1開閉弁3は、操作エアがピストンロッド28の連通路29から二次室26Bに供給され、二次室26Bが加圧される。ピストン27は、圧縮ばね30に抗して図中X方向に上昇し、弁体24から離間する。第1ポート22にプロセスガスを供給すると、ダイアフラム19がプロセスガスの圧力によって弁体24を図中X方向に押し上げ、弁座18から離間する。これにより、第1開閉弁3が開弁する。
第1ポート22に供給されたプロセスガスは、第1ポート22から弁座18、弁室21、出力ポート23、連結ブロック5の第1連通路57、第3ポート55へと流れ、第3ポート55から図示しないマスフローコントローラに供給される。このとき、プロセスガスは、ガスの流れに沿って連結ブロック5の第1連通路57から第3ポート55に引き込まれるが、たとえ、プロセスガスの一部が連結ブロック5の共通流路56内に拡散しても、第2開閉弁4が閉弁しているため、第2開閉弁4の弁座38から第2ポート42に逆流しない。
その後、プロセスガスの供給を停止する場合には、第1操作ポート12への操作エアの供給を停止する。第1開閉弁3は、二次室26Bが加圧されなくなり、ピストン27が圧縮ばね30の弾圧力で図中Y方向に押し下げられる。ピストンロッド28は、ピストン27と一体的に図中Y方向に下降して弁体24を弁座18側に押し下げ、ダイアフラム19を弁座18に当接させる。これにより、第1開閉弁3が閉弁し、プロセスガスが第1開閉弁3から供給されなくなる。
その後、パージガスをマスフローコントローラに供給する場合には、第2操作ポート14への操作エアの供給を停止する。第2開閉弁4は、一次室46Aが加圧されなくなり、ピストン47が圧縮ばね50の弾圧力で図中Y方向に押し下げられる。ピストンロッド48は、ピストン47と一体的に図中Y方向に下降して弁体44を押し上げなくなる。弁体44は、自重によって図中Y方向に移動し、ダイアフラム39が弁座38から離間する。これにより、第2開閉弁4が開弁する。
第2ポート42に供給されたパージガスは、第2ポート42から弁座38、弁室41、出力ポート43、連結ブロック5の第1連通路58、共通流路56、第3ポート55へと流れ、第3ポート55からマスフローコントローラに供給される。このとき、第1開閉弁3が閉弁しているため、パージガスが第1開閉弁3の弁座18から第1ポート22に逆流しない。
なお、この状態でパージガスの供給を停止すると、集積弁1は初期状態に戻る。
従って、本実施の形態の集積弁1によれば、第1開閉弁3と連通する第1ポート22と、第2開閉弁4と連通する第2ポート42と、第1開閉弁3を介して第1ポート22に連通するとともに、第2開閉弁4を介して第2ポート42に連通する第3ポート55とを備え、第1開閉弁3と第2開閉弁4の開閉弁動作を制御することにより、第1ポート22と第2ポート42と第3ポート55の連通状態を切り換えるものであって、第1開閉弁3と第2開閉弁4とが上下に重ねて固定される取付ブロック2と、第1開閉弁3の出力ポート23と第2開閉弁4の出力ポート43とを連通させるものであって、第3ポート55が開設された連結ブロック5とを有しているので、例えば、流路ブロックに第1開閉弁と第2開閉弁とを並設する場合(例えば、図10、図11参照)と比較して、設置スペースを小さくすることができる。ここで、集積弁1は、連結ブロック5を第1開閉弁3と第2開閉弁4の側面に固定する。しかし、連結ブロック5が一般的な開閉弁より小さいため、集積弁1は2個の開閉弁を平面に並設する場合より設置スペースが小さくなる。
また、本実施の形態の集積弁1によれば、連結ブロック5は、ブロック状をなし、第1開閉弁3及び第2開閉弁4の側方に固定され、第1開閉弁3の出力ポート23と第2開閉弁4の出力ポート43に連通する共通流路56が上下方向に形成され、共通流路56の延長線上に第3ポート55が設けられているので、連結ブロック5内の流路構成が簡単であり、流量損失を生じにくい。
また、本実施の形態の集積弁1によれば、第1開閉弁3と第2開閉弁4がエアオペレイトバルブであり、取付ブロック2に第1開閉弁3に操作エアを供給する第1操作ポート12と、第2開閉弁4に操作流体を供給する第2操作ポート14が開設され、取付ブロック2が第1開閉弁3と第2開閉弁4に対して回転自在に連結しているので、取付ブロック2を回転させて第1操作ポート12と第2操作ポート14の位置を調節することができ、図示しない操作エア供給源を第1操作ポート12と第2操作ポート14に接続しやすい。
また、本実施の形態の集積弁1によれば、図示しないプロセスガス供給ユニットに対して上方から4個のボルトで固定されるので、1個の開閉弁をプロセスガス供給ユニットに取り付ける作業で2個の開閉弁を同時にプロセスガス供給ユニットに取り付けることができ、作業性がよい。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、取付ブロック2の同一断面上に90度の位相差をもって第1操作ポート12と第2操作ポート14を開設した。これに対して、図6の第1変形例に示すように、取付ブロック62に第1操作ポート63と第2操作ポート64を高さを変えて開設し、同一断面上に設けないようにしてもよいし、また、図6の第1変形例及び図7の第2変形例に示すように、第1操作ポート63,73と第2操作ポート64,74を90度でない位相差(例えば、180度)をもって開設してもよい。
(2)例えば、上記実施の形態では、取付ブロック2にノーマルクローズタイプの第1開閉弁3とノーマルオープンタイプの第2開閉弁4とを上下逆さに重ねて取り付けた。これに対して、第1開閉弁3と第2開閉弁4の向きを揃えて上下に重ねて取り付けても良い。また、図6の第1変形例に示すように、ノーマルクローズタイプの第1開閉弁3と第2開閉弁65を上下に重ねて取り付けるようにしてよい。なお、この場合には、上記実施の形態で説明した第2開閉弁4のアクチュエータ部を、第1開閉弁3のアクチュエータ部と同様の構造として第2開閉弁65を構成するようにしてもよい。また、図7の第2変形例に示すように、ノーマルオープンタイプの第1開閉弁75と第2開閉弁4を上下に重ねて取り付けるようにしてよい。なお、この場合には、上記実施の形態の第1開閉弁3のアクチュエータ部を、第2開閉弁4のアクチュエータ部と同様の構造として第1開閉弁75を構成するようにしてもよい。
(3)例えば、上記実施の形態では、第2開閉弁4のボディ35に継手35aを上方に突き出すように突設した。これに対して、例えば、図8の第3変形例に示すように、第2開閉弁4のボディ35の側面に継手82を突設して第2ポート83を設け、第2ポート83と出力ポート43を弁座38を介して連通させるようにしてもよい。
(4)例えば、上記実施の形態では、第1ポート22を下方に開口するように形成した。これに対して、例えば、図9の第4変形例に示すように、第1開閉弁3のボディ15の側面に継手92を突設して第1ポート93を設け、第1ポート93と出力ポート23を弁座18を介して連通させるようにしてもよい。
(5)例えば、上記実施の形態では、第3ポート55を下方に開口するように形成した。これに対して、例えば、図9の第4変形例に示すように、連結ブロック5の第1ブロック51の側面に継手95を突設して第3ポート96を設け、連結ブロック5の共通流路56と連通させるようにしてもよい。
(6)例えば、上記実施の形態では、第1開閉弁3と第2開閉弁4にエアオペレイトバルブを使用したが、第1開閉弁又は第2開閉弁に電磁式のものを使用してもよい。また、例えば、上記実施の形態では、第1開閉弁3と第2開閉弁4にダイアフラム弁を使用したが、ベローズ弁を使用してもよい。
(7)例えば、上記実施の形態では、第1ポート22又は第2ポート43に供給したガスを第3ポート55から出力するが、第3ポート55に供給したガスを第1ポート22と第2ポート43から分岐して出力するようにしてもよい。この場合には、第1開閉弁3と第2開閉弁4を比例弁にして、所定の分流比で流体を出力するようにしてもよい。
(8)例えば、上記実施の形態では、半導体製造装置や液晶製造装置に搭載されるプロセスガス供給ユニットに集積弁1を取り付けたが、複数の液又はガスを切り換えて出力するものであれば、流体の種類や使用用途はこれに限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係り、集積弁の斜視図である。 同じく、集積弁の縦断面図である。 同じく、図2のAA断面図である。 同じく、連結ブロックの正面図である。 同じく、連結ブロックの下面図である。 本発明の集積弁の第1変形例である。 本発明の集積弁の第2変形例である。 本発明の集積弁の第3変形例である。 本発明の集積弁の第4変形例である。 従来のガス又は液体集積弁の構造を示す図である。 従来のガス又は液体集積弁の構造を示す図である。
符号の説明
1 集積弁
2 取付ブロック
3 第1開閉弁
4 第2開閉弁
5 連結ブロック
12 第1操作ポート
14 第2操作ポート
22 第1ポート
23 出力ポート
42 第2ポート
43 出力ポート
55 第3ポート
56 共通流路
61 集積弁
62 取付ブロック
63 第1操作ポート
64 第2操作ポート
65 第2開閉弁
71 集積弁
72 取付ブロック
75 第1開閉弁
81 集積弁
82 継手
83 第2ポート
91 集積弁
92 継手
93 第1ポート
95 継手
96 第3ポート

Claims (4)

  1. 第1制御弁と連通する第1ポートと、第2制御弁と連通する第2ポートと、前記第1制御弁を介して第1ポートに連通するとともに、前記第2制御弁を介して前記第2ポートに連通する第3ポートとを備え、前記第1制御弁と前記第2制御弁の開閉弁動作を制御することにより、前記第1ポートと前記第2ポートと前記第3ポートの連通状態を切り換える集積弁において、
    前記第1制御弁と前記第2制御弁とが上下に重ねて固定される取付ブロックと、
    前記第1制御弁の出力ポートと前記第2制御弁の出力ポートとを連通させるものであって、前記第3ポートが開設された連結部材とを有することを特徴とする集積弁。
  2. 請求項1に記載する集積弁において、
    前記連結部材は、ブロック状をなし、前記第1制御弁及び前記第2制御弁の側方に固定され、前記第1制御弁の出力ポートと前記第2制御弁の出力ポートに連通する流路が上下方向に形成され、前記流路の延長線上に第3ポートが設けられていることを特徴とする集積弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する集積弁において、
    前記第1制御弁と前記第2制御弁がエアオペレイトバルブであり、
    前記取付ブロックに前記第1制御弁に操作流体を供給する第1操作ポートと、前記第2制御弁に操作流体を供給する第2操作ポートが開設され、
    前記取付ブロックが前記第1制御弁と前記第2制御弁に対して回転自在に連結していることを特徴とする集積弁。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する集積弁において、
    プロセスガス供給ユニットに対して上方から4個の締結部材で固定されることを特徴とする集積弁。
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