JP2652470B2 - 調節弁 - Google Patents

調節弁

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JP2652470B2
JP2652470B2 JP4418291A JP4418291A JP2652470B2 JP 2652470 B2 JP2652470 B2 JP 2652470B2 JP 4418291 A JP4418291 A JP 4418291A JP 4418291 A JP4418291 A JP 4418291A JP 2652470 B2 JP2652470 B2 JP 2652470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路における各種流体の
流れを閉止したり制御するための調節弁に関し、特に調
節弁を操作するための操作力が小さくて済み且つ弁漏れ
の少ない調節弁に関する。調節弁は各種流体の流れを制
御するためのものであるが、特に流体圧力が高圧の場
合、弁部材の一次側と二次側に作用する圧力差が大きく
なり、その圧力差に抗して弁部材を操作するには非常に
大きな操作力を必要とする。
【0002】
【従来の技術】従来は例えば特公平2−18470号公
報に示されている様な所謂ケ―ジ弁が用いられていた。
これは、弁室内に円筒状の周壁と弁プラグからなるケ―
ジを配置し、周壁に流体を通過するための窓と複数の弁
座を設け、弁プラグに弁座に対応した着座部を設けると
共に、弁プラグの上下を連通する貫通孔を設けたもの
で、弁プラグを上下に摺動して流体通過窓の開口面積を
変化させ流れを制御するものである。上下の操作方向に
作用する圧力差は、弁プラグの貫通孔により弁プラグの
上下にほぼ均等に作用することとなり相殺され、弁プラ
グにはほとんど作用しなくなり、小さな操作力でもって
弁を開閉制御することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
弁閉止時において弁漏れを完全に無くすことができない
問題があった。これは、円筒状の周壁の上部と下部にそ
れぞれ弁座を形成し、一体の弁プラグに設けた複数の着
座部で上下2つの弁座を同時にシ―ルしなければなら
ず、確実にシ―ルするためには極めて高度な加工精度を
必要とし事実上困難なものであるためである。
【0004】また高圧の流体が通過し、特に弁開度が小
さい場合は、弁座と着座部が絞られて高速の流体が流下
することにより、エロ―ジョン損傷を生じ、短期間で両
者の気密性が低下して、さらに弁漏れを促進してしまう
問題もあった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、高圧の流体
を制御する場合であっても、弁部を操作する操作力が小
さくて済み、且つ高度な加工精度を必要とせず長期に渡
って弁漏れの生じない調節弁を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁室と出口を形成し、弁室に入口と出口を区画
する弁部材と弁座部材を対向して配置し、弁部材で弁座
部材の周囲に第一の圧力室を形成すると共に、弁部材の
一端と弁ケ―シングで上記第一の圧力室と対向する第二
の圧力室を形成して、弁部材の他端を弁部材を操作する
ための操作端としたものである。
【0007】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
互いに対向する第一と第二の圧力室を形成したことによ
り、弁部材に作用する一次側と二次側の圧力差は相殺さ
れ、操作端から小さな操作力でもって弁部材を操作する
ことができる。また弁座部材の周囲に、弁部材で形成し
た第一の圧力室により、弁部材が微少開弁した場合で
も、弁部材と弁座部材の間の微少な通路を流下する流体
量は少なく、従って高速で流下することがなく両者にエ
ロ―ジョン損傷を生ぜしめることも無い。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁ケ―シング1で入口2と弁室3
と出口4を形成する。弁室3内で弁ケ―シング1に設け
た取り付けネジに弁座部材5をネジ結合する。弁座部材
5は、略円柱状で、中央部に弁部材6の着座する着座部
7を設け、着座部7の上方に弁部材6と協働して第一の
圧力室8を設ける。弁部材6は略円錐状で、円錐部分の
一部に着座部7と接合するシ―ル面9を設け、円錐部分
の上部にピストン部10を形成する。ピストン部10に
は第一の圧力室8内の圧力を適度に維持するためのラビ
リンス11を設ける。弁部材6には操作用の操作棒12
を取り付けると共に、円錐部分の下端を延長し、その先
端部に下部ピストン13を取り付ける。下部ピストン1
3の外周には摺動パッキング15を取り付ける。下部ピ
ストン13の外径は弁部材6のシ―ル面9とほぼ同径に
形成する。下部ピストン13の外周に、弁ケ―シング1
に取り付けたシリンダ16を配置する。シリンダ16内
の上部室17は連通孔18により出口4と連通し、下部
室19は弁部材6を貫通する貫通孔20により入口2と
連通する。下部ピストン13とシリンダ16と上部室1
7と下部室19とで第二の圧力室21を形成する。
【0009】弁部材6が閉弁時(図1に示す状態)、入
口2から流入してきた流体は一部がラビリンス11を通
り第一の圧力室8に至ると共に一部が貫通孔20を通り
下部ピストン13の下部室19に至る。従って、弁部材
6にかかる入口2側と出口4側の圧力差に基く閉弁方向
の荷重は、下部ピストン13の上方向の荷重と相殺され
て小さいものとなる。
【0010】弁部材6を操作棒12により少量開弁した
場合、ピストン部10の下端はまだ弁座部材5の円柱状
部内にあり、第一の圧力室8に流入する流体量はラビリ
ンス11を通過してくる量だけの少量であり、着座部7
とシ―ル面9の間を流下する流体の速度は遅いものとな
る。従って、着座部7とシ―ル面9がエロ―ジョン損傷
を受けることは無い。またこの少量開弁時においても、
ピストン部10あるいは弁部材6にかかる閉弁方向荷重
は、下部ピストン13の上方向の荷重と相殺され小さい
ものとなっている。
【0011】弁部材6をさらに上方へ操作すると、ピス
トン部10は弁座部材5から完全に離れ、入口2の流体
が多量に流下するが、この場合弁部材6のシ―ル面9と
弁座部材5の着座部7との間の距離も大きく開弁してい
るために流路が絞られることはなく、高速流によるエロ
―ジョン損傷を生じることが無い。
【0012】本実施例においては、弁部材6に対して入
口流が閉弁方向に作用する例を示したが、逆の場合でも
同様の作用効果を生じる。即ち、入口を図1における4
として出口を2とした場合、入口流は弁部材6に対して
開弁方向に作用するが、下部ピストン13により下方向
の荷重が作用するために相殺されることとなる。この場
合、貫通孔20の一端を出口2側と直接連通するのでは
なく、第一の圧力室8内と連通しても良い。この様に流
体圧力による荷重が弁部材6のどのような位置において
も相殺されることは、特に操作棒12を電動のモ―タや
空気圧のアクチュエ―タ等で操作する場合に、弁開度に
かかわらず一定の操作力で操作することができることと
なり、モ―タやアクチュエ―タの小型化や操作制御の簡
略化あるいは弁そのものの長寿命化に効果がある。
【0013】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、一次側と二次側の圧力差を
第一と第二の圧力室で相殺することにより、弁部材に高
差圧が作用することがなく、従って小さな操作力でもっ
て弁部材を操作することができる。
【0014】また、弁部材が微少開弁した場合、第一の
圧力室により流下する流体量は少なく、弁部材と弁座部
材の間を高速流体が流下することがなく、エロ―ジョン
損傷を生じることもない。従って、弁と弁座の間のシ―
ル性を初期の高い状態のまま長期に渡って維持すること
ができ、弁漏れを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調節弁の実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 弁ケ―シング 2 入口 4 出口 5 弁座部材 6 弁部材 7 着座部 8 第一の圧力室 10 ピストン部 12 操作棒 13 下部ピストン 20 貫通孔 21 第二の圧力室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
    し、弁室に入口と出口を区画する弁部材と弁座部材を対
    向して配置し、弁部材で弁座部材の周囲に第一の圧力室
    を形成すると共に、弁部材の一端と弁ケ―シングで上記
    第一の圧力室と対向する第二の圧力室を形成して、弁部
    材の他端を弁部材を操作するための操作端とした調節
    弁。
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