JP2005291256A - 既設配管へのコルゲート管の挿入工法およびこの挿入工法に用いる挿入治具 - Google Patents
既設配管へのコルゲート管の挿入工法およびこの挿入工法に用いる挿入治具 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】押し込み動作が、コルゲート管が挿通可能なコルゲート管の外径と略同じ内径で、既設配管に挿通可能な外径をしたガイド管部を有する挿入治具を、コルゲート管がガイド管部に挿通された状態で既設配管の一方の開口端に臨ませ、コルゲート管をガイド管部の管軸方向にスライドしない状態に保持してコルゲート管とともにガイド管部を既設配管内に押し込み、押し込み動作終了後、コルゲート管のスライド保持を解除し、ガイド管部を既設配管から引き出す動作とを繰り返し行うことを特徴としている。
【選択図】 図2
Description
すなわち、押し込み動作と牽引動作を繰り返すことによって、曲がり部のある既設配管でもコルゲート管をうまく挿入できるようにしている。
したがって、短い寸法分のみしか1回の押し込み動作で押し込むことができず、作業効率が悪いという問題がある。
付勢手段としては、特に限定されないが、たとえば、ガイド管部を囲繞するように設けられるコイルスプリングが挙げられる。
本発明の請求項3の挿入治具は、ガイド管部が既設配管内に押し込まれたとき、伸縮し、ガイド管部への押し込みを解除するとガイド管部を既設配管から押し出す方向に付勢する付勢手段を備えているので、ガイド管部を既設配管から引き出す動作をスムースに行える。
図1〜図4は、本発明にかかる挿入治具の1つの実施の形態をあらわしている。
治具本体2は、ポリエチレン等の合成樹脂で形成されていて、図1〜図3に示すように、ガイド筒部21と、このガイド筒部21の一端に設けられたフランジ部22とを備えている。
コイルスプリング3は、ガイド筒部21に外嵌されていて、その外径がフランジ部22の外径より少し小さくなっている。
クランプ本体41は、ヒンジ41aを中心にして回動することによって開閉できるようになっている半割りの筒状になった2つ分割体41b,41cから形成され、2つ分割体41b,41cが閉じた状態でガイド筒部21の外径より少し大きく、フランジ部22の外径より小さい内径の筒状をしていて、図2に示すように、内周面の一部にフランジ部22が嵌まり込む係止溝41dと、コルゲート管5の外周面に設けられた凹溝51に嵌まり込む複数の係止突条41eとがそれぞれリング状に形成されている。
ロックアーム44は、アーム本体44aと、係止部44bとを備えている。
連結部44cは、一端が一方の突部41fに回動自在に枢支されていて、他端に操作ハンドル部44dが固定されている。
係止部44bは、断面略U字形をしていて、U字の開口端側が連結部44cの中間部に回動自在に枢支されていて、他方の分割体41cの突部41hをU字の内部に臨ませ、操作ハンドル部44dがアーム本体44aが枢支された側のハンドル42に平行になるようにアーム本体44aを回動させて、図1に示すように、操作ハンドル部44dとハンドル42とを一緒に手で握ると、U字の底が他方の分割体41cの突部41hの側壁面に圧接され、両分割体41b,41cを閉じた状態に保持されるようになっている。
まず、コルゲート管5をガイド筒部21内に挿通した状態で、コルゲート管5の先端を既設配管Pの端部から既設配管P内に少し挿入したのち、ガイド筒部21の先端を既設配管Pの管端に臨ませる。
ガイド筒部21を所定の位置まで押し込むと、操作ハンドル部44dをハンドル42から離れるように回動させ、係止部44bの突部41hへの係止を解除し、両分割体41b,41cを開き、コルゲート管5および治具本体2からクランプ装置4を取り外す。
そして、この押し込み動作が終わり、既設配管Pの他端からの牽引動作が済むと、再び上記の押し込み動作が繰り返される。
クランプ装置4が分割できる2つの分割体41b,41cからなるので、所定の長さ分挿入した後に、取り外してコルゲート管5さらに後方に新たに取り付けるのが容易である。
図1に示す本発明の挿入治具1を用いて押し込み動作と、牽引動作を繰り返しながらコルゲート管5を図5に示す総延長17.8m、90°エルボ3個、チーズ1個を含む25Aの鋼管製の配管内に挿入したところ、問題なく挿入することができ、挿入完了後、コルゲート管の外観検査、気密試験においても問題がなかった。また、挿入に要した時間は、10分であった。
図1に示す本発明の挿入治具1を用いて押し込み動作と、牽引動作を繰り返しながらコルゲート管5を図6に示す総延長9.7m、90°エルボ2個、ストリートエルボ1個を含む50Aの鋼管製の配管内に挿入したところ、問題なく挿入することができ、挿入完了後、コルゲート管の外観検査、気密試験においても問題がなかった。また、挿入に要した時間は、15分であった。
挿入治具を用いなかった以外は、実施例1と同様に図5に示す配管内にコルゲート管を挿入したところ、5曲がりの挿入は出来たのであるが、挿入したコルゲート管が引っ張り力によって伸び変形していた。
挿入治具を用いなかった以外は、実施例2と同様に図6に示す配管内にコルゲート管を挿入したところ、2曲がりまでしかコルゲート管を挿入することができず、無理な牽引を行うことによってコルゲート管の先端がちぎれてしまった。
2 治具本体
21 ガイド筒部
22 フランジ部
3 コイルスプリング(付勢手段)
4 クランプ装置(把持手段)
Claims (3)
- 既設配管の一方の開口端から他方の開口端まで挿通された牽引用の線条材に、樹脂製のコルゲート管の先端を既設配管の一方の開口端側で固定したのち、既設配管の他方の開口端側から前記線条材を牽引する牽引動作と、既設配管の一方の開口端側からコルゲート管を既設配管内に押し込む押し込み動作とを行い、既設配管内にコルゲート管を挿入する既設配管へのコルゲート管の挿入工法において、
押し込み動作が、コルゲート管が挿通可能なコルゲート管の外径と略同じ内径で、既設配管に挿通可能な外径をしたガイド管部を有する挿入治具を、コルゲート管がガイド管部に挿通された状態で既設配管の一方の開口端に臨ませ、コルゲート管をガイド管部の管軸方向にスライドしない状態に保持してコルゲート管とともにガイド管部を既設配管内に押し込み、押し込み動作終了後、コルゲート管のスライド保持を解除し、ガイド管部を既設配管から引き出す動作とを繰り返し行うことを特徴とする既設配管へのコルゲート管の挿入工法。 - 請求項1の既設配管へのコルゲート管の挿入工法に使用される挿入治具であって、コルゲート管が挿通可能なコルゲート管の外径と略同じ内径で、既設配管に挿通可能な外径をしたガイド管部と、このガイド管部とこのガイド管部から露出したコルゲート管を同時に外側から把持し、コルゲート管をガイド管部を軸方向へスライドしない状態に保持する把持状態解除自在な把持手段とを備えることを特徴する挿入治具。
- 一端がガイド管部に受けられ、他端が既設配管の管端に受けられて、ガイド管部が既設配管内に押し込まれたとき、伸縮し、ガイド管部への押し込みを解除するとガイド管部を既設配管から押し出す方向に付勢する付勢手段を備えている請求項2に記載の挿入治具。
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JP2007260846A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設配管のライニング用配管部材の挿入装置 |
JP5893107B1 (ja) * | 2014-09-10 | 2016-03-23 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗降板取り外し治具 |
CN107387871A (zh) * | 2017-09-18 | 2017-11-24 | 陈风春 | 地源热泵管下管扶持装置 |
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